JP2020091045A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2020091045A
JP2020091045A JP2018226730A JP2018226730A JP2020091045A JP 2020091045 A JP2020091045 A JP 2020091045A JP 2018226730 A JP2018226730 A JP 2018226730A JP 2018226730 A JP2018226730 A JP 2018226730A JP 2020091045 A JP2020091045 A JP 2020091045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
cooling
refrigerant
cooler
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018226730A
Other languages
English (en)
Inventor
彰規 角谷
Akinori Sumiya
彰規 角谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lifestyle Products and Services Corp filed Critical Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority to JP2018226730A priority Critical patent/JP2020091045A/ja
Publication of JP2020091045A publication Critical patent/JP2020091045A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

【課題】冷却に寄与しない冷媒回収モードの実行時間を短縮し、運転効率を向上させることができる冷凍サイクル装置及び冷蔵庫を提供する。【解決手段】冷凍冷却器15に冷媒を流して冷凍空間を冷却する冷凍冷却モードの実行中に冷凍冷却終了条件が満たされると、冷凍冷却モードを終了し、冷蔵冷却器10及び冷凍冷却器15への冷媒供給を遮断した状態で圧縮機20を駆動する冷媒回収モードを実行した後、冷蔵冷却器10に冷媒を流して冷蔵空間を冷却する冷蔵冷却モードを実行する冷蔵庫1において、冷凍冷却モードから冷媒回収モードへ移行する前に、冷凍冷却モードを実行しながら圧縮機20の運転周波数を上昇させる移行モードを実行した後、冷媒回収モード及び冷蔵冷却モードを順次実行する。【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関するものである。
冷蔵庫では、冷蔵空間と冷凍空間を冷却するため、各空間に対応する複数の冷却器を備えた冷凍サイクルを採用したものが知られている。
この種の冷凍サイクルでは、冷蔵空間を冷却するための冷蔵冷却器を有する冷蔵冷媒流路と、冷凍空間を冷却するための冷凍冷却器を有する冷凍冷媒流路とが並列接続されると共に、冷蔵冷媒流路及び冷凍冷媒流路を切替えるための切替弁が設けられる。そして、切替弁を切替え制御することによって、凝縮器で凝縮された冷媒を冷蔵冷媒流路に流して圧縮機に戻す冷蔵冷却モードと、凝縮器で凝縮された冷媒を冷凍冷媒流路に流して圧縮機に戻す第冷凍冷却モードとが交互に行われるようになっている。これにより、冷蔵空間及び冷凍空間が交互に冷却される。
このような冷凍サイクル装置を備えた冷蔵庫では、冷蔵冷却器と冷凍冷却器の温度差などにより冷凍冷却器に冷媒が滞留することで、冷却モードの切替後しばらくの間、冷蔵冷却器に供給される冷媒量が不足しやすく冷却効率の低下を招くことがある。
これに対して、冷却モードを切り替える前に切替弁を全閉にして冷蔵冷媒流路と冷凍冷媒流路を遮断した状態で圧縮機を駆動するポンプダウンと呼ばれる冷媒回収運転を実行し、冷凍冷却器に滞留していた冷媒を回収し、冷却モード切替直後から適量の冷媒を供給する制御が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−80731号公報
しかしながら、冷媒回収運転の実行中は、圧縮機を駆動しているにも関わらず、冷却に寄与しない運転であるため、非効率である。そこで、本発明は、冷媒回収運転の実行時間を短縮し運転効率を向上させることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
一実施形態の冷蔵庫は、第1空間と前記第1空間より低い温度に冷却される第2空間を内部に有する冷蔵庫本体と、能力可変型の圧縮機と、前記圧縮機から吐出される冷媒を受ける凝縮器と、前記凝縮器の出口側に設けられた冷媒流路の切替弁と、前記切替弁の一方の出口側に接続され前記第1空間を冷却する冷気を生成する第1冷却器と、前記切替弁の他方の出口側に接続され前記第2空間を冷却する冷気を生成する第2冷却器とを備えた冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記第2冷却器に冷媒を流して前記第2空間を冷却する第2冷却モードの実行中に第2冷却終了条件が満たされると、前記第2冷却モードを終了し、前記第1冷却器及び前記第2冷却器への冷媒供給を遮断した状態で前記圧縮機を駆動する冷媒回収モードを実行した後、前記第1冷却器に冷媒を流して前記第1空間を冷却する第1冷却モードを実行する冷蔵庫において、前記制御部は、前記第2冷却モードから前記冷媒回収モードへ移行する前に、前記第2冷却モードを実行しながら前記圧縮機の運転周波数を上昇させる移行モードを実行した後、前記冷媒回収モード及び前記第1冷却モードを順次実行するものである。
本発明の一実施形態の冷蔵庫の概略構成を示す縦断面図 本発明の一実施形態の冷蔵庫における冷凍サイクル装置を示す模式図 本発明の一実施形態の冷蔵庫の制御部のブロック図 本発明の一実施形態の冷蔵庫のタイミングチャート
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。冷蔵庫1の概略的な全体構成を図1に示すように、冷蔵庫本体2は鋼板製の外箱2aと真空成形により設けられる合成樹脂製の内箱2bとの間隙に真空断熱パネルやウレタンフォームなどの断熱材2cを配置し、前面を開口し内部を貯蔵空間とした縦長の断熱箱体からなる。冷蔵庫本体2の内部に形成された貯蔵空間は、断熱仕切壁によって上方の第1空間と下方の第2空間に断熱区画されている。
単一の内箱2bで形成された第1空間は、例えば、0℃〜4℃の冷蔵温度帯に冷却保持される冷蔵空間である。この冷蔵空間には、複数の載置棚を設けた冷蔵室3と貯蔵容器である下部ケースと上部ケースを備えた野菜室4とを隣接状態で上下に区分配置している。
第2空間は、第1空間より低い温度、例えば、−18℃〜−20℃の冷凍温度帯に冷却保持される冷凍空間である。冷凍空間には、野菜室4の下方に断熱壁を介して設けられた自動製氷装置と貯氷箱を有する製氷室5と、製氷室5の側方に設けられた不図示の小冷凍室と、最下段に設けられた下部ケースと上部ケースを備える主冷凍室6を配置している。
前記各貯蔵室の前面開口部は各々独立した断熱扉で閉塞されており、冷蔵室3の前面開口部は左右両側の上下部に設けたヒンジにより観音開き式の冷蔵室扉3aが回動自在に支持されている。野菜室4および製氷室5と小冷凍室、主冷凍室6は、貯蔵容器を引き出し式の扉4a、5a、6aに連結保持し、貯蔵室内に設けたレール機構により引き出し式で閉塞されている。また、冷蔵室扉3aの前面中央には操作パネル7を設置している。
冷蔵室3と野菜室4に跨る冷蔵空間の背部には、第1冷却器(以下、冷蔵冷却器ということもある)10と冷蔵ファン11が配設されるとともに、冷気ダクト12と冷却器カバー13と送風機カバー14によって冷却貯蔵室内と区画している。また、製氷室5や小冷凍室および主冷凍室6の背面にわたっては、第2冷却器(以下、冷凍冷却器ということもある)15と冷凍ファン16が配設され、冷気ダクトを形成するカバー体17によって冷却貯蔵室内と区画している。
なお、冷蔵冷却器10の除霜は、冷蔵冷却器10への冷媒の流入を停止させた状態で、冷蔵ファン11を運転することで、冷蔵室3並びに野菜室4の0℃以上の温度の空気を循環させて行う。
また、冷凍冷却器15の下方には、除霜ヒータ18と除霜水を受ける排水樋が配設される。冷凍冷却器15の除霜は、除霜ヒータ18による輻射熱で冷凍冷却器15を加熱することで行う。この時、融解した除霜水は排水樋により、外部に排出される。
冷蔵庫本体2の背面下部の外側には内方に凹陥する機械室19を形成し、冷凍サイクル装置の一環をなす圧縮機20や凝縮器21、冷却ファン(不図示)、除霜水を蒸発させる蒸発皿22を配設している。圧縮機20は、例えば、インバータ制御により運転周波数(1秒間当りの回転数)を可変速で駆動される能力可変型の圧縮機で構成されている。
冷蔵庫1の冷凍サイクル装置は、図2に示すように、高温高圧の冷媒ガスを吐出する圧縮機20と、該圧縮機20から吐出される冷媒ガスを受けて放熱液化する凝縮器21と、該凝縮器21の出口側に放熱パイプ28を介して接続され冷媒流路を切り替える切替弁29と、冷蔵冷却器10及び冷凍冷却器15と、これらの冷却器10,15にそれぞれ設けられた冷蔵減圧装置30及び冷凍減圧装置31とを備え、これらを配管で接続して構成されている。
詳細には、圧縮機20と凝縮器21と放熱パイプ28と切替弁29の入口側が直列に接続されている。切替弁29の一方の出口には、冷蔵減圧装置30と冷蔵冷却器10とを直列に連結した冷蔵冷媒流路が接続され、切替弁29の他方の出口には、冷凍減圧装置31と冷凍冷却器15とを直列に連結した冷凍冷媒流路が冷蔵冷媒流路と並列に接続されている。そして、冷蔵冷却器10の出口側に接続された配管と冷凍冷却器15の出口側に接続された配管とが合流し、圧縮機20の吸込側に接続され冷媒回路が構成されている。
このような冷凍サイクル装置では、サイクル内に封入された冷媒が、圧縮機20で圧縮されて高温高圧の気体状の冷媒に変化し、放熱しながら凝縮器21及び放熱パイプ28を流れる。
放熱パイプ28を流れた液体状の冷媒は、機械室19に位置する切替弁29に導かれ、制御部23の指令に基づき、この切替弁29によって冷蔵減圧装置30と冷凍減圧装置31に切り替えて供給され、各減圧装置30、31で気化し易いように減圧される。減圧装置30、31を通過することで減圧され液状となった冷媒は、冷蔵冷却器10又は冷凍冷却器15で気化し、周囲から熱を奪うことにより冷蔵冷却器10及び冷凍冷却器15を低温化し、冷気を生成して貯蔵空間を冷却する。冷却器10,15を通過したガス冷媒は、サクションパイプ32を通って再び圧縮機20に吸入され、一連の冷凍サイクルが繰り返される。
そして、上記構成の冷凍サイクル装置は、冷蔵庫本体2の上部に設けられた制御部23により制御される。
この制御部23には、図3に示すように、冷蔵室3、主冷凍室6の各室内に設けた庫内温度センサ24、26からの検出信号と、冷蔵室扉3aの前面に設置した操作パネル7への使用者の操作による冷却モードの切換えなどの信号が入力され、事前に備えた制御プログラムに基づき、圧縮機20や冷蔵ファン11及び冷凍ファン16の運転、切替弁29による冷蔵冷却器10と冷凍冷却器15への冷媒切換え、操作パネル7の表示などの制御を行う。
制御部23は、その制御プログラムにしたがって、冷蔵ファン11、冷凍ファン16、圧縮機20及び切替弁29を制御することで、冷蔵空間を冷却する第1冷却モード(以下、冷蔵冷却モードということもある)、冷凍空間を冷却する第2冷却モード(以下、冷凍冷却モードということもある)、冷媒回収モードを切り換えて実行する冷却運転を行う。これにより、冷蔵空間と冷凍空間とが交互に冷却されながら、全ての貯蔵室3,4,5,6内の温度が設定温度付近に維持される。
ここでは本実施形態の冷蔵庫1が実行する冷却運転の一例として図4に示すような場合、つまり、冷凍冷却モード、冷媒回収モード、冷蔵冷却モードをこの順番で順次実行し、冷蔵冷却モードの終了後、再び、冷凍冷却モード、冷媒回収モード、冷蔵冷却モードを順次実行するように、各モードを繰り返し実行する場合について説明する。
制御部23は、庫内温度センサ26の検出温度が冷凍空間に対して設定されているON温度Tf1になると、圧縮機20を所定周波数で駆動しつつ切替弁29の冷凍冷媒流路側の出口を開放して冷凍冷却器15に冷媒を流し、さらに冷凍ファン16を運転させて製氷室5、小冷凍室及び主冷凍室6からなる冷凍空間を冷却する冷凍冷却モードを開始する(図4のt1)。
冷凍冷却モードにおける圧縮機20の運転周波数は、制御部23により庫内温度センサ24の検出温度と冷却目標温度(例えば、冷凍冷却モードでは−21℃)との差に応じて、下限周波数F1(例えば、10Hz)から上限周波数F2(例えば、60Hz)までの範囲内に設定される。
そして、冷凍冷却モードの実行中に冷凍冷却終了条件が満たされると、制御部23は、冷凍冷却モードを終了する。冷凍冷却終了条件の一例を挙げると、例えば、最低冷却時間(例えば、30分間)冷凍冷却モードを行った後に、(1)庫内温度センサ26の検出温度が冷凍空間に対して設定されているOFF温度Tf2(例えば、−21℃)に達した時、(2)冷凍モードを開始してから最長冷却時間(例えば、60分間)以上が経過した時、(3)庫内温度センサ24の検出温度が冷蔵空間に対して設定されているON温度Tr1(例えば、5℃)以上になった時、のいずれかの場合がある。
そして、制御部23は、冷凍冷却モードを開始した後、冷凍冷却モードの終盤において後述する移行モードを実行してから冷媒回収モードを開始し(図4のt2)、冷媒回収モードを実行した後、冷蔵冷却モードを実行する(図4のt3)。
冷媒回収モードでは、制御部23が、切替弁29の冷蔵冷媒流路側及び冷凍冷媒流路側の出口をいずれも閉止(全閉)し、冷蔵冷却器10及び冷凍冷却器15への冷媒供給を遮断した状態で、所定の運転周波数F3(例えば、20Hz)にて圧縮機20を駆動することで、冷凍冷却器15から圧縮機20へ冷媒を回収する。また、制御部23は、冷媒回収モードにおいて、冷蔵ファン11及び冷凍ファン16を停止させる。
そして、制御部23は、冷媒回収運転を開始してから所定時間(例えば、1分間)経過すると、冷媒回収モードを終了する。
冷媒回収モードを終了すると、制御部23は、圧縮機20を所定周波数で駆動しつつ切替弁29の冷蔵冷媒流路側の出口を開放して冷蔵冷却器10に冷媒を流し、さらに冷蔵ファン11を運転させて冷蔵室3及び野菜室4を冷却する冷蔵冷却モードを開始する(図4のt3)。冷蔵冷却モード開始直後における圧縮機20の運転周波数F4は、冷媒回収モードにおいて設定する運転周波数F3に比べて高く設定することが好ましい。その場合、冷媒回収モードから冷蔵冷却モードへの移行と同時に、冷媒回収モードにおける圧縮機20の運転周波数F3から冷蔵冷却モード開始直後に設定される運転周波数F4へ変更することが好ましい。
冷蔵冷却モードにおける圧縮機20の運転周波数は、制御部23により庫内温度センサ26の検出温度と冷却目標温度(例えば、冷凍冷却モードでは2℃)との差に応じて、下限周波数F1から上限周波数F2までの範囲内に設定される。
そして、冷蔵冷却モードの実行中に冷蔵冷却終了条件が満たされると、制御部23は、冷蔵冷却モードを終了する(図4のt4)。冷蔵冷却終了条件の一例を挙げると、例えば、最低冷却時間(例えば、20分間)冷蔵冷却モードを行った後に、(1)庫内温度センサ24の検出温度が冷蔵空間に対して設定されているOFF温度Tr2(例えば、2℃)に達した時、(2)冷蔵モードを開始してから最長冷却時間(例えば、40分間)以上が経過した時、(3)庫内温度センサ26の検出温度が冷凍空間に対して設定されているON温度Tf1(例えば、−18℃)以上になった時、のいずれかの場合がある。
そして、冷蔵冷却モードを終了すると、制御部23は、再び、冷凍冷却モード、移行モード、冷媒回収モード、冷蔵冷却モードを順次実行する(図4のt5〜t7)。本実施形態では、冷蔵冷却モードから冷凍冷却モードへ移行する際に、冷蔵冷却モードの終了後、冷媒回収モードを実行することなく、冷凍冷却モードを開始する。
なお、本実施形態の冷蔵庫1では、圧縮機20を常時駆動して、冷凍冷却モード、冷媒回収モード及び冷蔵冷却モードのいずれかのモードを常時実行することが原則であるが、冷蔵空間及び冷凍空間の温度が双方ともOFF温度Tr2、Tf2以下であり、PID計算がある一定値以下になったときに圧縮機20を停止してもよい。
また、冷媒回収モードにおける圧縮機20の運転周波数F3を、冷媒回収モードへ移行する直前の圧縮機20の運転周波数F5より所定周波数だけ大きく設定したり、あるいは、予め定めた所定周波数とすることができる。
以上のような本実施形態の冷蔵庫1において、冷凍冷却モードの実行中に冷凍冷却終了条件を満たす直前の条件に設定された移行開始条件を満たすと、制御部23は、冷凍冷却モードを実行しながら圧縮機20の運転周波数を上昇させる移行モードを実行する(図4のt’1、t’4)。つまり、冷凍冷却モードから冷媒回収モードへ移行する直前になると、制御部23は、圧縮機20を駆動しつつ切替弁29の冷凍冷媒流路側の出口を開放して冷凍冷却器15に冷媒を流し、さらに冷凍ファン16を運転させて冷凍空間を冷却しながら、圧縮機20の運転周波数を所定周波数だけ上昇させる。
移行開始条件の一例を挙げると、例えば、冷凍冷却モードを最低冷却時間(例えば、30分間)行った後に、(1)冷凍冷却終了条件として庫内温度センサ26の検出温度が冷凍空間のOFF温度Tf2(例えば、−21℃)に達することが設定されている場合において、庫内温度センサ26の検出温度が冷凍空間のOFF温度Tf2より所定温度(例えば、1℃)だけ高い温度に達した時、(2)冷凍冷却終了条件として冷凍モードを開始してから最長冷却時間(例えば、60分間)が経過することが設定されている場合において、冷凍モードを開始してから最長冷却時間(例えば、60分間)の所定時間(例えば、2分間)前に達した時、(3)冷凍冷却終了条件として庫内温度センサ24の検出温度が冷蔵空間のON温度Tr1(例えば、5℃)に達することが設定されている場合において、庫内温度センサ24の検出温度が冷蔵空間のON温度Tr1より所定温度(例えば、1℃)だけ低い温度に達した時、(4)庫内温度センサ26の検出温度の推移から予想されるOFF温度Tf2の到達予想時刻の所定時間(例えば、2分間)前に達した時、のいずれかの場合がある。
そして、移行モードの実行中に上記した冷凍冷却終了条件に加え移行終了条件が満たされると、制御部23は、移行モードとともに冷凍冷却モードを終了して、冷媒回収モードを開始する(図4のt2、t5)。移行終了条件の一例を挙げると、例えば、(1)圧縮機20の運転周波数が冷媒回収モードにおいて設定する運転周波数F3に達した時、(2)移行モードを開始してから所定時間(例えば、2分間)経過した時、のいずれかの場合がある。なお、上記(2)において、制御部23が、圧縮機20の運転周波数を所定の周期で設定・変更する場合、移行モードを開始してから当該周期の2倍以上の時間が経過した時を終了条件とすることができる。例えば、制御部23が、1分間毎に圧縮機20の運転周波数を設定する場合、移行モードを開始してから2分間以上の時間が経過した時を終了条件とすることができる。つまり、このように移行モードの実行時間を設定することで、圧縮機20を所定の運転周波数に変更するのに必要な最低限の時間を確保することができる。
なお、本実施形態では、移行モードの実行中に冷凍冷却終了条件及び移行終了条件が満たされると移行モードを終了して冷媒回収モードを開始する場合について説明したが、冷凍冷却終了条件及び移行終了条件の少なくとも一方が満たされると移行モードを終了して冷媒回収モードを開始してもよい。
次に、本実施形態の冷蔵庫1の作用効果について説明する。一般に、冷凍冷却モードの終盤では、冷凍空間の温度低下に伴い庫内空気と冷蔵冷却器10との温度差が小さくなり、圧縮機20の運転周波数が低く設定されている。冷蔵庫1では、冷凍冷却モードから冷媒回収モードへ移行する前に、冷凍冷却モードを実行しながら圧縮機20の運転周波数を上昇させる移行モードを実行した後、冷媒回収モードを実行する。冷媒回収モードにおける圧縮機20の運転周波数F3が、冷凍冷却モードの終盤における運転周波数より大きく設定されている。そのため、冷蔵庫1では、単位時間あたりの冷媒回収量が多くなり、冷却に寄与しない冷媒回収モードの実行時間を短縮することができる。
しかも、本実施形態の冷蔵庫1では、冷凍冷却モードを実行しながら圧縮機20の運転周波数を上昇させるため、圧縮機20の運転周波数を上昇させている間も冷凍空間を冷却することができる。そのため、冷媒回収モードを開始してから圧縮機20の運転周波数を上昇させる場合に比べて、冷却に寄与しない冷媒回収モードの実行時間を短縮することができ、効率的な省エネルギー運転が可能となる。
また、本実施形態の冷蔵庫1では、冷媒回収モードから冷蔵冷却モードへの切り換えと同時に、圧縮機20の運転周波数を冷媒回収モードに比べて高い運転周波数へ変更するため、冷媒回収モードの実行時間が不必要に長くなるのを抑えることができ、効率的な省エネルギー運転が可能となる。
(変更例)
上記の実施形態では、第1空間が冷蔵温度帯に冷却される冷蔵空間、第2空間が冷凍温度帯に冷却される冷凍空間の場合について説明したが、第2空間が第1空間より低い温度に冷却される空間であれば、第1空間及び第2空間のそれぞれの設定温度(冷却温度)は限定されない。
上記の実施形態では、冷凍冷却モードの実行中における冷凍冷却終了条件が満たされる前に移行モードを実行し、その後、冷媒回収モード及び前記冷蔵冷却モードを順次実行したが、冷凍冷却モードの実行中に冷凍冷却終了条件が満たされると、直ちに冷凍冷却モードを終了するのではなく、所定時間(例えば、2分間)だけ冷凍冷却モードを延長し、この冷凍冷却モード延長中に冷媒回収モードを実行してもよい。
また、上記の実施形態では、図4に示すように、冷凍モードの終盤において移行モードを開始すると圧縮機20の運転周波数を上昇させる場合について説明したが、冷凍冷却モードにおける圧縮機20の運転周波数が冷媒回収モードにおいて設定される運転周波数F3より高い状態から、移行モード及び冷媒回収モードへ順次移行する場合、移行モードが開始すると圧縮機20の運転周波数を運転周波数F3になるまで低下させてもよい。このような場合でも、上記実施形態と同様、冷凍空間を冷却しながら冷媒回収モードに適した運転周波数で圧縮機20を運転させることができ、冷却に寄与しない冷媒回収モードの実行時間を短縮することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…冷蔵庫、2…冷蔵庫本体、3…冷蔵室、10…冷蔵冷却器、11…冷蔵ファン、15…冷凍冷却器、16…冷凍ファン、19…機械室、20…圧縮機、21…凝縮器、23…制御部、24…庫内温度センサ、26…庫内温度センサ、28…放熱パイプ、29…切替弁

Claims (6)

  1. 第1空間と前記第1空間より低い温度に冷却される第2空間を内部に有する冷蔵庫本体と、
    能力可変型の圧縮機と、前記圧縮機から吐出される冷媒を受ける凝縮器と、前記凝縮器の出口側に設けられた冷媒流路の切替弁と、前記切替弁の一方の出口側に接続され前記第1空間を冷却する冷気を生成する第1冷却器と、前記切替弁の他方の出口側に接続され前記第2空間を冷却する冷気を生成する第2冷却器とを備えた冷凍サイクルと、
    前記冷凍サイクルを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第2冷却器に冷媒を流して前記第2空間を冷却する第2冷却モードの実行中に冷却終了条件が満たされると、前記第2冷却モードを終了し、前記第1冷却器及び前記第2冷却器への冷媒供給を遮断した状態で前記圧縮機を駆動する冷媒回収モードを実行した後、前記第1冷却器に冷媒を流して前記第1空間を冷却する第1冷却モードを実行する冷蔵庫において、
    前記制御部は、前記第2冷却モードから前記冷媒回収モードへ移行する前に、前記第2冷却モードを実行しながら前記圧縮機の運転周波数を上昇させる移行モードを実行した後、前記冷媒回収モード及び前記第1冷却モードを順次実行する冷蔵庫。
  2. 前記制御部は、前記第2冷却モードの実行中に前記冷却終了条件が満たされると、前記移行モードを実行した後、前記冷媒回収モード及び前記第1冷却モードを順次実行する請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記制御部は、前記冷却終了条件が満たされる前に前記移行モードを実行した後、前記冷媒回収モード及び前記第1冷却モードを順次実行する請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記制御部は、前記第2冷却器に冷媒を流した状態で前記移行モードを実行する請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記第2冷却器で生成された冷気を前記第2空間へ送風する冷却ファンを備え、
    前記制御部は、前記移行モードの実行中に前記冷却ファンを回転させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記制御部は、前記冷媒回収モードから前記第1冷却モードへの切り換えと同時に、前記圧縮機の運転周波数を変更する請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
JP2018226730A 2018-12-03 2018-12-03 冷蔵庫 Pending JP2020091045A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018226730A JP2020091045A (ja) 2018-12-03 2018-12-03 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018226730A JP2020091045A (ja) 2018-12-03 2018-12-03 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020091045A true JP2020091045A (ja) 2020-06-11

Family

ID=71012602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018226730A Pending JP2020091045A (ja) 2018-12-03 2018-12-03 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020091045A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024080510A1 (ko) * 2022-10-12 2024-04-18 삼성전자주식회사 냉장고 및 냉장고의 제어방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024080510A1 (ko) * 2022-10-12 2024-04-18 삼성전자주식회사 냉장고 및 냉장고의 제어방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6687384B2 (ja) 冷蔵庫
US20120023975A1 (en) Refrigerator and control method thereof
JP5826317B2 (ja) 冷蔵庫
JP4059474B2 (ja) 冷蔵庫
KR101721771B1 (ko) 냉장고 제어 방법
JP2018096662A (ja) 冷蔵庫
TW200528675A (en) Refrigerator
JP2013019598A (ja) 冷蔵庫
JP2011080696A (ja) 冷蔵庫
JP2014202446A (ja) 冷蔵庫
KR101330936B1 (ko) 냉장고
KR102617277B1 (ko) 냉장고 및 그의 제어방법
JP2020091045A (ja) 冷蔵庫
JP6143458B2 (ja) 冷蔵庫
JP6109520B2 (ja) 冷蔵庫
JP5862867B2 (ja) 冷蔵庫
JP2006017338A (ja) 冷蔵庫
JP2016050753A (ja) 冷凍サイクル装置及び冷蔵庫
JP7406974B2 (ja) 冷蔵庫
KR101723284B1 (ko) 냉장고 및 그 제어방법
JP2015036600A (ja) 冷蔵庫
JP7155030B2 (ja) 冷蔵庫
JP2012082985A (ja) 冷蔵庫
JP2012082984A (ja) 冷蔵庫
JP5877301B2 (ja) 冷蔵庫