JP2006087505A - 遊技機 - Google Patents

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和生 岡田
Masatane Kobayashi
正胤 小林
Toshiya Ogawa
俊弥 小河
Mayumi Takeda
真弓 武田
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Abstract

【課題】遊技機の扉体に対する不正行為を防止する。
【解決手段】かかる課題を解決するために、本発明の遊技機は、遊技機の扉体に設けられた1又は複数の錠ユニットと、扉体のロックの解除及び又は扉体の開放を検知する解除開放検知手段と、解除開放検知手段が検知すると、当該遊技機の動作状態を保留にさせる動作状態制御手段と、操作されたときに、保留状態となっている当該遊技機の動作状態を遊技可能状態に復帰させる復帰信号を出力する1又は複数の復帰操作子とを備え、動作状態制御手段は、少なくとも1個以上の復帰操作子から復帰信号を受けたことを条件として、当該遊技機の動作状態を保留状態から遊技可能状態に復帰させることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技機に関し、例えば、遊技機の扉体に対する不正行為を防止することができる遊技機に適用し得る。
一般に、遊技機の扉体は遊技店内の店員等が所持する鍵によりロック又はアンロック可能な錠が設けられている。そして、遊技機内に何らかのエラーが生じた場合や遊技媒体の補給が必要になった場合に、店員等が扉体の錠を鍵で開錠して扉体を開放し、遊技機内に生じたエラー解消や遊技媒体の補給が行なわれている。
また、従来、遊技機内部でエラーが発生したときに遊技機の動作を保留し、リセットボタンの押下により保留状態から通常状態に移す特許文献1に示すような遊技機がある。
特開2001−190805号公報
ところで、遊技者の中には、遊技機の扉を不正に開放し、遊技機内部の制御装置を不正に操作する不正行為者がいる。このような不正行為による被害は遊技場経営者側にとっては大きく、このような行為を防止することが強く望まれている。
上述したように、従来の遊技機は、遊技機内部でエラーが発生した場合にのみその遊技状態を保留するようにしており、エラーが発生していない場合に、扉体の錠が開錠されても、更には扉体が開放されても遊技状態は保留とならず、遊技が可能な状態のままである。従って、遊技者により開錠行為あるいは不正開放がなされ、制御装置に対して不正な行為がなされたとしても、再度扉体を閉めて遊技が再開されてしまうという問題があった。
そのため、少なくとも遊技機の扉体のロックが解除後、特定の復帰信号が与えられるまで遊技機の動作状態を保留状態にし、遊技ができないようにする遊技機が求められている。
かかる課題を解決するために、本発明の遊技機は、遊技機の扉体に設けられた1又は複数の錠ユニットと、扉体のロックの解除及び又は扉体の開放を検知する解除開放検知手段と、解除開放検知手段が検知すると、当該遊技機の動作状態を保留にさせる動作状態制御手段と、操作されたときに、保留状態となっている当該遊技機の動作状態を遊技可能状態に復帰させる復帰信号を出力する1又は複数の復帰操作子とを備え、動作状態制御手段は、少なくとも1個以上の復帰操作子から復帰信号を受けたことを条件として、当該遊技機の動作状態を保留状態から遊技可能状態に復帰させることを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、遊技機の扉体に設けられた1又は複数の錠ユニットと、扉体のロックの解除及び又は扉体の開放を検知する解除開放検知手段と、解除開放検知手段が検知すると、当該遊技機の動作状態を保留にさせる動作状態制御手段と、操作されたときに、保留状態となっている当該遊技機の動作状態を遊技可能状態に復帰させる復帰信号を出力する1又は複数の復帰操作子とを備え、動作状態制御手段は、少なくとも1個以上の復帰操作子から復帰信号を受けたことを条件として、当該遊技機の動作状態を保留状態から遊技可能状態に復帰させることにより、ロック解除後、特定の復帰信号が与えられるまで遊技機の動作状態を保留状態にすることができるので、その間遊技ができないようにすることができる。
以下、本発明の遊技機を実施する形態について図面を参照して説明する。
(A)実施形態
本実施形態は、遊技機としてパチンコ型スロットマシン(いわゆるパチスロ機)を用いた例について説明する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、本実施形態のパチスロ機の外観の例を示す正面図である。図1において、パチスロ機1の本体中央部には、可変表示部を構成する3個のリール2、3、4が回転自在に設けられている。各リール2、3、4の外周面には複数種類の図柄(以下、シンボルという)から成るシンボル列が描かれている。これらシンボルはパチスロ機1の正面の表示窓5、6、7を通してそれぞれ3個ずつ観察される。この表示窓5、6、7には、横3本と斜め2本の計5本の入賞ラインが設けられている。また、表示窓5〜7の下方右側には、遊技者がメダルを入れるための投入口8が設けられている。なお、この入賞ラインは、遊技者が投入したメダルの投入数に応じて有効なライン数が変わり得るものである。
また、表示窓5〜7の左方には、上部から、4個のチャンスLED(発光ダイオード)9〜12、3個の遊技動作表示ランプ13〜15、および貯留枚数表示部16、スタートランプ17が設けられている。チャンスLED9〜12および遊技動作表示ランプ13〜15は遊技状態に応じて点灯制御され、その時の遊技状態が遊技者に知らされる。貯留枚数表示部16は、例えば3桁の7セグメントLEDからなり、機械内部に現在クレジットされているメダル数を表示する。スタートランプ17は各リール2〜4が作動可能な時に点滅する。
また、表示窓5〜7の右方には、上部から、ボーナスカウント表示部18、WINランプ19、配当枚数表示部20、およびインサートランプ21が設けられている。ボーナスカウント表示部18は、例えば3桁の7セグメントLEDからなり、ボーナスゲーム入賞時に、RBゲームおよびジャックゲームの残り入賞可能回数をデジタル表示する。WINランプ19は有効化入賞ラインに入賞組み合わせのシンボルが揃った時に点灯する。配当枚数表示部20は、例えば3桁の7セグメントLEDからなり、入賞によるメダル払い出し枚数を表示する。インサートランプ21は投入口8にメダルの投入が受付可能な時に点灯する。
また、表示窓5〜7の直ぐ下方には液晶表示装置22(例えば、7インチサイズの表示装置)が設けられている。また、液晶表示装置22の左側には十字キー23、Aボタン24、Bボタン25、1貯留メダル投入スイッチ26、2貯留メダル投入スイッチ27、および3貯留メダル投入スイッチ28が設けられている。この貯留メダル投入スイッチ26〜28は、貯留枚数表示部16にメダル数が表示されてクレジットされている際に、メダル投入口8へのメダル投入に代えて1回のゲームに1〜3枚のメダルを賭ける際に使用される。液晶表示装置22は、種々の表示画面を表示するものであり、また、十字キー23は上下左右の4方向にスイッチ操作され、Aボタン24およびBボタン25と共に操作されて液晶表示装置22に表示する情報を選択する際に使用されるものである。
また、液晶表示装置22の下方には、左側から、貯留メダル精算スイッチ29、スタートレバー30、停止ボタン31、32、33及び錠ユニット100のロックを解除するための暗証番号を入力する鍵入力部140が設けられている。貯留メダル精算スイッチ29は機械内部にクレジットされているメダルを精算する際に使用される。また、スタートレバー30の操作により各リール2〜4の回転が一斉に開始する。停止ボタン31〜33は、各リール2〜4に対応して配置されており、これら各リール2〜4の回転が一定速度に達したとき操作が有効化され、遊技者の操作に応じて各リール2〜4の回転を停止する。
鍵入力部140は、後述する錠ユニット100のロックを解除する鍵を入力するものであり、本実施形態の錠ユニット100は暗証番号を鍵とするので、例えば、暗証番号を入力するためのテンキーなどが該当する。
また、パチスロ機1の正面下部にはメダル受皿34が設けられている。このメダル受皿34はメダル払出口35から払い出されるメダルを貯めるものである。また、パチスロ機1の正面上部には、入賞に対してどれだけのメダルが払い出されるかを示す配当表示部36が設けられている。
また、パチスロ機1は、その外観には現れないがパチスロ機1の扉体と外枠とをロックする1個の錠ユニット100が設けられている。なお、複数の錠ユニットを設けてもよい。
本実施形態において、錠ユニット100は、暗証番号をキーとして解除する電子ロック機構による錠ユニットとするものとして説明する。しかし、錠ユニット100は、後述するようにロック解除を検知させることができれば、その構成は特に限定されず、例えば、鍵の回動に連動してロック又はアンロックする物理的な錠ユニットや、扉体と錠ユニットとの間を例えば磁力などでロック又はアンロックする錠ユニットなど広く適用できる。
また、本実施形態の鍵方式を暗証番号の照合によるものとして説明するがこれに限らず、鍵穴に挿入又は回動させる鍵方式や、カード挿入読み取り口に挿入する専用カード方式や、又は店員等の指紋などの生体情報に基づく認証方式などを適用できる。これらの場合、鍵入力部140は、鍵を挿入する鍵穴、専用カードを挿入するカード挿入部、生体情報取り込み部などが該当する。
図2は、錠ユニット100の外観イメージを示す斜視図である。図2に示すように、錠ユニット100は、外観上、例えば、概ね箱形状の錠ユニット本体101と、シリンダ錠102とを有するものである。なお、図2において、符号103はパチスロ機1の扉体の枠を示す。従って、錠をかけたときは、パチスロ機1の扉体の枠103に設けられた貫通孔に、シリンダ錠102が挿通されることで、扉体が開放しないようにロックすることができる。
また、本実施形態では、錠ユニット100のロック又はアンロックの切り替えは、後述するパチスロ機1の制御基板からの指令に応じて行なわれるものとする。また、パチスロ機1の制御基板は、入力された各錠ユニット100の暗証番号と、予め定められた設定暗証番号との一致を照合し、一致する場合にロック解除指令を錠ユニット100に送出するものとする。そして、ロック解除指令を受けることで、錠ユニット100は、シリンダ錠102を動作させてロックを解除する。また、錠ユニット100が解除すると、解除検知部120がロック解除を検知し、ロック解除検知信号を制御基板に与えるものである。これにより、錠ユニット100のロック解除時を制御基板側に通知することができる。
なお、本実施形態では、パチスロ機1の制御基板が暗証照合処理をするとして説明するが、錠ユニット100自体が専用の入力部及び照合部を備えてもよい。
図3は錠ユニット本体10の内部構成例を示す構成図であり、錠ユニット本体101は、シリンダ錠102の枠103の貫通孔への挿通を制御する電子ロック機構301が設けられている。この電子ロック機構301は、図3に示すように、駆動部303からの電流により発生した磁界によりシリンダ錠102の挿通又は非挿通動作の駆動を実行する実行部(例えば、ソレノイド等)302、後述するパチスロ機1の制御基板から到来したロック解除指令に応じて実行部302を駆動させる駆動部(例えば、ソレノイドドライバ等)303、パチスロ機1の制御基板と接続するインタフェース部304を有する。
図4及び図5は、パチスロ機1のメイン制御基板61及びサブ制御基板62の回路構成例を示す。
図4において、メイン制御基板61は、例えばマイクロコンピュータ等からなる制御部63を備える。この制御部63は、メインCPU64、動作プログラムや入賞を確定するための各種テーブルなどを格納するプログラムROM65、バックアップ機能付き制御RAM(ランダム・アクセス・メモリ)66、他の周辺装置と信号を授受するI/Oポート71を有するものである。また、CPU64には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路67及び分周器68と、一定範囲の乱数を発生する乱数発生器69及び発生した乱数の1つを特定する乱数サンプリング回路70とが接続されている。なお、制御部63が、乱数発生機能及び乱数サンプリング機能を備えるようにしてもよく、その場合乱数発生手段69及び乱数サンプリング手段70を備えなくてもよい。
また、メイン制御基板61は、制御部63に接続可能な、モータ駆動部73、各ランプ駆動回路74、各表示部駆動回路75、ホッパー駆動回路76を有する。これらモータ駆動部73、各ランプ駆動回路74、各表示部駆動回路75、ホッパー駆動回路76は、メインCPU64からの駆動指令に基づいて、各リール2、3、4を回転駆動するステッピングモータ45、各種ランプ(遊技動作表示ランプ13〜15、スタートランプ17、WINランプ19)、各種表示部(貯留枚数表示部16、チャンスLED9〜12、ボーナスカウント表示部18、入賞配当枚数表示部20)、およびメダルを収納するホッパー72を駆動するものである。
さらに、メイン制御基板61は、制御部63と接続可能な、投入メダルセンサ8S、スタートスイッチ30S、貯留メダル投入スイッチ25〜27、貯留メダル清算スイッチ29を有する。これら投入メダルセンサ8S、スタートスイッチ30S、貯留メダル投入スイッチ25〜27、貯留メダル清算スイッチ29がそれぞれ入力信号を制御部63に与えることで制御部63が各種制御を行なう。
また、メイン制御基板61は、リールを停止させる信号を送出するリール停止信号回路78、各リール2、3、4の回転位置を検出するリール位置検出回路77、ホッパー72から払い出されるメダル数を計数するメダル検出部72Sを有する。また、図示しない払出完了信号発生回路は、メダル検出部72Sから入力した実際に払い出しのあったメダル計数値が、表示部駆動回路75から入力した計数信号で表される配当枚数データに達した時に、メダル払い出しの完了を検知する信号を発生する。これら入力信号発生手段を構成する各回路もI/Oポート71を介してCPU64に接続されている。また、メイン制御基板61は、サブ制御部通信ポート79を有し、このサブ制御部通信ポート79を介してサブ制御基板62へ信号を送出する。
図5において、サブ制御基板62は、メイン制御部通信ポート88が設けられている。サブ制御部通信ポート79及びメイン制御部通信ポート88間の通信は、サブ制御部通信ポート79からメイン制御部通信ポート88へ向かう一方向についてだけ行われる。本実施形態では、サブ制御部通信ポート79からメイン制御部通信ポート88へ送出される信号は、例えば7ビット長でその制御種別が表されるコマンド種別と、例えば8ビット又は24ビット長でそのコマンドの内容が表されるパラメータとのセットで構成されている。
サブ制御基板62は、例えばマイクロコンピュータ等からなる制御部81を有する。制御部81も、メイン制御基板61における制御部63と同様、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うサブCPU82、プログラムROM83及びバックアップ機能付き制御RAM84とを含んで構成されている。また、サブCPU82も、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路85および分周器86が接続されており、さらに、上記のメイン制御部通信ポート88や後述するアクチュエータとの間で信号を授受するI/Oポート87が接続されている。
また、サブ制御基板62は、制御部81に接続する各ランプ駆動回路89を有する。各ランプ駆動回路89は、例えば各リール2〜4に内蔵されたリールバックランプ47a〜47cを駆動するものである。また、制御部81が制御信号を生成するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段として、前述した十字キー23、Aボタン24およびBボタン25がある。
また、サブ制御基板62は、制御部81に接続する、画像制御IC(高集積化回路)90、音源IC91を有する。この画像制御IC90は、例えば液晶表示装置22にキャラクタを表示するためのキャラクタ・データを記憶するキャラクタROM92、カラーディスプレイ表示用メモリであるビデオRAM93と接続し、制御部81の制御の下、液晶表示装置22に画像表示を行うものである。また、音源IC91は、サウンドデータを記憶するサウンドROM94と接続し、制御部81の制御の下、パワーアンプ95で増幅させたサウンドをスピーカ96から出力させるものである。なお、サブCPU82は、液晶表示装置22に遊技機データを表示させるのに必要なデータを、メイン制御基板61から送信されるコマンドに基づいてゲーム毎に算出し、制御RAM84に記憶したデータをゲーム毎に算出したデータに更新している。
さらに、サブ制御基板62は、制御部81に接続する、鍵入力部140、鍵ユニット駆動部110、解除検知部120、復帰ボタン130を有する。
鍵入力部140は、例えば店員等の操作により、入力された錠ユニット100の暗証番号を取り込み、その暗証番号をI/Oポート87を介してサブCPU82に与えるものである。なお、制御RAM84は、予め錠ユニット100の設定暗証番号を記憶している。そして、サブCPU82は、鍵入力部140から与えられた暗証番号と制御RAM84の設定暗証番号とが一致するか否かを判定する。ここで、この錠ユニット100の暗証番号の設定は設定権限がある者(例えば、遊技場の店長など)による操作に設定され、又設定暗証番号は所定操作により設定変更可能である。
錠ユニット駆動部110は、サブCPU82における錠ユニット100の入力暗証番号の照合結果が正当である場合に、サブCPU82からI/Oポート87を介してロック解除を駆動させるための制御信号を受け取り、錠ユニット100に対してロック解除指令を与えるものである。これにより、入力暗証番号の照合結果が正当である場合に、錠ユニット100のロックを解除させることができる。
解除検知部120は、錠ユニット100のロックが解除した場合に、そのロック解除を検知し、ロック解除検知信号をサブCPU82に与えるものである。そして、サブCPU82は、ロック解除検知信号を受け取ると、パチスロ機1の動作をストップさせて遊技ができない保留状態とする。これにより、不正な解除があった場合でも、パチスロ機1の動作をストップさせ、遊技ができないようにすることができる。このパチスロ機1の動作状態を保留状態とする方法として、例えば、制御RAM84の所定領域に格納される動作状態フラグをON(又はOFF)にする方法が考えられる。
ここで、解除検知部120は、正当な解除方法(本実施形態の場合は正当な暗証照合)によりロック解除する場合だけでなく、不正な方法により解除した場合をも検知できるセンサなどが好適である。これにより、不正行為者による不正な解除が発生した場合をも検知可能となる。なお、解除検知部120は、ロック解除だけでなく扉体の開放をも検知できるものであってもよい。
なお、サブCPU82は、ロック解除検知信号を受け取ると、報知部150を駆動させる指令を与えるようにしてもよい。この報知部150は、例えば、警告ランプや、警告ブザーなどが該当する。
復帰ボタン130は、パチスロ機1内部に設けられたリセットボタンであり、押下されると、リセット信号をサブCPU82に与えるものである。そして、サブCPU82は、復帰ボタン130からのリセット信号を受け取ると、制御RAM84の動作状態フラグをOFF(又はON)に切り替え、初期化して、遊技可能状態に復帰させる。
ここで、図6は、扉体を開放したときのパチスロ機1の内部構成を示すイメージ図である。なお、図6において、図1で説明した構成と対応する構成については対応する符号を示す。図6に示すように、パチスロ機1の扉体を開放すると、そのキャビネット600内部には、ホッパー72、電源ボックスユニット620が設けられている。この電源ボックスユニット620は、メインスイッチ621及びエラーが生じたときのリセットボタン622が設けられている。また、本実施形態の復帰ボタン130は、例えば、電源ボックスユニット620に設けられている。
従来、パチスロ機1内部に設けられたリセットボタン622は、エラー発生後、エラーを解消された場合に店員等に押下されるものであった。しかし、これとはまた別で、本実施形態の復帰ボタン130は、エラー発生の有無に関係なく、ロック解除検知に基づいて保留にしているパチスロ機1の動作をリセットするためのものである。これにより、ロック解除により動作がストップしているパチスロ機1の状態を復帰させるためには、この特定の復帰ボタン130からのリセット信号(ロック解除時用リセット信号)の入力が必要となる。
また、復帰ボタン130は、パチスロ機1の扉体を大開放しなければ手が届かない位置に設置することが好適である。例えば、本実施形態では、復帰ボタン130は、パチスロ機1の扉体のヒンジ側に一般的に設けられている電源ボックスユニット620に備えられる。これは、扉体のわずかな開放で届く位置では、不正行為者に簡単に押下されてしまうおそれがあるからである。また、一般に、遊技場内では、監視カメラによる遊技行為の監視を行なっているので、扉体が大開放されると、監視カメラによって不正行為を発見、特定することができるからである。
なお、サブCPU82は、ロック解除時及び復帰ボタン130によるリセット時について履歴情報を制御RAM84の所定領域に記録するようにしてもよい。これにより、少なくともロック解除時刻を管理することができるので、不正行為による解除についても特定することできる。
(A−2)実施形態の動作
次に、本実施形態のパチスロ機1の扉体の錠が解除されたときの動作について図面を参照して説明する。図7は、扉体の錠が解除されたときの動作フローチャートである。
まず、パチスロ機1に設けられている鍵入力部140が操作され、入力された番号が取り込まれると、入力された番号が、鍵入力部140からI/Oポート87を介してサブCPU82に与えられる。そして、制御RAM84の所定領域に予め記憶されている錠ユニット100の暗証番号が読み出され、サブCPU82により、入力番号と設定暗証番号とが一致するか否か判定される。その判定結果が正当でない場合、錠ユニット100のロック解除はなされず終了する。一方、判定結果が正当である場合、ロックを解除させる旨の制御信号が、サブCPU82からI/Oポート87を介して錠ユニット駆動部110に与えられる。制御信号が錠ユニット駆動部110に与えられると、ロック解除指令が、錠ユニット駆動部110から錠ユニット100に与えられる。そして、錠ユニット100は、ロック解除指令に基づいて、シリンダ錠102を動作させてロックを解除する。
以上は、暗証番号を入力し照合させた場合の、本実施形態の錠ユニット100のロック解除動作例である。なお、錠ユニット100の構成が本実施形態と異なる場合には、その構成に応じたロック解除がなされる。
錠ユニット100のロックが解除すると、解除検知部120は、錠ユニット100がロックを解除したことを検知し、ロック解除検知信号が、解除検知部120からI/Oポート87を介してサブCPU82に与えられる(S1)。なお、ロック解除検知部120は、錠ユニット100の適式なロック解除だけでなく、不正なロック解除及び又は扉体の開放をも検知できるようにし、ロック解除検知信号を送出してもよい。
ロック解除検知信号が、サブCPU82に与えられると、サブCPU82は、制御RAM84の所定領域に格納されている動作状態フラグをON(又はOFF)にする。これにより、パチスロ機1の動作は保留状態となる(S2)。また、このとき、サブCPU82は、報知部150に対して報知させるための駆動指令をし、報知部150は報知する(S3)。なお、S2とS3の順序は逆であってもよい。
その後、パチスロ機1内部に設けられている復帰スイッチ130が押下されると、リセット信号が、復帰スイッチ130からI/Oポート87を介してサブCPU82に与えられる(S4)。なお、この間、パチスロ機1の動作は保留状態を維持し、遊技機は遊技できない状態である。
リセット信号がサブCPU82に与えられると、サブCPU82は、制御RAM84の動作状態フラグをOFF(又はON)に切り替えて、初期化し、通常の遊技ができるように制御する(S5、S6)。
(A−3)実施形態の効果
以上、本実施形態によれば、ロック解除時にパチスロ機1の動作を保留状態とすることにより、エラー発生に関係なく、扉体の錠の解除時点で、パチスロ機1を遊技できない状態にすることができる。
また、本実施形態によれば、ロック解除時専用の復帰ボタンをパチスロ機1内部に設けることで、ロック解除後専用のボタンの押下があるまで、遊技保留状態を維持することができるので、不正行為により解除されても、その後の遊技を容易にさせなくすることが期待できる。
さらに、本実施形態では、復帰ボタンをパチスロ機1内部の押しづらい位置(例えば、ヒンジ側)に設けることで、復帰ボタンを押そうとする者が、扉体を大開放しなければならないので、監視者による監視を容易にさせることができる。
(B)他の実施形態
(B−1)上述した実施形態では、パチスロ機を遊技機の例として説明したが、パチスロ機に限定されず、パチンコ機、スロットマシン、ゲーム機など他の遊技機にも適用できる。
また、遊技機に限定されず、サンドなど遊技場内に設置される遊技関連機器の扉体に対しても適用可能である。
(B−2)復帰ボタン130による動作状態の復帰について、例えば、制御部81は、復帰ボタン130からのリセット信号を所定時間以上検出した場合にのみリセット処理を実行するようにしてもよい。つまり、所定時間以上、復帰ボタン130を押下しなければリセットしないようにしてもよい。
また、復帰ボタン130の数は複数であってもよい。また、復帰ボタン130を複数とするとき、少なくとも1つの復帰ボタン130から復帰信号を受信することで、リセットするようにしてもよい。また復帰ボタン130を複数とするとき、各復帰ボタン130の押下順序が、設定した順序と正しい場合にのみリセットするようにしてもよい。つまり、リセットさせるための復帰ボタン130の押下組み合わせ順序を決めてもよい。これにより、不正行為者に復帰ボタンを見つけられても、そのリセットの仕方が分からなければ、リセットせず遊技保留状態を維持できる。
この場合、例えば、あらかじめ制御RAM84に、複数の復帰ボタンの押下によるリセット信号の到来設定順序(電気的な到来パターンであってもよい。)を記憶させておく。そして、リセット要求時に、復帰ボタンから到来した順序と、制御RAM84の設定順序との照合により、正当であればリセットし、不正であれば保留状態を維持し終了する方法が考えられる。
また、復帰ボタン130は、遊技機本体に設けられる際、復帰ボタン130の存在が分からないように収納箱などにより覆い隠すようにしてもよい。
(B−3)上述した実施形態では、錠ユニット100の暗証番号の照合は、各パチスロ機1の制御部81が行なうとして説明したが、遊技場内の複数の遊技機と通信回線を介して接続するホールコンピュータ(遊技場管理装置)が行なってもよい。これにより、遊技場内の複数の遊技機のロック解除について、ホールコンピュータが一元的に管理することができる。
この場合、例えば、各遊技機の制御基板が通信回線を介してホールコンピュータと通信する通信手段を有する。また、ホールコンピュータは各遊技機の設定暗証番号を記録するデータベースと接続可能とする。そして、各遊技機の暗証入力部に番号が入力されると、遊技機の通信手段は、入力番号を通信回線を通じてホールコンピュータに与える。ホールコンピュータは、受信した入力番号と設定暗証番号を照合し、正当である場合にその旨を送信元の遊技機に返信する。これを受けた遊技機の制御基板は、本実施形態と同様に、錠ユニット駆動部にロック解除する指令を与え、ロック解除を実行させることができる。
(B−4)錠ユニット100をロック解除するために、店員等の個人認証をするようによい。これにより、ロック解除できる者を特定することができる。
この店員等のロック解除できる資格を有する者の個人認証する方法としては、例えば、暗証番号による認証方法や、個人認証用の専用カードによる認証方法や、各店員等の生体情報を用いた認証方法、又はこれらを組み合わせた認証方法などが考えられる。
実施形態に係るパチスロ機の外観を示す正面図である。 実施形態の錠ユニットの外観を示す斜視図である。 実施形態の錠ユニット本体の内部機能を示す構成図である。 実施形態のメイン制御基板の構成を示すブロック図である。 実施形態のサブ制御基板の構成を示すブロック図である。 実施形態のパチスロ機1の内部を示すイメージ図である。 実施形態のロック解除時の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1…パチスロ機(遊技機)、100…錠ユニット、61…メイン制御基板、
62…サブ制御基板、120…解除検知部、130…復帰ボタン、
140…鍵入力部。

Claims (3)

  1. 遊技機の扉体に設けられた1又は複数の錠ユニットと、
    上記扉体のロックの解除及び又は上記扉体の開放を検知する解除開放検知手段と、
    上記解除開放検知手段が検知すると、当該遊技機の動作状態を保留にさせる動作状態制御手段と、
    操作されたときに、保留状態となっている当該遊技機の動作状態を遊技可能状態に復帰させる復帰信号を出力する1又は複数の復帰操作子と
    を備え、
    上記動作状態制御手段は、少なくとも1個以上の上記復帰操作子から復帰信号を受けたことを条件として、当該遊技機の動作状態を保留状態から遊技可能状態に復帰させる
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 上記復帰操作子の設置位置が当該遊技機本体内部における上記扉体のヒンジ側であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 上記動作状態制御手段は、上記複数の復帰操作子からの各復帰信号の組み合わせ順序が予め設定された順序に一致することを条件として当該遊技機の動作状態を復帰させることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009005870A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Aruze Corp 遊技機
JP2009183512A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Olympia:Kk 遊技機
JP2017000821A (ja) * 2016-09-07 2017-01-05 株式会社三共 スロットマシン

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