JP4325772B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は基板と電源装置を備えた遊技機に関し、供給線を通じて基板に侵入しようとするノイズを阻止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技場に設置した遊技機(例えばパチンコ機)には、基板や各種装置に安定して電力を供給する電源装置や、遊技機全体の制御を総括するメイン制御基板、図柄等の表示を制御する表示制御基板等を備えるのが通常である。基板間では信号伝達を行うために、当該信号そのものを伝達する信号線と、基準電位(例えば0ボルト)を与える基準線とを電気的に接続している。
【0003】
ところで一般の遊技場では様々の要因によってノイズが氾濫しており、当該ノイズ(特に高周波ノイズ)が上記基準線を通じて基板に侵入すると当該基板が誤動作する可能性がある。すなわちノイズは基板上の配線間の浮遊容量や素子自体の浮遊容量等を通じて伝搬してゆき、例えばメモリ内容を変化させたりバスラインの信号を変化させる等によって当該基板を誤動作させる。この誤動作を防止する技術について、本出願人は特願2000−131119(未公開)で開示した。当該技術では基準線と基板内のグランドとの間にノイズ阻止手段を介在させることにより、基準線を通じて基板にノイズが侵入するのを阻止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、基板間を接続する基準線を通じて基板に侵入しようとするノイズを阻止できたとしても、電源装置から基板に電力を供給する供給線を通じて基板に侵入する場合がある。かかる場合には基板上に形成した回路に供給する電力が不安定になり、当該回路が誤動作する可能性がある。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、供給線を通じて基板に侵入しようとするノイズを阻止することにより、基板の動作をより安定させ得る遊技機を提供するのが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段1】
課題を解決するための手段1は、ノイズの侵入を阻止する第1ノイズ阻止手段を備えた基板と、主供給線を通じて前記基板に電力を供給可能な主電源部と、予備供給線から前記第1ノイズ阻止手段を通じて前記基板に電力を供給可能な予備電源部とを備えた電源装置とを有する。ここで、解決手段1に記載した用語については以下のように解釈する。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
(1)「第1ノイズ阻止手段」はノイズの侵入を阻止可能な全ての素子や回路を意味し、例えばコイル(チョークコイルを含む)や抵抗器等が該当する。
(2)「基板」は、例えばメイン制御基板,表示制御基板,音制御基板,枠制御基板,中継基板等のように遊技機内に設置可能な全ての基板が該当する。
(3)「基板に電力を供給」する場合には、基板上に形成した全ての素子や回路を作動させるに足りる電力を供給する場合に限らず、一部の素子や回路を作動させるに足りる電力を供給する場合を含む。
【0006】
当該手段1によれば図1(A)に示すように、基板2にはノイズNの侵入を阻止する第1ノイズ阻止手段2bを備える。電源装置1には主供給線3を通じて基板2に電力を供給する主電源部1aと、予備供給線4から第1ノイズ阻止手段2bを通じて基板2に電力を供給する予備電源部1bとを備える。第1ノイズ阻止手段2bは予備供給線4を通じて基板2に侵入しようとするノイズNを阻止するので、基板2に供給する電力を安定させることができる。したがって、当該基板2の動作をより安定させることができる。
なおノイズ阻止手段2aを基板2に備え、主供給線3からノイズ阻止手段2aを通じて基板2に主電源部1aの電力を供給するようにしてもよい。こうすればノイズ阻止手段2aは主供給線3を通じて基板2に侵入しようとするノイズNを阻止するので、基板2に供給する電力を安定させることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段2】
課題を解決するための手段2は、ノイズの侵入を阻止する第1ノイズ阻止手段を備えた基板と、供給線から前記第1ノイズ阻止手段を通じてそれぞれ前記基板に電力を供給可能な主電源部および予備電源部と、前記主電源部の電力と前記予備電源部の電力とを切り換える切換部とを備えた電源装置とを有する。
当該手段2によれば図1(B)に示すように、基板2にはノイズNの侵入を阻止する第1ノイズ阻止手段2eを備える。電源装置1には供給線7から第1ノイズ阻止手段2eを通じてそれぞれ基板2に電力を供給する主電源部1aおよび予備電源部1bと、主電源部1aの電力と予備電源部1bの電力とを切り換える切換部6を備える。切換部6が予備電源部1bの電力に切り換えた場合でも、供給線7を通じて基板2に侵入しようとするノイズNを阻止するので、基板2に供給する電力を安定させることができる。したがって、当該基板2の動作をより安定させることができる。
【0008】
【課題を解決するための手段3】
課題を解決するための手段3は、解決手段1または2に記載した遊技機において、基板は所要のデータを記憶可能な記憶部を有し、予備電源部は、前記記憶部に記憶された前記所要のデータを保持するのに必要な電力を供給する遊技機である。ここで、解決手段3に記載した用語の「所要のデータ」は遊技機で遊技するのに必要なデータの全部または一部であって、特に停電等によって保持すべきデータを含む。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
【0009】
当該手段3によれば図1(A)に示すように、基板2は所要のデータを記憶可能な記憶部2dを備える。予備電源部1bは、記憶部2dに記憶された所要のデータを保持するのに必要な電力を供給する。したがって、少なくとも記憶部2dに記憶された所要のデータを保持することができる。なお、記憶部2dに代えて記憶部2dを有する回路を用いた場合でも同様である。
【0010】
【課題を解決するための手段4】
課題を解決するための手段4は、解決手段1から3の遊技機において、基板は、回路と、負荷装置に電気的に接続した第1グランドと、前記回路に電気的に接続した第2グランドとを有し、前記第1グランドと前記第2グランドとの間に、ノイズの侵入を阻止する第2ノイズ阻止手段を介在させた遊技機である。ここで、解決手段4に記載した用語については以下のように解釈する。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
(1)「回路」は基板上に形成可能な任意の回路を意味し、ICや一以上の素子(受動素子,能動素子等)によって構成する。例えば、CPU回路,リセット回路,発振回路,インタフェース回路等が該当する。
(2)「第2ノイズ阻止手段」は上述した「第1ノイズ阻止手段」と同様の機能を有する。なお、第1ノイズ阻止手段と第2ノイズ阻止手段は同一の素子や回路で構成してもよく、異なる素子や回路で構成してもよい。
【0011】
当該手段4によれば図1(B)に示すように、回路2fと、負荷装置5に電気的に接続した第1グランドGbと、回路2fに電気的に接続した第2グランドGcとを備えた基板2の場合は、第1グランドGbと第2グランドGcとの間にノイズNの侵入を阻止する第2ノイズ阻止手段2cを介在させる。第2ノイズ阻止手段2cは供給線7に入ったノイズNを阻止するので、回路2fの動作をより安定させることができる。また第2ノイズ阻止手段2cは第1グランドGbと第2グランドGcとの間に介在させたので、負荷装置5の作動による影響(電位変化等)を受けずに回路2fの動作を安定させることができる。逆に、回路2fの作動による影響を受けずに負荷装置5の動作を安定させることができる。なお、回路2fに代えて記憶部を用いた場合でも同様である。
【0012】
【課題を解決するための手段5】
課題を解決するための手段5は、解決手段4の遊技機において、第1グランドを電源装置のグランドと電気的に接続した遊技機である。当該手段5によれば図1(A)または図1(B)に示すように、第1グランドGbを電源装置1のグランドGaと電気的に接続する。負荷装置5を作動させる場合には、回路2fを作動させる場合に比べて多くの電流が流れて第1グランドGbの電位が大きく変化することがある。このように電位の変化が大きい第1グランドGbを電源装置1のグランドGaに電気的に接続して電位変化分を逃がすことにより、回路2fの動作をより確実に安定させることができる。なお、回路2fに代えて記憶部を用いた場合でも同様である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用した例であって、二対の供給線(主供給線3と予備供給線4)によって基板2に電力を供給する態様である。当該実施の形態1は図2,図3を参照しながら説明する。
なお、パチンコ機の正面側(遊技者が遊技する側)は本発明の要旨と直接は関係しないので図示および説明を省略する。また、単に「接続」という場合には、電気的な接続を意味する。さらに、単に「基板」という場合には、パチンコ機に備えた少なくとも一つの基板を意味する。そして、基準電位は例えば0ボルトとするが、任意の電位であってもよい。
【0014】
背面側におけるパチンコ機10の概略構成について、図2を参照しながら説明する。ベース枠の背面側に組み付けた支持枠体14は、遊技盤を取付可能に構成する。当該遊技盤を支持枠体14に取り付けた状態で当該遊技盤の背面側から裏セット部材19を装着し、裏セット部材19を複数個の締付具12で締め付けて遊技盤を固定する。当該裏セット部材19はベース枠に対して開閉可能に構成し、裏カバー17,球タンク42,誘導樋40,発射制御装置25等を備える。よって、遊技盤は裏セット部材19を開閉することで着脱や交換等ができる。
【0015】
裏カバー17は、羽根,回転体,キャラクタ等の可動体を備えた役物装置(センター役物)や、液晶表示器等に図柄等の表示を制御する表示制御基板15等を背面側からカバーする。さらに裏カバー17の背面側には、パチンコ機10のほぼ全体を制御するメイン制御基板18や、装飾用ランプ等の点灯・点滅を制御するランプ制御基板16、スピーカから出す音を制御する音制御基板30等を備える。配送されてきたパチンコ球は球タンク42に一時的に貯留した後、誘導樋40を経て払出装置28に送り出す。当該払出装置28は上記メイン制御基板18から伝達された払出指令を受けて、所要個数のパチンコ球を正面側に備えた上皿や下皿に払い出す。発射制御装置25が発射モータ22の作動を制御して発射部材20を往復運動させることにより、上皿から供給されたパチンコ球を遊技盤の遊技領域内に打ち出す。発射部材20によってパチンコ球を発射する強度は、強度調整機構24によって調整可能である。発射モータ22,発射部材20,強度調整機構24はベース枠に備える。発射モータ22には例えばサーボモータを用いるが、パルスモータ等のような他種のモータを用いてもよい。払出装置28の正面側(図2では図面裏側)には、メイン制御基板18から伝達された信号を受けて払出装置28等の作動を制御する枠制御基板27を備える。
その他、電源コード32から供給された電力を各装置に分配するべく配電盤36内に備えた電源装置34と、ランプ制御基板16と音制御基板30との間に備えた接続基板38と、払出装置28の下方に備えた接続基板26とを有する。
【0016】
上述のように構成したパチンコ機10において、電源装置34から二つの基板(例えばメイン制御基板18と表示制御基板15)に電力を供給するべく図3に示すように接続する。すなわち電源装置34は、交流電源AC(例えば24ボルト)に含まれるノイズを除去するノイズフィルタ50と、そのノイズフィルタ50によってノイズが除去された交流をダイオードブリッジで全波整流して生じた脈流を平滑化するコンデンサC2と、ダイオードD2で整流した電圧を入力して第1電圧Vc(例えば5ボルト)で安定化して出力する安定化電源回路52と、その第1電圧VcをダイオードD6を介して蓄電し第2電圧Vb(例えば5ボルト)を出力するコンデンサC6と、当該コンデンサC6で蓄電した電力の逆流を防止するダイオードD6と、第3電圧Vd(例えば34ボルト)に整流して調整するコンデンサC4および抵抗R2およびダイオードD4などを有する。なお第1電圧Vc,第2電圧Vb,第3電圧Vd等は、グランドG2,G4,G6等を基準電位とした相対的な電位差である。
【0017】
ここで、安定化電源回路52のグランド端子(GND)や、ダイオードD6と接続する側と反対側のコンデンサC6、コンデンサC4および抵抗R2の一方側は、いずれも共通するグランドG2に接続する。
また、ノイズフィルタ50の入力端と出力端の双方には、静電気や落雷等によるサージエネルギー(Surge Energy)を吸収可能なサージ吸収素子を接続する。交流電源ACの一方側はアレスタARを介して接地するための枠接地端子FGに接続する。アレスタARは、二つの電極間に微小ギャップを設けるとともに流体(気体または液体)を封入した放電管(素子)であって、サージ吸収素子と同様に上記サージエネルギーを放電する機能を有する。ダイオードブリッジとダイオードD2との間には、電源投入時に生じ得る突入電流を防止するパワーサーミスタNTC(Negative Temparature Coefficient)を備えた。
【0018】
次にメイン制御基板18は、電源装置34との間を接続する供給ケーブルJ2,J4,J6に入ったノイズNの侵入をそれぞれ阻止可能なチョークコイル60と、第1電圧Vcまたは第2電圧Vbを受けて作動可能なCPU回路62と、CPU回路62の信号出力端子(Dx)から表示制御基板15に所要の信号を伝達するインタフェース回路64と、第3電圧Vdを受けて大入賞口に備えた開閉蓋を開閉するソレノイド70の作動を制御するトランジスタQなどを有する。
【0019】
コイルL10,L12,L14を備えたチョークコイル60には、当該コイルL10,L12,L14を一緒に撚り合わせたコモンモード・チョークコイルを用いるのが望ましい。複数のコイルを撚り合わせると、同位相で通過するノイズ(電流)の増減に従って発生する逆起電力を互いに打ち消し合うため、当該ノイズを効率良く除去することができる。また、コイルL10,L12,L14は通過する信号の周波数が高くなるにつれてインピーダンスが高くなる性質があるため、ローパスフィルタとして作用する。したがって、コイルL10,L12,L14は供給ケーブルJ2,J4,J6から入ったノイズN(特に高周波成分)を除去してCPU回路62に侵入するのを阻止することができる。
なお、コモンモード・チョークコイルを基板上に配置する場合には、コモンモード・チョークコイルの近傍や直下(多層基板では他の層を含む)にはグランドや信号線等の配線パターンを引かないように基板のアートワーク設計(パターン設計)するのが望ましい。こうすれば、コモンモード・チョークコイルと配線パターンとの間に生じる浮遊容量を通じて、ノイズNがコモンモード・チョークコイルから配線パターンに移転するのを防止できる。
【0020】
供給ケーブルJ2は安定化電源回路52の電圧出力端子(Vcc)とコイルL10との間を接続し、安定化電源回路52のグランド端子(GND)とコイルL12との間を接続した供給ケーブルJ4と合わせて、メイン制御基板18に第1電圧Vcを供給する。また、供給ケーブルJ4は電源装置34のグランドG2と、メイン制御基板18のグランドG4とを接続する。そして、供給ケーブルJ6はダイオードD6とコンデンサC6との接続点とコイルL14との間を接続し、供給ケーブルJ4と合わせてメイン制御基板18に第2電圧Vbを供給する。さらに、供給ケーブルJ8はダイオードD4とコンデンサC4との接続点から第3電圧Vdをメイン制御基板18に供給する。
【0021】
CPU回路62はパチンコ機10で行うパチンコ遊技を実現するために、CPU,ROM,入出力回路等のほか、所要のデータを記憶可能なRAM66を備える。このCPU回路62は第1電圧Vcの供給を電圧入力端子(Vcc)で受けると全ての素子や回路が作動するが、第2電圧Vbのみ供給を電圧入力端子(Vbb)で受ける場合にはRAM66に記憶した所要のデータを保持可能に作動する。RAM66には例えばSRAMを用いるが、他種のメモリ(EEPROM,フラッシュメモリ等)を用いてもよい。上述した所要のデータには、例えば各種の乱数(例えば大当たり判定用乱数や大当たり図柄用乱数,リーチパターン乱数等)、ラウンド回数(現在のラウンド回数や最終のラウンド回数等)、保留球数(ゲート用と始動口用等)、確率変動か否かを示す確率変動データなどがある。
CPU回路62のグランド端子(GND)はグランドG6に直接接続し、インタフェース回路64はコイルL16を介してグランドG6に接続する。トランジスタQのベース端子はCPU回路62の信号出力端子(Dx)と接続し、コレクタ端子はソレノイド70と接続し、エミッタ端子はグランドG4と接続する。
【0022】
次に表示制御基板15は、電源装置34との間を接続する供給ケーブルJ2,J4,J6に入ったノイズNの侵入をそれぞれ阻止可能なチョークコイル80と、第1電圧Vcまたは第2電圧Vbを受けて作動可能なCPU回路82と、メイン制御基板18から伝達された所要の信号をCPU回路82の信号入力端子(Dx)で受けるインタフェース回路84などを有する。
なお、インタフェース回路64とインタフェース回路84との間は信号ケーブルJ10で接続し、インタフェース回路64とコイルL16との接続点とグランドG8との間は信号ケーブルJ12で接続する。
【0023】
コイルL20,L22,L24を備えたチョークコイル80には、上述したチョークコイル80と同様にコモンモード・チョークコイルを用いるのが望ましい。供給ケーブルJ2は安定化電源回路52の電圧出力端子(Vcc)とコイルL20との間を接続し、安定化電源回路52のグランド端子(GND)とコイルL22との間を接続した供給ケーブルJ4と合わせて、表示制御基板15に第1電圧Vcを供給する。また、供給ケーブルJ4は電源装置34のグランドG2と、表示制御基板15のグランドG8とを接続する。そして、供給ケーブルJ6はダイオードD6とコンデンサC6との接続点とコイルL24との間を接続し、供給ケーブルJ4と合わせて表示制御基板15に第2電圧Vbを供給する。
【0024】
CPU回路82は液晶表示器等への表示制御を実現するために、CPU,ROM,RAM,入出力回路等を備える。このCPU回路82は上述したCPU回路62と同様に、第1電圧Vcの供給を電圧入力端子(Vcc)で受けると全ての素子や回路が作動するが、第2電圧Vbのみ供給を電圧入力端子(Vbb)で受ける場合にはRAMに記憶した所要のデータを保持可能に作動する。RAMにはRAM66と同様の種類のメモリを用いる。CPU回路82およびインタフェース回路84のグランド端子(GND)は、ともにグランドG8に直接接続する。
【0025】
上述した構成によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)メイン制御基板18(基板2)には供給ケーブルJ2,J4,J6に入ったノイズNの侵入を阻止するチョークコイル60(第1ノイズ阻止手段2b,ノイズ阻止手段2a)を備えた。また、電源装置34(電源装置1)には供給ケーブルJ2,J4(主供給線3)を通じてメイン制御基板18に電力を供給する安定化電源回路52(主電源部1a)と、供給ケーブルJ4,J6(予備供給線4)からチョークコイル60(第1ノイズ阻止手段2b)を通じてメイン制御基板18に電力を供給するコンデンサC6(予備電源部1b)とを備えた。チョークコイル60(具体的にはコイルL12,L14)は供給ケーブルJ4,J6を通じてメイン制御基板18に侵入しようとするノイズNを阻止するので、メイン制御基板18に供給する電力を安定させることができる。したがって、当該メイン制御基板18の動作をより安定させることができる。なお、電源装置34から供給ケーブルJ2,J4(主供給線3)を通じて表示制御基板15(基板2)に電力を供給する場合についても同様の効果を得ることができる。
【0026】
(2)メイン制御基板18には所要のデータを記憶可能なRAM66(記憶部2d)を備えた。またコンデンサC6は、RAM66に記憶された所要のデータを保持するのに必要な電力を供給する。したがって、少なくともRAM66に記憶された所要のデータを保持することができる。このことは、表示制御基板15に備えたCPU回路82のRAMについても同様の効果を得ることができる。
【0027】
(3)メイン制御基板18には、CPU回路62やインタフェース回路64(回路2f)と、トランジスタQを通じてソレノイド70(負荷装置5)に接続したグランドG4(第1グランドGb)と、CPU回路62等に接続したグランドG6(第2グランドGc)とを備えた。グランドG4とグランドG6との間には、チョークコイル60を介在させた。供給ケーブルJ4(供給線7)を通じてメイン制御基板18に侵入したノイズNとCPU回路62等で発生したノイズとは、チョークコイル60(具体的にはコイルL12;第2ノイズ阻止手段2c)によって分離した。したがって、ソレノイド70の作動による影響を受けずにCPU回路62等の動作をより安定させることができ、逆にCPU回路62等の作動による影響を受けずにソレノイド70の動作をより安定させることができる。
【0028】
(4)メイン制御基板18のグランドG4を電源装置34のグランドG2に接続した。ソレノイド70を作動させる場合には、CPU回路62等を作動させる場合に比べて多くの電流が流れてグランドG4の電位が大きく変化することがある。このように電位の変化が大きいグランドG4をグランドG2に接続して電位変化分を逃がすことにより、CPU回路62等の動作をより確実に安定させることができる。
【0029】
〔実施の形態2〕
実施の形態2は遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用した例であって、一対の供給線7のみによって基板2に電力を供給する態様である。当該実施の形態2は、図4を参照しながら説明する。なおパチンコ機10の構成等は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって、実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。また、表示制御基板15については実施の形態1と同一構成であるので、詳細な図示を省略する。
【0030】
実施の形態2が実施の形態1と異なるのは、以下の点である。
第1に、電源装置34とメイン制御基板18との間を一対の供給ケーブルJ2,J4を用いて接続したので、供給ケーブルJ6が不要になった。当該供給ケーブルJ6をなくした結果、供給ケーブルJ2,J4を用いて第1電圧Vcと第2電圧Vbを供給する必要がある。そこで、第1電圧Vcを供給する安定化電源回路52の電圧出力端子(Vcc)と、第2電圧Vbを供給するダイオードD6とコンデンサC6との接続点とを切り換える切換器54を電源装置34に備えた。切換器54には例えばリレーを用いるが、スイッチング素子等を用いてもよい。
【0031】
第2に、ノイズフィルタ50の出力端に接続して交流電源ACの停電(瞬間的な停電を含む)を監視する停電検出回路56と、その停電検出回路56から出力する信号をメイン制御基板18に伝達するインタフェース回路58とを電源装置34に備えた。また、停電検出回路56から出力する信号を切換器54にも伝達することにより、通電時には第1電圧Vcを供給し、停電時には第2電圧Vbを供給するように切換器54を作動させる。
第3に、第1電圧Vcおよび第2電圧Vbを供給ケーブルJ2,J4で供給するため、CPU回路62の電圧入力端子(Vcc)と電圧入力端子(Vbb)は同じ供給ケーブルJ2,J4から受ける。
【0032】
第4に、インタフェース回路58を通じて電源装置34の停電検出回路56からメイン制御基板18に停電検出信号を伝達するため、電源装置34とメイン制御基板18との間を信号ケーブルJ14で接続した。また、停電検出回路56から出力した停電検出信号は、デジタルフィルタ69およびEMI(Electromagnetic Interference;電波雑音干渉)フィルタL18を経てCPU回路62の割込端子(NMI)に入力させた。デジタルフィルタ69は停電検出回路56から出力される信号のみを通過させ、信号ケーブルJ14から入ったノイズNを除去して侵入を阻止する。EMIフィルタL18はCPU回路62の割込端子(NMI)の直前に接続するのが望ましく、インパルスや静電気等によって直接にメイン制御基板18内のラインに侵入したノイズを阻止する。
第5に、リセット回路68とCPU回路62のリセット端子(RST)との間にEMIフィルタL17を介在させて接続し、リセット回路68が出力するリセット信号を入力できるようにした。EMIフィルタL17はCPU回路62のリセット端子(RST)の直前に接続するのが望ましく、上述したEMIフィルタL18と同等の機能を備える。
【0033】
なお、停電検出回路56,インタフェース回路58,リセット回路68,デジタルフィルタ69,EMIフィルタL18等は、上述した実施の形態1においても構成することが可能である。
また、EMIフィルタL17,L18のうち少なくとも一方に代えて、通常のコイルを用いてもよい。この場合であっても、インパルスや静電気等によって直接に侵入したノイズを阻止することが可能である。
【0034】
上述した構成によれば、電源装置34には供給ケーブルJ2,J4(供給線7)からチョークコイル60(第1ノイズ阻止手段2e)を通じてそれぞれメイン制御基板18に電力を供給する安定化電源回路52(主電源部1a)およびコンデンサC6(予備電源部1b)と、安定化電源回路52の電力とコンデンサC6の電力とを切り換えて供給する切換器54(切換部6)を備えた。切換器54がコンデンサC6の電力に切り換えた場合でも、供給ケーブルJ2,J4を通じてメイン制御基板18に侵入しようとするノイズNを阻止するので、メイン制御基板18に供給する電力を安定させることができる。したがって、当該メイン制御基板18の動作を安定させることができる。
【0035】
なお、電源装置34から供給ケーブルJ2,J4を通じて表示制御基板15(基板2)に電力を供給する場合についても同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態1と同等の構成については当該実施の形態1と同様の効果を得ることができる{例えばソレノイド70(負荷装置5)周辺など}。逆に、実施の形態2に記載した素子や回路等の構成であって実施の形態1に記載していないものであっても、当該素子や回路等を構成することにより当該実施の形態2と同様の効果を得ることができる{例えばEMIフィルタなど}。
【0036】
〔他の実施の形態〕
上述したパチンコ機10(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
(1)上記各実施の形態では、パチンコ機10に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって電源装置1と基板2を備えた遊技機についても同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても供給線を通じて基板に侵入しようとするノイズをノイズ阻止手段が阻止するので、基板の動作を安定させることができる。
【0037】
(2)上記各実施の形態では、電源装置34とメイン制御基板18との間,電源装置34と表示制御基板15との間に本発明を適用した{図3,図4を参照}。この形態に代えて、電源装置34と、供給ケーブルJ2,J4,J6等を用いて接続可能な任意の基板(基板以外では端子板や装置等であってもよい)との間についても同様に本発明を適用することが可能である。例えばランプ制御基板16,発射制御装置25,枠制御基板27,払出装置28,接続基板26,38や中継基板、パチンコ機10に備えた他の装置などが該当する。この場合であっても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0038】
(3)上記各実施の形態では、第2電圧Vbを蓄電する予備電源部1bとしてコンデンサC6を用いた。この形態に代えて、予備電源部1bとして蓄電池(バッテリ)を用いてもよい。当該蓄電池を用いた場合であっても、メイン制御基板18や表示制御基板15に第2電圧Vbを供給することができる。
【0039】
(4)上記各実施の形態では、電源装置34のグランドG2とメイン制御基板18のグランドG4とを、電力を供給するための供給ケーブルJ4を用いて接続した。この形態に代えて、供給ケーブルJ4とは別個に独立した接続ケーブルを用いて接続してもよい。独立した接続ケーブルを用いた場合であっても、電位の変化が大きいグランドG4をグランドG2に接続して電位変化分を逃がすことにより、CPU回路62等の動作をより確実に安定させることができる。
【0040】
(5)上記各実施の形態では、第1ノイズ阻止手段2bとしてコイルL10,L14を用い、第2ノイズ阻止手段2cとしてコイルL12を用いた{図3,図4を参照}。この形態に代えて、コイル以外の素子(例えば抵抗器等)をノイズ阻止手段として用いてもよい。もし抵抗器を用いた場合にはノイズNの阻止効果とともに、突入(ピーク)時の電流値を低く抑えることもできる。当該抵抗器としては突入時の放電防止が可能な巻線型の抵抗器を用いるのがよく、特に巻線のギャップを封止したタイプの抵抗器を用いるのが望ましい。
【0041】
(6)上記各実施の形態では、ソレノイド70(負荷装置5)の作動によって電位が大きく変化するグランドG4をグランドG2に接続して電位変化分を逃がした{図3,図4を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、放電可能な放電部材によって当該ノイズNを放電させる構成としても同様の効果が得られる。当該放電部材としては、例えば遊技盤等を補強するために用いる導電性の補強部材や、導電部材(例えば金属板)で形成したものなどが該当する。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、供給線を通じて基板に侵入しようとするノイズをノイズ阻止手段が阻止するので、基板の動作を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示す模式図である。
【図2】パチンコ機の外観を示す背面図である。
【図3】電源装置とメイン制御基板等との接続例を示す図である。
【図4】電源装置とメイン制御基板等との接続例を示す図である。
【符号の説明】
1 電源装置
1a 主電源部
1b 予備電源部
2 基板
2a ノイズ阻止手段
2b,2e 第1ノイズ阻止手段
2c 第2ノイズ阻止手段
2d 記憶部
2f 回路
3 主供給線
4 予備供給線
5 負荷装置
6 切換部
7 供給線
N ノイズ
10 パチンコ機(遊技機)
15 表示制御基板(基板)
16 ランプ制御基板(基板)
18 メイン制御基板(基板)
25 発射制御装置(基板)
26 接続基板(基板)
27 枠制御基板(基板)
28 払出装置(基板)
30 音制御基板(基板)
34 電源装置
36 配電盤(基板)
38 接続基板(基板)
52 安定化電源回路(主電源部)
54 切換器(切換部)
56 停電検出回路
60,80 チョークコイル(ノイズ阻止手段)
62,82 CPU回路(回路)
66 RAM(記憶部)
68 リセット回路
69 デジタルフィルタ
C6 コンデンサ(予備電源部)
G2,G8 グランド
G4 グランド(第1グランド)
G6 グランド(第2グランド)
L10,L12,L14,L16 コイル(ノイズ阻止手段)
L17,L18 EMIフィルタ(ノイズ阻止手段)
J2,J4,J6,J8 供給ケーブル(供給線)
J10,J12,J14 信号ケーブル

Claims (1)

  1. 遊技機の制御を行う制御基板と、主供給線を通じて前記制御基板に電力を供給可能な電源装置とを有する遊技機において、
    前記制御基板は、負荷装置が電気的に接続された第1グランドと、回路が電気的に接続された第2グランドとを備えるとともに、前記第1グランドと前記第2グランドとの間に、前記負荷装置の作動による電位変化の影響を阻止するためのコイルとを備え、
    前記第1グランドが前記電源装置のグランドと電気的に接続されたことを特徴とする遊技機。
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