JP2002010529A - バックアップ電源装置 - Google Patents

バックアップ電源装置

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JP2002010529A
JP2002010529A JP2000189403A JP2000189403A JP2002010529A JP 2002010529 A JP2002010529 A JP 2002010529A JP 2000189403 A JP2000189403 A JP 2000189403A JP 2000189403 A JP2000189403 A JP 2000189403A JP 2002010529 A JP2002010529 A JP 2002010529A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンデンサを用いたバックアップ電源におい
て、記憶素子の消費電流のばらつき等によるバックアッ
プ電源の保持時間のばらつきを吸収し、所望の通電時間
を設定する。 【解決手段】 電気二重層コンデンサ230の静電容量
を大きくし、前記RAM142に必要充分な電流値より
も極めて大きい電流値とし、かつ前記電気二重層コンデ
ンサ230に対して並列に放電抵抗232を接続し、全
電流の大部分を放電することで、安定した電流を確保す
ると共に、RAM142には必要充分な電流を流すこと
ができる。また、電流ARES/電流ARAMを大きくするこ
とで、RAM142に流れる電流値ARAMをほとんど無
視することができ、RAM142による消費電力に左右
されず、放電抵抗2321の抵抗値の設定のみでRAM
142へ通電する時間を計算することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、停電等の電源遮断
時に、通電中に蓄積した電力によって少なくとも電源遮
断時にも電力を必要とする記憶素子への通電を継続する
バックアップ電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】遊技
機、例えばパチンコ機において、遊技者の遊技している
途中で停電があった場合、パチンコ機に搭載される電子
制御機器がダウンするため、遊技の継続ができなくな
る。この場合、パーラー等の設備において、予備電源等
を備えていれば比較的短い時間で復旧することができる
が、商用電源をそのまま用いている場合には、復旧は電
力会社等の復旧作業に頼るしかない。
【0003】一般に、パチンコ機には、電源モジュール
が備えられ、各電子制御機器に対応した電圧(5V、1
2V等)を電源電圧として供給している。具体的には、
電源モジュールから、中継基板を介して、主基板、払出
制御基板、図柄表示基板、音声制御基板、ランプ制御基
板等に必要な電源を供給している。
【0004】上記主基板は、遊技プログラムの実行経過
に対応する状態をRAM(揮発性メモリ)に記憶しなが
ら、遊技機全体のゲーム進行制御を行うものである(遊
技機能)。なお、上記遊技プログラムの他、入賞した場
合のパチンコ球の払い出し数(賞球)の制御(賞球機
能)についても主基板によって管理している。
【0005】払出制御基板は、パチンコ球の賞球払出プ
ログラムの実行経過に対応する状態をRAMに記憶しな
がら、主制御基板からのパチンコ球の払出しに関するコ
マンドに基づく払出制御を行うと共に、パチンコ機の貸
出プログラムの実行経過に対応する状態をRAMに記憶
しながら、プリペイドカードユニットとの間での通信に
より、パチンコ球の貸出制御を行うものである。
【0006】なお、払出制御基板、図柄表示基板、音声
制御基板、ランプ制御基板は、基本的には、主基板から
送られるコマンド信号に基づいて動作するようになって
いる。
【0007】このようなパチンコ機において、停電があ
ると、パチンコ球が入賞し、その入賞に応じたパチンコ
球の払出残数記憶データが消去されてしまい、現実に停
電前に入賞した分の払出ができなくなってしまう。この
ために遊技者は、不利益をこうむることになる。
【0008】これを解消するために、停電が発生した後
に、パチンコ機の停電直前の遊技状態を記憶するRAM
(揮発性メモリ)へ通電するためのバックアップ電源と
して、コンデンサを用いることが提案されている(一例
として、特開平8ー229192号公報参照)。
【0009】このコンデンサは、通電中に電荷を蓄え、
停電時に放電させることで、前記RAMへ電流を流すよ
うにしている。これにより、RAMに記憶された遊技情
報を保持することができ、電源復帰時に停電直前状態で
復帰させることができる。
【0010】しかしながら、バックアップ電源を単純に
コンデンサのみで構成したのでは、コンデンサの静電容
量のばらつきやバックアップ電源電圧のばらつき、RA
Mの消費電流のばらつき等によるバックアップ電源の保
持時間のばらつきが大きい。
【0011】また、RAMの消費電流値により放電時間
を設計値で算出した場合、ワーストケースは算出できる
が、ベストケースは仕様に載っていないため、算出が困
難となる。さらに、実際はベストケースに近いため、ワ
ーストケースと現物との差も非常に大きい。
【0012】但し、保持(動作保証)電圧を確保する、
という観点からは、ワーストケース値を基準にする必要
がある。ところが、ワーストケース値で設計すると、上
述のとおり現実の消費電流が少ないため、なかなか放電
が進まず、翌日まで意に反してバックアップしてしまう
という問題が生じる。
【0013】このように、パチンコ店では、停電が生じ
たときに、必要な時間RAMへの通電ができなかった
り、逆に店の閉店時刻が過ぎ、通常は電源を落とす時期
になっても継続して通電され、不要な情報が消去されな
いといった不具合が生じている。
【0014】本発明は上記事実を考慮し、コンデンサを
用いたバックアップ電源において、電源電圧のばらつき
や、電子部品への通電時間のばらつきを抑制し、所望の
通電時間を設定することができるバックアップ電源装置
を得ることが目的である。。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、停電等の電源遮断時に、通電中に蓄積した電力によ
って少なくとも電源遮断時にも電力を必要とする記憶素
子への通電を継続するバックアップ電源装置であって、
前記通電中の電力を蓄積するためのコンデンサと、この
コンデンサにより蓄積した電力を電源遮断時に前記記憶
素子に供給するバックアップ手段と、前記コンデンサの
静電容量に基づく記憶素子へのバックアップ可能時間
が、予め定められた所定時間以下となるように、前記コ
ンデンサによる蓄積された電力を消費させる電力消費手
段と、を有している。
【0016】請求項1に記載の発明によれば、停電等の
電源遮断時には、バックアップ手段によって、コンデン
サに蓄積された電力によって放電が開始され、記憶素子
等、停電中等も電力を必要とする電子部品への通電を継
続することができる。
【0017】ここで、請求項1の発明では、コンデンサ
による蓄積された電力を消費させる電力消費手段を設け
た。このため、コンデンサに静電容量に基づく記憶素子
への通電時間を所望の時間(予め定められた所定期間)
とすることが容易となる。
【0018】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記電力消費手段が、前記コンデ
ンサに蓄積されている電力を抵抗を介して放電するよう
に構成されていることを特徴としている。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、電力消費
手段としての抵抗を介して放電する構成とした。この抵
抗を記憶素子に流れる電流値よりも大きい電流が流れる
抵抗値としておくことで、コンデンサの静電容量のばら
つき、記憶素子の消費電流の設計値と実際の差等による
バックアップ電源の保持時間のばらつきを電圧変動を電
流放出手段によって吸収することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係るパ
チンコ機110の遊技盤111が示されている。この遊
技盤111における円弧状のレール112で囲まれた領
域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0021】ゲージ部114には、全面に渡って複数の
釘116が打ち込まれ(図1では、主要部のみ図示)、
レール112を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘
116に当たって跳ねたり、釘116によって形成され
る案内路に案内されながら、落下していくようになって
いる。また、この釘116の他、ゲージ部114に向か
って左右対称の位置には、風車118が取り付けられて
おり、パチンコ球を予期しない方向へ方向転換させるよ
うになっている。
【0022】さらに、ゲージ部114には複数の位置に
入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ
球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払
い出されるようになっている。
【0023】このようなゲージ部114は、ほぼ左右対
称系とされており、この中央部には電動役物ユニット1
22が配置され、その図柄表示器124が露出されてい
る。この表示部124の下方には電動役物ユニットを始
動するための特別図柄始動入賞口126が設けられてい
る。
【0024】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、前記電動役物ユニット
122での所謂当たりの表示状態で所定時間開放され、
大量のパチンコ球を入賞させることができる構成となっ
ている。
【0025】また、ゲージ部114には、普通図柄始動
入賞口130と、0〜9までの一桁の数字を表示可能な
普通図柄表示部132とが設けられており、普通図柄始
動入賞口130にパチンコ球が入賞すると、普通図柄表
示部132の表示が変動し、所定当たり数字になると、
前記特別図柄始動入賞口126に設けられた電動チュー
リップ134が所定時間開放するようになっている。こ
の電動チューリップ134の開放により、特別図柄始動
入賞口126への入賞の確率が物理的に高まることにな
る。
【0026】上記ゲージ部114の下部には、発射装置
としてのハンドル136と、パチンコ球を受ける受け皿
138とが前面側に設けられたパネル140が設けられ
ている。ハンドル136は、前記パネル140の内部か
ら突出された回転軸に取付けられており、この回転軸を
中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者がこの
ハンドル136を把持して回転することで、発射装置が
稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度が設
定されるようになっている。なお、この回転には、復帰
付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動的に
元の回転位置に戻る構造となっている。
【0027】図2には、本実施の形態に係るパチンコ機
の制御装置が示されている。
【0028】パチンコ機の制御装置は、パチンコ店の島
側に設けられた電源(24V,50/60Hz)が供給
される電源基板12と、パチンコ機の各機能の全般を制
御するための主制御基板14と、パチンコ機に使用され
るパチンコ球の入賞時の払い出し、並びに金銭等に代え
てパチンコ球を貸与するための貸し出しを制御するため
の払出制御基板16と、主制御基板14のもとで機能す
る図柄制御基板18、音声制御基板20、ランプ制御基
板22と、払出制御基板16のもとで機能する発射制御
基板24と、で構成されている。なお、主制御基板14
のもとで機能する制御基板は、前記の如く3つに分割さ
れていることに限定されるものではなく、遊技機の構成
に応じて統廃合されてもよい。
【0029】電源基板12の出力線は、中継基板26を
介して、前記主制御基板14、払出制御基板16、図柄
表示制御基板18、音声制御基板20、ランプ制御基板
22、発射制御基板24にそれぞれ所定の電源電圧が供
給されている。
【0030】この中継基板26を設けて電源基板12か
らの出力を必要な数に振り分けることにより、電源基板
12を機種を越えて共通使用すること、電源基板12に
設ける出力端子の数を減らすことが可能となり、電源基
板を値咲くすることができる。
【0031】なお、図柄表示制御基板18は図柄表示器
124の表示を制御し、音声制御基板20は、スピーカ
30の出力を制御し、ランプ制御基板22は各種ランプ
32の点灯を制御し、発射制御基板24はパチンコ球を
発射するための発射ソレノイド34の駆動を制御する。
【0032】払出制御基板16には、通信回線120を
介してプリペイドカードユニット36が接続されてお
り、このプリペイドカードユニット36には、電源基板
12から直接必要な電源電圧が供給されている。
【0033】プリペイドカードユニット36は、パチン
コ機に接続され、遊技者の貸出要求に応じて、払出制御
基板16に遊技球の貸出指示を行うようになっている。
【0034】図2に示される如く、主制御基板14に
は、コントローラとしてのIC(ワンチップCPU)3
8が設けられている。IC38では、演算及び制御処理
を行い、プログラムの手順を記憶し、プログラムの制御
状態(賞球残数、タイマ値等)を記憶する機能を有して
いる。
【0035】また、払出制御基板16には、コントロー
ラとしてのIC(ワンチップCPU)138が設けら
れ、パチンコ機に使用されるパチンコ球の入賞時の払出
し、及び金銭等に代えてパチンコ球を貸与するための貸
出を制御しており、前記IC38と同等の機能を有す
る。これらIC38、138には、揮発性メモリである
RAM42、142を含んで構成されており、現在の遊
技状態を更新記憶することができるようになっている。
【0036】入賞時の賞球払出しは、主制御基板14か
らの賞球制御コマンドに基づいて賞球払出装置86を制
御することで行うようになっている。
【0037】パチンコ球の貸出しは、パチンコ機と接続
されたプリペイドカードユニット36との通信に基づい
て、貸出払出装置178を制御することで行う。
【0038】図3に示される如く、電源基板12の筐体
(図示省略)には、商用電源AC24V(50/60H
z)が入力される電源プラグ200から電源線202
A、202Bが接続される端子204A、204Bと、
電源基板12の筐体をアースするための端子204Cが
設けられている。なお、商用電源は、通常100V/5
0Hz或いは100V/60Hzであるが、図示しない
島側に設けられたトランス等によりにより24Vに降圧
されている。また、端子204Cには、サージアブソー
バ205が接続されている。サージアブソーバ205
は、電源基板12のグランドレベルがフレームグランド
に対してある程度大きくなった場合、グランドの電荷を
フレームグランドに放電するためのものである。これに
より、グランドレベルの頻繁な変動を抑えることがで
き、静電気等に対するノイズ耐性を向上することができ
る。
【0039】端子204A、204Bは連絡線206、
207によって端子204D、204Eに接続されてお
り、この端子204D、204Eには、前記プリペイド
カードユニット36が接続されている。なお、連絡線2
06側には、ヒューズ208が介在されている。
【0040】端子204A、204Bに接続される電源
線202A、202Bは、それぞれ全波整流回路210
に接続されている(電源線202Aには、過電流保護回
路209が介在される)。
【0041】過電流保護回路209は、電源基板12を
過電流から保護する目的で設けられいる。
【0042】全波整流回路210は、4個ダイオードで
構成されたブリッジ回路で構成されており、交流電源が
直流電源に変換される。従って、全波整流回路210の
出力は電源線212とアース線214とになる。
【0043】電源線212は分割され、一方は過電流保
護回路218を介して端子204F(DC24VRM
S)に接続されている。この過電流保護回路218は、
ランプ制御基板22や発射制御基板24、或いは電子部
品等を過電流から保護することが目的である。
【0044】また、電源線212の他方は、ダイオード
と電解コンデンサで構成される平滑回路220を介して
DC12V−Aレギュレータ222と、DC12V−B
レギュレータ223と、DC5Vレギュレータ224
と、第1電源断検出回路226と、第2電源断検出回路
227にそれぞれ入力されている。なお、DC12V−
Aレギュレータ222とDC12V−Bレギュレータ2
23とDC5Vレギュレータ224には、それぞれ過電
流保護回路が内蔵されている。
【0045】このDC12V−Aレギュレータ222の
出力端は端子204G(DC12V−A)に接続され、
DC12V−Bレギュレータ223の出力端は端子20
4H(DC12V−B)に接続され、DC5Vレギュレ
ータ224の出力端は端子204I(DC5V)に接続
されている。
【0046】また、第1電源断検出回路226は、入力
電圧が所定値V1まで下がった時点でローレベル信号を
出力する回路であり、出力停止信号としてDC12V−
Aレギュレータ222へ入力されている。
【0047】第2電源断検出回路227は、入力電圧が
所定値V2(V2<V1)まで下がった時点でローレベ
ル信号を出力する回路であり、端子204J(PDW
N)に接続されている。また、この第2電源断検出回路
227の出力線は分岐されて、遅延回路229の入力側
に接続されている。この遅延回路229の出力側は、前
記DC5Vレギュレータ224に出力停止信号として入
力されるようになっている。
【0048】また、DC5Vレギュレータ224は出力
端において分岐されており、ショットキーダイオード2
28を介してバックアップ電源として適用される電気二
重層コンデンサ230の一端に接続されている。なお、
蓄電用コンデンサとして機能するものであれば、電気二
重層コンデンサ230の代わりに電解コンデンサであっ
てもよい。
【0049】ショットキーダイオード228は、5V電
源が復帰するときにDC5V電源からの電流を電気二重
層コンデンサ230に供給し、5V電源断時に電気二重
層コンデンサ230からDC5V端子に電流を逆流させ
ないために設けたものである。
【0050】前記電気二重層コンデンサ230の他端は
アースされている。電気二重層コンデンサ230の一端
側、すなわちプラス側は端子204K(VBACKU
P)に接続されている。なお、端子204L(GND)
はアースされている。
【0051】また、端子204Kには、放電抵抗232
が接続され、かつアースされている。これは、電気二重
層コンデンサ230で蓄えられた電荷を放電するために
設けられている。すなわち、一般的にRAM42、14
2の消費電流が少なくバラツキが大きいので、バックア
ップ時間の算出が難しい。そこで、RAM42、142
の消費電流を無視できる程度の大きな放電電流値になる
ようにこの放電抵抗232を設定することで、バックア
ップ時間の算出を容易にしている。
【0052】DC12V−Aレギュレータ222は、平
滑回路220から入力される直流電源から安定化したD
C12Vを生成するものである。この出力電源は、賞球
ソレノイドなどスイッチやセンサ以外の一般的に消費電
力が大きい大電力電子部品の電源として使用される。
【0053】また、このDC12V−Aレギュレータ2
22は、第1電源断検出回路226からの出力停止信号
により、強制的に出力が停止されるようになっている。
【0054】DC12V−Bレギュレータ223は、賞
球払出済球を検出するためのセンサ等のスイッチやセン
サ専用電源として使用され、消費電力が比較的小さい、
小電力電気部品専用である。
【0055】次に、DC5Vレギュレータ224は、I
C38、138等の制御用電源として使用されるもので
あり、バックアップ電源蓄電用の電気二重層コンデンサ
230の充電にも使用される。
【0056】このDC5Vレギュレータ224には、前
述のように遅延回路229から出力停止信号を受けるよ
うになっており、第2電源断検出回路227が電源断を
検出した時点で、所定時間遅延させた後強制的に出力が
停止される構成となっている。なお、所定時間は、主制
御基板14及び払出制御基板16における払出残数の記
憶等のバックアップ処理に必要な時間である。
【0057】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0058】上記構成の電源制御回路では、停電になる
と、まず、第2の電源断検出回路226によって電圧低
下を検出し、主制御基板14及び払出制御基板16へ報
知する。このときの電源電圧は各制御基板が動作可能な
状態であるため、各制御基板は予め定められた電源断処
理を実行する。
【0059】本実施の形態では、上記電源断処理は、停
電復帰後に停電直前の状態になるための処理が実行され
る。このとき、必ず記憶しておかなければならない情報
があるため、これらの情報は、記憶素子であるIC13
8のRAM142に格納しておく。このRAM142
は、停電中に電気二重層コンデンサ230から供給され
る電源電圧(約4.5V)によって、記憶状態を維持す
ることができるため、前記情報を停電復帰後まで保持し
ておくことができる。
【0060】ところで、このRAM142における、情
報を記憶しておくための電源としては、極めて小電力で
よく、前記電気二重層コンデンサ230の静電容量に基
づく電力の一部に過ぎない。しかし、コンデンサの静電
容量を小さくし、前記RAM142に必要充分な電力で
電流を流すと、保持時間に対するマージンが少なくな
り、情報の記憶保持性の信頼性が低下する。
【0061】そこで、この電気二重層コンデンサ230
の静電容量を大きくし、前記RAM142に必要充分な
電流値よりも極めて大きい電流値とし、かつ前記電気二
重層コンデンサ230に対して並列に放電抵抗232を
接続し、全電流の大部分を放電することで、安定した電
流を確保すると共に、RAM142には必要充分な電流
を流すことができる。
【0062】また、放電抵抗232に流れる電流を大き
くし、その比(放電抵抗232に流れる電流ARES/R
AM142に流れる電流ARAM)を大きくする(ARES
>AR AM)ことで、RAM142に流れる電流値ARAM
ほとんど無視することができ、RAM142による消費
電流に左右されず、放電抵抗232の抵抗値の設定のみ
でRAM142へ通電する時間を計算することが可能と
なる。
【0063】このように、ワーストケースの状態を強制
的に作り出すことにより、そのワーストケースにより翌
日まで繰り越さないように構成することが可能となる。
【0064】なお、本実施の形態では、停電時に通電す
る記憶素子を遊技者に不利になり得るパチンコ球の払出
制御に関わるRAM142としたが、RAM42等他の
記憶素子や複数の記憶素子であってもよく、さらにはR
AM142、RAM42の両者であっても、別のものを
含む複数の電子部品であってもよい。また、これらの記
憶素子はCPUに内蔵されていてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る遊技機の
バックアップ電源装置は、コンデンサを用いたバックア
ップ電源において、記憶素子の消費電流のばらつき等に
よるバックアップ電源の保持時間のばらつきを吸収し、
所望の通電時間を設定することができるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る遊技機(パチンコ機)制御
装置の概略構成図である。
【図2】本実施の形態に係る遊技機(パチンコ機)制御
装置の概略構成図である。
【図3】本実施の形態に係る電源基板の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
10 制御装置 12 電源基板 14 主制御基板 16 払出制御基板 26 中継基板 220 平滑回路 222 DC12V−Aレギュレータ 223 DC12V−Bレギュレータ 224 DC5Vレギュレータ 226 第1電源断検出回路 227 第2電源断回路検出回路 229 遅延回路 230 電気二重層コンデンサ 232 放電抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 停電等の電源遮断時に、通電中に蓄積し
    た電力によって少なくとも電源遮断時にも電力を必要と
    する記憶素子への通電を継続するバックアップ電源装置
    であって、 前記通電中の電力を蓄積するためのコンデンサと、 このコンデンサにより蓄積した電力を電源遮断時に前記
    記憶素子に供給するバックアップ手段と、 前記コンデンサの静電容量に基づく記憶素子へのバック
    アップ可能時間が、予め定められた所定時間以下となる
    ように、前記コンデンサによる蓄積された電力を消費さ
    せる電力消費手段と、を有するバックアップ電源装置。
  2. 【請求項2】 前記電力消費手段が、前記コンデンサに
    蓄積されている電力を抵抗を介して放電するように構成
    されていることを特徴とする請求項1記載のバックアッ
    プ電源装置。
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JP2016057966A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 矢崎総業株式会社 バックアップ回路
JP2016062533A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 矢崎総業株式会社 バックアップ機能付き演算処理装置

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