JP3528302B2 - テープ駆動装置 - Google Patents

テープ駆動装置

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JP3528302B2 JP03378895A JP3378895A JP3528302B2 JP 3528302 B2 JP3528302 B2 JP 3528302B2 JP 03378895 A JP03378895 A JP 03378895A JP 3378895 A JP3378895 A JP 3378895A JP 3528302 B2 JP3528302 B2 JP 3528302B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、供給リールと巻取リー
ルとにより磁気テープ等の長尺物の移送を制御するテー
プ駆動装置に係り、特に、テンション検出センサを1つ
だけ備えたテープ駆動装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、テープ駆動装置ではテープの薄手
化の傾向が著しいため、テープダメージを与えない高性
能なテンション制御技術が要求されている。また、装置
の小型、軽量化、薄型化の要求も強く、テープ駆動機構
も簡素化されてきている。このため、機構を簡素化した
テープ駆動装置が提案されてきた。 【0003】この従来のテープ駆動装置(以下、代表し
てVTRを例にして説明する。)としては、例えば、特
開平4−178948号公報がある。以下、従来のテー
プ駆動装置について説明する。 【0004】図2は、従来のVTRのテープ駆動装置の
構成を示すブロック図である。図2において、1は供給
側リール(第1のリール、以下、Sリールと称す)、2
は巻取り側リール(第2のリール、以下、Tリールと称
す)、3はテープ、4は回転ヘッド(図示せず)を搭載
したドラム、5はテープ3のテンションによって可動す
る可動アーム、6は可動アーム5の可動量からテープ3
のテンションを検出するテンション検出手段、7はSリ
ール1を駆動するSリール駆動手段、8はTリール2を
駆動するTリール駆動手段である。 【0005】VTRにおける記録モード、通常再生モー
ドあるいは早送りモード(以下、FFモードと称す)等
のように、テープ3がSリール1からTリール2の方向
(以下、FWD方向と称す)に移送される場合、テープ
テンションはテンション検出手段6の出力情報を用い、
この出力情報が目標値になるようSリール駆動手段を制
御することで、ドラム4に当接したテープテンションが
一定に保たれる(図示せず)。 【0006】ところが、巻戻しモード(以下、REWモ
ードと称す)でテープ3が矢印aの方向(Tリール2か
らSリール1へ移送する方向、以下、REV方向と称
す)へリール・ツウ・リール駆動で移送される場合、テ
ンション検出手段6の出力情報を用いてTリール駆動手
段を制御すると、ドラム4でテープ走行負荷が増加した
場合(例えば、露付きによる負荷増加)、テンション検
出手段6で検出されたテンション情報が大きくなり、こ
れを適正に保とうとしてTリール2のトルクが送り出し
方向(矢印a方向)へ強調され、Tリール2からドラム
4にかけての範囲でテープが弛んだりすることが発生す
る。 【0007】このためREWモードにおいては、特開平
4−178948号公報に示された下記のようなテンシ
ョン制御がなされている。9はテープ速度誤差検出手段
で、端子10から供給された目標テープ速度情報とSリ
ール1の回転速度情報(図示しないが、テープ走行パス
上に設置されたテープ速度検出手段の出力情報を用いて
も良い)とが入力され、テープ速度誤差情報をSリール
駆動手段7に供給し、テープ速度が制御されている。1
1はテープ速度誤差検出手段9の出力情報が入力されS
リール1の回転加速度を検出するSリール加速度検出手
段(図示しないが、Sリール1の回転速度情報が入力さ
れ、Sリールの加速度を検出する構成でも良い)、12
はSリール加速度検出手段11にて検出された加速度情
報とSリール半径情報、Tリール半径情報、Sリールイ
ナーシャ情報およびTリールイナーシャ情報(図示せ
ず)とから、テープを加速減速する際に発生するテンシ
ョン変動を抑えるための補正トルクを演算する加速度補
償トルク演算手段、13はTリール半径に比例したトル
クを演算するためのTリール径比例トルク演算手段、1
4は加算手段で、Tリール径比例トルク演算手段13の
出力情報と加速度補償トルク演算手段12の出力情報と
が加算され、この結果をTリール駆動手段8に供給す
る。 【0008】テープが一定速度で移送されている時、T
リール2におけるテープテンションをTTENS、Tリール
2の半径をRT、Tリール2に供給されたトルクをQT
すると、QT=TTENS×RTが成り立つ。 【0009】従って、テープがREV方向に定速走行し
ている際、Tリール2におけるテープテンションTTENS
を一定にするには、Tリール2の半径RTに比例したト
ルクをTリール2に供給してやればよいことが判る。 【0010】しかし、VTRではテープを加減速して使
用する動作モードが存在し、上述した方法だけではテー
プテンションを一定に保つことが出来ない。 【0011】このテープの加速減速時に発生するテンシ
ョン変動を抑えるため、テープ移送速度の加速度ACCS
を検出し、Sリール半径情報RS、Tリール半径情報
T、Sリールイナーシャ情報JS、およびTリールイナ
ーシャ情報JTを用いて、補正トルクCMPTを、CMPT
CCS×RT×JS/(RS×JT)として求めている。 【0012】加算手段14では、Tリール径比例トルク
演算手段13の出力情報と、加速度補償トルク演算手段
12の出力情報CMPTを加算した情報をTリール駆動手
段8に供給しており、リール径が変化することによるテ
ンション変動、テープが加速減速することによるテンシ
ョン変動の要因を抑えテープテンションを一定に保って
いる。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
テープ駆動装置では、下記のような問題があった。 【0014】一般にVTRのテープ走行負荷は、ドラム
上の摩擦が大きなウェイトを占めている。近年の高密度
記録化により、ドラム、テープとも鏡面性の高いものに
なり、また機器の小型化により、回転ヘッドを搭載した
中ドラムのみ回転し、上ドラム、下ドラムは固定の中回
転タイプのドラムが主流となり、テープとドラムの摩擦
は大きくなって走行負荷に影響を与え易くなってきてい
る。 【0015】従って、上記した構成では、テープを加速
減速した際にテンション変動が起こらない補正トルクを
演算によって求めて、テンション制御側のTリール(R
EW方向時)のトルクを制御しているが、実際のドラム
上のテンションは刻々と変化する摩擦の影響を受け、微
小なテンション変動をしている。 【0016】本発明は上記の問題を解決するもので、良
好なテンション制御を行うことのできるテープ駆動装置
を提供することを目的とする。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、第1のリールとドラムとの間のテープテ
ンションを検出するテンション検出手段と、テンション
検出手段の出力情報を微分演算する微分演算手段と、目
標速度とテープ速度との誤差を検出するテープ速度誤差
検出手段と、テープ速度誤差検出手段の出力情報と微分
演算手段の出力情報とを加算する加算手段とを備えたも
のである。 【0018】 【作用】本発明は上記した構成により、ドラム上の摩擦
変化により発生するテンション変動をテンション検出手
段によって検出し、このテンション変動を抑圧させよう
とするダンピング成分が微分演算手段によって演算さ
れ、テープ速度誤差情報とこのテンション変動ダンピン
グ成分が加算され、この加算情報をもとに第1のリール
トルクを制御するため、テンション変動が低減される。 【0019】 【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。 【0020】図1は、本発明の一実施例のテープ駆動装
置の構成を示すブロック図である。図1において、従来
例と同じ動作を行うブロックについては、同一符号を付
与し、説明を省略する。 【0021】また、本発明のテープ駆動装置は、テープ
が第1のリール(供給側リールであり、以下、Sリール
と称す)1から第2のリール(巻取り側リールであり、
以下、Tリールと称す)2へ移送される場合について
は、従来例と同様なテンション制御方法を採用してい
る。このため、テープがTリール2からSリール1へ移
送されるREWモードにおけるテンション制御について
のみ説明する。 【0022】15はテンション検出手段6の出力情報を
微分演算するための微分演算手段、16は第2の加算手
段で、テープ速度誤差検出手段9の出力情報と微分演算
手段15の出力情報を加算し、この加算演算出力情報を
Sリール駆動手段7へ供給している。なお、本実施例に
おいては、従来例と同一の加算手段14を第1の加算手
段としている。 【0023】Tリール駆動手段8からTリール2へ供給
されるトルクQTは、従来例と同様に行われ、Tリール
径比例トルク演算手段13の出力情報と加速度補償トル
ク演算手段12の出力情報CMPTとを第1の加算手段1
4で加算した出力情報がTリール駆動手段8に供給され
る。Tリール2のテープテンションTTENSは、以上のよ
うな構成で、従来例で説明したように概略テンションは
一定に制御される。 【0024】次に、ドラム上の摩擦の影響を受けて発生
しているテンション変動の補正について説明する。 【0025】上述したテンション変動は、テンション検
出手段6によって検出され、このテンション検出手段6
の出力情報が微分演算手段15に入力されている。この
微分演算手段15の出力情報は、微分されたテンション
情報が増加方向の時はSリール1のトルクが弱まる方向
(図1における矢印a方向のトルクが弱まる方向)、ま
た微分されたテンション情報が減少方向の時はSリール
1のトルクが増加する方向(図1における矢印a方向の
トルクが増加する方向)で第2の加算手段16に供給さ
れている。このような極性で微分演算手段15の出力情
報がSリール1のトルク制御信号として供給されると、
可動アーム5の動きが抑制される。即ち、急激なテンシ
ョン変動を抑制するダンピング成分が、Sリール1のト
ルクとして供給されることになる。 【0026】そのため、REWモードにおいて、Sリー
ル駆動手段7には、目標速度とテープ速度との誤差情報
に加えて、可動アーム5の素早い動きを抑圧するための
信号(微分演算手段15の出力情報)が供給され、ドラ
ム上での急峻なテンション変動を防止しながらテープを
目標速度に移送しようとするトルクをSリール1に供給
する構成になっている。 【0027】以上のように、本実施例のテープ駆動装置
によれば、Tリール2からSリール1へテープ3を移送
するREWモード時において、Tリール2には、テープ
加速減速に伴うテンション変動を抑制するトルク補償情
報と巻径によって必要なテンションを維持するための巻
径比例トルク情報が、また、Sリール1には、ドラム上
の摩擦力変化によって生ずるテンション変動を抑制する
ためのトルク情報が供給され、良好なテンション制御を
行うことが出来る。 【0028】なお、本発明の実施例では、テープ速度を
Sリール1の回転周期情報から得るような構成で示した
が、テープ走行系に設置した回転ローラの回転周期情報
からテープ速度情報を得たり、両リールの回転周期和、
2乗和情報から、また記録時に一定周期で記録されたコ
ントロール周期の再生周期情報等から、テープ速度情報
を得るような構成においても、本発明の構成が可能なこ
とは言うまでもない。 【0029】 【発明の効果】以上のように本発明は、第1のリールと
ドラムとの間のテンションを検出するテンション検出手
段と、テンション検出手段の出力情報を微分演算する微
分手段と、目標速度とテープ速度との誤差情報を検出す
るテープ速度誤差検出手段と、微分演算手段の出力情報
とテープ速度誤差検出手段の出力情報とを加算する加算
手段とを設けることにより、ドラム摩擦等によって発生
するテンション変動までも抑制することが可能となるの
で、スムーズなテープ移送が実現でき、さらに、テンシ
ョン検出手段が一つだけの構成なので、装置の小型化、
軽量化、テープダメージの予防、テープアクセスの高速
化に優れたテープ駆動装置が実現でき、その実用的効果
は大きい。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例におけるテープ駆動装置の構成
を示すブロック図 【図2】従来のテープ駆動装置の構成を示すブロック図 【符号の説明】 1 供給側リール 2 巻取り側リール 3 テープ 4 ドラム 5 可動アーム 6 テンション検出手段 7 Sリール駆動手段 8 Tリール駆動手段 9 テープ速度誤差検出手段 10 目標テープ速度情報供給端子 11 Sリール加速度検出手段 12 加速度補償トルク演算手段 13 Tリール径比例トルク演算手段 14 第1の加算手段 15 微分演算手段 16 第2の加算手段

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1のリールと第2のリールとの間に、
    回転ヘッドを搭載したドラムを有し、前記ドラムにテー
    プを巻き付け、第1のリール、または第2のリールの方
    向にテープ移送可能なテープ駆動装置であって、前記第
    1のリールと前記ドラムとの間のテープテンションを検
    出するテンション検出手段と、前記テンション検出手段
    の出力情報を微分演算する微分演算手段と、目標速度と
    テープ速度との誤差を検出するテープ速度誤差検出手段
    と、前記テープ速度誤差検出手段の出力情報と前記微分
    演算手段の出力情報とを加算する加算手段とを備え、前
    記第2のリールから第1のリールへテープを移送する
    際、前記加算手段の出力情報をもとに第1のリールの駆
    動トルクを制御するテープ駆動装置。
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