JP3527840B2 - 静電チャック - Google Patents

静電チャック

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JP3527840B2 JP01583398A JP1583398A JP3527840B2 JP 3527840 B2 JP3527840 B2 JP 3527840B2 JP 01583398 A JP01583398 A JP 01583398A JP 1583398 A JP1583398 A JP 1583398A JP 3527840 B2 JP3527840 B2 JP 3527840B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被固定物を静電吸
着力によって吸着保持する静電チャックに関するもので
あり、主に半導体装置や液晶基板などの製造工程におい
て半導体ウエハやガラス基板などの被固定物を保持する
のに用いるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造工程において、半導体
ウエハに微細加工を施すためのエッチング工程や薄膜を
形成するための成膜工程、あるいはフォトレジストに対
する露光処理工程等においては、半導体ウエハを保持す
るために静電チャックが使用されている。
【0003】この種の静電チャックは、絶縁基体と誘電
体層との間に静電吸着用電極を備え、上記誘電体層の上
面を吸着面としたものであり、この吸着面に被固定物で
ある半導体ウエハを載置して静電吸着用電極と半導体ウ
エハとの間に電圧を印加することで誘電分極によるクー
ロン力やジョンソンラーベック力を発現させてウエハを
吸着保持するものである。
【0004】また、絶縁基体と誘電体層との間に複数枚
の静電吸着用電極を設け、これらの電極間に電圧を印加
することで吸着面に載置したウエハを吸着保持するよう
にした双極型のものも知られている。
【0005】そして、これらの静電チャックを構成する
誘電体層には、ウエハの脱着に伴う摺動摩耗が少なく、
また、各種処理工程で使用される腐食性ガスによって腐
食し難いことが要求され、このような要求特性を満足す
る材質として従来から高い耐摩耗性、耐食性を有するア
ルミナや窒化珪素等の絶縁性セラミックスが用いられて
いた。
【0006】しかしながら、近年、集積回路の集積度が
向上するに伴って吸着面を構成する誘電体層には耐摩耗
性や耐食性に加え、耐プラズマ性に優れるとともに、高
い熱伝導率を有する材料が望まれるようになり、このよ
うな材料として窒化アルミニウムを用いることが提案さ
れている(特開昭62−286247号)。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】ところが、窒化アル
ミニウムは、300℃以上の高温雰囲気下においては高
い吸着力が得られるものの、それよりも低い温度雰囲気
下で行われる成膜工程や室温雰囲気下(25℃程度)で
行われる露光処理工程、あるいは0℃程度の低温雰囲気
下で行われるエッチング工程などのように200℃以
下、特に0〜50℃の温度雰囲気下においては十分な吸
着力が得られないといった課題があった。
【0008】即ち、ウエハを吸着させる静電吸着力には
クローン力とジョンソン・ラーベック力の2種類があ
り、クローン力は誘電体層を構成する材質の誘電率に依
存し、ジョンソン・ラーベック力は誘電体層を構成する
材質の体積固有抵抗値に依存することが知られている。
【0009】具体的には、誘電体層の体積固有抵抗値が
1015Ω−cmより大きい時の吸着力はクーロン力によ
り支配され、誘電体層の体積固有抵抗値が低下するにし
たがってジョンソン・ラーベック力が発現し、誘電体層
の体積固有抵抗値が1011Ω−cm未満となると吸着力
はクーロン力に比べて大きな吸着力が得られるジョンソ
ン・ラーベック力により支配されることになる。
【0010】一方、セラミックスの体積固有抵抗値は温
度が上昇するに伴って低下するため、例えば、窒化アル
ミニウムの場合、300℃以上の温度雰囲気下における
体積固有抵抗値は1012Ω−cm程度であることからジ
ョンソン・ラーベック力による高い吸着力が得られるも
のの、室温(25℃)付近における体積固有抵抗値は1
16Ω−cm以上と高く、クーロン力による吸着力しか
得られず、また、誘電率もそれほど高くないことから2
00℃以下の温度雰囲気下では充分な吸着力を得ること
ができないものであった。
【0011】その為、歪みをもったウエハを吸着した時
には、ウエハの全面を吸着面に当接させることができな
いためにウエハの平坦化及び均熱化等が損なわれ、その
結果、成膜工程ではウエハ上に均一な厚みをもった薄膜
を形成することができず、露光処理工程やエッチング工
程では精度の良い処理を施すことができないといった課
題があり、限られた温度雰囲気でしか使用できなかっ
た。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
点に対して静電チャックの被固定物吸着面を形成するセ
ラミック抵抗体について特に静電チャックを構成する材
料の観点から検討を重ねた結果、窒化アルミニウムを主
成分として、抵抗制御剤として少なくともセリウム(C
e)を含有せしめること、そしてCeによる価数が3価
と4価の比率を特定範囲に制御することにより、少なく
とも0〜50℃の温度領域においても、温度依存性の小
さな抵抗特性を得ることが出来、その結果として低温領
域でも安定した吸着力が得られることを見出した。
【0013】即ち、本発明の静電チャックは、被固定物
吸着面が、窒化アルミニウムを主成分とするセラミック
スからなるものであって、前記セラミックスが、少なく
ともセリウム(Ce)を含むとともに、Ce3+/Ce4+
の原子比を1〜3の範囲に制御することを特徴とするも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1(a),(b)は本発明に係
る静電チャック1を示す斜視図及びそのX−X線断面図
であり、絶縁性を有するセラミック基板2の表面に静電
吸着用電極4を備え、この静電吸着用電極4を覆うよう
に上記セラミック基板2の表面に誘電体層3が設けられ
ており、誘電体層3の上面が被固定物10の吸着面5を
形成している。
【0015】本発明によれば、上記誘電体層3を窒化ア
ルミニウムを主成分とするセラミックスによって形成す
るものであるが、この窒化アルミニウム質セラミックス
中には、少なくともセリウム(Ce)を焼結助剤あるい
は抵抗調整剤として含有されるものである。
【0016】通常、窒化アルミニウムに対して、Ceの
酸化物を含有せしめた場合、窒化アルミニウム主結晶相
の粒界には、CeAlO3 やCeO2 等のCe化合物が
形成される。これらCe化合物の形成により導電性が発
現すると考えられる。
【0017】本発明によれば、これらCe化合物におけ
るCeの価数には3価と4価が存在し、このCe3+/C
4+の比を制御することにより窒化アルミニウム質焼結
体の体積固有抵抗を制御するものであり、かかる観点か
らCe3+/Ce4+の比を1〜3、特に1.2〜2.5の
範囲に制御することが重要である。
【0018】つまり、抵抗値はCe3+/Ce4+の比に依
存し、Ce3+/Ce4+の比が3を越えると、抵抗低下に
効果が少なく目的の抵抗を得にくい。また、Ce3+/C
4+の比が1未満では、抵抗が低すぎて吸着時に漏れ電
流が大きくなってしまうことから不適当である。
【0019】また、本発明における窒化アルミニウム質
セラミックス中におけるCeの含有量は酸化物換算で5
〜20体積%、特に7〜15体積%であることが望まし
い。
【0020】これは、Ce量が酸化物換算で5体積%未
満では抵抗低下に効果が少なく、目的の抵抗を得にく
く、20体積%を越えると、Ce3+/Ce4+の比の制御
が困難となり、抵抗値が低くなりすぎる傾向にあり、そ
の結果、吸着時に漏れ電流が発生してしまう可能性が大
きいためである。
【0021】本発明において、被固定物吸着面を具備す
る誘電体層を形成する上記特性の窒化アルミニウム質セ
ラミックス作製するには、窒化アルミニウム粉末に対し
て、CeO2 、CeAlO3 等のCe化合物を酸化物換
算で5〜20体積%、特に7〜15体積%となる割合で
混合した後、所定形状に周知の成形手段、例えば、金型
プレス,冷間静水圧プレス,押出し成形等により任意の
形状に成形する。その後のその成形体を窒素等の非酸化
性雰囲気中で1750〜2100℃の温度で0.5〜5
時間程度焼成して相対密度95%以上に緻密化すること
により作製される。
【0022】本発明において上記セラミックスのCe3+
/Ce4+の比を制御するには、焼成雰囲気中の酸素分圧
等の制御により酸化/還元雰囲気の制御によって容易に
制御することができる。すなわち、Ce3+/Ce4+の比
を2以上に制御する時は、0〜30%の水素を含む窒素
/水素混合ガスを用い、Ce3+/Ce4+の比を1.5以
下に制御する場合には、成形体を入れた焼成用ケース中
にCeO2 粉末を入れ、ケース単位容積中のCeO2
コントロールすれば良い。また、Ce3+/ Ce4+の比を
1.5〜2に制御する時は、上記2つの方法を適宜併用
することにより制御できる。
【0023】また、吸着面を構成する誘電体層3の抵抗
値は吸着力と密接な関係にあり、誘電体層3の抵抗値が
温度に対する変化が小さいことが望まれる。かかる観点
から、本発明の静電チャックによれば、誘電体層3を形
成する窒化アルミニウム質セラミックスの0℃から50
℃の体積固有抵抗が108 〜1012Ω−cmであること
が望ましい。
【0024】この窒化アルミニウム質焼結体は0℃から
50℃の温度範囲においてその抵抗値を108 〜1012
Ω−cmの範囲となるように適宜調整することができる
ため、静電チャック1の静電吸着用電極4と吸着面5に
載置した被固定物10との間に電圧を印加することで、
被固定物10と静電吸着用電極4との間に微小な漏れ電
流が流れることからジョンソン・ラーベック力による吸
着力を発現させることができ、被固定物10を吸着面5
に強固に吸着保持することができる。
【0025】また、本発明によれば、静電チャック1
は、セラミック基板2と誘電体層3とが焼結により一体
化して形成されていることが望ましく、その結果、20
0℃の温度雰囲気下においても使用可能であり、さらに
は静電チャック1全体がプラズマや腐食性ガスに強いセ
ラミックスからなるため、成膜工程やエッチング工程な
どにおいて好適に使用することができる。
【0026】なお、セラミック基板2は、アルミナ、窒
化ケイ素、窒化アルミニウムなどの絶縁性を有するセラ
ミックスで形成すれば良いが、特に窒化アルミニウム質
セラミックスで形成すれば、誘電体層3を構成する窒化
アルミニム質セラミックスとの熱膨張差を無くすことが
できるため、焼成時における反りや歪みなどを生じるこ
とがなく信頼性の高い静電チャックを得ることができ
る。
【0027】なお、本実施形態では単極型の静電チャッ
クの例を示したが、双極型の静電チャックにも適用でき
ることは言うまでもない。
【0028】
【実施例】(実施例1)次に、室温(25℃)雰囲気下
で使用するのに好適な図1の静電チャック1を試作し、
その吸着特性について測定を行った。まず、純度99
%、平均粒径1.2μmのAlN粉末に有機バインダー
と溶媒のみを加えて泥漿を作製し、ドクターブレード法
により厚さ0.5mm程度のグリーンシートを複数枚成
形してそれらを積層してセラミック基板2を形成するた
めの成形体を得た。そして、その一主面にタングステン
粉末にAlN粉末を5体積%混合したタングステンペー
ストをスクリーン印刷法により印刷塗布して静電吸着用
電極4をなす金属膜を形成した。
【0029】一方、純度99%、平均粒径1.2μmの
AlN粉末を93体積%に対し、平均粒径0.9μmの
CeO2 を7体積%添加し、さらにバインダーと溶媒を
加えて泥漿を製作し、ドクターブレード法により厚さ
0.5mm程度のグリーンシートを成形し、誘電体層3
用の成形体を得た。
【0030】そして、静電吸着用電極4をなす金属膜を
備えたセラミック基板2用成形体の表面に、誘電体層3
用の成形体を積層して、80℃、50kg/cm2 の圧
力で熱圧着した。しかるのち、上記積層体に切削加工を
施して円板状とし、該円板状の積層体を真空脱脂したあ
と、1900℃程度の焼成温度で10体積%の水素(H
2 )を含む水素/窒素混合雰囲気下で3時間焼成するこ
とにより、セラミック基板および誘電体層ともに相対密
度99%以上の、外径200mm、厚み8mmで、かつ
内部に膜厚15μmの静電吸着用電極4を備えた板状体
を形成した。そして、誘電体層3をなす窒化アルミニウ
ム質セラミックスの表面を研磨して吸着面5を形成して
静電チャックを形成した。
【0031】作製した静電チャックにおける誘電体層の
Ce3+/Ce4+の比をX線光電子分光装置(XPS)
(アルバックファイ製QUANTUM2000)により
Ceの状態分析を行い、狭域スペクトルにおけるCe3+
とCe4+のピークを分離処理した後、それぞれの面積比
率からCe3+/Ce4+の比を算出した結果、2.3であ
った。
【0032】作製した静電チャックに対して、室温(2
5℃)下において、吸着面5に8インチ径のシリコンウ
エハを載置して静電吸着用電極4との間に300Vの電
圧を印加することによりウエハ10を吸着面5に吸着保
持させ、この状態でシリコンウエハを剥がすのに必要な
力を吸着力として測定したところ、520g/cm2
吸着力が得られた。
【0033】比較例 これに対し、比較のためにセラミック基板2と同様の材
質からなる高純度窒化アルミニウム質セラミックスを誘
電体層とした静電チャック(比較例1)、及びCe3+
Ce4+の比が0.5(比較例2)、あるいは4(比較例
3)の窒化アルミニウム質セラミックスを誘電体層とし
た静電チャックをそれぞれ作製し、実施例1と同様の条
件にてシリコンウエハを剥がすのに必要な力(吸着力)
について測定した。
【0034】その結果、誘電体層が高純度の窒化アルミ
ニウム質セラミックスからなる比較例1は、室温(25
℃)における体積固有抵抗値が1016Ω−cm以上であ
るため、10g/cm2 の吸着力しか得られなかった。
【0035】また、誘電体層のCe3+/Ce4+の比が4
の窒化アルミニウム質セラミックスからなる比較例3
は、室温(25℃)における体積固有抵抗値が1014Ω
−cm程度であるため、吸着力は150g/cm2 と低
いものであったが、残留吸着があり、実用上問題があっ
た。
【0036】また、誘電体層がCe3+/Ce4+の比が
0.5の窒化アルミニウム質セラミックスからなる比較
例2では、吸着力については本発明に係る実施例1と同
程度であったものの、室温(25℃)における体積固有
抵抗値が105 Ω−cm程度と108 Ω−cm未満であ
るために漏れ電流量が多く、ウエハに悪影響を与える恐
れがあった。
【0037】しかも、比較例1の高純度窒化アルミニム
質セラミックスは、300℃で体積固有抵抗が1×10
12Ω−cm、500℃で5×109 Ω−cmであり、比
較例3の誘電体層のCe3+/Ce4+の比が4の窒化アル
ミニム質セラミックスは25℃で1×1014Ω−cm、
50℃で5×1011Ω−cmと、いずれも抵抗値の変化
率が大きいために狭い温度範囲でしか使用できないもの
であった。
【0038】(実施例2)次に、セリウム(Ce)の含
有量(酸化物換算)およびCe3+/Ce4+の比をそれぞ
れ変化させた窒化アルミニウム質セラミックス(直径6
0mm、厚み2mmの円盤)を実施例1と同様にして作
製し、25℃、0〜50℃における体積固有抵抗値を3
端子法にて測定した。Ce3+/Ce4+の比は焼成時の雰
囲気中の水素ガス量を変えたり、成形体を収納する匣鉢
内にCeO2 粉末を所定量配置して制御した。それぞれ
の結果は表1に示す通りである。
【0039】
【表1】
【0040】この結果、表1より判るように、Ce3+
Ce4+の比が0.5と1より小さい試料No.4,13は
50℃の体積固有抵抗がいずれも1×105 Ω−cm以
下と小さく漏れ電流が大きかった。一方、Ce3+/Ce
4+の比が4よりも大きい試料No.2、9は、0〜50℃
の温度範囲内で体積固有抵抗値を1×108 〜1×10
12Ω−cmとすることができなかった。
【0041】これに対し、Ce3+/Ce4+の比が1〜3
の試料No.3、5〜8、10〜12は、0〜50℃の温
度雰囲気下において体積固有抵抗値を1×108 〜1×
1012Ω−cmの範囲に設定することができた。
【0042】このことから、本発明に係る静電チャック
を用いれば、0〜50℃の温度雰囲気下で行われる各種
処理工程においてジョンソン・ラーベック力による吸着
力が得られ、被固定物を高い吸着力でもって保持できる
ことが判る。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被固定
物を吸着保持する吸着面を、Ceを含有する窒化アルミ
ニウム質セラミックスにより形成し、Ce3+/Ce4+
を特定範囲に制御することにより、50℃以下の温度雰
囲気下においてジョンソン・ラーベック力による吸着力
を発現させ、高い吸着力でもって被固定物を保持するこ
とが可能であるとともに、温度変化に対する誘電体層の
抵抗値の変化が小さいため、広範囲の温度領域をカバー
することができる静電チャックを提供することができ
る。
【0044】その為、例えば、本発明の静電チャックを
成膜処理工程に用いれば、被固定物上に均一な厚みをも
った薄膜を被覆することができ、露光処理工程やエッチ
ング処理工程に用いれば、被固定物に精度の良い露光や
加工を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る静電チャックを示す斜視
図であり、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1・・・静電チャック 2・・・セラミック基板 3・・・誘電体層 4・・・静電吸着用電極 5・・・吸着面 10・・被固定物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−315867(JP,A) 特開 平10−4083(JP,A) 特開 昭62−17074(JP,A) 特開 平5−221761(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 B23Q 3/15 C04B 35/581 H02N 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被固定物吸着面が、窒化アルミニウムを主
    成分とするセラミックスからなる静電チャックであっ
    て、前記セラミックスが、少なくともセリウム(Ce)
    を含むとともに、Ce3+/Ce4+の原子比が1〜3であ
    ることを特徴とする静電チャック。
  2. 【請求項2】前記セラミックス中にセリウム(Ce)を
    酸化物換算で5〜20体積%を含むことを特徴とする請
    求項1記載の静電チャック。
  3. 【請求項3】前記セラミックスの0℃から50℃の体積
    固有抵抗が108 〜1012Ω−cmであることを特徴と
    する請求項1記載の静電チャック。
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