JP5255556B2 - 面板のフランジ部への固設構造 - Google Patents
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Description
尚、ガセット5は平面視において車幅方向内側が短辺の台形状をなしており、ウエブ部51が左側サイドレール3のウエブ部31にリベット(図示省略)により締結されている。
クロスメンバ4は上面フランジ部43と、下面フランジ部(図示省略)と、上面フランジ部43と下面フランジ部とを上下方向に連結したウエブ部41とで構成されている。
クロスメンバ4の上面フランジ部43とガセット5の上面フランジ部53とはリベット9にて固設されている。
図3の(B)に示すように、固設部材であるリベット9はクロスメンバ4のフランジ部の基部であるウエブ部41と上面フランジ部43との屈曲部に沿って条状にP列とQ列に配置されている。
さらに、ガセット5の下面フランジ部においても、下面フランジ部とクロスのメンバ4の下面フランジ部との固設が上面フランジ部53と同様なパターンで配置されている。
しかし、特許文献1の構造は、シャシフレーム2のウエブ12wとガセット14のフランジ部14v(本願実施形態のガセット部に相当)のとの結合に関するもので、特許文献1の構造と本願とは構造が異なると共に実施する箇所が異なり、入力の違い等があり適用できない。
車両の車幅方向に間隔を有して車両前後方向に延在する一対のシャシフレーム間に、車幅方向に延在する部材とそれぞれの前記シャシフレームとを固設する固設構造において、
前記部材は、2つのフランジ部及び該フランジ部を連結するウエブ部を有し、
前記フランジ部は、該フランジ部と前記ウエブ部との屈曲部である基部及び該基部から前記車両前後方向に離れたフランジ端縁を有し、
前記固設構造は、前記シャシフレームに固着された面板を、前記部材のフランジ部に少なくとも4つの固設部材で固設するものであって、
前記固設部材のうち2つは前記フランジ部の基部側に、前記部材の車幅方向端縁に最も近い第一固設部材と、前記第一固設部材の次に前記車幅方向端縁に近い第二固設部材として配設され、前記固設部材のうち他の2つは前記フランジ端縁側に、前記車幅方向端縁に最も近い第三固設部材と、前記第三固設部材の次に前記車幅方向端縁に近い第四固設部材として配設され、前記第一固設部材は、前記第二固設部材より、前記フランジ部の基部からフランジ端縁側に配設されていることを特徴とする。
また、補強部材等を追加しない構造なので、コスト、重量の増加を抑制しながら耐久性向上が図れる。
但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
尚、本発明の実施形態で、従来技術で説明した部分は省略する。
また、従来技術と同じ部品については同じ符号を用いて説明する。
図2の(A)は本発明をシャシフレームに実施した部分の平面図を示し、(B)はその側面図を示す。3は車両の前後方向に延在し、車幅方向に間隔を有し、開口部を車幅方向内側に開口したコ字状断面を有したシャシフレーム1の左側サイドレールである。左側サイドレール3の開口部には面板である断面がコ字状のガセット8が配置されている。ガセット8は上面フランジ部83と、下面フランジ82と、上面フランジ部83と下面フランジ部82とを上下方向に連結するウエブ部81とで構成されている。左側サイドレール3のウエブ部31にガセット8のウエブ部81がリベットにより固設されている。ガセット8は上面フランジ部83及び下面フランジ部82は平面視で車幅方向内側が短辺の台形状をしている。
従って、ガセット8のシャシフレーム1による捩れに対し高い剛性を有している。
ガセット8の上面フランジ部83の空間側にはクロスメンバ7の上面フランジ部73の端部が当接しており、ガセット8の下面フランジ部82の空間側にはクロスメンバ7の下面フランジ72の端部が当接している。
図3の(A)に示しているように、ガセット8の上面フランジ部83とクロスメンバ7の上面フランジ部73との固設は固設部材である4本のリベット9にて締結している。リベット9はフランジ部の基部であるクロスメンバ7のウエブ部71と上面フランジ部73との屈曲部74に沿い、且つ屈曲部74から上面フランジ部73の端縁側に向かって第1条目のP列と、第2条目のQ列があり、列に沿って夫々のリベット9が配置されている。
P列でクロスメンバ7の車幅方向端縁75に最も近い第一固設部材である第一リベット91が配置されている。P列で第一リベット91に隣接して、クロスメンバ7の車幅方向端縁75に二番目に近い第二リベット92が配置されている。2条目のQ列においては、クロスメンバ7の車幅方向端縁75から近い順に第三リベット93及び、第四リベット94が配置されている。
これは、第一リベット91はP列からクロスメンバ7の上面フランジ部73の端縁側に移動することにより、剛性の高いところから低いところに移動させる。第二リベット92はQ列の第四リベット94よりクロスメンバ7の車幅方向端縁75側に移動させることにより、剛性の低いところから高いところに移動させる。
構造物に外力が作用した場合に、発生する応力は剛性の高いところに、応力が集中し易い。
剛性の少ない部分は変形により発生応力はさがる。
従って、シャシフレーム1の捩れによる、曲げモーメントと曲げに伴う引張力を拘束するために発生する第一リベット91に発生する応力は下がり、逆に第二リベット92に発生する応力は上がる。
これは、第一リベット91に発生する応力を第二リベット92に分担させることにより、
第一リベット91の耐久性を向上させることになり、シャシフレーム1の耐久性向上となる。
従来(B)においては第一リベット91には高い応力が発生しているが、第二リベット92は発生応力が低いことを示している。第一リベット91が頑張った状態で耐久性が低下する。(A)の実施形態においては、第一リベット91及び、第二リベット92には同等の応力が発生しており、且つ、従来の第一リベット91に発生した応力より低くなっている。
第二リベット92が第一リベット91に発生する応力を分担していることがよく理解できる。これにより、シャシフレーム1の耐久性が向上すると共に、補強部材を必要としないので、コスト及び重量の増加を抑制しつつ、耐久性を向上できる効果を有している。
第1実施形態と同じ部分は説明を省略し、異なる部分のみを説明する。さらに、符号は同一の符号を使用する。
ガセット8とクロスメンバ7との固設構造について、ガセット8の上面フランジ部83とクロスメンバ7の上面フランジ部73との固設は固設部材である4本のリベット9にて締結している。リベット9はフランジ部の基部74であるクロスメンバ7のウエブ部71と上面フランジ部73との屈曲部74に沿い、且つ屈曲部74から上面フランジ部73の端縁側に向かって第1条目のP列と、第2条目のQ列があり、列に沿って夫々のリベット9が配置されている。
P列でクロスメンバ7の車幅方向端縁75に最も近い第一固設部材である第一リベット91が配置されている。P列で第一リベット91に隣接して、クロスメンバ7の車幅方向端縁75に二番目に近い第二リベット92が配置されている。2条目のQ列においては、クロスメンバ7の車幅方向端縁75から近い順に第三リベット93及び、第四リベット94が配置されている。
第一リベット91だけをクロスメンバ7の上面フランジ部73の端縁側にL(R線)だけ移動させると、第一リベット91は剛性の高いところから低いところに移動するので、シャシフレーム1の捩れによる、曲げモーメントと曲げに伴う引張力を拘束するために発生する第一リベット91に発生する応力は低下するが、第1実施例の第一リベット91に発生する応力ほど低下はしない。これは第二リベット92が剛性の低いところに配置されたままなので、第二リベット92の分担量が低く、第1実施例の第二リベット92の分担量より低い。
また、ガセット8をコ字状断面としたが、ウエブ部81を上下に分割し、L字状断面にして、上下2ヶ所で対向した状態で左側サイドレール及び右側サイドレールに固設して、クロスメンバ7を固設するようにしてもよい。
2 右側サイドレール
3 左側サイドレール
7 クロスメンバ
8 ガセット
9 リベット
71 ウエブ部
72 下面フランジ部
73 上面フランジ部
74 屈曲部(フランジ部の基部)
75 車幅方向端縁
76 フランジ端縁
91 第1リベット(第一固設部材)
92 第2リベット(第二固設部材)
93 第3リベット(第三固設部材)
94 第4リベット(第四固設部材)
Claims (2)
- 車両の車幅方向に間隔を有して車両前後方向に延在する一対のシャシフレーム間に、車幅方向に延在する部材とそれぞれの前記シャシフレームとを固設する固設構造において、
前記部材は、2つのフランジ部及び該フランジ部を連結するウエブ部を有し、
前記フランジ部は、該フランジ部と前記ウエブ部との屈曲部である基部及び該基部から前記車両前後方向に離れたフランジ端縁を有し、
前記固設構造は、前記シャシフレームに固着された面板を、前記部材のフランジ部に少なくとも4つの固設部材で固設するものであって、
前記固設部材のうち2つは前記フランジ部の基部側に、前記部材の車幅方向端縁に最も近い第一固設部材と、前記第一固設部材の次に前記車幅方向端縁に近い第二固設部材として配設され、前記固設部材のうち他の2つは前記フランジ端縁側に、前記車幅方向端縁に最も近い第三固設部材と、前記第三固設部材の次に前記車幅方向端縁に近い第四固設部材として配設され、前記第一固設部材は、前記第二固設部材より、前記フランジ部の基部からフランジ端縁側に配設され、
前記第二固設部材は前記第四固設部材に対し前記車幅方向端縁よりに配設されていることを特徴とする固設構造。 - 車両の車幅方向に間隔を有して車両前後方向に延在する一対のシャシフレーム間に、車幅方向に延在する部材とそれぞれの前記シャシフレームとを固設する固設構造において、
前記部材は、2つのフランジ部及び該フランジ部を連結するウエブ部を有し、
前記フランジ部は、該フランジ部と前記ウエブ部との屈曲部である基部及び該基部から前記車両前後方向に離れたフランジ端縁を有し、
前記固設構造は、前記シャシフレームに固着された面板を、前記部材のフランジ部に少なくとも4つの固設部材で固設するものであって、
前記固設部材のうち2つは前記フランジ部の基部側に、前記部材の車幅方向端縁に最も近い第一固設部材と、前記第一固設部材の次に前記車幅方向端縁に近い第二固設部材として配設され、前記固設部材のうち他の2つは前記フランジ端縁側に、前記車幅方向端縁に最も近い第三固設部材と、前記第三固設部材の次に前記車幅方向端縁に近い第四固設部材として配設され、前記第一固設部材は、前記第二固設部材より、前記フランジ部の基部からフランジ端縁側に配設されていることを特徴とする固設構造。
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JP2009293546A JP5255556B2 (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 面板のフランジ部への固設構造 |
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JP2009293546A JP5255556B2 (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 面板のフランジ部への固設構造 |
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JP2011131750A JP2011131750A (ja) | 2011-07-07 |
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JP2009293546A Active JP5255556B2 (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 面板のフランジ部への固設構造 |
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2009
- 2009-12-24 JP JP2009293546A patent/JP5255556B2/ja active Active
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