JP4001198B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機などの弾球遊技機に関し、特に、ゲーム性を変更する際にもより少ない交換部材で足りる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機などの弾球遊技機では、高度な遊技制御を円滑に行う目的のために制御内容を機能別に区分し、区分した各機能を実現する複数の制御装置を連動させて遊技動作を実現させる場合がある。
【0003】
このようなパチンコ機は、典型的には、図8に示すように、液晶ディスプレイを制御する図柄制御装置71と、LEDランプなどの点滅を制御するランプ制御装置72と、効果音などの演出を制御する音声制御装置73と、遊技球の払出しを制御する払出制御装置74と、遊技球の発射に係わる発射制御装置75と、前記各部を統括的に制御する主制御装置70とで構成されている。また、交流電圧を受けて直流電圧を生成する電源装置76を設け、この電源装置76から各制御装置70〜74に向けた配線(ハーネス)によって直流5Vを含む電源電圧を供給している。
【0004】
ところで、パチンコ機は、表面側に各種の遊技部品を装着してなる遊技盤5と、自らの開口部に遊技盤5を受け入れて支持する枠部材4とを備えて構成されるのが一般的である(図8)。このようなパチンコ機においては、主制御装置70、図柄制御装置71、ランプ制御装置72、及び音声制御装置73は、遊技盤5の背面側に固定される。一方、電源装置76と払出制御装置74と発射制御装置75とは、枠部材4の背面側に固定される。
【0005】
そして、電源装置76には、5つの出力用コネクタCO0〜CO4を設け、各制御装置70〜74の入力側コネクタCI0〜CI4との間を5本のハーネスで接続している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8のような構成のパチンコ機では、全ての機種で共通的に使用できる部材を多くすることができず、そのために製造コストが嵩む上に、製造効率が悪いという問題点がある。また、昨今重要視されているリサイクルの面でも不利がある。
【0007】
以下、この点を具体的に説明すると、弾球遊技機にも法規上各種のものがあり、例えば、第2種遊技機の中には可変表示装置たる液晶ディスプレイの存在しない遊技機もあり、このような遊技機では、当然ながら図柄制御装置71は不要となる。一方、電源装置76から各制御装置70〜74に供給されるのは、単なる直流電圧だけに限られず、各装置のCPUを電源リセットするためのシステムリセット信号や、電源電圧の異常降下に対応して出力される電源異常信号などの制御信号も含まれている。そのため、このような制御信号を悪用することを未然防止する趣旨から、図柄制御装置用の出力コネクタCO1を未使用の状態で放置するべきではない。
【0008】
かかる実情により、液晶ディスプレイの存在する遊技機においては、電源装置76の出力コネクタCOを5個設ける必要があるが、一方、液晶ディスプレイの存在しない遊技機においては、電源装置76の出力コネクタCOを4個設ける必要があり、結局、このために電源回路76を共通化することができない。
【0009】
なお、この電源回路76の共通化の問題に加えて、図8のような構成のパチンコ機では、遊技盤5を枠部材4から取り外す場合には、5本のハーネスを全て外す必要があり、メンテナンス上に不便であるという問題もある。すなわち、図柄制御装置71にのみトラブルがあるような場合でも、通常、図柄制御装置71には他の制御装置が重畳されて装着されているので、他の制御装置に接続されたハーネスも含めて取り外す必要があり極めて煩雑である。なお、ハーネスの取り外しは、接触不良など新たなトラブルの原因にもなり兼ねない。
【0010】
本発明は、これらの問題点に鑑みてなされたものであって、製造効率が良くメンテナンス性やリサイクル性にも優れた遊技機を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、表面側に各種の遊技部品を装着してなる遊技盤と、自らの開口部に前記遊技盤を受け入れて支持する枠部材とを備え、分割構成された複数個の制御手段のうち、前記遊技盤の交換に合わせて交換すべき第1群の制御手段を前記遊技盤に取付ける一方、残りの第2群の制御手段を、直流電源電圧やCPUの電源リセット用のシステムリセット信号を生成する電源部と共に、前記枠部材に取付け、前記第1群の個々の制御手段を特定することなく、前記電源部から共通して出力される直流電源電圧やシステムリセット信号が、前記枠部材に装着された枠側中継部と前記遊技盤に装着された盤側中継部とのみを経由して、前記第1群の制御手段夫々に供給されるよう構成され、前記第1群の制御手段には、遊技動作を統括的に制御する主制御手段と、発光部材の発光を制御するランプ制御手段とが含まれ、前記ランプ制御手段は、前記主制御手段からの制御コマンドを、枠側中継部を経由することなく前記盤側中継部を経由して受信し、受信した制御コマンドに基づいて制御動作を実行しており、前記第1群の制御手段として、前記主制御手段及びランプ制御手段以外が存在するか否かに拘わらず、前記枠側中継部は、未使用の端子を発生させることなく使用可能に構成されている。本発明では、電源電圧は、先ず遊技盤に装着された盤側中継部に供給され、この盤側中継部を経由して第1群の制御手段夫々に供給されるので、盤側部材のリサイクル性やメンテナンス性に優れている。なお、本発明の枠部材とは、実施例の説明では前枠がこれに対応するが、特に限定されるものではない。また、制御手段とは、制御装置や制御基板より広い概念である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例であるカード式弾球遊技機に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施例のパチンコ機2を示す斜視図であり、図2は、同パチンコ機2の側面図である。
【0013】
図1に示すパチンコ機2は、島構造体に着脱可能に装着される矩形枠状の木製の外枠3と、外枠3に固着されたヒンジHを介して開閉可能に枢着される前枠4とで構成されている。前枠4の中央部に形成された開口窓には、遊技部品を備えた遊技盤5が背面側から嵌着され、これによってパチンコ機2の全ての部材が前枠4に取付けられる。なお、パチンコ機2は、カード式球貸し機1に電気的に接続された状態で、パチンコホールの島構造体の長さ方向に複数個が配設されている。
【0014】
ヒンジHを介して外枠3に枢着される前枠4には、遊技盤5の前側に対応させて、窓部を有するガラス扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。前面板7には発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着され、前枠4の下部には、上皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられている。
【0015】
この発射手段10は、回動操作可能な発射ハンドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応じた打撃力で打撃槌12(図4)により遊技球を発射させる発射モータなどを備えている。上皿8の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パネル13が設けられ、この操作パネル13には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部13aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ13bと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ13cとが設けられている。
【0016】
図3に示すように、遊技盤5には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段18の左右両側部に6つの普通入賞手段19)、2つのゲート20(通過口)が夫々所定の位置に配設されている。
【0017】
液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを表示する第1図柄表示手段22として機能する。第1図柄表示手段22は、背景画やキャラクタをアニメーション的に表示するとともに、左右方向に並ぶ3個(左、中、右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段17に遊技球が入賞することを条件に、各図柄表示部22a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動表示(スクロール表示)され、図柄始動手段17への遊技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止図柄パターンで停止する。
【0018】
液晶ディスプレイ16の直ぐ上側に、普通入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられている。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する普通図柄表示部を有し、ゲート20を遊技球が通過したことが検出されたとき、普通図柄表示部の表示図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のゲート20通過時点において抽選された抽選用乱数値により決定される停止図柄を表示して停止するようになっている。図柄始動手段17は、開閉自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式チューリップであり、第2図柄表示手段23の変動後の停止図柄が当り図柄を表示した場合に、開閉爪17aが所定時間だけ開放されて入賞し易くなる。
【0019】
開閉式入賞手段18は前方に開放可能な開閉板18aを備え、第1図柄表示手段22の変動後の停止図柄が「777」などの当り図柄のとき、「大当り」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前側に開放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過すると、特別遊技が継続される。ここで、特別遊技状態が遊技者に有利な状態に相当する。
【0020】
開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるときに、遊技球が特定領域18bを通過していない場合には特別遊技が終了するが、特定領域18bを通過していれば最大で例えば16回まで特別遊技が継続され、遊技者に有利な状態に制御される。
【0021】
図4に示すように、前枠4の裏側には、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形成され、その上側に賞球タンク33と、これから延びるタンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に接続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設けられ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続された通路ユニット36が設けられている。払出し手段35から払出された遊技球は通路ユニット36を経由して上皿排出口8a(図1)から上皿8に払出される。
【0022】
裏機構板30の開口部30aには、遊技盤5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(不図示)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着されたケース38の内部に主制御基板39が配設され、その前側に図柄制御基板40が配設されている(図2)。主制御基板39の下側で、裏カバー37に装着されたケース41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、このケース41aに隣接するケース41bの内部に音声制御基板43が設けられている。
【0023】
これらケース41a,41bの下側で裏機構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板45と払出し制御基板46が夫々設けられている。この電源基板45には、図4に示すように、電源スイッチ80と初期化スイッチ85とが配置されている。これら両スイッチ80,85に対応する部位はケース44が切欠かれ、両スイッチ80,85の各々を指で同時に操作可能になっている。
【0024】
また、発射手段10の後側に装着されたケース47の内部には、発射制御基板48が設けられている。これら制御基板39〜40,42〜43,45〜46,48は夫々独立の基板であり、電源基板45と発射制御基板48を除く制御基板39,40,42,43,46には、ワンチップマイコンを備えるコンピュータ回路が搭載されている。そして、遊技動作を統括的に制御する主制御基板39と他の制御基板40,42,43,46とは、8ビットのデータ線とデータ伝送用のストローブ線とグランド線とによって電気的に接続されている。
【0025】
図5と図6とは、各制御基板39,40,42,43,46と、電源基板45との接続関係を図示したものである。図5に示すように、図柄制御基板40、ランプ制御基板42、音声制御基板43、及び主制御基板39は、盤側集合基板50と共に遊技盤5の背面側に固定されている。一方、電源基板45、払出し制御基板46、及び発射制御基板48は、枠側集合基板51と共に前枠4の背面側に固定されている。
【0026】
前枠4に固定された電源基板45と、遊技盤側の制御基板39,40,42,43とは、枠側集合基板51及び盤側集合基板50を経由してのみの接続されている。すなわち、枠側集合基板51及び盤側集合基板50には、それぞれ一方側コネクタCNU(便宜上図示の上側を指す)と、他方側コネクタCND(便宜上図示の下側を指す)とが装着されているが、盤側集合基板50の枠向きコネクタCN50Dと、枠側集合基板51の盤向きコネクタCN51Uとは、2本のハーネスH1,H2で接続されている(図6)。なお、各集合基板50,51では、一方側コネクタCNUと他方側コネクタCNDとの間が基板内部の配線で接続されている。
【0027】
図6に示すように、電源基板45からは、枠側集合基板51と払出し制御基板46に向けて電源ライン(図示の濃い網掛け部分)が配線されている。ここで電源ラインとは複数本からなる配線であり、電源基板45から枠側集合基板51と払出し制御基板46には、DC5V、DC12V、DC32V、及びグランド線に加えて、バックアップ電源、システムリセット信号、電源異常信号、及びRAMクリア信号が供給されている。なお、電源基板45から払出し制御基板46には、電源ラインを介してAC24Vも供給されている。
【0028】
バックアップ電源とは、停電などの異常時に主制御基板39と払出し制御基板46のRAMデータを一定時間保存するための電源である。また、システムリセット信号は、遊技ホールの開店時などの電源投入時に、各制御基板39,40,42,43,46のCPUを電源リセットするための信号である。
【0029】
電源異常信号とは、電源電圧が異常に降下したことを電源基板45で検出した際に出力される信号であり、制御基板39,46のCPUに対して、最優先割込み信号(Non Maskable Interrupt)として供給される。なお、NMI割込みを受けたCPUでは、中断された遊技を電源復旧後に正確に再開できるよう、前記バックアップ電源の供給を受けるRAMエリアに必要なデータを保存する。また、RAMクリア信号とは、電源投入時に出力される信号であり、遊技ホールの開店時のような通常状態における電源投入か、或いは、停電からの復旧のような状態における電源投入かを示している。RAMクリア信号のレベルによって通常状態の電源投入であることを認識した制御基板39,46では、RAMのワークエリアをゼロクリアするが、一方、電源復旧状態であることを認識した制御基板39,46では、RAMのワークエリアをゼロクリアすることなく、バックアップデータの読み出し作業を行う。
【0030】
枠側集合基板51には、更に、枠中継基板52を通して、補給切れ検出スイッチ信号、賞球計数スイッチ信号、及び、受け皿スイッチ信号が供給されている。これらは、盤側集合基板50を経由して主制御基板39に伝送されるが、それぞれ、遊技球の補給トラブル、遊技者に払出された賞球個数、遊技球の受け皿満杯状態を示している。また、枠側集合基板51には、発射球検出スイッチ信号とファール球検出スイッチ信号が供給されており、これらは、盤側集合基板50を経由して主制御基板39に伝送されている。
【0031】
補給切れ検出スイッチ信号、賞球計数スイッチ信号、受け皿スイッチ信号、発射球検出スイッチ信号、ファール球検出スイッチ信号は、第1ハーネスH1を介して盤側集合基板50に伝えられる。また、上記した電源ラインは、第2ハーネスH2を介して盤側集合基板50に伝えられる。
【0032】
遊技盤5に固定された主制御基板39、ランプ制御基板42、音声制御基板43、及び図柄制御基板40は、盤側集合基板50を介してのみ接続されている。なお、図6は、図柄制御基板40の存在する実施例の場合を例示しているが、図柄制御基板40の存在しない実施例の場合には、コネクタ数の相違する別の盤側集合基板50を用いることになる。なお、この場合でも、枠側集合基板51を変更する必要はないので、前枠4に固定される各基板45,46,48,51,52を共通的に使用することができる。
【0033】
ところで、図7に示すように、主制御基板39は、その他の制御基板40,42,43,46に対して制御コマンド(8ビットのコマンドデータ)を一方向に送信することによって、所定の遊技動作を実現している。すなわち、主制御基板39から出力された制御コマンドは、先ず、盤側集合基板50に伝送され、盤側集合基板50における他の3つのコネクタを介して、ランプ制御基板42と音声制御基板43と図柄制御基板40とに供給される。なお、8ビットの制御コマンドは、1ビットのストローブ信号に同期して伝送されるので、グランド線も含め、盤側集合基板50と各制御基板42,43,40とは10本の配線で接続されている。
【0034】
先に説明したように、盤側集合基板50から主制御基板39には、第1ハーネスH1を介して伝送された各スイッチ信号が供給されている。なお、主制御基板39が、盤側集合基板50から、DC5V、DC12V、DC32V、バックアップ電源、システムリセット信号、電源異常信号、及びRAMクリア信号を受けることも前述の通りである。一方、音声制御基板43及び図柄制御基板40(但し、後者が存在しない場合もある)は、盤側集合基板50からDC5V、DC12V、及びシステムリセット信号を受けている。また、ランプ制御基板42は、盤側集合基板50からDC5V、DC12V、DC32V及びシステムリセット信号を受けている。
【0035】
以上の通り、本実施例では、遊技盤5に取付けられる制御基板39,40,42,43に供給される信号は、全て盤側集合基板50を経由させており、主制御基板39からの制御コマンドも盤側集合基板50を経由して供給されている。そして、前枠4に取付けられた基板45,46,52との接続は、必ず、枠側集合基板51と盤側集合基板50との間を接続するハーネスH1,H2を介して行われるので、メンテナンスが容易である上、遊技盤側を変更させる際にも前枠側を変更する必要がなく、前枠4の部分を汎用的に使用できる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、製造効率が良くメンテナンス性やリサイクル性にも優れた遊技機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパチンコ機の斜視図である。
【図2】図1のパチンコ機の側面図である。
【図3】図1のパチンコ機の正面図である。
【図4】図1のパチンコ機の背面図である。
【図5】2分される制御基板の位置関係を図示したものである。
【図6】図5を更に詳細に図示したものである。
【図7】図1のパチンコ機の回路構成を示すブロック図である。
【図8】従来技術を説明する図面である。
【符号の説明】
2 弾球遊技機(パチンコ機)
5 遊技盤
4 枠部材(前枠)
39,40,42,43 第1群の制御手段
45 電源部(電源基板)
50 盤側中継部(盤側集合基板)
Claims (5)
- 表面側に各種の遊技部品を装着してなる遊技盤と、自らの開口部に前記遊技盤を受け入れて支持する枠部材とを備え、
分割構成された複数個の制御手段のうち、前記遊技盤の交換に合わせて交換すべき第1群の制御手段を前記遊技盤に取付ける一方、残りの第2群の制御手段を、直流電源電圧やCPUの電源リセット用のシステムリセット信号を生成する電源部と共に、前記枠部材に取付け、
前記第1群の個々の制御手段を特定することなく、前記電源部から共通して出力される直流電源電圧やシステムリセット信号が、前記枠部材に装着された枠側中継部と、前記遊技盤に装着された盤側中継部とのみを経由して、前記第1群の制御手段夫々に供給されるよう構成され、
前記第1群の制御手段には、遊技動作を統括的に制御する主制御手段と、発光部材の発光を制御するランプ制御手段とが含まれ、
前記ランプ制御手段は、前記主制御手段からの制御コマンドを、枠側中継部を経由することなく前記盤側中継部を経由して受信し、受信した制御コマンドに基づいて制御動作を実行しており、
前記第1群の制御手段として、前記主制御手段及びランプ制御手段以外が存在するか否かに拘わらず、前記枠側中継部は、未使用の端子を発生させることなく使用可能に構成されていることを特徴とする弾球遊技機。 - 前記第2群の制御手段には、遊技球の払出しを制御する払出し制御手段が含まれており、前記払出し制御手段は、前記盤側中継部及び枠側中継部を経由して、前記主制御手段からの制御コマンドを受信し、受信した制御コマンドに基づいて制御動作を実行していることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
- 前記枠側中継部と盤側中継部とは、前記主制御手段にのみ供給されるスイッチ信号用のスイッチ信号線及び前記主制御手段から受けるコマンド信号用のコマンド信号線を含んだ第1ハーネスと、第1群の制御手段に共通的に供給される前記直流電源電圧用の電源線を含んだ第2ハーネスとによって接続されている請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
- 前記第2ハーネスには、前記システムリセット信号を伝送する信号線が含まれ、前記システムリセット信号によって、第1群の制御手段は、初期状態にリセットされるようになっていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記スイッチ信号線を介して送られるスイッチ信号によって、遊技者に払出された賞球数が前記主制御部に把握されるようになっていることを特徴とする請求項3又は4に記載の弾球遊技機。
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