JP2003265724A - 弾球遊技機のノイズ除去機構 - Google Patents

弾球遊技機のノイズ除去機構

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JP2003265724A
JP2003265724A JP2002069755A JP2002069755A JP2003265724A JP 2003265724 A JP2003265724 A JP 2003265724A JP 2002069755 A JP2002069755 A JP 2002069755A JP 2002069755 A JP2002069755 A JP 2002069755A JP 2003265724 A JP2003265724 A JP 2003265724A
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ball
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launch rail
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JP2002069755A
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English (en)
Inventor
Shoji Tsuji
昭二 辻
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Sansei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sansei R&D Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発射ハンドルの接触検知部より侵入する外部
ノイズや人為的なノイズ等の除去機構を提案するもので
あり、これによって弾球遊技機に設けられた複数の制御
装置の誤動作や電子機器の破損を防止することを目的と
する。 【解決手段】 発射装置Eと、遊技者が接触したことを
検知する接触検知部260を備えた発射ハンドルE1
と、接触検知部260の発信する信号に基づいて発射装
置Eを制御する発射制御装置201とを備えた弾球遊技
機において、発射ハンドルE1の接触検知部260を通
して発射制御装置201の内部へ侵入するノイズを除去
するノイズ除去手段304を発射制御装置201内に設
けた弾球遊技機のノイズ除去機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、弾球遊技機にお
ける電気ノイズによる制御装置への悪影響を防止する技
術に関し、特には発射ハンドルの接触検知部を通して発
射制御装置の内部へ侵入するノイズの除去機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機には、遊技者の発射操作に応
じて遊技球を発射させる遊技領域の形成された遊技盤が
弾球遊技機の前面側に設けられている。前記遊技盤に
は、遊技球が入球可能な複数の入賞口、該入賞口への遊
技球の入賞により決定される図柄等を変動及び停止表示
する画像表示装置が設けられており、この遊技盤の裏面
側には該画像表示装置への図柄等の表示制御を行う図柄
制御基板、前記入賞口に入球した遊技球を集合させる集
合路を有する集合板が設けられている。
【0003】そして、この弾球遊技機の集合板には前記
画像表示装置における変動及び停止表示する図柄等に対
応して発生させる演出音等を制御する音声制御基板、遊
技者の遊技状態を報知するランプ表示器の表示制御を行
うランプ制御基板が配置されている等、弾球遊技機には
遊技に関する制御を行う複数の制御装置(この実施例で
は各種の制御基板)が備えられている。なお、前記図柄
制御基板や音声制御基板等の各種制御基板はプラスチッ
ク製等の基板収納ボックスに納められ、この基板収納ボ
ックスがねじ等で遊技盤の裏面側や集合板に固定されて
いる。
【0004】また、前記弾球遊技機の裏面側における遊
技盤や集合板以外の部分には、遊技施設の遊技機設置島
から投入される払出用の遊技球を貯留する貯留タンク、
貯留タンクから遊技球を払出装置へ流下させる複数の誘
導樋が形成された機構板が設けられている。さらに、前
記機構板には遊技球の払出条件成立時の遊技球の払い出
しを制御する払出制御基板、遊技施設に設けられた外部
電源から供給される交流電力を受電した後に所定の直流
電力に変換する電源基板、前記各種の制御基板を制御す
る主制御基板が配置されており、前記払出制御基板等の
各種制御基板についても前記基板収納ボックスに納めら
れ、該基板収納ボックスがねじ等により機構板に固定さ
れている。
【0005】前記弾球遊技機では、遊技者は弾球遊技機
の右下に配設された発射ハンドルを操作して、その背後
であって該弾球遊技機の裏面側に設けた発射装置と発射
制御装置により、発射レールの発射位置に供給された遊
技球を前記遊技領域に発射させる。
【0006】このような従来の弾球遊技機は、発射ハン
ドルの内部に遊技者の該発射ハンドルへの接触を検知す
る接触検知部が設けられているとともに、前記発射ハン
ドルは弾球遊技機前面の下側球受け皿の外側に突出して
配設されており、発射ハンドルを介して接触検知部より
侵入する外部ノイズや人為的なノイズに対し極めて無防
備な状況にある。また、この弾球遊技機の発射レールの
発射位置に供給される遊技球は絶縁された機構板の誘導
樋等を発射レールに向けて流下する間に遊技球が前記誘
導樋等の壁面との摩擦によりに帯電し、該遊技球を遊技
領域に案内する金属製の発射レールもこれに供給される
帯電した遊技球との接触により帯電している。さらに、
発射装置の打球槌も該打球槌を作動させる機構を構成す
る金属部材同士の摩擦等により帯電し、打球槌が遊技球
を遊技領域へ発射させるために遊技球に当接した際、遊
技球と打球槌との帯電電位の相違や極性の相違により両
者間で放電が起きるおそれがある。上記のような接触検
知部より侵入する外部ノイズ等や放電現象により生じる
静電誘導ノイズが前記主制御基板を始めとする複数の制
御装置に伝わると、該複数の制御装置の誤動作や弾球遊
技機に設けられた電子機器の破損を引き起こすおそれが
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、発射ハン
ドルの接触検知部より侵入する外部ノイズや人為的なノ
イズ等の除去機構を提案するものであり、これによって
弾球遊技機に設けられた複数の制御装置の誤動作や電子
機器の破損を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、遊技球を遊技領域に発射する発射装置と、遊技者
が接触したことを検知する接触検知部を備えた発射ハン
ドルと、接触検知部の発信する信号に基づいて発射装置
を制御する発射制御装置とを備えた弾球遊技機におい
て、発射ハンドルの接触検知部を通して発射制御装置の
内部へ侵入するノイズを除去するノイズ除去手段を発射
制御装置内に設けたことを特徴とする弾球遊技機のノイ
ズ除去機構に係る。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記ノイズ除去手段は前記接触検知部の信号線に接
続されている弾球遊技機のノイズ除去機構に係る。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、前記ノイズ除去手段を少なくとも前記発射装置に帯
電した電荷を除電する電荷消費手段を介して接地する弾
球遊技機のノイズ除去機構。
【0011】請求項4の発明は、請求項3において、前
記ノイズ除去手段と前記電荷消費手段との電気的な接続
は、中継基板を介して配線されるものである弾球遊技機
のノイズ除去機構に係る。
【0012】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれか1項において、遊技領域に発射する遊技球が供給
される発射レールと、発射レールの発射位置に供給され
た遊技球を発射レールを介して遊技領域に発射する発射
装置とを備え、発射レールと発射装置の電位を同一にし
該発射装置の打球槌が遊技球に当接したときに発生する
静電誘導ノイズを軽減する同電位接続手段を設けている
弾球遊技機のノイズ除去機構に係る。
【0013】請求項6の発明は、請求項5において、前
記同電位接続手段は、発射レールを弾球遊技機に取り付
けるための発射レール取付面と発射装置を弾球遊技機に
取り付けるための発射装置取付面とを電気的に接続する
ものである弾球遊技機のノイズ除去機構に係る。
【0014】請求項7の発明は、請求項6において、前
記同電位接続手段により同電位となった発射レールと発
射装置における帯電電荷を除電するため、同電位接続手
段と前記電荷消費手段とが電気的に接続されている弾球
遊技機のノイズ除去機構に係る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に基づきこの発明
の好適な実施形態を説明する。図1はこの発明の一実施
例に係る弾球遊技機全体の正面図、図2は同遊技機全体
の裏面図、図3は機枠等への発射レール、発射ハンド
ル、発射装置及び発射制御装置の取付け状況を示す斜視
図、図4は発射レール、発射装置及び発射制御装置の構
成を示す斜視図、図5は発射レールと発射装置の正面
図、図6は発射装置の組立て状態を示す斜視図、図7は
発射レールと発射装置における帯電電荷を除電するノイ
ズ除去機構を示す概略図、図8は発射ハンドルの機構を
示す斜視図、図9は発射制御装置の内部へ侵入したノイ
ズの除去機構を示す概略図である。
【0016】図1に示す弾球遊技機10には、額縁形状
からなる機枠11の内側に遊技者の発射操作に応じて発
射される遊技球の入球可能な複数の入賞口(図示せず)
を有する遊技領域が形成された遊技盤Mが収容されてい
る。また、前記弾球遊技機10の前面側にはガラス枠部
材30、払い出された遊技球を受けるための上側球受け
皿32、該上側球受け皿32の飽和時に遊技球を受け止
めるための下側球受け皿34、遊技状態を報知する枠飾
りランプ35、前記上側球受け皿32に内蔵されて音声
や効果音を発して遊技状態を遊技者に報知するスピーカ
S、遊技者の発射操作に応じて遊技球を遊技盤Mに向け
て発射するための発射装置E、該発射装置Eの発射ハン
ドルE1がそれぞれ組み付けられている。
【0017】さらに、この弾球遊技機10にはカードユ
ニット151が設けられており、貸球情報が記録された
プリペードカードをカードユニット151のカード挿入
口Uに挿入すると、該プリペードカードに記録されてい
る貸出可能度数が球貸し操作部50の度数表示部に表示
され、遊技者が該球貸し操作部50の球貸ボタンを操作
することにより所定数の貸球が前記上側球受け皿32に
払い出され、遊技者が遊技を中止したいときには、前記
球貸し操作部50のカード返却ボタンを操作することに
よりプリペードカードがカード挿入口Uから排出される
ようになっている。
【0018】図2中の符号101は遊技球を貯留する貯
留タンク、102はタンクレール、104は枠用外部出
力端子基板、105は枠飾りランプ中継基板、106は
受電基板、107は賞球センサ中継基板、110は盤面
用外部出力端子基板、111は中継基板、112は音声
制御基板、113はFG中継基板、114は電源基板、
115はランプ制御基板、118は払出制御基板、11
9は発射装置制御基板、121は主制御基板、122は
カードインターフェイス接続部、123,124は電源
プラグ、161は図柄制御基板、Gは接地線である。
【0019】図3は、機枠11及び機構板(図示せず)
への発射レール200、発射ハンドルE1、発射装置E
及び発射制御装置201の取付け状況を示す斜視図であ
り、発射レール200、発射装置E及び発射制御装置2
01の詳細な構成は図4ないし図6に示す。
【0020】遊技球210は、前記上側球受け皿32と
該上側球受け皿32の遊技球210を発射レール200
の発射位置207に供給する遊技球供給装置(図示せ
ず)により前記発射レール200の発射位置207に供
給される。そして、前記発射ハンドルE1の操作により
発射制御装置201の発信した信号に基づいて作動する
発射装置Eの打球槌206が、前記発射レール200の
発射位置207に供給された遊技球210を遊技領域に
向けて弾発発射する。
【0021】発射装置Eにおける打球槌206の作動機
構は次のとおりである。モータ213はその軸のギヤに
歯合するモータカム211を反時計方向に回転させる。
モータカム211に設けられた半円形のカムはトルクア
ーム217のカムと係合しており、その係合部が半円形
のカムの頂点に達するまでトルクアーム217を時計方
向に回転させる。トルクアーム217が時計方向に回転
すると、その中心軸に挿通された駆動軸220を介して
打球槌206が時計方向に回転する。モータカム211
とトルクアーム217との係合部が半円形のカムの頂点
に達すると、トルクアーム217はモータカム211と
の係合が解除され、巻きばね216の弾発力により前記
トルクアーム217が元の位置まで反時計方向に回転す
る。これにより、前記トルクアーム217の中心軸に駆
動軸220を介して設けられた打球槌206も反時計方
向に回転し、該打球槌206が発射レール200の発射
位置207にある遊技球210を巻きばね216の弾発
力に応じた力で遊技領域に向けて弾発発射する。以後上
記の作動がモータ213の回転により連続的に繰り返さ
れる。
【0022】巻きばね216の一端はトルクアーム21
7に固定され、他端は駆動軸220と同軸で回動自在に
設けた巻きばね216の強弱調整ギヤ215に固定され
ている。強弱調整ギヤ215の外周の一部には歯が刻設
され、該強弱調整ギヤ215は連動ギヤ212を介して
連動ラック223の左方と歯合している。連動ラック2
23はラックプレート224により往復動可能に発射装
置取付面209に取付けられ、連動ラック223の右方
にはハンドル連結ギヤ221が歯合し、ハンドル連結ギ
ヤ221はハンドルカバー222と係合している。そし
て、ハンドルカバー222の軸を介して発射ハンドルE
1が取り付けられている。なお、モータカバー214は
モータ213を保護するものであり、固定リング218
と安全カバー219はトルクアーム217を発射装置取
付面209に配設するためのものである。
【0023】上記のような構成において、発射ハンドル
E1を巻きばね216の弾発力に抗して時計方向に回転
させることにより、ハンドル連結ギヤ221、連動ラッ
ク223及び連動ギヤ212を介して強弱調整ギヤ21
5が反時計方向に回転し、巻きばね216の弾発力が増
大する。そして、発射ハンドルE1の回転量に応じて巻
きばね216の弾発力が増減して、打球槌206により
遊技球210を遊技領域に弾発発射させる力を調整でき
る。
【0024】なお、前記発射装置Eの発射装置取付面2
09は金属製であり、該発射装置Eは多くの回転部材等
からなっており、発射装置Eは樹脂等からなる機枠11
のように電気的に絶縁された部材に取付けられているた
め、打球槌206等を作動させる部材同士の摩擦等によ
り該打球槌206を含めた発射装置Eには静電気が帯電
し易くなっている。
【0025】打球槌206により弾発発射された遊技球
210は、発射レール200に沿って移動し前記遊技領
域に到達する。発射レール200は金属製の樋状部材で
あり、発射レール200の発射レール取付面208と機
枠11とがねじにより固定されることにより発射レール
200が機枠11に固定される。前記機枠11は樹脂等
の絶縁性材料で構成されているため、この機枠11に固
定された金属製の発射レール200は電気的に絶縁され
ており、該発射レール200に前記遊技球供給装置によ
って供給される帯電した遊技球210により発射レール
200も帯電することとなる。
【0026】そこで、図4及び図7に示すように、前記
発射レール200と発射装置Eとの間には請求項5の発
明として規定するように、発射レール200と発射装置
Eの電位を同一にし前記帯電した発射装置Eの打球槌2
06が帯電した遊技球210に当接したときに両者の帯
電電位の相違等により発生する静電誘導ノイズを軽減す
る同電位接続手段230に相当する接地線G1が設けら
れている。この接地線G1は請求項6の発明として規定
するように、前記発射レール取付面208と発射装置取
付面209とを電気的に接続するものである。この実施
例では、前記接地線G1の両端に該接地線G1を構成す
る銅線とつながる圧縮端子を設け、その一端の圧縮端子
をねじにより発射レール取付面208に固定し、他端の
圧縮端子を発射制御装置201を前記発射装置取付面2
09に固定するねじ205で発射装置取付面209に固
定することにより、発射レール取付面208と発射装置
取付面209を電気的に接続している。なお、図4中の
符号G2は後述する発射制御装置201に設けられたノ
イズ除去手段304を発射装置取付面209に電気的に
接続する接地線である。
【0027】前記接地線G1により同電位となった発射
レール200と発射装置Eにおける帯電電荷は、前記発
射レール200の発射レール取付面208と前記FG中
継基板113とを接地線G1と同様な方法で電気的に接
続した接地線G3と、該FG中継基板113と受電基板
106が備える電荷消費手段300とを同じく電気的に
接続した接地線G4とにより該電荷消費手段300に集
約される。従って、電荷消費手段300と接地線G1
(同電位接続手段230)は、請求項7の発明として規
定するように、前記接地線G1により同電位となった発
射レール200と発射装置Eにおける帯電電荷を前記電
荷消費手段300により除電するため、前記FG中継基
板113を介して接地線G4と接地線G3により電気的
に接続されている。この実施例では、後述する接地線G
と前記接地線G1,G3,G4により前記帯電電荷を除
電する同電位接続手段の回路240を構成している。
【0028】電荷消費手段300は、数〜数百オームの
抵抗値を有する抵抗器であり、その一方は接地線Gによ
り接地されている。電荷消費手段300は発射レール2
00と発射装置Eにおける帯電電荷を急激に放電させる
のではなく、緩やかに除電し、急激な放電に伴う静電誘
導ノイズを軽減するように前記帯電電荷を接地するとと
もに、ノイズの原因となる大地を流れる迷走電流が接地
線Gを通して弾球遊技機10へ流れ込むことを緩和する
作用を有するものである。
【0029】次に、発射装置Eのハンドルカバー222
に取り付けられる発射ハンドルE1について図8を用い
て説明する。この発射ハンドルE1の固定部250に
は、単発スイッチ検出部251、単発スイッチ252、
駆動軸253、回動操作部254、軸止め部材255、
握持部256が順次組付けられている。駆動軸253の
両端はそれぞれ前記ハンドル連結ギヤ221と回動操作
部254に連結され、該回動操作部254を遊技者が回
動操作することにより前記ハンドル連結ギヤ221が回
動される。回動操作部254の内部には接触検知部26
0が設けられており、回動操作部254に遊技者が接触
したときには、図9に示す信号回路の構成により、接触
検知部260が接触信号を発射制御装置201の発射制
御回路303へ信号線301により送信する。接触検知
部260は、遊技者の手が該接触検知部260に触れる
ことによりその抵抗が変化することを検出して接触信号
を発信する公知のセンサであり、種々のタイプが存在す
る。
【0030】発射ハンドルE1の単発スイッチ252は
回動操作部254に遊技者の手が触れなければON状態
となっており、前記単発スイッチ252のON信号が信
号線302により発射制御装置201の発射制御回路3
03に送信される。このとき、前記発射制御回路303
は接触検知部260から前記信号線301により送信さ
れる接触信号を受信していても発射装置Eのモータ21
3を回転させないようにする。一方、回動操作部254
が遊技者の手により操作されると単発スイッチ252は
OFF状態となって前記ON信号は発射制御回路303
に送信されず、前記発射制御回路303はモータ213
を回転可能なように制御する信号を信号線305により
モータ213に送信する。
【0031】接触検知部260と該接触検知部260か
らの接触信号を伝送する信号線301が接続されている
回動操作部254は、弾球遊技機10の前面の下側球受
け皿34から弾球遊技機10の前面側へ突出して配設さ
れており、外部ノイズや人為的なノイズに対しアンテナ
状に作用するので、前記接触検知部260からの接触信
号には人為的なノイズ等が重畳し易くなっている。前記
人為的なノイズ等が重畳された接触信号が発射ハンドル
E1の接触検知部260から前記信号線301により発
射制御回路303に送信されると、発射制御回路303
が前記ノイズが重畳された接触信号により発射装置Eの
モータ213を誤作動させたり、該ノイズが重畳された
接触信号により発射制御回路303等の電子部品を含む
電子機器が破損したりするおそれがある。
【0032】そこで、前記発射装置Eのモータ213の
誤動作等を防止するため、請求項1の発明として規定す
るように、発射ハンドルE1の接触検知部260を通し
て前記信号線301により発射制御装置201の内部へ
侵入するノイズを除去するノイズ除去手段304を該発
射制御装置201内に設け、さらに請求項2の発明とし
て規定するように、該ノイズ除去手段304が接触検知
部260の信号線301に接続されている。この実施例
では、前記ノイズ除去手段304として電界電子放出機
構を用いた公知のサージ吸収素子であるサージプロテク
タ(DSP−301N、三菱マテリアル社製)を用い
た。ただし、ノイズ除去手段304は前記サージプロテ
クタに限定されず、所定値以上のサージ電圧等を吸収す
るものであれば公知の他の素子、例えば半導体からなる
素子等を用いてもよい。
【0033】前記ノイズ除去手段304(サージプロテ
クタ)は、該ノイズ除去手段304に接続された接地線
G2の一端に設けた圧縮端子を前記発射制御装置201
を発射装置Eの発射装置取付面209に固定するねじ2
05で発射装置取付面209に固定することにより、前
記同電位接続手段の回路240に電気的に接続されてい
る。この同電位接続手段の回路240の終端は接地線G
により接地されており、サージプロテクタは該回路24
0と前記のように電気的に接続されることにより、請求
項3の発明として規定するように、サージプロテクタを
少なくとも前記発射装置に帯電した電荷を除電する電荷
消費手段300を介して接地するようにしている。な
お、この実施例における電荷消費手段300では前述の
如く接地線G1により同電位となった発射レール200
と発射装置Eにおける帯電電荷を除電している。さら
に、請求項4の発明として規定するように、前記サージ
プロテクタと電荷消費手段300との接続は、接地線G
1〜G4の配線によって、サージプロテクタと電荷消費
手段300との間に位置するFG中継基板113を介し
て上記の如く電気的に行われている。
【0034】このサージプロテクタは、その放電開始電
圧(この実施例では300V)以上の電圧が該サージプ
ロテクタに印加されると、そのマイクロギャップd間に
電流が流れてサージプロテクタが導通し、過電圧をバイ
パスさせるサージ吸収作用を発揮させるものである。そ
して、前記マイクロギャップd間を流れた電流は同電位
接続手段の回路240を通して接地されることとなる。
一方、前記信号線301により発射制御回路303に送
信される接触信号に人為的なノイズ等が重畳されていな
い正常時にはサージプロテクタは導通せず、該サージプ
ロテクタはこれに接続した信号線301により送信され
る接触信号には何らの影響も与えないものである。
【0035】なお、この実施例では発射制御装置201
の配設位置が前記同電位接続手段の回路240の一端で
ある発射装置Eに近いため、サージプロテクタに接続さ
れた接地線G2を発射装置Eの発射装置取付面209に
電気的に接続しているが、前記接地線G2を直接接地す
ることにより前記サージプロテクタを導通した電流を接
地するようにしてもよい。
【0036】本発明は以上説明した実施形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変更を付加して実施することができる。ま
た、上記実施例ではパチンコ遊技機を用いて説明してき
たが、本発明はこれに限定されず、例えばアレンジボー
ル機等の適宜の弾球遊技機に適用することも可能であ
る。
【0037】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の
発明に係る弾球遊技機のノイズ除去機構によれば、遊技
者が接触したことを検知する接触検知部を備えた発射ハ
ンドルと、接触検知部の発信する信号に基づいて発射装
置を制御する発射制御装置等を備えた弾球遊技機におい
て、発射ハンドルの接触検知部を通して発射制御装置の
内部へ侵入するノイズを除去するノイズ除去手段を発射
制御装置内に設けたものである。従って、発射ハンドル
の接触検知部より侵入する外部ノイズや人為的なノイズ
等を効果的に除去し、弾球遊技機に設けられた複数の制
御装置の誤動作や電子機器の破損を防止することができ
る。
【0038】請求項2の発明によれば、前記ノイズ除去
手段は前記接触検知部の信号線に接続されており、該信
号線を伝送される接触信号に重畳した人為的なノイズ等
を効果的に除去することができる。
【0039】請求項3の発明によれば、前記ノイズ除去
手段を少なくとも前記発射装置に帯電した電荷を除電す
る電荷消費手段を介して接地するものであり、該発射制
御装置の内部に侵入する外部ノイズ等を効果的に除去す
ると共に、少なくとも前記発射装置に帯電した電荷を電
荷消費手段によって緩やかに除電して除去することがで
きる。
【0040】請求項4の発明によれば、前記ノイズ除去
手段と前記電荷消費手段との電気的な接続は中継基板を
介して配線されるものであり、該中継基板を介すること
でノイズ除去手段と電荷消費手段との電気的な接続のた
めの配線を効率よく行うことができる。
【0041】請求項5の発明によれば、発射レールと発
射装置の電位を同一にし該発射装置の打球槌が遊技球に
当接したときに発生する静電誘導ノイズを軽減する同電
位接続手段を設けており、前記打球槌と遊技球が当接す
る遊技球の発射時に打球槌と遊技球の間での放電を抑え
て静電誘導ノイズを軽減することができる。従って、前
記静電誘導ノイズによる弾球遊技機に設けられた複数の
制御装置の誤動作や電子機器の破損を防止することがで
きる。
【0042】請求項6の発明によれば、前記同電位接続
手段は発射レールの発射レール取付面と発射装置の発射
装置取付面とを電気的に接続するものであり、該同電位
接続手段は発射レールと発射装置を弾球遊技機の機枠等
へ取り付ける際に容易に設置することができる。
【0043】請求項7の発明によれば、前記同電位接続
手段により同電位となった発射レールと発射装置におけ
る帯電電荷を除電するため、同電位接続手段と前記電荷
消費手段とが電気的に接続されており、該帯電電荷を電
荷消費手段によって緩やかに除電すると共に、この帯電
電荷の急激な放電により発生する静電誘導ノイズを軽減
することができる。これにより、前記静電誘導ノイズに
よる弾球遊技機に設けられた複数の制御装置の誤動作や
電子機器の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る弾球遊技機全体の正
面図である。
【図2】同遊技機全体の裏面図である。
【図3】機枠等への発射レール、発射ハンドル、発射装
置及び発射制御装置の取付け状況を示す斜視図である。
【図4】発射レール、発射装置及び発射制御装置の構成
を示す斜視図である。
【図5】発射レールと発射装置の正面図である。
【図6】発射装置の組立て状態を示す斜視図である。
【図7】発射レールと発射装置における帯電電荷を除電
するノイズ除去機構を示す概略図である。
【図8】発射ハンドルの機構を示す斜視図である。
【図9】発射制御装置の内部へ侵入したノイズの除去機
構を示す概略図である。
【符号の説明】
10 弾球遊技機 113 FG中継基板 200 発射レール 201 発射制御装置 206 打球槌 208 発射レール取付面 209 発射装置取付面 210 遊技球 230 同電位接続手段 260 接触検知部 300 電荷消費手段 301 接触検知部の信号線 304 ノイズ除去手段 E 発射装置 E1 発射ハンドル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球を遊技領域に発射する発射装置
    と、遊技者が接触したことを検知する接触検知部を備え
    た発射ハンドルと、接触検知部の発信する信号に基づい
    て発射装置を制御する発射制御装置とを備えた弾球遊技
    機において、発射ハンドルの接触検知部を通して発射制
    御装置の内部へ侵入するノイズを除去するノイズ除去手
    段を発射制御装置内に設けたことを特徴とする弾球遊技
    機のノイズ除去機構。
  2. 【請求項2】 前記ノイズ除去手段は前記接触検知部の
    信号線に接続されている請求項1に記載の弾球遊技機の
    ノイズ除去機構。
  3. 【請求項3】 前記ノイズ除去手段を少なくとも前記発
    射装置に帯電した電荷を除電する電荷消費手段を介して
    接地する請求項1又は2に記載の弾球遊技機のノイズ除
    去機構。
  4. 【請求項4】 前記ノイズ除去手段と前記電荷消費手段
    との電気的な接続は、中継基板を介して配線されるもの
    である請求項3に記載の弾球遊技機のノイズ除去機構。
  5. 【請求項5】 遊技領域に発射する遊技球が供給される
    発射レールと、発射レールの発射位置に供給された遊技
    球を発射レールを介して遊技領域に発射する発射装置と
    を備え、発射レールと発射装置の電位を同一にし該発射
    装置の打球槌が遊技球に当接したときに発生する静電誘
    導ノイズを軽減する同電位接続手段を設けている請求項
    1ないし4のいずれか1項に記載の弾球遊技機のノイズ
    除去機構。
  6. 【請求項6】 前記同電位接続手段は、発射レールを弾
    球遊技機に取り付けるための発射レール取付面と発射装
    置を弾球遊技機に取り付けるための発射装置取付面とを
    電気的に接続するものである請求項5に記載の弾球遊技
    機のノイズ除去機構。
  7. 【請求項7】 前記同電位接続手段により同電位となっ
    た発射レールと発射装置における帯電電荷を除電するた
    め、同電位接続手段と前記電荷消費手段とが電気的に接
    続されている請求項6に記載の弾球遊技機のノイズ除去
    機構。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005168793A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006068150A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Samii Kk 弾球遊技機の遊技球発射装置
JP2006068151A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Samii Kk 弾球遊技機の遊技球発射装置
JP2006068149A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Samii Kk 弾球遊技機の遊技球発射装置
JP5903683B1 (ja) * 2014-12-12 2016-04-13 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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