JP4094894B2 - 遊技機、サーバ及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機、サーバ及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ業界では、ファン人口は増え続け、現在2千万人とも3千万人ともいわれている。
【0003】
しかし、そのような繁栄の裏で増え続けているのが、いわゆるゴト行為である。ゴト行為とは、「台に誤動作を起こさせ、不正に出玉を出す行為」のことをいう。
【0004】
ゴト行為が行われると、本来一般客が出玉として受け取る分をゴト師が違法行為で抜くことになり、一般客は負けが多くなり、最終的には、負け続けた客がパチンコ離れを起こすことになる。
【0005】
ゴト行為の始まりは、パチンコ創世記にまで遡る。当初は店員を買収し、パチンコ台の裏側から玉出しをしてもらうものであった。その後、パチンコ遊技機は進化していくが、それに従い、ゴト行為の手口も進化していく。例えば、磁石、叩き、ピアノ線といったものである。その中でも現在でもよく用いられているのが、いわゆる不正ROMを取り付ける手口である。
【0006】
ここでROMとは、大当たりの判定などのプログラムが記憶されているもので、パチンコ遊技機において心臓部に相当する部分である。
【0007】
一方、不正ROMとは、特定の打ち方を行うとすぐに大当たりするようなプログラムが記憶されたものであり、ゴト行為を行う遊技者は、この不正ROMをパチンコ遊技機の主制御基板に取り付けることで、大当たりを連続させ、多くの玉を獲得するようにしている。この不正ROMをパチンコ遊技機に取り付けるためには、前面パネルを開ける必要があるため、ゴト行為を行う遊技者は店員の目を盗んで前面パネルをこじ開けたり、夜中にホールに忍び込んだりして不正ROMを仕込む必要があるが、その一方で店員を買収して人知れず仕込むという方法も用いられることがある。
【0008】
不正ROMの取り付けを防止するため、これまでにも様々な発明がなされてきた。例えば、主記憶装置のカバーを外したことを検知するセンサーを設けたり、主記憶装置等に個別の識別番号を付与し、監視システムが電気的に識別番号を読み取ることで交換の有無を検知したり、といったものがある。また、特定の人にしか分からないパスワードのようなものを用いて、遊技が行われなかったり賞球処理がなされなかったりする発明も、いくつかなされている。
【0009】
このようにパスワードのようなものを用いた方法として、例えば、特開平10−192534号公報には、遊技機の不正改造を防止する装置についての発明が記載されている。
【0010】
この発明のパチンコ遊技機は、不揮発性記憶手段の識別値とROMの識別値とを照合し、合致していない場合には遊技不能にする、というものである。更に、不揮発性記憶手段の暗証番号と暗証番号設定手段にて再入力された暗証番号とを照合し、一致した場合のみ初期化し、遊技可能となるように構成している。
【0011】
また、特開平8−155112号公報では、遊技機の不正防止装置についての発明が記載されている。
【0012】
この発明のパチンコ遊技機は、制御基板または遊技制御部からの電源が切断されると、鍵情報記録手段に記録されている鍵情報(パスワード、記号列等)が消去され、これにより、制御基板の不正交換を検出し、賞球処理がなされないようにするものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平10−192534号公報などの記載の如き遊技機においては、暗証番号設定手段に任意の数字を入力できるため、ゴト師が店員を買収し、不正ROMを取り付けている場合には、ゴト行為を防止することができない。
【0014】
また、特開平8−155112号公報記載の如き遊技機においては、通常の装置以外に、鍵情報記録手段、鍵情報監視手段という別の装置が必要であり、遊技機自体の構造を見直す必要が生じる。そのため、非常にコストのかかるものとなってしまう。
【0015】
また、これらの発明は、ROMを交換されてしまった場合の対処法に着目した発明であり、そのような場合にはそれなりに効果のあるものである。しかし、ROM交換を未然に防ぐことができないため、不正ROMへの交換を根本的に防止しているとは言い難いものであった。
【0016】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、煩雑な装置を設定することなく、ROMの不正交換を未然に防止し、更に、不正交換されてしまった場合においても、確実に不正ROMによる遊技を防止することができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、主記憶装置を取り外すときにはパスワードを必要とし、主記憶装置が取り外された際には、認証情報が消去されることにより、不正行為を防止するように構成した遊技機を提供するものである。
【0018】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
【0019】
(1) 遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの制御を行うプログラムが記憶された主記憶装置が搭載され、当該主記憶装置には認証情報が記憶されている主制御基板と、前記プログラムとは異なる他のプログラムが記憶された副記憶装置が搭載され、前記主制御基板からの前記認証情報を確認することにより作動する副制御基板と、を有する遊技機において、前記主制御基板に搭載された前記主記憶装置が抜去されることを防止する抜去防止手段と、前記抜去防止手段の抜去防止機能を解除するための情報を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段により入力された前記情報と、前記抜去防止手段の抜去防止を解除するためのパスワードとを照合する照合手段と、を備え、前記抜去防止手段が解除されることなく前記主記憶装置が抜去されたことを検知する検知手段と、前記検知手段により検知がなされたときに、前記主記憶装置に記憶された前記認証情報を消去する認証情報消去手段と、を有することを特徴とする遊技機。
【0020】
(1)の発明によれば、「遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの制御を行うプログラムが記憶された主記憶装置が搭載され、当該主記憶装置には認証情報が記憶されている主制御基板と、前記プログラムとは異なる他のプログラムが記憶された副記憶装置が搭載され、前記主制御基板からの前記認証情報を確認することにより作動する副制御基板と、を有する」遊技機において、「前記主制御基板に搭載された前記主記憶装置が抜去されることを防止する抜去防止手段と、前記抜去防止手段の抜去防止機能を解除するための情報を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段により入力された前記情報と、前記抜去防止手段の抜去防止を解除するためのパスワードとを照合する照合手段と、を備え、前記抜去防止手段が解除されることなく前記主記憶装置が抜去されたことを検知する検知手段と、前記検知手段により検知がなされたときに、前記主記憶装置に記憶された前記認証情報を消去する認証情報消去手段と、を有する」ように構成することができる。
【0021】
このように構成することにより、主制御基板に搭載された主記憶装置を容易に抜去することができなくなる。つまり、主制御基板に搭載された主記憶装置を抜去するためには、その行為を行おうとする者が入力手段を用いて、正しいパスワードを入力して、抜去防止手段を解除しなければならない。また、そのような解除を行わずに主記憶装置を抜去してしまうと、遊技機の電源を立ち上げたときに主制御基板側から副制御基板に対して主記憶装置に記憶された認証情報の確認が行われるが、その認証情報が消去されることとなるため、主記憶装置が通常用いられるものと異なることが検知されることになり、従来行われていた不正行為を防止することができる。尚、副制御基板から主制御基板に対して主制御基板に配置された認証情報の確認が行われるようにしてもよい。
【0022】
(2) 前記検知手段により前記検知がなされたことを外部に通知する通知手段を有することを特徴とする(1)記載の遊技機。
【0023】
(2)の発明によれば、(1)に記載した発明に加え、遊技機を「前記検知手段により前記検知がなされたことを外部に通知する通知手段を有する」ように構成することができる。
【0024】
このように構成することにより、主記憶装置が通常用いられるものと異なることが外部に通知されることとなる。このような主記憶装置が通常用いられるものと異なるものとなる原因としては、遊技機に内蔵される主制御基板に故障が生じたということも考えられるが、多くの場合、主制御基板に搭載されたROM或いはROM基板自体を不正に製造されたものと取り替える、いわゆるゴト行為により生じたものと考えられるのが一般的である。
【0025】
本発明の遊技機は、上述したゴト行為が行われた可能性の高い遊技機に備えられた通知手段により、その可能性が高いことを遊技機の外部(例えば、遊技場の管理者、遊技を取り締まる第三機関等)に通知することにより、ゴト行為を取り締まるのにも役立つことが期待できるのである。
【0026】
(3) 遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの制御を行うプログラムが記憶された主記憶装置が搭載され、当該主記憶装置には認証情報が記憶されている主制御基板と、前記プログラムとは異なる他のプログラムが記憶された副記憶装置が搭載され、前記主制御基板からの前記認証情報を確認することにより作動する副制御基板と、を有する遊技機を管理するサーバであって、前記遊技機に設けられ、前記主制御基板に搭載された前記主記憶装置が抜去されることを防止する抜去防止手段が解除されることなく当該主記憶装置が抜去されたことを検知したことを示す信号を受信する検知信号受信手段を有することを特徴とするサーバ。
【0027】
(3)の発明によれば、「遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの制御を行うプログラムが記憶された主記憶装置が搭載され、当該主記憶装置には認証情報が記憶されている主制御基板と、前記プログラムとは異なる他のプログラムが記憶された副記憶装置が搭載され、前記主制御基板からの前記認証情報を確認することにより作動する副制御基板と、を有する遊技機を管理するサーバ」を、「前記遊技機に設けられ、前記主制御基板に搭載された前記主記憶装置が抜去されることを防止する抜去防止手段が解除されることなく当該主記憶装置が抜去されたことを検知したことを示す信号を受信する検知信号受信手段を有する」ように構成することができる。
【0028】
このように構成することにより、主制御基板に搭載された主記憶装置を容易に抜去することができないように設けられた抜去防止手段を解除せずに主記憶装置を抜去してしまうと、遊技機から当該サーバに対して検知信号が送信され、サーバがその検知信号を受信することとなるため、主記憶装置が通常用いられるものと異なることが分かり、従来行われていた不正行為を防止することができる。
【0029】
(4) 遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの制御を行う遊技状態制御プログラムが記憶された主記憶装置が搭載され、当該主記憶装置には認証情報が記憶されている主制御基板と、前記遊技状態制御プログラムとは異なる他のプログラムである制御プログラムが記憶された副記憶装置が搭載され、前記主制御基板からの前記認証情報を確認することにより作動する副制御基板と、を有する遊技機に対して、前記主制御基板に搭載された前記主記憶装置が抜去されることを防止する抜去防止手段が解除されることなく当該主記憶装置が抜去されたことを検知する検知ステップと、前記検知ステップにおいて検知がなされたときに、前記主記憶装置に記憶された前記認証情報を消去する認証情報消去ステップと、を実行させるためのプログラム。
【0030】
(4)の発明によれば、「遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの制御を行う遊技状態制御プログラムが記憶された主記憶装置が搭載され、当該主記憶装置には認証情報が記憶されている主制御基板と、前記遊技状態制御プログラムとは異なる他のプログラムである制御プログラムが記憶された副記憶装置が搭載され、前記主制御基板からの前記認証情報を確認することにより作動する副制御基板と、を有する遊技機」に対して、「前記主制御基板に搭載された前記主記憶装置が抜去されることを防止する抜去防止手段が解除されることなく当該主記憶装置が抜去されたことを検知する検知ステップと、前記検知ステップにおいて検知がなされたときに、前記主記憶装置に記憶された前記認証情報を消去する認証情報消去ステップと、を実行させる」ことが可能となる。
【0031】
このように構成されたプログラムを遊技機に対して用いることにより、遊技機の主制御基板に搭載された主記憶装置を容易に抜去することができなくなる。つまり、主制御基板に搭載された主記憶装置を抜去するためには、抜去防止手段を解除しなければならないが、そのような解除を行わずに主記憶装置を抜去してしまうと、遊技機の電源を立ち上げたときに副制御基板側から主制御基板に確認が行われる認証情報が消去されることとなるため、主記憶装置が通常用いられるものと異なることが検知されることになり、従来行われていた不正行為を防止することができる。
【0032】
(5) 前記遊技機に対して、前記検知ステップにおいて前記検知がなされたことを外部に通知する通知ステップを実行させることを特徴とする(4)記載のプログラム。
【0033】
(5)の発明によれば、(4)に記載した発明に加え、「前記遊技機に対して、前記検知ステップにおいて前記検知がなされたことを外部に通知する通知ステップを実行させる」ことが可能となる。
【0034】
本発明のプログラムを上記のように構成することにより、遊技機の主記憶装置が通常用いられるものと異なることが外部に通知されることとなる。このように、主記憶装置が通常用いられるものと異なるものとなる原因としては、遊技機に内蔵された主制御基板に故障が生じたということも考えられるが、多くの場合、主制御基板に搭載されたROM或いはROM基板自体を不正に製造されたものと取り替える、いわゆるゴト行為により生じたものと考えるのが一般的である。
【0035】
本発明のプログラムは、上述したゴト行為が行われた可能性の高い遊技機に対して、その旨を遊技機の外部(例えば、遊技場の管理者、遊技を取り締まる第三機関等)に通知させることにより、ゴト行為を取り締まるのに役立つことが期待できるのである。
【0036】
[用語の定義等]
本発明に係る「遊技機」とは、遊技機内部で行われる抽選により遊技状態が決定される遊技機をさすものであって、具体的にはパチンコ遊技機やスロット遊技機を含む概念である。
【0037】
また、「副制御基板」とは、当該遊技機における遊技状況を制御する「主制御基板」とは別個に設けられた基板であって、画像表示、音声演出などの各々特定の制御を行うための回路を有するものである。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0039】
[パチンコ遊技機の構成]
本発明による遊技機の概観を示す正面図を図1に示す。尚、以下において説明する実施形態においては、本発明に係る遊技機に好適な実施形態として本発明をパチンコ遊技機に適用した場合を示す。
【0040】
パチンコ遊技機10には、本体枠12と、本体枠12に組み込まれた遊技盤14と、遊技盤14の前面に設けられた本体枠12の窓枠16と、窓枠16の下側で本体枠12の前面に設けられた上皿20及び下皿22と、下皿22の右側に設けられた発射ハンドル26と、前面から見て本体枠12の四隅に設けられたスピーカ46(46a〜46d)と、が配置されている。
【0041】
また、遊技盤14の前面には複数の障害釘(図示せず)が打ちこまれている。尚、釘を打ち込むような構成とせず、遊技盤14を樹脂素材で成形し、この樹脂素材の遊技盤14に金属製の棒状体を遊技盤14の前方向に突出するように植設する構成としてもよく、上述した如き構成したパチンコ遊技機10(パチコン機)にも本発明を適用することができる。尚、本明細書においては、パチンコ遊技機10とは、パチコン機をも含む概念である。
【0042】
更に、発射ハンドル26は本体枠12に対して回動自在に設けられており、遊技者は発射ハンドル26を操作することによりパチンコ遊技を進めることができるのである。発射ハンドル26の裏側には、発射モータ28が設けられている。
【0043】
更にまた、発射ハンドル26の周縁部には、タッチセンサ29が設けられている。遊技者の手がタッチセンサ29に触れたときには、タッチセンサ29から触接検出信号が発せられ、この信号が発せられたことにより遊技者が発射ハンドル26を握持したとされるのである。発射ハンドル26が遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射モータ28に電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が遊技盤14に順次発射される。
【0044】
発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて遊技盤14の上部に移動し、その後、上述した複数の障害釘との衝突によりその進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって落下する。
【0045】
遊技盤14を拡大した拡大正面図を図2に示す。尚、上述した図1に示した構成要素と対応する構成要素には同一の符号を付した。また、図2は、上述した障害釘について省略したものを示した。
【0046】
遊技盤14の前面の略中央には、後述する如き表示部である表示装置32が設けられている。表示装置32の上部の中央には、表示装置52が設けられている。この表示装置52は、例えば7セグメント表示器で構成されており、表示情報である普通図柄が、変動と停止とを繰り返すように可変表示される。
【0047】
表示装置32の左右の側部には、球通過検出器55(55a及び55b)が設けられている。この球通過検出器55(55a及び55b)は、その近傍を遊技球が通過したことを検出したときには、上述した表示装置52において、普通図柄の変動表示が開始され、所定の時間経過した後、普通図柄の変動表示が停止する。この普通図柄は、数字や記号等からなる情報であり、例えば「0」から「9」までの数字や「☆」等の記号である。
【0048】
この普通図柄が所定の図柄、例えば「7」となって停止して表示されたときには、後述する始動口44の左右の両側に設けられている可動片58(58a及び58b)を駆動するためのソレノイド57(図3参照)に電流を供給し、始動口44に遊技球が入りやすくなるように可動片58(58a及び58b)を駆動し、始動口44を開放状態となるようにする。尚、始動口44を開放状態とした後、所定の時間が経過したときには、可動片58を駆動し始動口44を閉鎖状態として、遊技球が入りにくくなるようにするのである。
【0049】
上述した表示装置52の左右の両側には4つの保留ランプ34(34a〜34d)が設けられている。これらの保留ランプ34(34a〜34d)は、遊技者の操作により遊技球が始動口44に入球されたことにより、遊技球が始動口44に入球したことがストックされた場合には、そのストックされている内部抽選データの数に基づいて点灯されることとなるのである。
【0050】
また、遊技盤14の下部には、遊技球の大入賞口38が設けられている。この大入賞口38の近傍には、シャッタ40が開閉自在に設けられている。シャッタ40は後述する大当たり状態になったときには開放状態となるようにソレノイド48により駆動される。尚、シャッタ40は、後述する如く、大当たり状態に移行した場合には、所定のタイミングで開閉を行う。
【0051】
上述した表示装置52の上部には一般入賞口50が設けられており、表示装置32の左右の両側には一般入賞口54a及び54bが設けられている。更に、表示装置32の下部の左右の両側には一般入賞口54c及び54dが設けられている。また、遊技盤14の左右の端部には、特別入賞口56a及び56bが設けられ、大入賞口38の左右の両側には、特別入賞口56c及び56dが設けられている。
【0052】
また、遊技球を入球させることにより、後述する可変表示ゲームが開始されて表示装置32に表示される複数の図柄、例えば3つの識別情報である図柄を変動表示状態に移行する始動口44が設けられている。
【0053】
更に、シャッタ40の下方には排出口53が設けられており、上述した大入賞口38、始動口44、一般入賞口54a〜54d及び特別入賞口56a〜56dに遊技球が入賞しなかった遊技球がこの排出口53から排出される。
【0054】
また、上述した大入賞口38、始動口44、一般入賞口54a〜54d、特別入賞口56a〜56d及び排出口53には、それぞれ入球された遊技球を算出するべく、球検知センサ42(図3参照)が設けられている。
【0055】
上述した大入賞口38、始動口44、一般入賞口54a〜54d及び特別入賞口56a〜56dに遊技球が入賞したときには、入賞口の種類に応じて遊技球が下皿22に払い出されるようになされている。また、後述する如く、大入賞口38に遊技球が入球した場合では、遊技状況に応じて払い出される遊技球の数が変化する。
【0056】
更にまた、表示装置32の左右の両側には、遊技球の経路を所定の方向に誘導するための転動誘導部材59a及び59bも設けられている。また、遊技盤14の外側の上左側と上右側とには装飾ランプ36(36a及び36b)が設けられている。
【0057】
尚、上述した表示装置32において後述する演出画像を表示する部分は、液晶ディスプレイパネルからなるものであってもブラウン管からなるものであってもよい。また、上述した実施形態においては、表示装置32は、遊技機であるパチンコ遊技機10の遊技盤14の前面の略中央に設けられている場合を示したが、遊技者が見得るような位置であれば遊技機の何処の位置に表示装置32を設けることとしてもよい。
【0058】
[パチンコ遊技機の制御部の構成]
本発明の実施形態であるパチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図を図3に示す。
【0059】
上述した発射ハンドル26は、主制御回路60のインターフェイス回路群62に接続され、インターフェイス回路群62は、入出力バス64に接続されている。発射ハンドル26の回動角度を示す角度信号は、インターフェイス回路群62により所定の信号に変換された後、入出力バス64に供給される。入出力バス64は、中央処理回路(以下、CPUと称する)66にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。また、CPU66の内部には、後述するタイマ(図示せず)が備えられている。
【0060】
また、発射ハンドル26に備えられたタッチセンサ29も、主制御回路60のインターフェイス回路群62に接続されている。タッチセンサ29は、遊技者の手が触れたことを検出する触接検出信号をインターフェイス回路群62に発した後、入出力バス64に供給される。
【0061】
また、上述したインターフェイス回路群62には、入賞口の各々に対して設置された球検知センサ42も接続されており、遊技球が上述した大入賞口38、始動口44、一般入賞口54a〜54d、特別入賞口56a〜56d及び排出口53に入球したときには、球検知センサ42は、検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。更に、インターフェイス回路群62には、球通過検出器55も接続されており、球通過検出器55は遊技球がその近傍を通過したことを検出したときには、検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。
【0062】
上述した入出力バス64には、ROM(リード・オンリー・メモリ)68及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)70も接続されている。ROM68は、パチンコ遊技機の遊技全体の流れを制御する制御プログラムを記録する。更に、ROM68は、制御プログラムを実行するための初期データや、装飾ランプ36の点滅動作パターンを制御するプログラムや、表示装置32における表示制御をするプログラム等を記憶する。また、RAM70は、上述したプログラムで使用するフラグや変数の値を記憶する。また、パスワードが記憶されている。
【0063】
本実施形態における表示制御をするプログラムは、具体的には、「前記主制御基板に搭載された前記主記憶装置が抜去されることを防止する抜去防止手段が解除されることなく当該主記憶装置が抜去されたことを検知する検知ステップと、前記検知ステップにおいて検知がなされたときに、前記主記憶装置に記憶された前記認証情報を消去する認証情報消去ステップと、を実行させる」ものを含んでいる。
【0064】
更に、入出力バス64には、インターフェイス回路群72も接続されている。インターフェイス回路群72には、スピーカ46(46a〜46d)、発射モータ28、ソレノイド48及び57、保留ランプ34(34a〜34d)及び装飾ランプ36が接続されており、インターフェイス回路群72は、CPU66における演算処理の結果に応じて上述した装置の各々を制御すべく駆動信号や駆動電力を供給する。
【0065】
また、ソレノイド48は、上述した如きシャッタ40を開閉駆動するためのものであり、ソレノイド57は、上述した如き可動片58a及び58bを駆動するためのものである。更に、保留ランプ34(34a〜34d)は、表示装置32に表示する図柄の組合せが有効となった回数を示すものである。更にまた、装飾ランプ36は、遊技が大当たりとなったときやリーチとなったときに遊技者にその旨を示すべく点滅又は点灯するものである。
【0066】
更にまた、入出力バス64には、乱数を発生されるための乱数発生部65が接続されている。乱数を発生させるための命令がCPU66から乱数発生部65へ発せられたときには、乱数発生部65は所定の範囲の乱数を発生させ、その乱数の値を示す信号を入出力バス64に発するのである。CPU66は、この発生された乱数により遊技の進行状況を決定する。これにより、内部抽選処理が行われるのである。
【0067】
更にまた、インターフェイス回路群72には、表示制御装置200も接続されており、表示制御装置200は、主制御回路60から発せられる画像表示命令に基づいて表示制御装置200に接続されている表示装置32を駆動するための駆動信号を発する。
【0068】
上述の主制御回路60内の各部分には、電源としてパチンコ遊技機本体の主電源76と共に充電池78が接続されている。充電池78は、パチンコ遊技機本体が主電源76の投入により起動しているときには、主電源76との接続により充電がなされ、主電源76が投入されておらずパチンコ遊技機本体が起動していないときには、主制御回路60を起動させる。
【0069】
これにより、パチンコ遊技機本体の主電源76の有無に関わらず、主制御回路60は起動することが可能となるので、常に、ROM68は電源ON状態となり、ROM68の脱着を検知することが可能となるのである。
【0070】
図3における、主電源76,充電池78,及び主制御回路60の間に描かれた矢印は、以上のことを簡易的に表現したものである。
【0071】
[パチンコ遊技機の表示制御装置の構成]
上述した表示制御装置200の回路を示すブロック図を図4に示す。
【0072】
インターフェイス回路202は、入出力バス204に接続されており、上述した主制御回路60から発せられた画像表示命令は、インターフェイス回路202を介して入出力バス204に供給される。入出力バス204は、中央処理回路(以下、CPUと称する)206にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
【0073】
上述した入出力バス204には、ROM(リード・オンリー・メモリ)208及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)210も接続されている。ROM208は、主制御回路60から発せられた画像表示命令に基づいて表示装置32に供給する駆動信号を生成するための表示制御プログラムを記憶する。一方、RAM210は、上述したプログラムで使用するフラグや変数の値を記憶する。
【0074】
更に、入出力バス204には、画像データプロセッサ(以下、VDPと称する)212も接続されている。このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の回路を含み、表示装置32に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる処理装置である。
【0075】
上述したVDP212には、主制御回路60から発せられた画像表示命令に応じた画像データを記憶するためのビデオRAM214と、背景の画像データや、図柄の画像データや、キャラクタの画像データ等の画像データを記憶する画像データ用ROM216と、が接続されている。更に、VDP212には、表示装置32を駆動するための駆動信号を発する駆動回路218も接続されている。
【0076】
更に、入出力バス204には、ROM脱着センサ220も接続されている。このセンサから、ROM68が脱着されたことを示す信号が発せられた場合には、その事実がRAM210に記録され、その後外部に通知されることとなるのである。当該脱着から当該通知までの方法については後述する。
【0077】
上述したCPU206は、ROM208に記憶されている表示制御プログラムを読み出して実行することにより、主制御回路60から発せられた画像表示命令に応じて表示装置32に表示する画像データをビデオRAM214に記憶させる。主制御回路60から発せられる画像表示命令には、背景表示命令や、図柄表示命令、キャラクタ表示命令等の表示命令が含まれる。
【0078】
[ROM脱着の構成]
次にROM脱着の構成を説明する。ROM脱着の簡単な構造を、図5に示す。
【0079】
図5(a)は、ROM68が主制御基板上のソケット69に装着される様子を表すものであり、図5(b)は、ROM68が主制御基板上のソケット69から脱される様子を表すものである。
【0080】
スイッチ221とRAM70(図3参照)とは、充電池78を介して回路を構成しており、図5(a)に示したように、ROM68がソケット69に装着されると、スイッチ221が押し込まれ、当該回路は閉回路となり、RAM70が電気的に接続された状態となる。このようにRAM70に電流が供給されることにより、記憶された認証情報が保持されるのである。
【0081】
また、図5(b)に示したように、ROM68がソケット69から取り外されスイッチ221が開放されると、当該回路は開回路となり、当該回路の電流の供給が停止することになるのである。すると、RAM70への電流の供給がなくなり、認証情報が消去され、遊技が開始されなくなるのである。
【0082】
[ROM抜去の仕組み]
次に、ROM68が取り外される仕組みを説明する。
【0083】
図6は、ROM68が主制御基板61上に搭載されている様子を図示したものである。
【0084】
ROM68とソケット69は、カバー90に覆われている。カバー90は、ROM68が取り外されることを防止する役割を果たしている。カバー90の両端には、カバー90を開けるためにモータ91が取り付けられている。図6では、片側に取り付けられたモータは省略する。
【0085】
図7は、カバー90が開き、ROM68を取り外せる状態になるまでを図示したものである。図7(a)は、カバー90が閉まっている状態を示したものである。主制御基板61の上にカバー90が搭載され、ROM68とソケット69を覆っている。
【0086】
図7(b)は、カバー90が開いているところを図示したものである。正しいパスワードが入力されると、モータ91が動き出し、カバー90上の側端部に形成されたギアとモータ91が噛み合うことにより、カバー90が開きだす。カバー90は、下部へと移動する。
【0087】
カバー90が開ききると、図7(c)に示すようになる。この状態で、ROM68を取り外しできるようになる。
【0088】
次に、ROM68が正しく取り外された様子を図8に、不正に取り外された様子を図9に示す。尚、図8,図9においては、モータは省略してある。
【0089】
図7に示した如く、パスワードが正しく入力されると、カバー90が開き、ROM68を正規に取り外すことができる。そして、図8に示す如く、再度使用可能な状態でソケット69が残る。
【0090】
一方、正しいパスワードが入力されず、ROM68が不正に取り外された場合は、図9に示すようになる。即ち、カバー90が開かず、強引に抜き取るため、カバー90は破壊された状態となる。更に、ROM68も強引に取り外すため、接合部がひび割れた状態となる。このため、強引に取り外されたことが一目で分かる。
【0091】
以上より、本発明においては、まず、パスワードが正しく入力されないとROM68を取り外すことができないようになっているため、不正ROMの取り付けを未然に防止する効果を有する。更に、万が一不正に取り外されてしまった場合でも、跡が残り、一目で判別できるため、不正交換されたことが容易に判別でき、不正ROMによる遊技を未然に防止する効果を有する。
【0092】
[モータ駆動]
次に、モータ91が駆動し、カバー90が開く流れを図10に示す。
【0093】
最初は、入力待ちの状態となっている(ステップS11)。CPU66は、遊技場の従業員等が、遊技機外部に取り付けられたパスワード入力ボタン230からパスワードを入力するのを待つ状態である。
【0094】
次に、パスワードを受信したか否かを判断する(ステップS12)。CPU66は、遊技場の従業員等が入力したパスワードを受信したか否かを判断する。パスワードを受信したと判別した場合にはステップS13に処理を移し、受信していないと判別した場合にはステップS11に戻り、再び入力待ちの状態となる。
【0095】
次に、パスワードが一致しているか否かを判断する(ステップS13)。CPU66は、ステップS12で受信したパスワードが、ROM68に搭載されたパスワードと一致しているか否かを判断する。一致していると判別した場合にはステップS14に処理を移し、一致していないと判別した場合には、本処理を終了する。
【0096】
次に、モータを駆動させる(ステップS14)。CPU66は、入出力バス64、インターフェイス回路群72を通して、モータを駆動させる。これにより、カバー90が開き、ROM68を取り外すことができるのである。この処理が終了した後、本処理を終了させる。
【0097】
尚、上述した本実施形態におけるパチンコ遊技機10では、パスワードの入力によりROM68が取り外される構成を、カバー90がモータ91により開く構成としたが、本発明はこれに限らず、カバー90が磁石の力で開閉する等、パスワードを入力しないとROM68を取り外すことができないものであれば、他の構成としてもよい。
【0098】
[認証情報消去の仕組み]
次に、認証情報がどのように消去されるかを説明する。
【0099】
通常の状態においては、スイッチ221とRAM70とは、充電池78を介して回路を構成しており、図5(a)に示したように、ROM68がスイッチ221を押し込み、当該回路は閉回路となっており、当該回路に電流が供給されている。それにより、RAM70に電流が供給され、記憶された認証情報が保持されているのである。
【0100】
しかし、図5(b)に示したように、ROM68が取り外され、スイッチ221が開放されると当該回路は開回路となり、当該回路の電流の供給が停止することになるのである。すると、RAM70への電流の供給がなくなり、認証情報が消去されるのである。
【0101】
[副制御基板での処理]
一方、副制御基板では、遊技を開始するか否かを伝える信号を主制御基板に送信する処理が行われる。この処理を図11に示す。
【0102】
最初に、主制御基板から認証情報の送信があったか否かを判断する(ステップS21)。CPU206は、ROM68から認証情報が送信されたか否かを判断する。認証情報が送信されたと判別した場合にはステップS22に処理を移し、送信されなかったと判別した場合には直ちに本サブルーチンを終了させる。
【0103】
次に、認証情報が一致するか否かを判断する(ステップS22)。CPU206は、副制御基板に搭載されている認証情報と、ROM68から送信された認証情報が一致していると判別した場合にはステップS24に処理を移し、一致していないと判別した場合にはステップS23に処理を移す。
【0104】
ステップS23では、開始不許可信号を送信する。CPU206は、認証情報が不一致のため、ROM68が取り外された可能性があると判別して、遊技の開始を許可しない旨の信号を主制御基板に送信する。これにより、遊技が開始されない。この処理を終了させた後、本処理を終了させる。
【0105】
ステップS24では、開始許可信号を送信する。CPU206は、認証情報が一致しているため、正規のROM68が取り付けられていると判別して、遊技を許可する旨の信号を主制御基板に送信する。これにより、遊技が開始される。この処理を終了させた後、本処理を終了させる。
【0106】
上述したステップS12〜ステップS14の処理を行うことによって、「前記主制御基板に搭載された前記主記憶装置が抜去されることを防止する抜去防止手段と、前記抜去防止手段の抜去防止機能を解除するための情報を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段により入力された前記情報と、前記抜去防止手段の抜去防止を解除するためのパスワードとを照合する照合手段と、を備え、前記抜去防止手段が解除されることなく前記主記憶装置が抜去されたことを検知する検知手段と、前記検知手段により検知がなされたときに、前記主記憶装置に記憶された前記認証情報を消去する認証情報消去手段と、を有する」ので、主制御基板に搭載された主記憶装置を容易に抜去することができなくなる。つまり、主制御基板に搭載された主記憶装置を抜去するためには、その行為を行なおうとする者が入力手段を用いて、正しいパスワードを入力して、抜去防止手段を解除しなければならない。また、そのような解除を行わずに主記憶装置を抜去してしまうと、遊技機の電源を立ち上げたときに副制御基板側から主制御基板に対して主記憶装置に記憶された認証情報の確認が行われるが、その認証情報が消去されることとなるため、主記憶装置が通常用いられるものと異なることが検知されることになり、従来行われていた不正行為を防止することができるのである。
【0107】
尚、上述した実施形態では、「遊技機」としてパチンコ遊技機を用いて説明したが、本発明はこれに限らず、パチスロ遊技機等、内部抽選により遊技状態が決定されるものであれば、他の種類の遊技機でもよい。
【0108】
【発明の効果】
本発明によれば、「前記主制御基板に搭載された前記主記憶装置が抜去されることを防止する抜去防止手段と、前記抜去防止手段の抜去防止機能を解除するための情報を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段により入力された前記情報と、前記抜去防止手段の抜去防止を解除するためのパスワードとを照合する照合手段と、を備え、前記抜去防止手段が解除されることなく前記主記憶装置が抜去されたことを検知する検知手段と、前記検知手段により検知がなされたときに、前記主記憶装置に記憶された前記認証情報を消去する認証情報消去手段と、を有する」ので、主制御基板に搭載された主記憶装置を容易に抜去することができなくなり、万一そのような解除を行わずに主記憶装置を抜去しても、主記憶装置が通常用いられるものと異なることが検知されることになるため、従来行われていた不正行為を防止することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるパチンコ遊技機の概観を示す正面図である。
【図2】 本発明によるパチンコ遊技機の遊技盤面の拡大正面図である。
【図3】 本発明の実施例であるパチンコ遊技機の主制御回路を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施形態であるパチンコ遊技機の表示制御装置を示すブロック図である。
【図5】 本発明の実施形態であるROM脱着の検知を行うスイッチの構造を示す斜視図である。
【図6】 本発明の実施形態であるROMとカバーが搭載されている状態を示す概略図である。
【図7】 本発明の実施形態であるROMを取り外しできる状態になるまでを示した断面図である。
【図8】 本発明の実施形態であるROMが正しく取り外された状態を示す概略図である。
【図9】 本発明の実施形態であるROMが不正に取り外された状態を示す概略図である。
【図10】 本発明によるパチンコ遊技機において実行される処理のフローチャートを示す図である。
【図11】 本発明によるパチンコ遊技機において実行される制御処理のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技機
26 発射ハンドル
32 表示装置
42 球検知センサ
44 始動口
60 主制御回路
62、72 インターフェイス回路群
64、204 入出力バス
65 乱数発生部
66、82、206 CPU
68、84、208 ROM
70、86、210 RAM
76 主電源
78 充電池
80 サーバ
90 カバー
91 モータ
200 表示制御装置
202 インターフェイス回路群
212 VDP
214 ビデオRAM
216 画像データ用ROM

Claims (5)

  1. 遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの制御を行うプログラムが記憶されたROMと認証情報が記憶されているRAMとが搭載される主制御基板と、
    前記プログラムとは異なる他のプログラムが記憶された副記憶装置が搭載され、前記主制御基板からの前記認証情報を確認することにより作動する副制御基板と、を有する遊技機において、
    前記主制御基板に搭載された前記ROMを覆い、該ROMが抜去されることを防止する抜去防止手段と、
    前記抜去防止手段の抜去防止機能を解除するための情報を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段により入力された前記情報と、前記抜去防止手段の抜去防止を解除するためのパスワードとを照合する照合手段と、を備え、
    前記抜去防止手段が解除されることなく前記ROMが抜去されたことを検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知がなされたときに、前記RAMに記憶された前記認証情報を消去する認証情報消去手段と、を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記検知手段により前記検知がなされたことを外部に通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記抜去防止手段は、弧状の複数のカバーを有して構成され、
    前記カバーが、前記主制御基板に搭載された前記ROMを覆う閉鎖状態と、
    前記ROMを覆わない開放状態とに移行可能なことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記抜去防止手段は、前記カバーを移行するための駆動手段と、
    前記駆動手段の制御を行う前記駆動制御手段とを備え、
    前記照合手段が、前記情報入力手段により入力されたパスワードと、前記解除するためのパスワードとを照合し一致した場合に、前記駆動制御手段は、前記カバーを前記開放状態に移行するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 請求項1乃至4いずれか記載の遊技機を管理するサーバであって、
    前記遊技機に設けられ、前記主制御基板に搭載された前記主記憶装置が抜去されることを防止する抜去防止手段が解除されることなく当該主記憶装置が抜去されたことを検知したことを示す信号を受信する検知信号受信手段を有することを特徴とするサーバ。
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