JP3527463B2 - オイルシール部材成形用ゴム組成物およびそれを用いたオイルシール部材 - Google Patents

オイルシール部材成形用ゴム組成物およびそれを用いたオイルシール部材

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JP3527463B2 JP2000182889A JP2000182889A JP3527463B2 JP 3527463 B2 JP3527463 B2 JP 3527463B2 JP 2000182889 A JP2000182889 A JP 2000182889A JP 2000182889 A JP2000182889 A JP 2000182889A JP 3527463 B2 JP3527463 B2 JP 3527463B2
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泰幸 西村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルシール部材
成形用ゴム組成物およびそれを用いてなるオイルシール
部材に関し、詳しくはエアコンディショナ機や冷凍機に
使用される加硫接着性および耐フルオロ炭化水素性にす
ぐれるオイルシール部材成形用ゴム組成物およびそれを
用いてなるオイルシール部材に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫、冷凍機、エアコンディショナ機
などの冷却装置ならびに空調装置のコンプレッサなどに
は、冷媒および冷凍機油を密封するため、多くのオイル
シール部材が用いられている。このようなオイルシール
部材としては様々な形態のものが知られているが、中で
もオイルシール部材用金具に加硫接着剤を塗布および焼
付したものと、未加硫のオイルシール部材成形用ゴム組
成物を用いたゴム予備成形物とを加硫接着させるととも
にゴム予備成形物をゴム成形物に成形することによって
製造されるオイルシール部材が一般に知られている。上
記オイルシール部材用金具は、冷間圧延鋼板などで作成
した金具に化成皮膜処理を施したものをさす。
【0003】上記オイルシール部材の中でも、自動車な
どの車両用エアコンディショナ機や冷凍機の軸に用いら
れるオイルシール部材は、その使用雰囲気が年々過酷に
なってきている。たとえば車両用エアコンディショナ機
や冷凍機などでは、従来冷媒としてCFC12(CCl
22)が主として用いられてきたが、近年フロンによる
オゾン層の破壊が環境問題となり、CFC12に換えて
オゾン層を破壊しないHFC134a(CH2FCF3
などのフルオロ炭化水素が用いられるようになってきて
いる。したがってオイルシール部材の上記ゴム成形物
は、硬さ、伸び、引張強さ、耐熱性、耐油性にすぐれ、
かつ圧縮永久歪みが小さいというような数々の特性に加
えて、クラックおよびブリスタが発生しにくいなどとい
った冷媒であるフルオロ炭化水素に対する耐性を有する
ことがさらに要求される。
【0004】またたとえば自動車用エアコンディショナ
機は、自動車のエンジンルーム内で使用されるため、そ
の使用環境の温度は140〜150℃にまで至る。した
がって用いられるオイルシール部材のゴム成形物は、1
50℃の環境下における耐熱性および150℃の環境下
における耐フルオロ炭化水素性を備えることが要求され
る。またさらに上記ゴム成形物には、フルオロ炭化水素
に対する耐発泡性が良好であることもその重要な物性と
して要求される。ここで耐発泡性とは冷媒に浸漬後、1
50℃の環境下においても該ゴム成形物に発泡が生じな
いことを意味する。
【0005】従来オイルシール部材に用いられてきたゴ
ム組成物としては、フッ素ゴム、ニトリルゴム、エチレ
ンプロピレンゴム、水素化アクリロニトリル−ブタジエ
ンゴムと塩素化ポリエチレンとの混合系を用いたものな
どが知られている。しかしながらこれらのゴム組成物を
成形してなるゴム成形物を車両用エアコンディショナ機
や冷凍機に用いると、各々問題点を有する。たとえばフ
ッ素ゴムを用いたゴム成形物はHFC134aによる膨
潤が大きく耐フルオロ炭化水素性が不充分であり、また
ニトリルゴムを用いたゴム成形物は150℃の環境下に
おける耐熱性を有さない。またエチレンプロピレンゴム
や水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴムと塩素化ポ
リエチレンとの混合系を用いたゴム成形物は、鉱油など
の冷凍機油に対する耐油性が劣る。このように近年にお
いては、特に車両用エアコンディショナ機や冷凍機に使
用されるオイルシール部材のゴム成形物には、上記の数
々の厳しい特性を同時に備えることが要求されている。
【0006】これらの特性を備えたゴム成形物に用いる
ゴム組成物としては、オイルシール部材成形用として各
種の分野で幅広く用いられている水素添加ニトリルゴム
を主成分とするゴム組成物が知られている。上記水素添
加ニトリルゴムは、アクリロニトリル−ブタジエンゴム
のようなニトリル基含有重合体ゴム中の炭素−炭素二重
結合の一部または全部を水素添加して、あるいは他のエ
チレン系単量体単位で置き換えてなるものである。その
一例として、水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴ
ム、架橋剤、架橋助剤、金属酸化物、補強剤および可塑
剤を含有するシール部材用組成物およびそれを用いたシ
ール部材が、特願平5−108733号公報に開示され
ている。
【0007】しかしながら上記のようにオイルシール部
材は、一般的にオイルシール部材用金具とオイルシール
部材成形用ゴム組成物を用いたゴム予備成形物とを加硫
接着させてなるものである。従来のオイルシール部材で
は、該金具と該ゴム成形物との接着が充分でないため、
該金具と該ゴム成形物との間に剥れが認められる場合が
あった。今後車両用エアコンディショナ機や冷凍機用の
オイルシール部材はその使用環境がさらに過酷になって
いくことが考えられ、上述した数々の特性がさらにすぐ
れるとともに上記接着の安定性がさらに向上され、より
すぐれたシール特性を備えるオイルシール部材成形用ゴ
ム組成物およびそれを用いたオイルシール部材の開発が
望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、それ
を用いて成形したゴム成形物が硬さ、伸び、耐熱性、耐
油性にすぐれ、圧縮永久歪みが小さく、150℃の環境
下においても発泡、ブリスタおよびクラックが発生しに
くいなどといった冷媒であるフルオロ炭化水素に対する
耐性にすぐれ、さらに金属との加硫接着の安定性が向上
されるオイルシール部材成形用ゴム組成物、およびそれ
を用いたオイルシール部材を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者らは鋭意研究を行った結果、下記の特定成
分の特定配合比からなるH−NBRをベースとするゴム
組成物およびそれを用いたオイルシール部材が該目的を
達成し得ることを見出し、本発明を完成した。本発明
は、次の特徴を有するものである。 (1)(a)結合アクリロニトリル量が30〜40重量
%、ヨウ素価が7〜16(mg/100mg)およびム
ーニー粘度〔ML1+4(100℃)〕が70〜150の
水素添加ニトリルゴム100重量部、(b)カーボンブ
ラック40〜80重量部、(c)架橋助剤として1,2
−ビニル結合を85%以上含有する液状ポリブタジエン
1〜10重量部、(d)フタレート系および/またはセ
バケート系可塑剤1〜10重量部ならびに(e)架橋剤
として有機過酸化物2〜10重量部を含有することを特
徴とするオイルシール部材成形用ゴム組成物。 (2)冷凍機およびカーエアコン用コンプレッサの少な
くともいずれかのオイルシール部材に使用されるもので
ある上記(1)に記載のオイルシール部材成形用ゴム組
成物。 (3)上記(1)または(2)に記載のオイルシール部
材成形用ゴム組成物を用いたゴム成形物と、オイルシー
ル部材用金具とを加硫接着剤を用いて加硫接着してなる
ことを特徴とするオイルシール部材。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のオイルシール部材成形用
ゴム組成物は、基本的には、水素添加ニトリルゴム
(a)と、カーボンブラック(b)と、液状ポリブタジ
エン(c)と、フタレート系および/またはセバケート
系可塑剤(d)と、有機過酸化物(e)とを各々特定の
配合比にて含有する。水素添加ニトリルゴム(以下、
「H−NBR」ということもある)(a)は、該重合体
中の結合アクリロニトリルの含有量が30〜40重量%
であり、好ましくは32〜38重量%である。該結合ア
クリロニトリルの含有量が30重量%未満であると、ゴ
ム組成物を用いたゴム成形物の金属との接着性が悪化す
るとともに冷凍機油に対する膨潤が大きくなってしまう
不具合がある。また該結合アクリロニトリルの含有量が
40重量%を超えると、ゴム組成物を用いたゴム成形物
が耐ブリスタ性に劣る不具合がある。
【0011】また、H−NBR(a)は、分子主鎖の炭
素−炭素二重結合量を表すヨウ素価(g/100g)が
7〜16、好ましくは8〜14である。該ヨウ素価が7
未満であると150℃の環境下での該ゴム成形物の圧縮
永久歪みが大きくなり過ぎてしまう不具合があり、該ヨ
ウ素価が16を超えると該ゴム成形物の伸びが小さくな
り過ぎてしまう不具合がある。
【0012】さらにH−NBR(a)は、ムーニー粘度
〔ML1+4(100℃)〕が70〜150、好ましくは
75〜145である。該ムーニー粘度が70未満である
と該ゴム成形物が耐ブリスタ性に劣る不具合があり、該
ムーニー粘度が150を超えると該ゴム成形物の加工性
が悪くなってしまう不具合がある。ここで上記ムーニー
粘度〔ML1+4(100℃)〕は、100℃でラージロ
ータを用い、予熱1分、回転開始後4分の場合のムーニ
ー粘度計で測定した値をさす。一般に、組成物の主成分
となるゴムが高ムーニー粘度である程、圧縮永久歪みの
小さいゴム成形物を得ることができる。
【0013】H−NBR(a)としては、不飽和ニトリ
ル−共役ジエン共重合ゴムの共役ジエン単位部分を水素
添加したもの、不飽和ニトリル−共役ジエン−エチレン
性不飽和モノマー三元共重合ゴムおよびこのゴムの共役
ジエン単位部分を水素添加したもの、不飽和ニトリル−
エチレン性不飽和モノマー系共重合ゴムなどが挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。またこれらの
水素添加ニトリルゴムは通常の重合手段、水素添加方法
によって得られるが、その手段も特別の限定はない。
【0014】上記H−NBR(a)の具体例として、ブ
タジエン−アクリロニトリル共重合ゴム、イソプレン−
ブタジエン−アクリロニトリル共重合ゴム、イソプレン
−アクリロニトリル共重合ゴムなどを水素添加したも
の、ブタジエン−メチルアクリレート−アクリロニトリ
ル共重合ゴム、ブチルアクリレート−エトキシエチルア
クリレート−ビニルクロロアセテート−アクリロニトリ
ル共重合ゴム、ブチルアクリレート−エトキシエチルア
クリレート−ビニルノルボルネン−アクリロニトリル共
重合ゴムなどが例示されるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0015】カーボンブラック(b)は、一般に使用さ
れているMTカーボンブラック、FTカーボンブラッ
ク、SRFカーボンブラック、FEFカーボンブラッ
ク、HAFカーボンブラック、ISAFカーボンブラッ
クなど各種のグレードの少なくともいずれかを用いるこ
とができ、特には限定されないが、好ましくはFEFカ
ーボンブラック、MTカーボンブラック、SRFカーボ
ンブラックを単独で、もしくはFEFカーボンブラック
とMTカーボンブラックとの併用系またはMTカーボン
ブラックとSRFカーボンブラックとの併用系が用いら
れる。なおMTカーボンブラックはASTM1765−
1987に従って測定した粒子径が200〜500nm
程度のものをいう。FTカーボンブラックは上記粒子径
が100〜200nm程度のものをいう。SRFカーボ
ンブラックは上記粒子径が60〜100nm程度のもの
をいう。FEFカーボンブラックは上記粒子径が40〜
50nm程度のものをいう。HAFカーボンブラックは
上記粒子径が26〜30nm程度のものをいう。ISA
Fカーボンブラックは上記粒子径が20〜25nm程度
のものをいう。
【0016】本発明のゴム組成物において、カーボンブ
ラック(b)は、上記の特定の物性を有するH−NBR
(a)100重量部に対して40〜80重量部、好まし
くは50〜70重量部配合される。上記カーボンブラッ
クの配合量が40重量部未満であると該ゴム組成物を用
いたゴム成形物が耐ブリスタ性に劣り、カーボンブラッ
クの配合量が80重量部を超えると該ゴム成形物が硬く
なり過ぎたり、伸びが小さくなるなど機械的特性に劣
る。
【0017】カーボンブラック(b)としてFEFカー
ボンブラック、MTカーボンブラックまたはSRFカー
ボンブラックを単独で用いた場合、H−NBR(a)1
00重量部に対する配合量は、好ましくは40〜65重
量部であり、より好ましくは50〜60重量部である。
またカーボンブラック(b)としてFEFカーボンブラ
ックとMTカーボンブラックとの併用系またはMTカー
ボンブラックとSRFカーボンブラックとの併用系を用
いる場合のH−NBR(a)100重量部に対する配合
量は、好ましくは50〜80重量部であり、より好まし
くは60〜70重量部である。
【0018】液状ポリブタジエン(c)は、架橋助剤と
して本発明のゴム組成物に含有される、好ましくは平均
分子量約1000〜3000程度のブタジエンホモポリ
マーである。該液状ポリブタジエン(c)は、1,2−
ビニル結合を85%以上、好ましくは90%を超えて含
有し、その上限は100%である。液状ポリブタジエン
が1,2−ビニル結合を多く有するほど、該ゴム組成物
を用いたゴム成形物は耐ブリスタ性、耐フルオロ炭化水
素性にすぐれる。
【0019】本発明のゴム組成物には、液状ポリブタジ
エン(c)が、H−NBR(a)100重量部に対して
1〜10重量部、好ましくは3〜5重量部配合される。
上記液状ポリブタジエン(c)の配合量が1重量部未満
であると該ゴム組成物を用いたゴム成形物の圧縮永久歪
みが大きくなり過ぎるとともに、該ゴム成形物が耐ブリ
スタ性に劣るという不具合がある。液状ポリブタジエン
(c)の配合量が10重量部を超えると該ゴム成形物が
耐ブリスタ性に劣り、伸びも小さくなり過ぎてしまう不
具合がある。
【0020】可塑剤(d)は該ゴム組成物を用いたゴム
成形物の加工性を良好にするために含有され、フタレー
ト系可塑剤およびセバケート系可塑剤のうち、少なくと
もいずれか一種が用いられる。フタレート系の可塑剤と
しては、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレートな
どが挙げられる。またセバケート系の可塑剤としては、
ジオクチルセバケート、ジブチルセバケートなどが挙げ
られる。H−NBR(a)を主として含有するゴム組成
物に可塑剤として一般的に用いられるポリエステルエー
テル、ポリエーテルおよびアジピン酸ポリエステルを本
発明のゴム組成物に用いると、これを成形してなるゴム
成形物の接着性が不安定となってしまう不具合が生じ
る。このような不具合を解消しかつ上記加工性を向上で
きる可塑剤として、フタレート系可塑剤およびセバケー
ト系可塑剤の少なくともいずれか一種が選ばれる。
【0021】このような可塑剤(d)は、H−NBR
(a)100重量部に対して1〜10重量部、好ましく
は3〜5重量部配合される。上記可塑剤(d)の配合量
が1重量部未満であると該ゴム組成物を用いたゴム成形
物の加工性が改善されず、逆に可塑剤(d)の配合量が
10重量部を超えると該ゴム成形物の加硫接着性および
耐熱性が悪化するようになる。
【0022】有機過酸化物(e)は、一般にゴムに架橋
剤として配合される有機過酸化物であれば、特別の制限
なく用いることができる。このような有機過酸化物
(e)としては、具体的には、ベンゾイルパーオキサイ
ド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブ
チルパーオキシ)シクロドデカン、n−ブチル−4,4
−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、ジクミル
パーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、
ジ−t−ブチルパーオキサイド、1,3−ビス(t−ブ
チルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキシン−3、t−ブチルパーオキシクメンなどが
挙げられる。
【0023】有機過酸化物(e)は、H−NBR(a)
100重量部に対して2〜10重量部、好ましくは3〜
8重量部配合される。上記有機過酸化物(e)の配合量
が2重量部未満であると、たとえば該ゴム組成物を用い
たゴム成形物の引張強さが低い、伸びが大きい、永久圧
縮歪みが大きいなどの機械的強度が低くなり過ぎてしま
う不具合がある。また有機過酸化物(e)の配合量が1
0重量部を超えると該ゴム成形物の伸びが低くなり過ぎ
て硬くなってしまい、オイルシール部材の装着が困難に
なってしまう不具合がある。
【0024】本発明のオイルシール部材成形用ゴム組成
物は、特定量のカーボンブラック(b)、液状ポリブタ
ジエン(c)、可塑剤(d)ならびに有機過酸化物
(e)を、特定のH−NBR(a)に添加することによ
って、硬さ、伸び、耐熱性、耐油性にすぐれ、圧縮永久
歪みが小さく、150℃の環境下においても発泡、ブリ
スタおよびクラックが発生しにくいといった冷媒である
フルオロ炭化水素に対する耐性にすぐれる上に、さらに
金属との加硫接着の安定性を向上させたゴム成形物を成
形することができる。
【0025】また本発明のゴム組成物を用いたゴム成形
物は、特に冷却装置、空調装置で冷媒として使用される
各種のフロン系冷媒、たとえばHFC32(CH
22)、HFC125(CHF2CF3)、HFC143
a(C233)、HFC134a(ハイドロフルオロ
カーボン、CH2FCF3)などのフルオロ炭化水素やこ
れらの混合物、さらにはフロン系冷媒とこれに通常併用
される、たとえば鉱油、ポリアルキレングリコール、エ
ステルなどの冷凍機油との混合物に対しても優れた耐性
を示す。すなわち上記冷媒および冷凍機油の混合物に常
温であるいは150℃の環境下で浸漬しても発泡が生じ
ず、かつ膨潤が小さく亀裂が生じることがない。さらに
上記の浸漬したオイルシール部材を150℃の環境下に
たとえば1時間程度放置しておいても発泡が生じず、か
つ膨潤による亀裂の発生は認められない。
【0026】本発明のゴム組成物には、必要に応じて、
当分野において一般的に使用される老化防止剤、金属酸
化物、加工助剤などの添加物を発明の目的を損なわない
範囲で添加することができる。該添加物は、具体的に
は、老化防止剤としてはたとえばジフェニルアミン系、
キノリン系、イミダゾール系の老化防止剤などが挙げら
れ、金属酸化物としてはたとえば酸化亜鉛、酸化マグネ
シウム、酸化カルシウム、酸化鉄などが挙げられ、加工
助剤としてはたとえば脂肪酸アミド、脂肪酸エステルな
どが挙げられる。本発明のゴム組成物の調製は、インタ
ミックス、ニーダー、バンバリーミキサーなどの混練機
あるいはオープンロールなどを用いて混練することによ
って行われる。
【0027】本発明のゴム組成物は、上記のように調製
された後、当分野において通常広く行われているように
たとえば押出機やオープンロール、プレフォマなどの装
置を用いて、ゴム成形物に近い形状に予備成形を行い、
ゴム予備成形物とされる。ゴム予備成形物の形状および
大きさは、目的に応じて適宜選択される。
【0028】また本発明のオイルシール部材は、上記ゴ
ム予備成形物と、オイルシール部材用金具とを加硫接着
剤を用いて加硫接着してなる。オイルシール部材用金具
としては特には限定されず、一般的に用いられるもので
あってよい。オイルシール部材用金具としては、たとえ
ば冷間圧延鋼板や軟鋼板を金属プレスなどを用いて目的
に応じた形状および大きさに適宜加工した金具に、たと
えば化成皮膜処理などによって表面処理を施したものが
用いられる。上記化成皮膜処理としては特には限定され
ないが、たとえば当分野において通常広く用いられてい
るリン酸亜鉛系皮膜処理、リン酸亜鉛カルシウム系皮膜
処理、リン酸マンガン系皮膜処理、リン酸鉄系皮膜処理
などが挙げられ、中でも特にリン酸亜鉛系皮膜処理もし
くはリン酸亜鉛カルシウム系皮膜処理が好適である。
【0029】該金具と該ゴム予備成形物との加硫接着に
用いる加硫接着剤としては、たとえばフェノール系接着
剤、シリコーン系接着剤、塩化ポリマー系接着剤などが
挙げられ、中でも特にフェノール系接着剤またはシリコ
ーン系接着剤が好適である。フェノール系接着剤として
は、具体的には、ノボラック型のフェノール樹脂やレゾ
ール型のフェノール樹脂と、単独または複数の硬化剤と
からなる組成物をメタノールなどの溶剤で溶解させてな
る接着剤が挙げられる。またシリコーン系接着剤として
は、具体的には、シランカップリング剤を反応させてオ
リゴマーとしたものでかつ官能基としてアミノ基、ビニ
ル基を有する接着剤などが挙げられる。中でもフェノー
ル系接着剤は、水素添加ニトリルゴムを主成分とするゴ
ム組成物に対してより接着性にすぐれ、特に好ましく用
いられる。
【0030】このような加硫接着剤を、オイルシール部
材用金具にたとえば塗布および焼付する。この加硫接着
剤の塗布および焼付は、当分野において通常広く用いら
れている器具を用いて行われ、塗布は浸漬槽への浸漬あ
るいはスプレーを用いて行われ、焼付はオーブンを用い
て行う。これによって加硫接着剤層が、半硬化した状態
でオイルシール部材用金具の表面に形成される。
【0031】このようなオイルシール部材用金具と上記
ゴム予備成形物とを加硫接着剤層を介して加硫接着する
とともに、ゴム予備成形物をゴム成形物に成形して、オ
イルシール部材が製造される。加硫は射出成形機、圧縮
成形機、加硫プレスなどを用いて、150〜200℃で
約2〜30分間程度加熱することにより行う。また必要
に応じて約150〜170℃で約1〜5時間加熱する二
次加硫を行ってもよい。二次加硫は、射出成形機、圧縮
成形機、加硫プレスなどを用いて、120〜170℃で
約1〜24時間程度加熱することにより行う。このよう
な二次加硫を経て製造されたオイルシール部材は、二次
加硫を経ずに製造されたオイルシール部材と比較してゴ
ム成形物の耐ブリスタ性がより向上される。したがって
本発明のオイルシール部材は、必ずしも二次加硫を経て
形成されたものでなくてもよいが、好ましくは二次加硫
を経て形成される。
【0032】該ゴム組成物を用いたゴム予備成形物と該
オイルシール部材用金具とを加硫接着してなる本発明の
オイルシール部材は、自動車などの車両用エアコンディ
ショナ機や冷凍機の軸に使用されるオイルシール部材と
して特に好適なものであって、その形状および構造は特
に限定されない。
【0033】また本発明のゴム組成物を用いたオイルシ
ール部材は、該ゴム組成物を成形してなるゴム予備成形
物をオイルシール部材用金具に加硫接着させてなるオイ
ルシール部材には限定されず、ゴム成形物自体を用いて
なるたとえばパッキンやOリングなどのオイルシール部
材であってもよい。また該オイルシール部材は、エアコ
ンディショナ機や冷凍機に特に好適に用いられるけれど
も、その用途をこれらに限定されず、上記以外のオイル
シール部材にも好適に使用することができる。
【0034】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。 (実施例1)H−NBR(a)、カーボンブラック
(b)、液状ポリブタジエン(c)、可塑剤(d)およ
び有機過酸化物(e)を下記の配合比で配合して、本発
明のオイルシール部材成形用ゴム組成物を作成した。 (ゴム組成物の配合比) H−NBR(a) 100重量部 カーボンブラック(b) 55重量部 液状ポリブタジエン(架橋助剤)(c) 5重量部 可塑剤(d) 5重量部 有機過酸化物(架橋剤)(e) 3重量部 老化防止剤 2重量部 酸化亜鉛 5重量部 なおH−NBR(a)としては、結合アクリロニトリル
量が36重量%、ヨウ素価が11(mg/100mg)
およびムーニー粘度〔ML1+4(100℃)〕が136
のものを用いた。カーボンブラック(b)としてはFE
Fカーボンブラックを用いた。また液状ポリブタジエン
(c)としては1,2−ビニル結合が91%のものを用
いた。可塑剤(d)としてはジオクチルセバケートを用
いた。有機過酸化物(e)としては1,3−ビス(t−
ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンを用いた。さ
らに添加物として老化防止剤および酸化亜鉛を添加し
た。上記のように配合されたゴム組成物を、オープンロ
ールで混練して調製した。このようにして調製されたゴ
ム組成物を、175℃の金型中で20分間圧縮成形して
ゴム予備成形物の試供品とした。
【0035】(実施例2)H−NBR(a)として結合
アクリロニトリル量が36重量%、ヨウ素価が11(m
g/100mg)およびムーニー粘度〔ML1+4(10
0℃)〕が85のものを用いた以外は実施例1と同様に
調製したゴム組成物をゴム予備成形物の試供品とした。
【0036】(実施例3)カーボンブラック(b)とし
て45重量部のFEFカーボンブラックおよび20重量
部のMTカーボンブラックを用い、かつ可塑剤(d)と
して5重量部のジオクチルフタレートを用いた以外は実
施例1と同様に調製したゴム組成物をゴム予備成形物の
試供品とした。
【0037】(実施例4)カーボンブラック(b)とし
て45重量部のFEFカーボンブラックを用い、液状ポ
リブタジエン(c)を3重量部配合した以外は実施例2
と同様に調製したゴム組成物をゴム予備成形物の試供品
とした。
【0038】(実施例5)カーボンブラック(b)とし
て65重量部のMTカーボンブラックを用い、可塑剤
(d)として5重量部のジオクチルセバケートを用い、
液状ポリブタジエン(c)を8重量部配合した以外は実
施例1と同様に調製したゴム組成物をゴム予備成形物の
試供品とした。
【0039】(実施例6)カーボンブラック(b)とし
て55重量部のSRFカーボンブラックを用い、可塑剤
(d)として4重量部のジオクチルセバケートを用いた
以外は実施例2と同様に調製したゴム組成物をゴム予備
成形物の試供品とした。
【0040】(実施例7)カーボンブラック(b)とし
て20重量部のMTカーボンブラックおよび45重量部
のSRFカーボンブラックを用い、可塑剤(d)として
3重量部のジオクチルフタレートを用い、液状ポリブタ
ジエン(c)を6重量部配合し、架橋剤(e)を8重量
部配合した以外は実施例1と同様に調製したゴム組成物
をゴム予備成形物の試供品とした。
【0041】(比較例1)H−NBR(a)として結合
アクリロニトリル量が44重量%、ヨウ素価が24(m
g/100mg)およびムーニー粘度〔ML1+4(10
0℃)〕が78のものを用いた以外は実施例1と同様に
調製したゴム組成物をゴム予備成形物の試供品とした。
【0042】(比較例2)H−NBR(a)として結合
アクリロニトリル量が36重量%、ヨウ素価が28(m
g/100mg)およびムーニー粘度〔ML1+4(10
0℃)〕が78のものを用いた以外は実施例1と同様に
調製したゴム組成物をゴム予備成形物の試供品とした。
【0043】(比較例3)H−NBR(a)として結合
アクリロニトリル量が36重量%、ヨウ素価が11(m
g/100mg)およびムーニー粘度〔ML1+4(10
0℃)〕が56のものを用いた以外は実施例1と同様に
調製したゴム組成物をゴム予備成形物の試供品とした。
【0044】(比較例4)可塑剤(d)として5重量部
のポリオキシアルキレン脂肪酸エステルを用いた以外は
実施例1と同様に調製したゴム組成物をゴム予備成形物
の試供品とした。
【0045】(比較例5)カーボンブラック(b)とし
て65重量部のFEFカーボンブラックを用い、かつ可
塑剤(d)として14重量部のジオクチルセバケートを
用いた以外は実施例1と同様に調製したゴム組成物をゴ
ム予備成形物の試供品とした。
【0046】(比較例6)架橋助剤として液状ポリブタ
ジエン(c)に換えて、トリアリルシアヌレートを用い
た以外は実施例1と同様に調製したゴム組成物をゴム予
備成形物の試供品とした。
【0047】上記の実施例1〜7ならびに比較例1〜6
で得られた試供品それぞれの常態特性として硬さ、引張
強さおよび伸びを測定した。硬さはJIS K 625
3に規定される測定方法によって測定した。引張強さお
よび伸びはJIS K 6251に規定される測定方法
によって測定した。
【0048】また上記の実施例1〜7ならびに比較例1
〜6で得られた試供品それぞれについて、下記の
(1)、(2)の各試験を行い、その特性を評価した。 (1)耐発泡性 各試供品は、JIS B 2401 P26のOリング
に加工したものを用いた。HFC134a中に25℃、
70時間浸漬後、直ちに150℃のオーブンに投入し、
発泡の有無を観察した。外観の観察により、発泡しない
ものを○、発泡のあるものを×とした。
【0049】(2)接着性 JIS K 6256に従い金属片とゴムの90度剥離
試験を行った。各試供品を、軟鋼板にリン酸亜鉛皮膜処
理してなるオイルシール部材用金具に接着剤を塗布、焼
付し、これに各ゴム予備成形物を接触させて加硫接着
し、170℃の金型中で20分間圧縮成型して、ゴム成
形物を備える試供用のオイルシール部材とした。接着剤
としては、実施例4のゴム予備成形物試供品については
シリコーン系接着剤を用い、残りのゴム予備成形物試供
品についてはフェノール系接着剤を用いた。実施例1〜
7の結果を表1に、比較例1〜6の結果を表2に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】表1に示すように、実施例のゴム組成物を
用いたゴム予備成形物は、硬さ、引張強さ(MPa)お
よび伸び全ての特性基準を満たし、該ゴム組成物を用い
てなるゴム成形物を備えるオイルシール部材は、すぐれ
た特性を有することが実証された。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明のゴム組成物を用
いて成形したゴム成形物が硬さ、伸び、耐熱性、耐油性
にすぐれ、圧縮永久歪みが小さく、150℃の環境下に
おいても発泡、ブリスタおよびクラックが発生しにくい
などといった冷媒であるフルオロ炭化水素に対する耐性
にすぐれ、さらに金属との加硫接着の安定性が向上され
るオイルシール部材成形用ゴム組成物、およびそれを用
いたオイルシール部材を提供することができるようにな
った。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09K 3/10 C09K 3/10 C F16J 15/10 F16J 15/10 X 15/12 15/12 F //(C08L 15/00 C08L 47:00 47:00) (56)参考文献 特開 平9−328578(JP,A) 特開 平9−67471(JP,A) 特開 平1−112083(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 15/00 C08L 9/00 - 9/04 C08K 3/04 C08K 5/11 C08K 5/12 C08K 5/14 C09K 3/10 F16J 15/10 - 15/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)結合アクリロニトリル量が30〜
    40重量%、ヨウ素価が7〜16(mg/100mg)
    およびムーニー粘度〔ML1+4(100℃)〕が70〜
    150の水素添加ニトリルゴム100重量部、 (b)カーボンブラック40〜80重量部、 (c)架橋助剤として1,2−ビニル結合を85%以上
    含有する液状ポリブタジエン1〜10重量部、 (d)フタレート系および/またはセバケート系可塑剤
    1〜10重量部ならびに (e)架橋剤として有機過酸化物2〜10重量部を含有
    することを特徴とするオイルシール部材成形用ゴム組成
    物。
  2. 【請求項2】 冷凍機およびカーエアコン用コンプレッ
    サの少なくともいずれかのオイルシール部材に使用され
    るものである請求項1に記載のオイルシール部材成形用
    ゴム組成物。
  3. 【請求項3】 カーボンブラックがFEFカーボンブラ
    ックとMTカーボンブラックとの併用またはMTカーボ
    ンブラックとSRFカーボンブラックとの併用であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のオイルシール
    部材成形用ゴム組成物
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のオイル
    シール部材成形用ゴム組成物を用いたゴム成形物と、オ
    イルシール部材用金具とを加硫接着剤を用いて加硫接着
    してなることを特徴とするオイルシール部材。
  5. 【請求項5】 ゴム成形物が、化成皮膜処理によって表
    面処理されたオイルシール部材用金具に加硫接着剤を介
    して加硫接着されたものである請求項4に記載のオイル
    シール部材
  6. 【請求項6】 ゴム成形物が、リン酸亜鉛系の皮膜が形
    成されたオイルシール部材用金具に加硫接着剤を介して
    加硫接着されたものである請求項4に記載のオイルシー
    ル部材
  7. 【請求項7】 上記加硫接着剤が、フェノール系接着剤
    であることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載
    のオイルシール部材
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