JP3526545B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3526545B2
JP3526545B2 JP2000249271A JP2000249271A JP3526545B2 JP 3526545 B2 JP3526545 B2 JP 3526545B2 JP 2000249271 A JP2000249271 A JP 2000249271A JP 2000249271 A JP2000249271 A JP 2000249271A JP 3526545 B2 JP3526545 B2 JP 3526545B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は弾球遊技機に関
し、特に球タンクと、タンクレール等の払出し通路と遊
技球の何れかに帯電した静電気をグランド線により除去
し、しかもそのグラング線からの静電放電を防止し、ノ
イズ対策を一層強化するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、パチンコ機等の弾球遊技機にお
いては、前枠の裏側に裏機構板が着脱自在に装着され、
この裏機構板の上側に球タンクと、これから延びるタン
クレールとが設けられ、パチンコホールの島構造体毎に
配設された遊技球搬送路から搬送されてくる遊技球が球
タンクに供給される。裏機構板の側部に遊技球を払出す
払出し装置が設けられ、更に裏機構板の下側には払出し
装置に接続された払出し球通路が設けられている。それ
故、遊技球が入賞手段に入賞したときには払出し装置が
駆動され、所定数の遊技球が賞球として払出され、これ
ら払出された遊技球は払出し球通路を経由して上皿排出
口から球受け皿に払出される。
【0003】また、弾球遊技に供されたアウト球や入賞
球は、遊技球回収路を経てホール側に回収され、磨き装
置で磨かれてから、遊技球搬送路を介して再び球タンク
に供給されるようになっている。ところで、遊技球搬送
路や球タンク、この球タンクに連結された遊技球払出し
通路等は、合成樹脂製の絶縁体であるため、遊技球が磨
き装置により磨かれるときに発生した静電気が遊技球に
帯電したり、ホール側の遊技球搬送路に沿って搬送され
る搬送途中で、遊技球が搬送路や遊技球と摩擦接触した
り衝突したときに静電気が発生し、遊技球に帯電(所
謂、接触帯電)することがある。
【0004】更に、遊技球搬送路から球タンクに落下に
より供給されるときに、球タンク内の複数の遊技球に衝
突するときにも静電気が発生し、この静電気が遊技球に
帯電する可能性が高い。このことは、遊技球は金属であ
るが、合成樹脂からなる絶縁体の通路を、通路や遊技球
と衝突しながら移動する際に、遊技球に発生した静電気
の幾らかは絶縁体通路に移って、絶縁体の通路にも静電
気が帯電はするものの、球タンクに供給されて貯留され
る遊技球は、静電気を帯びた状態になり易い。
【0005】そして、これら静電気を帯びた遊技球が球
タンクからタンクレールや払出し装置内の球通路を移動
するときに、遊技球同志又は球通路と衝突したり離れる
ときに、遊技球と点集中放電が発生したり、空中に静電
放電が発生する。その結果、これに伴う磁界発生による
電磁波のノイズが生じ、遊技制御を司る種々の制御部の
制御信号等に悪影響を及ぼし、これら制御部においては
動作停止したり、誤動作する場合がある。そこで、従来
においては、球タンク、タンクレール等の遊技球が移動
中に衝突して静電気が発生し易い払出し球通路の一部
に、金属板を遊技球と接触可能に設け、内枠を外枠に回
動自在に連結するヒンジ金具とその金属板とをグランド
線で接続し、遊技球に帯電した静電気をヒンジ金具に接
地するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 前述したように、遊
技球が移動中に接触し易い払出し球通路の一部に金属板
を設け、遊技球に帯電した静電気を、これら金属板やグ
ランド線を介して内枠のヒンジ金具に接地して逃がすよ
うにしているが、そのヒンジ金具は小型であり且つ本格
的な接地板でないため、充分な接地効果が得られていな
いのが現状である。その為に、移動する遊技球の静電放
電により生じる電磁波のノイズにより、遊技制御を司る
種々の制御用基板等に悪影響を及ぼすようになり、遊技
制御に支障を来すという問題が起こっている。
【0007】そこで、グランド線の他端部を、ヒンジ金
具に代えて接地回路に接続することも可能であるが、グ
ランド線は導線をビニールで被覆しただけの通常の接続
コードを用いるのが一般的であり、この場合、グランド
線の導線から被覆を通して空中に静電放電が発生し、遊
技球と同様に電磁波ノイズが生じるという問題がある。
更に、球タンクの内部や絶縁体の通路に帯電した静電気
によるノイズにより、同様に遊技制御に悪影響を及ぼし
ている。
【0008】本発明の目的は、少なくとも球タンクと払
出し通路と遊技球の何れかに帯電した静電気によるノイ
ズを効果的に吸収できるようにすること、その吸収した
ノイズを接地するグランド線からの静電放電を防止でき
るようにすること、遊技制御を司る種々の制御基板等へ
のノイズによる悪影響を防止できるようにすること、ノ
イズ対策を一層強化できるようにすること、等である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の弾球遊技機
は、遊技制御の制御内容に応じて夫々独立の基板に構成
された複数の制御用基板と、これら複数の制御用基板に
電力を供給する電源基板と、外部から搬送される遊技球
を一時的に貯留する球タンクと、この球タンクから供給
される遊技球を遊技機前側の遊技球供給皿に払出す払出
し通路とを備えた弾球遊技機において、少なくとも球タ
ンクと払出し通路と遊技球の何れかに帯電した静電気を
除去する為の導電性部材を、球タンク又は払出し通路に
設け、導電性部材で除去した静電気によるノイズを吸収
するノイズ吸収手段を導電性部材又はその近傍に設け、
前記電源基板にその入力ラインに接続されたノイズ吸収
回路を設け、前記ノイズ吸収手段の出力側をグランド線
を介して前記ノイズ吸収回路に接続し、前記ノイズ吸収
回路は、所定電圧までのサージ成分を吸収するサージ吸
収素子と、そのサージ吸収素子に並列接続されてサージ
吸収素子で吸収できないノイズを吸収するバリスタとを
有し、前記バリスタが電源基板の2本の入力ラインに夫
々接続されたものである。
【0010】電源基板はDC5V等の制御に必要な種々
の電力を生成し、これら電力を独立の基板に構成された
複数の制御用基板に供給するので、これらの制御用基板
により遊技制御が実行される。外部から搬送される遊技
球は球タンクに落下により供給されて一時的に貯留さ
れ、球タンクの遊技球は払出し通路を経て最終的に遊技
球供給皿に払出される。ところで、これら球タンクや払
出し通路は合成樹脂等の絶縁性部材であるため、遊技球
が球タンクや払出し通路又は遊技球と衝突して静電気が
発生し、その静電気が遊技球と球タンクと払出し通路等
に帯電する場合がある。
【0011】しかし、球タンク又は払出し通路に設けた
導電性部材に、遊技球が直接に接触したり、又は遊技球
を介して間接に接触する。その結果、少なくとも球タン
クと払出し通路と遊技球の何れかに帯電した静電気は、
その導電性部材で積極的に除去される。そして、その静
電気によるノイズを、導電性部材に或いは導電性部材の
近傍に設けられたノイズ吸収手段で確実に吸収すること
ができる。このように、導電性部材で除去した静電気に
よるノイズを、グラン線を介してノイズ吸収回路へ流
す前段階において、球タンク又は払出し通路に設けたノ
イズ吸収手段で予め吸収することができるため、球タン
クと払出し通路と遊技球からの空中への静電放電だけで
なく、グランド線からの空中への静電放電も確実に防止
でき、ノイズ対策を一層強化することができる。また、
前記電源基板にその入力ラインに接続されたノイズ吸収
回路を設け、前記ノイズ吸収手段をグランド線を介して
ノイズ吸収回路に接続するので、遊技制御の為の複数の
制御用基板にノイズの影響を与えることなく、静電気を
グランド線を介して電源基板のノイズ吸収回路に供給で
き、この電源基板においてノイズを吸収させることがで
きる。前記ノイズ吸収回路が、所定電圧までのサージ成
分を吸収するサージ吸収素子と、そのサージ吸収素子に
並列接続されてサージ吸収素子で吸収できないノイズを
吸収するバリスタとを有し、前記バリスタが電源基板の
2本の入力ラインに夫々接続されるので、静電気により
発生したノイズの所定電圧までのサージ成分がサージ吸
収素子により吸収され、その後、サージ吸収素子で吸収
できない微弱なノイズは、電源基板の2本の入力ライン
に夫々接続されたバリスタにより、効果的に且つ確実に
吸収され、電源基板の2本の入力ラインに悪影響を与え
ることがない。例えば、200V以上のサージ電圧を有
する大きなノイズであっても、サージ吸収素子により、
約200Vまでのサージ成分が吸収され、残りの微弱な
ノイズをバリスタにより確実に吸収させることができ
る。
【0012】また、前記球タンクから供給される遊技球
を遊技者側に払出す払出し装置を備え、払出し通路が、
球タンクから払出し装置に遊技球を誘導する遊技球誘導
通路と、払出し装置内の球通路と、払出し装置から払出
された遊技球を遊技球供給皿に案内する遊技球案内通路
と、遊技球供給皿の遊技球が満杯状態のときに払出し装
置から払出された遊技球を受け皿に溢流させる溢流案内
通路とを有する場合(請求項)には、遊技球だけでな
く、これら遊技球誘導通路と、払出し装置内の球通路
と、遊技球案内通路と、溢流案内通路等に帯電した静電
気を、この払出し通路に設けた導電性部材により確実に
除去することができる。
【0013】また、前記ノイズ吸収手段が、ノイズ吸収
基板とこのノイズ吸収基板上に設けたノイズ吸収素子と
を有する場合(請求項)には、ノイズ吸収素子がノイ
ズ吸収基板上に設けられているため、ノイズ吸収基板を
球タンクと払出し通路の何れにも簡単に固定することが
できる。
【0014】また、前記ノイズ吸収手段のノイズ吸収基
板が、透明なケースで覆われている場合(請求項)に
は、ノイズ吸収基板上のノイズ吸収素子はその透明なケ
ースにより塵や埃から保護することができる。
【0015】また、前記ノイズ吸収手段が、サージ吸収
素子、バリスタ、コイル、抵抗、コンデンサの何れか1
つを含む場合(請求項)には、ノイズ吸収手段として
これら何れの部品を用いても、内部のインピーダンが高
いため、安価で且つ容易に静電気によるノイズのサージ
成分を即時に吸収することができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
【0019】図1〜図4に示すように、カード式弾球遊
技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この
外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード
式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠
3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。
前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、
遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス
扉6と球受け皿8(これが遊技球供給皿に相当する)の
前面板(図示略)とが夫々開閉自在に枢着されている。
前枠4の下部には、球受け皿8から溢流し又は抜き取っ
た遊技球25を貯留する下皿9(これが受け皿に相当す
る)と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられ
ている。
【0020】発射手段10は、回動操作可能な発射ハン
ドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応じた
打撃力で打撃槌12により遊技球25を発射させる発射
モータ13(図5参照)などを備えている。球受け皿8
の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用
の操作パネル14が設けられ、この操作パネル14に
は、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示
部14aと、所定金額分の遊技球25の球貸しを指示す
る球貸しスイッチ14bと、遊技終了時にカードの返却
を指令する返却スイッチ14cとが設けられている。
【0021】図2に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場
合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段1
8の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、
2つのゲート20(通過口)等が夫々所定の位置に配設
されている。
【0022】液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する図柄表示手段22として機能する。図柄表示手
段22は、背景画やキャラクタをアニメーション的に表
示するとともに、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、
右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段
17に遊技球25が入賞することを条件に、各図柄表示
部22a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動表示
(スクロール表示)され、図柄始動手段17への遊技球
25の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定
される停止図柄パターンで停止する。
【0023】液晶ディスプレイ16の直ぐ上側に、普通
入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられてい
る。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する
普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球2
5が検出されたとき、普通図柄表示部の表示図柄が所定
時間だけ変動し、遊技球25のゲート20通過時点にお
いて抽選された抽選用数値により決定される停止図柄を
表示して停止するようになっている。図柄始動手段17
は、開閉自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式
チューリップであり、第2図柄表示手段23の変動後の
停止図柄が当たり図柄を表示した場合に、開閉爪17a
が所定時間だけ開放されて入賞し易くなる。
【0024】開閉式入賞手段18は前方に開放可能な開
閉板18aを備え、図柄表示手段22の変動後の停止図
柄が「777」等の当たり図柄のとき、所謂「大当た
り」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前方
に開放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領
域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過し
たとき、特別遊技が継続される。
【0025】開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放
された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば、1
0個)の遊技球25が入賞して開閉板18aが閉じると
きに、遊技球25が特定領域18bを通過していないと
きに特別遊技が終了するが、特定領域18bを通過して
いれば最大所定回数(例えば、16回)まで特別遊技が
継続され、遊技者に有利な状態に制御される。
【0026】図3、図4に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に球タンク33と、これから延びるタ
ンクレール34(これが遊技球誘導通路に相当する)と
が設けられ、このタンクレール34に接続された払出し
装置35が裏機構板30の左側部に設けられ、裏機構板
30の下側には払出し装置35に接続された遊技球案内
通路36が設けられている。払出し装置35から払出さ
れた遊技球25は、遊技球案内通路36を経由して球受
け皿8に払出される。
【0027】ところで、球タンク33と、タンクレール
34と、払出し装置35内の球通路、遊技球案内通路3
6は夫々合成樹脂製(絶縁体)である。それ故、遊技球
25が球タンク33やタンクレール34等の払出し通路
を移動中に、遊技球25がこれら払出し通路や遊技球2
5と摩擦接触したり衝突したときに静電気が発生し、こ
の発生した静電気が遊技球25だけでなく、特に球タン
ク33等に帯電している場合が多い。ここで、払出し通
路は、タンクレール34と、払出し装置35内の球通路
35a(図14参照)と、遊技球案内通路36と、図示
を省略するが、球受け皿8の遊技球25が満杯状態のと
きに、払出し装置35から払出された遊技球25を下皿
9に溢流させる溢流案内通路等を有している。
【0028】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球25を排出する入賞球排出樋(図
示略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装
着されたケース38の内部に主制御基板39が配設さ
れ、その前側に図柄制御基板40が配設されている。主
制御基板39の下側で、裏カバー37に装着されたケー
ス41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、この
ケース41aに隣接するケース41bの内部にサウンド
制御基板43が設けられている。
【0029】これらケース41a,41bの下側で裏機
構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板
45と払出し制御基板46が夫々設けられている。更
に、発射手段10の後側に装着されたケース47の内部
には、発射制御基板48が設けられている。これら制御
基板39〜40,42〜43,45〜46,48は夫々
独立のプリント基板で構成されており、電源基板45と
発射制御基板48とを除く制御基板39,40,42,
43,46には、CPUとROMやRAM等を有する1
チップ集積回路からなるマイクロコンピュータ(図示
略)が夫々設けられている。
【0030】主制御基板39とその他の制御基板40,
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンドを一方向通信にて送信可能になっ
ている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、
図柄停止に関する不正を確実に防止できるとともに、主
制御手段50の制御負荷を格段に軽減でき、送信制御を
簡単化することができる。
【0031】次に、パチンコ機2の制御装置に予め格納
した複数の制御プログラムを介して達成される種々の機
能について、図5の機能ブロック図により説明する。但
し、これら種々の機能は前述したマイクロコンピュータ
等で達成される。主制御基板39上に構成された主制御
手段50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や遊
技球検出スイッチ等に対する信号の入出力に関わる、所
謂遊技盤5の遊技制御を主として司るとともに、後述す
る図柄制御手段60、払出し制御手段70、ランプ制御
手段71、サウンド制御手段72等に必要に応じて制御
コマンドを送信する。
【0032】図柄制御基板40上に構成された図柄制御
手段60は、主制御手段50から送信されてくる図柄制
御コマンドに基づいて、液晶ディスプレイ16に種々の
動画や背景画を表示させる表示制御を実行したり、各図
柄表示部22a〜22cの図柄を変動制御し、指示され
た停止図柄で変動を停止制御する。払出し制御基板46
上には払出し制御手段70が構成され、この払出し制御
手段70は主制御手段50から払出し制御コマンドを受
信し、払出し装置35による遊技球25の払出し制御を
司る。
【0033】ランプ制御基板42上に構成されたランプ
制御手段71は、主制御手段50からランプ制御コマン
ドを受信し、遊技盤5等に設けられた多数の表示ランプ
を含むランプ群74の点灯制御を司る。サウンド制御基
板43上に構成されたサウンド制御手段72は、主制御
手段50からサウンド制御コマンドを受信し、スピーカ
SPに対する各種の音響効果音の為のサウンド出力制御
を司る。発射制御基板48上に構成された発射制御手段
73は、発射モータ13を駆動して遊技球25の発射制
御を司る。
【0034】主制御手段50は、抽選手段51と、判定
手段52と、特別遊技発生手段53と、確率変動手段5
4と、コマンド送信手段55等を備えている。抽選手段
51は、抽選用カウンタを用いて微小な更新周期(例え
ば、約2msec周期)で数値を所定の範囲(例えば、0〜
299)で更新し、図柄始動手段17に遊技球25が入
賞したときの数値を抽出することにより、遊技者に有利
な状態である当たりと、遊技者に不利な状態である外れ
とに関する抽選を行なう。判定手段52は、図柄始動手
段17に遊技球25が入賞したときに抽選手段51から
供給される抽選された数値に基づいて、「大当り」、
「外れ(外れリーチを含む)」の何れであるかを判定す
る。
【0035】例えば、その抽選された数値が予め設定さ
れた特定数値「71」のときに「大当たり」と判定し、
それ以外の多数の数値のときに「外れ」であると判定す
る。特別遊技発生手段53は、判定手段52から大当た
り等の特別判定結果を受ける、若しくは、図柄表示手段
22の変動後の停止図柄が大当たり図柄等の特定表示と
なった場合に、遊技制御に含まれる所定の特別遊技発生
ルーチンにより開閉式入賞手段18の開閉板18aを前
述したように作動させて、遊技者に有利な利益状態を与
える特別遊技を実行する。
【0036】確率変動手段54は、判定手段52から
「大当たり」の特別判定結果を受けた場合に、その「大
当たり」について「確率変動」と「非確率変動」の何れ
かを抽選により決定し、確率変動型大当たりのときには
確率変動モードを設定し、次回或いは次々回の大当たり
迄、或いは所定回数図柄が変動する迄、抽選手段51に
より大当たりを抽選する特定数値の数を通常のときより
も多くし、大当たり確率を高くする。
【0037】コマンド送信手段55は、判定手段52か
ら判定結果を受け、図柄変動に際しては図柄制御コマン
ド(当たり外れデータを含む2バイト構成)を図柄制御
手段60に送信し、遊技球25の払出しに際しては払出
し制御コマンド(払出し個数データを含む2バイト構
成)を払出し制御手段70に送信する。ここで、当たり
外れデータは「確率変動型大当たり」、「非確率変動型
大当たり」、「外れ」の何れかのデータからなり、変動
時間データは図柄変動に要する時間(例えば、40秒、
60秒等)を規定するデータである。また、払出し個数
データは、5個、10個等の遊技球25の払出し個数を
指令するデータである。
【0038】更に、コマンド送信手段55は、ランプ群
74の点灯に際してはランプ制御コマンド(2バイト構
成)をランプ制御手段71に送信し、スピーカSPによ
る効果音出力に際してサウンド制御コマンド(2バイト
構成)をサウンド制御手段72に送信する。図柄制御手
段60は、停止図柄決定手段61を有し、コマンド送信
手段55から送信される図柄制御コマンドを受信し、受
信した図柄制御コマンドを解析するとともに、解析によ
り得られた制御コマンドに基づいて図柄表示手段22の
各図柄表示部22a〜22cにおける図柄変動を制御す
る。
【0039】この停止図柄決定手段61について簡単に
説明すると、変動パターンテーブルに、「確率変動型大
当たり」、「非確率変動型大当たり」、「外れリー
チ」、「外れノーマル」の各々について複数のパターン
データが記憶されており、図柄制御コマンドに含まれる
「当たり外れデータ」に基づいて、夫々該当する大当た
りパターン又は外れパターンのうちから何れかを抽選に
より決定する。
【0040】次に、球タンク33について説明する。図
6〜図8に示すように、球タンク33は上方を開放した
合成樹脂製の箱体であり、その底壁33aの左端部に
は、貯留した遊技球25をその下側のタンクレール34
に落下により供給する平面視略矩形状の排出口33bが
形成されている。この球タンク33の右側壁33cに
は、球タンク33に貯留した遊技球25に帯電した静電
気を積極的に放電させて除去するための銅板等の金属か
らなる導電性部材78が固定されている。
【0041】この導電性部材78は、右側壁33cを跨
ぐように上方から嵌合して取付けるために、相互に対向
状の外側固定板78aと内側固定板78bとを上端部で
連結し、内側固定板78bの下端部の前端から左方に縦
向き姿勢で延びる正面視矩形状の延設部78cと、外側
固定板78aに屈曲状に一体形成された固定部78dと
から構成されている。ここで、導電性部材78のうち
の、遊技球25に帯電した静電気の除去に直接に寄与す
る特に内側固定板78bは、球タンク33の内部に臨む
ように設けられている。
【0042】延設部78cは、図6に示すように、排出
口33bの後端に位置し且つ排出口33bより下側へ延
びるように設けられ、排出口33bを介してタンクレー
ル34に供給される何れかの遊技球25がこの延設部7
8cに直接に接触可能になっている。導電性部材78は
固定部78dのビス止めにより球タンク33に固定され
ている。球タンク33の右端部にはノイズ吸収基板80
が固定され、そのノイズ吸収基板80には、図9に示す
ように、1つのノイズ吸収素子81(これがノイズ吸収
手段に相当する)が設けられている。そして、そのノイ
ズ吸収素子81の入力端が入力端子80aに接続される
とともに、その出力端が出力端子80bに接続されてい
る。
【0043】その入力端子80aと導電性部材78とは
導線97により接続されている。グランド線98は図3
に示すように、裏機構板30の開口部30aの右端部に
形成された縦方向に延びるトンネル状通路部30bの内
部に沿って配設され、グランド線98の一端部(上端
部)がノイズ吸収基板80の出力端子80bに接続さ
れ、グランド線98の他端部(下端部)は後述する電源
基板45のノイズ吸収回路87に接続されている。
【0044】ノイズ吸収基板80に設けられたノイズ吸
収素子81は、サージ吸収素子であり、微小の間隙を隔
てて1対の電極を対向状に設け、所定電圧(例えば、2
00V)までのサージ成分(急激に大きさが変化するノ
イズのような電圧や電流)が印加されときには、内部イ
ンピーダンス値を大きくすることで、そのサージ成分を
即時に吸収可能な素子である。
【0045】次に、前述した電源基板45について、図
10に基づいて説明する。コネクタ85を介して外部か
ら供給されるAC24Vの入力ライン86a,86bに
は、DC24Vを生成する24V生成回路87と、DC
5Vを生成する5V生成回路88と、DC12Vを生成
する12V生成回路89とが夫々接続されている。これ
ら生成回路87〜89で生成された直流は、制御基板3
9,40,42,43,46等に供給されている。入力
ライン86aにはヒューズ90が設けられている。両入
力ライン86a,86b間には、47V以上の高圧の交
流を外部のAC24V電源に戻すバリスタ91が設けら
れている。
【0046】電源基板45には、コネクタ96に接近さ
せてノイズ吸収回路92が設けられている。サージ吸収
素子93の入力部には、コネクタ96を介してグランド
線98の他端部が接続され、ノイズ吸収回路92の出力
部は24V生成回路87の前段部における入力ライン8
6a,86bに接続されている。このノイズ吸収回路9
2について説明すると、サージ吸収素子93とバリスタ
94とを直列接続して入力ライン86aに接続するとと
もに、サージ吸収素子93とバリスタ95とを直列接続
して入力ライン86bに接続している。そして、そのサ
ージ吸収素子93の入力部には、コネクタ96を介して
グランド線98の他端部が接続されている。
【0047】サージ吸収素子93は、前述したノイズ吸
収素子81と同様に、所定電圧までのサージ成分を即時
に吸収する素子である。また、サージ吸収素子93で吸
収できないノイズは、高インピーダンスを有するバリス
タ94,95により鈍らせて確実に吸収するようになっ
ている。次に、球タンク33に貯留した遊技球25や球
タンク33に帯電した静電気を導電性部材78で除去
し、その除去した静電気によるノイズを、グランド線9
8でノイズ吸収回路92に誘導する前段階で、ノイズ吸
収回路81により予め吸収する作用について、図6〜図
10に基づいて説明する。
【0048】ホール側の磨き装置(図示略)で磨かれた
遊技球25は絶縁体である遊技球搬送路(図示略)を経
て球タンク33に供給される。ここで、遊技球25は金
属であるが、遊技球搬送路や球タンク33が合成樹脂か
らなる絶縁体であるため、その球タンク33に貯留され
る複数の遊技球25には、磨き装置により布等を用いて
磨かれるときに静電気が発生したり、遊技球搬送路で搬
送される搬送途中で遊技球25同志の衝突や摩擦により
静電気が発生したり、更には遊技球搬送路から球タンク
33内に落下により供給されるときに、球タンク33内
の複数の遊技球25に衝突したときにも静電気が発生
し、その発生した静電気は遊技球搬送路にも静電気が帯
電はするものの、遊技球25に多量の静電気が帯電(所
謂、接触帯電)している可能性が高い。
【0049】ところで、このように静電気が遊技球25
や球タンク33に帯電している場合でも、遊技球25が
排出口33bを介してタンクレール34に供給されると
きに、内側固定板78bや延設部78cに直接に接触し
たり、又は遊技球25を介して間接に接触する。その結
果、遊技球25に帯電する静電気や球タンク33の内面
に帯電する静電気が導電性部材78で積極的に除去さ
れ、導線97を介してノイズ吸収素子81に供給され
る。
【0050】このノイズ吸収素子81により、導電性部
材78で除去した静電気によるノイズが例えば図11
(a)に示すように、高圧のサージ電圧を有するとき
(入力側ノイズ波形参照)でも、ノイズ吸収素子81内
部の高インピーダンスにより、図11(b)の出力側ノ
イズ波形に示すように、例えば200Vまでのサージ成
分が即時に吸収されている。そして、このように静電気
によるノイズが吸収された低電圧の静電気は、グランド
線98を介してノイズ吸収回路92に供給される。この
ノイズ吸収回路92においては、ノイズ吸収素子81で
吸収できなかった静電気による微弱なノイズが、先ずサ
ージ吸収素子93で吸収される。
【0051】その後、サージ吸収素子93で吸収できな
いノイズは、更にバリスタ94,95により鈍らせて確
実に吸収され、両バリスタ100,101を介して接地
されている。更に、これらサージ吸収素子93とバリス
タ94,95の協働によりノイズが吸収された無害の静
電気を直流生成回路87〜89に供給して、再利用する
ことができる。
【0052】このように、導電性部材78を払出し通路
の1つである球タンク33の内部に臨むように設け、ノ
イズ吸収素子81を有するノイズ吸収基板80を球タン
ク33の導電性部材78近傍に設け、ノイズ吸収基板8
0の出力端子80bに接続したグランド線98を、電源
基板45に設けたノイズ吸収回路92を介して接地する
ようにしたので、球タンク33内の遊技球25に静電気
が多量に帯電した場合でも、遊技球25が排出口33b
を通過する際に、内側固定板78bや延設部78cに直
接に又は間接に接触し、遊技球25や球タンク33に帯
電する静電気は導電性部材78で積極的に除去できる。
その静電気によるノイズは、グラン線98を介して電
源基板45に誘導してから接地する前段階において、球
タンク33に設けたノイズ吸収素子81で予め吸収する
ことができる。
【0053】それ故、球タンク33や遊技球25からの
空中への静電放電だけでなく、グラン線98からの空
中への静電放電を確実に防止することができ、これに伴
う電磁波ノイズの外部への放射を防止できるため、遊技
制御を司る種々の制御基板39,40,42,43,4
6等へのノイズによる悪影響を確実に防止することがで
き、ノイズ対策を一層強化することができる。
【0054】また、ノイズ吸収回路92を電源基板45
に設けたので、遊技制御の為の複数の制御用基板39,
40,42,43,46に静電気によるノイズの影響を
与えることなく電源基板45に誘導し、その電源基板4
5においてノイズ成分を確実に吸収させることができ
る。ここで、払出し制御基板46の交流電源供給部に、
サージ吸収素子93とバリスタ94,95等からなるノ
イズ吸収回路92を設けてもよい。
【0055】前記実施形態を部分的に変更した変更形態
について説明する。 1〕ノイズ吸収素子81は、図12に示すようにノイズ
吸収板80Aに設けたバリスタ81Aでもよく、図13
に示すようにノイズ吸収板80Bに設けたコイル81B
でもよく、更に図示しないがその外にチョークコイル、
抵抗、コンデンサ等、供給されたノイズに対して高イン
ピーダンスにより静電気の電圧を低圧化可能な種々の素
子を用いてもよい。 2〕遊技球案内通路36や溢流案内通路等の払出し通路
に導電性部材を設けてもよい。
【0056】3〕球タンク33と、タンクレール34等
の払出し通路に、導電性被膜を形成してからメッキ処理
を施して導電性のメッキ層を形成し、このメッキ層とノ
イズ吸収素子とを接続するようにしてもよい。 4〕図14に示すように、球タンク33Aに2つの導電
性部材78A,78Bを設け、更にタンクレール34A
の遊技球移動通路、払出し装置35Aの蛇行状球通路3
5a等の随所に導電性部材78C,78Dを設け、遊技
球25に帯電した静電気をこれら導電性部材78A〜7
8Dで除去し、除去した静電気によるノイズを、タンク
レール34Aに取付けたノイズ吸収基板80Cのノイズ
吸収素子で吸収するようにしてもよい。
【0057】5〕図15に示すように、ノイズ吸収基板
80(ノイズ吸収基板80A〜80Cについては図示
略)を透明な合成樹脂性のケース82で覆うようにして
もよい。この場合、ノイズ吸収基板80上のノイズ吸収
素子81はその透明ケース82により塵や埃から保護す
ることができる。 6〕ノイズ吸収基板80,80A〜80Cを、球タンク
33,33Aやタンクレール34,34A等の払出し通
路の近傍の裏機構板30に設けてもよく、前枠4に設け
てもよい。更に、ノイズ吸収基板80,80A〜80C
を、球タンク33,33Aやタンクレール34,34A
自体、又は導電性部材78,78Aに設けてもよい。
【0058】7〕球タンク33,33Aと、タンクレー
ル34,34A等の払出し通路に、帯電防止剤を吹き付
けてもよく、導電性ゴムや金属片混入樹脂等からなる薄
膜状の導電性シートを貼着させてもよい。 8〕球タンク33,33Aと、タンクレール34,34
A等の払出し通路を、導電性ゴム、金属片混入樹脂等の
導電性樹脂(導電性部材)により作成してもよい。
【0059】9〕本発明は、以上説明した実施形態や変
更形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変更を付加し、更に、パチンコ機に限
らず、アレンジボール機、雀球機等の種々の弾球遊技機
に本発明を適用することが可能である。
【0060】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、複数の制御用
基板と電源基板と球タンクと払出し通路とを備え、少な
くとも球タンクと払出し通路と遊技球の何れかに帯電し
た静電気を除去する為の導電性部材を、球タンク又は払
出し通路に設け、導電性部材で除去した静電気によるノ
イズを吸収するノイズ吸収手段を導電性部材又はその近
傍に設け、電源基板にその入力ラインに接続されたノイ
ズ吸収回路を設け、ノイズ吸収手段の出力側をグランド
線を介してノイズ吸収回路に接続したので、導電性部材
で除去した静電気によるノイズを、グランド線を介して
ノイズ吸収回路に流す前段階において、球タンク又は払
出し通路に設けたノイズ吸収手段で予め吸収することが
できるため、球タンクと払出し通路と遊技球からの空中
への静電放電だけでなく、グラン線からの空中への静
電放電も確実に防止でき、ノイズ対策を一層強化するこ
とができる。そして、ノイズ吸収手段をノイズ吸収回路
に接続したので、遊技制御の為の複数の制御用基板にノ
イズの影響を与えることなく、静電気をグランド線を介
して電源基板に供給でき、この電源基板においてノイズ
を吸収させることができる。更に、前記ノイズ吸収回路
は、所定電圧までのサージ成分を吸収するサージ吸収素
子と、そのサージ吸収素子に並列接続されてサージ吸収
素子で吸収できないノイズを吸収するバリスタとを有
し、バリスタが電源基板の2本の入力ラインに夫々接続
されたので、静電気により発生したノイズの所定電圧ま
でのサージ成分をサージ吸収素子により吸収でき、その
後サージ吸収素子で吸収できない微弱なノイズを、電源
基板の2本の入力ラインに夫々接続されたバリスタによ
、効果的に且つ確実に吸収することができる
【0061】請求項の発明によれば、前記球タンクか
ら供給される遊技球を遊技者側に払出す払出し装置を備
え、払出し通路は、球タンクから払出し装置に遊技球を
誘導する遊技球誘導通路と、払出し装置内の球通路と、
払出し装置から払出された遊技球を遊技球供給皿に案内
する遊技球案内通路と、遊技球供給皿の遊技球が満杯状
態のときに払出し装置から払出された遊技球を受け皿に
溢流させる溢流案内通路とを有するので、遊技球だけで
なく、これら遊技球誘導通路と、払出し装置内の球通路
と、遊技球案内通路と、溢流案内通路等に帯電した静電
気を、この払出し通路に設けた導電性部材により確実に
除去することができる。その他請求項1と同様の効果を
奏する。
【0062】請求項の発明によれば、前記ノイズ吸収
手段は、ノイズ吸収基板とこのノイズ吸収基板上に設け
たノイズ吸収素子とを有するので、ノイズ吸収素子がノ
イズ吸収基板上に設けられているため、ノイズ吸収基板
を球タンクと払出し通路の何れにも簡単に固定すること
ができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
【0063】請求項の発明によれば、前記ノイズ吸収
手段のノイズ吸収基板は、透明なケースで覆われている
ので、ノイズ吸収基板上のノイズ吸収素子はその透明な
ケースにより塵や埃から保護することができる。その他
請求項と同様の効果を奏する。
【0064】請求項の発明によれば、前記ノイズ吸収
手段は、サージ吸収素子、バリスタ、コイル、抵抗、コ
ンデンサの何れか1つを含むので、ノイズ吸収手段とし
てこれら何れの部品を用いても、内部のインピーダンが
高いため、安価で且つ容易に静電気によるノイズのサー
ジ成分を即時に吸収することができる。その他請求項1
の何れかと同様の効果を奏する。
【0065】
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技
機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。
【図6】球タンクに設けた導電性部材の斜視図である。
【図7】球タンクの平面図である。
【図8】球タンクの正面図である。
【図9】ノイズ吸収素子を有するノイズ吸収基板の図で
ある。
【図10】電源基板に設けた内部配線の回路図である。
【図11】(a)はノイズ吸収素子の入力側のノイズ波
形を示す線図であり、(b)はノイズ吸収素子の出力側
のノイズ波形を示す線図である。
【図12】変更形態に係る図9相当図である。
【図13】変更形態に係る図9相当図である。
【図14】1つのノイズ吸収素子に複数の導電性部材を
接続した説明図である。
【図15】透明ケースで保護したノイズ吸収基板の斜視
図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 8 球受け皿 25 遊技球 33,33A 球タンク 34,34A タンクレール 35 払出し装置 36 通路ユニット 39 主制御基板 40 図柄制御基板 42 ランプ制御基板 43 サウンド制御基板 45 電源基板 46 払出し制御基板 78 導電性部材 78A 導電性部材 78B 導電性部材 78C 導電性部材 78D 導電性部材 80 ノイズ吸収基板 80A ノイズ吸収基板 80B ノイズ吸収基板 81 ノイズ吸収素子(サージ吸収素子) 81A バリスタ 81B コイル 82 透明ケース 92 ノイズ吸収回路 93 サージ吸収素子 94 バリスタ 95 バリスタ 98 グランド線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技制御の制御内容に応じて夫々独立の基
    板に構成された複数の制御用基板(39,40,42,43,46)と、
    これら複数の制御用基板(39,40,42,43,46)に電力を供給
    する電源基板(45)と、外部から搬送される遊技球(25)を
    一時的に貯留する球タンク(33,33A)と、この球タンク(3
    3,33A)から供給される遊技球(25)を遊技機前側の遊技球
    供給皿(8) に払出す払出し通路(34,35,36)とを備えた弾
    球遊技機において、 少なくとも前記球タンク(33,33A)と払出し通路(34,35,3
    6)と遊技球(25)の何れかに帯電した静電気を除去する為
    の導電性部材(78,78A 〜78D)を、前記球タンク(33,33A)
    又は払出し通路(34,35,36)に設け、 前記導電性部材(78,78A 〜78D)で除去した静電気による
    ノイズを吸収するノイズ吸収手段(80,81,80A,81A,80B,8
    1B) を導電性部材(78,78A 〜78D)又はその近傍に設け、 前記電源基板(45)にその入力ラインに接続されたノイズ
    吸収回路(92)を設け、 前記ノイズ吸収手段(80,81,80A,81A,80B,81B) の出力側
    (80b) をグランド線(98)を介して前記ノイズ吸収回路(9
    2)に接続し 前記ノイズ吸収回路 (92) は、所定電圧までのサージ成分
    を吸収するサージ吸収素子 (93) と、そのサージ吸収素子
    (93) に並列接続されてサージ吸収素子 (93) で吸収できな
    いノイズを吸収するバリスタ (94,95) とを有し、 前記バリスタ (94,95) が電源基板 (45) の2本の入力ライ
    (86a,86b) に夫々接続され たことを特徴とする弾球遊
    技機。
  2. 【請求項2】前記球タンク(33,33A)から供給される遊技
    球(25)を遊技者側に払出す払出し装置(35)を備え、前記
    払出し通路(34,35,36)は、球タンク(33,33A)から払出し
    装置(35)に遊技球(25)を誘導する遊技球誘導通路(34)
    と、払出し装置(35)内の球通路と、払出し装置(35)から
    払出された遊技球(25)を遊技球供給皿(8) に案内する遊
    技球案内通路(36)と、遊技球供給皿(8) の遊技球(25)が
    満杯状態のときに払出し装置(35)から払出された遊技球
    (25)を受け皿に溢流させる溢流案内通路とを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記ノイズ吸収手段(80,81,80A,81A,80B,8
    1B) は、ノイズ吸収基板(80,80A,80B)とこのノイズ吸収
    基板上に設けたノイズ吸収素子(81,81A,81B)とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】前記ノイズ吸収手段(80,81,80A,81A,80B,8
    1B) のノイズ吸収基板(80,80A,80B)は、透明なケース(8
    2)で覆われていることを特徴とする請求項に記載の弾
    球遊技機。
  5. 【請求項5】前記ノイズ吸収手段(80,81,80A,81A,80B,8
    1B) は、サージ吸収素子(81)バリスタ(81A) 、コイル(8
    1B) 、抵抗、コンデンサの何れか1つを含むことを特徴
    とする請求項1〜の何れかに記載の弾球遊技機。
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