JP2508688Y2 - 車両用車台フレ―ム - Google Patents

車両用車台フレ―ム

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JP2508688Y2
JP2508688Y2 JP40639490U JP40639490U JP2508688Y2 JP 2508688 Y2 JP2508688 Y2 JP 2508688Y2 JP 40639490 U JP40639490 U JP 40639490U JP 40639490 U JP40639490 U JP 40639490U JP 2508688 Y2 JP2508688 Y2 JP 2508688Y2
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JP
Japan
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rivets
bolts
width direction
cross
cross member
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JP40639490U
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Inventor
泰寿 水野
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラック等車両用の車
台フレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常のトラックには、車体前後方向に延
在する左右一対の夫々断面形状が溝型をなすサイドレー
ルと、車巾方向に配設され夫々の両端部を上記サイドレ
ールに固着された複数個のクロスメンバとからなる梯子
型の車台フレームが広く採用されており、同車台フレー
ムに夫々サスペンション装置を介して前車軸及び後車軸
が取付けられ、またキャブ、エンジン、荷台等が装架さ
れている。上記荷台に貨物を積載して悪路を高速度で走
行する場合等において、上記車台フレームには、種々の
荷重、特に大きな上下方向の曲げ荷重及び捩り荷重が作
用するので、車台フレームは、これらの荷重に耐え得る
十分な強度及び剛性を具備していなければならない。
【0003】いま、従来の車台フレームの典型的な構成
を図3及び図4の要部平面図を参照して説明する。先ず
図3において、符号10は総括的に車台フレームを示
し、同車台フレームは車体前後方向に延在する左右一対
の夫々断面形状が溝型をなすサイドレール12を具えて
いる。上記一対のサイドレール12のウエブ12wに、
断面形状が溝型をなすガセット14のウエブ14wが、
多数のリベット16又は同効のボルトによって夫々締結
されている。上記一対のガセット14間に、夫々断面形
状が溝型をなす2個のクロスメンバ18が車巾方向に延
在して配設され、各クロスメンバ18の上下のフランジ
18fは夫々の両端部を上記ガセット14の対応する上
下フランジ14fに多数のリベット20又は同効のボル
トによって締結されている。また、上記2個のクロスメ
ンバ18は、図示のように車体前後方向の間隔cを存し
て実質的に平行に配置されている。
【0004】上記構成の車台フレームでは、走行中に大
きな捩り荷重が作用した場合に、クロスメンバ18のガ
セット14に対する取付部分の複数のリベット20又は
ボルトに作用する剪断力が平均化せず一部のリベット又
はボルトに大きな剪断力が集中的に作用することとな
る。このためクロスメンバ18やガセット14の板厚を
上記最大剪断力に耐え得るように増大させ、またリベッ
ト又はボルトの個数、断面積を増大しなければならない
ので、重量が増加しかつクロスメンバ18の配置スペー
スが大きくなる不具合がある。
【0005】次に図4に示されている従来の車台フレー
ム10は上記図3と同様にサイドレール12及びガセッ
ト14を具え、同ガセット14は、そのウエブ14wを
多数のリベット16又は同効のボルトを介して上記サイ
ドレール12のウエブ12wに締結されている。また総
括的に符号24で示されているクロスメンバは、断面形
状が夫々溝型をなす2個のチャンネル部材26を背中合
せに当接されて夫々のウエブ26wを車巾方向の全長に
亘って多数のリベット28又はボルトにより締結して構
成されている。更に上記クロスメンバ24は、上記チャ
ンネル部材26の上下フランジ26fの車巾方向両端部
分を多数のリベット30又はボルトによって対応するガ
セット14の上下フランジ14fに締結されている。
【0006】この構成の車台フレームでは、図3の車台
フレームと同様に、走行中大きな捩り荷重が作用した場
合に、クロスメンバ24のガセット14に対する取付部
分の複数のリベット28又はボルトに作用する剪断力が
平均化せず一部のリベット又はボルトに大きな剪断力が
集中的に作用することとなる。このためクロスメンバ2
4やガセット14の板厚を上記最大剪断力に耐え得るよ
うに増加させ、またリベット又はボルトの個数、断面積
を増大しなければならないので、重量が増加する不具合
がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記事情に
鑑み創案されたもので、サイドレールにクロスメンバを
取付けるためのガセットと同クロスメンバとの取付部に
おける複数のリベット又はボルトに作用する剪断力を平
均化させ最大剪断力を低減させることによって軽量化を
達成し、かつ耐久性を改善することができる車両用車台
フレームを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、車体前後方向に延在し断面形状が夫々溝
型をなす左右のサイドレールと、車巾方向に配設されそ
の両端部をガセットを介して上記サイドレールにリベッ
ト又はボルトにより締結されたクロスメンバとを具備し
てなるものにおいて、同クロスメンバが、夫々の車巾方
向中央部分のウエブをリベット又はボルトにより一体的
に結合されかつ車巾方向両端部分をV字状に拡開した一
対のチャンネル部材から構成され、更に同チャンネル部
材は夫々の両端拡開部分におけるフランジを上記ガセッ
トのフランジにリベット又はボルトにより締結されたこ
とを特徴とする車両用車台フレームを提供するものであ
る。
【0009】
【作用】本考案によれば、車台フレームのクロスメンバ
が、夫々の車巾方向中央部分のウエブをリベット又はボ
ルトにより一体的に結合された一対のチャンネル部材か
ら構成され、上記一対のチャンネル部材の車巾方向の両
端部分がV字状に拡開されて、同拡開部分の上下フラン
ジが対応するガセットのフランジにリベット又はボルト
により締結されるので、同リベット又はボルトが「ハ」
字状に配設されることとなり、捩り荷重を受けたとき複
数のリベット又はボルトに生起される剪断力が平均化さ
れてその最大値が小さくなる利点がある。また、この構
成により、重量増大を伴なうことなくクロスメンバ取付
部の捩れ剛性(断面係数)を増加しクロスメンバ中央部
の捩れ剛性を低くすることができる。
【0010】
【実施例】以下本考案の実施例を図1の要部平面図、及
び図2の断面図を参照して詳細に説明する。(なお、図
3及び図4に示した従前の構成と実質的に同一の部材及
び部分には、同一の符号を付し、重複に渉る説明は省略
する。)
【0011】本考案によれば、左右のサイドレール12
間に車巾方向に配設されるクロスメンバ32が、夫々断
面形状が溝型をなす一対のチャンネル部材34によって
構成される。上記一対のチャンネル部材34は、車巾方
向中央部分における夫々のウエブ34wを多数のリベッ
ト36又は同効のボルトにより一体的に結合されると共
に、車巾方向の両端部分を互に反対方向に折曲げてV字
状に拡開されている。図示の場合、各チャンネル部材3
4の端部の折曲げ角度は夫々45°であり、従ってV字
状の拡開角度は90°である。また、各チャンネル部材
34は、上記拡開部の上下フランジ34fを、複数のリ
ベット38又は同効のボルトによって、対応するガセッ
ト14の上下フランジ14fに締結され、同ガセット1
4を介しサイドレール12に連結されている。
【0012】この構成によれば、クロスメンバ32を構
成する一対のチャンネル部材34の車巾方向両端部分を
V字状に拡開してリベット38又はボルトによりガセッ
ト14に取付けるので、重量の増加を抑制しながら取付
部の捩り剛性を増大することができ、一方クロスメンバ
32の車巾方向中央部分の捩り剛性を十分低くすること
ができる。また、図示のように取付部におけるリベット
38又は同効のボルトが、クロスメンバ32の各端部に
おいて「ハ」字状に配設されるので、上記リベット38
又はボルトに作用する剪断力が平均化されて最大応力が
低くなり、耐久性及び信頼性が改善される利点がある。
【0013】
【考案の効果】叙上のように、本考案に係る車両用車台
フレームは、車体前後方向に延在し断面形状が夫々溝型
をなす左右のサイドレールと、車巾方向に配設されその
両端部をガセットを介して上記サイドレールにリベット
又はボルトにより締結されたクロスメンバとを具備して
なるものにおいて、同クロスメンバが、夫々の車巾方向
中央部分のウエブをリベット又はボルトにより一体的に
結合されかつ車巾方向両端部分をV字状に拡開した一対
のチャンネル部材から構成され、更に同チャンネル部材
は夫々の良太位拡開部分におけるフランジを上記ガセッ
トのフランジにリベット又はボルトにより締結されたこ
とを特徴とし、軽量で耐久性が優れた車台フレームを提
供することがてきるので、実用上有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本鵜案の一実施例を示す要部平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿い矢印方向に視た断面
図である。
【図3】従来の車台フレームを示す要部平面図である。
【図4】図3とは異なる従前の車台フレームを示す要部
平面図である。
【符号の説明】
10…車台フレーム、 12…サイドレール、 32…
クロスメンバ、34…チャンネル部材、 38…リベッ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前後方向に延在し断面形状が夫々溝
    型をなす左右のサイドレールと、車巾方向に配設されそ
    の両端部をガセットを介して上記サイドレールにリベッ
    ト又はボルトとより締結されたクロスメンバとを具備し
    てなるものにおいて、同クロスメンバが、夫々の車巾方
    向中央部分のウエブをリベット又はボルトにより一体的
    に結合され、かつ車巾方向両端部分をV字状に拡開した
    一対のチャンネル部材から構成され、更に同チャンネル
    部材は夫々の両端拡開部分におけるフランジを上記ガセ
    ットのフランジにリベット又はボルトにより締結された
    ことを特徴とする車両用車台フレーム
JP40639490U 1990-12-14 1990-12-14 車両用車台フレ―ム Expired - Lifetime JP2508688Y2 (ja)

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JPH0489476U JPH0489476U (ja) 1992-08-05
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JP5255556B2 (ja) * 2009-12-24 2013-08-07 三菱ふそうトラック・バス株式会社 面板のフランジ部への固設構造
JP6988341B2 (ja) * 2017-09-29 2022-01-05 スズキ株式会社 パワーユニットのマウント構造

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