JPH0668124U - テープガイド装置 - Google Patents
テープガイド装置Info
- Publication number
- JPH0668124U JPH0668124U JP448793U JP448793U JPH0668124U JP H0668124 U JPH0668124 U JP H0668124U JP 448793 U JP448793 U JP 448793U JP 448793 U JP448793 U JP 448793U JP H0668124 U JPH0668124 U JP H0668124U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- guide
- actuator
- running
- detecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープを安定に走行させるガイドローラのテ
ープ走行方向変化等における空回り現象を防ぎ、テープ
の安定な走行をもたらすガイド装置を提供することを目
的とする。 【構成】 情報の記録再生用テープ9に当接し該テープ
9を案内する回転可能なガイド手段3、11と、前記テ
ープ9の走行方向の変化に伴う前記ガイド手段3、11
の空回りを検出する検出手段30と、前記ガイド手段9
の近傍に設置されるとともに前記検出手段30の検出に
よって該ガイド手段3、11の空回りを抑制するブレー
キ手段20とを具備したものである。
ープ走行方向変化等における空回り現象を防ぎ、テープ
の安定な走行をもたらすガイド装置を提供することを目
的とする。 【構成】 情報の記録再生用テープ9に当接し該テープ
9を案内する回転可能なガイド手段3、11と、前記テ
ープ9の走行方向の変化に伴う前記ガイド手段3、11
の空回りを検出する検出手段30と、前記ガイド手段9
の近傍に設置されるとともに前記検出手段30の検出に
よって該ガイド手段3、11の空回りを抑制するブレー
キ手段20とを具備したものである。
Description
【0001】
本考案はVTR(ビデオテープレコーダ)やDAT(デジタルオーディオテー プ)等の情報記録再生装置における安定なテープ走行に大きく寄与するテープガ イド装置に関する。
【0002】
最近のテープを用いる情報記録再生装置では、記録再生情報の高品質化・デジ タル化に依る記録容量の増大から、記録再生信号の高密度化及びテープの薄手化 の傾向にあり、テープにダメージを与えない走行系が重要になっている。
【0003】 例えば図5は従来のVTRのテープ走行機構を示した平面図であり、1は記録 再生用の磁気ヘッドを搭載した回転ドラム、2、10は傾斜ガイド、3、11は インピーダンスローラ、4、6、7、12、15は垂直回転ガイドポスト、5は 全幅消去固定ヘッド、8は供給側リール、9はテープ、13はACヘッド、14 はキャプスタン、16は巻き取り側リールであり、前記インピーダンスローラ3 、11は前記ドラム1の前後に位置し、走行時のテープ9のばたつき防止のため 該テープ9磁性面に当接するように設置されている。
【0004】 ところでVTR、DATなどのテープを用いる情報記録再生装置には録再モー ドとテープの早送り(FF)、巻き戻し(REW)のモードとがある。通常のテ ープ操作ではFF、REWモードから録再モードへ、もしくはFF、REWモー ドから停止モードへ、またはFFからREWへ、REWからFFへというように テープの高速走行から低速走行、もしくは停止・逆転といったテープ送り速度に 大きな差が発生する操作が頻繁に行われている。
【0005】 このようなテープ送り速度に大きな差が発生する操作ではテープ走行を規制し ている先の図5のインピーダンスローラ3、11のようなガイドローラがこのよ うな加速度の大きな変化には追随できずにテープが低速もしくは停止しているに もかかわらず、該ガイドローラの回転がテープの動作に同調できずに継続してし まう(空回りする)という問題点があった。
【0006】 斯かるガイドローラの空回り現象は、垂直回転ガイドポスト4、6、7、12 、15より慣性が大きいインピーダンスローラ3、11で顕著である。このため テープダメージが生じてしまいドロップアウト等の原因となり記録再生情報の高 品質化の妨げとなる問題点があった。
【0007】 なお文献上では先行技術として特開平3−97149号公報(G11B 15 /61)や特開平2−247855号公報(G11B 15/61)があり、前 者はガイドポスト自身をテープ移動方向と直交方向に送りを与えるアクチュエー タに取りつけたもの、後者は磁気ヘッドを搭載せる回転ドラムに能動素子を設け たものである。
【0008】
このように情報の高品質化・記録の高密度化に伴い、テープ磁性面のダメージ に対する要求も厳しくなっている。即ち従来のテープ走行機構で生じるテープ磁 性面のダメージが許容されなくなってきている。
【0009】 また、テープ磁性面の表面性も向上してきており、このためガイドポストとの 摩擦力も上昇し、ますますテープ磁性面にダメージが生じやすくなっている。従 って従来のテープ走行機構では通常操作時に発生するテープ磁性面ダメージのた め情報の高品質化を保持するのが困難になっていた。
【0010】 本考案は斯かる従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、テープを安定に 走行させるガイドローラのテープ走行方向変化等における空回り現象を防ぎ、テ ープの安定な走行をもたらすガイド装置を提供することを目的とする。
【0011】
本考案は、情報の記録再生用テープに当接し該テープを案内する回転可能なガ イド手段と、前記テープの走行方向の変化に伴う前記ガイド手段の空回りを検出 する検出手段と、前記ガイド手段の近傍に設置されるとともに前記検出手段の検 出によって該ガイド手段の空回りを抑制するブレーキ手段とを具備したものであ る。
【0012】
上記の構成に依り、ドロップアウト等の原因となるテープ磁性面に対するダメ ージが軽減でき、記録再生情報の高品質化が得られるテープ走行機構を提供する ことが可能となる。
【0013】
以下本考案をその一実施例について図面に基づき詳細に説明する。なお従来の 構成と同じ構成要素については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0014】 図1はVTRの走行系を示した平面図であり、20はインピーダンスローラ3 、11の近傍に設けられた該ローラ3、11の空回りを抑制するブレーキパッド 、24はこのパッド20を前記ローラ3、11に対して押圧するためのアクチュ エータである。また30は供給側リール8の回転に依るFG(フィードバックゲ イン)パルスを検出するFGパルス検出回路、31はモード変換検出回路、32 はこれらFGパルス検出回路30及びモード変換検出回路31の検出結果に基づ いて前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動回路である。
【0015】 上記の構成においてテープ9はカセット(図示せず)の供給側リール8より引 き出され、垂直ガイドポスト4、6、7と、全幅消去固定ヘッド5と、インピー ダンスローラ3と傾斜ガイド2を経てドラム1に入る。またドラム1から出たテ ープ9は傾斜ガイド10、インピーダンスローラ11、垂直回転ガイドポスト1 2、15、ACヘッド13、キャプスタン14を経て巻き取り側リール16に至 る。なお本実施例ではテープ9の磁性面に当接するインピーダンスローラ3、1 1に、テープ9の高速走行から低速走行もしくは停止といったテープ送り速度に 大きな差が発生するモード変換時、インピーダンスローラ3、11の空回りを防 止する装置としてパッド20、アクチュエータ24を設けたもので両パッド及び アクチュエータの構造は同じものとする。
【0016】 次に図2は空回り防止機構を持ったインピーダンスローラ3(あるいは11) の構造を示す横面図である。同図においてインピーダンスローラ3はメカシャー シ25に設けられている軸26に回転支持されている。合成樹脂でできた前記パ ッド20は、回転中心22を持つアーム21及び接続部23を介して電磁力に依 り図の矢印方向に動作するアクチュエータ24によって前記インピーダンスロー ラ3に押し当てられて、前述のモード変換に依り生じる空回りを防止する。
【0017】 図3は前記アクチュエータ24の細部を示す断面図である。図示のごとくアク チュエータ24は内部に励磁コイル33を有し、これによって力を受ける棒磁石 34の先端が前記伝達部35になったものである。従ってアクチュエータ駆動回 路32によりFGパルス数をアクチュエータ駆動電圧に変換し、前記駆動電圧を アクチエータ24内の前記コイル33に印加し、それにより発生する電磁力に依 り前記磁石34が駆動される構成となっている。そしてこの駆動力が前記伝達部 35、接続部23、アーム21を介してパッド20に伝わり、インピーダンスロ ーラ3の空回り現象を防止する。
【0018】 上記の一連の動作を図4のフローチャートに沿って説明すると、テープ9の高 速走行時に、記録・再生、停止、逆転といった走行モードの変換が指示される( ステップS1)。そのモード変換を検出してテープ9の送り速度が変化する(ス テップS2)。この速度変化量を前記供給側リール8のFG検出回路30により テープ9の供給側リール8のFGパルス数を検出することに依り求める(ステッ プS3)。
【0019】 次にアクチュエータ駆動回路32により前記FGパルス数をアクチュエータ駆 動電圧に変換(ステップS4)して、得られた駆動電圧をアクチュエータ24内 のコイル33に印加し、発生する電磁力に依って該アクチュエータ24の伝達部 35を駆動し(ステップS5)、前記ステップS3からS5までを必要回数繰り 返してインピーダンスローラ3の空回りを防止するのに必要な押圧力を得、終了 する(ステップS6)。
【0020】 このようにテープ送り速度に急激な差が生じるようなテープ走行モードの変換 時、供給側リール8のFG信号を検出し、そのパルス数(テープ送り速度に比例 する)に応じた押し当て力でアクチュエータ24を駆動し、インピーダンスロー ラ3、11の空回りを防止することでテープ表面のダメージを軽減することがで きる。
【0021】
以上の説明のように本考案に依ればFF、REWモードから録再モードもしく はFF、REWモードから停止モードのようにテープの高速走行から低速走行も しくは停止といったテープ送り速度に大きな差が発生するようなモード変換操作 を行っても、テープ磁性面のダメージを防ぐことができる効果を奏する。
【図1】本考案のテープガイド装置を利用したテープ走
行機構を示す平面図である。
行機構を示す平面図である。
【図2】図1の空回り防止機構を示す横面図である。
【図3】図2のアクチュエータの断面図である。
【図4】本考案の動作を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図5】図1に相当する従来のテープ走行機構を示す平
面図である。
面図である。
1 ドラム 3、11 インピーダンスローラ 8 供給側リール 20 パッド 24 アクチュエータ 30 FGパルス検出回路 31 モード変換検出回路 32 アクチュエータ駆動回路
Claims (1)
- 【請求項1】 情報の記録再生用テープに当接し該テー
プを案内する回転可能なガイド手段と、前記テープの走
行方向の変化に伴う前記ガイド手段の空回りを検出する
検出手段と、前記ガイド手段の近傍に設置されるととも
に前記検出手段の検出によって該ガイド手段の空回りを
抑制するブレーキ手段とを具備してなるテープガイド装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP448793U JPH0668124U (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | テープガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP448793U JPH0668124U (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | テープガイド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668124U true JPH0668124U (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=11585454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP448793U Pending JPH0668124U (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | テープガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0668124U (ja) |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP448793U patent/JPH0668124U/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5826751U (ja) | テ−プレコ−ダのつなぎ撮り機構 | |
JPH0777053B2 (ja) | 磁気テープ装置 | |
JPS5931137B2 (ja) | 磁気テ−プ装置 | |
JPS6056946U (ja) | テ−プ自動装填記録及び/又は再生装置 | |
JPH0668124U (ja) | テープガイド装置 | |
JPS5827401Y2 (ja) | テ−プレコ−ダのテ−プ走行安定装置 | |
JP2642448B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
EP0343252B1 (en) | Device for driving magnetic tape at high speed | |
JPH0337148Y2 (ja) | ||
JPH0210576Y2 (ja) | ||
KR960006676B1 (ko) | 자기기록재생기의 모드 진행방법 | |
JPH079728B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPH0337156Y2 (ja) | ||
JP3339176B2 (ja) | テープフォーマット方法及びテープフォーマット装置並びにカセットテープ | |
JPS62192052A (ja) | 回転ヘツド型磁気記録再生装置 | |
JP2683154B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPH0196850A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPS6390053A (ja) | テ−プ装架方式 | |
JPS61129759A (ja) | カセツト式ビデオテ−プレコ−ダ | |
JP2000251349A (ja) | テープ状記録媒体の静電制動機構および静電電極ならびにテープ状記録媒体の再生装置および再生方法 | |
JPH0683422B2 (ja) | 情報再生装置 | |
JPH02260269A (ja) | テープレコーダ装置 | |
JPH04289546A (ja) | 記録再生装置 | |
JPH0520728A (ja) | 回転ヘツド型デイジタルオーデイオ・テープレコーダ用テープ巻込防止装置 | |
JPS60166834U (ja) | 磁気記録再生装置 |