JP3339176B2 - テープフォーマット方法及びテープフォーマット装置並びにカセットテープ - Google Patents

テープフォーマット方法及びテープフォーマット装置並びにカセットテープ

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JP3339176B2
JP3339176B2 JP08043794A JP8043794A JP3339176B2 JP 3339176 B2 JP3339176 B2 JP 3339176B2 JP 08043794 A JP08043794 A JP 08043794A JP 8043794 A JP8043794 A JP 8043794A JP 3339176 B2 JP3339176 B2 JP 3339176B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録テープにローディ
ング及びアンローディングの専用領域を形成するテープ
フォーマット方法及びテープフォーマット装置並びにカ
セットテープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオテープレコーダやビデ
オテープレコーダ等のように、記録テープ体である磁気
テープを送り出し、この磁気テープを回転ヘッド装置の
回転ドラム部に巻回させて摺接させ、この磁気テープに
対し情報信号の書き込み及び/又は読み出しを行うよう
に構成された記録及び/又は再生装置がある。この記録
及び/又は再生装置においては、上記磁気テープをカセ
ットから引き出し回転ヘッドやキャプスタン等に装着す
るローディング機構が備えられている。
【0003】このローディング機構を備えた一般用のオ
ーディオテープレコーダやビデオテープレコーダでは、
磁気テープのどの位置でも、ローディング又はアンロー
ディングが可能である。しかし、このローディング又は
アンローディングが行われる場合、磁気テープに記録さ
れた情報信号が、回転ヘッドやガイドピン、キャプスタ
ン等と磁気テープとの接触により損傷を受けてしまうこ
とがある。
【0004】このため、特に、情報データのバックアッ
プ用に使われるような記録及び/又は再生装置では、上
述したような情報データの損傷を防ぐために、ローディ
ング/アンローディングを行う専用領域が設けられた磁
気テープを用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ローディン
グ/アンローディングを行う専用領域は、従来、テープ
トップにのみ設けられていた。このため、磁気テープを
取り出すときには、必ずテープトップまで巻戻してから
アンローディングしなければならず、時間がかかってし
まっていた。また、サーチ時はテープトップから行うの
で、テープエンド付近の情報の検出に時間がかかってい
た。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、情報データの損傷を防ぐための上記専用領域
を、カセットテープの取り出し及びテープエンド付近の
情報の検出が迅速に行えるように形成するテープフォー
マット方法及びテープフォーマット装置並びにこのよう
なテープフォーマットにより専用領域が形成されたテー
プカセットの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテープフォ
ーマット方法は、一対のリールに巻装されてカセットに
収納されたテープを該カセットの外部に引き出してロー
ディング/アンローディングするための専用領域を該テ
ープ上に形成するテープフォーマット方法において、上
記専用領域を上記テープの前端部及び後端部を除く部分
に、専用領域の存在を示すマーク信号を記録するための
マーク信号記録領域と共に、上記テープ上における長さ
Laが、上記テープがローディングされている場合に上
記カセットの外部に出ているテープの長さをL、上記専
用領域の存在を示すマーク信号を検出する検出部が該マ
ーク信号を検出してからテープ走行が停止するまでのテ
ープ走行長をS、一方のリール側のテープの誤差吸収長
をMとすると、L+2M<La<L+2M+2Sとなる
ようにテープ上に形成して、ローディング/アンローデ
ィングが上記前端部及び後端部のみではなく、上記専用
領域内にても行われるフォーマットとすることにより上
記課題を解決する。
【0008】ここで、本発明に係るテープフォーマット
方法では、上記専用領域を上記テープの略中央部に1箇
所だけ設けてもよいし、或は上記テープの前端部及び後
端部を除く部分に複数設けてもよい。
【0009】また、本発明に係るテープフォーマット方
法では、上記マーク信号記録領域を上記専用領域の一方
の端部側に形成してもよいし、上記専用領域の他方の端
部側に形成してもよい。さらに、上記専用領域の両方の
端部側に形成してもよい。
【0010】本発明に係るテープフォーマット装置は、
一対のリールに巻装されてカセットに収納されたテープ
を該カセットの外部に引き出してローディング/アンロ
ーディングするための専用領域を該テープ上に形成する
テープフォーマット装置において、上記専用領域を上記
テープの前端部及び後端部を除く部分に、専用領域の存
在を示すマーク信号を記録するためのマーク信号記録領
域と共に、上記テープ上における長さLaが、上記テー
プがローディングされている場合に上記カセットの外部
に出ているテープの長さをL、上記専用領域の存在を示
すマーク信号を検出する検出部が該マーク信号を検出し
てからテープ走行が停止するまでのテープ走行長をS、
一方のリール側のテープの誤差吸収長をMとすると、L
+2M<La<L+2M+2Sとなるようにテープ上に
形成して、ローディング/アンローディングが上記前端
部及び後端部のみではなく、上記専用領域内にても行わ
れるフォーマットとすることにより上記課題を解決す
る。
【0011】本発明に係るカセットテープは、一対のリ
ールに巻装されたテープを、該一対のリールと共にカセ
ットに収納してなるカセットテープにおいて、上記テー
プがローディングされている場合に上記カセットの外部
に出ているテープの長さをL、上記テープを上記カセッ
トの外部に引き出してローディング/アンローディング
するための専用領域の存在を示すマーク信号を検出する
検出部が該マーク信号を検出してからテープ走行が停止
するまでのテープ走行長をS、一方のリール側のテープ
の誤差吸収長をMとするとき、上記専用領域の上記テー
プ上における長さLaを、L+2M<La<L+2M+
2Sとし、該専用領域を上記テープの前端部及び後端部
を除く部分に上記マーク信号記録領域と共に形成してな
ることにより上記課題を解決する。
【0012】
【作用】本発明に係るテープフォーマット方法は、ロー
ディング/アンローディングするための専用領域をテー
プの前端部及び後端部を除く部分に、専用領域の存在を
示すマーク信号を記録するためのマーク信号記録領域と
共に記録する。また、専用領域の長さLaをテープがロ
ーディングされている場合にカセットの外部に出ている
テープの長さLに両方のリールでのテープの誤差吸収長
2Mを加えた所定の長さより長く、該所定の長さにロー
ディング/アンローディングの専用領域を検出させるた
めの信号が検出されてからテープ走行が停止するまでの
テープ走行長Sの2倍の長さ2Sを加えた長さより短い
長さとするのでローディング/アンローディングがテー
プの前端部及び後端部のみではなく、専用領域内にても
行われる。
【0013】本発明に係るテープフォーマット装置は、
ローディング/アンローディングするための専用領域を
テープの前端部及び後端部を除く部分に、専用領域の存
在を示すマーク信号を記録するためのマーク信号記録領
域と共に記録する。また、専用領域の長さLaをテープ
がローディングされている場合にカセットの外部に出て
いるテープの長さLに両方のリールでのテープの誤差吸
収長2Mを加えた所定の長さより長く、該所定の長さに
ローディング/アンローディングの専用領域を検出させ
るための信号が検出されてからテープ走行が停止するま
でのテープ走行長Sの2倍の長さ2Sを加えた長さより
短い長さとするのでローディング/アンローディングが
テープの前端部及び後端部のみではなく、専用領域内に
ても行われる。
【0014】本発明に係るカセットテープは、テープが
ローディングされている場合にカセットの外部に出てい
るテープの長さLに両方のリールでのテープの誤差吸収
長2Mを加えた所定の長さより長く、該所定の長さにロ
ーディング/アンローディングの専用領域を検出させる
ための信号が検出されてからテープ走行が停止するまで
のテープ走行長Sの2倍の長さ2Sを加えた長さより短
い長さLaの専用領域が上記テープの前端部及び後端部
を除く部分に上記専用領域を検出させるためのマーク信
号が記録される領域と共に形成されているので、取り出
し及びテープエンド付近の情報の検出を迅速にする。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例として本発明に係るテ
ープフォーマット方法を用いたテープフォーマット装置
によりローディング/アンローディングの専用領域が形
成されたカセットテープを説明する。このカセットテー
プは、例えばコンピュータのデータバックアップ用記憶
媒体として使われる。
【0016】このカセットテープは、図2に示すような
一対のリール12及び13に巻装されてカセット11に
収納された磁気テープTを該カセット11の外部に引き
出してローディングしたり、アンローディングしたりす
る専用領域を該磁気テープT上の前端部及び後端部を除
く、例えば中央部に1箇所、該専用領域の存在を示すマ
ーク信号が記録されたマーク信号記録領域と共に形成し
てなる。
【0017】この実施例のカセットテープのテープフォ
ーマットのいくつかの具体例を以下に示す。第1具体例
は、図1に示すようなテープフォーマットである。すな
わち、この第1具体例は、マーク信号記録領域2aを、
専用領域1の一方の端部側である前端部側に形成してい
る。この前端部側とは、磁気テープTが図中矢印W方向
に走行するときに、専用領域1の前端よりも前となる部
分のことである。また、この専用領域1とマーク信号記
録領域2aを除く領域は、情報データが記録されている
データ記録領域3である。
【0018】この第1具体例は、図1に示すようなテー
プフォーマットとなっているが、専用領域1の長さLa
1を、以下に説明するようなことを考慮して決定してい
る。
【0019】先ず、その長さLa1を決定するためのフ
ァクタを図2を参照しながら説明しておく。図2におい
て、カセットテープ10の磁気テープTは、カセット1
1の外部に引き出されて回転ドラム21に巻回しされて
いる。このとき、カセット11の外部に引き出されてい
る磁気テープTの長さ、すなわちカセット11のテープ
出口aからテープ入口bまでの磁気テープTの長さをL
とする。また、カセット11のテープ出口aからマーク
信号を検出するマーク信号検出ヘッド22の摺接基準点
cまでの長さをLiとする。ここで、マーク信号検出ヘ
ッド22は、回転ドラム21にヘリカルスキャンするよ
うに配設されている。摺接基準点cは、該マーク信号検
出ヘッド22が最も高い精度でマーク信号を検出できる
ポイントとする。また、この摺接基準点cからテープ入
口bまでの長さをLoとする。ここで、LとLi、Lo
には、L=Li+Loの関係がある。また、マーク信号
検出ヘッド22が上記摺接基準点eにてマーク信号記録
領域2に記録されているマーク信号を検出してから該磁
気テープの走行が停止するまでの該磁気テープTの走行
長をSとする。また、一方のリール、例えば供給側リー
ル12に巻装されている磁気テープTのマージン長、す
なわち誤差吸収長をMとする。このとき、他方のリー
ル、例えば巻取り側リール13に巻装されている磁気テ
ープTのマージン長は、実際には、巻取り側リール13
に巻装されている磁気テープ量に応じて、上記供給側リ
ール12のそれとは異なるが、この第1具体例において
は、それぞれのリールの中心点をカセットの長手方向の
外側に向けて移動した点d及びeから上記出口aと上記
入口bまでの距離をマージン量Mとし、ほぼ同量として
取り扱っている。
【0020】以上のようなファクタを用いて、この第1
具体例のテープフォーマットを持つカセットテープが、
その専用領域1の長さLa1を、フォワード走行時及び
リバース走行時に、それぞれどれくらいの長さにすべき
かを以下に説明する。
【0021】先ず、この第1具体例のテープフォーマッ
トを持つカセットテープの磁気テープTが、図2におい
て図中矢印W方向のフォワード方向に走行している場
合、すなわちフォワード方向に走行している場合、専用
領域1が実際にどれくらいの長さを必要とするかを考慮
する。供給側リール12から送り出された磁気テープT
は、出口aから送り出され、回転ドラム21に巻回し摺
接されて、入口bからカセット11内に入り込み巻取り
側リール13に巻取られる。このとき、磁気テープTの
専用領域1の前端部側に形成されたマーク信号記録領域
2aに記録されているマーク信号は、摺接基準点cでマ
ーク信号検出ヘッド22により検出され、ローディング
/アンローディングのための専用領域1の存在を図示し
ないテープ駆動機構のシステムコントローラに知らせ
る。すると、該システムコントローラは、テープ駆動機
構を停止し、磁気テープTの走行を停止する。ここで、
専用領域1は、磁気テープTがフォワード方向に走行し
ている場合、マーク信号記録領域2aの後に位置する。
【0022】ここで、マーク信号検出ヘッド22が上記
摺接基準点cにてマーク信号記録領域2aに記録されて
いるマーク信号を検出してから該磁気テープの走行が停
止するまでの該磁気テープTの走行長Sが、該摺接基準
点cからテープ入口bまでの長さLoとマージン長Mの
加算値よりも大きい場合、すなわちマーク信号記録領域
2aが巻取り側リール13上に巻回しされてしまった場
合を考慮すると、専用領域1の長さLa1は、最小でも
L+2Mより長く最大でもLi+M+Sより短ければよ
い。すなわち、専用領域1の長さLa1は、 L+2M<La1<Li+M+S ・・・(1) であればよい。
【0023】次に、この第1具体例のカセットテープの
磁気テープTが、図2において図中矢印U方向に走行し
ている場合、すなわちリバース方向に走行している場
合、専用領域1が実際にどれくらいの長さを必要とする
かを考慮する。巻取り側リール13から送り出された磁
気テープTは、入口bから送り出され、回転ドラム21
に巻回し摺接されて、出口aからカセット11内に入り
込み供給側リール12に巻取られる。このとき、磁気テ
ープTの専用領域1の前端部側に形成されたマーク信号
記録領域2aに記録されているマーク信号は、摺接基準
点cでマーク信号検出ヘッド22により検出され、ロー
ディング/アンローディングのための専用領域1の存在
を図示しないテープ駆動機構のシステムコントローラに
知らせる。すると、該システムコントローラは、テープ
駆動機構を停止し、磁気テープTの走行を停止する。専
用領域1は、磁気テープTがリバース方向に走行してい
る場合、マーク信号記録領域2の前に位置する。
【0024】ここで、マーク信号検出ヘッド22が上記
摺接基準点cにてマーク信号記録領域2aに記録されて
いるマーク信号を検出してから該磁気テープの走行が停
止すると、カセット11の外部にはデータ記録領域3が
位置することになる。このため、図示しないテープ駆動
機構により磁気テープTをフォワード方向(図中矢印W
方向)に進める必要がある。例えば、マーク信号記録領
域2aが供給側リール12上に巻回しされてしまった場
合を考慮すると、上記テープ駆動機構は、磁気テープT
を最小でもL+2Mより長くフォワード方向に進めなけ
ればならない。すなわち、専用領域1の長さLa1は、 L+2M<La1 ・・・(2) であればよい。
【0025】このため、この第1具体例のテープフォー
マットを持つカセットテープが、フォワード方向及びリ
バース方向に走行させられて、専用領域1をサーチされ
る場合を考慮すると、専用領域1の長さLa1は、 L+2M<La1<Li+M+S ・・・(3) であればよいことになる。
【0026】第2具体例は、図3に示すようなテープフ
ォーマットである。すなわち、この第2具体例は、マー
ク信号記録領域2bを、専用領域1の他方の端部側であ
る後端部側に形成している。この後端部側とは、磁気テ
ープTが図中矢印W方向に走行するときに、専用領域1
の後端よりも後ろとなる部分のことである。また、この
専用領域1とマーク信号記録領域2aを除く領域は、情
報データが記録されているデータ記録領域3である。
【0027】この第2具体例のテープフォーマットを持
つカセットテープでも上述したファクタを用いて、専用
領域1の長さLa2を、フォワード走行時及びリバース
走行時に、それぞれどれくらいの長さにすべきかを以下
に説明する。
【0028】先ず、この第2具体例のテープフォーマッ
トを持つカセットテープの磁気テープTが、図2におい
て図中矢印W方向のフォワード方向に走行している場
合、専用領域1が実際にどれくらいの長さを必要とする
かを考慮する。供給側リール12から送り出された磁気
テープTは、テープ出口aから送り出され、回転ドラム
21に巻回し摺接されて、テープ入口bからカセット1
1内に入り込み巻取り側リール13に巻取られる。この
とき、磁気テープTの専用領域1の後端部側に形成され
たマーク信号記録領域2bに記録されているマーク信号
は、摺接基準点cでマーク信号検出ヘッド22により検
出され、ローディング/アンローディングのための専用
領域1の存在を図示しないテープ駆動機構のシステムコ
ントローラに知らせる。すると、該システムコントロー
ラは、テープ駆動機構を停止し、磁気テープTの走行を
停止する。専用領域1は、磁気テープTがフォワード方
向に走行している場合、マーク信号記録領域2の前に位
置する。
【0029】ここで、マーク信号検出ヘッド22が上記
摺接基準点cにてマーク信号記録領域2bに記録されて
いるマーク信号を検出してから該磁気テープの走行が停
止すると、カセット11の外部にはデータ記録領域3が
位置することになる。このため、図示しないテープ駆動
機構により磁気テープtをリバース方向(図中矢印U方
向)に戻す必要がある。例えば、マーク信号記録領域2
bが供給側リール上に巻回しされてしまった場合を考慮
すると、上記テープ駆動機構は、磁気テープを最小でも
L+2Mより長くリバース方向に戻さなければならな
い。すなわち、専用領域1の長さLa2は、 L+2M<La2 ・・・(4) であればよい。
【0030】次に、この第2具体例のカセットテープの
磁気テープTが、図2において図中矢印U方向に走行し
ている場合、すなわちリバース方向に走行している場
合、専用領域1が実際にどれくらいの長さを必要とする
かを考慮する。巻取り側リール13から送り出された磁
気テープTは、入口bから送り出され、回転ドラム21
に巻回し摺接されて、出口aからカセット11内に入り
込み供給側リール12に巻取られる。このとき、磁気テ
ープTの専用領域1の後端部側に形成されたマーク信号
記録領域2bに記録されているマーク信号は、摺接基準
点cでマーク信号検出ヘッド22により検出され、ロー
ディング/アンローディングのための専用領域1の存在
を図示しないテープ駆動機構のシステムコントローラに
知らせる。すると、該システムコントローラは、テープ
駆動機構を停止し、磁気テープTの走行を停止する。専
用領域1は、磁気テープTがリバース方向に走行してい
る場合、マーク信号記録領域2bの後ろに位置する。
【0031】ここで、マーク信号検出ヘッド22が上記
摺接基準点cにてマーク信号記録領域2bに記録されて
いるマーク信号を検出してから該磁気テープtの走行が
停止するまでの該磁気テープTの走行長Sが、該摺接基
準点cからテープ出口aまでの長さLiとマージン長M
の加算値よりも大きい場合、すなわちマーク信号記録領
域2bが巻取り側リール13上に巻回しされてしまった
場合を考慮すると、専用領域1の長さLa2は、最小で
もL+2Mより長く最大でもLo+M+Sより短ければ
よい。すなわち、専用領域1の長さLa2は、 L+2M<La2<Lo+M+S ・・・(5) であればよい。
【0032】このため、この第2具体例のテープフォー
マットを持つカセットテープが、フォワード方向及びリ
バース方向に走行させられて、専用領域1をサーチされ
る場合を考慮すると、専用領域1の長さLa2は、 L+2M<La1<Lo+M+S ・・・(6) であればよいことになる。
【0033】第3具体例は、図4に示すようなテープフ
ォーマットである。すなわち、この第3具体例は、マー
ク信号記録領域2a及び2bを専用領域の前端部側及び
後端部側に形成している。ここで、前端部側及び後端部
側については、上述した通りである。
【0034】この第3具体例のテープフォーマットを持
つカセットテープでも上述したファクタを用いて、専用
領域1の長さLa3を、フォワード走行時及びリバース
走行時に、それぞれどれくらいの長さにすべきかを以下
に説明する。
【0035】先ず、この第3具体例のテープフォーマッ
トを持つカセットテープの磁気テープTが、図2におい
て図中矢印W方向のフォワード方向に走行している場
合、専用領域1が実際にどれくらいの長さを必要とする
かを考慮する。供給側リール12から送り出された磁気
テープTは、出口aから送り出され、回転ドラム21に
巻回し摺接されて、入口bからカセット11内に入り込
み巻取り側リール13に巻取られる。このとき、磁気テ
ープTの専用領域1の前端部側に形成されたマーク信号
記録領域2aに記録されているマーク信号は、摺接基準
点cでマーク信号検出ヘッド22により検出され、ロー
ディング/アンローディングのための専用領域1の存在
を図示しないテープ駆動機構のシステムコントローラに
知らせる。すると、該システムコントローラは、テープ
駆動機構を停止し、磁気テープTの走行を停止する。こ
こで、専用領域1は、磁気テープTがフォワード方向に
走行している場合、マーク信号記録領域2aの後に位置
する。
【0036】ここで、マーク信号検出ヘッド22が上記
摺接基準点cにてマーク信号記録領域2aに記録されて
いるマーク信号を検出してから該磁気テープの走行が停
止するまでの該磁気テープTの走行長Sが、該摺接基準
点cからテープ入口bまでの長さLoとマージン長Mの
加算値よりも大きい場合、すなわちマーク信号記録領域
2aが巻取り側リール13上に巻回しされてしまった場
合を考慮すると、専用領域1の長さLa3は、最小でも
L+2Mより長く最大でもLi+M+Sより短ければよ
い。すなわち、専用領域1の長さLa3は、 L+2M<La3<Li+M+S ・・・(7) であればよい。
【0037】次に、この第3具体例のテープフォーマッ
トを持つカセットテープの磁気テープTが、図2におい
て図中矢印U方向に走行している場合、すなわちリバー
ス方向に走行している場合、専用領域1が実際にどれく
らいの長さを必要とするかを考慮する。巻取り側リール
13から送り出された磁気テープTは、入口bから送り
出され、回転ドラム21に巻回し摺接されて、出口aか
らカセット11内に入り込み供給側リール12に巻取ら
れる。このとき、磁気テープTの専用領域1の後端部側
に形成されたマーク信号記録領域2bに記録されている
マーク信号は、摺接基準点cでマーク信号検出ヘッド2
2により検出され、ローディング/アンローディングの
ための専用領域1の存在を図示しないテープ駆動機構の
システムコントローラに知らせる。すると、該システム
コントローラは、テープ駆動機構を停止し、磁気テープ
Tの走行を停止する。専用領域1は、磁気テープTがリ
バース方向に走行している場合、マーク信号記録領域2
bの後ろに位置する。
【0038】ここで、マーク信号検出ヘッド22が上記
摺接基準点cにてマーク信号記録領域2bに記録されて
いるマーク信号を検出してから該磁気テープTの走行が
停止するまでの該磁気テープTの走行長Sが、該摺接基
準点cからテープ出口aまでの長さLiとマージン長M
の加算値よりも大きい場合、すなわちマーク信号記録領
域2bが巻取り側リール13上に巻回しされてしまった
場合を考慮すると、専用領域1の長さLa3は、最小で
もL+2Mより長く最大でもLo+M+Sより短ければ
よい。すなわち、専用領域1の長さLa3は、 L+2M<La3<Lo+M+S ・・・(8) であればよい。
【0039】このため、この第3具体例のテープフォー
マットを持つカセットテープが、フォワード方向及びリ
バース方向に走行させられて、専用領域1をサーチされ
る場合を考慮すると、専用領域1の長さLa3は、 L+2M<La3<L+2M+2S ・・・(9) であればよいことになる。
【0040】ここで、上記(3)式に示したLa1、上
記(6)式に示したLa2は、上記(9)式に示したL
3の範囲内となる。
【0041】以上より、上記いくつかの具体例のテープ
フォーマットを持つカセットテープ10は、テープがロ
ーディングされている場合にカセットの外部に出ている
テープの長さLに両方のリールでのテープの誤差吸収長
2Mを加えた所定の長さより長く、該所定の長さにロー
ディング/アンローディングの専用領域を検出させるた
めの信号が検出されてからテープ走行が停止するまでの
テープ走行長Sの2倍の長さ2Sを加えた長さより短い
長さLaの専用領域が上記テープの前端部及び後端部を
除く部分に上記専用領域を検出させるためのマーク信号
が記録される領域と共に形成されているので、取り出し
及びテープエンド付近の情報の検出を迅速にする。
【0042】なお、本発明は、上記実施例にのみ限定さ
れるものではなく、例えばマーク信号検出ヘッドは、回
転ドラム上にではなく、固定ヘッドとして他の位置に設
けてもよい。
【0043】また、専用領域は、上記テープの前端部及
び後端部を除く部分に複数設けてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明に係るテープフォーマット方法
は、ローディング/アンローディングするための専用領
域をテープの前端部及び後端部を除く部分に、専用領域
の存在を示すマーク信号を記録するためのマーク信号記
録領域と共に記録し、また、専用領域の長さLaをテー
プがローディングされている場合にカセットの外部に出
ているテープの長さLに両方のリールでのテープの誤差
吸収長2Mを加えた所定の長さより長く、該所定の長さ
にローディング/アンローディングの専用領域を検出さ
せるための信号が検出されてからテープ走行が停止する
までのテープ走行長Sの2倍の長さ2Sを加えた長さよ
り短い長さとするので、ローディング/アンローディン
グがテープの前端部及び後端部のみではなく、専用領域
内にても行われ、よって、カセットテープの取り出し及
びテープエンド付近の情報の検出が迅速に行える。
【0045】本発明に係るテープフォーマット装置は、
ローディング/アンローディングするための専用領域を
テープの前端部及び後端部を除く部分に、専用領域の存
在を示すマーク信号を記録するためのマーク信号記録領
域と共に記録し、また、専用領域の長さLaをテープが
ローディングされている場合にカセットの外部に出てい
るテープの長さLに両方のリールでのテープの誤差吸収
長2Mを加えた所定の長さより長く、該所定の長さにロ
ーディング/アンローディングの専用領域を検出させる
ための信号が検出されてからテープ走行が停止するまで
のテープ走行長Sの2倍の長さ2Sを加えた長さより短
い長さとするので、ローディング/アンローディングが
テープの前端部及び後端部のみではなく、専用領域内に
ても行われ、よって、カセットテープの取り出し及びテ
ープエンド付近の情報の検出が迅速に行える。
【0046】本発明に係るカセットテープは、一対のリ
ールに巻装されたテープを、該一対のリールと共にカセ
ットに収納してなるカセットテープにおいて、上記テー
プがローディングされている場合に上記カセットの外部
に出ているテープの長さをL、上記テープを上記カセッ
トの外部に引き出してローディング/アンローディング
するための専用領域の存在を示すマーク信号を検出する
検出部が該マーク信号を検出してからテープ走行が停止
するまでのテープ走行長をS、一方のリール側のテープ
の誤差吸収長をMとするとき、上記専用領域の上記テー
プ上における長さLaを、L+2M<La<L+2M+
2Sとし、該専用領域を上記テープの前端部及び後端部
を除く部分に上記マーク信号記録領域と共に形成してな
るので、取り出し及びテープエンド付近の情報の検出を
迅速にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のカセットテープの第1具体例
のテープフォーマットを示す図である。
【図2】本発明の実施例のカセットテープをローディン
グしている状態を示す図である。
【図3】本発明の実施例のカセットテープの第2具体例
のテープフォーマットを示す図である。
【図4】本発明の実施例のカセットテープの第3具体例
のテープフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1 専用領域 2a、2b マーク信号記録領域 3 データ記録領域 T 磁気テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/087 G11B 23/087 501

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のリールに巻装されてカセットに収
    納されたテープを該カセットの外部に引き出してローデ
    ィング/アンローディングするための専用領域を該テー
    プ上に形成するテープフォーマット方法において、 記専用領域を上記テープの前端部及び後端部を除く部
    分に、専用領域の存在を示すマーク信号を記録するため
    のマーク信号記録領域と共に その専用領域の上記テープ上における長さLaが、上記
    テープがローディングされている場合に上記カセットの
    外部に出ているテープの長さをL、上記専用領域の存在
    を示すマーク信号を検出する検出部が該マーク信号を検
    出してからテープ走行が停止するまでのテープ走行長を
    S、一方のリール側のテープの誤差吸収長をMとする
    と、 L+2M<La<L+2M+2S となるようにテープ上に形成してローディング/アンローディングが上記前端部及び後端
    部のみではなく、上記専用領域内にても行われるフォー
    マットとする ことを特徴とするテープフォーマット方
    法。
  2. 【請求項2】 上記専用領域を上記テープの略中央部に
    1箇所設けることを特徴とする請求項1記載のテープフ
    ォーマット方法。
  3. 【請求項3】 上記専用領域を上記テープの前端部及び
    後端部を除く部分に複数設けることを特徴とするテープ
    フォーマット方法。
  4. 【請求項4】 上記マーク信号記録領域を上記専用領域
    の一方の端部側に形成することを特徴とする請求項1、
    2又は3記載のテープフォーマット方法。
  5. 【請求項5】 上記マーク信号記録領域を上記専用領域
    の他方の端部側に形成することを特徴とする請求項1、
    2又は3記載のテープフォーマット方法。
  6. 【請求項6】 上記マーク信号記録領域を上記専用領域
    の両方の端部側に形成することを特徴とする請求項1、
    2又は3記載のテープフォーマット方法。
  7. 【請求項7】 一対のリールに巻装されてカセットに収
    納されたテープを該カセットの外部に引き出してローデ
    ィング/アンローディングするための専用領域を該テー
    プ上に形成するテープフォーマット装置において、 記専用領域を上記テープの前端部及び後端部を除く部
    分に、専用領域の存在を示すマーク信号を記録するため
    のマーク信号記録領域と共に 上記テープ上における長さLaが、 上記テープがローデ
    ィングされている場合に上記カセットの外部に出ている
    テープの長さをL、上記専用領域の存在を示すマーク信
    号を検出する検出部が該マーク信号を検出してからテー
    プ走行が停止するまでのテープ走行長をS、一方のリー
    ル側のテープの誤差吸収長をMとすると、 L+2M<La<L+2M+2S となるようにテープ上に形成してローディング/アンローディングが上記前端部及び後端
    部のみではなく、上記専用領域内にても行われるフォー
    マットとする ことを特徴とするテープフォーマット装
    置。
  8. 【請求項8】 一対のリールに巻装されたテープを、該
    一対のリールと共にカセットに収納してなるカセットテ
    ープにおいて、 上記テープがローディングされている場合に上記カセッ
    トの外部に出ているテープの長さをL、上記テープを上
    記カセットの外部に引き出してローディング/アンロー
    ディングするための専用領域の存在を示すマーク信号を
    検出する検出部が該マーク信号を検出してからテープ走
    行が停止するまでのテープ走行長をS、一方のリール側
    のテープの誤差吸収長をMとするとき、上記専用領域の
    上記テープ上における長さLaを、 L+2M<La<L+2M+2S とし、上記専用領域を上記テープの前端部及び後端部を
    除く部分に上記マーク信号記録領域と共に形成してなる
    ことを特徴とするカセットテープ。
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