JP4433121B2 - 遊技機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも第1基板と第2基板を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技場に設置した遊技機(例えばパチンコ機)には、基板や各種装置に電力を供給する電源基板や、遊技機全体の制御を総括するメイン制御基板、図柄等の表示を制御する表示制御基板、スピーカから出す音を制御する音制御基板等のように複数の基板を備えるのが通常である。基板間では信号伝達を行うために、当該信号そのものを伝達する信号線と、基準電位(グランドの電位;例えば0ボルト)を与える基準線とを電気的に接続している。
【0003】
ところで一般の遊技場では様々の要因によってノイズが氾濫しており、当該ノイズ(特に高周波ノイズ)が侵入した特定の基板(例えばメイン制御基板等)は誤作動する可能性がある。すなわちノイズは基板上の配線間の浮遊容量や素子自体の浮遊容量等を通じて伝搬してゆき、例えばメモリ内容を変化させたりバスラインの信号を変化させる等によって当該基板を誤作動させる可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、例えばパチンコ機のハンドルはパチンコ球を発射させるために操作するが、静電容量の変化に基づいて遊技者が実際に手で操作しているか否かを検出している。しかし、静電容量の変化を検出するためにはハンドルに金属板を備える必要があり、しかも金属板はパチンコ球を発射するモータを制御する基板に電気的に接続する必要がある。もし遊技者が帯電していた場合などでは静電気等のノイズが手から金属板を通じて基板に侵入する可能性があり、そのノイズの大きさによっては基板(回路)が誤動作する可能性もある。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、金属板等のような検出部から侵入し得たノイズによって基板が誤動作するのを防止した遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段1】
課題を解決するための手段1は、請求項1に記載した通りである。
ここで、請求項1に記載した用語については以下のように解釈する。当該解釈は他の請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
(1)「所定の物体」にはパチンコ球等のような物に限らず、人体の一部(例えば掌や指等)を含む。
(2)「第1基板」および「第2基板」は、メイン制御基板,表示制御基板,音制御基板,賞球制御基板,電源基板,中継基板等のように遊技機内に設置可能な全ての基板が該当する。
(3)「外部装置」には、モータやソレノイド等のように第2回路から制御可能な全ての装置であって遊技機内に設置可能なものが該当する。
(4)「ノイズ阻止手段」はノイズの移転を阻止可能な全ての素子や回路を意味し、例えばコイル(チョークコイルを含む)や抵抗器等が該当する。
【0006】
当該手段1によれば、遊技球を発射用モータの回転を制御する発射制御基板と、この発射制御基板の動作を制御する賞球制御基板とを備え、前記発射用モータを操作するための発射用ハンドル装置には遊技者を検出可能な検出部が設けられ、前記賞球制御基板には、第1グランドと、この第1グランドに対してそれぞれ電気的に接続されたCPU回路と出力インターフェース回路とが備えられ、
前記発射制御基板には、前記賞球制御基板の出力インターフェース回路との間が信号線によって接続された入力インターフェース回路と、前記賞球制御基板の前記CPU回路から出力された第1信号を受け、この第1信号及び前記検出部から出力される第2信号の少なくともいずれか一方に基づいて前記発射用モータの動作を制御するコントローラと、前記入力インターフェース回路と前記コントローラとが共に接続された第2グランドとが備えられ、
前記第1グランド及び前記第2グランドに基準電位を与えるべく、前記出力インターフェース回路と前記第1グランドとの間と、前記入力インターフェース回路と前記第2グランドとの間との間は基準線により接続されるとともに、この基準線には前記発射制御基板側から前記賞球制御基板側へのノイズの移転を阻止するコイルが介在されている。
ノイズは検出部からコントローラを通じて第2グランドに侵入しうる。そのため、基準線を通して賞球制御基板側へも侵入しようとするが、基準線に介在されたコイルによってノイズの移転が阻止される。これにより、賞球制御基板のCPU回路が誤動作するのを防止できる。
なお図1(A)の例ではノイズ阻止手段2bを第2基板2に備えたが、二点鎖線で示すように第1グランドGaと第2グランドGbとの間に介在させて電気的に接続するノイズ阻止手段1bを第1基板1に備えた場合でも同様の効果を奏する。
【0007】
【課題を解決するための手段2】
課題を解決するための手段2は、請求項2に記載した通りである。
当該手段2によれば、第1グランドGaと第2グランドGbとに基準電位を与えるために電気的に接続した基準線Jbを備え、基準線Jbと第2グランドとの間にノイズ阻止手段2bを介在させる。このノイズ阻止手段2bによって、第2グランドGbに侵入し得たノイズNが第1グランドGaに移転するのを阻止するとともに、基準線Jbに入ったノイズNが第2グランドGbに侵入するのを阻止することができる。なお第1回路1aと第2回路2aとの間では、信号(第1信号を含む)を伝達するために信号線Jaを用いて電気的に接続する。
【0008】
【課題を解決するための手段3】
課題を解決するための手段3は、請求項3に記載した通りである。
当該手段3によれば図1(B)に模式的に示すように、所定の物体を検出可能な検出部4と、第1グランドGaと第1グランドGaに電気的に接続した第1回路1aとを備えた第1基板1と、第2グランドGbと第2グランドGbに電気的に接続するとともに第1回路1aの第1信号および検出部4の第2信号の少なくとも一方に基づいて作動可能な第2回路2aとを備えた第2基板2と、第3グランドGdを備えた電源基板3とを備える。第2グランドGbと第3グランドGdとの間は基準線Jdで電気的に接続する。このうち第1グランドGaと第2グランドGbとの間の第1インピーダンスZaよりも、第2グランドGbと第3グランドGdとの間の第2インピーダンスZbを同じか小さくした(すなわちZa≧Zbが成り立つ)。検出部4から第2回路2aを通じて第2グランドGbに侵入し得たノイズNは、インピーダンスの低い方に流れようとする。第2インピーダンスZbは第1インピーダンスZaよりも同じか低いので、ノイズNは第1グランドGaよりも第3グランドGdに同じか多く流れる。したがって、検出部4から侵入し得たノイズNによって第1基板1が誤動作するのを防止できる。
【0009】
【課題を解決するための手段4】
課題を解決するための手段4は、請求項4に記載した通りである。
当該手段4によれば、電源基板3の電源線JcをアースGcに電気的に接続可能に構成した。この構成によって第2グランドGbから第3グランドGdに流れてきたノイズNをアースGcに逃がすことができる。したがって、第1基板1や第2基板2が誤動作するのをより確実に防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態は遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用した例であって、静電容量の変化に基づいて遊技者が実際に手で操作しているか否かを検出する検出器を用いた態様である。当該実施の形態は、図2〜図6を参照しながら説明する。
なお「接続」という場合には、特に明示しない限り電気的な接続を意味する。また「基板」という場合には、パチンコ機に備えた少なくとも一つの基板を意味する。さらに「ノイズ」という場合には、静電気やインパルス等のように基板(回路)を誤動作させ得る全ての信号成分を意味する。
【0011】
まず正面側におけるパチンコ機10の概略構成について、図2を参照しながら説明する。パチンコ機10は、遊技盤12が脱着可能な前枠14に対してガラス枠16と前板18を開閉可能に取り付けるとともに、プレート22を固定する。遊技盤12はガラス枠16に嵌め込んだガラスを通して見ることができ、案内レール34で囲んだ領域が遊技領域となる。当該遊技領域には、図示しないが賞球を払い出す対象となる入賞装置や入賞口、遊技状態に応じた図柄等を表示する表示装置、風車や誘導釘等を適宜に配置する。
前板18には、パチンコ球(遊技球,遊技媒体)を一時的に貯留でき発射レール20に誘導する上皿30b等を備える。前板18に隠れて表側からは見えない部位には、案内レール34を通じて遊技領域にパチンコ球を発射させる発射レール20を備える。プレート22にはタバコや吸い殻等を入れる灰皿30aや、賞球等のパチンコ球を一時的に貯留する下皿30c、遊技者が操作可能な操作ボタン等を備える。なお、案内レール34と発射レール20との間には、打ち損ねたパチンコ球等を下皿30cに返却する返却口32を形成する。
【0012】
背面側におけるパチンコ機10の概略構成について、図3を参照しながら説明する。ベース枠の背面側に組み付けた支持枠体74は、遊技盤12を取付可能に構成する。当該遊技盤12を支持枠体74に取り付けた状態で当該遊技盤12の背面側から裏セット部材64を装着し、裏セット部材64を複数個の締付具76で締め付けて遊技盤12を固定する。当該裏セット部材64はベース枠に対して開閉可能に構成し、裏カバー68,球タンク36,誘導樋38等を備える。よって、遊技盤12は裏セット部材64を開閉することで着脱や交換等ができる。
【0013】
裏カバー68は、羽根,回転体,キャラクタ等の可動体を備えた役物装置(センター役物)や、液晶表示器等に図柄等の表示を制御する表示制御基板72等を背面側からカバーする。さらに裏カバー68の背面側には、パチンコ機10のほぼ全体を制御するメイン制御基板66や、装飾用ランプ等の点灯・点滅を制御するランプ制御基板70、スピーカから出す音を制御する音制御基板48等を備える。配送されてきたパチンコ球は球タンク36に一時的に貯留した後、誘導樋38を経て払出装置50に送り出す。当該払出装置50は上記メイン制御基板66から伝達された払出指令を受けて、所要個数(例えば7個,13個等)のパチンコ球をパチンコ機10の正面側に備えた上皿30bや下皿30cに払い出す。
【0014】
発射制御基板56が発射モータ60を回転制御して発射部材62を往復運動させると、上皿30bから供給されたパチンコ球を遊技盤12の遊技領域内に打ち出す。発射部材62によってパチンコ球を発射する強度は、強度調整機構58によって調整可能である。発射モータ60,発射部材62(発射杆),強度調整機構58はベース枠に備える。発射モータ60には例えばサーボモータを用いるが、パルスモータ等のような他種のモータを用いてもよい。払出装置50の正面側(図2では図面裏側)には、メイン制御基板66から出力された信号を受けて払出装置50等の作動を制御する賞球制御基板52を備える。
その他、電源コード46から供給された電力を各装置に分配するべく配電盤42内に備えた電源基板44と、ランプ制御基板70と音制御基板48との間に備えた接続基板40と、払出装置50の下方に備えた接続基板54とを有する。
【0015】
次にハンドル装置26の構成について、図4,図5を参照しながら説明する。まず図4に示すハンドル装置26は、所定の範囲で回転操作が可能な操作体24と、ハンドル装置26をプレート22に固定するハンドル本体28と、操作体24の回転操作に伴って正逆回転する操作軸90と、当該操作軸90に装着可能なカム82等を有する。操作体24および操作軸90を導電性部材(例えば金属等)で形成(加工)し、操作体24と操作軸90とは導通する構造になっている。図4(A)に示すように操作体24は遊技者が操作しやすいように指を配置する突起部を備える。また図4(B)に示すように操作軸90の先端部には、後述するケース体80に備えた検出板84が接触可能な構造になっている。
【0016】
次にハンドル装置26を前枠14に取り付ける方法について、図5を参照しながら説明する。ハンドル装置26の操作軸90は前枠14の貫通孔に通した後、発射モータ60を取り付ける側に備えたケース体80内でカム82を装着する。カム82はケース体80内でローラ等と接触し、このローラ等は強度調整機構58に連結する連結棒88を機構的に接続する。発射部材62は、発射モータ60の主軸60aに備えたカム60bに接触することにより往復運動することが可能になっている。また発射部材62と強度調整機構58との間を連結する連結バネ92によって、発射部材62は所定方向(例えば図5の右側方向)に付勢される。カム82の形状と強度調整機構58の強度とによって、発射部材62でパチンコ球を発射する発射強度を調整することができる。検出板84と発射制御基板56{図6を参照}との間は、接続ケーブル86によって接続する。
【0017】
上述のように構成したパチンコ機10において、電源基板44,賞球制御基板52,発射制御基板56を図6に示すように接続する。
まず電源基板44はグランドG10と、交流電源AC(例えば24ボルト)に含まれるノイズを除去するノイズフィルタ100と、そのノイズフィルタ100によってノイズが除去された交流をダイオードブリッジで全波整流して生じた脈流を平滑化するコンデンサC2と、ダイオードD2で整流した電圧を入力して第1電圧Vc(例えば5ボルト)で安定化して出力する安定化電源回路102と、第2電圧Vd(例えば34ボルト)に整流して調整するコンデンサC4,抵抗R2およびダイオードD4などを有する。この電源基板44は供給線J2,J6および基準線J4によって、第1電圧Vcと第2電圧Vdとを発射制御基板56に供給する。なお本発明と直接関連しないために図示しないが、電源基板44は賞球制御基板52にも同様に第1電圧Vcと第2電圧Vdとを供給する。また第1電圧Vcや第2電圧Vd等は、グランドG10,G20,G30等を基準電位とした相対的な電位差である。
【0018】
ここで、安定化電源回路102のグランド端子(GND)やコンデンサC4および抵抗R2の一方側は、いずれも共通するグランドG10に接続する。
また、ノイズフィルタ100の入力端と出力端の双方には、静電気や落雷等によるサージエネルギー(Surge Energy)を吸収可能なサージ吸収素子を接続する。電源線(交流電源AC)の一方側は、アレスタARを介してアースGに接地可能な枠接地端子FGに接続する。アレスタARは二つの電極間に微小ギャップを設けるとともに流体(気体または液体)を封入した放電管(素子)であって、サージ吸収素子と同様に上記サージエネルギーを放電する機能を有する。ダイオードブリッジとダイオードD2との間には、電源投入時に生じ得る突入電流を防止するパワーサーミスタNTC(Negative Temperature Coefficient)を備えた。
【0019】
賞球制御基板52は、メイン制御基板66から出力された信号を受けてCPU回路112に伝達するインタフェース回路110と、払出装置50等の作動を制御するCPU回路112と、CPU回路112から出力された信号を発射制御基板56に伝達するインタフェース回路114とを有する。インタフェース回路110,114には、例えば所定の電力で信号を伝達するために信号レベルを調整可能な東芝株式会社製のCMOSシュミットトリガインバータ付バッファとして型番74VHC14等を用いるが、他種のバッファ等を用いてもよい。
インタフェース回路110,114とCPU回路112は、それぞれ第1電圧Vcの供給を電圧入力端子(Vcc)で受ける。インタフェース回路110とCPU回路112とのグランド端子(GND)はグランドG30に直接接続するが、インタフェース回路114のグランド端子はコイルL10を介在させてグランドG30に接続する。このコイルL10によって、グランドG30からインタフェース回路114に侵入しようとするノイズNを阻止することができる。
【0020】
インタフェース回路114の出力端子は抵抗R10を介在させたうえで、発射制御基板56に信号を伝達する信号線J8に接続する。賞球制御基板52と発射制御基板56との間で基準電位を定めるために接続する基準線J10は、インタフェース回路114とコイルL10との間に接続する。この基準線J10と第1電圧Vcとの間にはダイオードD10,D12を直列接続し、かつダイオードD10とダイオードD12との間の接続点を信号線J8に接続する。この接続において、抵抗R10およびダイオードD10,D12はインタフェース回路114の出力を保護する。
【0021】
発射制御基板56は、賞球制御基板52から出力された信号を受けてコントローラ122に伝達するインタフェース回路120と、外部装置(駆動手段;例えば発射モータ60やソレノイド等)の作動を制御するコントローラ122と、コントローラ122から出力された信号に基づいて発射モータ60等を駆動する信号を出力するドライバ124とを有する。インタフェース回路120,コントローラ122,ドライバ124は、それぞれ第1電圧Vcの供給を電圧入力端子(Vcc)で受けるとともに、各グランド端子(GND)をグランドG20に直接接続する。このうちドライバ124は、発射モータ60等を駆動するために第2電圧Vdの供給も受ける。インタフェース回路120には例えば上述したCMOSシュミットトリガインバータ付バッファ等を用いるが、他種のバッファ等を用いてもよい。
【0022】
信号線J8とインタフェース回路120との間には、直列接続したEMI(Electromagnetic Interference;電波雑音干渉)フィルタL14および抵抗R14を介在させる。EMIフィルタL14と抵抗R14との接続点と、第1電圧Vcとの間には抵抗R12を接続する。第1電圧VcとグランドG20との間には直列接続したダイオードD14,D16を介在させ、かつダイオードD14とダイオードD16との接続点をEMIフィルタL14と抵抗R14との接続点に接続する。基準線J10とグランドG20との間には、ノイズNの移転を阻止するためにコイルL16を介在させる。この接続において抵抗R12はインタフェース回路114に流れる電流を制限し、抵抗R14およびダイオードD14,D16はインタフェース回路120の入力を保護する。
【0023】
接続ケーブル86とコントローラ122との間は、抵抗R16を介在させて接続する。第1電圧VcとグランドG20との間には直列接続したダイオードD18,D20を介在させ、かつダイオードD18とダイオードD20との接続点を抵抗R16とコントローラ122との接続点に接続する。この接続において、抵抗R16およびダイオードD18,D20はコントローラ122の入力を保護する。そのコントローラ122は、擬似的なコンデンサCが接続されているか否かによって遊技者が操作体24に触れているか否かを判別する機能を備える。
【0024】
ここで操作体24,操作軸90,検出板84はいずれも導電性部材で形成しているので、所定の条件下ではノイズNが接続ケーブル86,抵抗R16,コントローラ122を通じて矢印Daに沿ってグランドG20に侵入し得る。また、制約されたスペースに配置する基板は小型化する必要があり、特に高密度化される基板間の配線は狭くなるために容量的結合路が生じやすくなるので、その容量的結合路を電流路としてノイズNが侵入し得る。所定の条件としては、例えば操作体24等に触れる遊技者自身が帯電していた場合や、遊技者が媒介して他からノイズNを伝搬する場合、遊技場内に氾濫するノイズNを操作体24が直接拾う場合などが該当する。
【0025】
なお、賞球制御基板52におけるCPU回路112のグランド端子とグランドG30との接続点P10と、発射制御基板56におけるコントローラ122のグランド端子とグランドG20との接続点P12と、電源基板44におけるグランドG10との間にかかるインピーダンスを次のように調整するのが望ましい。すなわち、接続点P12からグランドG10までのインピーダンスZ2の大きさを、接続点P12から接続点P10までのインピーダンスZ4の大きさと同じか小さくする(すなわちZ4≧Z2が成り立つ)。このようにインピーダンスを調整すれば接続点P12におけるグランドG20まで侵入したノイズNは、インピーダンスの小さいグランドG10に移転しようとし、インピーダンスの大きいグランドG30には移転しようとしない。
【0026】
上述した構成によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)遊技者(所定の物体)を検出可能な操作体24(検出部4)と、グランドG30(第1グランドGa)とCPU回路112(第1回路1a)とを備えた賞球制御基板52(第1基板1)と、グランドG20(第2グランドGb)とCPU回路112の信号および操作体24の信号の少なくとも一方に基づいて作動可能なコントローラ122(第2回路2a)とを備えた発射制御基板56(第2基板2)と、グランドG30とグランドG20との間に介在させて接続し、ノイズの移転を阻止するコイルL16(ノイズ阻止手段2b)とを備えた{図6を参照}。ノイズNは操作体24からコントローラ122を通じてグランドG20に侵入し得るが、コイルL16によってグランドG30に移転するのが阻止される。したがって、操作体24から侵入し得たノイズNによって賞球制御基板52(具体的にはCPU回路112等の回路)が誤動作するのを防止し、安定して作動させることができる。
【0027】
なお、発射制御基板56が上位基板(メイン制御基板66やCRユニット等)から賞球制御基板52を介して受ける信号に基づいて作動する構成となっている場合には、発射制御基板56が一時的に誤動作しても上位基板から次回以降の信号を受けると正常に戻る。この場合には発射制御基板56(具体的にはコントローラ122等の回路)の誤動作をも防止し、作動を安定させることができる。
また、図6の例ではコイルL16を発射制御基板56に備えたが、グランドG30とグランドG20との間に介在させて接続するコイルL12(二点鎖線で図示する;ノイズ阻止手段1b)を賞球制御基板52に備えた場合でも同様の効果を奏する。コイルL12,L16の双方を備えると効果がより増す。
さらに、発射制御基板56が所定のタイミング(例えば4ミリ秒ごとのような一定周期等)で誤作動から復帰する構成となっている場合には、全体の基板をより確実に安定して作動させることができる。
【0028】
(2)グランドG30とグランドG20とに基準電位を与えるために接続した基準線J10(基準線Jb)を備え、基準線J10とグランドG20との間にコイルL16を介在させた{図6を参照}。このコイルL16によって、操作体24からグランドG20に侵入し得たノイズNがグランドG30に移転するのを阻止するとともに、基準線J10に入ったノイズNがグランドG20に侵入するのを阻止することができる。
【0029】
(3)グランドG10(第3グランドGd)を備えた電源基板44(電源基板3)と、グランドG30とグランドG20との間のインピーダンスZ4(第1インピーダンスZa)よりも、グランドG20とグランドG10との間のインピーダンスZ2(第2インピーダンスZb)を同じか小さくした。操作体24からコントローラ122を通じてグランドG20に侵入し得たノイズNは、インピーダンスの低い方に流れようとする。インピーダンスZ2はインピーダンスZ4よりも同じか低いので、ノイズNはグランドG30よりもグランドG10に同じか多く流れる。もしコントローラ122がノイズNによって誤動作した場合であっても、次に伝達されるCPU回路112の信号によって正常に戻る。したがって、操作体24から侵入し得たノイズNによって賞球制御基板52が誤動作するのを防止し、安定して作動させることができる。
なお、Z4≧Z2で等号が成り立つのはインピーダンスがマッチングした状態である。グランドG20からグランドG30に移転し得るノイズNの大きさ(電流値)はインピーダンスマッチングによって小さくなるので、従来に比べると賞球制御基板52が誤動作する可能性が低くなる。
【0030】
(4)電源基板44の交流電源AC(電源線Jc)は枠接地端子FGを介してアースGに接続した{図6を参照}。この構成によって、グランドG20からグランドG10に流れてきたノイズNをアースGに逃がすことができる。したがって、賞球制御基板52や発射制御基板56の誤動作をより確実に防止できる。
【0031】
〔他の実施の形態〕
上述したパチンコ機10(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
(1)上記各実施の形態では、パチンコ機10に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって少なくとも第1基板1と第2基板2を備えたものにも同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても、検出部4から第2基板2内に侵入し得たノイズNによって第1基板1が誤動作するのを防止できる。
【0032】
(2)上記実施の形態では、検出部4は遊技者を検出可能な操作体24を適用した{図6を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、検出部4は遊技媒体(例えばパチンコ球等)を検出可能な検出器(例えば近接センサやリミットセンサ等)を適用してもよい。
例えば図7には、メイン制御基板66(第1基板1)と賞球制御基板52(第2基板2)との接続例を示す。メイン制御基板66は、賞球制御基板52に信号(例えば賞球コマンド等)を出力するCPU回路130(第1回路1a)と、CPU回路130から出力された信号を賞球制御基板52に伝達するインタフェース回路132などを有する。CPU回路130はグランドG40(第1グランドGa)に直接接続するが、インタフェース回路132のグランド端子はコイルL18を介在させてグランドG40に接続する。インタフェース回路132の出力側とインタフェース回路110の入力側との間は、信号線J12で接続する。インタフェース回路132とコイルL18との接続点とグランドG30(第2グランドGb)との間は、コイルL20(ノイズ阻止手段2b)を介在させたうえで基準線J14を用いて接続する。メイン制御基板66と賞球制御基板52に電力を供給する電源基板44については、上述した実施の形態と同様である。
【0033】
近接センサ94は賞球制御基板52から供給する第1電圧Vcを受けて作動し、パチンコ球Bを検出すると検出信号を出力する機能を有する。近接センサ94は例えば賞球や貸球を払い出す払出モータ(外部装置,駆動手段)とともに払出装置50に備え、その払出モータによってパチンコ球を払い出す払出口またはその近傍に設ける。近接センサ94は、払出口から払い出された賞球等を検出して検出信号を出力する。近接センサ94から出力された検出信号はバッファ96を通じてCPU回路112(第2回路2a)に入力され、所要の処理を行う。バッファ96は、検出信号を所定レベル(例えば5ボルト)に調整してCPU回路112に伝達する機能を備える。
【0034】
上述した構成において、もしパチンコ球Bが静電気を帯びていた場合には、矢印Dbに沿って近接センサ94からバッファ96,CPU回路112を通じてグランドG30にノイズNとして侵入し得る。基板を小型化するために容量的結合路を電流路としてノイズNが侵入し得る点については、上述した実施の形態と同様である。パチンコ球Bに帯電した静電気は、パチンコ球Bが近接センサ94と接触したり、静電気の大きさによっては近接センサ94と接触しなくても空間伝搬し、近接センサ94に移転してノイズNとなる。ところが基準線J14とグランドG30との間にはコイルL20を介在させているので、メイン制御基板66に移転しようとするノイズNを阻止する。こうしてメイン制御基板66をノイズNから保護して誤作動を防止するので、安定して作動させることができる。このことは、リミットセンサ等のような他の検出器を用いた場合も同様である。
なお、賞球制御基板52が上位基板からの信号に基づいて作動する構成となっている場合には、賞球制御基板52が一時的に誤動作しても上位基板から次回以降に信号を受けると正常に戻る。したがって、この場合には賞球制御基板52の誤動作を防止し、作動を安定させることができる。
【0035】
(3)上記実施の形態では、電源基板44,賞球制御基板52,発射制御基板56について本発明を適用した{図6を参照}。この形態に代えて、任意の二以上の基板(基板以外では端子板や装置等であってもよい)との間についても同様に本発明を適用することが可能である。例えばメイン制御基板66,音制御基板48,接続基板54,ランプ制御基板70,表示制御基板72,払出装置50,接続基板40,54や中継基板、パチンコ機10に備えた他の装置などが該当する。この場合でも、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0036】
(4)上記実施の形態では、ノイズ阻止手段としてEMIフィルタL14やコイルL10,L12,L16等を用いた{図6を参照}。この形態に代えて、コイル以外の素子(例えば抵抗器等)をノイズ阻止手段として用いてもよい。もし抵抗器を用いた場合にはノイズNの抑制効果とともに、突入(ピーク)時の電流値を低く抑えることもできる。当該抵抗器としては突入時の放電防止が可能な巻線型の抵抗器を用いるのがよく、特に巻線のギャップを封止したタイプの抵抗器を用いるのが望ましい。また、EMIフィルタL14に代えてコイルを用いてもよく、コイルL10,L12,L16のうち少なくとも一つについてEMIフィルタを用いてもよい。この場合でもノイズNの移転を阻止することができる。
【0037】
(5)上記実施の形態では、発射制御基板56のグランドG20に侵入し得たノイズNを電源基板44のグランドG10を逃がす構成とした{図6を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、放電可能な放電部材によって当該ノイズNを放電させる構成としても同様の効果が得られる。当該放電部材としては、例えば遊技盤等を補強するために用いる導電性の補強部材や、導電性部材(例えば金属板等)で形成したものなどが該当する。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、検出部から侵入し得たノイズによって第1基板が誤動作するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示す模式図である。
【図2】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図3】パチンコ機の外観を示す背面図である。
【図4】ハンドル装置の構成を示す図である。
【図5】ハンドル装置や発射装置等を前枠に取り付ける方法を示す図である。
【図6】賞球制御基板,発射制御基板,電源基板の接続例を示す図である。
【図7】メイン制御基板と賞球制御基板の接続例を示す図である。
【符号の説明】
1 第1基板
1a 第1回路
1b,2b ノイズ阻止手段
2 第2基板
2a 第2回路
3 電源基板
4 検出部
Ga 第1グランド
Gb 第2グランド
Gc アース
Gd 第3グランド
Za 第1インピーダンス
Zb 第2インピーダンス
N ノイズ
10 パチンコ機(遊技機)
24 操作体(検出部)
26 ハンドル装置
28 ハンドル本体
40,54 接続基板(基板)
44 電源基板
48 音制御基板(基板)
50 払出装置(基板)
52 賞球制御基板(第1基板,第2基板)
56 発射制御基板(第2基板)
60 発射モータ(外部装置)
66 メイン制御基板(第1基板)
70 ランプ制御基板(基板)
72 表示制御基板(基板)
84 検出板(検出部)
90 操作軸(検出部)
94 近接センサ(検出部)
110,114,120 インタフェース回路(回路)
112 CPU回路(第1回路)
122 コントローラ(第2回路)
124 ドライバ
G10 グランド(第3グランド)
G20 グランド(第2グランド)
G30,G40 グランド(第1グランド)
L10,L12,L16,L18,L20 コイル(ノイズ阻止手段)
L14 EMIフィルタ(ノイズ阻止手段)
Z2,Z4 インピーダンス

Claims (1)

  1. 遊技球を発射用モータの回転を制御する発射制御基板と、この発射制御基板の動作を制御する賞球制御基板とを備え、
    前記発射用モータを操作するための発射用ハンドル装置には遊技者を検出可能な検出部が設けられ、
    前記賞球制御基板には、第1グランドと、この第1グランドに対してそれぞれ電気的に接続されたCPU回路と出力インターフェース回路とが備えられ、
    前記発射制御基板には、前記賞球制御基板の出力インターフェース回路との間が信号線によって接続された入力インターフェース回路と、前記賞球制御基板の前記CPU回路から出力された第1信号を受け、この第1信号及び前記検出部から出力される第2信号の少なくともいずれか一方に基づいて前記発射用モータの動作を制御するコントローラと、前記入力インターフェース回路と前記コントローラとが共に接続された第2グランドとが備えられ、
    前記第1グランド及び前記第2グランドに基準電位を与えるべく、前記出力インターフェース回路と前記第1グランドとの間と、前記入力インターフェース回路と前記第2グランドとの間との間は基準線により接続されるとともに、この基準線には前記発射制御基板側から前記賞球制御基板側へのノイズの移転を阻止するコイルが介在されていることを特徴とする遊技機。
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