JP3526586B2 - サリチル酸誘導体、該誘導体の製造方法およびそれを用いた感熱記録材料 - Google Patents

サリチル酸誘導体、該誘導体の製造方法およびそれを用いた感熱記録材料

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JP3526586B2
JP3526586B2 JP24154992A JP24154992A JP3526586B2 JP 3526586 B2 JP3526586 B2 JP 3526586B2 JP 24154992 A JP24154992 A JP 24154992A JP 24154992 A JP24154992 A JP 24154992A JP 3526586 B2 JP3526586 B2 JP 3526586B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、感熱記録材料に関し、特に未発
色部(地肌)および発色画像の保存安定性を向上させた
感熱記録材料に関する。さらには感熱記録材料用の電子
受容性化合物として有用なサリチル酸誘導体の金属塩な
らびに該サリチル酸誘導体およびその金属塩の製造方法
に関する。
【0002】
【先行技術】従来より、電子供与性発色性化合物と電子
受容性化合物(顕色剤)との呈色反応を利用した感熱記
録材料はよく知られている(例えば、特公昭43−41
60号公報、特公昭45−14039号公報)。感熱記
録材料は、比較的安価であり、また、記録機器がコンパ
クトで且つメンテナンスフリーであるという利点がある
ために、ファクシミリ、記録計、プリンターの分野にお
いて幅広く利用されている。最近では、感熱記録材料の
利用分野はさらに広がり且つ多様化しており、さらに過
酷な環境下での用途(例えば、ラベル、プリペイドカー
ド等)へと広がっている。しかし、従来より公知の、
2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン
〔別名、ビスフェノールA〕、4−ヒドロキシ安息香酸
ベンジルエステルなどを電子受容性化合物とする感熱記
録材料は、過酷な環境下(例えば、油、溶剤、油脂、蛍
光ペン等の筆記具等との接触下または多湿環境下)で
は、その未発色部が著しく汚染(地汚れ)されたり、ま
た発色画像が褪色したりする等の欠点がある。
【0003】このような欠点を改良するものとして置換
アミノ基を有するサリチル酸誘導体またはその金属塩を
電子受容性化合物として含有する感熱記録材料が提案さ
れている(特開昭63−95979号公報)。例えば、
この公報に記載されている4−フェニルアセチルアミノ
サリチル酸または該化合物の金属塩(例えば、亜鉛塩)
を電子受容性化合物とした感熱記録材料は、発色画像の
保存安定性(例えば、耐湿熱性)がやはり不良であり、
更には、発色感度が低く、実用的な高速記録に対応した
感熱記録材料とは言い難い。また、該公報中に開示され
ている4−ベンゾイルアミノサリチル酸または該化合物
の金属塩(例えば、亜鉛塩)を電子受容性化合物とした
感熱記録材料もやはり発色画像の保存安定性(例えば、
耐湿熱性)が不良であり、且つ発色感度が低いという欠
点がある。さらに、類似の構造である4−n−オクチル
カルボニルアミノサリチル酸または該化合物の金属塩
(例えば、亜鉛塩)を電子受容性化合物とした感熱記録
材料も、やはり発色画像の保存安定性(例えば、耐湿熱
性)が不良であり、且つ発色感度が低いという問題点が
ある。このような現状を背景に、発色感度が良好で且つ
未発色部および発色画像の保存安定性がより一層改良さ
れた感熱記録材料が強く望まれている。
【0004】このように感熱記録材料として開示されて
いるサリチル酸誘導体としては、上述のようにアミノ基
を有するサリチル酸誘導体が比較的多く知られている。
本願において開示するサリチル酸誘導体は、カルバメー
ト基を置換基として有する一般式(1)で表されるサリ
チル酸誘導体である。この一般式(1)で表されるサリ
チル酸誘導体の内、幾つかの化合物に関しては既に合成
されている〔例えば、ドイツ特許2749518 号、Bull. de
Socie. Chim. France、1189、(1955 )、J. Pharm. Sc
i.,52、927 (1963)〕。しかし、このサリチル酸誘導
体の金属塩に関してはナトリウム塩が開示されているの
みであり、2価、3価および4価の金属塩に関しては全
く開示がなされていない。また、このカルバメート基を
置換基として有するサリチル酸誘導体またはその誘導体
の金属塩の感熱記録材料としての適用性については知ら
れていなかった。
【0005】また、上記ドイツ特許2749518 号に記載の
サリチル酸誘導体の製造方法は、4−アミノサリチル酸
または5−アミノサリチル酸に、それぞれ乾燥ピリジン
中でベンジルクロロホルメートを作用させる方法であ
り、4−ベンジルオキシカルボニルアミノサリチル酸な
らびに5−ベンジルオキシカルボニルアミノサリチル酸
を製造しているが、例えば、該製造方法による5−ベン
ジルオキシカルボニルアミノサリチル酸の収率は約25%
と、非常に低いものである。また、Bull. de Socie. Ch
im. France、1189、(1955)に記載の製造方法は、4−
アミノサリチル酸のナトリウム塩の水溶液にアルキルク
ロロホルメートを作用させて、4−アルキルオキシカル
ボニルアミノサリチル酸を製造する方法である。しか
し、この方法では、収率が十分に満足できる程に高くな
い。例えば該製造方法による4−n−ペンチルオキシカ
ルボニルアミノサリチル酸の収率は約70%程度である。
【0006】また、J. Pharm. Sci.,52、927 (1963)
に記載の製造方法は、4−アミノサリチル酸または5−
アミノサリチル酸に、炭酸水素ナトリウムの水溶液中
で、フェニルクロロホルメートを作用させて、4−フェ
ニルオキシカルボニルアミノサリチル酸および5−フェ
ニルオキシカルボニルアミノサリチル酸を比較的高収率
で製造している。しかし、本発明者らが検討したとこ
ろ、炭酸水素ナトリウムの水溶液中で、4−アミノサリ
チル酸または5−アミノサリチル酸に各種のクロロホル
メート化合物(とくに、炭素数が5以上のアルキルクロ
ロホルメート化合物)を作用させると、目的とする4−
カルバメート置換サリチル酸誘導体または5−カルバメ
ート置換サリチル酸誘導体の収率は非常に低い(50%以
下)ことが判明した。この為に、簡便な応用性のある方
法で、しかも高純度のカルバメート置換サリチル酸誘導
体を製造する方法が強く望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、未発
色部(地肌)および発色画像の保存安定性を著しく改善
した感熱記録材料を提供すること、該感熱記録材料用の
電子受容性化合物として有用なサリチル酸誘導体の2
価、3価または4価の金属塩を提供すること、およびサ
リチル酸誘導体およびその金属塩の製造方法を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の目
的を達成すべく、感熱記録材料、特に電子受容性化合物
に関し鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわ
ち、本発明は、電子供与性発色性化合物および電子受容
性化合物を含有する感熱記録材料において、該電子受容
性化合物として一般式(1)で表されるサリチル酸誘導
体または/および該誘導体の金属塩を少なくとも1種含
有する感熱記録材料である。
【化9】 (式中、X1 およびX2 は水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、アラルキル基、アリール基またはハロゲン原
子を表し、Y1 およびY2 は酸素原子または硫黄原子を
表し、R1 は水素原子、アルキル基、アラルキル基また
はアリール基を表し、R2 はアルキル基、アルケニル
基、アラルキル基またはアリール基を表す)また、一般
式(1)で表されるサリチル酸誘導体の2価、3価また
は4価の金属塩である。
【0009】さらには、一般式(2)で表される化合物
と一般式(3)で表される化合物とをアルコール系溶媒
の存在下で反応させて、一般式(1)で表されるサリチ
ル酸誘導体を製造する方法である。
【化10】 (式中、X1 およびX2 は水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、アラルキル基、アリール基またはハロゲン原
子を表し、R1 は水素原子、アルキル基、アラルキル基
またはアリール基を表す)
【化11】 (式中、Y1 およびY2 は酸素原子または硫黄原子を表
し、R2 はアルキル基、アルケニル基、アラルキル基ま
たはアリール基を表し、Zはハロゲン原子を表す) または、該サリチル酸誘導体を2〜4価の多価金属塩と
反応させて得られるサリチル酸誘導体多価金属塩の製造
方法である。
【0010】本発明の感熱記録材料は、電子供与性発色
性化合物および電子受容性化合物を含有してなる感熱記
録材料において、電子受容性化合物として一般式(1)
で表されるサリチル酸誘導体および/またはその金属塩
を使用することを特徴とする感熱記録材料である。
【0011】本発明に使用するサリチル酸誘導体とその
金属塩は、一般式(1)において、X1 およびX2 は、
水素原子、アルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、
アリール基またはハロゲン原子を表し、好ましくは、水
素原子、炭素数1〜20の鎖状アルキル基、炭素数5〜
14の環状アルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ
基、炭素数7〜20のアラルキル基、フェニル基、フッ
素原子、塩素原子または臭素原子であり、より好ましく
は、水素原子、炭素数1〜4の鎖状アルキル基、シクロ
ヘキシル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ベンジル
基、α−メチルベンジル基、クミル基、フェニル基また
は塩素原子であり、特に水素原子は好ましい。
【0012】Y1 およびY2 は、酸素原子または硫黄原
子を表し、好ましくは、Y1 は酸素原子である。
【0013】R1 は水素原子、アルキル基、アラルキル
基またはアリール基を表し、好ましくは水素原子、炭素
数1〜20の鎖状アルキル基、炭素数5〜14の環状ア
ルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基または置換基
を有しても良いフェニル基であり、より好ましくは水素
原子、炭素数1〜8の鎖状アルキル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、ベンジル基
またはフェニル基であり、さらに好ましくは水素原子、
炭素数1〜4の鎖状アルキル基またはフェニル基であ
り、特に好ましくは水素原子である。
【0014】R2 はアルキル基、アルケニル基、アラル
キル基またはアリール基を表し、好ましくは置換基を有
してもよい鎖状アルキル基、置換基を有しても良い環状
アルキル基、置換基を有してもよい鎖状アルケニル基、
置換基を有してもよい環状アルケニル基、置換基を有し
てもよいアラルキル基、置換基を有してもよいフェニル
基、置換基を有してもよいナフチル基または置換基を有
してもよい複素芳香環基である。
【0015】R2 のアルキル基およびアルケニル基は置
換基を有していてもよく、例えば、炭素数1〜20のア
ルコキシ基、炭素数2〜20のアルコキシアルキルオキ
シ基、炭素数2〜20のアルケニルオキシ基、炭素数7
〜20のアラルキルオキシ基、炭素数8〜20のアラル
キルオキシアルコキシ基、炭素数6〜20のアリールオ
キシ基、炭素数7〜20のアリールオキシアルコキシ
基、炭素数8〜20のアリールアルケニル基、炭素数9
〜20のアラルキルアルケニル基、炭素数1〜20のア
ルキルチオ基、炭素数2〜20のアルコキシアルキルチ
オ基、炭素数2〜20のアルキルチオアルキルチオ基、
炭素数2〜20のアルケニルチオ基、炭素数7〜20の
アラルキルチオ基、炭素数8〜20のアラルキルオキシ
アルキルチオ基、炭素数8〜20のアラルキルチオアル
キルチオ基、炭素数6〜20のアリールチオ基、炭素数
7〜20のアリールオキシアルキルチオ基、炭素数7〜
20のアリールチオアルキルチオ基、ヘテロ原子含有の
環状アルキル基、ハロゲン原子などの置換基で単置換ま
たは多置換されていても良い。
【0016】さらに、これらの置換基に含まれるアリー
ル基はさらに炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6
のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素
数7〜10のアラルキル基、炭素数7〜10のアラルキ
ルオキシ基、水酸基、ハロゲン原子などで置換されてい
ても良い。
【0017】またR2 のアラルキル基およびアリール基
中のアリール基は置換基を有していてもよく、例えば、
炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケ
ニル基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数6〜2
0のアリール基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素
数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20の
アルコキシアルキルオキシ基、炭素数2〜20のアルケ
ニルオキシ基、炭素数3〜20のアルケニルオキシアル
キル基、炭素数3〜20のアルケニルオキシアルキルオ
キシ基、炭素数7〜20のアラルキルオキシ基、炭素数
8〜20のアラルキルオキシアルキル基、炭素数8〜2
0のアラルキルオキシアルキルオキシ基、炭素数6〜2
0のアリールオキシ基、炭素数7〜20のアリールオキ
シアルキル基、炭素数7〜20のアリールオキシアルキ
ルオキシ基、炭素数2〜20のアルキルカルボニル基、
炭素数3〜20のアルケニルカルボニル基、炭素数8〜
20のアラルキルカルボニル基、炭素数7〜20のアリ
ールカルボニル基、炭素数2〜20のアルコキシカルボ
ニル基、炭素数3〜20のアルケニルオキシカルボニル
基、炭素数8〜20のアラルキルオキシカルボニル基、
炭素数7〜20のアリ−ルオキシカルボニル基、炭素数
2〜20のアルキルカルボニルオキシ基、炭素数3〜2
0のアルケニルカルボニルオキシ基、炭素数8〜20の
アラルキルカルボニルオキシ基、炭素数7〜20のアリ
ールカルボニルオキシ基、炭素数14〜20のアラルキ
ルオキシアラルキル基、炭素数1〜20のアルキルチオ
基、炭素数7〜20のアラルキルチオ基、炭素数6〜2
0のアリールチオ基、ニトロ基、ホルミル基、ハロゲン
原子、水酸基、シアノ基などの置換基で単置換または多
置換されていても良い。
【0018】さらに、これらの置換基に含まれるアリー
ル基はさらに炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6
のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素
数7〜10のアラルキル基、炭素数7〜10のアラルキ
ルオキシ基、水酸基、ハロゲン原子などで置換されてい
ても良い。好ましくは、R2 は置換基を有してもよい総
炭素数1〜24のアルキル基、置換基を有してもよい総
炭素数2〜24のアルケニル基、置換基を有してもよい
総炭素数7〜24のアラルキル基または置換基を有して
もよい総炭素数6〜24のアリール基である。
【0019】R2 の具体例としては、例えば、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert−ブチル
基、n−ペンチル基、イソペンチル基、n−ヘキシル
基、1−メチルペンチル基、4−メチル−2−ペンチル
基、nーヘプチル基、1−メチルヘキシル基、n−オク
チル基、1−メチルヘプチル基、2−エチルヘキシル
基、n−ノニル基、2,6−ジメチル−4−ヘプチル
基、3,5,5−トリメチルヘキシル基、n−デシル
基、1−エチルオクチル基、n−ウンデシル基、1−メ
チルデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n
−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデ
シル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基、4−メチルシクロ
ヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、2−メチル
シクロヘキシル基、2,5−ジメチルシクロヘキシル
基、2,6−ジメチルシクロヘキシル基、3,4−ジメ
チルシクロヘキシル基、3,5−ジメチルシクロヘキシ
ル基、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル基、4−
tert−ブチルシクロヘキシル基、3−tert−ブチルシク
ロヘキシル基、4−フェニルシクロヘキシル基、2−フ
ェニルシクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオ
クチル基、シクロヘキシルメチル基、2−シクロヘキシ
ルエチル基、ボルネル基、イソボルネル基、2−ノルボ
ルナンメチル基、1−アダマンチルメチル基、
【0020】ビニル基、アリル基、2−ブテニル基、3
−ブテニル基、1−メチル−4−ペンテニル基、2−ペ
ンテニル基、4−ペンテニル基、1−メチル−2−ブテ
ニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、4−ヘ
キセニル基、5−ヘキセニル基、2−ヘプテニル基、1
−ビニルヘキシル基、3−ノネニル基、6−ノネニル
基、9−デセニル基、10−ウンデセニル基、1−シク
ロヘキセニル基、2−メトキシエチル基、2−エトキシ
エチル基、2−イソプロポキシエチル基、2−n−ブト
キシエチル基、2−n−ペンチルオキシエチル基、2−
n−ヘキシルオキシエチル基、2−n−ヘプチルオキシ
エチル基、2−n−オクチルオキシエチル基、2−n−
デシルオキシエチル基、2−n−ドデシルオキシエチル
基、2−シクロヘキシルオキシエチル基、3−メトキシ
プロピル基、3−エトキシプロピル基、3−n−プロポ
キシプロピル基、3−n−ブトキシプロピル基、3−n
−ヘキシルオキシプロピル基、3−n−オクチルオキシ
オプロピル基、3−シクロヘキシルオキシプロピル基、
4−エトキシブチル基、5−メトキシペンチル基、6−
エトキシヘキシル基、2−メトキシエトキシエチル基、
2−エトキシエトキシエチル基、2−n−ブトキシエト
キシエチル基、3−エトキシエトキシプロピル基、
【0021】2−アリルオキシエチル基、2−(4’−
ペンテニル)オキシエチル基、3−アリルオキシプロピ
ル基、4−アリルオキシブチル基、2−ベンジルオキシ
エチル基、2−フェネチルオキシエチル基、2−(4’
−メチルベンジルオキシ)エチル基、2−(4’−クロ
ロベンジルオキシ)エチル基、3−ベンジルオキシプロ
ピル基、4−ベンジルオキシブチル基、2−ベンジルオ
キシメトキシエチル基、2−(4’−メチルベンジル)
オキシメトキシエチル基、フェノキシメチル基、2−フ
ェノキシエチル基、2−(4’−クロロフェニルオキ
シ)エチル基、2−(4’−メチルフェニルオキシ)エ
チル基、2−(4’−メトキシフェニルオキシ)エチル
基、3−フェノキシプロピル基、4−フェノキシブチル
基、6−(2’−クロロフェニルオキシ)ヘキシル基、
2−フェノキシエトキシエチル基、2−(1’−ナフチ
ルオキシ)エチル基、2−(2’−ナフチルオキシ)エ
チル基、3−(2’−ナフチルオキシ)プロピル基、
【0022】シンナミル基、2−メチルチオエチル基、
2−エチルチオエチル基、2−n−ブチルチオエチル
基、2−n−ヘキシルチオエチル基、2−n−オクチル
チオエチル基、2−n−デシルチオエチル基、3−メチ
ルチオプロピル基、3−エチルチオプロピル基、3−n
−ブチルチオプロピル基、4−エチルチオブチル基、4
−n−プロピルチオブチル基、4−n−ブチルチオブチ
ル基、5−エチルチオペンチル基、6−メチルチオヘキ
シル基、6−エチルチオヘキシル基、6−n−ブチルチ
オヘキシル基、8−メチルチオオクチル基、2−メトキ
シエチルチオエチル基、2−エチルチオエチルチオエチ
ル基、2−アリルチオエチル基、2−ベンジルチオエチ
ル基、3−(4’−メチルベンジルチオ)プロピル基、
4−ベンジルチオブチル基、2−ベンジルオキシエチル
チオエチル基、3−ベンジルチオプロピルチオプロピル
基、2−フェニルチオエチル基、2−(4’−メトキシ
フェニルチオ)エチル基、2−フェノキシエチルチオエ
チル基、3−(2’−クロロフェニルチオ)エチルチオ
プロピル基、2−テトラヒドロフルフリル基、2−クロ
ロエチル基、3−クロロプロピル基、2,2,2−トリ
クロロエチル基、7−クロロヘプチル基、8−クロロオ
クチル基、8−フルオロオクチル基、
【0023】ベンジル基、α−メチルベンジル基、α−
エチルベンジル基、フェネチル基、α−メチルフェネチ
ル基、α,α−ジメチルフェネチル基、4−メチルフェ
ネチル基、4−メチルベンジル基、3−メチルベンジル
基、2−メチルベンジル基、4−イソプロピルベンジル
基、4−アリルベンジル基、4−ベンジルベンジル基、
4−フェネチルベンジル基、4−フェニルベンジル基、
4−(4’−メチルフェニル)ベンジル基、4−メトキ
シベンジル基、4−n−ブトキシベンジル基、3,4−
ジメトキシベンジル基、4−メトキシメチルベンジル
基、4−アリルオキシベンジル基、4−ビニルオキシメ
チルベンジル基、4−ベンジルオキシベンジル基、4−
フェネチルオキシベンジル基、4−フェノキシベンジル
基、3−フェノキシベンジル基、4−ヒドロキシベンジ
ル基、3−ヒドロキシベンジル基、2−ヒドロキシベン
ジル基、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル基、4
−クロロベンジル基、3−クロロベンジル基、2−クロ
ロベンジル基、2−フルフリル基、ジフェニルメチル
基、
【0024】フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチ
ル基、3−フリール基、3−チエニル基、4−メチルフ
ェニル基、3−メチルフェニル基、2−メチルフェニル
基、4−エチルフェニル基、3−エチルフェニル基、2
−エチルフェニル基、、4−n−プロピルフェニル基、
4−イソプロピルフェニル基、4−n−ブチルフェニル
基、4−sec −ブチルフェニル基、4−tert−ブチルフ
ェニル基、4−n−ペンチルフェニル基、4−イソペン
チルフェニル基、4−n−ヘキシルフェニル基、4−n
−ヘプチルフェニル基、4−n−オクチルフェニル基、
4−tert−オクチルフェニル基、4−n−デシルフェニ
ル基、4−n−ドデシルフェニル基、4−シクロペンチ
ルフェニル基、4−シクロヘキシルフェニル基、3−シ
クロヘキシルフェニル基、2−シクロヘキシルフェニル
基、4−アリルフェニル基、2−アリルフェニル基、4
−ベンジルフェニル基、2−ベンジルフェニル基、4−
クミルフェニル基、4−(4’−メトキシクミル)フェ
ニル基、4−(4’−ベンジルオキシ)クミルフェニル
基、4−(4’−クロロベンジル)フェニル基、4−フ
ェニルフェニル基、3−フェニルフェニル基、2−フェ
ニルフェニル基、4−(4’−メトキシフェニル)フェ
ニル基、2−(2’−メトキシフェニル)フェニル基、
4−(4’−クロロフェニル)フェニル基、4−メトキ
シフェニル基、3−メトキシフェニル基、2−メトキシ
フェニル基、4−エトキシフェニル基、2−エトキシフ
ェニル基、3−n−プロポキシフェニル基、4−イソプ
ロポキシフェニル基、4−n−ブトキシフェニル基、4
−イソブトキシフェニル基、4−n−ペンチルオキシフ
ェニル基、4−イソペンチルオキシフェニル基、4−n
−ヘキシルオキシフェニル基、4−n−オクチルオキシ
フェニル基、4−n−デシルオキシフェニル基、4−n
−ドデシルオキシフェニル基、4−シクロヘキシルオキ
シフェニル基、1−(4−エチルナフチル)基、2−
(6−ブチルナフチル)基、1−(2−メトキシナフチ
ル)基、1−(4−メトキシナフチル)基、1−(4−
n−ブトキシナフチル)基、1−(5−エトキシナフチ
ル)基、2−(6−エトキシナフチル)基、2−(6−
n−ヘキシルオキシナフチル)基、2−(7−メトキシ
ナフチル)基、2−(7−n−ブトキシナフチル)基、
【0025】4−メトキシメチルフェニル基、4−エト
キシメチルフェニル基、4−n−ブトキシメチルフェニ
ル基、3−メトキシメチルフェニル基、4−(2’−メ
トキシエチル)フェニル基、4−(2’−エトキシエチ
ルオキシ)フェニル基、4−(2’−n−ブトキシエチ
ルオキシ)フェニル基、4−(3’−エトキシプロピル
オキシ)フェニル基、4−ビニルオキシフェニル基、4
−アリルオキシフェニル基、3−アリルオキシフェニル
基、4−(4’−ペンテニルオキシ)フェニル基、1−
(4−アリルオキシナフチル)基、4−アリルオキシメ
チルフェニル基、4−(2’−アリルオキシエチルオキ
シ)フェニル基、4−ベンジルオキシフェニル基、2−
ベンジルオキシフェニル基、4−フェネチルオキシフェ
ニル基、4−(4’−クロロベンジルオキシ)フェニル
基、4−(4’−メチルベンジルオキシ)フェニル基、
4−(4’−メトキシベンジルオキシ)フェニル基、4
−(3’−エトキシベンジルオキシ)フェニル基、1−
(4−ベンジルオキシ)ナフチル基、2−(6−ベンジ
ルオキシナフチル)基、2−(7−ベンジルオキシナフ
チル)基、4−(ベンジルオキシメチル)フェニル基、
4−(2’−ベンジルオキシエチルオキシ)フェニル
基、4−フェノキシフェニル基、3−フェノキシフェニ
ル基、2−フェノキシフェニル基、4−(4’−メチル
フェノキシ)フェニル基、4−(4’−メトキシフェノ
キシ)フェニル基、4−(4’−クロロフェノキシ)フ
ェニル基、1−(4−フェノキシナフチル)基、4−フ
ェノキシメチルフェニル基、4−(2’−フェノキシエ
チルオキシ)フェニル基、4−〔2’−(4’−メチル
フェニル)オキシエチルオキシ〕フェニル基、4−
〔2’−(4’−メトキシフェニル)オキシエチルオキ
シ〕フェニル基、4−〔2’−(4’−クロロフェニ
ル)オキシエチルオキシ〕フェニル基、
【0026】4−アセチルフェニル基、3−アセチルフ
ェニル基、2−アセチルフェニル基、4−エチルカルボ
ニルフェニル基、4−n−ブチルカルボニルフェニル
基、4−n−ヘキシルカルボニルフェニル基、4−n−
オクチルカルボニルフェニル基、4−シクロヘキシルカ
ルボニルフェニル基、1−(4−アセチルナフチル)
基、4−アリルカルボニルフェニル基、4−ベンジルカ
ルボニルフェニル基、4−(4’−メチルベンジル)カ
ルボニルフェニル基、4−フェニルカルボニルフェニル
基、4−(4’−メチルフェニル)カルボニルフェニル
基、4−(4’−クロロフェニル)カルボニルフェニル
基、1−(4−フェニルカルボニルナフチル)基、
【0027】4−メトキシカルボニルフェニル基、2−
メトキシカルボニルフェニル基、4−エトキシカルボニ
ルフェニル基、3−エトキシカルボニルフェニル基、4
−n−プロポキシカルボニルフェニル基、4−n−ブト
キシカルボニルフェニル基、4−n−ヘキシルオキシカ
ルボニルフェニル基、4−n−デシルオキシカルボニル
フェニル基、4−シクロヘキシルオキシカルボニルフェ
ニル基、1−(4−エトキシカルボニルナフチル)基、
2−(6−メトキシカルボニルナフチル)基、2−(6
−n−ブトキシカルボニルナフチル)基、4−アリルオ
キシカルボニルフェニル基、4−ベンジルオキシカルボ
ニルフェニル基、4−(4’−クロロベンジル)オキシ
カルボニルフェニル基、4−フェネチルオキシカルボニ
ルフェニル基、2−(6−ベンジルオキシカルボニルナ
フチル)基、4−フェニルオキシカルボニルフェニル
基、4−(4’−エチルフェニル)オキシカルボニルフ
ェニル基、4−(4’−クロロフェニル)オキシカルボ
ニルフェニル基、4−(4’−エトキシフェニル)オキ
シカルボニルフェニル基、2−(6−フェニルオキシカ
ルボニルナフチル)基、
【0028】4−アセチルオキシフェニル基、3−アセ
チルオキシフェニル基、4−エチルカルボニルオキシフ
ェニル基、2−エチルカルボニルオキシフェニル基、4
−n−プロピルカルボニルオキシフェニル基、4−n−
ペンチルカルボニルオキシフェニル基、4−n−オクチ
ルカルボニルオキシフェニル基、4−シクロヘキシルカ
ルボニルオキシフェニル基、1−(4−アセチルオキシ
ナフチル)基、1−(5−アセチルオキシナフチル)
基、2−(6−エチルカルボニルオキシナフチル)基、
4−アリルカルボニルオキシフェニル基、4−ベンジル
カルボニルオキシフェニル基、4−フェネチルカルボニ
ルオキシフェニル基、2−(6−ベンジルカルボニルオ
キシナフチル)基、4−フェニルカルボニルオキシフェ
ニル基、4−(4’−メチルフェニル)カルボニルオキ
シフェニル基、4−(2’−メチルフェニル)カルボニ
ルオキシフェニル基、4−(4’−クロロフェニル)カ
ルボニルオキシフェニル基、4−(2’−クロロフェニ
ル)カルボニルオキシフェニル基、1−(4−フェニル
カルボニルオキシナフチル)基、2−(6−フェニルカ
ルボニルオキシナフチル)基、
【0029】4−メチルチオフェニル基、2−メチルチ
オフェニル基、4−エチルチオフェニル基、3−エチル
チオフェニル基、4−n−プロピルチオフェニル基、4
−n−ブチルチオフェニル基、4−n−ヘキシルチオフ
ェニル基、4−n−オクチルチオフェニル基、4−シク
ロヘキシルチオフェニル基、4−ベンジルチオフェニル
基、3−ベンジルチオフェニル基、4−(4’−クロロ
ベンジルチオ)フェニル基、4−フェニルチオフェニ
ル、3−フェニルチオフェニル基、4−(4’−メチル
フェニルチオ)フェニル基、4−(4’−メトキシフェ
ニルチオ)フェニル基、4−(4’−クロロフェニルチ
オ)フェニル基、1−(4−メチルチオナフチル)基、
2−(6−エチルチオナフチル)基、2−(6−フェニ
ルチオナフチル)基、
【0030】4−フルオロフェニル基、3−フルオロフ
ェニル基、2−フルオロフェニル基、4−クロロフェニ
ル基、3−クロロフェニル基、2−クロロフェニル基、
4−ブロモフェニル基、1−(4−クロロナフチル)
基、2−(4−クロロナフチル)基、2−(6−ブロモ
ナフチル)基、4−ニトロフェニル基、3−ニトロフェ
ニル基、4−ホルミルフェニル基、3−ホルミルフェニ
ル基、2−ホルミルフェニル基、1−(4−ホルミルナ
フチル)基、2−(1−ホルミルナフチル)基、4−ヒ
ドロキシフェニル基、3−ヒドロキシフェニル基、2−
ヒドロキシフェニル基、1−(4−ヒドロキシナフチ
ル)基、2−(6−ヒドロキシナフチル)基、4−シア
ノフェニル基、2−シアノフェニル基、2−(6−シア
ノナフチル)基、2−クロロ−4−ニトロフェニル基、
4−クロロ−2−ニトロフェニル基、6−クロロ−3−
メチルフェニル基、2−クロロ−6−メチルフェニル
基、4−クロロ−2−メチルフェニル基、4−クロロ−
3−メチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、
2,5−ジメチルフェニル基、3,4−ジメチルフェニ
ル基、3,5−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチル
フェニル基、2,3,5−トリメチルフェニル基、2,
3,6−トリメチルフェニル基、2,4,6−トリメチ
ルフェニル基、2,3−ジクロロフェニル基、2,4−
ジクロロフェニル基、2,5−ジクロロフェニル基、
2,6−ジクロロフェニル基、3,4−ジクロロフェニ
ル基、3,5−ジクロロフェニル基、2,4,6−トリ
クロロフェニル基、2−メトキシ−4−メチルフェニル
基、2,6−ジメトキシフェニル基、3,5−ジメトキ
シフェニル基、3,5−ジエトキシフェニル基、3,5
−ジ−n−ブトキシフェニル基、3,4,5−トリメト
キシフェニル基,1−(2,4−ジクロロナフチル)基
などを例示することができる。
【0031】本発明に係る一般式(1)で表される化合
物は、サリチル酸骨格内にカルバメート基を有するもの
であるが、カルバメート基の置換位置はサリチル酸骨格
において、3位、4位、5位または6位の位置であり、
3位、4位または5位の位置に置換されていることがよ
り好ましく、4位または5位の位置に置換されているこ
とが特に好ましい。即ち下記一般式(1−a)または一
般式(1−b)で表されるサリチル酸誘導体が特に好ま
しい。
【0032】
【化12】 (式中、X1 、X2 、Y1 、Y2 、R1 およびR2 は前
記に同じ)
【0033】
【化13】 (式中、X1 、X2 、Y1 、Y2 、R1 およびR2 は前
記に同じ)
【0034】本発明に係る一般式(1)で表されるサリ
チル酸誘導体および該誘導体の金属塩の具体例としては
以下に挙げるサリチル酸誘導体および該誘導体の金属塩
を例示することができるが、勿論本発明はこれらにより
限定されるものではない。
【0035】例示化合物 番号 1) 3−(イソプロピルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 2) 3−(イソペンチルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 3) 3−(n−ヘキシルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 4) 3−(n−オクチルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 5) 3−(n−デシルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸 6) 3−〔(4’−メチルシクロヘキシル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 7) 3−〔(2’−シクロヘキシルエチル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 8) 3−(アリルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸 9) 3−〔(2’−ヘキセニル)オキシカルボニルアミ
ノ〕サリチル酸 10) 3−〔(2’−エトキシエチル)オキシカルボニル
アミノ〕サリチル酸 11) 3−〔(3’−n−ヘキシルオキシプロピル)オキ
シカルボニルアミノ〕サリチル酸 12) 3−〔(2’−ベンジルオキシエチル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 13) 3−(フェノキシメチルオキシカルボニルアミノ)
サリチル酸 14) 3−〔(2’−フェノキシエチル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 15) 3−〔2’−(4−クロロフェニル)オキシエチル
オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 16) 3−〔2’−(4−メトキシフェニル)オキシエチ
ルオキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 17) 3−〔(2’−フェノキシエトキシエチル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 18) 3−(シンナミルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸 19) 3−〔(2’−n−ブチルチオエチル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 20) 3−〔(2’−メトキシエチルチオエチル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸
【0036】21) 3−〔(2’−アリルチオエチル)オ
キシカルボニルアミノ〕サリチル酸 22) 3−〔(2’−ベンジルチオエチル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 23) 3−〔(2’−フェニルチオエチル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 24) 3−〔(7’−クロロヘプチル)オキシカルボニル
アミノ〕サリチル酸 25) 3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)サリチル
酸 26) 3−〔(4’−メチルベンジル)オキシカルボニル
アミノ〕サリチル酸 27) 3−〔(4’−クロロベンジル)オキシカルボニル
アミノ〕サリチル酸 28) 3−〔(3’−フェノキシベンジル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 29) 3−(フェニルオキシカルボニルアミノ)サリチル
酸 30) 3−〔(2’−ナフチル)オキシカルボニルアミ
ノ〕サリチル酸 31) 3−〔(3’−フリール)オキシカルボニルアミ
ノ〕サリチル酸 32) 3−〔(3’−フェニルフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 33) 3−〔(4’−メチルフェニル)オキシカルボニル
アミノ〕サリチル酸 34) 3−〔(4’−n−ブチルフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 35) 3−〔(4’−tert−ブチルフェニル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 36) 3−〔(4’−シクロヘキシルフェニル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 37) 3−〔(3’−メトキシフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 38) 3−〔(4’−n−ブトキシフェニル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 39) 3−〔(4’−n−オクチルオキシフェニル)オキ
シカルボニルアミノ〕サリチル酸 40) 3−〔(4’−フェノキシフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸
【0037】41) 3−〔(2’−アセチルフェニル)オ
キシカルボニルアミノ〕サリチル酸 42) 3−〔(4’−アリルカルボニルフェニル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 43) 3−〔(4’−フェニルカルボニルフェニル)オキ
シカルボニルアミノ〕サリチル酸 44) 3−〔(4’−n−ブトキシカルボニルフェニル)
オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 45) 3−〔(4’−ベンジルオキシフェニル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 46) 3−〔(4’−アセチルオキシフェニル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 47) 3−〔(4’−エチルチオフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 48) 3−〔(4’−フルオロフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 49) 3−〔(4’−クロロフェニル)オキシカルボニル
アミノ〕サリチル酸 50) 3−〔(4’−ニトロフェニル)オキシカルボニル
アミノ〕サリチル酸 51) 3−〔(4’−ホルミルフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 52) 3−〔(4’−ヒドロキシフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 53) 3−〔(4’−シアノフェニル)オキシカルボニル
アミノ〕サリチル酸 54) 3−〔(2’,4’−ジメチルフェニル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 55) 3−〔(3’,5’−ジクロロフェニル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 56) 5−メチル−3−(n−ヘキシルオキシカルボニル
アミノ)サリチル酸 57) 5−シクロヘキシル−3−(フェニルオキシカルボ
ニルアミノ)サリチル酸 58) 5−クミル−3−(n−ヘキシルオキシカルボニル
アミノ)サリチル酸 59) 3−(n−オクチルチオールカルボニルアミノ)サ
リチル酸 60) 3−〔(4’−クロロベンジル)チオールカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸
【0038】61) 3−〔(3’−メチルフェニル)チオ
ールカルボニルアミノ〕サリチル酸 62) 3−(n−ブチルチオールチオカルボニルアミノ)
サリチル酸 63) 3−(フェニルチオールチオカルボニルアミノ)サ
リチル酸 64) 3−〔(4’−エトキシフェニル)チオールチオカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 65) 3−(N−フェニル−N−フェニルオキシカルボニ
ルアミノ)サリチル酸 66) 4−(メチルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸 67) 4−(エチルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸 68) 4−(n−プロピルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 69) 4−(イソプロピルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 70) 4−(n−ブチルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸 71) 4−(イソブチルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸 72) 4−(sec −ブチルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 73) 4−(n−ペンチルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 74) 4−(イソペンチルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 75) 4−(n−ヘキシルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 76) 4−(n−ヘプチルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 77) 4−(n−オクチルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 78) 4−〔(2’−エチルヘキシル)オキシカルボニル
アミノ〕サリチル酸 79) 4−(n−ノニルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸 80) 4−(n−デシルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸
【0039】81) 4−(n−ウンデシルオキシカルボニ
ルアミノ)サリチル酸 82) 4−(n−ドデシルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 83) 4−(n−トリデシルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 84) 4−(n−テトラデシルオキシカルボニルアミノ)
サリチル酸 85) 4−(n−ペンタデシルオキシカルボニルアミノ)
サリチル酸 86) 4−(n−ヘキサデシルオキシカルボニルアミノ)
サリチル酸 87) 4−(n−ヘプタデシルオキシカルボニルアミノ)
サリチル酸 88) 4−(n−オクタデシルオキシカルボニルアミノ)
サリチル酸 89) 4−(シクロペンチルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 90) 4−(シクロヘキシルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 91) 4−〔(4’−tert−ブチルシクロヘキシル)オキ
シカルボニルアミノ〕サリチル酸 92) 4−(シクロヘプチルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 93) 4−(シクロオクチルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 94) 4−(シクロヘキシルメチルオキシカルボニルアミ
ノ)サリチル酸 95) 4−〔(2’−テトラヒドロフルフリル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 96) 4−〔(2’−メトキシエチル)オキシカルボニル
アミノ〕サリチル酸 97) 4−〔(2’−n−ヘキシルオキシエチル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 98) 4−〔(2’−n−オクチルオキシエチル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 99) 4−〔(3’−エトキシプロピル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 100) 4−〔(3’−n−ブトキシプロピル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸
【0040】101) 4−〔(3’−n−オクチルオキシ
プロピル)オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 102) 4−〔(2’−n−ブトキシエトキシエチル)オ
キシカルボニルアミノ〕サリチル酸 103) 4−〔(2’−ベンジルオキシエチル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 104) 4−〔(フェノキシメチル)オキシカルボニルア
ミノ〕サリチル酸 105) 4−〔(2’−フェノキシエチル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 106) 4−〔2’−(4−クロロフェニル)オキシエチ
ルオキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 107) 4−〔2’−(4−メトキシフェニル)オキシエ
チルオキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 108) 4−〔(2’−フェノキシエトキシエチル)オキ
シカルボニルアミノ〕サリチル酸 109) 4−〔(3’−n−ブチルチオプロピル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 110) 4−〔(6’−エチルチオヘキシル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 111) 4−〔(2’−ベンジルチオエチル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 112) 4−〔(2’−フェニルチオエチル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 113) 4−〔(2’−クロロエチル)オキシカルボニル
アミノ〕サリチル酸 114) 4−〔(9’−デセニル)オキシカルボニルアミ
ノ〕サリチル酸 115) 4−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸 116) 4−〔(4’−メチルベンジル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 117) 4−〔(4’−クロロベンジル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 118) 4−〔(2’−フェニルエチル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 119) 4−(フェニルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸 120) 4−〔(1’−ナフチル)オキシカルボニルアミ
ノ〕サリチル酸
【0041】121) 4−〔(2’−ナフチル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 122) 4−〔(2’−フリル)オキシカルボニルアミ
ノ〕サリチル酸 123) 4−〔(4’−フェニルフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 124) 4−〔(4’−メチルフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 125) 4−〔(3’−メチルフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 126) 4−〔(2’−メチルフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 127) 4−〔(4’−エチルフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 128) 4−〔(4’−tert−ブチルフェニル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 129) 4−〔(4’−シクロヘキシルフェニル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 130) 4−〔(2’−シクロヘキシルフェニル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 131) 4−〔(4’−クミルフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 132) 4−〔(4’−メトキシフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 133) 4−〔(3’−メトキシフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 134) 4−〔(2’−エトキシフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 135) 4−〔(4’−n−ブトキシフェニル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 136) 4−〔(4’−n−ヘキシルオキシフェニル)オ
キシカルボニルアミノ〕サリチル酸 137) 4−〔(4’−ベンジルオキシフェニル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 138) 4−〔4’−(4−ベンジルオキシクミル)フェ
ニルオキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 139) 4−〔(4’−フェノキシフェニル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 140) 4−〔2’−(6−ベンジルオキシ)ナフチルオ
キシカルボニルアミノ〕サリチル酸
【0042】141) 4−〔(4’−フェニルカルボニル
フェニル)オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 142) 4−〔(4’−アセチルフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 143) 4−〔(4’−エトキシカルボニルフェニル)オ
キシカルボニルアミノ〕サリチル酸 144) 4−〔(4’−シクロヘキシルオキシカルボニル
フェニル)オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 145) 4−〔(4’−n−プロピルカルボニルオキシフ
ェニル)オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 146) 4−〔(4’−メチルチオフェニル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 147) 4−〔(4’−ベンジルチオフェニル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 148) 4−〔(4’−フルオロフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 149) 4−〔(2’−フルオロフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 150) 4−〔(4’−クロロフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 151) 4−〔(3’−クロロフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 152) 4−〔(4’−ブロモフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 153) 4−〔(4’−ニトロフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 154) 4−〔(4’−ホルミルフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 155) 4−〔(4’−シアノフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 156) 4−〔(2’,4’−ジメチルフェニル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 157) 4−〔(3’,5’−ジメチルフェニル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 158) 4−〔(2’,4’−ジクロロフェニル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 159) 4−〔(3’,5’−ジメトキシフェニル)オキ
シカルボニルアミノ〕サリチル酸 160) 4−〔(3’−ニトロ−4’−クロロフェニル)
オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸
【0043】161) 4−〔(4’−クロロ−2’−メチ
ルフェニル)オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 162) 4−(n−オクチルチオールカルボニルアミノ)
サリチル酸 163) 4−(フェニルチオールカルボニルアミノ)サリ
チル酸 164) 4−〔(4’−エトキシフェニルチオール)カル
ボニルアミノ〕サリチル酸 165) 4−(n−ヘキシルチオールチオカルボニルアミ
ノ)サリチル酸 166) 4−〔(4’−メチルフェニルチオール)チオカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 167) 4−(n−デシルオキシチオカルボニルアミノ)
サリチル酸 168) 4−(N−n−ブチル−N−ヘプチルオキシカル
ボニルアミノ)サリチル酸 169) 3−エチル−4−(フェニルオキシカルボニルア
ミノ)サリチル酸 170) 3−クロロ−4−(n−ブチルオキシカルボニル
アミノ)サリチル酸 171) 5−(メチルオキシカルボニルアミノ)サリチル
酸 172) 5−(エチルオキシカルボニルアミノ)サリチル
酸 173) 5−(n−プロピルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 174) 5−(n−ブチルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 175) 5−(イソブチルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 176) 5−(n−ペンチルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 177) 5−(イソペンチルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 178) 5−(n−ヘキシルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 179) 5−(n−ヘプチルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 180) 5−(n−オクチルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸
【0044】181) 5−〔(2’−エチルヘキシル)オ
キシカルボニルアミノ〕サリチル酸 182) 5−(n−ノニルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 183) 5−(n−デシルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸 184) 5−(n−ウンデシルオキシカルボニルアミノ)
サリチル酸 185) 5−(n−ドデシルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 186) 5−(n−テトラデシルオキシカルボニルアミ
ノ)サリチル酸 187) 5−(n−ヘキサデシルオキシカルボニルアミ
ノ)サリチル酸 188) 5−(シクロヘキシルオキシカルボニルアミノ)
サリチル酸 189) 5−〔(4’−メチルシクロヘキシル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 190) 5−〔(4’−tert−ブチルシクロヘキシル)オ
キシカルボニルアミノ〕サリチル酸 191) 5−〔(2’−シクロヘキシルエチル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 192) 5−(シクロオクチルオキシカルボニルアミノ)
サリチル酸 193) 5−〔(2’−テトラヒドロフルフリル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 194) 5−〔(2’−メトキシエチル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 195) 5−〔(2’−n−ヘキシルオキシエチル)オキ
シカルボニルアミノ〕サリチル酸 196) 5−〔(3’−エトキシプロピル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 197) 5−〔(3’−イソプロポキシプロピル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 198) 5−〔(2’−メトキシエトキシエチル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 199) 5−(フェノキシメチルオキシカルボニルアミ
ノ)サリチル酸 200) 5−(2’−フェノキシエチルオキシカルボニル
アミノ)サリチル酸
【0045】201) 5−〔2’−(4−クロロフェニ
ル)オキシエチルオキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 202) 5−〔2’−(4−メトキシフェニル)オキシエ
チルオキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 203) 5−〔(2’−フェノキシエトキシエチル)オキ
シカルボニルアミノ〕サリチル酸 204) 5−〔(2’−n−ヘキシルチオエチル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 205) 5−〔(2’−フェニルチオエチル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 206) 5−(2’−クロロエチルオキシカルボニルアミ
ノ)サリチル酸 207) 5−(5’−ヘキセニルオキシカルボニルアミ
ノ)サリチル酸 208) 5−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸 209) 5−〔(4’−メチルベンジル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 210) 5−〔(4’−クロロベンジル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 211) 5−〔(2’−フェニルエチル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 212) 5−(フェニルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸 213) 5−〔(2’−ナフチル)オキシカルボニルアミ
ノ〕サリチル酸 214) 5−〔(4’−フェニルフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 215) 5−〔(3’−メチルフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 216) 5−〔(4’−エチルフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 217) 5−〔(4’−シクロヘキシルフェニル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 218) 5−〔(4’−クミルフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 219) 5−〔(4’−メトキシフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 220) 5−〔(3’−エトキシフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸
【0046】221) 5−〔(4’−n−ブトキシフェニ
ル)オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 222) 5−〔(4’−フェノキシフェニル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 223) 5−〔(4’−アセチルフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 224) 5−〔(4’−メトキシカルボニルフェニル)オ
キシカルボニルアミノ〕サリチル酸 225) 5−〔(4’−エチルカルボニルオキシフェニ
ル)オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 226) 5−〔(4’−エチルチオフェニル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 227) 5−〔(4’−フェニルチオフェニル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 228) 5−〔(4’−フルオロフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 229) 5−〔(3’−フルオロフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 230) 5−〔(4’−クロロフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 231) 5−〔(3’−クロロフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 232) 5−〔(2’−クロロフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 233) 5−〔(2’−ホルミルフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 234) 5−〔(2’−シアノフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 235) 5−〔(2’,4’−ジメチルフェニル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 236) 5−〔(3’,5’−ジメチルフェニル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 237) 5−〔(3’−ニトロ−4’−クロロフェニル)
オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 238) 5−(n−ブチルチオールカルボニルアミノ)サ
リチル酸 239) 5−(フェニルチオールカルボニルアミノ)サリ
チル酸 240) 5−〔(2’−ナフチルチオール)カルボニルア
ミノ〕サリチル酸
【0047】241) 5−〔(4’−メチルフェニルチオ
ール)カルボニルアミノ〕サリチル酸 242) 5−(n−ヘプチルチオールチオカルボニルアミ
ノ)サリチル酸 243) 5−(n−ドデシルチオールチオカルボニルアミ
ノ)サリチル酸 244) 5−(n−ペンチルオキシチオカルボニルアミ
ノ)サリチル酸 245) 5−〔(4’−クロロフェニル)オキシチオカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 246) 5−(N−メチル−N−フェニルオキシカルボニ
ルアミノ)サリチル酸 247) 3−メチル−5−(メチルオキシカルボニルアミ
ノ)サリチル酸 248) 3−エトキシ−5−(n−ブチルオキシカルボニ
ルアミノ)サリチル酸 249) 3−α−メチルベンジル−5−(エチルオキシカ
ルボニルアミノ)サリチル酸 250) 3−フェニル−5−(n−ヘキシルオキシカルボ
ニルアミノ)サリチル酸 251) 6−(n−プロピルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 252) 6−(イソペンチルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 253) 6−(n−ヘプチルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 254) 6−〔(1’−メチルヘプチル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 255) 6−(n−ドデシルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸 256) 6−〔(2’,5’−ジメチルシクロヘキシル)
オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 257) 6−〔(2’−シクロヘキシルメチル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 258) 6−〔(3’−ブテニル)オキシカルボニルアミ
ノ〕サリチル酸 259) 6−〔(10’−ウンデセニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 260) 6−〔(2’−イソプロポキシエチル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸
【0048】261) 6−〔(3’−シクロヘキシルオキ
シプロピル)オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 262) 6−〔(2’−フェネチルオキシエチル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 263) 6−〔(2’−フェノキシエチル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 264) 6−〔2’−(4−クロロフェノキシ)エチルオ
キシカルボニルアミノ〕サリチル酸 265) 6−〔(3’−n−ブチルチオプロピル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 266) 6−〔3’−(4−メチルベンジルチオ)プロピ
ルオキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 267) 6−〔(2’−フェニルチオエチル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 268) 6−〔(2’−テトラヒドロフルフリル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 269) 6−〔(2’−クロロエチル)オキシカルボニル
アミノ〕サリチル酸 270) 6−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸 271) 6−〔(4’−クロロベンジル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 272) 6−(フェニルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸 273) 6−〔(1’−ナフチル)オキシカルボニルアミ
ノ〕サリチル酸 274) 6−〔(4’−フェニルフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 275) 6−〔(2’−エチルフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 276) 6−〔(4’−tert−ブチルフェニル)オキシカ
ルボニルアミノ〕サリチル酸 277) 6−〔(3’−メトキシフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 278) 6−〔(4’−n−ヘキシルオキシフェニル)オ
キシカルボニルアミノ〕サリチル酸 279) 6−〔(3’−フェノキシフェニル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 280) 6−〔(4’−エチルカルボニルフェニル)オキ
シカルボニルアミノ〕サリチル酸
【0049】281) 6−〔(4’−ベンジルカルボニル
フェニル)オキシカルボニルアミノ〕サリチル酸 282) 6−〔(4’−メトキシカルボニルフェニル)オ
キシカルボニルアミノ〕サリチル酸 283) 6−〔(4’−メチルチオフェニル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 284) 6−〔(3’−フルオロフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 285) 6−〔(2’−クロロフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 286) 6−〔(3’−ニトロフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 287) 6−〔(2’−ホルミルフェニル)オキシカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 288) 6−〔(3’−ヒドロキシフェニル)オキシカル
ボニルアミノ〕サリチル酸 289) 6−〔(4’−シアノフェニル)オキシカルボニ
ルアミノ〕サリチル酸 290) 6−〔(3’,4’−ジメチルフェニル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 291) 6−〔(2’,4’−ジクロロフェニル)オキシ
カルボニルアミノ〕サリチル酸 292) 3−エチル−6−(n−ヘキシルオキシカルボニ
ルアミノ)サリチル酸 293) 3−tert−ブチル−6−(フェニルオキシカルボ
ニルアミノ)サリチル酸 294) 6−(N−エチル−N−フェニルオキシカルボニ
ルアミノ)サリチル酸 295) 6−(n−オクチルチオールカルボニルアミノ)
サリチル酸 296) 6−〔(4’−メチルベンジル)チオールカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 297) 6−〔(4’−メチルフェニル)チオールカルボ
ニルアミノ〕サリチル酸 298) 6−(n−オクチルチオールチオカルボニルアミ
ノ)サリチル酸 299) 6−(フェニルチオールチオカルボニルアミノ)
サリチル酸 300) 6−〔(4’−メトキシフェニル)チオールチオ
カルボニルアミノ〕サリチル酸
【0050】また、本発明の感熱記録材料に使用する電
子受容性化合物としての一般式(1)で表されるサリチ
ル酸誘導体の金属塩としては、ナトリウム、カリウム、
リチウムなどの1価の金属塩および2価乃至4価の多価
金属塩を包含する。該金属塩を単独で電子受容性化合物
として使用する場合は、これらの金属塩の中で好ましく
は水難溶性あるいは水不溶性の2価、3価または4価の
多価金属塩であり、より好ましくは2価または3価の多
価金属塩である。多価金属塩の具体例としては、亜鉛、
カドミウム、水銀、マグネシウム、カルシウム、バリウ
ム、ニッケル、スズ、鉛、ガリウム、クロム、銅、モリ
ブデン、タングステン、ジルコニウム、ストロンチウ
ム、マンガン、コバルト、チタン、アルミニウム、鉄の
塩を挙げることができ、好ましくは、亜鉛、マグネシウ
ム、カルシウム、バリウム、ニッケル、マンガン、コバ
ルト、アルミニウムの塩であり、より好ましくは、亜
鉛、マグネシウム、ニッケル、マンガンの塩であリ、特
に、亜鉛塩は好ましい金属塩である。上記の例示化合物
は、いずれも1価または2価乃至4価の多価金属塩を生
成し、これらは本発明の感熱記録材料に使用できる。本
発明の感熱記録材料においては、電子受容性化合物とし
てのこれらの一般式(1)で表されるサリチル酸誘導体
および該誘導体の金属塩は、単独または2種以上併用し
ても良い。例えば、一種以上のサリチル酸誘導体とサリ
チル酸誘導体の金属塩の混合物も使用できる。
【0051】本発明で使用する一般式(1)で表される
サリチル酸誘導体は、各種方法で製造することができ
る。特に、本発明の方法により、好ましく製造できる。
すなわち、本発明の方法は、一般式(2)で表されるア
ミノサリチル酸誘導体と一般式(3)で表される化合物
とをアルコール系溶媒の存在下で反応させて、一般式
(1)で表されるサリチル酸誘導体を製造する方法であ
る。
【0052】
【化14】 (式中、X1 、X2 およびR1 は前記に同じ)
【0053】
【化15】 (式中、Y1 、Y2 およびR2 は前記に同じであり、Z
はハロゲン原子を表す)
【0054】一般式(1)で表されるサリチル酸誘導体
を製造する本発明の製造方法は、反応をアルコール系溶
媒の存在下で行うことを特徴とするものであり、このよ
うな溶媒の存在下で一般式(1)で表される化合物を製
造することは今までには知られてはいない。これまでに
一般式(1)で表される化合物のうち幾つかの化合物
は、一般式(2)で表される化合物と一般式(3)で表
される化合物とを反応させることにより製造されている
ことは既に述べたが、この反応を行う際の反応溶媒とし
ては、乾燥ピリジン(ドイツ特許第2749518 号)または
水〔Bull.de.Socie.Chem. France,1189(1955)、J. Ph
arm.Sci.,52、927 (1963)〕が使用されている。こ
れらの公知の反応溶媒条件下では、収率が低かったり更
には副生成物が生成する等の原因により、一般式(1)
で表されるサリチル酸誘導体を、高収率で且つ高純度で
製造することはできなかった。
【0055】さらに本発明者等が製造方法に関し、特に
反応溶媒に関し鋭意検討した結果、一般式(2)で表さ
れる化合物と一般式(3)で表される化合物を、例えば
エステル系溶媒(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル)中
反応させると、一般式(1)で表される化合物以外の副
生成物が多量に生成し、一般式(1)で表される化合物
を高純度では製造することができず、該副生成物を除去
するためには非常に煩わしい操作を必要とすることが判
明したが、驚くことに該反応をアルコール系溶媒の存在
下で行うことにより、一般式(1)で表されるサリチル
酸誘導体を高収率で且つ高純度で製造できることを見出
した。尚、一般式(2)で表される化合物は公知の方法
〔例えば、J. Prakt.Chem.,61、532(1900) 、J. Or
g. Chem.,19、510(1954) 、特開昭57-26652号公報、ド
イツ特許3638364 号、J. Chem. Soc., 2049(1953) に記
載の方法〕により製造することができる。即ち、3−ア
ミノサリチル酸誘導体は、例えば、3−ニトロサリチル
酸を還元することにより製造することができる。
【0056】また、4−アミノサリチル酸誘導体は、例
えば、3−アミノフェノール誘導体に、塩基(例えば、
炭酸カリウム等)存在下に二酸化炭素を作用させること
により、また4−ニトロサリチル酸を還元することによ
り製造することができる。また、5−アミノサリチル酸
誘導体は、例えば、サリチル酸誘導体にジアゾニウム塩
を作用させた後、該ジアゾ化合物を還元することにより
製造することができる。また、6−アミノサリチル酸誘
導体は、例えば、6−ニトロサリチル酸誘導体を還元す
ることにより製造することができる。一般式(3)で表
される化合物において、Zはハロゲン原子を表し、好ま
しくは、フッソ原子、塩素原子または臭素原子であり、
より好ましくは塩素原子である。
【0057】また、一般式(3)で表される化合物は公
知の方法〔例えば、Methoden Der Organischen Chem.,
8、1018(1952)、J. Amer.Chem.Soc.,72、1254(1950)、
Angewante Chemie International Edition、、281(19
67) 、Chem. Review、73、75(1973)に記載の方法〕に
より製造することができる。すなわち、代表的には、例
えば、一般式(3)において、Zが塩素原子で表される
化合物は、ホスゲンまたはチオホスゲンを、アルコール
類、フェノール類、チオール類またはチオフェノール類
に作用させることにより製造することができる。
【0058】本発明の製造方法に用いるアルコール系溶
媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール、ペンタノール、ヘプタノール、オクタノー
ル、シクロヘキサノール、メチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブ等の炭素数1〜8のアルコールを好適な溶媒と
して挙げることができる。これらの溶媒は、単独または
2種以上混合して使用することができる。また、本発明
は、一般式(2)で表される化合物と一般式(3)で表
される化合物を、アルコール系溶媒の存在下で反応させ
ることを特徴とするものであり、したがって、この反応
溶媒としては、上記のアルコール系溶媒を、他の有機溶
媒に混合して使用しても良い。この場合、通常全溶媒
中、アルコール系溶媒が10重量%未満であると、反応
に長時間を要したり、また未反応の一般式(2)で表さ
れる化合物が残ったりするので、アルコール系溶媒は全
溶媒中10重量%以上であることが好ましく、30重量
%以上であることがより好ましく、更には50重量%以
上であることが特に好ましい。
【0059】アルコール系溶媒と混合して使用できる有
機溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、ペン
タン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン
等の炭化水素系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸ア
ミル等のエステル系溶媒、ジエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、ジクロロ
メタン、クロロホルム、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒が
挙げられる。またアルコール系溶媒として、特にメタノ
ール、エタノール、プロパノール等のように、水と相溶
性の良好なアルコールを使用する場合には、水との混合
溶媒として使用しても良く、その場合、水の含有量は一
般式(2)で表される化合物の溶解度を考慮して、全溶
媒中50重量%以下であることが好ましく、30重量%
以下であることがより好ましい。
【0060】反応溶媒の使用量に関しては、とくに制限
はないが、使用量が、余り多すぎると、製造効率の点で
好ましくない、また、非常に少なすぎると、反応に長時
間を要することとなり製造効率の点で好ましくない。通
常は、一般式(2)で表される化合物に対して、0.5
倍重量〜200倍重量で使用することが好ましく、同重
量〜100倍重量で使用することがより好ましい。使用
する一般式(3)で表される化合物の量は、通常一般式
(2)で表される化合物1モルに対して、0.9〜1.
5モルであり、1〜1.2モルであることがより好まし
い。反応温度は、通常、−20℃〜溶媒の沸点の範囲で
行うことが好ましく、0℃〜溶媒の沸点の範囲で行うこ
とがより好ましい。反応時間は、反応温度により異なる
が、通常は、数分〜数時間を必要とするが反応の進行状
況の追跡は、当業者にとっては公知の分析手段(例え
ば、高速液体クロマトグラフィー)により実施できるの
で、これらの方法により、所望の反応率の段階で反応を
終了し、反応生成物の後処理を行い、一般式(1)で表
されるサリチル酸誘導体を単離することもできる。
【0061】尚、反応系中に脱ハロゲン化剤として塩基
を存在させなくても、一般式(2)で表される化合物が
脱ハロゲン化剤として作用し、目的とするサリチル酸誘
導体は製造することができる。しかしながら、塩基存在
下で反応を行うことが好ましい。かかる塩基としては、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等の無機塩基を好ましい塩基として挙げることができ
る。これらの無機塩基は2種以上を併用しても差し支え
ない。反応終了後、反応生成物は、通常の後処理操作を
行って得ることができる。本発明の製造方法により製造
される一般式(1)で表されるサリチル酸誘導体は、高
純度(通常約98%以上)であるが、特に、一般式
(1)で表されるサリチル酸誘導体ならびに該サリチル
酸誘導体の金属塩を感熱記録材料用の電子受容性化合物
として使用する場合には、一層高純度に精製することは
好ましいことであり、所望により公知の精製方法(例え
ば、再結晶、カラムクロマトグラフィー)によりさらに
純度を高めることができる。
【0062】本発明の感熱記録材料用の電子受容性化合
物としての一般式(1)で表されるサリチル酸誘導体の
金属塩は、ナトリウム、カリウム、リチウムなどの1価
の金属塩および2価乃至4価の多価金属塩を包含し、そ
れぞれ次のように製造することができる。すなわち、本
発明に係る一般式(1)で表されるサリチル酸誘導体の
金属塩、例えば、1価のナトリウム、カリウム、リチウ
ム塩などのアルカリ金属塩は、通常、一般式(1)で表
されるサリチル酸誘導体に、水酸化アルカリ金属化合
物、炭酸アルカリ金属化合物、炭酸水素アルカリ金属化
合物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水
素ナトリウムなど)を水溶液中で作用させ製造すること
ができる。
【0063】また一般式(1)で表されるサリチル酸誘
導体の金属塩において、2価、3価および4価の金属塩
は新規な化合物であり、通常、上述した一般式(1)で
表されるサリチル酸誘導体のアルカリ金属塩の水溶液と
水可溶性の対応する2価、3価または4価の金属化合物
の水溶液とから複分解法により、水難溶性または水不溶
性のサリチル酸誘導体の金属塩として製造される。この
際、所望に応じて加熱を行ったり、または有機溶媒を共
存させても良い。また、この際、一般式(1)で表され
るサリチル酸誘導体のアルカリ金属塩の水溶液として
は、複数の異なる一般式(1)で表されるサリチル酸誘
導体のアルカリ金属塩の水溶液を用いても良く、例え
ば、4−(n−ブチルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸と4−(n−オクチルオキシカルボニルアミノ)サ
リチル酸のそれぞれのアルカリ金属塩水溶液の混合水溶
液または4−(フェニルオキシカルボニルアミノ)サリ
チル酸と5−(シクロヘキシルオキシカルボニルアミ
ノ)サリチル酸のそれぞれのアルカリ金属塩水溶液の混
合水溶液を用いて、上記のように調製された2価、3価
または4価の金属塩も本発明に包含され、感熱記録材料
用の電子受容性化合物として好適に使用できる。上記の
水可溶性の金属化合物としては、例えば、硫酸亜鉛、硫
酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸アルミニウム等
の硫酸塩、塩化亜鉛、塩化マグネシウム、塩化カルシウ
ム、塩化バリウム、塩化ニッケル、塩化コバルト、塩化
アルミニウム等の塩化物、酢酸亜鉛、酢酸マンガン等の
酢酸塩等が挙げられる。
【0064】上述のように製造される一般式(1)で表
されるサリチル酸誘導体の金属塩は、製造条件により時
として水和物等の溶媒和物を形成することがあるが、該
溶媒和物も本発明の感熱記録材料用の電子受容性化合物
として好適である。勿論、公知の方法(例えば、乾燥に
より)により、該溶媒和物より、水などの溶媒を除いた
サリチル酸誘導体の金属塩を製造することもでき、勿論
該無溶媒和物のサリチル酸誘導体の金属塩も本発明の感
熱記録材料用の電子受容性化合物として好適に使用でき
る。
【0065】本発明の感熱記録材料は、電子受容性化合
物として、上記の一般式(1)で表されるサリチル酸誘
導体または/および該誘導体の金属塩を用い次のように
製造する。一般式(1)で表されるサリチル酸誘導体ま
たは該誘導体の金属塩は、それぞれ単独または2種以
上、またはサリチル酸誘導体と該誘導体の金属塩の2種
以上を混合して使用してもよい。本発明の感熱記録材料
においては、電子受容性化合物として一般式(1)で表
されるサリチル酸誘導体または/および該誘導体の金属
塩と電子供与性発色性化合物とを、通常、電子供与性発
色性化合物 100重量部に対し、電子受容性化合物として
一般式(1)で表されるサリチル酸誘導体または/およ
び該誘導体の金属塩50〜 700重量部、好ましくは 100〜
500重量部を使用するのが望ましい。
【0066】本発明の感熱記録材料に使用する無色ない
し淡色の電子供与性発色性化合物としては、トリアリー
ルメタン系化合物、ジアリールメタン系化合物、ローダ
ミン−ラクタム系化合物、フルオラン系化合物、インド
リルフタリド系化合物、ピリジン系化合物、スピロ系化
合物、フルオレン系化合物などが挙げられる。
【0067】これらの化合物のいくつかの具体例を挙げ
ると、トリアリールメタン系化合物としては、3,3−
ビス(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルア
ミノフタリド〔別名、クリスタルバイオレットラクト
ン〕、3,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)フ
タリド、3−(4−ジメチルアミノフェニル)−3−
(1,3−ジメチルインドール−3−イル)フタリド、
3−(4−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メチ
ルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(9
−エチルカルバゾール−3−イル)−6−ジメチルアミ
ノフタリド、3−(4−ジメチルアミノフェニル)−3
−(1−メチルピロール−3−イル)−6−ジメチルア
ミノフタリド、3,3−ビス〔2,2−ビス(4−ジメ
チルアミノフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テ
トラクロロフタリドなどがある。
【0068】ジアリールメタン系化合物としては、4,
4−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリンベンジルエー
テル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミン、N−2,
4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミンなどがあ
る。
【0069】ローダミン−ラクタム系化合物としては、
ローダミン−B−アニリノラクタム、ローダミン−(4
−ニトロアニリノ)ラクタム、ローダミン−B−(4−
クロロアニリノ)ラクタムなどがある。
【0070】フルオラン系化合物としては、3,6−ジ
メトキシフルオラン、3−ジメチルアミノ−7−メトキ
シフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メトキシフル
オラン、3−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、
3−ジエチルアミノ−6,7−ジメチルフルオラン、3
−N−シクロヘキシル−N−n−ブチルアミノ−7−メ
チルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジル
アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オクチル
アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジ−n−
ヘキシルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−
クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−(3−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−(2,3−ジクロロアニリノ)フルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−(3−トリフルオロメチルア
ニリノ)フルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−7−
(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−6−クロロ−7−アニリノフルオラン、3−ジ−n
−ブチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メトキシ−7−アニリノ
フルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−エトキシ
−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−モルホリノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ジメチルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
【0071】3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−ジ−n−ペンチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ−n−
オクチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−N−エチル−N−メチルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−N−n−プロピル−N−
メチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3−N−n−プロピル−N−エチルアミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−N−イソプロピル−N
−メチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−N−n−ブチル−N−メチルアミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−N−n−ブチル−N
−エチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−N−n−ブチル−N−n−プロピルアミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−イソブチ
ル−N−メチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−N−イソブチル−N−エチルアミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−イソペンチ
ル−N−エチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−N−n−ヘキシル−N−エチルアミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−n−オク
チル−N−エチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−シク
ロヘキシル−N−n−プロピルアミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−N−シクロヘキシル−N−
n−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−N−シクロヘキシル−N−n−ペンチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−シク
ロヘキシル−N−n−ヘキシルアミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、
【0072】3−N−シクロヘキシル−N−n−ヘプチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
N−シクロヘキシル−N−n−オクチルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−N−シクロヘキシ
ル−N−n−デシルアミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−N−2’−メトキシエチル−N−メチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
N−2’−メトキシエチル−N−エチルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−N−2’−メトキ
シエチル−N−イソブチルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−N−2’−エトキシエチル−N
−メチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−N−2’−エトキシエチル−N−エチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−3’
−メトキシプロピル−N−メチルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−N−3’−メトキシプロ
ピル−N−エチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−N−3’−エトキシプロピル−N−メチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
【0073】3−N−3’−エトキシプロピル−N−エ
チルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−N−2’−テトラヒドロフルフリル−N−エチルアミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−
(4’−メチルフェニル)−N−エチルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
6−エチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−(3’−メチルフェニルアミ
ノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7
−(2’,6’−ジメチルフェニルアミノ)フルオラ
ン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−
(2’,6’−ジメチルフェニルアミノ)フルオラン、
3−ジ−n−ブチルアミノ−7−(2’,6’−ジメチ
ルフェニルアミノ)フルオラン、2,2−ビス〔4’−
(3−N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ−6−メ
チルフルオラン)−7−イルアミノフェニル〕プロパ
ン、3−〔4’−(4−フェニルアミノフェニル)アミ
ノフェニル〕アミノ−6−メチル−7−クロロフルオラ
ンなどがある。
【0074】インドリルフタリド系化合物としては、
3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3
−イル)フタリド、3,3−ビス(1−オクチル−2−
メチルインドール−3−イル)フタリド、3−(2−エ
トキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エ
チル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3
−(2−エトキシ−4−ジブチルアミノフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フ
タリド、3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェ
ニル)−3−(1−オクチル−2−メチルインドール−
3−イル)フタリドなどがある。
【0075】ピリジン系化合物としては、3−(2−エ
トキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−オ
クチル−2−メチルインドール−3−イル)−4または
7−アザフタリド、3−(2−エトキシ−4−ジエチル
アミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルイン
ドール−3−イル)−4または7−アザフタリド、3−
(2−ヘキシルオキシ−4−ジエチルアミノフェニル)
−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−4または7−アザフタリド、3−(2−エトキシ
−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−
2−フェニルインドール−3−イル)−4または7−ア
ザフタリド、3−(2−ブトキシ−4−ジエチルアミノ
フェニル)−3−(1−エチル−2−フェニルインドー
ル−3−イル)−4または7−アザフタリドなどがあ
る。
【0076】スピロ系化合物としては、3−メチル−ス
ピロ−ジナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフト
ピラン、3−フェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−
ベンジル−スピロ−ジナフトピラン、3−メチル−ナフ
ト−(3−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピ
ル−スピロ−ジベンゾピランなどがある。
【0077】フルオレン系化合物としては、3’,6’
−ビス(ジエチルアミノ)−5−ジエチルアミノスピロ
(イソベンゾフラン−1,9’−フルオレン)−3−オ
ン、3’,6’−ビス(ジエチルアミノ)−7−ジエチ
ルアミノ−2−メチルスピロ(1,3−ベンゾオキサジ
ン−4,9’−フルオレン)などがある。これらの電子
供与性発色性化合物は単独、または発色画像の色調の調
整や多色感熱記録材料を得るなどの目的で2種以上併用
しても良い。
【0078】本発明の感熱記録材料は、電子受容性化合
物として、一般式(1)で表されるサリチル酸誘導体ま
たは/および該誘導体の金属塩を少なくとも1種含有す
ることを特徴とするものであるが、本発明の所望の効果
を損なわない範囲で他の電子受容性化合物を併用するこ
とも可能である。この場合、全電子受容性化合物中に占
める一般式(1)で表されるサリチル酸誘導体または/
および該誘導体の金属塩の割合は、通常、20重量%以
上、好ましくは40重量%以上、より好ましくは60重量%
以上に調整するのが望ましい。一般式(1)で表される
サリチル酸誘導体または/および該誘導体の金属塩と混
合して使用できる電子受容性化合物としては、フェノー
ル誘導体、有機酸またはその金属塩、錯体、尿素誘導体
などの有機電子受容性化合物または酸性白土などの無機
電子受容性化合物が挙げられる。
【0079】これらの化合物のいくつかの具体例を挙げ
ると、4−tert−ブチルフェノール、4−tert−オクチ
ルフェノール、4−フェニルフェノール、1−ナフトー
ル、2−ナフトール、ハイドロキノン、レゾルシノー
ル、4−tert−オクチルカテコール、2,2’−ジヒド
ロキシビフェニル、4,4’−ジヒドロキシジフェニル
エーテル、2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)
プロパン〔別名、ビスフェノールA〕、1,1−ビス
(4’−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2
−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−メチルフェニル)プ
ロパン、1,4−ビス(4’−ヒドロキシクミル)ベン
ゼン、1,3,5−トリス(4’−ヒドロキシクミル)
ベンゼン、4,4−(m−フェニレンジイソプロピリデ
ン)ビスフェノール、4,4−(p−フェニレンジイソ
プロピリデン)ビスフェノール、2,2−ビス(4’−
ヒドロキシフェニル)酢酸エチルエステル、4,4−
(4’−ヒドロキシフェニル)ペンタン酸−n−ブチル
エステル、
【0080】4−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエステ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸フェネチルエステル、2,
4−ジヒドロキシ安息香酸フェノキシエチルエステル、
4−ヒドロキシフタル酸ジメチルエステル、没食子酸−
n−プロピルエステル、没食子酸−n−オクチルエステ
ル、没食子酸−n−ドデシルエステル、没食子酸−n−
オクタデシルエステル、ハイドロキノンモノベンジルエ
ーテル、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
スルフィド、ビス(2−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィド、ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシ
フェニル)スルフィド、ビス(3−シクロヘキシル−4
−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)スルフォン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキ
シフェニル)スルフォン、2,4−ジヒドロキシジフェ
ニルスルフォン、4−ヒドロキシ−4’−メチルジフェ
ニルスルフォン、4−ヒドロキシ−4’−クロロジフェ
ニルスルフォン、4−ヒドロキシ−4’−n−プロポキ
シジフェニルスルフォン、4−ヒドロキシ−4’−イソ
プロポキシジフェニルスルフォン、4−ヒドロキシ−
4’−n−ブトキシジフェニルスルフォン、3,4−ジ
ヒドロキシ−4’−メチルジフェニルスルフォン、2,
4−ジヒドロキシジフェニルスルフォン、2−メトキシ
−4’−ヒドロキシジフェニルスルフォン、2−エトキ
シ−2’−ヒドロキシジフェニルスルフォン、ビス(2
−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)スルフォ
ン、ビス(2−ヒドロキシ−5−クロロフェニル)スル
フォン、4−ヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒ
ドロキシベンゾフェノン、1,7−ジ(4−ヒドロキシ
フェニルチオ)−3,5−ジオキサヘプタン、1,5−
ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3−オキサペンタ
ンなどのフェノール誘導体、
【0081】サリチル酸、3−イソプロピルサリチル
酸、3−シクロヘキシルサリチル酸、3,5−ジ−tert
−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−α−メチルベンジル
サリチル酸、3−メチル−5−α−メチルベンジルサリ
チル酸、4−〔2’−(4−メトキシフェニルオキシ)
エチルオキシ〕サリチル酸、2−ヒドロキシ−3−ナフ
トエ酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、フタル酸モ
ノベンジルエステル、フタル酸モノフェニルエステル、
4−ニトロ安息香酸、3−ニトロ安息香酸、2−ニトロ
安息香酸、4−クロロ安息香酸などの有機酸あるいはこ
れらの金属塩(例えば、ニッケル、亜鉛、アルミニウ
ム、カルシウム等の金属塩)、
【0082】チオシアン酸亜鉛アンチピリン錯体、モリ
ブデン酸アセチルアセトン錯体などの錯体、フェニルチ
オ尿素、ジ(3−トリフルオロメチルフェニル)チオ尿
素、1,4−ジ(3’−クロロフェニル)−3−チオセ
ミカルバジドなどの尿素誘導体などの有機電子受容性化
合物、酸性白土、アタパルガイト、活性白土、塩化アル
ミニウム、塩化亜鉛、臭化亜鉛などの無機電子受容性化
合物を好ましい化合物として挙げることができる。これ
らの電子受容性化合物は、単独あるいは2種以上併用し
ても良い。
【0083】さらに、本発明の感熱記録材料に、増感剤
としてさらに熱可融性化合物(融点約70〜150℃、
より好ましくは融点約80〜130℃の化合物)を添加
することは、発色感度を向上させ、高速記録に対応した
感熱記録材料を得るためには好ましいことである。この
場合、熱可融性化合物は、通常、電子供与性発色性化合
物100 重量部に対し、10〜700 重量部、好ましくは20〜
500重量部を添加するのが望ましい。
【0084】かかる熱可融性化合物の具体例としては、
例えば、カプロン酸アミド、カプリン酸アミド、パルミ
チン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミ
ド、ステアリル尿素、ステアリン酸アニリド、N−エチ
ルカルバゾール、4−メトキシジフェニルアミンなどの
含窒素化合物、4−ベンジルオキシ安息香酸ベンジルエ
ステル、2−ナフトエ酸フェニルエステル、1−ヒドロ
キシ−2−ナフトエ酸フェニルエステル、シュウ酸ジベ
ンジルエステル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)エ
ステル、シュウ酸ジ(4−クロロベンジル)エステル、
グルタル酸ジフェナシルエステル、ジ(4−メチルフェ
ニル)カーボネート、テレフタル酸ジベンジルエステル
などのエステル化合物、4−ベンジルビフェニル、m−
ターフェニル、フルオレン、フルオランテン、2,6−
ジイソプロピルナフタレン、3−ベンジルアセナフテン
などの炭化水素化合物、
【0085】2−ベンジルオキシナフタレン、2−
(4’−メチルベンジルオキシ)ナフタレン、1,4−
ジエトキシナフタレン、1,2−ジフェノキシエタン、
1,2−ビス(3’−メチルフェノキシ)エタン、1−
フェノキシ−2−(4’−エチルフェノキシ)エタン、
1−(4’−メトキシフェノキシ)−2−フェノキシエ
タン、1−(4’−メトキシフェノキシ)−2−(3’
−メチルフェノキシ)エタン、1−(4’−メトキシフ
ェノキシ)−2−(2’−メチルフェノキシ)エタン、
4−(4’−メチルフェノキシ)ビフェニル、1,4−
ビス(2’−クロロベンジルオキシ)ベンゼン、4,
4’−ジ−n−ブトキシジフェニルスルフォン、1,2
−ジフェノキシベンゼン、1,4−ビス(2’−クロロ
フェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4’−メチルフ
ェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(3’−メチルフェ
ノキシメチル)ベンゼン、4−クロロベンジルオキシ−
(4’−エトキシベンゼン)、4,4’−ビス(フェノ
キシ)ジフェニルエーテル、4,4’−ビス(フェノキ
シ)ジフェニルチオエーテル、1,4−ビス(4’−ベ
ンジルフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス〔(4’−
メチルフェニルオキシ)メトキシメチル〕ベンゼンなど
のエ−テル化合物などを挙げることができる。これらの
熱可融性化合物は、単独あるいは2種以上併用しても良
い。
【0086】本発明の感熱記録材料を製造するには、特
殊な方法によらなくとも公知の方法により製造すること
ができる。一般的には、電子供与性発色性化合物、一般
式(1)で表されるサリチル酸誘導体または/および該
誘導体の金属塩などは、各々水溶性バインダー中で、ボ
ールミル、サンドミル,横型サンドミル、アトライタ、
コロイダルミルなどの手段により分散、通常、3μ
下、好ましくは1.5μ以下の粒径にまで粉砕分散
し、混合し、記録層用の塗液を調整することができる。
この際、後述する顔料の内で金属化合物、例えば、酸化
亜鉛、炭酸亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
炭酸バリウム、硫酸バリウム、酸化チタン、水酸化アル
ミニウム、水酸化マグネシウムなどを顔料として使用す
る場合、一般式(1)で表されるサリチル酸誘導体また
は/および該誘導体の金属塩と、金属化合物の顔料と
を、一緒に分散させることにより、場合により、より一
層高い発色画像の保存安定性を有した感熱記録材料を得
ることができ好ましい場合がある。
【0087】かかる水溶性バインダーとしては、具体的
には、例えば、ポリビニールアルコール、スルフォン化
ポリビニールアルコール、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、エピクロルヒドリ
ン変成ポリアミド、エチレン−無水マレイン酸共重合
体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、イソブチレン
−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリル酸、ポリアク
リルアミド、メチロール変成ポリアクリルアミド、デン
プン誘導体、カゼイン、ゼラチン、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、カルボキ
シル基変成ポリビニールアルコールなどを例示すること
ができる。
【0088】更に必要に応じて、本発明の感熱記録材料
の記録層中には、顔料、水不溶性バインダー、金属石
鹸、ワックス、界面活性剤、紫外線吸収剤、ヒンダード
フェノール、消泡剤などを添加する。顔料としては、酸
化亜鉛、炭酸亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、酸化チタン、タル
ク、ロウ石、カオリン、ケイソウ土、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、アルミナ、シリカ、非晶質シ
リカ、尿素−ホルマリン充填剤、ポリエチレン粒子、セ
ルロース充填剤などが用いられる。水不溶性バインダー
としては、合成ゴムラテックスまたは合成樹脂エマルジ
ョンが一般的であり、スチレン−ブタジエンゴムラテッ
クス、アクリロニトリル−ブタジエンラテックス、アク
リル酸メチル−ブタジエンゴムラテックス、酢酸ビニル
エマルジョンなどが知られており、必要に応じて使用さ
れる。金属石鹸としては、高級脂肪酸金属塩が用いら
れ、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステ
アリン酸アルミニウム、オレイン酸亜鉛などが用いられ
る。
【0089】ワックスとしては、パラフィンワックス、
マイクロクリスタリンワックス、カルボキシ変成パラフ
ィンワックス、カルナウバワックス、ポリエチレンワッ
クス、ポリスチレンワックス、キャンデリアワックス、
モンタンワックス、高級脂肪酸エステルなどが挙げられ
る。界面活性剤としては、スルホコハク酸系のアルカリ
金属塩〔例えば、ジ(n−ヘキシル)スルホコハク酸、
ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸等のナトリウ
ム塩〕、フッソ含有の界面活性剤などが挙げられる。紫
外線吸収剤としては、桂皮酸誘導体、ベンゾフェノン誘
導体、ベンゾトリアゾリルフェノール誘導体などが挙げ
られる。
【0090】ヒンダードフェノールとしては、フェノー
ル性水酸基のオルソ位の少なくとも1つが分枝アルキル
基で置換されたフェノール誘導体が好ましく、1,1,
3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−
ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メ
チル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)
ブタン、1,1,3−トリス(2−エチル−4−ヒドロ
キシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,1,3
−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−
4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)プロパ
ン、2,2’−メチレン−ビス(6−tert−ブチル−4
−メチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス(6
−tert−ブチル−4−エチルフェノ−ル)、1,3,5
−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert
−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、1,
3,5−トリス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−
2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌル酸、1,3,
5−トリス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2−
メチル−6−エチルベンジル)イソシアヌル酸、ビス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェ
ニル)スルフィドなどが挙げられる。
【0091】本発明の感熱記録材料において、記録層の
形成方法に関しては特に限定されるものではなく、従来
より公知の技術に従って形成することができる。例え
ば、感熱記録層用の塗液を、支持体上にエアーナイフコ
ーター、ブレードコーター、バーコーター、グラビアコ
ーター、カーテンコーター、ワイヤーバーなどの適当な
塗布装置で塗布、乾燥して記録層を形成することができ
る。また塗液の塗布量に関しても特に限定されるもので
はなく、一般に乾燥重量で1.5〜12g/m2、好まし
くは2.5〜10g/m2の範囲で調整される。支持体と
しては紙、プラスチックシ−ト、合成紙などが用いられ
る。なお、必要に応じて感熱記録層の表面および/また
は裏面に保護層を設けたり、支持体と感熱記録層の間に
下塗り層を設けることも勿論可能であり、さらには粘着
加工を施すなど感熱記録材料の製造方法における各種の
公知技術が適用できる。
【0092】
【実施例】以下、製造例および実施例により本発明を更
に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。尚、ことわりの無い限り製造例お
よび実施例において%は重量%を表す。
【0093】 製造例1 (例示化合物番号77の化合物の製造) 4−アミノサリチル酸153gと炭酸水素ナトリウム8
4gを懸濁させたメタノール(700ml)の溶液にn−
オクチルクロロホルメート193gを室温で2時間要し
て滴下した。滴下終了後さらに室温で2時間攪拌した
後、濃塩酸30gと水1200mlの混合水溶液を加え、
析出した結晶を濾過、乾燥し、目的とする4−(n−オ
クチルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸300gを
無色の結晶として得た。収率97%、融点157〜15
9℃ マススペクトル(EI) : 309(M+ ) 赤外スペクトル(KBr): 3360、1720、16
40、1620cm-1 該化合物の純度は、高速液体クロマトグラフィーにより
分析した結果99%(面積比)であった。
【0094】比較製造例1 4−アミノサリチル酸153gと炭酸水素ナトリウム1
70gの水2200mlに溶解した水溶液にn−オクチル
クロロホルメート193gを室温で2時間要して滴下し
た。滴下終了後さらに室温で5時間攪拌した後、濃塩酸
30gと水1200mlの混合水溶液を加え、析出した結
晶を濾過、乾燥し、目的とする4−(n−オクチルオキ
シカルボニルアミノ)サリチル酸148gを無色の結晶
として得た。収率48%
【0095】比較製造例2 4−アミノサリチル酸153gと炭酸水素ナトリウム8
4gを懸濁させた酢酸ブチル(700ml)の溶液にn−
オクチルクロロホルメート193gを室温で2時間要し
て滴下した。滴下終了後さらに室温で2時間攪拌した
後、無機塩を濾過後、濾液より、酢酸ブチルを減圧下留
去し、結晶を得た。該結晶を高速液体クロマトグラフィ
ーにより分析した結果、未反応の4−アミノサリチル酸
約10%と目的とする4−(n−オクチルオキシカルボ
ニルアミノ)サリチル酸約80%の他に、副生物を約1
0%(面積比)含有していた。該粗生成物を、さらにメ
タノールと水(50:50v/v)溶液より、精製した
ところ、未反応の4−アミノサリチル酸は除去できた
が、依然として目的物の他に副生物を約12%(面積
比)含有していた。
【0096】製造例2〜28 製造例1において、n−オクチルクロロホルメート代わ
りに第1表に示したクロロホルメート化合物およびアル
コールを用いた、また表に示したアルコールを用いた以
外は、製造例1に記載した方法に従い各種の一般式
(1)で表されるサリチル酸誘導体を製造した。尚、い
ずれのサリチル酸誘導体も収率は96%以上であり、且
つ純度も99%以上であった。
【0097】
【表1】
【0098】
【表2】
【0099】 製造例29(例示化合物番号188の化合物の製造) 5−アミノサリチル酸153gと炭酸水素ナトリウム8
4gを懸濁させたメタノール(700ml)の溶液にシク
ロヘキシルクロロホルメート163gを室温で2時間要
して滴下した。滴下終了後さらに室温で1時間攪拌した
後、濃塩酸30gと水1200mlの混合水溶液を加え、
析出した結晶を濾過、乾燥し、目的とする5−(シクロ
ヘキシルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸269g
を無色の結晶として得た。収率96%、 融点260〜
262℃該化合物の純度は、高速液体クロマトグラフィ
ーにより分析した結果99%(面積比)であった。
【0100】製造例30〜54 製造例29において、シクロヘキシルクロロホルメート
の代わりに第2表に示したクロロホルメート化合物を用
い、また表に示すアルコールを用いた以外は、製造例2
9に記載した方法に従い各種の一般式(1)で表される
サリチル酸誘導体を製造した。尚、いずれのサリチル酸
誘導体も収率は96%以上であり、且つ純度も99%以
上であった。
【0101】
【0102】
【表4】
【0103】 製造例55 (例示化合物番号70の亜鉛塩の製造) 4−(n−ブチルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸
25.3gを炭酸水素ナトリウム8.4gを含む水溶液
(400ml)に室温で徐々に加え、溶解させた。上記溶
液を硫酸亜鉛の7水和物14.9gを含む水溶液(20
0ml)に室温で20分を要して滴下した。滴下後、30
分攪拌を行った後、析出した結晶を濾過し、水洗後乾燥
を行い、26gの目的とする4−(n−ブチルオキシカ
ルボニルアミノ)サリチル酸の亜鉛塩を得た。融点14
0〜143℃赤外スペクトル(KBr) 1750, 1630 cm
-1 .
【0104】製造例56 (例示化合物番号77の亜
鉛塩の製造) 4−(n−オクチルオキシカルボニルアミノ)サリチル
酸31gを炭酸水素ナトリウム8.4gを含む水(40
0ml)とメタノール(600ml)の混合溶液に室温
で徐々に加え、溶解させた。上記溶液を硫酸亜鉛の7水
和物14.9gを含む水溶液(1200ml)に室温で
1時間を要して滴下した。滴下後、4時間室温で攪拌を行
った後、析出した結晶をろ過し、水洗後乾燥を行い、3
3.3gの無色の結晶として目的とする4−(n−オク
チルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸の亜鉛塩を得
た。 融点140〜143℃。 該化合物の赤外スペクトル(KBr)は第1図に示し
た。
【0105】製造例57 (例示化合物番号80の亜
鉛塩の製造) 製造例56において、4−(n−オクチルオキシカルボ
ニルアミノ)サリチル酸の代わりに、4−(n−デシル
オキシカルボニルアミノ)サリチル酸を用いた以外は、
製造例56に記載した方法に従い、4−(n−デシルオ
キシカルボニルアミノ)サリチル酸の亜鉛塩を製造し
た。 融点141〜144℃。 該化合物の赤外スペクトル(KBr)は第2図に示し
た。
【0106】 製造例58 (例示化合物番号82の亜鉛塩の製造)製
造例56において、4−(n−オクチルオキシカルボニ
ルアミノ)サリチル酸の代わりに、4−(n−ドデシル
オキシカルボニルアミノ)サリチル酸を用いた以外は、
製造例56に記載した方法に従い、4−(n−ドデシル
オキシカルボニルアミノ)サリチル酸の亜鉛塩を製造し
た。 融点130〜134℃ 赤外スペクトル(KBr) 1750, 1630 cm-1 .
【0107】 製造例59 (例示化合物番号115の亜鉛塩の製造) 製造例56において、4−(n−オクチルオキシカルボ
ニルアミノ)サリチル酸の代わりに、4−(ベンジルオ
キシカルボニルアミノ)サリチル酸を用いた以外は、製
造例56に記載した方法に従い、4−(ベンジルオキシ
カルボニルアミノ)サリチル酸の亜鉛塩を製造した。 融点300℃以上
【0108】 製造例60 (例示化合物番号119の亜鉛塩の製造) 製造例56において、4−(n−オクチルオキシカルボ
ニルアミノ)サリチル酸の代わりに、4−(フェニルオ
キシカルボニルアミノ)サリチル酸を用いた以外は、製
造例56に記載した方法に従い、4−(フェニルオキシ
カルボニルアミノ)サリチル酸の亜鉛塩を製造した。 融点300℃以上 赤外スペクトル(KBr) 1760, 1630 cm-1 .
【0109】 製造例61 (例示化合物番号188の亜鉛塩の製造) 製造例56において、4−(n−オクチルオキシカルボ
ニルアミノ)サリチル酸の代わりに、5−(シクロヘキ
シルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸を用いた以外
は、製造例56に記載した方法に従い、5−(シクロヘ
キシルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸の亜鉛塩を
製造した。 融点300℃以上 赤外スペクトル(KBr) 1690, 1640 cm-1 .
【0110】 製造例62 (例示化合物番号202の亜鉛塩の製造) 製造例56において、4−(n−オクチルオキシカルボ
ニルアミノ)サリチル酸の代わりに、5−〔2’−(4
−メトキシフェニル)オキシエチルオキシカルボニルア
ミノ〕サリチル酸を用いた以外は、製造例56に記載の
方法に従い、5−〔2’−(4−メトキシフェニル)オ
キシエチルオキシカルボニルアミノ〕サリチル酸の亜鉛
塩を製造した。 融点300℃以上
【0111】製造例63 (例示化合物番号77のニッ
ケル塩の製造) 製造例56において、硫酸亜鉛の7水和物の代わりに、
塩化ニッケルの6水和物を用いた以外は、製造例56に
記載の方法に従い、4−(n−オクチルオキシカルボニ
ルアミノ)サリチル酸のニッケル塩を製造した。 融点300℃以上 赤外スペクトル(KBr) 1710, 1610 cm-1 .
【0112】製造例64 (例示化合物番号77のマン
ガン塩の製造) 製造例56において、硫酸亜鉛の7水和物の代わりに、
酢酸マンガンの水和物を用いた以外は、製造例56に記
載の方法に従い、4−(n−オクチルオキシカルボニル
アミノ)サリチル酸のマンガン塩を製造した。 融点300℃以上 赤外スペクトル(KBr) 1720, 1600 cm-1 .
【0113】製造例65 (例示化合物番号77のコバ
ルト塩の製造) 製造例56において、硫酸亜鉛の7水和物の代わりに、
塩化コバルトの6水和物を用いた以外は、製造例56に
記載の方法に従い、4−(n−オクチルオキシカルボニ
ルアミノ)サリチル酸のコバルト塩を製造した。 融点200〜205℃
【0114】製造例66 (例示化合物番号77のアル
ミニウム塩の製造) 製造例56において、硫酸亜鉛の7水和物の代わりに、
塩化アルミニウムを用いた以外は、製造例56に記載の
方法に従い、4−(n−オクチルオキシカルボニルアミ
ノ)サリチル酸のアルミニウム塩を製造した。 融点190〜195℃ 赤外スペクトル(KBr) 1720, 1630 cm-1 .
【0115】製造例67 (例示化合物番号188のマ
グネシウム塩の製造) 5−(シクロヘキシルオキシカルボニルアミノ)サリチ
ル酸27.9gを水酸化ナトリウム4.0gを含む水溶
液(400ml)に室温で徐々に加え、溶解させた。上記
溶液を塩化マグネシウムの6水和物10.2gを含む水
溶液(200ml)に室温で20分を要して滴下した。滴
下後、30分攪拌を行った後、析出した結晶を濾過し、
水洗後乾燥を行い、28gの目的とする5−(シクロヘ
キシルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸のマグネシ
ウム塩を得た。 融点300℃以上 赤外スペクトル(KBr) 1690, 1630 cm-1 .
【0116】製造例68 (例示化合物番号188のカ
ルシウム塩の製造) 製造例67において、塩化マグネシウムの6水和物の代
わりに、塩化カルシウムを用いた以外は、製造例67に
記載の方法に従い、5−(シクロヘキシルオキシカルボ
ニルアミノ)サリチル酸のカルシウム塩を製造した。 融点300℃以上 赤外スペクトル(KBr) 1690 cm-1.
【0117】製造例69 (例示化合物番号188のバ
リウム塩の製造) 製造例67において、塩化マグネシウムの6水和物の代
わりに、塩化バリウムの2水和物を用いた以外は、製造
例67に記載の方法に従い、5−(シクロヘキシルオキ
シカルボニルアミノ)サリチル酸のバリウム塩を製造し
た。 融点300℃以上
【0118】製造例70 (例示化合物番号188のニ
ッケル塩の製造) 製造例67において、塩化マグネシウムの6水和物の代
わりに、塩化ニッケルの6水和物を用いた以外は、製造
例67に記載の方法に従い、5−(シクロヘキシルオキ
シカルボニルアミノ)サリチル酸のニッケル塩を製造し
た。 融点300℃以上
【0119】以下、製造例で得られた本発明の電子受容
性化合物を用いて感熱記録紙を作成し、その性能を評価
した結果を実施例として示した。各実施例において感熱
記録紙の作成のため次の組成のA液、B液、C液および
D液をそれぞれサンドグラインディングミルで平均粒子
径が1.5μ以下になるように分散し分散液を調製し
て用いた。 (A液組成) 電子供与性発色性化合物 10g 10%ポリビニールアルコール水溶液(クラレ−117) 10g水 80g 計 100g (B液組成) 電子受容性化合物 20g 軽質炭酸カルシウム(奥多摩工業、TP−123) 40g 10%ポリビニールアルコール水溶液(クラレ−117) 60g水 130g 計 250g (C液組成) 電子受容性化合物 20g 軽質炭酸カルシウム(奥多摩工業、TP−123) 10g 酸化亜鉛 30g 10%ポリビニールアルコール水溶液(クラレ−117) 60g水 130g 計 250g (D液組成) 熱可塑性化合物(2−ベンジルオキシナフタレン) 20g 10%ポリビニールアルコール水溶液(クラレ−117) 10g水 220g 計 250g
【0120】また、得られた感熱記録紙の性能評価を次
のように行った。 (1)未発色部の保存安定性試験 実施例および比較例で作成した各感熱記録紙の塗布直後
の未発色部(地肌)の白色度を色差計(Σ−80、日本
電色製)を用いて測定した。尚、比較例3、比較例4お
よび比較例5で作成した感熱記録紙は、塗布直後すでに
灰色に汚れていた。保存安定性試験は耐湿熱性試験及び
耐油性試験を行い、各試験後の各感熱記録紙の未発色部
の白色度を調べた。耐湿熱性試験は各感熱記録紙を、4
0℃、90%相対湿度中に24時間保存した後の白色度
を色差計を用いて測定した。耐油性試験は各感熱記録紙
に、ジオクチルフタレートを含有したカプセル塗工紙を
重ね、加圧ロールを通過させた後、1週間25℃で保存
した後の未発色部の白色度を色差計を用いて測定した。
数値が大きい程、白色度が高く、未発色部の保存安定性
に優れていることを示している。耐筆記具試験として、
未発色部分を蛍光ペンで筆記した後、25℃、72時間
放置後の、未発色部分の白色度を目視で観察した。〇は
汚れの無い白色度の高い状態を示し、×は黒灰色に汚れ
た状態を示す。
【0121】(2)発色画像の保存安定性試験 各感熱記録紙を感熱紙発色装置(大倉電気製TH−PM
D)を用いて、マクベス濃度計(TR−524型)を用
いて測定した発色濃度が0.6である発色画像を形成し
た後、保存安定性試験を行った。保存安定性試験は、耐
湿熱性試験及び耐油性試験を行い、各試験後の各感熱記
録紙の画像保存安定性を調べた。耐湿熱性試験は各感熱
記録紙を、60℃、90%相対湿度中に24時間保存し
た後の発色画像濃度を、マクベス濃度計を用いて測定
し、発色画像の残存率を求めた。耐油性試験は各感熱記
録紙に、ジオクチルフタレートを含有したカプセル塗工
紙を重ね、加圧ロールを通過させた後、1週間25℃で
保存した後の発色画像濃度を、マクベス濃度計を用いて
測定し、発色画像の残存率を求めた。 各試験後の発色画像濃度 残存率(%)=────────────────── ×100 試験前の発色画像濃度(0.6) 数値が大きいほど、発色画像の保存安定性が優れている
ことを示している。また、耐筆記具試験として、発色部
分を蛍光ペンで筆記した後、25℃、72時間放置後
の、発色部分の残存率の程度を目視で観察した。◎は消
色が無い状態を示し、〇は少し消色した状態を示し、×
は消色した状態を示す。結果は第7表に示した。
【0122】実施例 1〜25 A液100g、B液250g、D液250gの分散液と
30%パラフィンワックス23gを混合して、これを上
質紙に乾燥塗布量が5.0±0.5g/m2となるように
塗布、乾燥し、感熱記録紙を作成した。尚、各実施例に
使用したA液中の電子供与性発色性化合物およびB液中
の電子受容性化合物は第3表に示した。得られた感熱記
録紙の未発色部の保存安定性試験の結果を第6表に、ま
た発色画像の保存安定性試験結果を第7表に示す。
【0123】
【表5】
【0124】
【表6】
【0125】
【表7】
【0126】
【表8】
【0127】実施例 26〜31 A液100g、C液250g、D液250gの分散液と
30%パラフィンワックス23gを混合して、これを上
質紙に乾燥塗布量が5.0±0.5g/m2となるように
塗布、乾燥し、感熱記録紙を作成した。尚、各実施例に
使用したA液中の電子供与性発色性化合物およびC液中
の電子受容性化合物は第4表に示した。得られた感熱記
録紙の未発色部の保存安定性試験の結果を第6表に、ま
た発色画像の保存安定性試験結果を第7表に示す。
【0128】
【表9】
【0129】比較例1〜8 A液100g、B液250g、D液250gの分散液と
30%パラフィンワックス23gを混合して、これを上
質紙に乾燥塗布量が5.0±0.5g/m2となるように
塗布、乾燥し、感熱記録紙を作成した。尚、各比較例に
使用したA液中の電子供与性発色性化合物およびB液中
の電子受容性化合物は第5表に示した。得られた感熱記
録紙の未発色部の保存安定性試験の結果を第6表に、ま
た発色画像の保存安定性試験結果を第7表に示す。
【0130】
【表10】
【0131】
【表11】
【0132】
【表12】 第6表および第7表より明らかなように、一般式(1)
で表されるサリチル酸誘導体または/および該誘導体の
金属塩を電子受容性化合物として用いた本発明の感熱記
録材料は、従来の電子受容性化合物を用いて作成した感
熱記録材料に比較して、未発色部および発色画像の保存
安定性(耐湿熱性、耐油性および耐筆記具性)は非常に
優れている。
【0133】実施例32(温度に対する発色性能試験) 実施例2、実施例3、実施例4、実施例6、実施例7、
実施例8、実施例9、実施例24、実施例27および実
施例29で作成した感熱記録紙と比較例6、比較例7お
よび比較例8で作成した感熱記録紙の温度に対する発色
特性を比較した。温度に対する発色性能試験は、各感熱
記録紙を各温度に加温したメタルブロックに5秒間接触
させ、その発色画像濃度をマクベス濃度計(TR−52
4型)を用いて測定した。結果は第8表に示した。数値
が大きい程、色濃く発色していることを示している。
【0134】
【表13】 第8表より明らかなように、本発明の感熱記録材料は、
従来公知のアミド基を置換基として有するサリチル酸誘
導体の金属塩を電子受容性化合物とする感熱記録材料に
比較して、より低温で速やかに発色し、高速記録に適し
た感熱記録材料であると言える。
【0135】
【発明の効果】本発明により、未発色部および発色画像
の保存安定性に非常に優れ且つ発色感度の向上した感熱
記録材料を提供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】例示化合物番号77の亜鉛塩の赤外スペクトル
(KBr)である。
【図2】例示化合物番号80の亜鉛塩の赤外スペクトル
(KBr)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大辻 淳夫 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三 井東圧化学株式会社内 (72)発明者 中塚 正勝 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三 井東圧化学株式会社内 (72)発明者 長谷川 清春 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三 井東圧化学株式会社内 (72)発明者 吉川 和良 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三 井東圧化学株式会社内 (72)発明者 山口 彰宏 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三 井東圧化学株式会社内 (72)発明者 小池 直正 東京都千代田区丸の内3丁目4番2号 三菱製紙株式会社内 (72)発明者 奥村 史生 東京都千代田区丸の内3丁目4番2号 三菱製紙株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−223543(JP,A) 特開 平3−190793(JP,A) 特開 平1−82984(JP,A) 特開 昭53−59669(JP,A) 特開 昭63−112597(JP,A) 特開 昭63−39375(JP,A) 特開 平6−143824(JP,A) 特開 平6−64321(JP,A) Chemical Abstract s,1968年,Vol.69,76987x (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 271/00 B41M 5/00 C07C 269/00 C09K 9/00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子供与性発色性化合物および電子受容
    性化合物を含有する感熱記録材料において、該電子受容
    性化合物として一般式(1)で表されるサリチル酸誘導
    体および該誘導体の金属塩から選ばれる少なくとも1種
    を含有する感熱記録材料。 【化1】 (式中、X1 およびX2 は水素原子、アルキル基、アル
    コキシ基、アラルキル基、アリール基またはハロゲン原
    子を表し、Y1 およびY2 は酸素原子または硫黄原子を
    表し、R1 は水素原子、アルキル基、アラルキル基また
    はアリール基を表し、R2 はアルキル基、アルケニル
    基、アラルキル基またはアリール基を表す)
  2. 【請求項2】 一般式(1)で表されるサリチル酸誘導
    体の2価、3価または4価の金属塩 【化2】 (式中、X1 およびX2 は水素原子、アルキル基、アル
    コキシ基、アラルキル基、アリール基またはハロゲン原
    子を表し、Y1 およびY2 は酸素原子または硫黄原子を
    表し、R1 は水素原子、アルキル基、アラルキル基また
    はアリ−ル基を表し、R2 はアルキル基、アルケニル
    基、アラルキル基またはアリ−ル基を表す)
  3. 【請求項3】 X1 およびX2 は水素原子であり、R1
    は水素原子である請求項2記載の金属塩。
  4. 【請求項4】 一般式(2)で表される化合物と一般式
    (3)で表される化合物とをアルコール系溶媒の存在下
    で反応させて、一般式(1)で表されるサリチル酸誘導
    体を製造する方法。 【化3】 (式中、X1 およびX2 は水素原子、アルキル基、アル
    コキシ基、アラルキル基、アリール基またはハロゲン原
    子を表し、Y1 およびY2 は酸素原子または硫黄原子を
    表し、R1 は水素原子、アルキル基、アラルキル基また
    はアリール基を表し、R2 はアルキル基、アルケニル
    基、アラルキル基またはアリール基を表す) 【化4】 (式中、X1 、X2 およびR1 は前記に同じ) 【化5】 (式中、Y1 、Y2 およびR2 は前記に同じであり、Z
    はハロゲン原子を表す)
  5. 【請求項5】 一般式(2)で表される化合物と一般式
    (3)で表される化合物とをアルコール系溶媒の存在下
    で反応させて得られた、一般式(1)で表されるサリチ
    ル酸誘導体をアルカリ金属塩で処理して得られるアルカ
    リ金属塩を水溶液中で水可溶性の2〜4価の金属化合物
    で処理し複分解させて一般式(1)で表されるサリチル
    酸誘導体の多価金属塩を製造する方法。 【化6】 (式中、X1 およびX2 は水素原子、アルキル基、アル
    コキシ基、アラルキル基、アリール基またはハロゲン原
    子を表し、Y1 およびY2 は酸素原子または硫黄原子を
    表し、R1 は水素原子、アルキル基、アラルキル基また
    はアリール基を表し、R2 はアルキル基、アルケニル
    基、アラルキル基またはアリール基を表す) 【化7】 (式中、X1 、X2 およびR1 は前記に同じ) 【化8】 (式中、Y1 、Y2 およびR2 は前記に同じであり、Z
    はハロゲン原子を表す)
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