JP3993368B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機やアレンジボール遊技機等の弾球遊技機に係り、特に遊技球の弾発時に発生する電磁ノイズを低減することのできる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
弾球遊技機としてのパチンコ遊技機やアレンジボール遊技機では、遊技球の島設備内での循環過程や、遊技機内の排出経路における流下過程で、球同士の摩擦や球流路の接触面との摩擦等に起因して遊技球に静電気が帯電する。
【0003】
このような高い電位の静電気を帯びた遊技球は、電位の異なる導体(例えば金属部)に近接したり接触するとコロナ放電や火花放電を生じ、電子の移動に伴い電磁波を発生する。この電磁波は、遊技機の各種制御装置や周辺設備装置等の電子回路に対して外部雑音(ノイズ)として作用し、誤作動等の悪影響を及ぼしていた。
【0004】
従来においては上記ノイズの影響を緩和するための対策として、例えば供給皿などの球流路底面に金属板等の導体を敷設し、該導体にアース線を接続するなどして遊技球に帯電した電荷を逃がすことにより、放電現象を抑制していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなノイズ対策を施しても外部雑音の発生を完全に防止することはできず、特にノイズの影響を受けやすい遊技機用の各種測定装置等において正確なデータを収集できないという不都合や、管理装置のデータ収集装置や遊技関連のデータを遊技者に開示する情報開示機器等に誤作動等の不具合を生じるという問題が依然として残っていた。
【0006】
そこで、本発明者らは、ノイズの発生源を徹底的に解明すべく、高感度のノイズ測定装置により遊技機全体の電磁波の発生状況を隈無く調査した。
【0007】
その結果、供給皿から遊技球が発射レールに供給され、発射杵によって弾発される過程で強い電磁波(ノイズ)が発生することを突き止めた。これは、上皿より流下してくる遊技球の電位と、発射ユニットが備える発射杵との電位差が大きいために、発射杵が遊技球を弾発する瞬間に放電が発生し、電磁ノイズを放射するものと考えられる。
【0008】
本発明は上述のようにして見出された問題点を解消すべく案出されたものであり、遊技球が発射杵によって弾発される過程で発生する電磁ノイズを解消あるいは緩和することのできる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1記載の発明は、遊技領域が臨む開口部を開設した前面枠(4)下方に設けられ、前面側に遊技球の発射レール(38)を傾斜状態で取り付ける取り付け部(例えばフレームボード6)と、前記発射レール上に送出された遊技球を1球ずつ弾発する発射杵(45)と、該発射杵の駆動源(例えばパルスモータM)とを備える発射ユニット(U)とを少なくとも備える遊技機において、弾発時において前記遊技球と前記発射杵が接触する位置に対応させて前記取り付け部の後方に電磁シールド部材(S)を設けると共に、前記発射レールと前記発射杵と導電性材料で形成、且つ両者が同電位となるように電気的に接続した。
【0010】
これにより、発射レール上に送出された遊技球と発射杵との間に電位差を生じることが解消されるので、遊技球を発射杵が弾発する際に放電を生じることがなく、ノイズの発生を有効に防止することができる。加えて、遊技球と発射杵との間の電位差に基づくノイズが発生した場合でも、ノイズは電磁シールド(例えば、金属プレート、導電性フィルム、導電性塗料の塗布、導電性樹脂の成型品の配置等)により吸収されるので、遊技機内にノイズが侵入して制御装置等が誤動作する事態を未然に防止することができる。
【0011】
また、前記導電性部材の一端を前記発射レールの側面に取り付け、他端を前記発射ユニットの表面または裏面に取り付けるように構成することで、部品点数を増やすことなく低コストで、しかも簡単な取付工程で発射レール上の遊技球と発射杵とを同電位にしてもよい。
【0012】
また、前記発射レールを、樹脂製のフレームと該フレームの側面にビスで固定された導電性材料からなるレール本体とにより構成し、前記導電性部材の一端を前記レール本体の側面と前記ビスとの間に挟持させて取り付けられるように構成した場合、従来の構成を維持したまま低コストかつ簡単な取付工程で遊技球と発射杵とを同電位にすることができる。
【0013】
なお、前記導電性部材は、前記発射レールと発射ユニットに亘るように前記取り付け部に配置された金属製のプレートとしてもよいし、また配線コードで構成してもよい。
【0014】
さらに、前記導電性部材を、導電性材料で構成された前記取り付け部自体であるようにしてもよい。これによれば、別途導電性部材を取り付ける必要がなくなるので、弾球遊技機の組立工程を増やすことなく簡易な構成で遊技球と発射杵とを同電位にすることができる。
【0015】
請求項2記載の発明は、前記発射ユニットは、前記発射杵と前記駆動源を搭載する導電性の取付ベースを備え、該取付ベースと前記発射杵は電気的に接続され、且つ、前記発射レールと前記発射ユニットとが導電性部材を介して電気的に接続した。
これにより簡易な構成で、発射レール上に送出された遊技球と発射杵とを同電位にすることができる。
【0016】
請求項3記載の発明は、前記発射レールが取り付けられる遊技盤を収納する導電性の遊技盤収納フレームと、前記発射レールと、前記発射ユニットとを電気的に接続して同電位とした。これによれば、遊技球や発射杵の電荷を静電容量の比較的大きな遊技盤収納フレームに逃がすことができるので、より確実にノイズの発生を防止することができる。
なお、前記遊技盤収納フレームの一側方に前記発射レールを取り付け、他側方に前記発射ユニットを取り付け、それぞれの取り付け側にて前記遊技盤収納フレームと電気的に接続するようにしてもよい。
【0022】
なお、前記取り付け部は、例えば遊技盤収納フレームと一体的に形成してもよいし、別部材としてネジ止め等するようにしてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
ここで、図1は本発明を適用して好適な弾球遊技機の一例としてのパチンコ機の前面枠、前面カバー部材及び開閉パネルを開いた状態における斜視図、図2は遊技盤収納フレームと取り付け部及び遊技盤の分解斜視図、図3は取り付け部の構成を示す正面図、図4は取り付け部と発射レール及び発射ユニットの構成を説明する分解斜視図である。
【0024】
図1において、パチンコ遊技機1は、機枠2により囲われる構成となっており、額縁状の前面枠4を、開閉可能な状態で機枠2に取り付けてある。遊技盤3は、図2に示すように遊技盤収納フレーム5及び取り付け部(フレームボード)6により区画された遊技盤収納空部7内に収納され、遊技盤収納フレーム5における左右の側壁に配設した遊技盤固定金具8,8…によって固定されるようになっている。そして、この遊技盤収納フレーム5は、前面枠4に後方から取り付けられるようになっている。なお、遊技盤収納フレーム5と取り付け部6は、本例のように別体とされる場合に限らず、例えば樹脂で遊技盤収納フレーム5と取り付け部6とを一体的に成形する場合であってもよい。
【0025】
また、遊技盤3の表面には、図2に示すようにガイドレール等の区画部材11が取り付けられており、この区画部材11により略円形の遊技領域12を区画すると共に発射球通路13を区画するようになっている。
【0026】
また、前面枠4の前面には、図1に示すように前面カバー部材19と開閉パネル20とが蝶番を介して開閉可能に取り付けてある。
【0027】
この開閉パネル20の下方には、下部パネル21を取り付けてあり、下部パネル21の左右略中央には、下皿22が、その左側には灰皿23が、右側には発射操作部24がそれぞれ設けられている。
【0028】
前面カバー部材19は、遊技盤の遊技領域よりも大きい開口部を形成した額縁状部材であり、その裏面側では、開口部を塞ぐように、前面ガラス25が保持されている。そして、前面カバー部材19の閉止状態では、この前面ガラス25を通じて前方側から遊技領域が視認できるようになっている。
【0029】
開閉パネル20は横長の板状部材であり、閉止状態では上記ガイドレールに連続される発射レール38を有する取り付け部6を前方から覆うようになっている。この開閉パネル20の前面には、遊技に使用する遊技球を一時的に貯留する上皿(供給皿)26が設けられており、裏面には、球送り部材(図示省略)が設けられている。
【0030】
ここで、取り付け部6の詳細について説明する。取り付け部6は、通常は絶縁性の合成樹脂で形成されるが、カーボン等を混入した導電性の合成樹脂で形成することも可能であり、その場合には取り付け部6自体で後述する発射レール38と発射ユニットUとを電気的に接続する導電性部材の役割を果たさせることができる。これにより発射レール38と発射ユニットUとを同電位に保つことができ、遊技球Qを発射杵45が弾発する瞬間に発生していたノイズを防止することができる。なお、以下の実施例では取り付け部6は絶縁性の合成樹脂で形成されているものとする。
【0031】
この取り付け部6は、図2に示すように、前面枠5の開口部を後方から塞ぐように前面枠4の背面に止着した遊技盤収納フレーム5の下部に取り付けてある。この取付状態においては、図1に示すように、取り付け部6の前面は、前面枠の開口部における下側部分に臨むようになっている。
【0032】
この取り付け部6は、遊技盤3を載置する部材であり、図4に示すように、ボード本体35と、このボード本体35における左側部分を前方から覆い、遊技球通路を形成するカバー部材36とから構成される。なお、取り付け部6の後方には、金属板や金属製のメッシュで形成される電磁シールド部材Sが設けられる。これにより、遊技球Qを発射杵45で弾発する瞬間に電磁波が発生した場合であっても、その電磁波は電磁シールド部材Sで吸収されるため、遊技機内部に設けられる各種制御装置等に電磁ノイズとして侵入するのを未然に防止することができる。なお、弾発時において遊技球と発射杵が接触する位置に対応させて電磁シールドを施してもよい。また、電磁シールド部材Sは、導電性フィルムや所定部材への導電性塗料の塗布あるいは所定部材を導電性樹脂で成形するなどして構成することもでき、電磁シールド用の専用部材を設けてもよいし、所定の部材に電磁シールドの機能を兼ねさせるようにしてもよい。また、電磁シールド部材Sの配設位置も取り付け部6の後方に限られず、例えば各種制御装置と対向する位置に設け、各種制御装置内への電磁ノイズの侵入を効果的に防止する配置とすることも考えられる。
【0033】
ボード本体35の上面には、遊技盤3を載置するための遊技盤載置部37を4箇所に形成してあり、前面には、発射された遊技球を案内する発射レール38が取り付けられる。
【0034】
なお、図4において符号53は球戻し部材であり、取付受部に嵌合した状態で止着される取付部55と、この取付部55の前端から下方に延在して開口窓部52に配置されてその殆どを塞ぐ基部56と、基部56の下端部分にて前方に突設した誘導棚部57とを備えており、透明樹脂により一体成型してある。
【0035】
図5は発射レールの構成を示す分解斜視図である。図5に示すように、発射レール38はステンレス等の導電性材料を折り曲げ加工して形成され、樹脂で成形した発射レール取付部39に短めのビスB1,B1により固定され、長めのビスB2,B2により図3のように前記取り付け部6の前面に取り付けられるようになっている。なお、一方のビスB1と発射レール38との間には、後述する発射ユニットUとの間を接続する導電性部材としての配線コードCの端子C1が挟持され導通が図られる。
【0036】
本実施形態では、発射レール38は左端がボード本体35の上縁における左右略中央付近に位置し、この左端から右斜め下方に向かって下り傾斜した状態で取り付けてある。そして、図1に示すように、発射レール38の傾斜下端部分の少し下側に前面枠4の開口下縁部4aが位置する。
【0037】
また、図3に示すように、この発射レール38の傾斜下端部分を遊技球の発射基点40としてあり、ここに遊技球Qが送出される。この発射基点40の右斜め上方には、球送り装置(図示せず)から供給された遊技球Qを発射基点40で止めるための発射球停止部41を、ボード本体35の前面から前方に突設してある。なお、この発射球停止部41と発射レール38との間には、発射ユニットUの発射杵45が発射基点40の遊技球Qを弾発できるように所定の隙間を設けてある。
【0038】
また、ボード本体35の右下部を下方に延設して発射装置取付部42が一体的に設けられている。この発射ユニット取付部42は、発射ユニットUを取り付け部6に取り付けるための部分である。
【0039】
図6に発射ユニットUの構成例が示されている。発射ユニットUは、図6に示すように、発射ユニット取付部42に止着される取付ベース450と、発射基点40にある遊技球Qを弾発する発射杵45と、発射杵45の駆動源としてのパルスモータMと、発射基点40から離隔する方向に回動した発射杵45を戻り回動させるバネ機構48等から構成されている。なお、取付ベース450と発射杵45はともに金属等の導電性材料で形成され、取付ベース450と発射杵45とは電気的に導通するように構成されている。また、発射杵25の先端には弾発用の金属製のバネ部材45aが固定されている。
【0040】
また、発射杵45、パルスモータM、バネ機構48等の各部材は、取付ベース450に取り付けられて一体化されている。従って、取付ベース450を発射ユニット取付部42にネジ等で止着することにより、遊技球Qの発射基点40と発射杵45は所定の位置関係となるように組み付けることができる。
【0041】
一方、図3に示すように取り付け部6の発射基点40の近傍には発射杵45が入り込んで回動可能な空間部51が形成されている。
【0042】
この空間部51の前面には開口窓部52が開放されており、空間部51と取り付け部6の前面側とを連通している。この開口窓部52は、発射杵45の弾発用のバネ部材45aを前方側から視認したり、位置調整を行ったりするために形成される。そして、この開口窓部52には、透明材料で形成される球戻し部材53が取り付けられる。この球戻し部材53は、開口窓部52の上側に形成した取付受部54を介して取り付け部6に止着される。
【0043】
そして、発射ユニットUの取付ベース450と発射レール38との間には導電性部材としての配線コードCの端子C2がネジ451によって取り付けられ、図7に示すようにこの配線コードCの他端は発射レール38にビスB1で接続されている。
【0044】
以上が本実施形態に係るパチンコ遊技機の概略構成であり、次にその作用について図7および図8を用いて説明する。ここで、図7は発射杵が遊技球を弾発する直前の状態を示す説明図であり、図8は発射杵が遊技球を弾発した瞬間の状態を示す説明図である。
【0045】
遊技盤3における遊技が開始され、遊技者の発射操作部24が操作されると発射レール38の発射基点40に遊技球Qが送出される。この際に、遊技球Qは遊技機内の排出経路における流下過程で、球同士の摩擦や球流路の接触面との摩擦等に起因して高電圧の静電気が帯電していることがあるが、導電性の発射レール38と導電性の発射ユニットUは配線コードCで接続されているため、遊技球Qの電荷は発射レール38と配線コードCを介して発射ユニットUに逃げ、遊技球Qと発射レール38と、発射杵45を含む発射ユニットU全体とは同電位となる。
【0046】
そして、遊技者の発射操作部24の操作に伴い発射ユニットUの駆動源としてのパルスモータMが駆動され、まず図7に示すように、カム動作により発射杵45が発射基点40と離間する方向に後退した状態となる。次いで、発射杵45とカムの係合状態が解除されると発射杵はバネ機構48の付勢力により発射基点40の方向に弾き戻され、発射杵45の先端のバネ部材45aが発射基点40にある遊技球Qに衝突して遊技球Qは発射レール38の先頭方向に弾発される(図8)。
【0047】
この際に、上述のように、遊技球Qと発射レール38と、発射杵45を含む発射ユニットU全体は同電位となっているため、遊技球Qと発射杵45が接触してもコロナ放電や火花放電等を生じることがなく電磁波(ノイズ)が発生する事態を回避することができる。したがって、遊技機内に設けられる各種制御装置や測定装置等の電子回路に電磁ノイズが侵入して誤動作等の不具合を生じることを未然に防止することができる。
【0048】
さらに、取り付け部6の後方には電磁シールド部材Sが設けられているので、万が一、何らかの予測しない原因で遊技球Qと発射杵45との弾発の瞬間に電磁波(ノイズ)を発生したような場合であってもその電磁波は電磁シールド部材Sによって吸収される。これにより、遊技機内に設けられる各種制御装置や測定装置等の電子回路に外部ノイズが侵入して誤動作等の不具合を生じることをより確実に防止することができる。
【0049】
なお、本実施形態では、発射レール38と発射ユニットUの電気的接続を行う導電性部材として配線コードCを用いる場合について説明したがこれに限られるものではなく、例えばプレート状の導通板で発射レール38と発射ユニットUとの間を接続するようにしてもよい。
【0050】
また、取り付け部6の説明でも述べたように、取り付け部6を導線性の樹脂あるいは金属で成形した場合には、配線コードCを用いずに取り付け部6自体で発射レール38と発射ユニットUとの導通を図ることができる。なお、この場合において発射レール38と取り付け部6との電気的接触は取り付け部6にねじ込まれるビスB2等を介して行うようにするとよい。
【0051】
さらに、発射レール38と発射ユニットUとの接続に加えて、発射ユニットUと導通性の遊技盤収納フレーム5とを配線コード等の導線性部材を介して接続するならば、発射レール38上の遊技球Qの電荷を比較的静電容量の大きな遊技盤収納フレーム5に効率よく逃がすことができるので、より確実に遊技球Q、発射レール38および発射杵45を含む発射ユニットU全体を同電位に保つことができる。
【0052】
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0053】
【発明の効果】
本発明は、開口部を設けた前面枠と、該前面枠の裏面側に取り付けられ、前面側に遊技球の発射レールを傾斜状態で取り付ける取り付け部と、前記発射レール上に送出された遊技球を1球ずつ弾発する発射杵と、該発射杵の駆動源とを備える発射ユニットとを少なくとも備える弾球遊技機において、弾発時において前記遊技球と前記発射杵が接触する位置に対応させて前記取り付け部の後方に電磁シールド部材を設けると共に、前記発射レールと前記発射杵と導電性材料で形成、且つ両者が同電位となるように電気的に接続されるようにしたので、発射レール上に送出された遊技球と発射杵との間に電位差を生じることを解消でき、遊技球を発射杵が弾発する際にも放電を生じることがなく、ノイズの発生を有効に防止することができるという効果がある。
さらに、取り付け部の後方には電磁シールド部材が設けられているので、万が一、何らかの予測しない原因で遊技球と発射杵との弾発の瞬間に電磁波(ノイズ)を発生したような場合であってもその電磁波は電磁シールド部材によって吸収される。これにより、遊技機内に設けられる各種制御装置や測定装置等の電子回路に外部ノイズが侵入して誤動作等の不具合を生じることをより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な弾球遊技機の一例としてのパチンコ機の前面枠、前面カバー部材及び開閉パネルを開いた状態における斜視図である。
【図2】遊技盤収納フレームと取り付け部及び遊技盤の分解斜視図である。
【図3】取り付け部の構成を示す正面図である。
【図4】取り付け部と発射レール及び発射ユニットの構成を説明する分解斜視図である。
【図5】発射レールの構成を示す分解斜視図である。
【図6】発射ユニットの構成を示す正面図である。
【図7】発射杵が遊技球を弾発する直前の状態を示す説明図である。
【図8】発射杵が遊技球を弾発した瞬間の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
2 機枠
3 遊技盤
4 前面枠
5 遊技盤収納フレーム
6 取り付け部
7 遊技盤収納空部
8 遊技盤固定金具
11 区画部材
12 遊技領域
13 発射球通路
19 前面カバー部材
20 開閉パネル
21 下部パネル
22 下皿
23 灰皿
24 発射操作部
25 前面ガラス
26 上皿
37 遊技盤載置部
38 発射レール
39 発射レール取付部
40 発射基点
41 発射球停止部
42 発射ユニット取付部
U 発射ユニット
44 取付ベース部
45 発射杵
45a 弾発部材
M パルスモータ
48 バネ機構
C 配線コード(導電性部材)
S 電磁シールド部材
Q 遊技球

Claims (3)

  1. 遊技領域が臨む開口部を開設した前面枠下方に設けられ、前面側に遊技球の発射レールを傾斜状態で取り付ける取り付け部と、
    前記発射レール上に送出された遊技球を1球ずつ弾発する発射杵と、該発射杵の駆動源とを備える発射ユニットと、
    を少なくとも備える弾球遊技機において、
    弾発時において前記遊技球と前記発射杵が接触する位置に対応させて前記取り付け部の後方に電磁シールド部材を設けると共に、
    前記発射レールと前記発射杵と導電性材料で形成、且つ両者が同電位となるように電気的に接続したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記発射ユニットは、前記発射杵と前記駆動源を搭載する導電性の取付ベースを備え、該取付ベースと前記発射杵は電気的に接続され、
    且つ、前記発射レールと前記発射ユニットとが導電性部材を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記発射レールが取り付けられる遊技盤を収納する導電性の遊技盤収納フレームと、前記発射レールと、前記発射ユニットとを電気的に接続して同電位とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の弾球遊技機。
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