JP2002239177A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002239177A
JP2002239177A JP2001046377A JP2001046377A JP2002239177A JP 2002239177 A JP2002239177 A JP 2002239177A JP 2001046377 A JP2001046377 A JP 2001046377A JP 2001046377 A JP2001046377 A JP 2001046377A JP 2002239177 A JP2002239177 A JP 2002239177A
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circuit board
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ground line
cases
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JP2001046377A
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Yasuo Kobayashi
康男 小林
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】静電対策を施したパチンコ機を提供する。 【解決手段】パチンコ機の制御を行う制御回路基板2に
は、回路部品11a、11b等の接地線として用いられ
る第1の接地線4と、該接地線4と電気的に分離した、
複数の孔7a、7b、7c、7dとが形成された第2の
接地線3とを設け、前記第2の接地線3は、制御回路基
板2の両面に設けられ、制御回路基板2と、該制御基板
2を収納する回路基板ケース1aと1bとを止着した時
に導通されるようになっている。又、前記第2の接地線
3は、パチンコ機内部に蓄積される電荷が放電した時
に、第2の接地線3に放電させて、制御回路基板2に設
けた第1の接地線4を保護し、制御回路の誤動作、素子
の破壊を防止するために、第1の接地線を囲むように一
周させて配置され、係る第1の接地線4と第2の接地線
3とは、制御回路基板2の外で接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機、特にパチ
ンコ機に設けられている制御回路の静電対策を施した遊
技機に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のパチンコ機の内部構造を
示す全体背面図である。図6に示すように、従来のパチ
ンコ機には、打込玉のセーフ孔などへの入賞に伴って賞
品玉を払出す賞品玉払出機構を具備した機構板65が遊
技機の裏面に設けられている。また、賞品玉払出機構6
4には、賞品玉貯留部材62内に貯留されている賞品玉
が、整列径路61を通って整列された状態で供給され
る。
【0003】前記機構板65は、一般にプラスチックな
どの合成樹脂材料を射出成形して作られ、前記賞品玉払
出機構64から賞品玉を払出す場合は、対応の賞品玉が
一度に狭い通路を介して放出されるので、玉と機構板6
5との間で摩擦によって静電気が発生しやすい。
【0004】この静電気は、合成樹脂材料で形成された
前記機構板65に帯電して蓄積され、時には、数KV程
度まで高められる場合がある。そして、前記機構板65
の帯電とともにパチンコ機を制御する制御用回路基板を
収納する制御回路基板ケース66にも帯電し、図示して
いない制御回路基板と前記制御回路基板ケース66との
間で放電が生じ、前記制御回路基板のデータ伝送線内に
ノイズが入り込み、制御回路が誤動作したり故障したり
するおそれがあるという欠点があった。
【0005】前記問題点を解決する手段として、例え
ば、特許第2759643号に開示されている遊技機が
あり、遊技機の裏面側に設けられた、主として合成樹脂
材料で形成された機構板と、制御プログラムに従って動
作して所定の制御を実行する制御回路を含む制御用の回
路基板と、該回路基板を包囲した導電性の制御回路基板
ケースとを含む遊技機に関するものである。
【0006】前記従来例では、回路基板には、その表面
と裏面に接地線が形成されるとともに複数の孔が形成さ
れている。さらに前記回路基板の表面と裏面に形成され
た接地線を導通させる複数の導通部が形成され、前記複
数の孔のうち、前記回路基板の一側端寄りに形成された
孔に前記接地線を延在させてある。そして、前記制御回
路を前記一側端とは反対側の他側端側に偏らせて設けて
ある。
【0007】前記導電性の制御回路基板ケースには、前
記複数の孔に対応して複数の導電性の取付部を一体に設
け、該複数の取付部に前記回路基板を前記孔を介して止
着する。前記接地線を延在させた孔と前記制御回路基板
ケースの取付部を接続させて、前記回路基板の接地線と
前記制御回路基板ケースとを導通させている。
【0008】前記導電性の制御回路基板ケースにより前
記回路基板が包囲された際、前記接地線を延在させた孔
と前記導電性の制御回路基板ケースの取付部とが接続さ
れることにより、前記回路基板の接地線と前記導電性の
制御回路基板ケースとが電気的に導通状態となる。
【0009】さらに、前記複数の孔のうち、前記回路基
板の一側端寄りに形成された孔に前記接地線が延在さ
れ、前記制御回路が前記一側端側とは反対側の他側端側
に偏って設けられているために、前記接地線が延在する
孔から前記制御回路に至るまでの距離が長くなる。これ
により、前記導電性の制御回路基板ケース外部で放電が
生じ、放電電圧が前記制御回路基板ケースから前記孔を
介して接地線に印加された場合に、前記孔と前記制御回
路との間で大きな電圧降下が生じることになる。
【0010】また、前記回路基板の表面と裏面に形成さ
れた接地線を導通させる複数の導通部が形成されている
ために、放電に伴う電流が前記複数の導通部を介して回
路基板両面の接地線を巡回することになり、前記放電電
圧の電圧降下が促進される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の方法で
は、下記のような問題点があった。即ち、回路基板の接
地線と前記制御回路基板ケースとが電気的に導通状態と
なるために、前記導電性の制御回路基板ケース外部で放
電が生じた場合に、回路基板の接地線と前記導電性の制
御回路基板ケースとは同電位になる。従って、導電性の
制御回路基板ケースから回路基板への放電は防止できる
が、接地線に設けた複数の導通部により放電電流に対す
るインピーダンスが増加し、導電性の制御回路基板ケー
スに帯電した電荷の放電特性を悪化させている。
【0012】又、回路基板両面の接地線を、制御回路の
主要部としてのMPU,RAMの接地線と共用してい
る。このために接地線の電圧レベルが変動して回路を誤
動作させ、又は、素子を破壊する。
【0013】更に、制御回路を含む制御用の回路基板を
導電性の制御回路基板ケースにより包囲することによ
り、基板ケースが大きくなり、取付のスペースも余分に
必要となる。
【0014】更に又、導電性の制御回路基板ケースに帯
電した電荷を放電して回路基板と導電性の制御回路基板
ケースとを同電位にするために導電性の樹脂を用いてい
る。前記のように制御用の回路基板を包囲する大型のケ
ースでは、導電性の樹脂は強度が低く、加工性が悪い上
に、高価でもあるので不適当である。
【0015】一方、遊技場に設置された遊技機が故障し
て正常に動作しなくなるばあいがある。係る場合には、
遊技機を制御する制御基板が故障している可能性があ
る。しかし、前記したように前記制御基板は金属などか
らなる不透明な材質からなる収容体に覆われている。こ
のために、外部から前記制御基板を肉眼で視認できず、
肉眼で認識できるような故障が発生しても簡単にその故
障を発見できなかった。
【0016】更に又、前記制御基板を不正に改造して遊
技機を不正に動作させる場合がある。係る場合において
も不正に改造した痕跡が肉眼で認識できるような場合で
あっても不正改造を容易に発見できなかった。
【0017】本発明は、係る問題を解決して、パチンコ
機内部で発生する静電気による制御回路の誤動作、素子
の破壊を防止する静電対策を施すとともに、肉眼で故障
を容易に発見できるようにしたパチンコ機を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1記載の遊技機は、遊技機の制御を
行う制御回路基板と、該制御基板を収納した状態で外部
から視認可能で、かつ、合成樹脂で構成された基板ケー
スとを有する遊技機において、前記制御回路基板は、該
制御回路基板の制御回路に設けられた第1の接地線と、
該第1の接地線と分離されていて、該第1の接地線を囲
むように一周させた第2の接地線とを前記制御回路基板
に設け、前記第1の接地線と第2の接地線とを各々異な
る接地線により接地したことを特徴とする。
【0019】請求項2記載の遊技機では、前記基板ケー
スは、前記制御回路基板を両面から挟持する1組の制御
回路基板ケースであって、制御回路基板の第2の接地線
に形成した孔に対応した位置に孔を有し、前記1組の制
御回路基板ケースによって前記制御回路基板を両面から
挟持し、前記1組の制御回路基板ケース及び制御回路基
板に設けた孔に前記1組の制御回路基板ケースと前記制
御回路基板とを保持するための保持部材を介して前記制
御回路基板を止着して一体構造とした制御手段としたと
きに、前記制御回路基板に設けた第2の接地線と前記1
組の制御回路基板ケースとが各々電気的に接続されるよ
うに配置したことを特徴とする。
【0020】請求項3記載の遊技機では、前記第2の接
地線は、接地された導電性部材に接続されたことを特徴
とする。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態を説
明する図であり、パチンコ機の制御を行う制御回路基板
2と、該制御回路基板2を収納する制御回路基板ケース
1aと1bとの分解図である。図1において、制御回路
基板2には、制御回路基板の制御回路に設けられた第1
の接地線4と、該接地線4と電気的に分離した複数の孔
7a、7b、7c、7dが形成された、第2の接地線3
とが設けられている。
【0022】前記第2の接地線3は、制御回路基板2の
表面と裏面(図示せず)に設けられ、該両面は、前記複
数の孔7a、7b、7c、7dをスルーホールメッキし
たり、又は、金属製のボルトなどの導電性の保持部材に
よって、制御回路基板2と該制御回路基板2を収納する
制御回路基板ケース1aと1bとを止着した時に導通さ
れるようになっている。
【0023】又、前記制御回路基板2に設けた第2の接
地線3は、パチンコ機内部に蓄積される電荷が放電した
時に第2の接地線3に放電させて、制御回路基板2に設
けた第1の接地線4を保護し、制御回路の誤動作、素子
の破壊を防止するために、第1の接地線4の外側に後述
するように一周して設けられている。第1の接地線4
は、回路部品11a、11b等の接地線として用いられ
る。係る第1の接地線4と第2の接地線3とは、制御回
路基板2内では接続されておらず、後述するように、制
御回路基板2の外で接続される。
【0024】更に、制御回路基板2には、前記第1の接
地線4と、第2の接地線3との間に、雑音を吸収するた
めのバイパスコンデンサ12a、12b、12c、12
dを、雑音、放電電圧の特性に応じて、必要個所に、必
要な数だけ設けてもよく、係るバイパスコンデンサは、
高電圧を吸収するためのバリスタなどを並列に接続した
構成であっても良い。
【0025】制御回路基板2を収納する制御回路基板ケ
ース1aは、内部の制御回路基板などが視認できる、透
明または半透明の合成樹脂などで形成されていて、前記
制御回路基板2に設けられた複数の孔7a、7b、7
c、7dに対応した位置に、複数の孔6a、6b、6
c、6dとを各々有している。又、前記制御回路基板2
の図示していない信号線、電源、第1の接地線4などを
制御回路基板ケースから外部に引き出すためのコネクタ
5が設けられている。前記コネクタから引き出される図
示していない信号線、電源、第1の接地線4などは、図
示していないシールドケーブルで覆い、該シールドケー
ブルを第2の接地線3に接続するようにしてもよい。
【0026】更に、制御回路基板ケース1aを制御回路
基板2の表面に重ねたときに、制御回路基板ケース1a
が前記制御回路基板2と接する位置は、制御回路基板2
の表面に設けた第2の接地線3と一致するようになって
いる。
【0027】制御回路基板2を収納する制御回路基板ケ
ース1bは、前記制御回路基板2に設けられた複数の孔
7a、7b、7c、7dに対応した位置に、複数の孔8
a、8b、8c、8dとを各々有している。
【0028】前記、制御回路基板2を収納する制御回路
基板ケース1a、1bは、透明または半透明の合成樹脂
以外に、導電性の樹脂などの材料を用いても、あるいは
金属材料であってもよく、パチンコ機で発生する帯電し
た電荷による電圧の大きさ、回路条件、実装条件などに
よって価格、性能費、保守性などを考慮して最適な材料
を選択する。
【0029】制御回路基板2を収納する制御回路基板ケ
ース1a、1bによって制御回路基板2を両面から挟
み、前記1組の制御回路基板ケース1a、1b及び、制
御回路基板2に設けた複数の孔6a、6b、6c、6
d、7a、7b、7c、7d、8a、8b、8c、8d
とを、ボルト、ナットなどの保持部材9a、9b、9
c、9d、10a、10b、10c、10dで止着し、
一体構造とした制御手段に組み立てる。
【0030】前記1組の制御回路基板ケース1a、1b
と前記制御回路基板2とを止着した時に、前記制御回路
基板2の表面と裏面に設けた第2の接地線と、前記1組
の制御回路基板ケース1a、1bとが各々電気的に接続
される。
【0031】図2は、図1を一体構造とした制御手段に
組み立てた時の、1組の制御回路基板ケース1a、1b
及び、制御回路基板2に設けた複数の孔6a、6b、6
c、6d、7a、7b、7c、7d、8a、8b、8
c、8d近傍の拡大図である。図2において、制御回路
基板ケース1a、1bによって制御回路基板2は挟持さ
れ、制御回路基板2の両面に設けた第2の接地線3a、
3bと、制御回路基板ケース1a、1bとは、ボルト
9、ナット10とによって一体構造となり、電気的に導
通している。
【0032】図3は、パチンコ機の外枠32と、ヒンジ
33により回転可動に取り付けられた前枠31と、前枠
31に設けた補強部材30との構造を説明する図であ
る。前記補強部材30は、金属プレートで構成され、後
述するように図示していないホール設備の接地線に接続
されている。
【0033】図5は、パチンコ機の電気系統を説明する
模式図である。図5において、パチンコ機の電源ユニッ
ト50は、交流電源プラグ58から電源ライン57を介
して交流電圧が印加されている。電源ユニット50に
は、電源ユニット50の筐体を接地するための接地線5
9が、図示していないホール設備の接地線56と、前枠
31に設けた導電性の補強部材である金属プレート52
に接続されている。
【0034】電源ユニット50からは、直流電源ライン
53a、53b、53c、53dを介して、直流電源の
一方の出力(+)が制御回路基板2に設けられている各
種の制御回路51a、51b、51c、51dに各々供
給されている。更に、電源ユニット50からは、接地線
54a、54b、54c、54dを介して直流電源の他
方の出力(G)が制御回路基板2の制御回路51a、5
1b、51c、51dに設けられた第1の接地線に各々
接続されている。
【0035】前記電源ユニット50の、筐体を接地する
ための接地線59と、他方の出力(G)を供給する接地
線55との間には、雑音を吸収するためのバイパスコン
デンサ50a、50bが、雑音、放電電圧の特性に応じ
て、必要個所に、必要な数だけ設けられている。係るバ
イパスコンデンサは、高電圧を吸収するためのバリスタ
50cなどを並列に接続した構成であっても良い。
【0036】制御回路基板2の制御回路51a、51
b、51c、51dには、前記第1の接地線と前記第2
の接地線との間に、雑音を吸収するためのバイパスコン
デンサ20a、20b、20c、20dを、雑音、放電
電圧の特性に応じて、必要個所に、必要な数だけ設けて
もよく、係るバイパスコンデンサは、高電圧を吸収する
ためのバリスタ21a、21b、21c、21dなどを
並列に接続した構成であってもよい。
【0037】制御回路基板ケース1a、1bを制御回路
基板2の両面から挟み、一体構造とした制御手段の前記
第2の接地線は、前記制御回路基板2の制御回路51
a、51b、51c、51dに設けられた第1の接地線
とを各々異なる接地線により、接地線22a、22b、
22c、22dを介して図示していない前枠に設けた補
強部材である金属プレート52に、放電電流を吸収する
だけの低インピーダンスの線材で接続されている。
【0038】前記金属プレート52に接続する線材は、
両端にボルトによる取りつけ端子を有し、一体構造とし
た制御手段の複数の孔6a、6b、6c、6dの何れか
又はすべてと、金属プレート52の所定個所とをボル
ト、ナットなどによって接続する。
【0039】係る構造のパチンコ機において、パチンコ
機内部で帯電して蓄積された電荷が、前記制御回路基板
2または、前記制御回路基板ケース1a、1bに放電し
た時の動作について以下に説明する。まず、前記制御回
路基板ケース1a、1bがプラスチックなどのような導
電性を有しない場合について説明した後に、制御回路基
板ケース1a、1bが導電性樹脂または、金属などの場
合について説明する。
【0040】パチンコ機内に蓄積される電荷による電圧
が比較的低い場合には、制御回路基板ケース1a、1b
がプラスチックなどのような導電性を有しない材料であ
ってもよい。係る材料では、パチンコ機内部で帯電して
蓄積された電荷が一定の電圧以上に達すると、最も放電
破壊電圧の低い個所に対して放電する。係る場所が制御
回路基板ケース1a、1bである場合、放電に伴う電流
は制御回路基板ケース1a、1bを充電する。そして、
導電性を有しない材料のために回路インピーダンスが高
いので、充電された電荷は、制御回路基板ケース1a、
1bと導通された第2の接地線を介してゆっくりと金属
プレート52に流れ、ホール設備の接地線56にバイパ
スされる。
【0041】充電された制御回路基板ケース1a、1b
と導通された第2の接地線は、制御回路基板2の制御回
路51a、51b、51c、51dの前記第1の接地線
と分離しており、また、第2の接地線によって、制御回
路基板ケース1a、1bは同電位になると共に、充電さ
れた制御回路基板ケース1a、1bの中に静電シールド
された状態になり、制御回路基板2の誤動作、素子の破
壊を防止する。
【0042】制御回路基板ケース1a、1bに充電され
た電荷による電圧が上昇すると、第2の接地線を介して
電荷は徐々に放電し、制御回路基板ケース1a、1bの
電圧上昇は制限され、制御回路基板2との間での放電防
止は防止される。
【0043】パチンコ機内に蓄積される電荷による電圧
が高い場合には、制御回路基板ケース1a、1bは、例
えば、金属、導電性樹脂など導電性を有する材料が好ま
しい。しかし、金属ケースの場合には、ケースのコスト
が高いこと、及び、制御回路基板2が見えないことから
保守性が劣るなどの問題点もある。又、導電性樹脂は、
強度が低く、加工性に劣るなどの問題点もある。
【0044】しかし、パチンコ機の誤動作と、素子の破
壊から守るために係る材料を用いることも必要となる場
合がある。パチンコ機内部で帯電して蓄積された電荷が
一定の電圧以上に達すると、最も放電破壊電圧の低い個
所に対して放電する。係る場所が導電性を有する材料で
作られた制御回路基板ケース1a、1bである場合、放
電に伴う電流は、制御回路基板ケース1a、1bから第
2の接地線を介して速やかに金属プレート52に流れ、
ホール設備の接地線56に流出される。制御回路基板ケ
ース1a、1bの第2の接地線は、制御回路基板2の制
御回路51a、51b、51c、51dの前記第1の接
地線と分離しており、第2の接地線を介して流れた電流
によって制御回路基板2の制御回路の誤動作、素子の破
壊は防止される。
【0045】ホール設備が小規模であったり、第2の接
地線とホール設備との接地線56とのインピーダンスが
小さい場合には、前記した第2の接地線を金属プレート
52に接続することなく、直接ホール設備の接地線56
に接続してもよい。
【0046】図4は、第2の接地線が第1の接地線の周
囲を一周する場合の実施の形態を示す図であって、図4
(a)は第2の接地線の一部をコネクタなどの回路部品
で接続し実施例、図4(b)は第2の接地線の一部を制
御回路基板の両面で接続した実施例である。図4におい
て、前記第2の接地線は制御回路基板の最外周に設けら
れていて、図示していない制御回路基板ケースを制御回
路基板2の表面に重ねたときに、制御回路基板ケース1
aが前記制御回路基板2と接する位置は、制御制御回路
基板2の表面に設けた第2の接地線3と一致するように
なっている。
【0047】図4(a)において、図示していないが、
コネクタ40の下部にある第2の接地線の一部が切断さ
れている。そして、コネクタ40の一部が導電性部材か
らなり、導電性部材からなるコネクタ40の一部がネジ
40aと40bとにより制御回路基板2にとりつけられ
ている。前記切断されている第2の接地線の一部はコネ
クタ40が取付端子をネジ40aと40bとで制御回路
基板2にとりつけられることによって接続され、第1の
接地線の周囲を一周するようになっている。
【0048】図4(b)において、第2の接地線は表面
の接地線3gと、裏面の接地線3fとで形成され、前記
接地線3gと接地線3fとによって第1の接地線の周囲
を一周するようになっている。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の遊技機によれば、放電効
果の高い、制御回路基板ケース及び制御回路基板を簡単
に組み立てられる。
【0050】請求項2記載の遊技機によれば、第2の接
地線によって、制御回路基板ケースは、同電位になり、
制御回路は、充電された制御回路基板ケースの中に静電
シールドされた状態になり、パチンコ機内部に蓄積され
た電荷が放電した時には外側にある第2の接地線に放電
し、制御回路基板に設けた第1の接地線は保護され、制
御回路の誤動作、素子の破壊を防止できる。
【0051】請求項3記載の遊技機によれば、接地線の
インピーダンスを低減し、放電効果を上昇すると共に、
接地線の線材を節約し、又、ホール設備に余分な配線を
することをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態を説明する図であり、パ
チンコ機の制御を行う制御回路基板と、該制御基板を収
納する1組の制御回路基板ケースとの分解図である。
【図2】図1を一体構造に組み立てた時の、1組の制御
回路基板ケース及び、制御回路基板に設けた孔近傍の拡
大図である。
【図3】パチンコ機の外枠と、前枠と、前枠に設けた補
強部材との構造を説明する図である。
【図4】第2の接地線が第1の接地線の周囲を一周する
場合の実施の形態を示す図であって、図4(a)は第2
の接地線の一部をコネクタなどの回路部品で接続し実施
例、図4(b)は第2の接地線の一部を制御回路基板の
両面で接続した実施例である。
【図5】本発明のパチンコ機の電気系統を説明する模式
図である。
【図6】従来のパチンコ機の内部構造を示す全体背面図
である。
【符号の説明】
1a、1b 制御回路基板ケース 2 制御回路基板 3 第2の接地線 4 第1の接地線 5 コネクタ 6a、6b、6c、6d 制御回路基板ケース孔 7a、7b、7c、7d 制御基板孔 8a、8b、8c、8d 制御回路基板ケース孔 30 補強部材 40 コネクタ 50 電源ユニット 52 金属プレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機の制御を行う制御回路基板と、該制
    御基板を収納した状態で外部から視認可能で、かつ、合
    成樹脂で構成された基板ケースとを有する遊技機におい
    て、前記制御回路基板は、該制御回路基板の制御回路に
    設けられた第1の接地線と、該第1の接地線と分離され
    ていて、該第1の接地線を囲むように一周させた第2の
    接地線とを前記制御回路基板に設け、前記第1の接地線
    と第2の接地線とを各々異なる接地線により接地したこ
    とを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記基板ケースは、前記制御回路基板を両
    面から挟持する1組の制御回路基板ケースであって、制
    御回路基板の第2の接地線に形成した孔に対応した位置
    に孔を有し、前記1組の制御回路基板ケースによって前
    記制御回路基板を両面から挟持し、前記1組の制御回路
    基板ケース及び制御回路基板に設けた孔に前記1組の制
    御回路基板ケースと前記制御回路基板とを保持するため
    の保持部材を介して前記制御回路基板を止着して一体構
    造とした制御手段としたときに、前記制御回路基板に設
    けた第2の接地線と前記1組の制御回路基板ケースとが
    各々電気的に接続されるように配置したことを特徴とす
    る請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記第2の接地線は、接地された導電性部
    材に接続されたことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の遊技機。
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