JP2003090660A - コンテナ用冷凍装置の制御方法およびコンテナ用冷凍装置 - Google Patents

コンテナ用冷凍装置の制御方法およびコンテナ用冷凍装置

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JP2003090660A
JP2003090660A JP2001283794A JP2001283794A JP2003090660A JP 2003090660 A JP2003090660 A JP 2003090660A JP 2001283794 A JP2001283794 A JP 2001283794A JP 2001283794 A JP2001283794 A JP 2001283794A JP 2003090660 A JP2003090660 A JP 2003090660A
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JP
Japan
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temperature
blowout
container
controller
suction
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JP2001283794A
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English (en)
Inventor
Katsumi Hachisuga
勝巳 蜂須賀
Koji Kuwabara
耕治 桑原
Masami Ito
政美 伊東
Takashi Tanaka
孝史 田中
Kimio Akazawa
公雄 赤澤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵して輸送する積荷の凍結を回避しつつ、
速やかに庫内温度を目標温度に導くことが可能なコンテ
ナ用冷凍装置の制御方法及びコンテナ用冷凍装置を提供
すること。 【解決手段】 ユーザが希望する目標温度Tsetと、
該目標温度Tsetよりも低い吹出下限温度Tset’
とをユーザが設定可能とし、吸込温度Tretを目標温
度Tsetと比較し、さらに吹出温度Tsupを吹出下
限温度Tset’と比較して、吸込温度Tretまたは
吹出温度Tsupのどちらか一方を、目標温度Tset
または吹出下限温度Tset’に達するように運転制御
する。吹出温度Tsupが吹出下限温度Tset’を上
回り、且つ吸込温度Tretが目標温度Tsetを上回
る場合には、吸込温度Tretが前記目標温度Tset
に達するように運転制御を行う制御方法とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積荷を搭載して船
舶等に輸送用として用いられて好適なコンテナ用冷凍装
置の制御方法及びコンテナ用冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンテナ用冷凍装置とし
て、例えば図7に示すように構成されたものが知られて
いる。一般的にコンテナ用冷凍装置50は、直方体形状
からなるコンテナ1の一方の端壁2に組み付けられてい
る。そして、このコンテナ1は、図示しない他方の端壁
に設けられた扉から積荷等を庫内に収納し、端壁2に設
けられたコンテナ用冷凍装置50を運転することによっ
て、このコンテナ1の庫内温度を−30℃〜+25℃程
度の範囲で任意に設定された温度に維持しながら、船
舶、トラック、鉄道車両等に積載されて運搬されるよう
になされている。
【0003】ここで、従来のコンテナ用冷凍装置50を
備えたコンテナ1の内部構造について図8を用いて説明
する。図において、符号3はコンプレッサ、4はコンデ
ンサ、5はコンデンサファン用モータ、6はコンデンサ
ファン、7はエバポレータ、8はエバポレータファン用
モータ、9はエバポレータファン、10は吸込温度セン
サ、11は吹出温度センサ、a1は吹出通風路、a2は
吹出室、a3は吸込通風路、Sはコンテナ1の庫内、F
は積荷を示している。
【0004】コンテナ用冷凍装置50はコンテナ1の端
壁2に設けられ、仕切壁12によって庫内Sと隔てられ
ている。仕切壁12の端壁2側(図において左側)は、
吸込通風路a3と吹出通風路a1を形成し、エバポレー
タ7と、この上方にエバポレータファン用モータ8にて
回転駆動するエバポレータファン9が据え付けられてい
る。さらに、エバポレータファン9によって流入する空
気の上流側である吸込通風路a3には、吸込温度センサ
10が設けられている。エバポレータ7の下方には、こ
こを流過した空気が再び庫内Sに向けて吹き出される吹
出通風路a1が形成され、コンテナ1の底面に設けられ
た吹出室a2に通じている。また、吹出室a2近傍の吹
出通風路a1には、吹出温度センサ11が設けられてい
る。
【0005】さらに、コンテナ用冷凍装置50の外気と
接する端壁2には凹所が形成され、このほぼ中央部に平
板形状のコンデンサ4が設けられている。そして、コン
プレッサ3等の機器がコンデンサ4の下方に据え付けら
れ、コンデンサファン6及びこれを回転駆動させるコン
デンサファン用モータ5等の機器がコンデンサ4の上方
に据え付けられている。
【0006】コンプレッサ3から圧縮されたガス冷媒
は、ここから吐出されて図示されない配管を流動してコ
ンデンサ4に入る。コンデンサファン用モータ5によっ
て回転するコンデンサファン6の排気作用により、外気
がコンデンサ4に形成されたフィンの間に吸引されて流
過し、この際にガス冷媒と外気との熱交換がなされてガ
ス冷媒は凝縮液化する。凝縮液化して得られた液冷媒
は、図示されない膨張弁等にて減圧膨張され、気液二相
の冷媒となる。この冷媒はエバポレータ7に入り、ここ
で庫内Sの空気を冷却することによって蒸発気化する。
そして、蒸発気化した冷媒(すなわちガス冷媒)は、ア
キュムレータ(図示せず)を経てコンプレッサ3に戻
る。
【0007】庫内Sの空気は、エバポレータファン用モ
ータ8によって回転駆動するエバポレータファン9の吸
引作用により吸込通風路a3から入り、エバポレータ7
を通過する過程で冷却される。そして冷却された空気
は、吹出通風路a1から吹出室a2に入り、庫内Sの底
面に敷設された多数の隙間から吹き出される。吹き出さ
れた空気は、多数の積荷Fの隙間を通過して積荷Fを冷
却した後、再びコンテナ1の上部に位置した吸込通風路
a3から入り、再び上記説明した経路を循環する。
【0008】また、庫内Sの温度は、吹出通風路a1に
設けられた吹出温度センサ11、あるいは吸込通風路a
3に設けられた吸込温度センサ10から検出された各温
度に基づいてコンテナ用冷凍装置50の運転制御が行わ
れることで調節される。吸込温度センサ10は、吸込通
風路a3を流通する空気の温度、つまり吸込温度を検出
し、主に冷凍運転時にて使用される。また、吹出温度セ
ンサ11は、エバポレータ7を通過して吹出通風路a1
を流通する空気の温度、つまりは吹出温度を検出し、主
に冷蔵運転にて使用される。
【0009】コンテナ用冷凍装置50の冷蔵運転は、冷
却する必要がある積荷Fに合わせて設定した目標温度に
向けて、吹出温度センサ11によって検出された吹出温
度を常に確認して運転制御がなされる。吹出温度センサ
11の吹出温度を用いて運転制御を行う理由は、例え
ば、目標温度が仮に凍結しない1℃と設定した場合であ
っても、吹き出される空気が0℃以下の低温とされてい
れば積荷Fを凍結させてしまうことになり、これを回避
するためである。従って、冷却されて吹き出される空気
の吹出温度が0℃以下とならないように運転を制御する
必要がある。これは通常吹出温度が吸込温度よりも低い
ため選択される。
【0010】また、コンテナ用冷凍装置1の冷凍運転
は、吸込温度センサ10によって検出された吸込温度
が、ユーザが設定した0℃以下の目標温度であることを
確認して運転制御がなされる。通常、吸込温度の方が吹
出温度よりも高いため、吸込温度センサ10における吸
込温度を確認することで、庫内Sは常に0℃以下とな
り、積荷Fの冷凍を維持することができる。
【0011】コンテナ用冷凍装置50の運転制御は、図
9に示すように、冷蔵運転時では吹出温度センサ11か
ら得られた吹出温度Tsupと目標温度Tsetとが比
較手段15によって比較され、比較された温度差の結果
に基づきPIコントローラ16(Proportional Integr
al Controller(コントローラ))にて比例演算された
制御値が出力されてコンテナ用冷凍装置50の運転制御
がなされる。また、冷凍運転時では吸込温度センサ10
から得られた吸込温度と目標温度とが比較され、温度差
の結果に基づきPIコントローラにて比例演算された制
御値が出力されてコンテナ用冷凍装置50の運転制御が
なされる。
【0012】コンテナ用冷凍装置50の冷却能力の調整
は、主として冷媒の流量を制限する容量制御によってな
される。例えば、冷媒の流通量が少ない場合には冷却能
力が低下するので、吹き出される空気の温度は低下しな
いことになる。これらの容量制御は、コントローラから
出力される制御値によって変更される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように従来のコンテナ用冷凍装置50の冷蔵運転では、
吹出温度センサ11が吹出通風路a1の温度低下を庫内
S全体の温度低下よりも早期に判断してしまう。つま
り、エバポレータ7で冷却された空気の温度が吹出通風
路a1内で判断されるため、この吹き出された空気が庫
内Sを循環して次第に温度上昇しても、運転の判断基準
として判定されないからである。これによって、コンテ
ナ用冷凍装置50は、庫内Sが目標温度到達前に冷却能
力を抑えて運転することとなっていた。これは、吹出温
度センサ11が目標温度に達したと判断するためであ
る。庫内S一部の温度が目標温度に達していないにもか
かわらず、冷却能力が低下すると、庫内Sの冷気の循環
量は低下するので、温度状態が均一となるまでに多くの
時間が必要となる。特に、コンテナ1の庫内Sは長手方
向の寸法が10mを越えるような大きな空間を有してい
るため、庫内Sの温度がほぼ均一になるまで冷却能力を
高く維持して運転を行うことが望ましい。
【0014】特に、0℃付近に目標温度を設定した温度
域では、積荷Fの凍結を回避するように吹出温度が0℃
以上で運転制御が行われるため、庫内Sが目標温度に達
していなくても冷却能力は早期に抑えられ、庫内S全体
が目標温度に到達するまで多くの時間が費やされてい
た。
【0015】また、吸込温度センサ10における吸込温
度を目標温度と比較して運転制御する場合には、吸込温
度を目標温度に向けて制御するので、吸込温度よりも通
常温度が低い吹出温度は目標温度よりもさらに低くなっ
てしまうことが予想される。特に、目標温度が0℃近傍
に設定した場合は、吹き出し近傍の積荷が0℃以下の冷
気にさらされて凍結する恐れがあり、野菜等の積荷の品
質を低下させてしまう恐れがある。よって吸込温度にお
ける制御では、冷蔵運転に不向きとされている。
【0016】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、冷蔵して輸送する積荷の凍結を回避しつつ、速や
かに庫内温度を目標温度に導くことが可能なコンテナ用
冷凍装置の制御方法及びコンテナ用冷凍装置を提供する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用する。請求項1に記載の
コンテナ用冷凍装置の制御方法は、コンテナ庫内に設置
された吹出温度センサまたは吸込温度センサにて吹出温
度または吸込温度を検出し、コントローラを介して運転
制御するコンテナ用冷凍装置の制御方法において、ユー
ザが希望する目標温度と、該目標温度よりも低い吹出下
限温度とを設定し、前記吸込温度を前記目標温度と比較
し、さらに前記吹出温度を前記吹出下限温度と比較し
て、前記吸込温度を前記目標温度に達するように運転制
御する場合と、前記吹出温度を前記吹出下限温度に達す
るように運転制御する場合とのいずれかを選択すること
を特徴としている。
【0018】このような制御方法によれば、吹出温度と
吸込温度との両方の温度を、ユーザが設定した吹出下限
温度あるいは目標温度と比較して、コンテナ庫内の状態
を随時把握しつつ、コンテナ用冷凍装置の冷却能力を変
更する判断材料となってコンテナ用冷凍装置の運転を切
り替える動作を促す。
【0019】請求項2に記載のコンテナ用冷凍装置の制
御方法は、請求項1記載のコンテナ用冷凍装置の制御方
法において、前記吹出温度が前記吹出下限温度を上回
り、且つ前記吸込温度が前記目標温度を上回る場合に
は、前記吸込温度が前記目標温度に達するように運転制
御を行うことを特徴としている。
【0020】このような制御方法によれば、吹出温度が
吹出下限温度を上回り、且つ吸込温度が目標温度を上回
る場合、換言すると、庫内温度が目標温度よりも高い場
合には、吹出温度よりも通常高い温度の吸込温度を、目
標温度に達するように冷却能力が制御された運転が行わ
れる。また、上記以外の条件である吹出温度が吹出下限
温度を下回る場合や、吹出温度が吹出下限温度を上回
り、且つ吸込温度が目標温度を下回る場合には、吸込温
度よりも通常低い温度を吹き出す吹出温度を、吹出下限
温度に達するように冷却能力が制御された運転を行うこ
とが望ましい。つまり、庫内が積荷等の許容範囲である
吹出下限温度以上に保たれることになる。
【0021】請求項3に記載のコンテナ用冷凍装置は、
コンテナと一体に設けられ、当該コンテナ内の温度を調
節するための吹出温度センサ、吸込温度センサ、及び運
転制御するコントローラとを備えたコンテナ用冷凍装置
において、ユーザが設定した目標温度と前記吸込温度セ
ンサで検出された吸込温度とを比較する第1比較手段
と、前記目標温度よりも低く設定された吹出下限温度と
前記吹出温度センサで検出された吹出温度とを比較する
第2比較手段と、前記第1比較手段及び前記第2比較手
段における結果を判定して前記目標温度または前記吹出
下限温度のどちらか一方の温度に向けて運転の選択を行
う切替手段とを備えてなることを特徴としている。
【0022】このような構成によれば、目標温度と吸込
温度とが第1比較手段によって比較され、吸い込み側の
温度状態が確認される。さらに、吹出下限温度と吹出温
度とが第2比較手段によって比較され、吹き出し側の温
度状態が確認される。切替手段は、これら吸い込み側と
吹き出し側の温度状態を総合的に判断し、あらかじめ設
定された条件を基に、目標温度あるいは吹出下限温度の
どちらか一方の温度に吸込温度または吹出温度が達する
ようにコンテナ用冷凍装置の運転を切り替える役目を担
う。コンテナ用冷凍装置は切替手段によって、目標温度
または吹出下限温度のどちらかに向かって運転を行うこ
ととなる。
【0023】請求項4に記載のコンテナ用冷凍装置は、
請求項3記載のコンテナ用冷凍装置において、前記コン
トローラは、前記吸込温度センサと前記吹出温度センサ
とにそれぞれ接続され、前記切替手段は、前記各コント
ローラ及び前記各比較手段の出力側に接続されているこ
とを特徴としている。
【0024】このような構成によれば、切替手段には吸
込温度センサに接続されたコントローラからの制御値
と、吹出温度センサに接続されたコントローラからの制
御値と、第1比較手段からの出力値と、第2比較手段か
らの出力値とがそれぞれ入力される。そして、上記各出
力値及び制御値を入力した切替手段は、各比較手段から
の各出力値を総合的に判断し、どちらの一方の比較手段
に付随するコントローラの制御値を選択して出力する。
よって切換手段はコンテナ用冷凍装置の運転制御を切り
替える動作を担うこととなる。
【0025】請求項5に記載のコンテナ用冷凍装置は、
請求項3記載のコンテナ用冷凍装置において、前記切替
手段は、前記各比較手段の出力側に接続され、前記コン
トローラは、前記切替手段の出力側に接続されているこ
とを特徴としている。
【0026】このような構成によれば、第1比較手段と
第2比較手段とから出力された出力値は、切替手段にお
いて比較がなされる。そして、切替手段は各比較手段の
どちらか一方に付随する目標温度あるいは吹出下限温度
を選択し、選択された目標温度あるいは吹出下限温度の
どちらか一方がコントローラに接続されて、その温度に
達するように運転が制御されることとなる。
【0027】請求項6に記載のコンテナ用冷凍装置は、
コンテナと一体に設けられ、当該コンテナ内の温度を調
節するための吹出温度を検出する吹出温度センサと、吸
込温度を検出する吸込温度センサと、運転制御する各コ
ントローラとを備えたコンテナ用冷凍装置において、前
記吸込温度を出力変換する第1コントローラと、前記吹
出温度と前記第1コントローラにて出力変換された温度
またはユーザが設定した吹出下限温度のどちらか一方を
出力変換する第2コントローラとが直列して接続されて
いることを特徴とする。
【0028】このような構成によれば、吸込温度が一旦
第1コントローラにて変換されて出力され、この出力値
が吹出下限温度と比較されて高い値が選択される。そし
て高い値として選択された温度数値は、吹出温度と比較
され、比較された数値が第2コントローラで出力変換さ
れてコンテナ用冷凍装置の運転制御がなされることとな
る。つまり、吸込温度を一旦確認して、この結果を基に
再度吹出温度の確認を行って総合的に運転を制御するも
のである。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。 [第1の実施形態]図1〜図3は第1の実施形態におけ
るコンテナ用冷凍装置20の構成を説明する図であっ
て、図1は正面図、図2は図1のD−D断面に沿う縦断
面図、図3は図2のF−F断面に沿う横断面図である。
また、図4は本実施形態に係るコンテナ用冷凍装置20
の制御方法を示した制御回路図である。
【0030】図1において、符号100はコンテナ、2
1はコンプレッサ、22は空冷コンデンサ、23は水冷
コンデンサ、26は電子膨張弁、28はアキュムレー
タ、32は吹出通風路、34はコンデンサファン、38
はドレンポート、40はコントロールボックス、41,
42は各電源用プラグ、43は電源トランス、49は換
気装置を示している。また、図2において、符号100
aはコンテナ100の端壁、27はエバポレータ、28
はエバポレータファン用モータ、29はエバポレータフ
ァン、30は吸込口、31aはエバポレータセクショ
ン、31bはコンデンサセクション、32は吹出通風
路、33はコンデンサファン用モータ、35は吹出室、
36はドレンパン、39は仕切壁、Sはコンテナ100
の庫内を示している。さらに、図3において、符号37
はドレンホース、44は吸込温度センサ、45は吹出温
度センサ、46はエバポレータ27の冷媒出口温度を検
出するための出口温度センサを示している。
【0031】図において、空冷コンデンサ22と水冷コ
ンデンサ23とは上下方向に並置され、端壁100aに
形成された凹所であるコンデンサセクション31bのほ
ぼ中央部に据え付けられる。空冷コンデンサ22を挟ん
で下方には、コンプレッサ21、アキュムレータ28、
各電源プラグ41,42、電源トランス43、ドライヤ
24、ストレーナ25等の機器が据え付けられている。
また、空冷コンデンサ22を挟んで上方には、コントロ
ーラボックス40、コンデンサファン34、コンデンサ
ファン用モータ33等の機器が据え付けられている。さ
らに、コンデンサファン34の上方には換気装置49が
設けられている。
【0032】また、エバポレータ27は、仕切壁39と
端壁100aとの間を塞ぐようにコンデンサセクション
31bよりも上方に位置して設けられ、さらにエバポレ
ータ27の上方には、エバポレータファン用モータ28
によって回転駆動するエバポレータファン29が設けら
れている。エバポレータファン29は、回転することに
よってコンテナ100内の上部にある吸込口30から空
気を吸引し、上方から下方に流通させてエバポレータ2
7に空気を吹き付けている。エバポレータ27の下方に
は、ドレンパン36が設けられ、エバポレータ27から
滴下するドレンを受ける役目を担っている。吹出通風路
32は、エバポレータ27の下方に位置し、仕切壁39
と端壁100aとの間に形成される。また、吹出通風路
32は、コンテナ100の底部で吹出室35につながっ
ている。吸込温度センサ44は、エバポレータファン2
9よりも空気の流れにおける上流側に設置され、吹出温
度センサ45は吹出通風路32内に設置されている。こ
れら各温度センサ44,45はコントロールボックス4
0につながれている。なお、エバポレータセクション3
1aは庫内Sの空気を吸い込む吸込通風路の機能をなす
ものである。
【0033】コンプレッサ21から吐出された冷媒ガス
は、空冷コンデンサ22及びまたは水冷コンデンサ23
に入り凝縮液化される。この凝縮液化して得られた液冷
媒は、ドライヤ24、ストレーナ25を経て電子膨張弁
9に入り、ここで絞られることにより断熱膨張して気液
二相の冷媒となる。この冷媒はエバポレータ27に入
り、ここで庫内Sの空気を冷却することによって蒸発気
化する。そして、蒸発気化した冷媒(すなわちガス冷
媒)は、アキュムレータ28を経てコンプレッサ21に
戻る。
【0034】コンテナ100の庫内空気は、実線で示す
ように、吸込口30からエバポレータセクション31a
に入る。流入した空気は、エバポレータファン用モータ
28にて駆動されるエバポレータファン29によって付
勢され、エバポレータ27を流過する過程で冷却された
後、吹出通風路32、吹出室35に送られる。そして、
吹出室35の冷却された空気は、コンテナ100の底面
に敷設されたT字状の多数設置された通風レール35a
同士の隙間から吹き出される。
【0035】エバポレータ27に結露したドレンは、ド
レンパン36に滴下し、ドレンホース37を経てドレン
ポート38(図1参照)からコンテナ100の庫外に排
出される。
【0036】仕切壁39は断熱材からなり、その全周に
形成されたフランジによりコンテナ100の端壁100
aに締結される。この仕切壁39の外側下方には吹出通
風路32を挟んでコンデンサセクション31aが形成さ
れ、仕切壁39の外側上方にはエバポレータセクション
31aがそれぞれ形成される。
【0037】このエバポレータセクション31a内に
は、ここに吸い込まれる空気の温度を検出する吸込温度
センサ44や、エバポレータ27、エバポレータファン
29等の機器が据え付けられている。コンデンサセクシ
ョン31b内には、コンプレッサ21、空冷コンデンサ
22、水冷コンデンサ23、コンデンサファン34等の
機器が据え付けられている。また、吹出通風路32に
は、ここを流動する空気の温度を検出する吹出温度セン
サ45が設けられている。
【0038】上述した吸込温度センサ44、吹出温度セ
ンサ45等を含むセンサ類は、コントロールボックス4
0(図1参照)に接続されており、内部のコントローラ
回路でコンテナ用冷凍装置20の運転制御が行われる。
【0039】このようなコンテナ用冷凍装置20の運転
における制御方法は、図4に示す切替手段90に入力さ
れる各入力値にて判定され、この結果に基づいて各コン
トローラ80,81による制御が実行される。各コント
ローラ80,81による運転制御は、吸込温度Tret
と目標温度Tsetとを比較する第1比較手段71から
の出力値を入力し、比例変換して出力するPIコントロ
ーラRET80(コントローラ)と、吹出温度Tsup
と吹出温度下限Tset‘とを比較する第2比較手段7
2からの出力値を入力し、比例変換して出力するPIコ
ントローラSUP(コントローラ)との2パターンに分
かれる。
【0040】まずユーザは、コンテナ100庫内Sの目
標温度Tsetを設定する。さらに、目標温度Tset
よりも低い吹出下限温度Tset’を設定する。この吹
出下限温度Tset’は、庫内Sに収容される積荷が目
標温度Tset以下となっても支障ない許容温度として
設定されるものである。
【0041】吸込温度センサ44にて検出された吸込温
度Tretと、目標温度Tsetとの温度差ΔTret
を第1比較手段71にて求める。そして、第1比較手段
71はΔTretを切替手段90に出力し、この切替手
段90にて吸込温度Tretから目標温度Tsetを差
し引いた値が正または負であるかが判定される。なお、
この判定は第1比較手段71にて行うこととしてもよ
い。これと同時に、ΔTretはPIコントローラRE
T80に出力され、運転を行う上での制御値に比例変換
されて切替手段90に出力される。
【0042】吸い込み側の温度を検出するのと同時に、
吹出温度センサ45にて検出された吹出温度Tsup
と、吹出下限温度Tset’との温度差ΔTsupを第
2比較手段72にて求める。そして、第2比較手段72
はΔTsupを切替手段90に出力し、この切替手段9
0にて吹出温度Tsupから吹出下限温度Tset’を
差し引いた値が正または負であるかが判定される。な
お、この判定は第2比較手段72にて行うこととしても
よい。これと同時に、ΔTsupはPIコントローラS
UP81に出力され、運転を行う上での制御値に比例変
換されて切替手段90に出力される。
【0043】切替手段90は、下記に示すΔTsup
と、ΔTretとの切替判定基準に照らし合わせ、どち
らか一方のPIコントローラ80,81から入力された
制御値を運転実施するモードとして選択し、コンテナ用
冷凍装置20の運転命令を出力することになる。ΔTs
upと、ΔTretとの切替判定基準は以下に示す。 ΔTsup>0 and ΔTret>0 =PIコ
ントローラRET選択 ΔTsup>0 and ΔTret<0 =PIコ
ントローラRET選択 ΔTsup<0 and ΔTret<0 =PIコ
ントローラRET選択 ΔTsup<0 and ΔTret>0 =PIコ
ントローラSUP選択
【0044】このような運転制御の選択がなされ、例え
ばPIコントローラSUP81が選択されると、コンテ
ナ用冷凍装置20の運転目標は吹出温度Tsupが吹出
下限温度Tset’に達するように運転制御が行われ
る。また、反対にPIコントローラRET80が選択さ
れると、コンテナ用冷凍装置20の運転目標は吸込温度
Tretが目標温度Tsetに達するように運転制御が
行われる。
【0045】実際に温度を加えて説明する。例えば、目
標温度Tsetを5℃、冷えすぎてはいけない吹出下限
温度Tset’を1℃とする。この際の外気の環境は夏
期を想定し、僅かながらの熱がコンテナ100内に入る
と仮定する。コンテナ用冷凍装置20の運転を開始した
際は、庫内温度がもちろん目標温度Tsetよりも高い
ので冷却能力を最大限にして運転を行う必要がある。こ
の時の吸込温度Tretは18℃、吹出温度Tsupが
5℃と仮定してみる。吸込温度Tretと目標温度Ts
etとの差であるΔTretは、18−5=+13℃と
なるので正と判定される。そして、吹出温度Tsupと
吹出下限温度Tset’との差であるΔTsupは、5
−1=+4℃となり正である。よって、ΔTsup及び
ΔTretが共に正であるので、切替手段90はPIコ
ントローラRET80を選択し、吸込温度Tretが目
標温度Tsetに達するように運転がなされる。つま
り、吹出温度Tsupよりも温度が通常高い吸込温度T
retで運転制御がなされるため、庫内S全体が目標温
度Tset以下となるまで冷却能力を高く維持した運転
が行われる。但し、冷却能力が高い運転のために吹出温
度Tsupが吹出下限温度Tset’以下となった場合
には、即座にΔTsupが負と判定されて、PIコント
ローラRET80からPIコントローラSUP81に制
御が切り替えられて、吹出温度Tsupを吹出下限温度
Tset’の1℃に向けて運転を行う。
【0046】また、コンテナ庫内Sの温度が冷え込み、
目標温度Tsetに達した場合を再度仮定してみる。吸
込温度Tretは目標温度Tsetの5℃を下回った時
点で、ΔTretは負となってTretが制御され吹出
下限温度Tset’である1℃以上になっている。つま
り、PIコントローラRET80が選択され、庫内Sの
冷えすぎを抑える運転が行われる。これは外気が目標温
度Tsetよりも低い温度の場合に想定されるものであ
る。
【0047】本実施形態によれば、運転開始時における
冷却が目標温度Tset近くに達しても冷却能力を低下
させずに運転させることができるので、庫内Sを設定し
た目標温度Tsetに素早く、且つ均一温度に到達させ
ることが可能となり、積荷の許容とする下限温度以上に
安定して維持することができる。これによって、積荷の
鮮度を確保して安定した冷蔵輸送が可能となる。
【0048】[第2の実施形態]図5は第2の実施形態
に係るコンテナ用冷凍装置20の制御方法を示した制御
回路図である。なお、コンテナ用冷凍装置20の構成は
第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略す
る。図5において、符号91は切替手段を示し、この出
力側は切替スイッチ92と接続される。また、切替スイ
ッチ92の出力側には、1つのPIコントローラ82
(コントローラ)が接続される。
【0049】コンテナ用冷凍装置20の運転における本
実施形態の制御方法は、第1の実施形態と同様にユーザ
が目標温度Tsetと吹出下限温度Tset’とを設定
し、目標温度Tsetと吸込温度Tret、及び吹出下
限温度Tset’と吹出温度Tsupとをそれぞれ比較
することによってなされる。吸込温度センサ44にて検
出された吸込温度Tretと、目標温度Tsetとの温
度差ΔTretを第1比較手段73にて求める。そし
て、第1比較手段73はΔTretを切替手段91に出
力し、この切替手段91で吸込温度Tretから目標温
度Tsetを差し引いた値が正または負であるかが判定
される。なお、この判定は第1比較手段73で行うこと
としてもよい。これと同時に、ΔTretは、2つの入
力部A,Bを備える切替スイッチ92の一入力部Aに出
力される。なお、この時点では後述するPIコントロー
ラ82につながっていない。
【0050】吸い込み側の温度を検出するのと同時に、
吹出温度センサ45にて検出された吹出温度Tsup
と、吹出下限温度Tset’との温度差ΔTsupを第
2比較手段74にて求める。そして、第2比較手段74
はΔTsupを上述した切替手段91に出力し、この切
替手段91で吹出温度Tsupから吹出下限温度Tse
t’を差し引いた値が正または負であるかが判定され
る。なお、この判定は第2比較手段74で行うこととし
てもよい。これと同時に、ΔTsupは、2つの入力部
A,Bを備える切替スイッチ92の他の入力部Bに出力
される。こちらも同様に後述するPIコントローラ82
にこの段階ではつながっていない。
【0051】切替手段91は、第1の実施形態と同様に
ΔTsupと、ΔTretとの切替判定基準に照らし合
わせ、どちらか一方の温度検出値を選択して切替スイッ
チ92を入力部のA側またはB側に動作させる。 ΔTsup>0 and ΔTret>0 = 切換ス
イッチのA側を接続 ΔTsup>0 and ΔTret<0 = 切換ス
イッチのA側を接続 ΔTsup<0 and ΔTret<0 = 切換ス
イッチのA側を接続 ΔTsup<0 and ΔTret>0 = 切換ス
イッチのB側を接続 切替手段91及び切替スイッチ92によって入力部A,
Bどちらか一方とつながる温度数値は、切替スイッチ9
2の出力側に接続されたPIコントローラ82に出力さ
れ、さらに比例変換されてコンテナ用冷凍装置20の運
転命令を出力することになる。
【0052】本実施形態によれば、第1の実施形態の効
果に加え、1つのPIコントローラ82で吸い込み側と
吹き出し側の温度を確認して制御することができ、且つ
PIコントローラの設置個数を削減することができるの
で、回路構成の簡略化を図ることができる。
【0053】[第3の実施形態]図6は第3の実施形態
に係るコンテナ用冷凍装置20の制御方法を示した制御
回路図である。なお、コンテナ用冷凍装置20の構成は
第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略す
る。図において、符号93は入力される数値の高い方を
選択する選択器を示し、75は吸込温度Tretと目標
温度Tsetとを比較する第1比較手段を示し、76は
PIコントローラRET(第1コントローラ)にて比例
変換された吸い込み側の温度差ΔTretと目標温度T
setを比較する第1比較手段を示している。なお、共
に吸い込み側の温度を目標温度Tsetと比較するため
第1比較手段と示したが、説明の都合上、符号75を第
1−1比較手段、76を第1−2比較手段として説明す
る。また、符号83はPIコントローラRET(第1コ
ントローラ)、84はPIコントローラSUP(第2コ
ントローラ)を示し、これら各PIコントローラ83,
84は回路上直列に接続される。
【0054】コンテナ用冷凍装置20の運転における本
実施形態の制御方法を、図6を参照しながら順を追って
説明する。吸込温度センサ44にて検出された吸込温度
Tretと、目標温度Tsetとを第1−1比較手段7
5にて比較する。この結果ΔTretはPIコントロー
ラRET83を介して、第1−2比較手段76に出力さ
れる。また、PIコントローラRET83から出力され
た出力値と、目標温度Tsetとが第1−2比較手段に
て比較される。つまり、目標温度TsetからPIコン
トローラRET83の出力値が減算され、この温度を仮
吹出目標温度Tfとして選択器93に出力される。一
方、選択器93には、上述した仮吹出目標温度Tfと吹
出下限温度Tset’とが入力される。そして選択器9
3は、どちらか高い温度を選択して第2比較手段77に
出力する。さらに第2比較手段77において、選択器9
3から出力された温度と、吹出温度Tsupとが比較さ
れ、この比較結果がPIコントローラSUP84に出力
される。PIコントローラSUP84は、第2比較手段
77からの出力を制御値に比例変換し、最終的に運転制
御を行うこととなる。
【0055】よって、選択器93にて仮吹出目標温度T
fが吹出下限温度Tset’よりも高い場合には、吸込
温度Tretが目標温度Tsetに達するように運転が
行われ、仮吹出目標温度Tfが吹出下限温度Tset’
よりも低い場合には、吹出温度Tsupが吹出下限温度
Tset’に達するように運転が行われる。
【0056】本実施形態によれば、一系統の回路にて吸
い込み側と吹き出し側の温度を確認して制御することが
できる。また、PIコントローラを2個直列に結合し、
応答の遅いTsupを下流PIUコントローラで制御
し、応答の遅いTretを上流PIコントローラで制御
する方法は一般にカスケード制御とよばれ、制御応答性
は1個のコントローラで切換え制御するより良いという
長所がある。
【0057】
【発明の効果】以上説明した本発明のコンテナ用冷凍装
置の制御方法及びコンテナ用冷凍装置においては以下の
効果を奏する。請求項1記載の発明は、吸込温度を目標
温度と比較し、さらに吹出温度を吹出下限温度と比較し
て、この結果に基づいて吸込温度または吹出温度のどち
らか一方を目標温度あるいは吹出下限温度に達するよう
に運転制御することとされているので、吸い込み側と吹
き出し側との両方の空気温度を確認して庫内の冷却状態
を最適化し、積荷等の凍結を防止しつつ速やかに庫内の
温度を希望する温度に均一に導くことができる。
【0058】請求項2記載の発明は、吹出温度が吹出下
限温度を上回り、且つ吸込温度が目標温度を上回る場合
には、吸込温度が目標温度に達するように運転制御を行
うこととされているので、運転開始時における冷却が目
標温度近くに達しても冷却能力を低下させずに運転させ
ることができ、庫内全体を設定した目標温度Tsetに
素早く、且つ均一温度に到達させることが可能となり、
積荷の許容とする下限温度以上に安定して維持すること
ができる。これによって、積荷の鮮度を確保して安定し
た冷蔵輸送が可能となる。
【0059】請求項3記載の発明は、ユーザが設定した
目標温度と吸込温度とを比較する第1比較手段と、吹出
下限温度と吸込温度とを比較する第2比較手段と、第1
比較手段及び第2比較手段における結果を判定して目標
温度または吹出下限温度のどちらか一方の温度に向けて
運転の選択を行う切替手段とを備えているので、積荷等
の凍結を回避しつつ、庫内を目標温度に速やかに到達さ
せることが可能なコンテナ用冷凍装置を提供することが
できる。
【0060】請求項4記載の発明は、コントローラが吸
込温度センサと吹出温度センサとにそれぞれ接続され、
切替手段が各コントローラ及び各比較手段の出力側に接
続されているので、吸い込み側の温度と吹き出し側の温
度とを同時に判断することができ、即座にコントローラ
からの制御値を運転制御に用いることができる。よっ
て、積荷等への的確な冷却を行うことができる。
【0061】請求項5記載の発明は、切替手段が各比較
手段の出力側に接続され、コントローラが切替手段の出
力側に接続されているので、コントローラの個数を削減
してコストを抑えると共に、回路の効率化がなされる。
【0062】請求項6記載の発明は、吸込温度を出力変
換する第1コントローラと、吹出温度と第1コントロー
ラにて変換された仮吹出温度とのどちらか一方を出力変
換する第2コントローラとが直列して接続されているの
で、一系統の回路にて吸い込み側と吹き出し側の温度を
確認して制御することができ、制御回路の統合による的
確なコンテナ用冷凍装置の運転制御を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンテナ用冷凍装置の正面図で
ある。
【図2】 本発明に係るコンテナ用冷凍装置の縦断面図
である。
【図3】 本発明に係るコンテナ用冷凍装置の横断面図
である。
【図4】 本発明の第1の実施形態によるコンテナ用冷
凍装置の制御方法を示す制御回路図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態によるコンテナ用冷
凍装置の制御方法を示す制御回路図である。
【図6】 本発明の第3の実施形態によるコンテナ用冷
凍装置の制御方法を示す制御回路図である。
【図7】 従来のコンテナ用冷凍装置を示すの斜視図で
ある。
【図8】 従来のコンテナ用冷凍装置を備えたコンテナ
の内部構造を説明する断面図である。
【図9】 従来のコンテナ用冷凍装置の制御方法を示す
制御回路図である。
【符号の説明】
71 第1比較手段 72 第2比較手段 80 PIコントローラRET(コントローラ) 81 PIコントローラSUP(コントローラ) 82 PIコントローラ(コントローラ) 83 PIコントローラRET(第1コントローラ) 84 PIコントローラSUP(第2コントローラ) 90,91 切替手段 92 切替スイッチ 93 選択器 Tset 目標温度 Tset’ 吹出下限温度
フロントページの続き (72)発明者 伊東 政美 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内 (72)発明者 田中 孝史 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内 (72)発明者 赤澤 公雄 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 3L045 AA02 BA02 CA02 DA02 EA01 LA04 MA03 NA00 PA02 PA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナ庫内に設置された吹出温度セン
    サまたは吸込温度センサにて吹出温度または吸込温度を
    検出し、コントローラを介して運転制御するコンテナ用
    冷凍装置の制御方法において、 ユーザが希望する目標温度と、該目標温度よりも低い吹
    出下限温度とを設定し、 前記吸込温度を前記目標温度と比較し、さらに前記吹出
    温度を前記吹出下限温度と比較して、 前記吸込温度を前記目標温度に達するように運転制御す
    る場合と、前記吹出温度を前記吹出下限温度に達するよ
    うに運転制御する場合とのいずれかを選択することを特
    徴とするコンテナ用冷凍装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記吹出温度が前記吹出下限温度を上回
    り、且つ前記吸込温度が前記目標温度を上回る場合に
    は、前記吸込温度が前記目標温度に達するように運転制
    御を行うことを特徴とする請求項1記載のコンテナ用冷
    凍装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 コンテナと一体に設けられ、当該コンテ
    ナ内の温度を調節するための吹出温度センサ、吸込温度
    センサ、及び運転制御するコントローラとを備えたコン
    テナ用冷凍装置において、 ユーザが設定した目標温度と前記吸込温度センサで検出
    された吸込温度とを比較する第1比較手段と、 前記目標温度よりも低く設定された吹出下限温度と前記
    吹出温度センサで検出された吹出温度とを比較する第2
    比較手段と、 前記第1比較手段及び前記第2比較手段における結果を
    判定して前記目標温度または前記吹出下限温度のどちら
    か一方の温度に向けて運転の選択を行う切替手段とを備
    えてなることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。
  4. 【請求項4】 前記コントローラは、前記吸込温度セン
    サと前記吹出温度センサとにそれぞれ接続され、 前記切替手段は、前記各コントローラ及び前記各比較手
    段の出力側に接続されていることを特徴とする請求項3
    記載のコンテナ用冷凍装置。
  5. 【請求項5】 前記切替手段は、前記各比較手段の出力
    側に接続され、前記コントローラは、前記切替手段の出
    力側に接続されていることを特徴とする請求項3記載の
    コンテナ用冷凍装置。
  6. 【請求項6】 コンテナと一体に設けられ、当該コンテ
    ナ内の温度を調節するための吹出温度を検出する吹出温
    度センサと、吸込温度を検出する吸込温度センサと、運
    転制御する各コントローラとを備えたコンテナ用冷凍装
    置において、 前記吸込温度を出力変換する第1コントローラと、 前記吹出温度と前記第1コントローラにて出力変換され
    た温度またはユーザが設定した吹出下限温度のどちらか
    一方を出力変換する第2コントローラとが直列して接続
    されていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。
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