JP2002018058A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002018058A
JP2002018058A JP2000211776A JP2000211776A JP2002018058A JP 2002018058 A JP2002018058 A JP 2002018058A JP 2000211776 A JP2000211776 A JP 2000211776A JP 2000211776 A JP2000211776 A JP 2000211776A JP 2002018058 A JP2002018058 A JP 2002018058A
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noise
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JP2000211776A
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Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
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Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球と払出し装置に帯電している静電気に
よるノイズを効果的に吸収するようにしてノイズ対策を
強化できるようにすること、遊技制御を司る種々の制御
基板等へのノイズによる悪影響を防止できるようにする
こと。 【解決手段】 払出し装置35の球通路75eの上流側
の蛇行状通路壁75dの2つの湾曲部75gに薄板状の
導電性部材80,81を設け、静電気によるノイズを吸
収するノイズ吸収回路を電源基板に設け、これら導電性
部材80,81とノイズ吸収回路とをグランド線94で
夫々接続する。払出し装置35に供給されて蛇行状に移
動する遊技球25に静電気が帯電し、通路壁75dにも
静電気が帯電している場合でも、球通路75eを蛇行状
に移動す遊技球25が2つの導電性部材80,81に次
々に直接に接触し、遊技球25や通路壁75dに帯電す
る静電気が導電性部材80,81で積極的に除去され、
ノイズ吸収回路で静電気によるノイズを確実に吸収でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は弾球遊技機に関
し、特に遊技球と払出し装置の蛇行状球通路の通路壁に
帯電した静電気によるノイズをノイズ吸収回路で確実に
吸収し、ノイズ対策を強化するようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】 従来、パチンコ機等の弾球遊技機にお
いては、前枠の裏側に裏機構板が着脱自在に装着され、
この裏機構板の上側に球タンクと、これから延びるタン
クレールとが設けられ、パチンコホールの島構造体毎に
配設された遊技球搬送路から搬送されてくる遊技球が球
タンクに供給される。裏機構板の側部に遊技球を払出す
払出し装置が設けられ、更に裏機構板の下側には払出し
装置に接続された払出し球誘導通路が設けられている。
それ故、遊技球が入賞手段に入賞したときには払出し装
置が駆動され、所定数の遊技球が払出し装置の球通路を
経て賞球として払出され、これら払出された遊技球は払
出し球誘導通路を経由して上皿排出口から上皿に払出さ
れる。
【0003】また、弾球遊技に供されたアウト球や入賞
球は、遊技球回収路を経てホール側に回収され、磨き装
置で磨かれてから、遊技球搬送路を介して再び球タンク
に供給されるようになっている。ところで、球タンクに
遊技球を供給する遊技球搬送路に加えて、タンクレール
と払出し装置の球通路と払出し球誘導通路等を含む払出
し球遊技通路は、合成樹脂製の絶縁体であるため、遊技
球が磨き装置により磨かれるときに発生した静電気が遊
技球に帯電したり、ホール側の遊技球搬送路に沿って搬
送される搬送途中で、遊技球が通路や遊技球と摩擦接触
したり衝突したときに静電気が発生し、遊技球に帯電
(所謂、接触帯電)することがある。
【0004】更に、その搬送されてきた遊技球は球タン
ク内に落下により供給され、しかもこの球タンクから次
のタンクレールにも落下により供給されるときに、遊技
球が球タンクやタンクレールだけでなく、遊技球と衝突
するときにも静電気が発生し、更には払出し装置の蛇行
状球通路を移動するときに、遊技球が球通路の通路壁や
遊技球と摩擦接触するときにも静電気が発生し、この静
電気が遊技球に帯電する可能性が高い。このことは、遊
技球は金属であるが、合成樹脂からなる絶縁体の通路
を、通路や遊技球と摩擦接触したり衝突しながら移動す
る際に、遊技球に発生した静電気の幾らかは絶縁体通路
に移って、絶縁体の通路にも静電気が帯電はするもの
の、払出し球遊技通路を移動する遊技球に静電気が帯電
し易い。
【0005】そして、これら静電気を帯びた遊技球が球
タンクからタンクレールや払出し装置を順々に移動する
ときに、遊技球自体がアンテナとして作用して空中に静
電放電したり、磁界を発生するようになり、これら静電
放電や静電誘導によるノイズが発生し、遊技制御を司る
種々の制御部の制御信号等に悪影響を及ぼし、これら制
御部においては動作停止したり、誤動作する場合があ
る。そこで、従来においては、遊技球が球タンクやタン
クレール等の遊技球払出し通路を移動中に、衝突する等
して静電気が発生し易い通路の一部に金属板を設け、内
枠を外枠に回動自在に連結するヒンジ金具とその金属板
とをグランド線で接続し、遊技球に帯電した静電気をヒ
ンジ金具に接地するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 前述したように、遊
技球が遊技球払出し通路を移動中に接触し易い通路の一
部に金属板を設け、遊技球に帯電した静電気を、金属板
やグランド線を介して内枠のヒンジ金具に接地して逃が
すようにしているが、そのヒンジ金具は小型であり且つ
本格的な接地板でないため、充分な接地効果が得られて
いないのが現状である。その為に、移動する遊技球から
の静電放電や静電誘導によるノイズにより、遊技制御を
司る種々の制御基板等に悪影響を及ぼすようになり、遊
技制御に支障を来すという問題が起こっている。
【0007】更に、絶縁体であるタンクレールや払出し
装置の球通路等の通路に帯電した静電気によるノイズに
より、同様に遊技制御に悪影響を及ぼしている。本発明
の目的は、遊技球と払出し装置の球通路の通路壁に帯電
している静電気によるノイズを効果的に吸収するように
してノイズ対策を強化できるようにすること、遊技制御
を司る種々の制御基板等へのノイズによる悪影響を防止
できるようにすること、等である。
【0008】
【課題を解決するための手段】 請求項1の弾球遊技機
は、遊技制御の制御内容に応じて夫々独立の基板に構成
された複数の制御用基板と、これら複数の制御用基板に
電力を供給する電源基板と、外部から搬送される遊技球
を一時的に貯留する球タンクと、球タンクから供給され
る遊技球を遊技者側に払出す払出し装置とを備えた弾球
遊技機において、遊技球と払出し装置に帯電した静電気
を除去する導電性部材を設け、複数の基板の何れかに静
電気によるノイズを吸収するノイズ吸収回路を設け、導
電性部材とノイズ吸収回路とを接続したものである。
【0009】電源基板はDC5V等の制御に必要な種々
の電力を生成し、これら電力を独立の基板に構成された
複数の制御用基板に供給するので、これら制御用基板に
より遊技制御が実行される。外部から搬送される遊技球
は球タンクに一時的に貯留され、必要に応じて、球タン
クの遊技球がタンクレール等の遊技球払出し通路を経て
上皿に払出される。ところで、この遊技球払出し通路は
合成樹脂等の絶縁性部材であるため、外部から球タンク
に供給された遊技球がタンクレールを経て払出し装置に
供給されるときに、遊技球がタンクレール、払出し装置
の内部の通路や遊技球と摩擦接触したり衝突して静電気
が発生し、その静電気が遊技球や通路壁に帯電する場合
がある。
【0010】しかし、遊技球と払出し装置に帯電する静
電気は払出し装置の内部に設けた導電性部材により積極
的に除去され、グランド線等を介してノイズ吸収回路に
誘導され、このノイズ吸収回路で静電気によるノイズを
確実に吸収できるため、ノイズ対策を強化することがで
きる。
【0011】ここで、前記導電性部材を、遊技球を誘導
する払出し装置内の誘導通路と接触可能となるように設
けた場合(請求項2)には、球タンクから払出し装置に
供給された遊技球が誘導通路を移動する際に導電性部材
に確実に接触することができ、遊技球に帯電した静電気
を効果的に且つ確実に除去することができる。
【0012】また、前記導電性部材は、払出し装置に形
成された球通路の上流側部分の通路壁に設けられた場合
(請求項3)には、タンクレールから供給される遊技球
の各々は、払出し装置に形成された球通路の上流側部分
に設けた導電性部材に直接に接触するため、球通路の上
流側部分の通路壁と球通路を移動する遊技球に静電気が
帯電する場合でも、これら遊技球と球通路の上流側部分
の通路壁に帯電した静電気を遊技球の移動中に効果的に
且つ確実に除去することができる。
【0013】また、前記払出し装置の球通路は蛇行状に
形成され、導電性部材は蛇行状通路壁の湾曲部に設けら
れた場合(請求項4)には、球通路を移動する遊技球は
特に蛇行状通路壁の湾曲部との摩擦度合いが大きくな
り、大きな静電気を発生し易いが、その湾曲部に設けた
導電性部材に遊技球が直接に接触するため、請求項2と
同様に作用する。
【0014】また、前記ノイズ吸収回路は、所定電圧ま
でのサージ成分を吸収するサージ吸収素子と、そのサー
ジ吸収素子で吸収できないノイズを吸収するバリスタと
を有する場合(請求項5)には、静電気により発生した
ノイズの所定電圧までのサージ成分がサージ吸収素子に
より吸収され、その後サージ吸収素子で吸収できない微
弱なノイズはバリスタにより吸収されてしまう。例え
ば、200V以上のサージ電圧を有する大きなノイズで
あっても、サージ吸収素子により、約200Vまでのサ
ージ成分が吸収され、残りの微弱なノイズをバリスタに
より確実に吸収させることができる。
【0015】また、前記ノイズ吸収回路を電源基板に設
けた場合(請求項6)には、遊技制御の為の複数の制御
用基板に静電気によるノイズの影響を与えることなく電
源基板に誘導し、この電源基板においてノイズを吸収さ
せることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
【0017】図1〜図4に示すように、カード式弾球遊
技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この
外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード
式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠
3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。
前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、
遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス
扉6と前面板(図示略)とが夫々開閉自在に枢着されて
いる。前面板には発射用の遊技球25を貯留する上皿カ
バー8が装着され、前枠4の下部には、上皿カバー8か
ら溢流し又は抜き取った遊技球25を貯留する下皿9
と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられてい
る。
【0018】この発射手段10は、回動操作可能な発射
ハンドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応
じた打撃力で打撃槌12により遊技球25を発射させる
発射モータ13(図5参照)などを備えている。上皿カ
バー8の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し
操作用の操作パネル14が設けられ、この操作パネル1
4には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額
表示部14aと、所定金額分の遊技球25の球貸しを指
示する球貸しスイッチ14bと、遊技終了時にカードの
返却を指令する返却スイッチ14cとが設けられてい
る。
【0019】図2に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場
合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段1
8の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、
2つのゲート20(通過口)等が夫々所定の位置に配設
されている。
【0020】液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する図柄表示手段22として機能する。図柄表示手
段22は、背景画やキャラクタをアニメーション的に表
示するとともに、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、
右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段
17に遊技球25が入賞することを条件に、各図柄表示
部22a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動表示
(スクロール表示)され、図柄始動手段17への遊技球
25の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定
される停止図柄パターンで停止する。
【0021】液晶ディスプレイ16の直ぐ上側に、普通
入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられてい
る。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する
普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球2
5が検出されたとき、普通図柄表示部の表示図柄が所定
時間だけ変動し、遊技球25のゲート20通過時点にお
いて抽選された抽選用数値により決定される停止図柄を
表示して停止するようになっている。図柄始動手段17
は、開閉自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式
チューリップであり、第2図柄表示手段23の変動後の
停止図柄が当たり図柄を表示した場合に、開閉爪17a
が所定時間だけ開放されて入賞し易くなる。
【0022】開閉式入賞手段18は前方に開放可能な開
閉板18aを備え、図柄表示手段22の変動後の停止図
柄が「777」等の当たり図柄のとき、所謂「大当た
り」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前方
に開放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領
域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過し
たとき、特別遊技が継続される。
【0023】開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放
された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば、1
0個)の遊技球25が入賞して開閉板18aが閉じると
きに、遊技球25が特定領域18bを通過していないと
きに特別遊技が終了するが、特定領域18bを通過して
いれば最大所定回数(例えば、16回)まで特別遊技が
継続され、遊技者に有利な状態に制御される。
【0024】図3、図4に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に球タンク33と、これから延びるタ
ンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に
接続された払出し装置35が裏機構板30の側部に設け
られ、裏機構板30の下側には払出し装置35に接続さ
れた払出し球誘導通路36が設けられている。払出し装
置35から払出された遊技球25は払出し球誘導通路3
6を経由して上皿排出口8aから上皿カバー8に払出さ
れる。
【0025】ここで、これら球タンク33と、この球タ
ンク33から供給される遊技球25を上皿カバー8に誘
導する遊技球払出し通路とは夫々合成樹脂製(絶縁体)
である。この遊技球払出し通路は、タンクレール34、
払出し装置35の内部の球通路75e、払出し球誘導通
路36、前面板の後ろ側に突出状に形成された受け部
(図示略)等から構成されている。それ故、遊技球25
が球タンク33から供給されて払出し通路を移動中に、
遊技球25が払出し通路や遊技球25と摩擦接触したり
衝突したときに静電気が発生し、この発生した静電気が
遊技球25や払出し通路に帯電する場合が多い。
【0026】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球25を排出する入賞球排出樋(図
示略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装
着されたケース38の内部に主制御基板39が配設さ
れ、その前側に図柄制御基板40が配設されている。主
制御基板39の下側で、裏カバー37に装着されたケー
ス41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、この
ケース41aに隣接するケース41bの内部にサウンド
制御基板43が設けられている。
【0027】これらケース41a,41bの下側で裏機
構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板
45と払出し制御基板46が夫々設けられている。更
に、発射手段10の後側に装着されたケース47の内部
には、発射制御基板48が設けられている。これら制御
基板39〜40,42〜43,45〜46,48は夫々
独立のプリント基板で構成されており、電源基板45と
発射制御基板48とを除く制御基板39,40,42,
43,46には、CPUとROMやRAM等を有する1
チップ集積回路からなるマイクロコンピュータ(図示
略)が夫々設けられている。
【0028】主制御基板39とその他の制御基板40,
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンドを一方向通信にて送信可能になっ
ている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、
図柄停止に関する不正を確実に防止できるとともに、主
制御手段50の制御負荷を格段に軽減でき、送信制御を
簡単化することができる。
【0029】次に、パチンコ機2の制御装置に予め格納
した複数の制御プログラムを介して達成される種々の機
能について、図5の機能ブロック図により説明する。但
し、これら種々の機能は前述したマイクロコンピュータ
等で達成される。主制御基板39上に構成された主制御
手段50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や遊
技球検出スイッチ等に対する信号の入出力に関わる、所
謂遊技盤5の遊技制御を主として司るとともに、後述す
る図柄制御手段60、払出し制御手段70、ランプ制御
手段71、サウンド制御手段72等に必要に応じて制御
コマンドを送信する。
【0030】図柄制御基板40上に構成された図柄制御
手段60は、主制御手段50から送信されてくる図柄制
御コマンドに基づいて、液晶ディスプレイ16に種々の
動画や背景画を表示させる表示制御を実行したり、各図
柄表示部22a〜22cの図柄を変動制御し、指示され
た停止図柄で変動を停止制御する。払出し制御基板46
上には払出し制御手段70が構成され、この払出し制御
手段70は主制御手段50から払出し制御コマンドを受
信し、払出し装置35による遊技球25の払出し制御を
司る。
【0031】ランプ制御基板42上に構成されたランプ
制御手段71は、主制御手段50からランプ制御コマン
ドを受信し、遊技盤5等に設けられた多数の表示ランプ
を含むランプ群74の点灯制御を司る。サウンド制御基
板43上に構成されたサウンド制御手段72は、主制御
手段50からサウンド制御コマンドを受信し、スピーカ
SPに対する各種の音響効果音の為のサウンド出力制御
を司る。発射制御基板48上に構成された発射制御手段
73は、発射モータ13を駆動して遊技球25の発射制
御を司る。
【0032】主制御手段50は、抽選手段51と、判定
手段52と、特別遊技発生手段53と、確率変動手段5
4と、コマンド送信手段55等を備えている。抽選手段
51は、抽選用カウンタを用いて微小な更新周期(例え
ば、約2msec周期)で数値を所定の範囲(例えば、0〜
299)で更新し、図柄始動手段17に遊技球25が入
賞したときの数値を抽出することにより、遊技者に有利
な状態である当たりと、遊技者に不利な状態である外れ
とに関する抽選を行なう。判定手段52は、図柄始動手
段17に遊技球25が入賞したときに抽選手段51から
供給される抽選された数値に基づいて、「大当り」、
「外れ(外れリーチを含む)」の何れであるかを判定す
る。
【0033】例えば、その抽選された数値が予め設定さ
れた特定数値「71」のときに「大当たり」と判定し、
それ以外の多数の数値のときに「外れ」であると判定す
る。特別遊技発生手段53は、判定手段52から大当た
り等の特別判定結果を受ける、若しくは、図柄表示手段
22の変動後の停止図柄が大当たり図柄等の特定表示と
なった場合に、遊技制御に含まれる所定の特別遊技発生
ルーチンにより開閉式入賞手段18の開閉板18aを前
述したように作動させて、遊技者に有利な利益状態を与
える特別遊技を実行する。
【0034】確率変動手段54は、判定手段52から
「大当たり」の特別判定結果を受けた場合に、その「大
当たり」について「確率変動」と「非確率変動」の何れ
かを抽選により決定し、確率変動型大当たりのときには
確率変動モードを設定し、次回或いは次々回の大当たり
迄、或いは所定回数図柄が変動する迄、抽選手段51に
より大当たりを抽選する特定数値の数を通常のときより
も多くし、大当たり確率を高くする。
【0035】コマンド送信手段55は、判定手段52か
ら判定結果を受け、図柄変動に際しては図柄制御コマン
ド(当たり外れデータを含む2バイト構成)を図柄制御
手段60に送信し、遊技球25の払出しに際しては払出
し制御コマンド(払出し個数データを含む2バイト構
成)を払出し制御手段70に送信する。ここで、当たり
外れデータは「確率変動型大当たり」、「非確率変動型
大当たり」、「外れ」の何れかのデータからなり、変動
時間データは図柄変動に要する時間(例えば、40秒、
60秒等)を規定するデータである。また、払出し個数
データは、5個、10個等の遊技球25の払出し個数を
指令するデータである。
【0036】更に、コマンド送信手段55は、ランプ群
74の点灯に際してはランプ制御コマンド(2バイト構
成)をランプ制御手段71に送信し、スピーカSPによ
る効果音出力に際してサウンド制御コマンド(2バイト
構成)をサウンド制御手段72に送信する。図柄制御手
段60は、停止図柄決定手段61を有し、コマンド送信
手段55から送信される図柄制御コマンドを受信し、受
信した図柄制御コマンドを解析するとともに、解析によ
り得られた制御コマンドに基づいて図柄表示手段22の
各図柄表示部22a〜22cにおける図柄変動を制御す
る。
【0037】この停止図柄決定手段61について簡単に
説明すると、変動パターンテーブルに、「確率変動型大
当たり」、「非確率変動型大当たり」、「外れリー
チ」、「外れノーマル」の各々について複数のパターン
データが記憶されており、図柄制御コマンドに含まれる
「当たり外れデータ」に基づいて、夫々該当する大当た
りパターン又は外れパターンのうちから何れかを抽選に
より決定する。
【0038】次に、タンクレール34の左端部に縦向き
に配設され、払出し指令に応じて遊技球25を払出す払
出し装置35について説明する。この場合、球タンク3
3に貯留されている遊技球25は、タンクレール34を
介して2条の通路で払出し装置35に供給されるため、
払出し装置35による2条の球通路75eにより遊技球
25を迅速に払出せるように構成されている。図6〜図
8に示すように、払出し装置35は、所定幅を有し且つ
縦方向に長い箱状で合成樹脂製のケース75によりユニ
ット化されたものである。ケース75は、中央の仕切り
壁75aを挟んで右側ケース75bと、左側ケース75
cとからなっている。
【0039】これら右側ケース75bと左側ケース75
cの内部には、夫々独立した1つ(1条)の球通路75
eが下端近傍部まで蛇行状に形成され、この払出し装置
35で払出された遊技球25は、これら2条の球通路7
5eを合流させた下端部の払出し球通路75fを経て、
次の払出し球誘導通路36に供給される。右側ケース7
5bと左側ケース75cの内部構造については同様なの
で、右側ケース75bについて説明する。右側ケース7
5bの内部には、側面視にて蛇行状の1条の球通路75
eが蛇行状通路壁75dにより形成されている。
【0040】この払出し装置35の蛇行状の球通路75
eの途中部より下流側には、2条分の遊技球25を回転
により順々に払出す払出し回転体76がケース75に回
転可能に枢支されている。この払出し回転体76はステ
ッピングモータからなる払出しモータ77により、払出
しに際して所定回転方向に回転駆動される。払出し球通
路75fの直ぐ上側の前半部分において、賞球として払
出される遊技球25を検出する賞球検出センサ78aが
右側ケース75bに支持されるとともに、その後半部分
において、貸し球として払出される遊技球25を検出す
る貸し球検出センサ78bが右側ケース75bに支持さ
れている。
【0041】払出し回転体76と両検出センサ78a,
78bの間の払出し球通路75fに、払出し切換え羽根
79が配設され、払出し切換え羽根79はその下端部で
前後に揺動可能に枢支されている。この払出し切換え羽
根79は、図示しない切換え用ソレノイドアクチュエー
タの駆動時に実線で示す賞球払出し状態に切換えられ、
切換え用ソレノイドの非駆動時には、2点鎖線で示す貸
し球払い出し状態に切換えられる。それ故、賞球として
払出された遊技球25を賞球検出センサ78aで検出で
き、しかも貸し球として払出された遊技球25を貸し球
検出センサ78bで検出することができる。
【0042】ところで、図7,図8に示すように、右側
ケース75bの球通路75eの上流側、つまり遊技球2
5を回転により払出しに供する払出し回転体76よりも
上流側の蛇行状通路壁75dの2つの湾曲部75gに、
払出し装置35の球通路75eの通路壁75dや遊技球
25に帯電した静電気を、遊技球25との接触により除
去するための薄い銅板等の金属からなる導電性部材8
0,81が夫々設けられている。タンクレール34から
連続的に供給される遊技球25が右側ケース75bの球
通路75eを蛇行状に下降移動するときに、遊技球25
はこれら湾曲部75gに設けた導電性部材80,81に
必ず接触するようになっている。そして、これら2つの
導電性部材80,81はグランド線94を介して、後述
する電源基板45に設けたノイズ吸収回路88に夫々接
続されている。
【0043】次に、前述した電源基板45について、図
9に基づいて説明する。コネクタ82を介して外部から
供給されるAC24Vの入力ライン83a,83bに
は、DC24Vを生成する24V生成回路84と、DC
5Vを生成する5V生成回路85と、DC12Vを生成
する12V生成回路86とが夫々接続されている。これ
ら生成回路84〜86で生成された直流は、制御基板3
9,40,42,43,46等に供給されている。
【0044】入力ライン83aにはヒューズ87が設け
られている。両入力ライン83a,83b間には、47
V以上の高圧の交流を外部のAC24V電源に戻すバリ
スタ88が設けられている。電源基板45には、コネク
タ93に接近させてノイズ吸収回路89が設けられてい
る。サージ吸収素子90の入力部には、コネクタ93を
介してグランド線94の他端部が接続され、ノイズ吸収
回路89の出力部は24V生成回路84の前段部におけ
る入力ライン83a,83bに接続されている。次に、
このノイズ吸収回路89について説明する。
【0045】サージ吸収素子90とバリスタ91とを直
列接続して入力ライン83aに接続するとともに、サー
ジ吸収素子90とバリスタ92とを直列接続して入力ラ
イン83bに接続している。サージ吸収素子90は、微
小の間隙を隔てて1対の電極を対向状に設け、所定電圧
(例えば、200V)までのサージ成分(急激に大きさ
が変化するノイズのような電圧や電流)を即時に吸収す
る素子である。また、サージ吸収素子90で吸収できな
いノイズは、バリスタ91,92により鈍らせて確実に
吸収するようになっている。
【0046】次に、球タンク33からタンクレール34
を介して払出し装置35に供給された遊技球25や球通
路75eの上流側部分の蛇行状通路壁75dに帯電した
静電気を導電性部材80,81で除去してノイズ吸収回
路89で吸収する作用について説明する。ホール側の磨
き装置(図示略)で磨かれた遊技球25は、絶縁体であ
る遊技球搬送路(図示略)を経て球タンク33に供給さ
れて一時的に貯留されてから、タンクレール34を経て
払出し装置35に供給される。
【0047】払出し装置35の球通路75eに供給され
る複数の遊技球25には、磨き装置により磨かれるとき
に発生した静電気や、遊技球搬送路で搬送される搬送途
中、或いは球タンク33やタンクレール34や球通路7
5eに落下により供給されるときに、遊技球25は金属
であるが、これら合成樹脂製の球タンク33やタンクレ
ール34や球通路75e、更には遊技球25と摩擦接触
したり衝突したときに静電気が発生し、その発生した静
電気が遊技球25に帯電(所謂、接触帯電)している可
能性が高い。
【0048】この場合、遊技球25が球通路75eの特
に湾曲部75gにおける摩擦度合いが大きくなり、大き
な静電気が発生し、発生した静電気の幾らかは通路壁7
5dに移って帯電はするものの、静電気は主に遊技球2
5に帯電している可能性がある。しかし、球通路75e
を蛇行状に移動する遊技球25が2つの導電性部材8
0,81に次々に直接に接触するようになる。その結
果、遊技球25に帯電する静電気や通路壁75dに帯電
する静電気が導電性部材80,81で積極的に除去さ
れ、グランド線94を介してノイズ吸収回路89に確実
に供給される。
【0049】ノイズ吸収回路89において、導電性部材
80,81で除去した静電気によるノイズが例えば図1
0(a)に示すように、高圧のサージ電圧を有するとき
(入力側ノイズ波形参照)でも、図10(b)の出力側
ノイズ波形に示すように、例えば200Vまでのサージ
成分が即時に吸収されている。その後、サージ吸収素子
90で吸収できない微弱なノイズは、バリスタ91,9
2により鈍らせて確実に吸収される。そして、最終的に
は、これらサージ吸収素子90とバリスタ91,92の
協働によりノイズが吸収された無害の静電気を直流生成
回路84〜86に供給して、再利用することができる。
【0050】このように、薄板状の導電性部材80,8
1を、払出し装置35の球通路75eの上流側の蛇行状
通路壁75dの2つの湾曲部75gに設け、静電気によ
るノイズを吸収するノイズ吸収回路89を電源基板45
に設け、これら導電性部材80,81とノイズ吸収回路
89とをグランド線94で夫々接続したので、払出し装
置35に供給されて蛇行状に移動する遊技球25に静電
気が帯電していたり、通路壁75dにも静電気が帯電し
ている場合でも、球通路75eを蛇行状に移動す遊技球
25が湾曲部75gの導電性部材80,81に直接に接
触する。
【0051】その結果、遊技球25や通路壁75dに帯
電する静電気が導電性部材80,81で積極的に除去さ
れ、グランド線94でノイズ吸収回路89に誘導され、
このノイズ吸収回路89で静電気によるノイズを確実に
吸収できるため、ノイズ対策を強化することができる。
それ故、遊技制御を司る制御手段50,60,70〜7
2へのノイズによる悪影響を確実に防止することができ
る。
【0052】また、ノイズ吸収回路89は、電源基板4
5の直流生成回路84〜86の入力ライン83a,83
bに接続されているので、これらサージ吸収素子90と
バリスタ91,92の協働によりノイズが吸収された無
害の静電気を直流生成回路84〜86に供給して、再利
用することができる。ここで、払出し制御基板46の交
流電源供給部に、サージ吸収素子90とバリスタ91,
92等からなるノイズ吸収回路89を設けてもよい。
【0053】前記実施形態を部分的に変更した変更形態
について説明する。 1〕導電性部材80,81に代えて、通路壁75dの上
面に導電性被膜を形成してからメッキ処理を施してメッ
キ層を形成し、この導電性のメッキ層とノイズ吸収回路
89とをグランド線94で接続するようにしてもよい。 2〕通路壁75dの内面の全てに導電性部材やメッキ層
を設けるようにしてもよい。 3〕払出し装置35の球通路75eの表面に、帯電防止
材料、導電性ゴム、金属片混入樹脂等からなる薄膜状の
シートを貼着させてもよい。
【0054】4〕その球通路75eの表面に帯電防止ス
プレーを噴霧してもよい。 5〕その球通路75eを帯電防止材料、導電性ゴム、金
属片混入樹脂等を用いて作成してもよい。 6〕ノイズ吸収回路89は、サージ吸収素子90とバリ
スタ91,92以外の種々の電気的な素子を組み合わせ
て、ノイズを吸収するように回路構成するようにしても
よい。
【0055】7〕導電性部材80,81を払出し装置3
5以外の、例えばタンクレール34や球タンク33や払
出し球誘導通路36等の随所に設け、またノイズ吸収回
路89を電源基板34以外の、例えば種々の制御基板3
9,40,42,43,46に設け、遊技球25に帯電
した静電気をこれら導電性部材で除去し、除去した静電
気によるノイズをノイズ吸収回路89で吸収するように
してもよい。 8〕本発明は、以上説明した実施形態や変更形態に限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変更を付加し、更に、パチンコ機に限らず、アレン
ジボール機、雀球機等の種々の弾球遊技機に本発明を適
用することが可能である。
【0056】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、複数の制御
用基板と電源基板と球タンクと払出し装置とを備え、遊
技球と払出し装置に帯電した静電気を除去する導電性部
材を設け、導電性部材を通路壁の少なくとも一部に設
け、複数の基板の何れかに静電気によるノイズを吸収す
るノイズ吸収回路を設け、導電性部材とノイズ吸収回路
とを接続したので、遊技球と払出し装置に帯電する静電
気は導電性部材で積極的に除去され、グランド線等を介
してノイズ吸収回路に誘導され、このノイズ吸収回路で
静電気によるノイズを確実に吸収できるため、ノイズ対
策を強化することができる。それ故、遊技制御を司る種
々の制御部等へのノイズによる悪影響を確実に防止する
ことができる。
【0057】請求項2の発明によれば、前記導電性部材
を、遊技球を誘導する払出し装置内の誘導通路と接触可
能となるように設けたので、球タンクから払出し装置に
供給された遊技球が誘導通路を移動する際に導電性部材
に確実に接触することができ、遊技球に帯電した静電気
を効果的に且つ確実に除去することができる。その他請
求項1と同様の効果を奏する。
【0058】請求項3の発明によれば、前記導電性部材
は、払出し装置に形成された球通路の上流側部分の通路
壁に設けられたので、タンクレールから供給される遊技
球の各々は、払出し装置に形成された球通路の上流側部
分に設けた導電性部材に直接に接触するため、球通路の
上流側部分の通路壁と球通路を移動する遊技球に静電気
が帯電する場合でも、これら遊技球と球通路の上流側部
分の通路壁に帯電した静電気を遊技球の移動中に効果的
に且つ確実に除去することができる。その他請求項1又
は2と同様の効果を奏する。
【0059】請求項4の発明によれば、前記払出し装置
の球通路は蛇行状に形成され、導電性部材は蛇行状通路
壁の湾曲部に設けられたので、球通路を移動する遊技球
は特に蛇行状部分において蛇行状通路壁の湾曲部と接触
摩擦して大きな静電気を発生し易いが、その湾曲部に設
けた導電性部材に遊技球が直接に接触するため、請求項
2と同様の効果が得られる。その他請求項3と同様の効
果を奏する。
【0060】請求項5の発明によれば、前記ノイズ吸収
回路は、所定電圧までのサージ成分を吸収するサージ吸
収素子と、そのサージ吸収素子で吸収できないノイズを
吸収するバリスタとを有するので、静電気により発生し
たノイズの所定電圧までのサージ成分をサージ吸収素子
により吸収でき、その後サージ吸収素子で吸収できない
微弱なノイズをバリスタにより吸収することができる。
その他請求項1〜4の何れかと同様の効果を奏する。
【0061】請求項6の発明によれば、前記ノイズ吸収
回路を電源基板に設けたので、遊技制御の為の複数の制
御用基板に静電気によるノイズの影響を与えることなく
電源基板に誘導し、この電源基板においてノイズを吸収
させることができる。その他請求項1〜5の何れかと同
様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技
機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。
【図6】払出し装置の正面図である。
【図7】図6のG−G線縦断側面図である。
【図8】図7の部分拡大側面図である。
【図9】電源基板に設けた内部配線の配線図である。
【図10】(a)はサージ吸収素子の入力側のノイズ波
形を示す線図であり、(b)はサージ吸収素子の出力側
のノイズ波形を示す線図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 8 上皿 25 遊技球 35 払出し装置 39 主制御基板 40 図柄制御基板 42 ランプ制御基板 43 サウンド制御基板 45 電源基板 46 払出し制御基板 75d 通路壁 75e 球通路 75g 湾曲部 80 導電性部材 81 導電性部材 89 ノイズ吸収回路 90 サージ吸収素子 91 バリスタ 92 バリスタ 94 グランド線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 7/02 352 A63F 7/02 352D

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技制御の制御内容に応じて夫々独立の
    基板に構成された複数の制御用基板(39,40,42,43,46)
    と、これら複数の制御用基板(39,40,42,43,46)に電力を
    供給する電源基板(45)と、外部から搬送される遊技球(2
    5)を一時的に貯留する球タンク(33)と、この球タンク(3
    3)から供給される遊技球(25)を遊技者側に払出す払出し
    装置(35)とを備えた弾球遊技機において、 前記遊技球(25)と払出し装置(35)に帯電した静電気を除
    去する導電性部材(80)を設け、 前記複数の基板(39,40,42,43,45,46) の何れかに静電気
    によるノイズを吸収するノイズ吸収回路(89)を設け、 前記導電性部材(80)とノイズ吸収回路(89)とを接続した
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記導電性部材(80)を、遊技球を誘導す
    る払出し装置(35)内の誘導通路と接触可能となるように
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記導電性部材(80)は、払出し装置(35)
    に形成された球通路(75e) の上流側部分の通路壁(75d)
    に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記払出し装置(35)の球通路(75e) は蛇
    行状に形成され、前記導電性部材(80)は蛇行状通路壁(7
    5d) の湾曲部(75g) に設けられたことを特徴とする請求
    項3に記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記ノイズ吸収回路(89)は、所定電圧ま
    でのサージ成分を吸収するサージ吸収素子(90)と、その
    サージ吸収素子(90)で吸収できないノイズを吸収するバ
    リスタ(91,92) とを有することを特徴とする請求項1〜
    4の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記ノイズ吸収回路(89)を電源基板(45)
    に設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載
    の弾球遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004049422A (ja) * 2002-07-18 2004-02-19 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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