JP2002119708A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002119708A
JP2002119708A JP2000319637A JP2000319637A JP2002119708A JP 2002119708 A JP2002119708 A JP 2002119708A JP 2000319637 A JP2000319637 A JP 2000319637A JP 2000319637 A JP2000319637 A JP 2000319637A JP 2002119708 A JP2002119708 A JP 2002119708A
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game ball
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static electricity
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JP2000319637A
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Shiro Okuyama
史朗 奥山
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Fuji Shoji Co Ltd
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Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球タンクから供給される遊技球に帯電した静
電気を効果的に除去するようにしてノイズ対策を強化で
きるようにすること、遊技制御を司る種々の制御用基板
等へのノイズによる悪影響を防止できるようにするこ
と。 【解決手段】 球タンク33の誘導口の外周部に、可撓
性を有し且つ導電性の細径の線状部材からなる複数の接
触部62を支持部61にブラシ状に配設した導電性部材
60を設けたので、外部から球タンク33に供給される
遊技球25に静電気が帯電している場合であっても、何
れの遊技球25も接触部62に直接に接触し、各遊技球
25に帯電した静電気を導電性部材60で確実に除去す
ることができ、ノイズ対策を強化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は弾球遊技機に関
し、特に球タンクに貯留されてから遊技機前側の球受け
皿に払出されるまでに、遊技球の各々に帯電した静電気
を効果的に除去でき、ノイズ対策を強化するようにした
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、パチンコ機等の弾球遊技機にお
いては、前枠の裏側に裏機構板が着脱自在に装着され、
この裏機構板の上側に球タンクと、これから延びるタン
クレールとが設けられ、パチンコホールの島構造体毎に
配設された遊技球搬送路から搬送されてくる遊技球が球
タンクに供給される。裏機構板の側部に遊技球を払出す
払出し装置が設けられ、更に裏機構板の下側には払出し
装置に接続された遊技球案内通路が設けられている。そ
れ故、遊技球が入賞手段に入賞したときには払出し装置
が駆動され、所定数の遊技球が賞球として払出され、こ
れら払出された遊技球は遊技球案内通路を経由して上皿
排出口から球受け皿に払出される。
【0003】また、弾球遊技に供されたアウト球や入賞
球は、遊技球回収路を経てホール側に回収され、磨き装
置で磨かれてから、遊技球搬送路を介して再び球タンク
に供給されるようになっている。ところで、遊技球搬送
路や球タンク、この球タンクに連結されたタンクレール
や遊技球案内通路等の払出し通路は、合成樹脂製の絶縁
体であるため、遊技球が磨き装置により磨かれるときに
発生した静電気が遊技球に帯電したり、ホール側の遊技
球搬送路に沿って搬送される搬送途中で、遊技球が搬送
路や遊技球と摩擦接触したり衝突したときに静電気が発
生し、遊技球に帯電(所謂、接触帯電)することがあ
る。
【0004】更に、遊技球搬送路から球タンク内に落下
により供給されるときに、球タンク内の複数の遊技球に
衝突するときにも静電気が発生し、この発生した静電気
が遊技球に帯電する可能性が高い。このことは、遊技球
は金属であるが、合成樹脂からなる絶縁体の払出し通路
を、通路や遊技球と衝突しながら移動する際に、遊技球
に発生した静電気の幾らかは払出し通路に移って、払出
し通路にも静電気が帯電はするものの、球タンクに貯留
される遊技球が、静電気を帯びた状態になり易い。
【0005】このように、静電気を帯びた遊技球が球タ
ンクから供給されてタンクレールや払出し装置を移動中
に、遊技球同志又は球タンクと衝突したり離れるとき
に、遊技球自体がアンテナとして作用して、他の遊技球
や空中に点集中放電が発生する。その結果、磁界発生に
よる電磁波的なノイズが生じ、遊技制御を司る種々の制
御部の制御信号等に悪影響を及ぼし、これら制御部にお
いては動作停止したり、誤動作する場合がある。そこ
で、従来においては、球タンク、タンクレール等の遊技
球が移動中に衝突して静電気が発生し易い払出し通路の
一部に、遊技球に接触可能なように金属板を設け、内枠
を外枠に回動自在に連結するヒンジ金具とその金属板と
をグランド線で接続し、遊技球に帯電した静電気をヒン
ジ金具に接地するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 前述したように、遊
技球が移動中に接触し易い払出し通路の一部に金属板を
設け、遊技球に帯電した静電気を、これら金属板やグラ
ンド線を介して内枠のヒンジ金具に接地して逃がすよう
にしているが、そのヒンジ金具は小型であり且つ本格的
な接地板でないこと、しかも払出し通路を通過する遊技
球の全てがそのヒンジ金具に接触できないため、充分な
静電気除去効果や接地効果が得られていないのが現状で
ある。
【0007】その為に、静電気が帯電した状態で移動す
る遊技球の静電放電により生じる電磁波ノイズにより、
遊技制御を司る種々の制御用基板等に悪影響を及ぼすよ
うになり、遊技制御に支障を来すという問題が起こって
いる。本発明の目的は、球タンクから供給される遊技球
に帯電した静電気を効果的に除去するようにしてノイズ
対策を強化できるようにすること、遊技制御を司る種々
の制御用基板等へのノイズによる悪影響を防止できるよ
うにすること、等である。
【0008】
【課題を解決するための手段】 請求項1の弾球遊技機
は、外部から供給される遊技球を一時的に貯留する球タ
ンクと、この球タンクから供給される遊技球を遊技機前
側の球受け皿に払い出す払出し通路とを備えた弾球遊技
機において、少なくとも球タンクと払出し通路の何れか
に、遊技球から静電気を除去する為の導電性部材を設
け、導電性部材は遊技球と接触する複数の接触部を有
し、これら接触部の各々は導電性及び可撓性を有する線
状部材で構成したものである。
【0009】外部から供給される遊技球は球タンクに落
下により供給されて一時的に貯留され、球タンク内の遊
技球は払出し通路を経て遊技機前側の球受け皿に払出さ
れる。ところで、この球タンクは合成樹脂等の絶縁性部
材であるため、外部から球タンクに供給される遊技球に
既に静電気が帯電している場合が多く、しかも球タンク
に落下により供給されるときに、遊技球が球タンクや遊
技球と衝突して静電気が発生し、多量の静電気が遊技球
に帯電(所謂、接触帯電)する場合がある。
【0010】そして、遊技球が遊技球同志又は球タンク
と衝突したり離れるときに、遊技球と点集中放電が発生
したり、空中に静電放電が生じ、これに伴う磁界発生に
より電磁波的なノイズが発生し易い。しかし、少なくと
も球タンクと払出し通路の何れかに導電性部材が設けら
れ、この導電性部材に有する複数の接触部の各々は、導
電性及び可撓性を有する線状部材で構成されているた
め、球タンク内に貯留された遊技球の各々は、球タンク
から払出し通路を移動中に、接触部の何れかに直接に接
触する。
【0011】それ故、各遊技球に帯電した静電気を導電
性部材で確実に除去することができ、ノイズ対策を強化
することができる。しかも、遊技球は可撓性の線状部材
により、球タンクや払出し通路の移動を阻止されるよう
なことはない。ここで、前記線状部材を、線材、鎖、紐
体の何れかで構成した場合(請求項2)には、これら線
材、鎖、紐体を、遊技球の大きさよりも小さい間隔で複
数設けることで、何れの遊技球も線状部材に確実に接触
できるため、静電気の除去効率を高めることができる。
【0012】また、前記導電性部材が、複数の接触部の
端部を支持する支持部を有する場合(請求項3)には、
複数の接触部の各々が多数の遊技球と多数回に亙って接
触する場合であっても、これら接触部の各々は支持部で
確実に支持される。更に、支持部を球タンクと払出し通
路の何れかに設けるだけで、導電性部材を所望の位置に
簡単に取付けることができる。
【0013】また、前記球タンクから供給される遊技球
を遊技者側に払い出す払出し装置を備え、払出し通路
は、球タンクから払出し装置に遊技球を誘導する遊技球
誘導通路と、払出し装置内の球通路と、払出し装置から
払出された遊技球を球受け皿に案内する遊技球案内通路
と、球受け皿から遊技球が溢れるときに遊技球案内通路
から球受け皿に遊技球を溢流させる溢流案内通路とを有
する場合(請求項4)には、遊技球がこれら遊技球誘導
通路と払出し装置内の球通路と溢流案内通路を順々に移
動するときに、これら遊技球誘導通路と払出し装置内の
球通路と溢流案内通路の何れかに設けられた導電性部材
により、遊技球に帯電した静電気を確実に除去すること
ができる。
【0014】また、遊技制御の制御内容に応じて夫々別
個の基板に構成された複数の制御用基板と、これら複数
の制御用基板に電力を供給する電源基板とを設け、基板
の何れかに、静電気によるノイズを吸収するノイズ吸収
手段を設け、導電性部材をノイズ吸収手段に電気的に接
続した場合(請求項5)には、電源基板はDC5V等の
遊技制御に必要な種々の電力を生成し、これら電力を夫
々別個の基板に構成された複数の制御用基板に供給する
ので、これら制御用基板により遊技制御が実行される。
また、導電性部材により遊技球から除去された静電気
は、複数の基板の何れかに設けられたノイズ吸収手段に
誘導され、このノイズ吸収手段で静電気によるノイズを
確実に吸収できるため、ノイズ対策を強化することがで
きる。
【0015】また、前記導電性部材が、球タンクから遊
技球誘導通路に遊技球を誘導する誘導口の近傍に設けら
れた場合(請求項6)には、遊技球が球タンクに供給さ
れてから誘導口を経て遊技球誘導通路に誘導される早い
時期に、遊技球から静電気を除去することができる。
【0016】また、前記導電性部材の複数の接触部は、
誘導口の外周部に下向きのブラシ状に配設された場合
(請求項7)には、下向きに配設されたブラシ状の複数
の接触部は遊技球に接触し易く、遊技球に帯電した静電
気を効率良く除去することができる。更に、ブラシ状の
複数の接触部を有する導電性部材を安価に作製すること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
【0018】図1〜図4に示すように、カード式弾球遊
技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この
外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード
式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠
3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。
前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、
遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス
扉6と球受け皿(上皿)8の前面板(図示略)とが夫々
開閉自在に枢着されている。前枠4の下部には、球受け
皿8から溢流し又は抜き取った遊技球25を貯留する下
皿9と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられ
ている。
【0019】発射手段10は、回動操作可能な発射ハン
ドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応じた
打撃力で打撃槌12により遊技球25を発射させる発射
モータ13などを備えている。球受け皿8の右部には、
カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パネル
14が設けられ、この操作パネル14には、カード残額
を3桁の数字で表示するカード残額表示部14aと、所
定金額分の遊技球25の球貸しを指示する球貸しスイッ
チ14bと、遊技終了時にカードの返却を指令する返却
スイッチ14cとが設けられている。
【0020】図2に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場
合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段1
8の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、
2つのゲート20(通過口)等が夫々所定の位置に配設
されている。
【0021】液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する図柄表示手段22として機能する。図柄表示手
段22は、背景画やキャラクタをアニメーション的に表
示するとともに、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、
右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段
17に遊技球25が入賞することを条件に、各図柄表示
部22a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動表示
(スクロール表示)され、図柄始動手段17への遊技球
25の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定
される停止図柄パターンで停止する。
【0022】液晶ディスプレイ16の直ぐ上側に、普通
入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられてい
る。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する
普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球2
5が検出されたとき、普通図柄表示部の表示図柄が所定
時間だけ変動し、遊技球25のゲート20通過時点にお
いて抽選された抽選用数値により決定される停止図柄を
表示して停止する。図柄始動手段17は、開閉自在な左
右1対の開閉爪17aを備えた電動式チューリップであ
り、第2図柄表示手段23の変動後の停止図柄が当たり
図柄を表示した場合に、開閉爪17aが所定時間だけ開
放されて入賞し易くなる。
【0023】開閉式入賞手段18は前方に開放可能な開
閉板18aを備え、図柄表示手段22の変動後の停止図
柄が「777」等の当たり図柄のとき、所謂「大当た
り」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前方
に開放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領
域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過し
たとき、特別遊技が継続される。
【0024】開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放
された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば、1
0個)の遊技球25が入賞して開閉板18aが閉じると
きに、遊技球25が特定領域18bを通過していないと
きに特別遊技が終了するが、特定領域18bを通過して
いれば最大所定回数(例えば、16回)まで特別遊技が
継続され、遊技者に有利な状態に制御される。
【0025】図3、図4に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に球タンク33と、これから延びるタ
ンクレール34(これが、遊技球誘導通路に相当する)
とが設けられ、このタンクレール34の左端部(下流端
部)に接続された払出し装置35が裏機構板30の左側
部に設けられ、裏機構板30の下側には、払出し装置3
5に接続された遊技球案内通路36が設けられている。
払出し装置35から払出された遊技球25は遊技球案内
通路36を経由して球受け皿8に払出される。
【0026】ここで、球タンク33から払出し装置35
に遊技球25を誘導するタンクレール34と、払出し装
置35内のジグザグ状通路50bと、払出し装置35か
ら払出された遊技球25を球受け皿8に案内する遊技球
案内通路36と、球受け皿8から遊技球25が溢れると
きに遊技球案内通路36から受け皿である下皿9に遊技
球25を溢流させる溢流案内通路(図示略)等から、払
出し通路が構成されている。
【0027】次に、払出し装置35について、図5に基
づいて簡単に説明する。この場合、球タンク33に貯留
されている遊技球25は、タンクレール34を介して2
条の通路で払出し装置35に供給されるため、払出し装
置35による2条の通路により遊技球25を迅速に払出
せるように構成されている。この払出し装置35は、合
成樹脂製のケース50によりユニット化されたものであ
る。但し、このケース50は左右2つのケース(右側ケ
ース50aだけを図示し、左側ケースの図示を省略す
る)からなっている。
【0028】右側ケース50aの内部には、正面視にて
ジグザグ状の一条の通路50b(これが、球経路に相当
する)が形成されており、左側ケースの内部にも同様の
ジグザグ状の一条の通路(図示略)が形成されている。
これら二条の通路50bの下端部には、2条分に対応す
る遊技球25を回転により順々に払出す払出し回転体5
1がケース50に回転可能に枢支され、払出しモータ
(図示略)により回転駆動される。ケース50の下端部
の払出し口近傍部には、2条の通路50bを一体化した
1つの払出し球通路50cが形成されている。
【0029】そして、払出しモータが駆動されたときに
は、払出し回転体51が回転し、払出し回転体51より
も上流側のジグザグ状通路50bの遊技球25が払出さ
れ、賞球側に切換えられた払出し切換え羽根52により
賞球検出センサ53を挿通して、払出し球通路50cを
経て通路ユニット36に払出される。
【0030】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球25を排出する入賞球排出樋(図
示略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装
着された基板ケース38の内部に主制御基板39が配設
され、その前側に図柄制御基板40が配設されている。
主制御基板39の下側で、裏カバー37に装着された基
板ケース41aの内部にランプ制御基板42が設けら
れ、この基板ケース41aに隣接する基板ケース41b
の内部にサウンド制御基板43が設けられている。
【0031】これら基板ケース41a,41bの下側で
裏機構板30に装着された基板ケース44の内部には、
電源基板45と払出し制御基板46が夫々設けられてい
る。更に、発射手段10の後側に装着された基板ケース
47の内部には、発射制御基板48が設けられている。
これら制御基板39〜40,42〜43,45〜46,
48は夫々別個のプリント基板で構成されており、電源
基板45と発射制御基板48とを除く制御基板39,4
0,42,43,46には、CPUとROMやRAM等
を有する1チップ集積回路からなるマイクロコンピュー
タ(図示略)が夫々設けられている。
【0032】主制御基板39とその他の制御基板40,
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンドを一方向通信にて送信可能になっ
ている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、
図柄停止に関する不正を確実に防止できるとともに、主
制御手段の制御負荷を格段に軽減でき、送信制御を簡単
化することができる。
【0033】主制御基板39上には主制御手段が構成さ
れ、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や遊技球検出
スイッチ等に対する信号の入出力に関わる、所謂遊技盤
5の遊技制御を主として司る。図柄制御基板40上には
図柄制御手段が構成され、主制御手段から送信されてく
る図柄制御コマンドに基づいて、液晶ディスプレイ16
に種々の動画や背景画を表示させる表示制御を実行した
り、各図柄表示部22a〜22cの図柄を変動制御し、
指示された停止図柄で変動を停止制御する。
【0034】ランプ制御基板42上にはランプ制御手段
が構成され、遊技盤5等に設けられた多数の表示ランプ
を含むランプ群の点灯制御を司る。サウンド制御基板4
3上にはサウンド制御手段が構成され、スピーカに対す
る各種の音響効果音の為のサウンド出力制御を司る。発
射制御基板48上には発射制御手段が構成され、発射モ
ータ13を駆動して遊技球25の発射制御を司る。
【0035】次に、外部から供給されて一時的に球タン
ク33に貯留する遊技球25から静電気を除去する導電
性部材60について説明する。図6〜図8に示すよう
に、球タンク33は上方を開放した合成樹脂製の箱体で
あり、その底壁33aは右端側程低くなるように傾斜し
ている。底壁33aの最も低くなった右端部には、貯留
した遊技球25をその下側のタンクレール34に落下に
より供給する為の平面視略矩形状の誘導口33bが形成
されている。
【0036】そして、誘導口33bの外周部の下側に導
電性部材60が設けられている。この導電性部材60
は、図7に示すように、導電性を有する支持部61と、
これに下方から植え込まれた複数の接触部62とを有し
ている。支持部61は銅やアルミニューム等の導電性材
料からなり、誘導口33bの外周形状と同様の矩形枠状
に形成されている。各接触部62は、ステンレスやピア
ノ線等の導電性及び可撓性を有する細径の線状部材で構
成されている。そして、その支持部61に、複数の接触
部62の上端部が夫々下側から所定間隔おき(例えば、
遊技球25の直径よりも小さい寸法)に植え込まれてい
る。
【0037】このように、導電性部材60の複数の接触
部62は、誘導口33bの外周部の下側に、下向きのブ
ラシ状に配設されている。しかも、これらブラシ状の接
触部62の各々は、誘導口33bの内側に向くように曲
げ形成され、誘導口33bを通過する何れの遊技球25
も接触部62に接触し易くなっている。そして、支持部
61の一箇所に、グランド線82の上端部が溶接にて固
定され、そのグランド線82は、裏機構板30の右端部
に縦方向に設けられたトンネル状通路の内部を経て配線
され、グランド線82の他端部は後述する電源基板45
のノイズ吸収回路87に接続されている。
【0038】次に、電源基板45について、図9に基づ
いて説明する。コネクタ70を介して外部から供給され
るAC24Vの入力ライン71a,71bには、DC2
4Vを生成する24V生成回路72と、DC5Vを生成
する5V生成回路73と、DC12Vを生成する12V
生成回路74とが夫々接続されている。これら生成回路
72〜74で生成された直流は、制御基板39,40,
42,43,46等に供給されている。入力ライン71
aにはヒューズ75が設けられている。両入力ライン7
1a,71b間には、47V以上の高圧の交流を外部の
AC24V電源に戻すバリスタ76が設けられている。
【0039】電源基板45には、コネクタ81に接近さ
せてノイズ吸収回路77(これが、ノイズ吸収手段に相
当する)が設けられている。サージ吸収素子78の入力
部には、コネクタ81を介してグランド線82の他端部
が接続され、ノイズ吸収回路77の出力部は24V生成
回路72の前段部における入力ライン71a,71bに
接続されている。このノイズ吸収回路77について説明
すると、サージ吸収素子78とバリスタ79とを直列接
続して入力ライン71aに接続するとともに、サージ吸
収素子78とバリスタ80とを直列接続して入力ライン
71bに接続している。
【0040】そして、そのサージ吸収素子78の入力部
には、コネクタ81を介してグランド線82の他端部が
接続されている。サージ吸収素子78は、微小の間隙を
隔てて1対の電極を対向状に設け、所定電圧(例えば、
200V)までのサージ成分(急激に大きさが変化する
ノイズのような電圧や電流)を即時に吸収する素子であ
る。また、サージ吸収素子78で吸収できないノイズ
は、バリスタ79,80により鈍らせて確実に吸収する
ようになっている。
【0041】次に、球タンク33に貯留した遊技球25
から静電気を導電性部材60により除去し、ノイズ吸収
回路77で吸収する作用について説明する。ホール側の
磨き装置(図示略)で磨かれた遊技球25は絶縁体であ
る遊技球搬送路(図示略)を経て球タンク33に落下に
より供給されるため、球タンク33に貯留される複数の
遊技球25の各々には、磨き装置により磨かれたときに
発生した静電気、遊技球搬送路で搬送される搬送途中で
遊技球25同志の衝突や摩擦により発生した静電気が帯
電している。
【0042】更に、遊技球25には、球タンク33に落
下により供給されたときに、球タンク33内の複数の遊
技球25に衝突して発生した静電気が帯電(所謂、接触
帯電)している可能性が高い。この場合、遊技球25は
金属であるが、合成樹脂からなる絶縁体である遊技球搬
送路を、遊技球搬送路や遊技球25同志で衝突したり摩
擦しながら移動する際に、遊技球25に帯電した静電気
の幾らかは遊技球搬送路に移って、遊技球搬送路にも静
電気が帯電はするものの、球タンク33に供給されて貯
留される遊技球25には静電気が帯電している可能性が
ある。
【0043】しかも、球タンク33の遊技球25が狭い
誘導口33bを経てタンクレール34に供給される際
に、遊技球25同志が摩擦したり衝突し、これによって
も遊技球25には静電気が発生し、この発生した静電気
が遊技球25に多量に帯電している場合が多い。ところ
で、このように遊技球25が静電気を多量に帯電した状
態で、遊技球25や球タンク33と衝突したり離れなが
ら誘導口33bの方へ移動するときに、接近した他の遊
技球25と点集中放電したり、空中に静電放電が発生す
る。その結果、磁界発生による電磁波ノイズが発生する
ようになる。
【0044】しかし、遊技球25が誘導口33bを通過
してタンクレール34に供給されて下流側に移動すると
きに、図8に示すように、誘導口33bの外周部に設け
られた導電性部材60の複数の接触部62の何れかに直
接に接触する。その結果、遊技球25に帯電している静
電気が導電性部材60で積極的に除去され、グランド線
82を介してノイズ吸収回路77に確実に供給される。
そして、このノイズ吸収回路77においては、導電性部
材60で除去した静電気によるノイズが例えば図10
(a)に示すように、高圧のサージ電圧を有するとき
(入力側ノイズ波形参照)でも、図10(b)の出力側
ノイズ波形に示すように、例えば200Vまでのサージ
成分が即時に吸収されている。
【0045】その後、サージ吸収素子78で吸収できな
い微弱なノイズは、バリスタ79,80により鈍らせて
確実に吸収される。そして、最終的には、これらサージ
吸収素子78とバリスタ79,80の協働によりノイズ
が吸収された無害の静電気を直流生成回路72〜74に
供給して、再利用することができる。
【0046】このように、球タンク33の誘導口33b
の外周部に、導電性及び可撓性を有する細径の線状部材
からなる複数の接触部62を支持部61にブラシ状に配
設した導電性部材60を設けたので、外部から球タンク
33に供給される遊技球25に静電気が帯電している場
合であっても、何れの遊技球25も接触部62に直接に
接触し、各遊技球25に帯電した静電気を導電性部材6
0で確実に除去することができ、ノイズ対策を強化する
ことができる。
【0047】また、各接触部62は、ステンレスやピア
ノ線等からなる可撓性を有する線状部材で構成されたの
で、これら線状部材を、遊技球25の大きさよりも小さ
い間隔で複数設けることで、何れの遊技球25も線状部
材に確実に接触できるため、静電気の除去効率を高める
ことができる。しかも、遊技球25は線状部材により、
球タンク33や払出し通路の移動を阻止されるようなこ
とはない。
【0048】また、導電性部材60は、球タンク33か
らタンクレール34に遊技球25を誘導する誘導口33
bの外周部に設けられたので、遊技球25が球タンク3
3に供給されてから誘導口33bを経てタンクレール3
4に誘導される早い時期に、遊技球25から静電気を除
去することができる。更に、導電性部材60の複数の接
触部62は、誘導口33bの外周部に下向きのブラシ状
に配設されたので、下向きに配設されたブラシ状の複数
の接触部62は遊技球25に接触し易く、遊技球25に
帯電した静電気を効率良く除去することができる。更
に、ブラシ状の複数の接触部62を有する導電性部材6
0を安価に作製することができる。
【0049】前記実施形態を部分的に変更した変更形態
について説明する。 1〕図11に示すように、導電性部材60Aの支持部6
1Aに支持する複数の接触部62Aを構成する線状部材
を、真っ直ぐ下向きのブラシ状に配設するようにしても
よい。 2〕図12に示すように、導電性部材60Bの支持部6
1Bに支持する複数の接触部62Bを線状部材で構成す
るとともに、各接触部62Bの両端を対応する支持部6
1に夫々植え込むようにしてもよい。この場合、誘導口
33bを介してタンクレール34に供給される何れの遊
技球25も接触部6Bに確実に接触し、何れの遊技球2
5からも静電気を確実に除去することができる。
【0050】3〕図13に示すように、導電性部材60
Cを、小型の鎖からなる線状部材で構成した接触部62
Cの両端を、対応する支持部61Cに夫々植え込むよう
にして構成してもよい。この場合にも、誘導口33bを
介してタンクレール34に供給される何れの遊技球25
も接触部62Cに確実に接触し、何れの遊技球25から
も静電気を確実に除去することができる。 4〕図14に示すように、導電性部材60Dの支持部6
1Dに支持する線状部材からなる複数の接触部62D
を、遊技球25が通過可能な粗い網目とするネット状に
配設するようにしてもよい。
【0051】この場合にも、誘導口33bを介してタン
クレール34に供給される何れの遊技球25も接触部6
2Dに確実に接触し、何れの遊技球25からも静電気を
確実に除去することができる。 5〕図15に示すように、球タンク33Aの上端部に、
例えば3つの導電性部材60Eを前後向きに所定間隔空
けて平行に配設し、これらの導電性部材60Eにグラン
ド線82Aを接続するようにしてもよい。この場合、各
導電性部材60Eは、直線状の支持部61Eと、この支
持部61Eに、球タンク33A内の遊技球25に接触し
得る所定長さを有する線状部材からなる複数の接触部6
2Eを備えている。
【0052】6〕これら接触部62,62A〜62E
は、複数の細い素材を縒り合わせた導電性を有する糸や
紐体であってもよい。 7〕導電性部材60,60A〜60Eを、球タンク33
以外の、例えば図5に示す払出し装置35内のジグザグ
状通路50bに設けるようにしてもよい。
【0053】8〕導電性部材60,60A〜60Eを、
払出し装置35のジグザグ状通路50b以外の、通路ユ
ニット36等の払出し通路の随所に複数個所に設けるよ
うにしてもよい。 9〕導電性部材として、支持部と接触部とを導電性樹脂
により一体的に作製するようにしてもよい。 10〕導電性部材として、金属製の支持部と、細径の導
電性ゴムからなる接触部とで構成するようにしてもよ
い。 11〕ノイズ吸収回路77を、電源基板45に限らず、
種々の制御用基板39,40,42,43,46の何れ
かに設けるようにしてもよい。
【0054】12〕非導電性の支持部及び複数の接触部
からなる非導電性部材の表面に帯電防止剤を吹き付けた
り、銅やアルミニュームの金属を蒸発させた薄い金属被
膜を真空蒸着により形成し、導電性部材を構成してもよ
い。 13〕本発明は、以上説明した実施形態や変更形態に限
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々変更を付加し、更に、パチンコ機に限らず、アレ
ンジボール機、雀球機等の種々の弾球遊技機に本発明を
適用することが可能である。
【0055】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、球タンクと
払出し通路とを備え、少なくとも球タンクと払出し通路
の何れかに、遊技球から静電気を除去する為の導電性部
材を設け、導電性部材は遊技球と接触する複数の接触部
を有し、これら接触部の各々は導電性及び可撓性を有す
る線状部材で構成したので、外部から球タンクに供給さ
れる遊技球に静電気が帯電している場合であっても、少
なくとも球タンクと払出し通路の何れかに設けられた導
電性部材の接触部は、導電性及び可撓性を有する線状部
材であるため、遊技球の各々に直接に接触でき、各遊技
球に帯電した静電気を導電性部材で確実に除去すること
ができ、ノイズ対策を強化することができる。しかも、
遊技球は可撓性線状部材により、球タンクや払出し通路
の移動を阻止されるようなことはない。
【0056】請求項2の発明によれば、前記線状部材
を、線材、鎖、紐体の何れかで構成したので、これら線
材、鎖、紐体を、遊技球の大きさよりも小さい間隔で複
数設けることで、何れの遊技球も線状部材に確実に接触
できるため、静電気の除去効率を高めることができる。
その他請求項1と同様の効果を奏する。
【0057】請求項3の発明によれば、前記導電性部材
は、複数の接触部の端部を支持する支持部を有するの
で、複数の接触部の各々が多数の遊技球と多数回に亙っ
て接触する場合であっても、これら接触部の各々は、支
持部で確実に支持される。更に、支持部を球タンクと払
出し通路の何れかに設けるだけで、導電性部材を所望の
位置に簡単に取付けることができる。その他請求項1又
は2と同様の効果を奏する。
【0058】請求項4の発明によれば、前記球タンクか
ら供給される遊技球を遊技者側に払い出す払出し装置を
備え、払出し通路は、球タンクから払出し装置に遊技球
を誘導する遊技球誘導通路と、払出し装置内の球通路
と、払出し装置から払出された遊技球を球受け皿に案内
する遊技球案内通路と、球受け皿から遊技球が溢れると
きに遊技球案内通路から球受け皿に遊技球を溢流させる
溢流案内通路とを有するので、遊技球がこれら遊技球誘
導通路と払出し装置内の球通路と溢流案内通路を順々に
移動するときに、遊技球誘導通路と払出し装置内の球通
路と溢流案内通路の何れかに設けられた導電性部材によ
り、遊技球に帯電した静電気を確実に除去することがで
きる。その他請求項1〜3の何れかと同様の効果を奏す
る。
【0059】請求項5の発明によれば、遊技制御の制御
内容に応じて夫々別個の基板に構成された複数の制御用
基板と、これら複数の制御用基板に電力を供給する電源
基板とを設け、基板の何れかに、静電気によるノイズを
吸収するノイズ吸収手段を設け、導電性部材をノイズ吸
収手段に電気的に接続したので、導電性部材により遊技
球から除去された静電気は、夫々別個の基板に構成され
た複数の基板の何れかに設けられたノイズ吸収手段に誘
導され、このノイズ吸収手段で静電気によるノイズを確
実に吸収できるため、ノイズ対策を強化することができ
る。その他請求項1〜4の何れかと同様の効果を奏す
る。
【0060】請求項6の発明によれば、前記導電性部材
は、球タンクから遊技球誘導通路に遊技球を誘導する誘
導口の近傍に設けられたので、遊技球が球タンクに供給
されてから誘導口を経て遊技球誘導通路に誘導される早
い時期に、遊技球から静電気を除去することができる。
その他請求項4と同様の効果を奏する。
【0061】請求項7の発明によれば、前記導電性部材
の複数の接触部は、誘導口の外周部に下向きのブラシ状
に配設されたので、下向きに配設されたブラシ状の複数
の接触部は遊技球に接触し易く、遊技球に帯電した静電
気を効率良く除去することができる。更に、ブラシ状の
複数の接触部を有する導電性部材を安価に作製すること
ができる。その他請求項6と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技
機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】払出し装置の要部縦断側面図である。
【図6】球タンクの平面図である。
【図7】導電性部材の斜視図である。
【図8】球タンクの背面図である。
【図9】電源基板に設けた内部配線の配線図である。
【図10】(a)はサージ吸収素子の入力側のノイズ波
形を示す線図であり、(b)はサージ吸収素子の出力側
のノイズ波形を示す線図である。
【図11】変更形態に係る図6相当図である。
【図12】変更形態に係る図6相当図である。
【図13】変更形態に係る図6相当図である。
【図14】変更形態に係る図6相当図である。
【図15】変更形態に係る導電性部材斜視図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 25 遊技球 33,33A 球タンク 33b 誘導口 34 タンクレール 35 払出し装置 36 遊技球案内通路 39 主制御基板 40 図柄制御基板 42 ランプ制御基板 43 サウンド制御基板 45 電源基板 46 払出し制御基板 50b ジグザグ状通路 60,60A〜60E 導電性部材 61,61A〜61E 支持部 62,62A〜62E 接触部 77 ノイズ吸収回路 82 グランド線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給される遊技球(25)を一時的
    に貯留する球タンク(33,33A)と、この球タンク(33,33A)
    から供給される遊技球(25)を遊技機前側の球受け皿(8)
    に払い出す払出し通路とを備えた弾球遊技機において、 少なくとも球タンク(33,33A)と払出し通路の何れかに、
    遊技球(25)から静電気を除去する為の導電性部材(60,60
    A 〜60E)を設け、 前記導電性部材(60,60A 〜60E)は遊技球(25)と接触する
    複数の接触部(62,62A〜62E)を有し、これら接触部(62,6
    2A 〜62E)の各々は導電性及び可撓性を有する線状部材
    で構成したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記線状部材を、線材、鎖、紐体の何れ
    かで構成したことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊
    技機。
  3. 【請求項3】 前記導電性部材(60,60A 〜60E)は、複数
    の接触部(62,62A 〜62E)の端部を支持する支持部(61,61
    A 〜61E)を有することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記球タンク(33,33A)から供給される遊
    技球(25)を遊技者側に払い出す払出し装置(35)を備え、
    前記払出し通路(35)は、球タンク(33,33A)から払出し装
    置(35)に遊技球(25)を誘導する遊技球誘導通路(34)と、
    払出し装置(35)内の球通路(50b) と、払出し装置(35)か
    ら払出された遊技球(25)を球受け皿(8) に案内する遊技
    球案内通路(36)と、球受け皿(8) から遊技球(25)が溢れ
    るときに遊技球案内通路(36)から受け皿(9) に遊技球(2
    5)を溢流させる溢流案内通路とを有することを特徴とす
    る請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 遊技制御の制御内容に応じて夫々別個の
    基板に構成された複数の制御用基板(39,40,42,43,46)
    と、これら複数の制御用基板(39,40,42,43,46)に電力を
    供給する電源基板(45)とを設け、前記基板(39,40,42,4
    3,45,46) の何れかに、静電気によるノイズを吸収する
    ノイズ吸収手段(87)を設け、前記導電性部材(60,60A 〜
    60E)をノイズ吸収手段(87)に電気的に接続したことを特
    徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記導電性部材(60,60A 〜60E)は、球タ
    ンク(33,33A)から前記遊技球誘導通路(34)に遊技球(25)
    を誘導する誘導口(33b) の近傍に設けられたことを特徴
    とする請求項4に記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記導電性部材(60,60A 〜60D)の複数の
    接触部(62,62A 〜62D)は、誘導口(33b) の外周部に下向
    きのブラシ状に配設されたことを特徴とする請求項6に
    記載の弾球遊技機。
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