JPH05303800A - テープ終端部減速特性切替装置 - Google Patents

テープ終端部減速特性切替装置

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JPH05303800A
JPH05303800A JP4131929A JP13192992A JPH05303800A JP H05303800 A JPH05303800 A JP H05303800A JP 4131929 A JP4131929 A JP 4131929A JP 13192992 A JP13192992 A JP 13192992A JP H05303800 A JPH05303800 A JP H05303800A
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JP
Japan
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tape
speed
deceleration
tape end
reference speed
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Application number
JP4131929A
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English (en)
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Yasuo Nagai
康雄 永井
Hiroshi Saito
宏 斉藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイナミックトラッキングヘッドを採用した
VTRのテープエンド減速特性切替装置を提供する。 【構成】 テープエンド検出センサー14がテープエン
ドを検出すると、通常のテープ減速度データ22/テー
プエンド減速度データ23選択切替スイッチ24で選択
されたテープエンド減速度データに基づき基準速度発生
器21は基準速度を出力する。この基準速度にテープ走
行速度検出器31が出力するテープ走行速度が一致する
ようにキャプスタンモータ15を駆動する。テープエン
ド検出時の減速度データ23はVTRの能力最大の減速
度データとし、テープエンド検出時はVTRの能力最大
の減速度データに基づいてモータを減速し、リーダーテ
ープが回転ヘッド17の部分に走行する前にテープの走
行を精確に停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(以下、VTRという。)等に適用して好適な記録テー
プ走行停止方法及び記録テープ終端部減速切替装置に関
する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】カセットテープをテープ記
録または再生装置で走行させ、記録テープの終端部(以
下、テープエンドという。)まで走行してテープエンド
を検出した時はテープを直ちに停止させなければならな
い。テープを直ちに停止させなければカセットテープを
破壊したりテープ再生装置を破壊したりすることがあ
る。
【0003】VTRを例に取ると、テープには巻き始
め、巻き終り部分にリーダーテープと呼ばれる磁性体が
塗布されていない透明な部分があり、この部分がVTR
のテープエンド検出センサーを通過するとテープエンド
と判別される。このリーダーテープの部分は磁性体の塗
布がないために摩擦抵抗が大きく回転ヘッドがリーダー
テープと接触すると破壊される恐れがある。従って、V
TRがテープエンドを検出したらリーダーテープが回転
ヘッドの部分に走行する前にテープを停止させなければ
ならない。
【0004】テープエンドを検出してからテープが停止
するまでのテープ走行距離L、止まるまでの時間t,テ
ープエンドを検出する時のテープ速度v、テープ再生装
置の減速度aとすると、Lは,次の関係式が成立するよ
うに設定される。 L=(1/2)v・t t=v/a 前記関係式からL=(1/2)v・(v/a)=v2
(2a)となり、従って、v=√(2・a・L)が得ら
れる。
【0005】前記得られたテープ速度の式よりテープエ
ンドに来た時の速度はテープエンドを検出してから止ま
るまでに許容されるテープ距離と減速度から計算された
速度で制限(リミット)しなければならない。その速度
が遅い程テープ再生装置のFF(早送り)、REW(巻
き戻し)時間が長くなるとともに、テープエンド付近の
操作性が悪くなる。
【0006】ところで、テープ再生装置の減速度は、テ
ープを駆動するモータやドライブ増幅器の限界で決まる
のではなく、例えば再生ヘッドをトラック直交方向に変
移させて変速再生ができるようなダイナミックトラッキ
ングヘッドを採用したVTRの場合ノイズレスの画を出
せる限界、信号のとれ方によって決まる場合もある。従
来は、再生ヘッドをトラック直交方向に変移させて変速
再生ができるようなダイナミックトラッキングヘッドを
採用したVTRの減速度は、テープの場所にかかわらず
一定でテープエンドであっても同じ減速度でテープを停
止させている。しかしテープエンドに来た時は信号のと
れ方等は関係なく、テープ再生装置の最大能力で減速さ
せても構わないので、この場合テープ再生装置の能力を
生かし切っていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、再生ヘッド
をトラック直交方向に変移させて変速再生ができるよう
なVTRの減速度がテープ再生装置の最大能力からでな
い条件で決まっている装置において、テープエンド検出
により最大能力の減速度で減速させることによりテープ
再生装置のテープエンド付近の操作性を改善することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録テープエ
ンドを識別するための識別部を有し、該記録テープの傾
斜トラックに映像信号を記録する信号記録再生装置のテ
ープ走行速度制御方法において、停止指令に応じて第1
の減速度で前記記録テープの走行を停止させ、前記識別
部の検出に基づいて前記第1の減速度よりも大きい第2
の減速度で前記記録テープの走行を停止させることを特
徴とするテープ走行停止方法であって、テープエンドを
検出するセンサーと、通常のテープ減速度データ/テー
プエンド減速度データ選択切替スイッチと、前記センサ
ーのテープエンド検出時に、前記選択切替スイッチで選
択されたテープ減速度データに基づき基準速度を出力す
る基準速度発生器と、テープ走行速度検出器と、前記基
準速度発生器が出力する基準速度に前記テープ走行速度
検出器が出力するテープ走行速度が一致するようにキャ
プスタンモータ駆動装置又はリール駆動モータを駆動す
る駆動装置とを備えることを特徴とする。
【0009】
【実施例】図1は、本発明装置の第1実施例のブロック
図であって、テープがキャプスタンモータで駆動される
VTRの例を示している。図1において、10はテープ
再生装置の走行系であって、該走行系において、11は
テープ、12は供給リール、13は巻き取りリール、1
4はテープセンサー、15はキャプスタンモータ、16
はピンチローラ、17はドラムである。この走行系にお
いて、テープ11はピンチローラ16によりキャプスタ
ンモータ15に圧着されキャプスタンモータ15により
駆動される。
【0010】20はVTRのテープ速度コントロール部
で、基準速度発生器21、通常のテープ減速度データ
(ROM)22、テープエンド時の減速度データでVT
Rの能力最大の減速度データ23、テープセンサの出力
に応じて切り替えられるデータ選択切替スイッチ24か
らなり、さらにテープ速度検出器31、減算器32、モ
ータドライブ増幅器33をらなる速度フィードバックル
ープ30を含んである。また、34はシステムコントロ
ーラである。
【0011】以下に、前記ブロック図の回転速度制御に
ついてまず説明する。キャプスタンモータ15の回転速
度はテープ走行速度に比例しているので、テープ速度は
キャプスタンモータ15の回転速度を検出すれば求めら
れる。前記キャプスタンモータ15からはFG(周波数
発生器)信号41が出力され、FG信号41からテープ
速度検出器31により現在のテープ速度が求められる。
一方、基準速度発生器21から基準速度42が出力され
る。減算器32で基準速度42とテープ速度が減算さ
れ、速度誤差43がモータドライブ増幅器33へ供給さ
れてキャプスタンモータ15を駆動する。
【0012】テープ速度が基準速度よりも速い場合はキ
ャプスタンモータ15を遅く回転するような速度誤差
が、逆にテープ速度が基準速度よりも遅い場合はキャプ
スタンモータ15を速く回転させるような速度誤差がモ
ータドライブ増幅器33に供給されるようなフィードバ
ックが掛かる。このようにして基準速度42の通りにキ
ャプスタンモータ15の回転速度が変わる。以上、通常
のキャプスタンモータの回転速度の制御について説明し
たが、次に本発明装置のテープエンドを検出した際の減
速について説明する。
【0013】図1において、システムコントローラ34
からストップの速度指令が基準速度発生器21へ来た場
合、前記データ選択切替スイッチ24は、通常のテープ
減速度データ22を基準速度発生器21へ接続してい
る。基準速度発生器21は単位時間毎に 〔次の基準速度〕=〔現在の基準速度〕−〔通常の減速
度データ〕の計算をして基準速度42を出力する。最後
には基準速度42は、停止の速度になる。実際のテープ
速度も基準速度42になるようにフィードバックループ
ブロック30が働き、基準速度42に従って減速しテー
プは停止する。
【0014】次に、テープセンサー14からテープエン
ド検出信号44が出力された場合にについて説明する。
データ選択切替スイッチ24はテープエンド時の減速度
データ23を基準速度発生器21へ接続するように動作
する。基準速度発生器21は、テープエンド検出信号4
3が入力されるとシステムコントローラ34からの速度
指令を無視してテープ停止への減速コントロールを開始
する。基準速度発生器21は単位時間毎に、 〔次の基準速度〕=〔現在の基準速度〕−〔テープエン
ド時の減速度データ〕の計算をして基準速度42を出力
する。そして前記通常の減速時の場合と同様に動作して
テープを停止させる。
【0015】以上のように、通常の減速時にはテープに
記録されているデータが実用上問題ない程度に再生でき
る比較的緩やかに減速をさせ、テープエンド検出時には
テープ再生装置の最大能力で減速することができる。例
えば、通常の減速度によりテープエンドを検出した時の
減速度が4倍速ければ上記vの式よりテープエンド付近
の速度を2倍にすることができる。以上、片方のテープ
エンドについて説明したが、図2のように他方のテープ
エンド(テープトップ側)について実施しても(第2実
施例)同様である。すなわち、テープエンドセンサー1
4を巻き取りリール13側に設けた点以外は図1の構成
と変わるところはなく、その動作は同様である。
【0016】図4は、第1又は第2実施例において、3
倍速から減速させた時の減速特性の例を示しており、テ
ープエンド又はテープトップ検出時には、通常時よりも
2.5倍速く減速される。
【0017】前記第1実施例は、キャプスタン駆動を例
にして説明したが、次にリールモータ駆動を例にした第
2実施例について以下に説明する。リールモータ駆動の
場合、バックテンションを与えるために供給側のトルク
を小さく、巻き取り側のトルクを大きくして両方のモー
タを駆動する。リールモータをトルクコントロール型の
モータドライブ増幅器で制御する場合、図1の実施例の
速度フィードバックブロック30が図3のように変更さ
れその他の構成は変わらない。
【0018】図3において、供給側リールモータ50
(以下、Sリールモータ50という。)からFG信号7
7が出力され、該FG信号とSリール巻径76よりテー
プ速度検出器54でテープ速度が検出される。テープ速
度と基準速度71が減算器55で減算され、速度誤差7
0が出力される。トルクコントロール型(電流制御型)
のモータドライブ増幅器の場合、モータに加えるトルク
は、 〔モータに加えるトルク〕=〔テンション分トルク〕+
〔加減速トルク〕〔加減速トルク〕=〔イナーシャ〕×
〔加減速度〕 となる。ここで、イナーシャはほぼリールのテープ巻き
量に応じて決まる。
【0019】従って、加減速トルク発生器53で速度誤
差70とSリールイナーシャ74によりSリールモータ
加減速トルクを発生させ、Sリールモータ加減速トルク
とSテンション分トルク72を加算器52で加算した信
号をモータドライブ増幅器51に供給してSリールモー
タ50を駆動する。Tリールモータ60も同様に駆動さ
れる。以上のように速度フィードバックループが構成さ
れて基準速度71によりテープ速度が変わり減速が行わ
れる。
【0020】図5は、第3実施例における50倍速から
減速させた時の減速特性を示しており、テープエンド又
はテープトップ検出時には、通常よりも約2倍速く減速
される。
【0021】
【発明の効果】本発明は、テープエンド又はテープトッ
プ付近の最高速度を速くすることができ、テープエンド
又はテープトップを検出すると直ちに通常減速よりも速
くテープ再生装置の最大能力で減速させることができる
ので、ダイナミックトラッキングヘッドを採用したテー
プ再生装置において、FF/REW時間を短縮でき、さ
らにテープエンド又はテープトップ付近の操作性が向上
する。また、リーダーテープが回転ヘッドの部分に走行
することなくテープを精確に停止させることが可能とな
り、回転ヘッドの破壊を免れることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例のブロック図である。
【図2】本発明第2実施例のブロック図である。
【図3】本発明第3実施例のブロック図である。
【図4】第1及び第2実施例の減速特性図である。
【図5】第3実施例の減速特性図である。
【符号の説明】
10 テープ再生装置の走行系 11 テープ 12 供給リール 13 巻き取りリール 14 テープセンサー 15 キャプスタンモータ 20 テープ速度コントロール部 21 基準速度発生器 22、23 テープ減速度データ 24 データ選択切替スイッチ 50 Sリールモータ 60 Tリールモータ 53、63 加減速トルク発生器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録テープの終端部を識別するための識
    別部を有し、該記録テープの傾斜トラックに映像信号を
    記録する信号記録再生装置のテープ走行速度制御方法に
    おいて、停止指令に応じて第1の減速度で前記記録テー
    プの走行を停止させ、前記識別部の検出に基づいて前記
    第1の減速度よりも大きい第2の減速度で前記記録テー
    プの走行を停止させることを特徴とするテープ走行停止
    方法。
  2. 【請求項2】 記録テープの終端部を検出するセンサー
    と、通常のテープ減速度データ/テープ終端部減速度デ
    ータ選択切替スイッチと、前記センサーのテープ終端部
    検出時に、前記選択切替スイッチで選択されたテープ減
    速度データに基づき基準速度を出力する基準速度発生器
    と、テープ走行速度検出器と、前記基準速度発生器が出
    力する基準速度に前記テープ走行速度検出器が出力する
    テープ走行速度が一致するようにモータを駆動する駆動
    装置とを備えることを特徴とするテープ終端部減速特性
    切替装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のテープ終端部減速特性切
    替装置において、前記駆動装置は、キャプスタンモータ
    駆動装置又はリール駆動モータ駆動装置であることを特
    徴とするテープ終端部減速特性切替装置。
JP4131929A 1992-04-25 1992-04-25 テープ終端部減速特性切替装置 Pending JPH05303800A (ja)

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