JP2732520B2 - 異常検出装置 - Google Patents

異常検出装置

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JP2732520B2
JP2732520B2 JP8051744A JP5174496A JP2732520B2 JP 2732520 B2 JP2732520 B2 JP 2732520B2 JP 8051744 A JP8051744 A JP 8051744A JP 5174496 A JP5174496 A JP 5174496A JP 2732520 B2 JP2732520 B2 JP 2732520B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は他人の違法なROM
の取換えを検出する異常検出装置に関し、特にパチンコ
台の出玉を制御する制御プログラムが格納されたROM
の違法な取換えを検出する異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、パチンコ台においては、
その出玉数は各パチンコ台に内蔵された出玉制御装置に
よって制御されている。
【0003】今、これを図6を参照しながら説明する
と、パチンコ台1の裏面側1Bには、出玉制御装置を構
成するメイン回路2がシールドケース4で覆われて図示
しない基板上に装着されており、メイン回路2は、CP
U等を中心として構成されるとともに出玉制御の制御プ
ログラムが格納されたROM3が含まれる。
【0004】ここで、シールドケース4は例えばその4
隅に捩じ込まれた4本のネジ4a、4b、4c、4dに
よって基板上に取り付けられ、内部のメイン回路2を保
護している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとき従来の出玉制御装置では、出玉を制御するメイン
回路2は、シールドケース4によって覆われて保護され
ているものの、シールドケース4は例えばその4隅に捩
じ込まれた4本のネジによって基板上に取り付けられて
いるだけである。
【0006】従って、第三者がネジを抜いてシールドケ
ース4を取り外せば、メイン回路2は容易に外部に露出
する。従って、第三者はメイン回路2に含まれるROM
3も容易に他のROMと取換えることができ、装置本来
が目的とする正常な出玉制御ができないという不具合が
あった。
【0007】この発明は、上記のごとき従来の不具合に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、例え
ばパチンコ台の出玉を制御する制御プログラムが格納さ
れたROMの第三者による違法な取換えを容易に検出す
ることのできる異常検出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ROMの取換え異常を検出する
異常検出装置において、上記ROMが取換えられようと
すると断線情報を発生する断線情報発生手段と、上記断
線情報発生手段で発生した断線情報に基づいてROMの
取換え異常を検出する異常検出手段と、上記異常検出手
段で検出されたROMの取換え異常に基づいて外部に異
常情報を出力する異常情報出力手段と、を有することを
特徴とする。
【0009】請求項2の本発明は、ROMの取換え異常
を検出する異常検出装置において、上記ROMが取換え
られようとすると断線情報を発生する断線情報発生手段
と、上記断線情報発生手段で発生した断線情報に基づい
てROMの取換え異常を検出する異常検出手段と、上記
異常検出手段で検出されたROMの取換え異常に基づい
て異常情報を出力する異常情報出力手段と、上記異常情
報出力手段から出力された異常情報に基づいて警報を発
生する警報発生手段と、を有することを特徴とする。
【0010】請求項3の本発明は、メイン回路内のRO
Mの取換え異常を検出する異常検出装置において、上記
ROMが取換えられようとすると断線情報を発生する断
線情報発生手段と、上記断線情報発生手段で発生した断
線情報に基づいてROMの取換え異常を検出する異常検
出手段と、上記異常検出手段で検出されたROMの取換
え異常に基づいて異常情報を出力する異常情報出力手段
と、上記異常情報出力手段から出力された異常情報に基
づいて上記メイン回路を短絡させる短絡手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0011】請求項4の本発明は、基板上に複数のネジ
を介してシールドケースを固定し、該シールドケース内
で基板上に実装されたROMの取換え異常を検出する異
常検出装置において、上記複数のネジを導電体で構成す
るとともに各ネジ間を導線で接続し、シールドケースが
基板上に固定された状態では各ネジを介して閉ループを
形成するとともに、ROMの取換えのために上記閉ルー
プを形成するネジが引き抜かれると上記閉ループの断線
情報を発生する断線情報発生手段と、上記断線情報発生
手段で発生した断線情報に基づいてROMの取換え異常
を検出する異常検出手段と、上記異常検出手段で検出さ
れたROMの取換え異常に基づいて外部に異常情報を出
力する異常情報出力手段と、を有することを特徴とす
る。
【0012】請求項5の本発明は、基板上にROMソケ
ットを固定し、該ROMソケットに設けられた一対のバ
ネ端子よりなるソケットピンにROM端子を挿入するこ
とによって基板上に実装されたROMの取換え異常を検
出する異常検出装置において、ROMソケットにROM
が挿入された状態では、上記ソケットピンを構成する一
対のバネ端子と上記ROM端子で閉ループを形成すると
ともに、上記ROMの取換えのために上記ROM端子が
引き抜かれると上記閉ループの断線情報を発生する断線
情報発生手段と、上記断線情報発生手段で発生した断線
情報に基づいてROMの取換え異常を検出する異常検出
手段と、上記異常検出手段で検出されたROMの取換え
異常に基づいて外部に異常情報を出力する異常情報出力
手段と、を有することを特徴とする。
【0013】請求項6の本発明は、請求項5の発明にお
いて、上記ソケットピンを構成する一対のバネ端子は、
上記ROMソケットの上記ROM端子が挿入されるRO
M端子挿入孔内に互いに離隔して対向配置され、上記R
OM端子の非挿入時には非接触状態とされていることを
特徴とする。
【0014】請求項7の本発明は、請求項1乃至請求項
6の発明において、上記異常検出手段は、上記断線情報
発生手段で発生した断線情報を検出する断線情報検出手
段と、上記断線情報検出手段で検出された断線情報を保
持する断線情報保持手段と、上記断線情報保持手段に保
持された断線情報を出力する断線情報出力手段と、内部
の電源をバックアップする電源バックアップ手段と、を
有することを特徴とする。
【0015】この発明では、ROMが取換えられようと
すると、断線情報発生手段で断線情報を発生し、発生し
た断線情報に基づいて異常検出手段でROMの取換え異
常を検出する。異常検出手段でROMの取換え異常が検
出されると、異常情報出力手段からは外部に異常情報を
出力する。
【0016】ここで、この発明では、警報発生手段を設
け、上記異常情報出力手段から出力された異常情報に基
づいて警報を発生することもできる。
【0017】また、この発明では、メイン回路を短絡さ
せる短絡手段を設け、上記異常情報出力手段から出力さ
れた異常情報に基づいてメイン回路を短絡させることも
できる。
【0018】また、この発明では、基板上に複数のネジ
を介してシールドケースを固定し、該シールドケース内
で基板上に実装されたROMの取換え異常を検出する異
常検出装置において、上記断線情報発生手段は、上記複
数のネジを導電体で構成するとともに各ネジ間を導線で
接続し、シールドケースが基板上に固定された状態では
各ネジを介して閉ループを形成するとともに、ROMの
取換えのために上記閉ループを形成するネジが引き抜か
れると上記閉ループの断線情報を発生するようにするこ
とができる。
【0019】また、この発明では、基板上にROMソケ
ットを固定し、該ROMソケットに設けられた一対のバ
ネ端子よりなるソケットピンにROM端子を挿入するこ
とによって基板上に実装されたROMの取換え異常を検
出する異常検出装置において、上記断線情報発生手段
は、ROMソケットにROMが挿入された状態では、上
記ソケットピンを構成する一対のバネ端子と上記ROM
端子で閉ループを形成するとともに、上記ROMの取換
えのために上記ROM端子が引き抜かれると上記閉ルー
プの断線情報を発生するようにすることができる。
【0020】この場合、上記ソケットピンを構成する一
対のバネ端子は、上記ROMソケットの上記ROM端子
が挿入されるROM端子挿入孔内に互いに離隔して対向
配置され、上記ROM端子の非挿入時には非接触状態と
することができる。
【0021】また、この発明では、上記異常検出手段
は、上記断線情報発生手段で発生した断線情報を検出す
る断線情報検出手段と、上記断線情報検出手段で検出さ
れた断線情報を保持する断線情報保持手段と、上記断線
情報保持手段に保持された断線情報を出力する断線情報
出力手段と、内部の電源をバックアップする電源バック
アップ手段とを有する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る異常検出装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0023】なお、以下の説明においても、パチンコ台
の出玉を制御する制御プログラムが格納されたROMの
第三者による違法な取換えを検出することのできる異常
検出装置について説明する。また、説明の便宜上、図6
に示した従来例と同じ動作をする部分には同一符号を付
して説明する。
【0024】図1は、本発明に係る異常検出装置の第1
の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1に
おいて、第1の実施形態の異常検出装置は、断線発生機
構10−1と異常検出部20−1とメイン回路2−1を
主体として構成され、異常検出部20−1は、断線検出
部21、データ保持部22、出力部23、内蔵電池24
を具備し、メイン回路2−1は警報回路30を具備して
いる。
【0025】ここで、断線発生機構10−1は、メイン
回路2−1を構成するROMの第三者による違法な取換
えを断線情報として発生させる機構で、その断線情報は
異常検出部20−1を構成する断線検出部21のA入力
およびB入力として送出するが、その詳細は後に詳述す
る。
【0026】異常検出部20−1は、上記断線発生機構
10−1から断線情報が送出された場合、R0Mの取換
え異常を検出し、その検出結果をメイン回路2−1に報
知するものである。
【0027】ここで、断線検出部21は、上記断線発生
機構10−1から送出されるA入力とB入力に基づい
て、上記断線発生機構10−1内で発生した断線情報を
検出するものである。
【0028】データ保持部22は、上記断線検出部21
で検出された断線情報を保持するメモリである。
【0029】出力部23は、メイン回路2−1の起動
時、メイン回路2−1からメイン電源の供給を受けて上
記データ保持部22にアクセスし、データ保持部22に
断線情報が保持されている場合は、該断線情報をメイン
回路2−1に報知するとともに、断線情報が保持されて
いない場合は、その旨の情報をメイン回路2−1に報知
する。
【0030】なお、本実施形態では、データ保持部22
に断線情報が保持されていない正常時は、同図に示すご
ときパルスの立ったパルス波25aが出力部23から出
力されるが、データ保持部22に断線情報が保持されて
いる断線発生時は、パルスの立たない平坦波25bが出
力部23から出力される。
【0031】内蔵電池14は、異常検出部20−1全体
をバックアップする電源で、特に本実施形態で検出しよ
うとする第三者による不法なROMの取換えは、夜間等
のメイン電源が投入されていない間に起きる可能性が高
いため、内蔵電池14は常時異常検出部20−1全体を
バックアップする。
【0032】メイン回路2−1は、図6に示したメイン
回路2と同様、パチンコ台の出玉を制御するもので、C
PUや出玉を制御する制御プログラムが格納されたRO
M等を中心として構成されているが(図1においてはC
PUやROMの図示は省略している)、本実施形態では
特に警報回路30を備えている。
【0033】警報回路30は、異常検出部20−1から
上記ROMの不法な取換え情報が送出された場合、警報
を発するものである。
【0034】次に、図2を参照しながら、図1に示した
断線発生機構10−1の詳細を説明する。図2(a)は
メイン回路2−1等が収容されるシールドケース4の断
面図、図2(b)はその平面図であるが、シールドケー
ス4は基板5を挟んで上部ケース4Aと下部ケース4B
より構成され、上部ケース4Aは4本のネジ4a、4
b、4c、4dによって基板5に取り付けられ、基板5
上には、ROM3等を含むメイン回路2−1と断線検出
部21等を含む異常検出部20−1が実装されている。
【0035】ところで、第三者が違法にメイン回路2−
1に実装されたROM3を取換えようとすると、必ず、
ネジ4a、4b、4c、4dを抜いて上部ケース4Aを
取り外さなければならない。そこで、図2に示す断線発
生機構10−1では、ネジ4aと4bを直接導線11a
で接続し、ネジ4aと断線検出部21を導線11bで接
続し、ネジ4bと断線検出部21を導線11cで接続
し、これによって導線11a、ネジ4a、導線11b、
導線11c、ネジ4bで断線発生機構10−1を構成
し、断線発生機構10−1はネジ4a、4bが差し込ま
れた状態では断線検出部21を介して閉ループを構成す
る。
【0036】そして、導線11bからは断線検出部21
にA入力があり、導線11cからは断線検出部21にB
入力があるが、上部ケース4Aが基板5に取り付けられ
て、ネジ4a、4bが差し込まれている状態では、断線
検出部21は断線情報を検出しない。
【0037】一方、第三者が違法にメイン回路2−1に
実装されたROM3を取換えようとしてネジ4a、4b
を抜くと、導線11aと導線11bの間に断線状態が発
生し、導線11aと導線11cの間に断線状態が発生す
る。従って、導線11bからのA入力と導線11cから
のB入力によって断線検出部21は断線発生機構10−
1での断線発生を検出する。
【0038】すると、データ保持部22は断線検出部2
1で検出した断線検出情報を保持し、メイン回路2−1
側からメイン電源の投入があると、出力部23からは正
常時のパルス波25aとは異なる平坦波25bがメイン
回路2−1側に出力され、これによって、警報回路30
から所定の警報が出力されることになる。
【0039】このように、本実施形態では、第三者が違
法にメイン回路2−1に実装されたROM3を取換えよ
うとすると、必ず、ネジ4a、4b、4c、4dを抜い
て上部ケース4Aを取り外さなければならないことに着
目し、導線11a、ネジ4a、導線11b、導線11
c、ネジ4bで断線発生機構10−1を構成し、断線発
生機構10−1はネジ4a、4bが差し込まれた状態で
は断線検出部21を介して閉ループを構成するととも
に、第三者が違法にメイン回路2−1に実装されたRO
M3を取換えようとしてネジ4a、4bを抜くと断線発
生機構10−1に断線状態を発生させ、断線検出部21
は断線発生機構10−1での断線発生を検出できるよう
にした。
【0040】このため、本実施形態では、第三者の違法
なROM3の取換えを確実に検出することができるとい
う効果を有する。
【0041】なお、本実施形態では、ネジ4a、4bを
利用して断線発生機構10−1を構成したが、その他の
ネジの組み合わせでも同様な断線発生機構を構成するこ
とができることは勿論である。
【0042】次に、本発明に係る異常検出装置の第2の
実施形態を説明する。なお、第2の実施形態が上記第1
の実施形態と異なるのは図1に示した断線発生機構10
−1の構成だけである。従って、以下の説明では、上記
第1の実施形態と同じ動作をする部分については同一符
号を付して説明し、第2の実施形態の断線発生機構の構
成を中心に、図3および図4をは参照しながら説明す
る。
【0043】ところで、メイン回路2−1に実装される
ROM3は、図3に示すごとく、基板5上に実装された
ROMソケット12に取り付けられる。この取り付け
は、ROM3の両端にL時状に屈曲した一対のROM端
子13a,13bを設け、このROM端子13a,13
bをROMソケット12に設けた一対のソケットピン1
4a,14bに差し込むことによって行われている。
【0044】従って、図3に示すごとく、ROM3がR
OMソケット12に取り付けられた状態では、例えばR
OM3のROM端子13aとROMソケット12のソケ
ットピン14aは接触して、両者は電気的には導通状態
にあり、反対にROM3がROMソケット12から抜き
取られるとROM3のROM端子13aとROMソケッ
ト12のソケットピン14aは非接触となる。
【0045】そして、第三者が違法にメイン回路2−1
に実装されたROM3を取換えようとすると、必ず、R
OMソケット12からROM3を抜き取らなければなら
ない。
【0046】そこで、ROM3のROM端子13aとR
OMソケット12のソケットピン14aで断線発生機構
10−2を構成し、さらにROMソケット12内に異常
検出部20−1を設けたのが第2の実施形態である。
【0047】なお、図3に示した実施形態では、図3に
おいて左側部分のROM3のROM端子13aとROM
ソケット12のソケットピン14aで断線発生機構10
−1−2を構成したが、図3において右側部分のROM
3のROM端子13bとROMソケット12のソケット
ピン14bで断線発生機構を構成してもよいし、両方に
断線発生機構を設けてもよい。
【0048】図4は、図3において左側部分の、断線発
生機構10−2の付近の詳細図である。同図はROM3
がROMソケット12から抜き取られた状態を示してい
るが、ROMソケット12のROM端子13aの挿入部
分にはROM端子挿入孔15が形成され、このROM端
子挿入孔15内にはソケットピン14aが設けられてい
るが、ソケットピン14aは、ROM端子13aの非挿
入時は一定の間隔をおいて離隔した一対のバネ端子14
a−1と14a−2より構成されている。
【0049】ここで、、一側のバネ端子14a−1は、
くの字状に屈曲してROM端子挿入孔15内の一側側壁
に配設され、出力端16aは異常検出部20−1の断線
検出部21に接続されて、断線検出部21にA入力を与
えている。
【0050】また、他側のバネ端子14a−2も、くの
字状に屈曲してROM端子挿入孔15内の他側側壁に配
設され、一側出力端16cは基板5を貫通してメイン回
路2−1の図示しないバス回路等に接続されるととも
に、他側出力端16bは異常検出部20−1の断線検出
部21に接続されて、断線検出部21にB入力を与えて
いる。
【0051】従って、図3に示すごとく、ROM3がR
OMソケット12に取り付けられた状態ではROM3の
ROM端子13aとROMソケット12のソケットピン
14aは接触して、バネ端子14a−1、ROM端子1
3a、バネ端子14a−2で構成される断線発生機構1
0−2は、断線検出部21を介して閉ループを構成す
る。
【0052】そして、図3に示すごとく、ROM3がR
OMソケット12に取り付けられた状態では、断線検出
部21は断線情報を検出しない。
【0053】一方、第三者が違法にメイン回路2−1に
実装されたROM3を取換えようとしてROM3をRO
Mソケット12から抜くと、図4に示すごとく、バネ端
子14a−1とバネ端子14a−2の間が非接触となっ
て両者の間に断線状態が発生する。従って、バネ端子1
4a−1からのA入力、バネ端子14a−2からのB入
力によって断線検出部21は断線発生機構10−2での
断線発生を検出する。
【0054】なお、ROM3がROMソケット12に取
り付けられた状態では、ソケットピン14aの一側バネ
端子14a−1はROM端子挿入孔15内で、図4の点
線17aの位置にあり、他側バネ端子14a−2は点線
17bの位置にあるが、ROM3がROMソケット12
から引き抜かれた状態では、バネ端子14a−1,14
a−2はそれぞれ点線17c,17dの位置、すなわち
ROM端子挿入孔15の側壁位置に復帰している。
【0055】断線検出部21で断線発生機構10−2で
の断線発生を検出すると、データ保持部22は断線検出
部21で検出した断線検出情報を保持し、メイン回路2
−1側からメイン電源の投入があると、出力部23から
は正常時のパルス波25aとは異なる平坦波25bがメ
イン回路2−1側に出力され、これによって、警報回路
30から所定の警報が出力されることになる。
【0056】ところで、第2の実施形態では、異常検出
部20−1はROMソケット12内に内蔵したので、異
常検出部20−1は外部からは見えず、第三者は異常検
出部20−1そのものの取り外しまではできない。従っ
て、第1の実施形態に比して、いっそう確実にROM3
の取換えを検出することができるという効果を有する。
【0057】なお、第2の実施形態では、図3に示すご
とく、同図左側部分のROM3のROM端子13aとR
OMソケット12のソケットピン14aで断線発生機構
10−2を構成したが、同図右側部分のROM3のRO
M端子13bとROMソケット12のソケットピン14
bでも同様の断線発生機構を10−2を構成し、両者の
AND条件あるいはOR条件で断線発生を検出するよう
にしてもよい。
【0058】次に、本発明に係る異常検出装置の第3の
実施形態を説明する。なお、説明の便宜上、上記第1の
実施形態と同じ動作をする部分には同一符号を付して説
明し、重複した説明は省略する。
【0059】図5は、本発明に係る異常検出装置の第3
の実施形態の概略構成を示すブロック図である。
【0060】図5において、第3の実施形態の異常検出
装置は、断線発生機構10−1、異常検出部20−2と
メイン回路2−2を主体として構成され、異常検出部2
0−2は、断線検出部21、データ保持部22、出力部
23−2、内蔵電池44を具備し、メイン回路2−2は
短絡回路40を具備している。
【0061】ところで、第3の実施形態では、異常検出
部20−2の出力部23−2は、断線検出部21で断線
発生機構10−1での断線が検出されない場合、メイン
回路2−2を動作させるためのON信号26aをメイン
回路2−2に送出するが、断線発生機構10−1での断
線が検出された場合、メイン回路2−2を短絡させるた
めのOFF信号26bをメイン回路2−2に送出する。
【0062】そして、OFF信号26bがメイン回路2
−2に送出された場合は、メイン回路2−2の短絡回路
40はメイン回路2−2を短絡させ、メイン回路2−2
を動作不能とする。
【0063】なお、第3の実施形態では上記第1の実施
形態で使用した断線発生機構10−1を使用したが、第
2の実施形態で使用した断線発生機構10−2を使用し
てもよいことは勿論である。
【0064】この第3の実施形態では、断線発生機構1
0−1で断線が検出された場合、メイン回路2−2の短
絡回路40はメイン回路2−2を短絡させる。このた
め、違法に取換えられたROM3の使用を確実に防止す
ることができるという効果を有する。
【0065】なお、以上の説明では、本発明がパチンコ
台の出玉を制御する制御プログラムが格納されたROM
の違法な取換えを検出する場合について説明したが、本
発明はその他この種ROMの違法な取換えの検出にも適
用できることは勿論である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る異常
検出装置では、ROMが取換えられようとすると、断線
情報発生手段で断線情報を発生させるとともに発生した
断線情報に基づいて異常検出手段でROMの取換え異常
を検出し、異常検出手段でROMの取換え異常が検出さ
れると、異常情報出力手段からは外部に異常情報を出力
するようにしたので、例えばパチンコ台の出玉を制御す
る制御プログラムが格納されたROMの第三者による違
法な取換えを確実に検出することのできるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る異常検出装置の第1の実施形態の
概略構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した断線発生機構の説明図。
【図3】本発明に係る異常検出装置の第2の実施形態の
概略構成を示すブロック図。
【図4】図3に示した断線発生機構の詳細説明図。
【図5】本発明に係る異常検出装置の第3の実施形態の
概略構成を示すブロック図。
【図6】従来において、パチンコ台の裏面側にROMが
取り付けられる場合の説明図。
【符号の説明】
1 パチンコ台 1B パチンコ台の裏面側 2 メイン回路 2−1 メイン回路 2−2 メイン回路 3 ROM 4 シールドケース 4A 上部ケース 4B 下部ケース 4a,4b,4c,4d ネジ 5 基板 10−1 断線発生機構 10−2 断線発生機構 11a,11b,11c 導線 12 ROMソケット 13a,13b ROM端子 14a,14b ソケットピン 14a−1,14a−2 バネ端子 15 ROM端子挿入孔 20−1 異常検出部 20−2 異常検出部 21 断線検出部 22 データ保持部 23−1 出力部 23−2 出力部 24 内蔵電池 25a パルス波 25b 平坦波 26a ON信号 26b OFF信号 30 警報回路 40 短絡回路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ROMの取換え異常を検出する異常検出
    装置において、 上記ROMが取換えられようとすると断線情報を発生す
    る断線情報発生手段と、 上記断線情報発生手段で発生した断線情報に基づいてR
    OMの取換え異常を検出する異常検出手段と、 上記異常検出手段で検出されたROMの取換え異常に基
    づいて外部に異常情報を出力する異常情報出力手段と、 を有することを特徴とする異常検出装置。
  2. 【請求項2】 ROMの取換え異常を検出する異常検出
    装置において、 上記ROMが取換えられようとすると断線情報を発生す
    る断線情報発生手段と、 上記断線情報発生手段で発生した断線情報に基づいてR
    OMの取換え異常を検出する異常検出手段と、 上記異常検出手段で検出されたROMの取換え異常に基
    づいて異常情報を出力する異常情報出力手段と、 上記異常情報出力手段から出力された異常情報に基づい
    て警報を発生する警報発生手段と、 を有することを特徴とする異常検出装置。
  3. 【請求項3】 メイン回路内のROMの取換え異常を検
    出する異常検出装置において、 上記ROMが取換えられようとすると断線情報を発生す
    る断線情報発生手段と、 上記断線情報発生手段で発生した断線情報に基づいてR
    OMの取換え異常を検出する異常検出手段と、 上記異常検出手段で検出されたROMの取換え異常に基
    づいて異常情報を出力する異常情報出力手段と、 上記異常情報出力手段から出力された異常情報に基づい
    て上記メイン回路を短絡させる短絡手段と、 を有することを特徴とする異常検出装置。
  4. 【請求項4】 基板上に複数のネジを介してシールドケ
    ースを固定し、該シールドケース内で基板上に実装され
    たROMの取換え異常を検出する異常検出装置におい
    て、 上記複数のネジを導電体で構成するとともに各ネジ間を
    導線で接続し、シールドケースが基板上に固定された状
    態では各ネジを介して閉ループを形成するとともに、R
    OMの取換えのために上記閉ループを形成するネジが引
    き抜かれると上記閉ループの断線情報を発生する断線情
    報発生手段と、 上記断線情報発生手段で発生した断線情報に基づいてR
    OMの取換え異常を検出する異常検出手段と、 上記異常検出手段で検出されたROMの取換え異常に基
    づいて外部に異常情報を出力する異常情報出力手段と、 を有することを特徴とする異常検出装置。
  5. 【請求項5】 基板上にROMソケットを固定し、該R
    OMソケットに設けられた一対のバネ端子よりなるソケ
    ットピンにROM端子を挿入することによって基板上に
    実装されたROMの取換え異常を検出する異常検出装置
    において、 ROMソケットにROMが挿入された状態では、上記ソ
    ケットピンを構成する一対のバネ端子と上記ROM端子
    で閉ループを形成するとともに、上記ROMの取換えの
    ために上記ROM端子が引き抜かれると上記閉ループの
    断線情報を発生する断線情報発生手段と、 上記断線情報発生手段で発生した断線情報に基づいてR
    OMの取換え異常を検出する異常検出手段と、 上記異常検出手段で検出されたROMの取換え異常に基
    づいて外部に異常情報を出力する異常情報出力手段と、 を有することを特徴とする異常検出装置。
  6. 【請求項6】 上記ソケットピンを構成する一対のバネ
    端子は、 上記ROMソケットの上記ROM端子が挿入されるRO
    M端子挿入孔内に互いに離隔して対向配置され、上記R
    OM端子の非挿入時には非接触状態とされていることを
    特徴とする請求項5に記載の異常検出装置。
  7. 【請求項7】 上記異常検出手段は、 上記断線情報発生手段で発生した断線情報を検出する断
    線情報検出手段と、 上記断線情報検出手段で検出された断線情報を保持する
    断線情報保持手段と、 上記断線情報保持手段に保持された断線情報を出力する
    断線情報出力手段と、 内部の電源をバックアップする電源バックアップ手段
    と、 を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載
    の異常検出装置。
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