JP2002045554A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002045554A
JP2002045554A JP2000234215A JP2000234215A JP2002045554A JP 2002045554 A JP2002045554 A JP 2002045554A JP 2000234215 A JP2000234215 A JP 2000234215A JP 2000234215 A JP2000234215 A JP 2000234215A JP 2002045554 A JP2002045554 A JP 2002045554A
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game ball
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JP2000234215A
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English (en)
Inventor
Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 賞球払出し通路とその賞球払出し通路を移動
する遊技球に帯電している静電気により発生した電磁波
ノイズを遮断してノイズ対策を強化できるようにするこ
と、遊技制御を司る種々の制御用基板等へのノイズによ
る悪影響を防止できるようにすること。 【解決手段】 賞球払出し通路40を構成する通路壁部
54,56aの内面と外面の全てに銅のメッキ層86を
形成したので、その通路壁部54,56aが合成樹脂等
の絶縁性部材であって、払出し装置35から通路壁部5
4に落下により供給される遊技球25に静電気が帯電し
ている場合に、その帯電した静電気による電磁波のノイ
ズが発生した場合でも、その電磁波ノイズの、特に賞球
払出し通路40の右方への放射を二重のメッキ層86で
効果的に遮断することができる。それ故、賞球払出し通
路40の右側に配設された複数の制御用基板へのノイズ
による悪影響を確実に防止することができ、ノイズ対策
を強化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は弾球遊技機に関
し、特に賞球払出し通路を移動する遊技球に帯電した静
電気による静電放電により発生した電磁波ノイズを吸収
して遮断し、ノイズ対策を強化するようにしたものに関
する。
【0002】
【従来の技術】 従来、パチンコ機等の弾球遊技機にお
いては、前枠の裏側に裏機構板が着脱自在に装着され、
この裏機構板の上側に球タンクと、これから延びるタン
クレールとが設けられ、パチンコホールの島構造体毎に
配設された遊技球搬送路から搬送されてくる遊技球が球
タンクに供給される。裏機構板の側部に遊技球を払出す
払出し装置が設けられ、更に裏機構板の下側には払出し
装置に接続された賞球払出し通路が設けられている。そ
れ故、遊技球が入賞手段に入賞したときには払出し装置
が駆動され、所定数の遊技球が払出し装置内の球通路を
経て賞球として払出され、これら払出された遊技球は賞
球払出し通路を経由して球導入通路から球受け皿に払出
される。
【0003】また、弾球遊技に供されたアウト球や入賞
球は、遊技球回収路を経てホール側に回収され、磨き装
置で磨かれてから、遊技球搬送路を介して再び球タンク
に供給されるようになっている。ところで、遊技球搬送
路や球タンク、更にはタンクレールや賞球払出し通路等
の遊技球通路は合成樹脂製の絶縁体であるため、遊技球
が磨き装置により磨かれるときに発生した静電気が遊技
球に帯電したり、ホール側の遊技球搬送路に沿って搬送
される搬送途中で、遊技球が通路や遊技球と摩擦接触し
たり衝突したときに静電気が発生し、遊技球に帯電(所
謂、接触帯電)することがある。
【0004】更に、その搬送されてきた遊技球は球タン
ク内に落下により供給され、しかもこの球タンクから次
のタンクレールにも落下により供給され、更に払出し装
置から払出されてから賞球払出し通路等の遊技球通路を
移動するときに、遊技球が球タンクや遊技球通路だけで
なく、遊技球と摩擦接触するときにも静電気が発生し、
この静電気が遊技球に帯電する可能性が高い。
【0005】このことは、遊技球は金属であるが、合成
樹脂からなる絶縁体の通路を、通路や遊技球と摩擦接触
したり衝突しながら移動する際に、遊技球に発生した静
電気の幾らかは絶縁体の遊技球通路に移って、絶縁体通
路にも静電気が帯電はするものの、遊技球通路を移動す
る遊技球は、静電気を帯びた状態になり易い。
【0006】このように、静電気を帯びた遊技球が球タ
ンクから遊技球通路を順々に移動するに際して、遊技球
は遊技球同志又は球タンクと衝突したり離れるときに、
遊技球や空中に点集中放電が発生する。その結果、磁界
発生による電磁波のノイズが生じ、遊技制御を司る種々
の制御部の制御信号等に悪影響を及ぼし、これら制御部
においては動作停止したり、誤動作する場合がある。そ
こで、従来においては、球タンク、タンクレール等の遊
技球が移動中に衝突して静電気が発生し易い払出し球通
路の一部に、金属板を遊技球に接触可能に設け、内枠を
外枠に回動自在に連結するヒンジ金具とその金属板とを
グランド線で接続し、遊技球に帯電した静電気をヒンジ
金具に接地するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 前述したように、遊
技球が移動中に接触し易い遊技球通路の一部に金属板を
設け、遊技球に帯電した静電気を、これら金属板やグラ
ンド線を介して内枠のヒンジ金具に接地して逃がすよう
にしているが、そのヒンジ金具は小型であり且つ本格的
な接地板でないため、充分な接地効果が得られていない
のが現状である。その為に、移動する遊技球の静電放電
により生じる電磁波のノイズにより、遊技制御を司る種
々の制御用基板等に悪影響を及ぼすようになり、遊技制
御に支障を来すという問題が起こっている。
【0008】更に、絶縁体であるタンクレールや払出し
装置内の球通路、賞球払出し通路等の遊技球通路に静電
気が帯電した場合には、その静電気による電磁波ノイズ
により、同様に遊技制御に悪影響を及ぼしている。本発
明の目的は、賞球払出し通路とその賞球払出し通路を移
動する遊技球に帯電している静電気により発生した電磁
波ノイズを遮断してノイズ対策を強化できるようにする
こと、遊技制御を司る種々の制御用基板等へのノイズに
よる悪影響を防止できるようにすること、等である。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項1の弾球遊技機
は、遊技制御の制御内容に応じて夫々独立の基板に構成
された複数の制御用基板と、遊技球を遊技者側に払出す
払出し装置と、この払出し装置で払出された遊技球を球
受け皿に誘導する賞球払出し通路とを備えた弾球遊技機
において、賞球払出し通路を移動中の遊技球に帯電した
静電気の静電放電により発生する電磁波ノイズを遮断す
るように、賞球払出し通路の所定部位に導電性部材を設
けたものである。
【0010】複数の制御用基板は独立の基板に構成さ
れ、これら制御用基板により遊技制御が実行される。払
出し装置の作動により賞球として遊技者側に払出された
遊技球は、賞球払出し通路に誘導されて球受け皿に払出
される。ところで、その賞球払出し通路を構成する通路
形成部材は合成樹脂等の絶縁性部材であるため、賞球払
出し通路に払出された遊技球が賞球払出し通路を移動す
るときに、通路形成部材だけでなく、遊技球と摩擦接触
したり衝突して静電気が発生し、その静電気が遊技球に
帯電(所謂、接触帯電)するだけでなく、通路形成部材
にも帯電する場合がある。
【0011】そして、遊技球が遊技球同志又は賞球払出
し通路の通路形成部材と衝突したり離れるときに、遊技
球と点集中放電したり、空中に静電放電し、これに伴う
磁界発生により電磁波のノイズが生じる。しかし、賞球
払出し通路の所定部位に導電性部材が設けられているた
め、賞球払出し通路の遊技球に帯電した静電気による電
磁波ノイズを、その導電性部材で確実に遮断することが
でき、複数の制御用基板に対するノイズ対策を強化する
ことができる。
【0012】ここで、前記所定部位が、賞球払出し通路
の内面と外面の少なくとも一方である場合(請求項2)
には、賞球払出し通路の内面と外面の少なくとも一方が
導電性部材で構成されているため、賞球払出し通路の遊
技球に帯電した静電気による電磁波ノイズの放射をその
導電性部材で効果的に遮断することができる。それ故、
複数の制御用基板に対するノイズ対策を強化することが
できる。
【0013】また、前記所定部位が、賞球払出し通路の
制御用基板に面する通路形成部材の内面と外面の少なく
とも一方である場合(請求項3)には、賞球払出し通路
の制御用基板に面する通路形成部材の内面と外面の少な
くとも一方が導電性部材で構成されているため、賞球払
出し通路の遊技球に帯電した静電気による電磁波ノイズ
の、特に制御用基板の方への放射をその導電性部材で効
果的に遮断することができる。それ故、賞球払出し通路
の側方に配設された複数の制御用基板に対するノイズ対
策を強化することができる。
【0014】また、前記導電性部材を、賞球払出し通路
の通路形成部材の内面全体に沿わせて設けた場合(請求
項4)には、導電性部材を通路形成部材の内面全体に沿
わせて設けるだけで、ノイズ対策を強化することができ
る。また、前記導電性部材を、賞球払出し通路の制御用
基板に面する通路形成部材の内面全体に沿わせて設けた
場合(請求項5)には、導電性部材を通路形成部材の制
御用基板に面する内面全体に沿わせて設けるだけで、ノ
イズ対策を強化することができる。
【0015】また、前記導電性部材が導電性被膜からな
る場合(請求項6)には、導電性被膜を容易に形成で
き、しかも賞球払出し通路を移動する遊技球に帯電した
静電気により、電磁波のノイズが発生した場合でも、そ
の電磁波ノイズを導電性被膜により効果的に吸収させて
遮断することができる。
【0016】また、導電性部材が薄板状の金属板からな
る場合(請求項7)には、薄板状の金属板により、発生
した電磁波ノイズに対するシールド性を高めることがで
き、しかも賞球払出し通路を移動する遊技球に帯電した
静電気により、電磁波のノイズが発生した場合でも、そ
の電磁波ノイズを金属板により確実に吸収させて遮断す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
【0018】図1〜図4に示すように、カード式弾球遊
技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この
外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード
式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠
3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。
前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、
遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス
扉6と球受け皿8の前面板7(図7参照)とが夫々開閉
自在に枢着されている。前枠4の下部には、球受け皿8
から溢流し又は抜き取った遊技球25を貯留する下皿9
と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられてい
る。
【0019】発射手段10は、回動操作可能な発射ハン
ドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応じた
打撃力で打撃槌12により遊技球25を発射させる発射
モータ(図示略)などを備えている。球受け皿8の右部
には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作
パネル14が設けられ、この操作パネル14には、カー
ド残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部14a
と、所定金額分の遊技球25の球貸しを指示する球貸し
スイッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指令す
る返却スイッチ14cとが設けられている。
【0020】図2に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場
合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段1
8の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、
2つのゲート20(通過口)等が夫々所定の位置に配設
されている。
【0021】液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する図柄表示手段22として機能する。図柄表示手
段22は、背景画やキャラクタをアニメーション的に表
示するとともに、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、
右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段
17に遊技球25が入賞することを条件に、各図柄表示
部22a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動表示
(スクロール表示)され、図柄始動手段17への遊技球
25の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定
される停止図柄パターンで停止する。
【0022】液晶ディスプレイ16の直ぐ上側に、普通
入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられてい
る。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する
普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球2
5が検出されたとき、普通図柄表示部の表示図柄が所定
時間だけ変動し、遊技球25のゲート20通過時点にお
いて抽選された抽選用数値により決定される停止図柄を
表示して停止するようになっている。図柄始動手段17
は、開閉自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式
チューリップであり、第2図柄表示手段23の変動後の
停止図柄が当たり図柄を表示した場合に、開閉爪17a
が所定時間だけ開放されて入賞し易くなる。
【0023】開閉式入賞手段18は前方に開放可能な開
閉板18aを備え、図柄表示手段22の変動後の停止図
柄が「777」等の当たり図柄のとき、所謂「大当た
り」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前方
に開放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領
域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過し
たとき、特別遊技が継続される。
【0024】開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放
された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば、1
0個)の遊技球25が入賞して開閉板18aが閉じると
きに、遊技球25が特定領域18bを通過していないと
きに特別遊技が終了するが、特定領域18bを通過して
いれば最大所定回数(例えば、16回)まで特別遊技が
継続され、遊技者に有利な状態に制御される。
【0025】図3、図4に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に球タンク33と、これから延びるタ
ンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に
接続された払出し装置35が裏機構板30の側部に設け
られ、裏機構板30の下側には払出し装置35に接続さ
れた通路ユニット39が設けられている。払出し装置3
5から払出された遊技球25は通路ユニット39の賞球
払出し通路40を経由して球受け皿8に払出される。
【0026】ここで、球タンク33と、この球タンク3
3から供給される遊技球25をタンクレール34、払出
し装置35の内部の球通路、通路ユニット39の賞球払
出し通路40等の遊技球通路は、夫々合成樹脂製(絶縁
体)である。それ故、遊技球25が球タンク33から遊
技球通路を移動中に、遊技球25が遊技球通路や遊技球
25と摩擦接触したり衝突したときに静電気が発生し、
この発生した静電気が遊技球25だけでなく、賞球払出
し通路40にも帯電する場合が多い。
【0027】次に、払い出し装置35の下側に設けられ
ている通路ユニット39について、図5〜図11に基づ
いて説明する。この通路ユニット39は、裏機構板30
の左縦板部30aから下横板部30bに跨がって、裏機
構板30の下隅部の後側に配置され、賞球払出し通路4
0と、溢流通路41と、回収通路42と、抜取り通路4
3と、回収案内通路44と、下皿案内通路45とを備え
ている。
【0028】賞球払出し通路40は払出し装置35から
払出された遊技球25を賞球として球受け皿8に案内す
る通路である。溢流通路41は球受け皿8に遊技球25
を満杯に貯留しているときに、払出し装置35からの遊
技球25を下皿9に溢流させる通路である。回収通路4
2は遊技球25を島構造体側の遊技球回収路に誘導する
通路である。抜取り通路43は払出し装置35から抜き
取った遊技球25を回収通路42に誘導する通路であ
る。回収案内通路44はゲーム中に遊技盤10の後側に移
動した遊技球25を回収通路42に案内する通路であ
る。下皿案内通路45は溢流通路41から落下する遊技
球25を下皿9に案内する通路である。
【0029】ここで、払出し装置35について簡単に説
明すると、図6に示すように、払出しケース36の払出
し室36a内に回転体37が設られ、この回転体37を
払出しモータ38(図3参照)で横軸心廻りに駆動し
て、球タンク33から払出しケース36内の供給通路3
6bに供給される遊技球25が、回転体37の回転によ
り払出し口36cに払出される。開閉操作機構36dを
操作した場合、供給通路36bの下端部の開閉板36e
が開放され、供給通路36bの遊技球25を抜き取り口
36fから抜取り可能になっている。払出し口36cと
抜き取り口36fは払出しケース36の下端部に前後に
重なるように設けられ、払出し口36cが抜き取り口3
6fの後側に設けられている。
【0030】賞球払出し通路40は、図3,図16〜図
17に示すように、払出し装置35の払出し口36cの
下側の縦通路壁50と、縦通路壁50の下端から右方に
傾斜状に屈曲する傾斜通路壁51と、この傾斜通路壁5
1の縦通路壁50と反対側の端部から下方に延びて球受
け皿8に連通する落下通路壁部52とを備え、その落下
通路壁部52の上部に、前下がりに傾斜して傾斜通路壁
51からの遊技球25を落下通路壁部52内で前方に向
きを変えて球受け皿8に落下させる落下テーブル53と
を備えている。
【0031】縦通路壁50と傾斜通路壁51は、通路カ
バー46の上端部に、この通路カバー46から後側に膨
らむように背面視略L字状に突出形成された膨出通路壁
部54により構成されている。落下テーブル53は傾斜
通路壁51の底側から前側に一体突出して形成され、そ
の先端部は通路カバー46から前側に傾斜状に突出して
いる。賞球払出し通路40の縦通路壁50は、図9,図
10に示すように、抜取り通路43の縦通路壁55の上
端部の後側に重なっており、この賞球払出し通路40と
抜取り通路43とは、仕切り通路壁部56の縦壁部56
aにより前後に仕切られている。
【0032】仕切り通路壁部56は、賞球払出し通路4
0の縦通路壁50の屈曲した底部上に、その底部に沿っ
て後側に且つ右傾斜状に屈曲した水平壁部56bを一体
に備え、側面視にて略L字状に形成され、一対の通路壁
57, 58と通路カバー46の縦通路壁50の両側壁と
の間で左右両側部及び前後両側から挟持されて固定され
ている。
【0033】落下通路壁部52は、一部が開口部30a
側に突出するように、抜取り通路43の内側の通路壁5
7から右方に溢流通路41の幅分だけ突出して一体形成
された通路壁59と、通路壁57, 59の下端に前下が
り状に固定された受けテーブル60とにより構成されて
いる。落下通路壁部52は、図8に示すように、後側が
上下方向の全長に亙って開口すると共に、前側の下部に
開口部52aを有し、その開口部52aが角筒状の案内
通路61に連通している。案内通路61は、前面板7の
角筒状の案内通路62を介して下皿9に連通している。
【0034】溢流通路41は、図8、図10等に示すよ
うに、抜取り通路43に対して開口窓30a側、つまり
裏機構板30の内側に、その抜取り通路43に沿って略
L字状に形成されている。そして、この溢流通路41
は、上端側が受けテーブル60の後側を経てその上側で
落下通路壁部52に連通すると共に、下皿案内通路45
の近傍において、上下方向の回収案内通路44に対して
その後側で左右方向に交差するように設けられている。
【0035】溢流通路41は、図10等に示すように、
通路壁57と、この通路壁57に対向して内側に一体に
形成された通路壁65と、受けテーブル60の後端と通
路壁66との間で一対の通路壁57, 65間に一体に形
成された前壁部67と、通路壁57, 65間を後側から
塞ぐ通路カバー46とにより構成されている。溢流通路
41の通路壁65は傾斜壁部68を含む前壁部69まで
前方に延びており、集球ケース(図示略)からの遊技球
25を前壁部69と共に回収案内通路44の上端に案内
できるようになっている。
【0036】溢流通路41と回収案内通路44は、図1
0に示すように前後に重なった状態で交差しており、溢
流通路41は回収案内通路44によって下皿案内通路4
5側と左右に分断されている。そして、この両者の交差
部分には、図10に示すように、溢流通路41と回収案
内通路44とを前後に区画する金属板製の区画板70
が、図示外の切り欠き部に嵌合して各通路壁66, 71
に後側から当接するように、後側から着脱自在に嵌合さ
れている。区画板70の下端には、通路壁66,71と
通路壁57, 65との間で抜取り通路43と溢流通路4
1を区画する底板72が後側に屈曲形成され、この底板
72は溢流通路41の通路壁57に沿って落下テーブル
53の下側まで一体に延びている。
【0037】下皿案内通路45は、図5、図7、図10
〜図11に示すように、裏機構板30の下横板部30b
と、通路壁66から横方向に延び且つ下横板部30bか
ら後側に一体に突出形成された上通路壁75と、この上
通路壁75から下方に伸び且つ下横板部30bから後側
に一体に突出形成された垂下通路壁76(図5参照)
と、これらの通路壁66、上通路壁75及び垂下通路壁
76の後側を塞ぐ通路カバー46とによって、下側が開
口するように構成されている。下皿案内通路45には、
その垂下通路壁76の内外両近傍に揺動レバー77と満
杯検出スイッチ78とが配置され、その揺動レバー77
と溢流通路41の開口端との間に案内部材79が配置さ
れている。
【0038】下皿9内の遊技球25が一定レベル(満
杯)まで溜まったとき、その遊技球25によって揺動レ
バー77が揺動し、満杯検出スイッチ78の作動で満杯
状態を検知できるようになっている。案内部材79は、
溢流通路41から下皿案内通路45内に落下する遊技球
25を下側に案内するためのものである。尚、回収通路
42と抜取り通路43と回収案内通路44とは、本案に
直接関係しないため、その詳しい説明を省略する。但
し、回収通路42と回収案内通路44とは、図5に示す
ように上下方向に配設され、これら両通路42,44の
右側に下皿案内通路45が配置されている。
【0039】通路カバー46には、図11に示すよう
に、上部に賞球払出し通路40の膨出通路壁部54が、
下部中央に回収通路42の膨出通路壁80が夫々形成さ
れるとともに、賞球払出し通路40の縦通路壁50と回
収通路42の膨出通路壁80との間に、抜取り通路43
から回収通路42に沿って嵌合突部81, 82が、下皿
案内通路45に対応する箇所に傾斜案内部83が夫々一
体に形成されている。
【0040】傾斜案内部83は、下皿案内通路45内で
通路カバー46の近傍を落下する遊技球25を前側に案
内するためのものである。この傾斜案内部83は、揺動
レバー77の下端部の上下両側から下側に対応する範囲
において、下側程徐々に前側に突出すべく前下がりに傾
斜させて一体的に設けられている。傾斜案内部83の下
端側は、下皿9に対応して前枠4下部の後側に装着され
た連通路84に、上側から嵌合している。
【0041】ところで、図10〜図12に示すように、
賞球払出し通路40を構成する膨出通路壁部54(通路
壁50,51)と落下通路壁部52と仕切り通路壁部5
6の縦壁部56a(これらが、賞球払出し通路40を構
成する通路形成部材に相当する)の各々の内面と外面の
全てに銅のメッキ層86が均一に形成されている。この
場合、これら通路壁部52,54,56aは合成樹脂製
であるため、通路壁部52,54,56aの内面及び外
面に、先ず導電性被膜を形成し、その後にメッキ処理を
施してメッキ層86を形成したものである。ここで、通
路形成部材の内面と外面の全てが所定部位に相当する。
また、通路形成部材の表面部に形成したメッキ層86が
導電性被膜に相当する。
【0042】また、メッキ層86は、アルミ合金や銅合
金等の導電性メッキ層であってもよい。裏機構板30の
開口部30aには、遊技盤5の裏側に装着された裏カバ
ー86が嵌合されている。この裏カバー86に装着され
たケース87の内部に主制御基板88が配設され、その
前側に図柄制御基板89が配設されている。主制御基板
88の下側で、裏カバー86に装着されたケース89a
の内部にランプ制御基板90が設けられ、このケース8
9aに隣接するケース89bの内部にサウンド制御基板
91が設けられている。
【0043】これらケース89a,89bの下側で裏機
構板30に装着されたケース92の内部には、電源基板
93と払出し制御基板94が夫々設けられている。更
に、発射手段10の後側に装着されたケース95の内部
には、発射制御基板96が設けられている。これら制御
基板88〜89,90〜91,93〜94,96は夫々
独立のプリント基板で構成されており、電源基板93と
発射制御基板96とを除く制御基板88,89,90,
91,94には、CPUとROMやRAM等を有する1
チップ集積回路からなるマイクロコンピュータ(図示
略)が夫々設けられている。
【0044】主制御基板88とその他の制御基板89,
90,91,94とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板88から各制御基板
89,90,91,94に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンドを一方向通信にて送信可能になっ
ている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、
図柄停止に関する不正を確実に防止できるとともに、主
制御手段の制御負荷を格段に軽減でき、送信制御を簡単
化することができる。
【0045】主制御基板88上には主制御手段が構成さ
れ、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や遊技球検出
スイッチ等に対する信号の入出力に関わる、所謂遊技盤
5の遊技制御を主として司る。図柄制御基板89上には
図柄制御手段が構成され、主制御手段から送信されてく
る図柄制御コマンドに基づいて、液晶ディスプレイ16
に種々の動画や背景画を表示させる表示制御を実行した
り、各図柄表示部22a〜22cの図柄を変動制御し、
指示された停止図柄で変動を停止制御する。
【0046】ランプ制御基板90上にはランプ制御手段
が構成され、遊技盤5等に設けられた多数の表示ランプ
を含むランプ群の点灯制御を司る。サウンド制御基板9
1上にはサウンド制御手段が構成され、スピーカに対す
る各種の音響効果音の為のサウンド出力制御を司る。発
射制御基板96上には発射制御手段が構成され、発射モ
ータを駆動して遊技球25の発射制御を司る。
【0047】次に、払出し装置35により払出されて賞
球払出し通路40を移動する遊技球25と通路壁部5
2,54,56aに帯電した静電気による電磁波ノイズ
を遮断(シールド)する作用について説明する。球受け
皿8に遊技球25を入れた状態で発射装置10の発射ハ
ンドル11を操作すると、打撃槌12によって発射レー
ル上の遊技球25がガイドレール15に沿って遊技盤5
上に順次発射される。遊技盤5に沿って落下する遊技球
25は、種々の入賞手段18〜20の何れかに入賞する
場合がある。
【0048】入賞手段18〜20等に入賞した遊技球2
5は、遊技盤5の裏側に移動し、通路ユニット39の回
収案内通路44へと落下し、この回収案内通路44から
回収通路42を経て島構造体側に回収される。更に、入
賞に応じた払出しモータ38の駆動で回転体37が回転
し、払出しケース36の供給通路36b内の遊技球25
が所定数づつ払出し口36cから下方に払出される。そ
して、払出された遊技球25は、賞球払出し通路40の
縦通路壁50から傾斜通路壁51を経て、落下テーブル
53から落下通路壁部52内を受けテーブル60上へと
落下し、その開口部52aから案内通路61, 62を介
して球受け皿8へと誘導される。
【0049】この場合、ホール側の磨き装置(図示略)
で磨かれた遊技球25は、絶縁体である遊技球搬送路
(図示略)を経て球タンク33に供給されて一時的に貯
留されてから、タンクレール34を経て払出し装置35
により通路ユニット39の賞球払出し通路40に払出さ
れて、最終的に球受け皿8に払出される。ところで、こ
れらタンクレール34、払出し装置35、賞球払出し通
路40の夫々は、合成樹脂製(絶縁体)である。
【0050】それ故、遊技球25がこれら絶縁体である
賞球払出し通路40の移動途中で、特に傾斜通路壁51
上の水平壁部56bに落下により払出されたとき、遊技
球25は金属であるが、遊技球25が水平壁部56bに
衝突したときに大きな静電気が発生し、発生した静電気
の幾らかは通路壁部52,54,56aに移って帯電は
するものの、静電気は主に遊技球25に帯電している可
能性があり、しかも遊技球25はこの帯電状態で賞球払
出し通路40に沿って移動する。このように遊技球25
が静電気を多量に帯電した状態で、遊技球25や通路壁
部52,54,56aと衝突したり離れたりしながら移
動するときに、接近した遊技球25と点集中放電した
り、或いは空中に静電放電する。
【0051】その結果、磁界発生による電磁波のノイズ
が発生するようになる。更には、通路壁部52,54,
56aに帯電した静電気によりノイズが発生する場合が
ある。しかし、通路壁部52,54,56aの内面及び
外面の全てに銅のメッキ層86が二重に形成されている
ため、遊技球25と通路壁部52,54,56aに帯電
した静電気で発生した電磁波のノイズをメッキ層86に
より確実に遮断(シールド)でき、特に賞球払出し通路
40の右方への電磁波ノイズの放射を抑制することがで
きる。それ故、賞球払出し通路40の右側に配設された
複数の制御用基板88,89,90,91,94へのノ
イズによる悪影響を確実に防止することができる。
【0052】そして、球受け皿8が満杯状態になったと
き、球受け皿8から案内通路61,62側にも受けテー
ブル60と同じ高さまで遊技球25が溜まる。このた
め、その後に賞球払出し通路40の落下テーブル53か
ら落下する遊技球25は、下側に貯留状態の遊技球25
の上に落下した後、受けテーブル60の後端から溢流通
路41側へと溢流して、この溢流通路41を経て下皿案
内通路45内へと流れて行く。
【0053】溢流通路41の終端を通過した遊技球25
は、下皿案内通路45内で放物線を描きながら落下しよ
うとするが、その経路の途中にある案内部材79の平面
部側に衝突して、この平面部に案内されて下側に落下す
る。一方、下皿案内通路45の通路カバー46側には傾
斜案内部83があるので、通路カバー46に沿ってその
近傍を落下する遊技球25は、この傾斜案内部83に当
たって前側へと送られ、前枠4下部の連通路84を経て
下皿9へと案内されて行く。
【0054】下皿9内の遊技球25が満杯状態になる
と、この下皿9から連通路84を経て下皿案内通路45
の下部側まで遊技球25が充満する。このため、溢流通
路41から溢流する遊技球25があると、その遊技球2
5は貯留中の遊技球25の上に溜まって行き、揺動レバ
ー77が外側に回動して満杯検出スイッチ78が作動
し、満杯状態にあることが検出される。その結果、払出
し装置35の作動が停止されるとともに、発射モータ1
3の駆動も停止される。
【0055】このように、賞球払出し通路40を構成す
る通路壁部52,54,56aの内面と外面の全てに銅
のメッキ層86を形成したので、その通路壁部52,5
4,56aが合成樹脂等の絶縁性部材であって、払出し
装置35から通路壁部54に落下により供給される遊技
球25に静電気が帯電している場合に、その帯電した静
電気により電磁波のノイズが発生した場合でも、その電
磁波ノイズの、特に賞球払出し通路40の右方への放射
を二重のメッキ層86で効果的に遮断することができ
る。それ故、賞球払出し通路40の右側に配設された複
数の制御用基板88,89,90,91,94へのノイ
ズによる悪影響を確実に防止することができ、ノイズ対
策を強化することができる。更に、遊技者が球受け皿8
の遊技球25に触れても静電気で衝撃を受けることがな
く、安全に弾球遊技ができる。
【0056】前記実施形態を部分的に変更した変更形態
について説明する。 1〕賞球払出し通路40の通路壁52,54,56aの
内面と外面の何れか一方に、メッキ層86を形成するよ
うにしてもよい。 2〕銅やアルミの金属を蒸発させて、賞球払出し通路4
0の通路壁52,54,56aの内面と外面の少なくと
も一方に、金属性被膜を真空蒸着により形成するように
してもよい。
【0057】3〕図13に示すように、賞球払出し通路
40Aを構成する落下通路壁部52(図示略)と膨出通
路壁部54Aと仕切り通路壁部56Aの縦壁部56aの
外面全体に薄板状の銅板からなる導電性部材87を着脱
自在に貼着するようにしてもよい。この場合、縦通路壁
50や傾斜通路壁51の内面に、導電性部材87を貼着
してもよく、またメッキ層を形成してもよい。尚、その
他の構成については、前記実施形態と同様である。 4〕賞球払出し通路40,40Aを構成する通路壁部5
2,54A,56aの内面と外面の少なくとも一方に、
帯電防止剤を吹き付けてもよく、導電性ゴムや金属片混
入樹脂等からなる薄膜状の導電性シートを貼着させても
よい。
【0058】5〕図14に示すように、賞球払出し通路
40Bを構成する落下通路壁部52(図示略)と膨出通
路壁部54Bと仕切り通路壁部56Bの縦壁部56a
を、導電性ゴム、金属片混入樹脂等の導電性樹脂(導電
性部材)により作成してもよい。尚、その他の構成につ
いては、前記実施形態と同様である。 6〕本発明は、以上説明した実施形態や変更形態に限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変更を付加し、更に、パチンコ機に限らず、アレン
ジボール機、雀球機等の種々の弾球遊技機に本発明を適
用することが可能である。
【0059】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、複数の制御
用基板と払出し装置と賞球払出し通路とを備え、賞球払
出し通路を移動中の遊技球に帯電した静電気の静電放電
により発生する電磁波ノイズを遮断するように、賞球払
出し通路の所定部位に導電性部材を設けたので、賞球払
出し通路が合成樹脂等の絶縁性部材であって、その賞球
払出し通路を移動する遊技球に帯電(所謂、接触帯電)
した静電気の静電放電により電磁波のノイズが発生した
場合でも、その電磁波ノイズを導電性部材で確実に遮断
することができ、遊技制御を司る複数の制御用基板の制
御信号等へのノイズによる悪影響を確実に防止すること
ができる。それ故、複数の制御用基板に対するノイズ対
策を強化することができる。
【0060】請求項2の発明によれば、前記所定部位
は、賞球払出し通路の内面と外面の少なくとも一方であ
るので、賞球払出し通路の内面と外面の少なくとも一方
が導電性部材で構成されているため、賞球払出し通路の
遊技球に帯電した静電気による電磁波ノイズの放射をそ
の導電性部材で効果的に遮断することができる。それ
故、複数の制御用基板に対するノイズ対策を強化するこ
とができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
【0061】請求項3の発明によれば、前記所定部位
は、賞球払出し通路の制御用基板に面する通路形成部材
の内面と外面の少なくとも一方であるので、賞球払出し
通路の制御用基板に面する通路形成部材の内面と外面の
少なくとも一方が導電性部材で構成されているため、賞
球払出し通路の遊技球に帯電した静電気による電磁波ノ
イズの、特に制御用基板の方への放射をその導電性部材
で効果的に遮断することができる。それ故、賞球払出し
通路の側方に配設された複数の制御用基板に対するノイ
ズ対策を強化することができる。その他請求項2と同様
の効果を奏する。
【0062】請求項4の発明によれば、前記導電性部材
を、賞球払出し通路の通路形成部材の内面全体に沿わせ
て設けたので、導電性部材を通路形成部材の内面全体に
沿わせて設けるだけで、ノイズ対策を強化することがで
きる。その他請求項1〜3の何れかと同様の効果を奏す
る。請求項5の発明によれば、前記導電性部材を、賞球
払出し通路の制御用基板に面する通路形成部材の内面全
体に沿わせて設けたので、導電性部材を通路形成部材の
制御用基板に面する内面全体に沿わせて設けるだけで、
ノイズ対策を強化することができる。その他請求項1〜
3の何れかと同様の効果を奏する。
【0063】請求項6の発明によれば、前記導電性部材
は導電性被膜からなるので、導電性被膜を容易に形成で
き、しかも賞球払出し通路を移動する遊技球に帯電した
静電気により、電磁波のノイズが発生した場合でも、そ
の電磁波ノイズを導電性被膜により効果的に吸収させて
遮断することができる。その他請求項1〜5の何れかと
同様の効果を奏する。
【0064】請求項7の発明によれば、前記導電性部材
は薄板状の金属板からなるので、薄板状の金属板によ
り、発生した電磁波ノイズに対するシールド性を高める
ことができ、しかも賞球払出し通路を移動する遊技球に
帯電した静電気により、電磁波のノイズが発生した場合
でも、その電磁波ノイズを金属板により確実に吸収させ
て遮断することができる。その他請求項1〜5の何れか
と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技
機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】裏機構板の下部側の部分背面図である。
【図6】払出し装置の要部縦断側面図である。
【図7】図5のG−G線縦断側面図である。
【図8】図5のH−H線縦断側面図である。
【図9】図5のI−I線縦断側面図である。
【図10】通路ユニットの通路カバー取外し状態の背面
斜視図である。
【図11】通路ユニットの通路カバーの一部破断背面斜
視図である。
【図12】図11のL−L線縦断背面図である。
【図13】変更形態に係る図12相当図である。
【図14】変更形態に係る図12相当図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 8 球受け皿 25 遊技球 35 払出し装置 40 賞球払出し通路 40A 賞球払出し通路 40B 賞球払出し通路 52 落下通路壁部 54 膨出通路壁部 54A 膨出通路壁部 54B 膨出通路壁部 56 仕切り通路壁部 56A 仕切り通路壁部 56B 仕切り通路壁部 86 メッキ層 87 導電性部材 88 主制御基板 89 図柄制御基板 90 ランプ制御基板 91 サウンド制御基板 94 払出し制御基板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技制御の制御内容に応じて夫々独立の
    基板に構成された複数の制御用基板(88,89,90,91,94)
    と、遊技球(25)を遊技者側に払出す払出し装置(35)と、
    この払出し装置(35)で払出された遊技球(25)を球受け皿
    (8) に誘導する賞球払出し通路(40,40A)とを備えた弾球
    遊技機において、 前記賞球払出し通路(40,40A)を移動中の遊技球(25)に帯
    電した静電気の静電放電により発生する電磁波ノイズを
    遮断するように、前記賞球払出し通路(40,40A)の所定部
    位に導電性部材(86,87) を設けたことを特徴とする弾球
    遊技機。
  2. 【請求項2】 前記所定部位は、賞球払出し通路(40)の
    内面と外面の少なくとも一方であることを特徴とする請
    求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記所定部位は、賞球払出し通路(40)の
    制御用基板(88,89,90,91,94)に面する通路形成部材(52,
    54,54A,56,56A)の内面と外面の少なくとも一方であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記導電性部材(86,87) を、賞球払出し
    通路(40)の通路形成部材(52,54,54A,56,56A)の内面全体
    に沿わせて設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れ
    かに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記導電性部材(86,87) を、賞球払出し
    通路(40)の制御用基板(88,89,90,91,94)に面する通路形
    成部材(52,54,54A,56,56A)の内面全体に沿わせて設けた
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊
    技機。
  6. 【請求項6】 前記導電性部材は導電性被膜(86)からな
    ることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の弾球
    遊技機。
  7. 【請求項7】 前記導電性部材は薄板状の金属板(87)か
    らなり、着脱自在に設けられたことを特徴とする請求項
    1〜5の何れかに記載の弾球遊技機。
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