JP2001310052A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001310052A
JP2001310052A JP2000132742A JP2000132742A JP2001310052A JP 2001310052 A JP2001310052 A JP 2001310052A JP 2000132742 A JP2000132742 A JP 2000132742A JP 2000132742 A JP2000132742 A JP 2000132742A JP 2001310052 A JP2001310052 A JP 2001310052A
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Japan
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ground
noise
circuit
board
substrate
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JP2000132742A
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English (en)
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Masamitsu Maeda
政光 前田
Naoyuki Okumura
尚之 奥村
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド板を通じて侵入しようとするノイズ
を阻止して当該基板上に形成した回路の動作を安定させ
る。 【解決手段】 パチンコ機等の遊技機に関し、第1グラ
ンドG1に電気的に接続した電源線3を通じて電力を供
給可能な第1基板1と、供給された電力を受けて動作可
能であって第2グランドG2に電気的に接続した回路2
aを有する第2基板2と、電源線3と電気的に接続して
少なくとも第2基板2をシールドするシールド部材4
と、第2グランドG2とシールド部材4との間に介在さ
せてノイズNの侵入を阻止するノイズ阻止手段2bとを
備えた。ノイズ阻止手段2bを介在させることによっ
て、シールド部材4から電源線3を通じて第2基板2に
侵入しようとするノイズNを阻止することができる。ま
た、ノイズNは電源線3を通じて第1グランドG1に逃
がすことができる。よって、第2基板2上に形成した回
路2aの動作を安定させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、シー
ルド部材を通じて侵入しようとするノイズを阻止する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技場に設置した遊技機(例えばパチン
コ機)は、各装置に電源線を通じて電力を供給する電源
基板や、遊技機全体の制御を総括するメイン制御基板、
図柄等の表示を制御する表示制御基板等のように複数の
基板を備える。ここで、一般の遊技場ではノイズが氾濫
しており、当該ノイズ(特に高周波ノイズ)が基板に侵
入すると当該基板が誤動作する可能性がある。すなわち
ノイズは基板上の配線間の浮遊容量や素子自体の浮遊容
量等を通じて伝搬してゆき、例えばメモリ内容を変化さ
せたりバス等の信号を変化させる等によって当該基板を
誤動作させる。このような誤動作を防止するために、従
来ではシールド板で基板を覆った。またシールド板に侵
入したノイズを逃がすために、当該シールド板とグラン
ド線とを電気的に接続した。ところで、複数の基板間で
信号の伝達を行うためには、当該複数の基板で基準電位
を与えるための基準線が必要になる。従来の遊技機では
各基板内のグランドを接続するグランド線を基準線とし
て用いていた。当該基準線はアースに電気的に接続可
能、すなわち接地可能になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シールド板を
グランド線に電気的に接続した従来の遊技機では、結果
として基板内のグランドに接続するかたちとなる。その
ため、シールド板からグランド線を通じて基板内のグラ
ンドにノイズが侵入してしまい、当該基板上に形成した
回路が誤動作する原因の一つとなっていた。また、グラ
ンド線の長さが長くなると線抵抗が増えるため、基板内
のグランドにノイズがさらに侵入しやすくなっていた。
その一方、基板内のグランドにノイズが侵入した場合で
も回路を保護して動作を安定させる必要がある。本発明
はこのような点に鑑みてなしたものであり、シールド板
からグランド線を通じて侵入しようとするノイズを阻止
して基板上の回路をノイズから保護し、当該回路の動作
を安定させ得る遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段1】課題を解決するための
手段1は、請求項1に記載した通りである。ここで、請
求項1に記載した用語については以下のように解釈す
る。当該解釈は他の請求項および発明の詳細な説明につ
いても同様である。 (1)「回路」は基板上に形成可能な任意の回路を意味
し、少なくとも一つの素子によって構成する。例えば、
CPU回路,リセット回路,発振回路,インタフェース
回路等が該当する。 (2)「第2基板」は電源基板,メイン制御基板,表示
制御基板,音制御基板,枠制御基板,中継基板等のよう
に遊技機内に設置可能な全ての基板が該当する。 (3)「ノイズ阻止手段」はノイズの侵入を阻止可能な
全ての素子や回路を意味し、例えばコイル,抵抗器等が
該当する。
【0005】当該手段1によれば図1に模式的に示すよ
うに、第1グランドG1に電気的に接続した電源線3を
通じて電力を供給可能な第1基板1と、供給された電力
を受けて動作可能であって第2グランドG2に電気的に
接続した回路2aを有する第2基板2と、電源線3と電
気的に接続して少なくとも第2基板2をシールドするシ
ールド部材4と、第2グランドG2とシールド部材4と
の間に介在させてノイズNの侵入を阻止するノイズ阻止
手段2bとを備えた。ノイズ阻止手段2bを介在させる
ことによって、シールド部材4から電源線3を通じて第
2基板2に侵入しようとするノイズNを阻止することが
できる。また、ノイズNは電源線3を通じて第1グラン
ドG1に逃がすことができる。よって、第2基板2上に
形成した回路2aの動作を安定させることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段2】課題を解決するための
手段2は、請求項2に記載した通りである。当該手段2
によれば図2に模式的に示すように、第1グランドG1
に電気的に接続した電源線3を通じて電力を供給可能な
第1基板1と、供給された電力を受けて動作可能であっ
て第2グランドG2に電気的に接続した回路2aを有す
る第2基板2と、電源線3と電気的に接続して少なくと
も第2基板2をシールドするシールド部材4と、第2グ
ランドG2と回路2aとの間に介在させてノイズNの侵
入を阻止するノイズ阻止手段2bとを備えた。ノイズ阻
止手段2bを介在させることによって、シールド部材4
から電源線3を通じて回路2aに侵入しようとするノイ
ズNを阻止することができる。また、行き場を失ったノ
イズNは電源線3を通じて第1グランドG1に逃がすこ
とができる。よって、当該回路2aの動作を安定させる
ことができる。
【0007】
【課題を解決するための手段3】課題を解決するための
手段3は、請求項3に記載した通りである。ここで、請
求項3に記載した用語の「インピーダンス」は抵抗器,
コイル,コンデンサ等の素子や、これらの素子を適切に
組み合わせて構成した回路を意味する。当該解釈は他の
請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
【0008】当該手段3によれば、ノイズ阻止手段2b
としてインピーダンスを用いた。当該インピーダンスの
大きさは、電源線3に内在するインピーダンスを含めた
第1基板1側のインピーダンスと第2基板2側のインピ
ーダンスとの差分以上に大きくする。シールド部材4を
通じて侵入しようとするノイズNは、電流となってイン
ピーダンスの低いほうの基板に流れようとする。インピ
ーダンスが低い第2基板2のままではノイズNの影響を
受け得るが、ノイズNを阻止可能な大きさのインピーダ
ンスを介在させることによって回路2aへの侵入を阻止
できる。したがって、回路2aの動作を安定させること
ができる。
【0009】
【課題を解決するための手段4】課題を解決するための
手段4は、請求項4に記載した通りである。当該手段4
によれば、アースに電気的に接続可能な電源アース線を
電源線3として適用した。シールド部材4から入ったノ
イズNを電源アース線を通じて逃がすことにより、回路
2aに侵入するのを防止できる。したがって、回路2a
の動作をより安定させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図面に基づいて説明する。 〔実施の形態1〕実施の形態1は遊技機の一つであるパ
チンコ機に本発明を適用したものであって、シールド部
材から基板に侵入しようとするノイズを阻止する例であ
る。本実施の形態1は図3,図4を参照しながら説明す
る。なお、パチンコ機の正面側(遊技者が遊技する側)
は本発明の要旨と直接は関係しないので図示および説明
を省略する。また、単に「接続」という場合には、電気
的な接続を意味する。さらに、単に「基板」という場合
には、パチンコ機に備えた少なくとも一つの基板であっ
て電源基板を除くものを意味する。そして、基準電位は
例えば0ボルトであるが、任意の電位であってもよい。
【0011】背面側におけるパチンコ機10の概略構成
について、図3を参照しながら説明する。ベース枠の背
面側に組み付けた支持枠体14は、遊技盤を取付可能に
構成する。当該遊技盤を支持枠体14に取り付けた状態
で当該遊技盤の背面側から裏セット部材19を装着し、
裏セット部材19を複数個の締付具12で締め付けて遊
技盤を固定する。当該裏セット部材19はベース枠に対
して開閉可能に構成し、裏カバー17,球タンク42,
誘導樋40,発射制御装置25等を備える。よって、遊
技盤は裏セット部材19を開閉することで着脱や交換等
ができる。
【0012】裏カバー17は、羽根,回転体,キャラク
タ等の可動体を備えた役物装置(センター役物)や、液
晶表示器等に図柄等の表示を制御する表示制御基板15
等を背面側からカバーする。さらに裏カバー17の背面
側には、パチンコ機10のほぼ全体を制御するメイン制
御基板18や、装飾用ランプ等の点灯・点滅を制御する
ランプ制御基板16、スピーカから出す音を制御する音
制御基板30等を備える。配送されてきたパチンコ球は
球タンク42に一時的に貯留した後、誘導樋40を経て
払出装置28に送り出す。当該払出装置28は上記メイ
ン制御基板18から伝達された払出指令を受けて、所要
個数のパチンコ球を正面側に備えた上皿や下皿に払い出
す。発射制御装置25が発射モータ22の作動を制御し
て発射部材20を往復運動させることにより、上皿から
供給されたパチンコ球を遊技盤の遊技領域内に打ち出
す。発射部材20によってパチンコ球を発射する強度
は、強度調整機構24によって調整可能である。発射モ
ータ22,発射部材20,強度調整機構24はベース枠
に備える。発射モータ22には例えばサーボモータを用
いるが、パルスモータ等のような他種のモータを用いて
もよい。払出装置28の正面側(図3では図面裏側)に
は、メイン制御基板18から伝達された信号を受けて払
出装置28等の作動を制御する枠制御基板27を備え
る。その他、電源コード32から供給された電力を各装
置に分配するべく配電盤36内に備えた電源基板34
と、ランプ制御基板16と音制御基板30との間に備え
た接続基板38と、払出装置28の下方に備えた接続基
板26とを有する。
【0013】上述のように構成したパチンコ機10に備
えた基板や装置等のうち、例えば電源基板34とメイン
制御基板18は、図4に模式的に示すように接続する。
すなわち、電源基板34からメイン制御基板18に電力
を供給するための供給線70(プラス側の電源線)と、
当該電源基板34とメイン制御基板18とに基準電位を
与えるためのグランド線72(マイナス側の電源線)と
をコネクタ58,80を用いて接続する。この接続によ
って双方の基板は基準電位を確保できるので、当該基準
電位から相対的な電位(例えば5ボルト)で電力を電源
基板34から供給線70およびグランド線72を介して
メイン制御基板18に供給できる。なお、供給線70は
グランド線72でシールドする構造になっている。以
下、電源基板34とメイン制御基板18の構成について
説明する。
【0014】安定化電源回路56を備えた電源基板34
は、交流電源から二線式(または三線式)の電源コード
50(具体的には図3の電源コード32に相当する)を
通じて供給される交流(例えば24ボルト)をコネクタ
54から入力する。入力した交流は安定化電源回路56
によって直流(例えば5ボルトや12ボルト等)に変換
し、コネクタ58から供給線70およびグランド線72
を通じてメイン制御基板18に出力する。コネクタ54
から入力した一方の電源コード50は、接続線60を用
いてコネクタ62に接続する。当該コネクタ62はアー
スG10に接続可能になっており、パチンコ機10を設
置する際や修理時等において接続する。さらにグランド
線72はグランドG12に接続するとともに、必要に応
じて一方の電源コード50とグランドG12との間を接
続線60で接続する。なお、アースG10に接続可能な
電源アース線52を備えた電源コード50を用いた場合
には、ノイズNを適切に逃がし得る点で当該電源アース
線52とグランドG12との間を接続線60で接続する
のが望ましい。
【0015】シールド板76でシールドするメイン制御
基板18には、CPUを中心に構成してグランドG22
に接続したCPU回路82や、CPUをリセットするた
めのリセット信号を生成しグランドG24に接続したリ
セット回路84、CPU等を作動させるための基本クロ
ックを生成しグランドG26に接続した発振回路86、
グランド線72とグランドG20との間に介在させてノ
イズNの侵入を阻止可能なコイルL2等を備える。供給
線70は適切に分岐してCPU回路82,リセット回路
84,発振回路86に所要の直流電圧を供給する。グラ
ンドG20は、グランドG22,G24,G26の少な
くとも一つと接続する。シールド板76は導電性のもの
を用いるが、静電気に対しては非導電性のものであって
もよい。また、シールド板76は接続線74によってグ
ランド線72に接続するが、その接続点はノイズNが入
るのを防止したり、メイン制御基板18上に形成した各
回路への影響を防止する点でコネクタ80の内側近傍
(図示するようにコネクタ80とコイルL2との間)と
するのが望ましい。
【0016】上述した接続形態によれば、グランドG2
0(第2グランドG2)とシールド板76(シールド部
材4)との間にコイルL2(ノイズ阻止手段2b)を介
在させた。当該コイルL2は通過する信号の周波数が高
くなるにつれてインピーダンスが高くなる性質があるた
め、ローパスフィルタとして作用する。よって、シール
ド板76からグランド線72(電源線3)を通じてメイ
ン制御基板18(第2基板2)に侵入しようとするノイ
ズN〔特に高周波成分〕を阻止することができる。ま
た、コイルL2に含まれる抵抗成分によってノイズN
(電流)の大きさを低減させ得る。さらに、ノイズNは
グランド線72を通じて電源基板34(第1基板1)の
グランドG12(第1グランドG1)に逃がすことがで
きるので、各回路や他の基板等に悪影響を及ぼさない。
よって、メイン制御基板18上に形成したCPU回路8
2,リセット回路84,発振回路86等(回路2a)で
あってグランドG20に接続したものの動作を安定させ
ることができる。
【0017】また、シールド板76からグランド線72
を経てメイン制御基板18に侵入しようとするノイズN
はコイルL2によって阻止されるため、電源基板34に
逃げてくる。ところが電源基板34では接続線60を通
じてアースG10にグランド線72を接続可能にし、あ
るいはアースG10に接続可能な電源アース線52とグ
ランド線72とを接続線60を通じて接続した。これら
の接続形態によって、逃げてきたノイズNをアースG1
0に逃がすことができる。したがって、メイン制御基板
18と電源基板34との双方について基板上に形成した
各回路の動作を安定させることができる。一般にはシー
ルド板76を単独でパチンコ機10外のアースに接続す
るのが望ましい。しかしシールド板76をアースに接続
していない場合であっても、コネクタ62をアースG1
0に接続するか、あるいは電源アース線52を備えた電
源コードを接続すると、アースG10にノイズNを逃が
すことができる。
【0018】〔実施の形態2〕実施の形態2は実施の形
態1と同様にパチンコ機10に本発明を適用したもので
あって、二つの基板間を接続した電源線から第2基板に
侵入しようとするノイズを低減させる例である。本実施
の形態2は図5を参照しながら説明する。なお、パチン
コ機10の構成等は実施の形態1と同様であるので、図
示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施
の形態1と異なる点について説明する。よって図5にお
いて実施の形態1に示す要素と同一の要素には同一の符
号を付して説明を省略する。
【0019】図5に示す接続形態が図4に示す接続形態
と異なるのは、メイン制御基板18側においてグランド
線72とグランドG20との間にインピーダンスZ4を
介在させて接続している点である。当該インピーダンス
Z4の大きさは、シールド板76を接続線74によって
グランド線72に接続した接続点Pから見た電源基板3
4側のインピーダンスZ2と、接続点Pから見たメイン
制御基板18側のインピーダンスZ6との差分とほぼ等
しいか大きくする。すなわち、Z4≧Z2−Z6が成り
立つようにインピーダンスZ4の大きさを調整する。
【0020】上述した接続形態によれば、シールド板7
6からグランド線72を通じて侵入しようとするノイズ
Nは、電流となってインピーダンスの低いほうの基板に
流れ込もうとする。ここで、Z4≒Z2−Z6が成り立
つときは、シールド板76からグランド線72を通じて
両基板に侵入しようとするノイズN(電流)の大きさが
ほぼ半減する。各基板上に形成した回路が従来では誤動
作し得たノイズNの大きさであってもほぼ半減すると誤
作動しなくなる場合があるので、当該回路の動作を従来
よりも安定させることができる。一方、Z4>Z2−Z
6が成り立つときは、ノイズNはインピーダンスの低い
電源基板34のグランドG12に逃げようとする。こう
してグランド線72とグランドG12との間に介在させ
て接続したインピーダンスZ4によって、メイン制御基
板18上に形成したCPU回路82,リセット回路8
4,発振回路86等(回路2a)であってグランドG2
0に接続したものの動作を安定させることができる。
【0021】〔実施の形態3〕実施の形態3は実施の形
態1と同様にパチンコ機10に本発明を適用したもので
あって、基板上に形成した回路に侵入しようとするノイ
ズを阻止する例である。本実施の形態3は図6,図7を
参照しながら説明する。なお、パチンコ機10の構成等
は実施の形態1と同様であるので、図示および説明を簡
単にするために実施の形態3では実施の形態1と異なる
点について説明する。よって図6,図7において実施の
形態1に示す要素と同一の要素には同一の符号を付して
説明を省略する。
【0022】図6に示す接続形態が図4に示す接続形態
と異なるのは、メイン制御基板18内の接続である。す
なわち、まずCPU回路82とグランドG22との間に
コイルL4を介在させて接続し、リセット回路84とグ
ランドG24との間にコイルL6を介在させて接続し、
発振回路86とグランドG26との間にコイルL8を介
在させて接続する。また、グランド線72をグランドG
20に接続する。
【0023】上述した接続形態によれば、メイン制御基
板18(第2基板2)ではグランドG20(第2グラン
ドG2)と各回路(回路2a)との間にそれぞれコイル
を介在させて接続した。当該接続によって、グランド線
72を通じてメイン制御基板18のグランドG20に侵
入したノイズNであっても、コイルL4,L6,L8
(ノイズ阻止手段2b)によって各回路への侵入を阻止
できる。また、行き場を失ったノイズNはグランド線7
2を通じてグランドG12(第1グランドG1)に逃が
すことができる。よって、グランドG20と接続したC
PU回路82,リセット回路84,発振回路86(回路
2a)の動作を安定させることができる。
【0024】なお、ノイズ阻止手段2bとして用いるコ
イルの個数を減らすには、図7に示すような接続形態が
望ましい。図7に示す例では、CPU回路82,リセッ
ト回路84,発振回路86について共通するグランドG
28を用いる。そして、各回路で共通に接続する共通接
続線88とグランドG28との間にコイルL10を介在
させて接続する。グランドG28をグランドG20に接
続した場合であっても、グランドG20に侵入したノイ
ズNをコイルL10によって各回路への侵入を阻止する
ことができる。よって、グランドG20と接続したCP
U回路82,リセット回路84,発振回路86の動作を
安定させることができる。
【0025】また上記接続形態では、シールド板76と
グランド線72とを接続線74によって接続したが{図
6を参照}、シールド板76とグランドG20とを接続
する場合(例えばシールド板76とメイン制御基板18
上の配線パターンとしてのグランドG20とをネジ等の
導電性部材で電気的に接続する場合)でも同様である。
この場合には、ノイズNの通り道となるグランドG20
から各回路を遠ざけて配置する(言い換えればグランド
G20の近傍に素子を配置しない)のが望ましい。この
接続形態であっても、グランドG20に侵入したノイズ
NをコイルL10によって各回路への侵入を阻止するこ
とができる。よって、グランドG20と接続したCPU
回路82,リセット回路84,発振回路86の動作を安
定させることができる。このことは、図7に示す接続形
態におけるシールド板76とグランドG28とを接続す
る場合でも同様である。
【0026】〔他の実施の形態〕上述したパチンコ機1
0(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大き
さ,材質,配置および動作条件等については、上記実施
の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形
態を応用した次の各形態を実施することもできる。 (1)上記各実施の形態では、パチンコ機10に本発明
を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の
遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀
球遊技機,テレビゲーム機等)であって第1基板,第2
基板および電源線を備えたものにも同様に本発明を適用
することができる。当該他の遊技機であっても、シール
ド部材を通じて第2基板上に形成した回路に侵入しよう
とするノイズを阻止することができるので、当該回路の
動作を安定させることができる。
【0027】(2)上記各実施の形態では、ノイズ阻止
手段2bとしてコイルL2を適用した{図4等を参
照}。この形態に代えて、抵抗器等のようにノイズNの
侵入を阻止可能な他の素子や回路(望ましくは低周波ノ
イズも阻止可能なもの)を適用してもよい。また、グラ
ンド線72は供給線70をシールドする構造でない場合
(例えばフラットケーブル等)でも同様に適用すること
ができる。この場合でも、メイン制御基板18の動作を
安定させることができる。
【0028】(3)上記各実施の形態では、第2基板2
としてメイン制御基板18を適用した{図4等を参
照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、第1基板
1に相当する電源基板34が電力を供給する他の基板等
についても同様に適用することができる。例えば、表示
制御基板15,ランプ制御基板16,発射制御装置2
5,枠制御基板27,払出装置28,音制御基板30、
接続基板26,38や中継基板、パチンコ機10に備え
た他の装置などが該当する。この場合であっても、上記
各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0029】(4)上記各実施の形態では、シールド部
材4としてシールド板76を適用した{図4等を参
照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、メイン制
御基板18等の基板や装置等をノイズNからシールド可
能な任意の部材(導電性,非導電性を問わない)を適用
することもできる。当該部材としては、例えば網やネジ
等が該当する。また、シールド部材4でシールドする対
象はメイン制御基板18のみに限らず、電源基板34等
(一つまたは二つ以上の基板や装置)を含めてもよい。
この場合でも、上記各実施の形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、シールド部材を通じて
第2基板上に形成した回路に侵入しようとするノイズを
阻止することができるので、当該回路の動作を安定させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1概念を示す模式図である。
【図2】本発明の第2概念を示す模式図である。
【図3】パチンコ機の外観を示す背面図である。
【図4】ノイズの侵入を阻止可能な第1の接続例を示す
図である。
【図5】ノイズの侵入を阻止可能な第2の接続例を示す
図である。
【図6】ノイズの侵入を阻止可能な第3の接続例を示す
図である。
【図7】ノイズの侵入を阻止可能な第4の接続例を示す
図である。
【符号の説明】
1 第1基板 2 第2基板 2a 回路 2b ノイズ阻止手段 3 電源線 4 シールド部材 G1 第1グランド G2 第2グランド N ノイズ 10 パチンコ機(遊技機) 15 表示制御基板(第2基板) 16 ランプ制御基板(第2基板) 18 メイン制御基板(第2基板) 25 発射制御装置(第2基板) 26 接続基板(第2基板) 27 枠制御基板(第2基板) 28 払出装置(第2基板) 30 音制御基板(第2基板) 34 電源基板(第1基板) 38 接続基板(第2基板) 70 供給線(電源線) 72 グランド線(電源線) 74 接続線 76 シールド板(シールド部材) 82 CPU回路 84 リセット回路 86 発振回路 88 共通接続線 G10 アース G12 グランド(第1グランド) G20,G22,G24,G26,G28 グランド
(第2グランド) L2,L4,L6,L8,L10 コイル(ノイズ阻止
手段) Z4 インピーダンス(ノイズ阻止手段)
フロントページの続き (72)発明者 奥村 尚之 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 Fターム(参考) 2C088 BC64 EA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1グランドに電気的に接続した電源線
    を通じて電力を供給可能な第1基板と、供給された前記
    電力を受けて動作可能であって第2グランドに電気的に
    接続した回路を有する第2基板と、前記電源線と電気的
    に接続して少なくとも前記第2基板をシールドするシー
    ルド部材とを備えた遊技機において、 前記第2グランドと前記シールド部材との間に、ノイズ
    の侵入を阻止するノイズ阻止手段を介在させた遊技機。
  2. 【請求項2】 第1グランドに電気的に接続した電源線
    を通じて電力を供給可能な第1基板と、供給された前記
    電力を受けて動作可能であって第2グランドに電気的に
    接続した回路を有する第2基板と、前記電源線と電気的
    に接続して少なくとも前記第2基板をシールドするシー
    ルド部材とを備えた遊技機において、 前記第2グランドと前記回路との間に、ノイズの侵入を
    阻止するノイズ阻止手段を介在させた遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載した遊技機にお
    いて、 電源線に内在するインピーダンスを含めた第1基板側の
    インピーダンスと第2基板側のインピーダンスとの差分
    以上に大きなインピーダンスをノイズ阻止手段として介
    在させた遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載し
    た遊技機において、 電源線はアースに電気的に接続可能な電源アース線であ
    る遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008119355A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Samii Kk 遊技機の配線構造
JP2009135664A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Kyocera Corp 携帯端末
JP5903683B1 (ja) * 2014-12-12 2016-04-13 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2017063862A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社ニューギン 遊技機

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