JP3521690B2 - ガセット - Google Patents

ガセット

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JP3521690B2
JP3521690B2 JP17306597A JP17306597A JP3521690B2 JP 3521690 B2 JP3521690 B2 JP 3521690B2 JP 17306597 A JP17306597 A JP 17306597A JP 17306597 A JP17306597 A JP 17306597A JP 3521690 B2 JP3521690 B2 JP 3521690B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シャシにお
いて、フレームとクロスメンバとを連結するガセットの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用シャシにおいて、縦断面が略コ字
状であるフレームのウェブとクロスメンバとを連結する
従来のガセット、とくに、リヤアクスルよりも車両後方
に配置されたガセットは、図4に例示されているよう
に、縦断面が略コ字状であって、縦壁部1が四隅部の各
リベット孔2を用いてフレーム3のウェブ内側面に固定
されると共に、上下のフランジ4、4が各リベット孔5
を用いてクロスメンバ6の上下端部に固定されることに
より、フレーム3にクロスメンバ6の端部を連結し、ま
た、縦壁部1の中央に空所7が形成されて、重量の軽減
を図ったものが経験的に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、強度
及び剛性を低下させることなく上記ガセットの軽量化を
図ろうとすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
るガセットは、縦断面が略コ字状でウェブ内側面にクロ
スメンバの端部が連結される車両用シャシフレームにお
いて、縦断面が略コ字状であって、上記ウェブ内側面に
連結される略四角形の縦壁部と、同縦壁部の上下端にそ
れぞれ接続されて上記クロスメンバ端部に連結されるフ
ランジ部とを有し、上記縦壁部は四隅部と四辺部と上記
四隅部の対角線部分とを残す空所が形成されて、上記四
隅部にそれぞれ形成された連結孔をそれぞれ使用して緊
締具により上記四隅部を上記ウェブ内側面に固定すると
共に、上記各フランジ部に形成された連結孔をそれぞれ
使用して緊締具により上記各フランジ部を上記クロスメ
ンバ端部に固定している。
【0005】すなわち、縦壁部は、四隅部にそれぞれ形
成された連結孔をそれぞれ使用して緊締具により四隅部
をシャシフレームのウェブ内側面に固定していて、ウェ
ブ内側面から四隅部と対角線部分とに大きな荷重が作用
するが、四隅部と四辺部と四隅部の対角線部分とを残す
空所が形成されていても、四隅部と四辺部と四隅部の対
角線部分とにより上記荷重を効率的に負担することがで
き、従って、シャシフレームのウェブ内側面から受ける
曲げ、ねじり力等に対する強度及び剛性を実質的に低下
させることがなく、しかも、上記空所が形成されている
ため、この空所は全体として比較的大きく形成させるこ
とができるので、従来のガセットと比較して、結果的に
ガセットの大幅な軽量化を容易に達成することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て説明する。図1において、縦断面が略コ字状である車
両用シャシフレーム10のウェブ内側面とクロスメンバ
11の端部とを連結するガセット12は、縦断面が略コ
字状であって、略四角形の縦壁部13と、縦壁部13の
上下端にそれぞれ接続されたフランジ部14、14とを
有していて、基本的外形は従来の上記ガセットと同等で
ある。
【0007】しかしながら、縦壁部13は、リベット、
ボルト等によりフレーム10のウェブ内側面に固定する
ための連結孔20がそれぞれ形成された四隅部21と、
各四隅部21を接続する四辺部22と、各四隅部21の
対角線部分23とをそなえ、他の部分に空所24が形成
されている。
【0008】また、各フランジ部14は、リベット、ボ
ルト等によりクロスメンバ11の端部に固定するための
連結孔30が、車幅方向及び車両前後方向に間隔をおい
て形成されている一方、連結孔30間であるフランジ部
14の中央部分に、周囲が曲線状の大きな空所31が形
成されている。
【0009】他方、車両用シャシフレーム10に作用す
る大きな荷重としては、積荷による上下曲げ荷重と、斜
めに配置されて相互に交叉する前後左右の車輪がそれぞ
れ高所及び低所に位置した、いわゆる、千鳥乗り上げの
場合等に生じるねじり荷重と、最小回転半径の旋回時等
に生じる略水平方向の曲げ荷重(左右曲げ荷重)とがあ
るが、ガセット12の縦壁部13には、シャシフレーム
10に連結される四隅部21において上記各荷重により
比較的大きい応力が発生すると考えられると同時に、ガ
セット12がシャシフレーム10から受ける曲げ、ねじ
り力等に応じて、ガセット12の対角線部分23にも比
較的大きい応力が発生すると考えられ、また、ガセット
12の各フランジ部14では、各連結孔30により挟ま
れた中央部分に比較的大きい荷重がかかるとは考えられ
にくい。
【0010】なお、上記各荷重に対するガセット12の
剛性は主にガセット12自身の形状によって決められ、
ガセット12の各部に生じる応力は主にその部分の板厚
によって決められるものである。
【0011】ガセット12は上記のように基本的には従
来の上記ガセットと同等の外形をそなえているが、縦壁
部13に全体として比較的大きい空所24が形成されて
いると共に、各フランジ部14にも比較的大きな空所3
1が形成されているので、各部の板厚は従来の上記ガセ
ットより約15%増大させて、強度及び剛性の低下を防
止するように配慮されている。
【0012】しかしながら、ガセット12には、縦壁部
13への荷重を効率的に負担する対角線部分23が設置
されているため、縦壁部13に比較的大きく空所24を
形成させることができる。
【0013】次に、ガセット12の性能を従来の上記ガ
セットと比較する。図2は、シャシフレーム10に上下
曲げ荷重と、ねじり荷重と、左右曲げ荷重とがそれぞれ
作用したとき、従来の上記ガセットを使用した場合にそ
のガセットに発生した最大応力の値を1.0とすれば、
それぞれ同一条件下のガセット12に発生した最大応力
の値をそれぞれ示しており、また、図3は、シャシフレ
ーム10に上下曲げ荷重と、ねじり荷重と、左右曲げ荷
重とがそれぞれ作用したとき、従来の上記ガセットを使
用した場合にそのガセットにおける剛性の値を1.0と
すれば、それぞれ同一条件下のガセット12における剛
性の値をそれぞれ示している。
【0014】すなわち、ガセット12においては、縦壁
部13に全体として比較的大きな空所24が形成されて
いると共に、各フランジ部14にも比較的大きな空所3
1が形成されていても、各部の板厚を従来の上記ガセッ
トより約15%増大させることにより、従来の上記ガセ
ットとほぼ同等の剛性を確保することができ、かつ、発
生する最大応力の大きさを従来のガセットよりもそれぞ
れ約10%低減させ、従って、ガセット12の強度を十
分に維持させることができた。
【0015】また、ガセット12は、全体として比較的
大きな空所24及び空所31の形成により、板厚を従来
の上記ガセットより約15%増大させていても、結果的
に、重量は従来の上記ガセットより約10%低減させる
ことができた。
【0016】従って、ガセット12は、従来の上記ガセ
ットと比較して、強度及び剛性を実質的に低下させるこ
となく、その軽量化を容易に実現することができる大き
な長所がある。
【0017】本発明にかかるガセットにおいては、シャ
シフレームのウェブ内側面から四隅部と対角線部分とに
大きな荷重が作用するが、四隅部と四辺部と四隅部の対
角線部分とを残す空所が形成されていても、四隅部と四
辺部と四隅部の対角線部分とにより上記荷重を効率的に
負担することができ、従って、シャシフレームのウェブ
内側面から受ける曲げ、ねじり力等に対する強度及び剛
性を実質的に低下させることがなく、しかも、縦壁部に
上記空所が形成されているため、この空所は全体として
比較的大きく形成させることができるので、従来のガセ
ットと比較して、大幅な軽量化を容易に達成することが
できるという大きな長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における斜視図。
【図2】上記実施形態例の性能図。
【図3】上記実施形態例の性能図。
【図4】従来装置の斜視図。
【符号の説明】
12 ガセット 13 縦壁部 14 フランジ部 20 連結孔 21 四隅部 22 四辺部 23 対角線部分 24 空所 30 連結孔 31 空所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 21/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦断面が略コ字状でウェブ内側面にクロ
    スメンバの端部が連結される車両用シャシフレームにお
    いて、縦断面が略コ字状であって、上記ウェブ内側面に
    連結される略四角形の縦壁部と、同縦壁部の上下端にそ
    れぞれ接続されて上記クロスメンバ端部に連結されるフ
    ランジ部とを有し、上記縦壁部は四隅部と四辺部と上記
    四隅部の対角線部分とを残す空所が形成されて、上記四
    隅部にそれぞれ形成された連結孔をそれぞれ使用して緊
    締具により上記四隅部を上記ウェブ内側面に固定すると
    共に、上記各フランジ部に形成された連結孔をそれぞれ
    使用して緊締具により上記各フランジ部を上記クロスメ
    ンバ端部に固定したガセット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記フランジ部の中
    央部分に空所が形成されたガセット。
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