JP7008734B2 - 車両のフロア構造 - Google Patents

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L3/00Electric devices on electrically-propelled vehicles for safety purposes; Monitoring operating variables, e.g. speed, deceleration or energy consumption
    • B60L3/0007Measures or means for preventing or attenuating collisions

Description

本発明は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等のように、フロア下に駆動用のバッテリが配置された車両のフロア構造に関する。
フロア下にバッテリが配置される電気自動車やハイブリッド自動車は、側面衝突(側突)に対してバッテリを保護するために、例えば、自動車ボディを構成するクロスメンバの端部を潰れ易くし、又は、クロスメンバの端部の断面を増大させる等の側突対策がなされている。
例えば、特許文献1には、左右のサイドシルに跨って設けられるクロスメンバの車幅方向外側端部を拡幅し、その外側端部断面を増加させて側突エネルギの吸収量を増大させる構造が開示されている。
また、特許文献2には、クロスメンバの車幅方向外側端部を、上側メンバと下側メンバからなる上下2段で構成する構造が開示されている。この特許文献2では、側突荷重の入力時に、最初に下側メンバで側突荷重を吸収し、その後、上側メンバ及びフロアパネルへ側突荷重を分散させてバッテリを保護することができる、としている。
特許第4858183号公報 特開2019-23029号公報
しかしながら、特許文献1に開示された側突吸収構造では、クロスメンバの車幅方向外側端部が、上下方向で非対称な形状となる。このため、特許文献1では、例えば、クロスメンバの車幅方向外側端部の上部及び下部に対して同時に側突荷重が入力された場合、最初にクロスメンバの車幅方向外側端部だけを変形させて側突荷重を吸収するということが困難となる。換言すると、特許文献1では、クロスメンバの車幅方向外側端部の上部と下部とが非対称形状であるため、側突荷重の入力時に、車幅方向外側端部の上部と下部との間で変形量がアンバランスとなり、車幅方向外側端部の上部と下部とを同時又は略同時に同じように変形させることが困難となる。
また、特許文献2に開示された側突吸収構造では、フロアパネル上に上下2段からなるクロスメンバを配置する必要がある。このため、特許文献2では、フロアパネルの中央部の上方への隆起が大きくなり、車室内の空間部が減少して乗員の利便性が低下する。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、側突荷重が入力された際、クロスメンバを車幅方向外側端部から順次変形させて側突荷重を好適に吸収することが可能な車両のフロア構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、車室内の空間部を確保して、乗員の利便性を向上させることが可能な車両のフロア構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、内部にバッテリが収納されたバッテリケースを有し、前記バッテリケースをフロントシートのフロア下から車両後方に向かって配置した車両のフロア構造であって、車幅方向外側にそれぞれ配置され、車両前後方向に沿って延びる左右一対のサイドシルと、前記各サイドシルの車幅方向内側に跨って配置されるフロアパネルと、前記左右一対のサイドシル間を車幅方向に沿って延びるクロスメンバと、を備え、前記クロスメンバは、前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの前脚部が固定されるパネル上フロントクロスメンバと、前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの後脚部が固定されるパネル上センタクロスメンバと、前記フロアパネル下に配置されるパネル下センタクロスメンバと、を有し、前記パネル上センタクロスメンバと前記パネル下センタクロスメンバとは、車両上下方向で重畳する位置に配置され、前記フロアパネルを間に挟んで、前記パネル上センタクロスメンバと前記パネル下センタクロスメンバとによって閉断面が構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、内部にバッテリが収納されたバッテリケースを有し、前記バッテリケースをフロントシートのフロア下から車両後方に向かって配置した車両のフロア構造であって、車幅方向外側にそれぞれ配置され、車両前後方向に沿って延びる左右一対のサイドシルと、前記各サイドシルの車幅方向内側に跨って配置されるフロアパネルと、前記左右一対のサイドシル間を車幅方向に沿って延びるクロスメンバと、を備え、前記クロスメンバは、前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの前脚部が固定されるパネル上フロントクロスメンバと、前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの後脚部が固定されるパネル上センタクロスメンバと、前記フロアパネル下に配置されるパネル下センタクロスメンバと、を有し、前記パネル上センタクロスメンバと前記パネル下センタクロスメンバとは、車両上下方向で重畳する位置に配置され、前記バッテリケースの車両前後方向に沿った高さ寸法において、前記パネル下センタクロスメンバとパネル下フロントクロスメンバとの間で設けられる前記バッテリケースの前部の高さ寸法(H1)は、前記パネル下センタクロスメンバよりも車両後方に設けられる前記バッテリケースの後部の高さ寸法(H2)よりも高くなっている(H1>H2)ことを特徴とする。
さらに、本発明は、内部にバッテリが収納されたバッテリケースを有し、前記バッテリケースをフロントシートのフロア下から車両後方に向かって配置した車両のフロア構造であって、車幅方向外側にそれぞれ配置され、車両前後方向に沿って延びる左右一対のサイドシルと、前記各サイドシルの車幅方向内側に跨って配置されるフロアパネルと、前記左右一対のサイドシル間を車幅方向に沿って延びるクロスメンバと、を備え、前記クロスメンバは、前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの前脚部が固定されるパネル上フロントクロスメンバと、前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの後脚部が固定されるパネル上センタクロスメンバと、前記フロアパネル下に配置されるパネル下センタクロスメンバと、を有し、前記パネル上センタクロスメンバと前記パネル下センタクロスメンバとは、車両上下方向で重畳する位置に配置され、前記バッテリケースの車両前方には、該バッテリケースの車両前部とパネル下トンネルフレームに架設する配管との衝突を回避するガード部材が配置されていることを特徴とする。
さらにまた、本発明は、内部にバッテリが収納されたバッテリケースを有し、前記バッテリケースをフロントシートのフロア下から車両後方に向かって配置した車両のフロア構造であって、車幅方向外側にそれぞれ配置され、車両前後方向に沿って延びる左右一対のサイドシルと、前記各サイドシルの車幅方向内側に跨って配置されるフロアパネルと、前記左右一対のサイドシル間を車幅方向に沿って延びるクロスメンバと、を備え、前記クロスメンバは、前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの前脚部が固定されるパネル上フロントクロスメンバと、前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの後脚部が固定されるパネル上センタクロスメンバと、前記フロアパネル下に配置されるパネル下センタクロスメンバと、を有し、前記パネル上センタクロスメンバと前記パネル下センタクロスメンバとは、車両上下方向で重畳する位置に配置され、前記パネル下センタクロスメンバには、前記バッテリケースを固定するケース固定部が設けられ、前記バッテリケースの車両前方には、バッテリ温度調節器が配置され、前記バッテリケースの下方には、該バッテリケースを被覆するアンダカバーが配置され、前記バッテリ温度調節器の車両下方には、前記アンダカバーのトレー部が配置され、前記アンダカバーのトレー部は、車幅方向においてオフセットして配置された複数の水抜き孔を有することを特徴とする。
本発明では、側突荷重が入力された際、クロスメンバを車幅方向外側端部から順次変形させて側突荷重を好適に吸収することが可能な車両のフロア構造を得ることができる。
また、本発明は、車室内の空間部を確保して、乗員の利便性を向上させることが可能な車両のフロア構造をことが可能な車両のフロア構造を得ることができる。
本発明の実施形態に係るフロア構造が適用された車両を下側から見た底面図である。 図1において、アンダカバーを取り外した状態を示す底面図である。 図1において、バッテリケースを取り外した状態を示す底面図である。 図1に示す車両をフロアパネルの上側から見た平面図である。 図3のV-V線に沿った断面図である。 図4のVI-VI線に沿った断面図である。 図4のVII-VII線に沿った断面図である。 サイドシルを含む図6の一部拡大断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各図中において、「前後」は、車両前後方向、「左右」は、車幅方向(左右方向)、「上下」は、車両上下方向(鉛直上下方向)をそれぞれ示している。
本発明の実施形態に係るフロア構造は、例えば、電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車等からなる車両10に適用される。この車両10は、図示しない高圧のバッテリと、電動機(走行用モータ)と、バッテリからの電力を制御して電動機に供給するPDU(Power Drive Unit)等の電気機器等を備えている。
先ず、車両10のパネル下の構造について説明した後、パネル上の構造について詳細に説明する。
図2に示されるように、車両10は、車幅方向外側にそれぞれ配置され、車両前後方向に沿って延びる左右一対のサイドシル12、12と、各サイドシル12の車幅方向内側に跨って配置されるフロアパネル14と、フロアパネル14のパネル下に配置され、室16(図5、図6参照)内にバッテリが収納されたバッテリケース18と、車幅方向に沿って配置されるクロスメンバとを備えて構成されている。バッテリケース18の下方側には、図1及び図5~図7に示されるように、該バッテリケース18の下面全体を覆って保護するアンダカバー19が配置されている。
図1に示されるように、このアンダカバー19は、複数のボルトを介して、バッテリケース18の下面にそれぞれ取り付けられている。また、アンダカバー19の右側端部は、複数のボルトを介して遮熱板21の内側端部に締結されている。遮熱板21の外側端部は、複数のボルトを介して右サイドシルに締結されている。これにより、アンダカバー19は、遮熱板21を介して右側のサイドシル12に固定されている。なお、図6及び図7に示す断面図では、遮熱板21の図示を省略している。
クロスメンバは、パネル上に配置されるパネル上クロスメンバと、パネル下に配置されるパネル下クロスメンバとから構成されている。ここでは、パネル下クロスメンバについて詳細に説明し、パネル上クロスメンバは、後記する車両のパネル上の構造において詳細に説明する
図2及び図3に示されるように、車両のフロア下には、車両前方に向かって延びる左右一対のフロントサイドフレーム20、20と、各フロントサイドフレーム20の車両後方端部に連結され、車両前後方向に沿って延びる左右一対のパネル下サイドフレーム22、22と、各パネル下サイドフレーム22の車両後方端部に連結され、車両前後方向に沿って延びる左右一対のパネル下フロアフレーム24、24と、車幅方向に沿った各パネル下サイドフレーム22の間に配置され、車両前後方向に沿って略平行に延びる左右一対のパネル下トンネルフレーム26、26を有する。各パネル下フロアフレーム24の車両後方端部は、ガセット28を介して後記するパネル下ミドルクロスメンバ34に連結されている。
各パネル下フロアフレーム24には、バッテリケース18の四隅を固定するケース固定部(他のケース固定部)23が設けられている。このケース固定部23は、バッテリ18の車幅方向外側端部を車両上下方向に沿って貫通するボルトB(図2参照)と、このボルトBのねじ部を締結するボルト締結孔25(図3参照)とによって構成されている。
また、車両10のフロア下には、パネル下クロスメンバが配置されている。このパネル下クロスメンバは、図3に示されるように、車幅方向に沿って延びるパネル下フロントクロスメンバ30と、車幅方向に沿って延びるパネル下センタクロスメンバ32と、車幅方向に沿って延びるパネル下ミドルクロスメンバ34とを有する。パネル下フロントクロスメンバ30及びパネル下センタクロスメンバ32は、それぞれ、軸直断面が略ハット状を呈している。
パネル下センタクロスメンバ32は、左右両側の車幅方向外側端部32aが各サイドシル12の後記する内側下壁13cに接合されることで、左右一対のサイドシル12、12間を車幅方向に沿って繋いでいる(図3、図8参照)。
図3に示されるように、パネル下フロントクロスメンバ30は、パネル下センタクロスメンバ32よりも車両前方に位置し、各サイドシル12に連結される左右一対のアウトリガー38、38と、左右一対のパネル下トンネルフレーム26、26の車両後方端部を車幅方向に沿って連結する連結フレーム40とを有する。パネル下ミドルクロスメンバ34は、パネル下センタクロスメンバ32よりも車両後方に位置し、左右一対のサイドシル12、12を車幅方向に沿って繋いでいる。
アウトリガー38の軸方向に沿った内側端部は、パネル下フロアフレーム24に連結され、アウトリガー38の軸方向に沿った外側端部は、サイドシル12に連結されている。これにより、アウトリガー38は、各パネル下フロアフレーム24と各サイドシル12とを車幅方向に沿って繋いでいる。さらに、アウトリガー38と後記するパネル上フロントクロスメンバ58とは、車両上下方向で重畳する位置に配置されている。なお、各アウトリガー38と、連結フレーム40とは、それぞれ別体で構成され、車幅方向に沿って離間して配置されている。
図2に示されるように、パネル下センタクロスメンバ32には、バッテリケース18の車両前後方向に沿った中央部を固定するケース固定部42が設けられている。このケース固定部42は、バッテリケース18を車両上下方向に貫通するボルトBと、パネル下センタクロスメンバ32に設けられたボルト挿通孔33と、ボルトBのねじ部に締結されるナットNを有する(図7参照)。
図5に示されるように、バッテリケース18は、軽金属材料でそれぞれ一体成形された上側ケース46及び下側ケース48を備え、内部に密封された室16を有する。バッテリケース18は、フロントシートのフロア下から車両後方に向かって配置されている。バッテリケース18の室16内には、電動機の駆動エネルギ源である複数のバッテリ等が収納されている。このバッテリケース18の車両前後方向に沿った中央部及び車幅方向に沿った外側両端部は、複数のボルトBを介して、パネル下センタクロスメンバ32及び左右一対のパネル下フロアフレーム24、24に対してそれぞれ締結固定されている。また、車両前後方向に沿ったバッテリケース18の高さ寸法は、バッテリケース18の前部が高さH1で、バッテリケース18の後部の高さH2よりも高くなっている(H1>H2)(図5参照)。
図7に示されるように、上側ケース46及び下側ケース48の中央部は、車両上下方向に沿って同軸状に延びる筒状部47、49をそれぞれ有している。上側ケース46及び下側ケース48の各筒状部47、49内には、上側ケース46と下側ケース48とがセットされた際、同軸状に延びるボルト挿通孔が形成されている。この筒状部47、49のボルト挿通孔に対してボルト(締結部材)Bを挿通してバッテリケース18の上下方向で貫通させ、ボルトBのねじ部をナットNで締結することによって、バッテリケース18がパネル下センタクロスメンバ32に締結固定される。
図1に戻り、本実施形態では、バッテリケース18の車両前方に、該バッテリケース18の車両前部とパネル下トンネルフレーム26に架設する配管との衝突を回避するガード部材92が配置されている。このガード部材92は、底面視して略A字状を呈し、3点で支持されている。すなわち、ガード部材92の鋭角状の車両前方端部92aは、右側のパネル下トンネルフレーム26に、図示しないボルトを介して締結固定されている。ガード部材92の二股に分岐した車両後方端部92b、92cは、それぞれ、図示しないボルトを介してバッテリケース18(下側ケース48)の底面固定部93、93(図2参照)に締結固定されている。なお、ガード部材92を3点支持とすることで、仮にガード部材92が変形した場合であっても、排気管や配管等の下方排出を促進することができる。
また、図4に示されるように、本実施形態では、フロアパネル14の上面に、上方に向かって突出するトンネル部68が設けられている。このトンネル部68の上面には、図示しない配管及びケーブルを通す空間部88(図2~図5参照)と、チャージャ86を配置する空間部88(図5参照)とが設けられている。
さらに、本実施形態では、チャージャ86の車両上方に、ダクト90が上下方向に沿って重畳して配置されている(図5参照)。さらにまた、本実施形態において、バッテリケース18の車両前方には、バッテリの温度を制御するバッテリ温度調節器94が配置されている(図1参照)。このバッテリ温度調節器94の車両下方には、アンダカバー19のトレー部96が配置されている。このトレー部96には、車幅方向においてオフセットして配置され、トレー部96の上下面を貫通する複数の水抜き孔98が設けられている。なお、本実施形態では、図1において、3つの水抜き孔98を例示しているが、これに限定されるものではない。また、トレー部96は、アンダカバー19の一部、又は、アンダカバー19と別体のいずれであってもよい。さらに、バッテリ温度調節器94には、バッテリ冷却器及びバッテリ加熱器のいずれも含まれる。
次に、パネル上の構造について詳細に説明する。
図4に示されるように、車両10のパネル上には、左右一対のパネル上サイドフレーム50、50と、左右一対のパネル上フロアフレーム52、52と、左右一対のパネル上トンネルフレーム54、54とがそれぞれ配置されている。左右一対のパネル上サイドフレーム50、50は、各フロントサイドフレーム20の車両後方端部に連結され、車両前後方向に沿って延びている。左右一対のパネル上フロアフレーム52は、各パネル上サイドフレーム50の車両後方端部に連結され、車両前後方向に沿って延びている。左右一対のパネル上トンネルフレーム54は、各パネル上サイドフレーム50の間に配置され、車両前後方向に沿って略平行に延びている。なお、各パネル上フロアフレーム52の車両後方端部は、車両後方に位置するパネル上ミドルクロスメンバ56の手前で止まっている。
また、車両10のフロア上には、車幅方向に沿って延びるパネル上フロントクロスメンバ58と、車幅方向に沿って延びるパネル上センタクロスメンバ60と、車幅方向に沿って延びるパネル上ミドルクロスメンバ56とを有する。各パネル上フロントクロスメンバ58及び各パネル上センタクロスメンバ60は、それぞれフロアパネル14の中央部で分離し、車幅方向に沿って左右両側で離間している。パネル上センタクロスメンバ60と、パネル下センタクロスメンバ32とは、中央のトンネル部68を除いて、それぞれ車両上下方向において重畳する位置に配置されている(図7参照)。さらに、本実施形態では、フロアパネル14の上下方向において、パネル上センタクロスメンバ60及びパネル下センタクロスメンバ32(クロスメンバ)の車幅方向外側端部の断面形状が上下方向で略対称形状となっている(図8参照)。さらに、パネル上センタクロスメンバ60の車幅方向外側端部60aと、パネル下センタクロスメンバ32の車幅方向外側端部32aとは、それぞれサイドシル12を介してセンタピラ82に結合されている。
図7に示されるように、パネル下センタクロスメンバ32は、トンネル部68の下面に沿って上方に向かって突出する凸部70を有している。パネル上センタクロスメンバ60は、内側に位置するシートマウントブラケット62を介してトンネル部68に接合されている。パネル上センタクロスメンバ60は、フロアパネル14の上面に沿って車幅方向に沿って延びる略一定断面を有している。パネル上センタクロスメンバ60は、接合フランジを介してサイドシル12(サイドシルインナ)の内側側壁13bに接合されている(図8参照)。
フロアパネル14の上面には、上方に向かって突出するトンネル部68が設けられている。このトンネル部68の上面には、配管及びケーブル(図示せず)を通すための空間部88(図2~図4参照)、及び、チャージャ86を配置する空間部88(図5参照)がそれぞれ設けられている。このチャージャ86の車両上方には、ダクト90が配置されている。
パネル上フロントクロスメンバ58、及び、パネル上センタクロスメンバ60には、左右のフロントシートの脚部を固定する複数のシートマウントブラケット62が固定されている(図4参照)。複数のシートマウントブラケット62は、車幅方向に沿った左右両側で離間配置されている。左フロントシート及び右フロントシートからなる各シートの一対の前脚部及び一対の後脚部は、シートマウントブラケット62を介して、パネル上フロントクロスメンバ58及びパネル上センタクロスメンバ60にそれぞれ固定されている。
すなわち、左フロントシートは、左サイドシル12側に配置された左前脚部と、左側のパネル上トンネルフレーム54側に配置された右前脚部とが、シートマウントブラケット62を介して、左側のパネル上フロントクロスメンバ58にそれぞれ固定されている。さらに、右フロントシートは、右サイドシル12側に配置された右前脚部と、右側のパネル上トンネルフレーム54側に配置された左前脚部とが、シートマウントブラケット62を介して、右側のパネル上フロントクロスメンバ58にそれぞれ固定されている。
また、左フロントシートは、左サイドシル12側に配置された左後脚部と、左側のパネル上トンネルフレーム54側に配置された右後脚部とが、シートマウントブラケット62を介して、右側のパネル上センタクロスメンバ60にそれぞれ固定されている。さらに、右フロントシートは、右サイドシル12側に配置された右後脚部と、左側のパネル上トンネルフレーム54側に配置された左後脚部が、シートマウントブラケット62を介して、右側のパネル上センタクロスメンバ60にそれぞれ固定されている。
左フロントシートと同様にして、右フロントシートは、複数のシートマウントブラケット62を介して、前脚部及び後脚部が右側のパネル上フロントクロスメンバ58及び右側のパネル上センタクロスメンバ60にそれぞれ固定されている。
シートマウントブラケット62は、断面ボックス状を呈し、車幅方向内側に配置された内側固定部及び車幅方向外側に配置された外側固定部を介して車体側部材に対して固定されている(図8参照)。
各サイドシル12は、車幅方向に沿った左右両側にそれぞれ配置され、車両前後方向に沿って延びている。図8に示されるように、各サイドシル12は、車幅方向外側に配置されたサイドシルアウタ12aと、車幅方向内側に配置されたサイドシルインナ12bと、サイドシルアウタ12aとサイドシルインナ12bとの間に介装されたサイドシルスティフナ12cとを有する。サイドシルアウタ12aには、車両上下方向に沿って延びるセンタピラ82の下端部82aが固定されている。
サイドシルインナ12bは、断面ハット状を呈し、上側に位置する内側上壁13aと、内側上壁13aの下端に連続しシートマウントブラケット62と対向する内側側壁13bと、内側上壁13aと対向配置され、内側側壁13bの下端に連続する内側下壁13cとを有する。
サイドシルアウタ12aは、断面ハット状を呈し、上側に位置する外側上壁15aと、外側上壁15aの下端に連続する外側側壁15bと、外側上壁15aと対向配置され、外側側壁15bの下端に連続する外側下壁15cとを有する。外側上壁15aの上面には、センタピラ82の下端部82aが接合されている。
本実施形態に係るフロア構造が適用された車両10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態において、フロアパネル14上のパネル上センタクロスメンバ60とフロアパネル14下のパネル下センタクロスメンバ32とは、中央のトンネル部68を除いて車両上下方向で重畳する位置に配置されている。本実施形態では、フロアパネル14上下において、クロスメンバ(パネル上センタクロスメンバ60、パネル下センタクロスメンバ32)の車幅方向外側端部の断面形状を、上下方向で略対称形状とすることができる。この結果、本実施形態では、パネル上センタクロスメンバ60及びパネル下センタクロスメンバ32に対して側突荷重が同時に入力された際、クロスメンバ(パネル上センタクロスメンバ60、パネル下センタクロスメンバ32)の車幅方向外側端部から順次変形させて側突荷重を好適に吸収することができる。換言すると、本実施形態では、クロスメンバの車幅方向外側端部の上下方向の断面形状を略対称形状とすることで、側突荷重がクロスメンバの車幅方向端部に対して上下方向に同時に入力された場合であっても、サイドシル12から伝達された側突荷重を上下方向でバランスよく吸収することができる。
また、本実施形態では、フロアパネル14上にパネル上センタクロスメンバ60だけが配置されるため、フロアパネル14の中央部の上方への隆起を抑制することができる。この結果、実施形態では、フロアパネル14上に所望の車室空間を確保して乗員の利便性を向上させることができる。
さらに、本実施形態において、パネル上センタクロスメンバ60の車幅方向外側端部60a及びパネル下センタクロスメンバ32の車幅方向外側端部32aは、それぞれサイドシル12を介してセンタピラ82に結合されている。フロアパネル14下には、車両前後方向に沿って延びて、左右一対のフロントサイドフレーム20、20の車両後方端部側に連結される左右一対のパネル下フロアフレーム24、24が配置されている。フロアパネル14下には、各パネル下フロアフレーム24と各サイドシル12とを両端部で車幅方向に沿って繋ぐアウトリガー38が配置されている。パネル上フロントクロスメンバ58とアウトリガー38とは、車両上下方向で重畳する位置に配置されている。
本実施形態では、パネル上に配置されたパネル上フロントクロスメンバ58と、パネル下に配置されたアウトリガー38とが車両上下方向で重畳する位置に配置されているため、サイドシル12から入力された側突荷重をパネル上フロントクロスメンバ58とアウトリガー38とにそれぞれ分散して伝達することができる。また、パネル下のアウトリガー38に伝達された側突荷重は、さらに車両前後方向に沿って延びるパネル下フロアフレーム24に伝達され、側突荷重の伝達方向を車幅方向から車両前後方向に方向変換することができる。このアウトリガー38の側突荷重の伝達方向変換は、車幅方向に沿ってのみ側突荷重を伝達するパネル下センタクロスメンバ32と比較して伝達効率が低下するが、側突荷重の主荷重は、センタピラ82から、パネル上センタクロスメンバ60及びパネル下センタクロスメンバ32にそれぞれ伝達されるため、特に問題がない。さらに、左右一対のパネル上フロントクロスメンバ58、58は、車幅方向外側端部にそれぞれ配置され、その中央部の下方には、パネル下クロスメンバが配置されていない。このため、この中央部の下方部分のスペースを有効活用してバッテリの上下方向寸法を拡大することができる。この拡大されたスペースに、例えば、バッテリの制御機器や周辺機器等を配置することができる。
さらに、本実施形態では、パネル下センタクロスメンバ32に、バッテリケース18の車両前後方向に沿った中央部を固定するケース固定部42が設けられている。これにより、本実施形態では、ケース固定部42によってバッテリケース18の中央部を車体側部材であるパネル下センタクロスメンバ32に締結固定することができる。この結果、本実施形態では、車両走行中におけるバッテリケース18の振動を抑制することができる。
さらにまた、本実施形態では、フロアパネル14下に、車両前後方向に沿って延びる左右一対のパネル下フロアフレーム24、24が配置されている。各パネル下フロアフレーム24には、バッテリケース18を固定するケース固定部23(他のケース固定部)が設けられている。これにより、本実施形態では、ケース固定部23によってバッテリケース18の周縁部を車体側部材であるパネル下フロアフレーム24に固定することができる。この結果、本実施形態では、車両走行中におけるバッテリケース18の振動をより一層抑制することができる。
さらにまた、本実施形態では、バッテリケース18の車両前方に、該バッテリケース18の車両前部とパネル下トンネルフレーム26に架設する配管との衝突を回避するガード部材が配置されている。これにより、本実施形態では、例えば、車両前方から前突荷重が入力されて、配管・排気管等が車両後方に後退した場合であっても、ガード部材によってバッテリケース18と衝突することを好適に回避することができる。
さらにまた、本実施形態では、フロアパネル14の上面に、上方に向かって突出するトンネル部68が設けられ、このトンネル部68の上面には、配管及びケーブルを通すと共に、チャージャ86を配置する空間部88が設けられている。これにより、本実施形態では、配管及びケーブル等をトンネル部68及びチャージャ86で保護することができる。また、フロアパネル14下に配置されたバッテリとケーブルとの電気的接続が容易となる。
さらにまた、本実施形態では、チャージャ86の車両上方に、ダクト90が積層して配置されている。これにより、本実施形態では、フロアパネル14上の車室内のスペース効率を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、フロアパネル14上に配置されたパネル上フロアフレーム52と、フロアパネル14下に配置されたパネル下フロアフレーム24がそれぞれ設けられている。また、パネル下センタクロスメンバ32の車両後方には、車幅方向に沿って延びるパネル下ミドルクロスメンバ34が配置されている。各パネル下フロアフレーム24の車両後方端部は、ガセット28を介してパネル下ミドルクロスメンバ34に結合されている。本実施形態において、車両前方から入力された前突荷重は、フロントサイドフレーム20に伝達される。さらに、前突荷重は、フロントサイドフレーム20から、パネル上フロアフレーム52及びパネル下フロアフレーム24を介してパネル下ミドルクロスメンバ34に伝達される、この結果、本実施形態では、車両前方から入力された前突荷重をパネル下ミドルクロスメンバ34で好適に吸収することができる。
さらにまた、本実施形態において、バッテリケース18は、軽金属材料でそれぞれ一体成形された上側ケース46及び下側ケース48によって構成されている。上側ケース46及び下側ケース48は、車両上下方向に沿って延びる筒状部47、49をそれぞれ有している。バッテリケース18は、上側ケース46の筒状部47及び下側ケース48の筒状部49を貫通する一対のボルトBによってパネル下センタクロスメンバ32に締結固定されている。これにより、本実施形態では、ボルト締結部分である筒状部47、49をバッテリケース18(上側ケース46及び下側ケース48)と一体で構成することができる。また、本実施形態では、ボルトBを介してバッテリケース18をパネル下センタクロスメンバ32に対して取り付けた際、上側ケース46の筒状部47の下端と、下側ケース48の筒状部49の上端とを、ボルトBを介して同軸に圧着することができる。この結果、本実施形態では、バッテリケース18を車体側部材であるパネル下センタクロスメンバ32に対してより強固に固定することができる。
さらにまた、本実施形態において、バッテリケース18の下方には、該バッテリケース18を被覆するアンダカバー19が配置されている。このアンダカバー19は、遮熱板21を介して各サイドシル12に固定されている。これにより、本実施形態では、遮熱板21の下方に排気管を配置することが可能となり、排気管をバッテリケース18の車幅方向側方に配置することができる。また、本実施形態では、サイドシル12よりも車両下方に突出するバッテリケース18の下部側を、バッテリケース18の下方に配置されたアンダカバー19によって好適に保護することができる。
さらにまた、本実施形態において、バッテリケース18の車両前方には、バッテリ温度調節器94が配置されている。このバッテリ温度調節器94の車両下方には、アンダカバー19のトレー部96が配置され、このトレー部96は、車幅方向においてオフセットして配置された複数の水抜き孔98を有している。これにより、本実施形態では、水抜き孔98によってバッテリ温度調節器94から漏れた水を集めて路面側に排水することで、バッテリ温度調節器94の漏水を目視で確認し、又は、図示しないセンサ等で検知することにより、メンテナンス性を向上させることができる。また、本実施形態では、複数の水抜き孔98を車幅方向に沿ってオフセットして配置することで、空気抵抗を軽減させることができる。
10 車両
12 サイドシル
14 フロアパネル
16 室
18 バッテリケース
19 アンダカバー
21 遮熱板
23 ケース固定部(他のケース固定部)
24 パネル下フロアフレーム
26 パネル下トンネルフレーム
28 ガセット
32 パネル下センタクロスメンバ
32a (パネル下センタクロスメンバの)車幅方向外側端部
38 アウトリガー
42 ケース固定部
46 上側ケース
48 下側ケース
52 パネル上フロアフレーム
60 パネル上センタクロスメンバ
60a (パネル上センタクロスメンバの)車幅方向外側端部
68 トンネル部
82 センタピラ
84 排気用配管
86 チャージャ
88 空間部
90 ダクト
92 ガード部材
94 バッテリ温度調節器
96 アンダカバーのトレー部
98 水抜き孔

Claims (14)

  1. 内部にバッテリが収納されたバッテリケースを有し、前記バッテリケースをフロントシートのフロア下から車両後方に向かって配置した車両のフロア構造であって、
    車幅方向外側にそれぞれ配置され、車両前後方向に沿って延びる左右一対のサイドシルと、
    前記各サイドシルの車幅方向内側に跨って配置されるフロアパネルと、
    前記左右一対のサイドシル間を車幅方向に沿って延びるクロスメンバと、
    を備え、
    前記クロスメンバは、
    前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの前脚部が固定されるパネル上フロントクロスメンバと、
    前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの後脚部が固定されるパネル上センタクロスメンバと、
    前記フロアパネル下に配置されるパネル下センタクロスメンバと、
    を有し、
    前記パネル上センタクロスメンバと前記パネル下センタクロスメンバとは、車両上下方向で重畳する位置に配置され
    前記フロアパネルを間に挟んで、前記パネル上センタクロスメンバと前記パネル下センタクロスメンバとによって閉断面が構成されていることを特徴とする車両のフロア構造。
  2. 請求項1記載の車両のフロア構造において、
    前記パネル上センタクロスメンバの車幅方向外側端部及び前記パネル下センタクロスメンバの車幅方向外側端部は、それぞれ前記サイドシルを介してセンタピラに結合され、
    前記フロアパネル下には、車両前後方向に沿って延びて、左右一対のフロントサイドフレームの車両後方端部側に連結される左右一対のパネル下フロアフレームが配置され、
    前記フロアパネル下には、前記各パネル下フロアフレームと前記各サイドシルとを両端部で車幅方向に沿って繋ぐアウトリガーが配置され、
    前記パネル上フロントクロスメンバと前記アウトリガーとは、車両上下方向で重畳する位置に配置されていることを特徴とする車両のフロア構造。
  3. 請求項1記載の車両のフロア構造において、
    前記パネル下センタクロスメンバには、前記バッテリケースを固定するケース固定部が設けられていることを特徴とする車両のフロア構造。
  4. 請求項3記載の車両のフロア構造において、
    前記フロアパネル下には、車両前後方向に沿って延びる左右一対のパネル下フロアフレームが配置され、
    前記各パネル下フロアフレームには、前記バッテリケースを固定する他のケース固定部が設けられていることを特徴とする車両のフロア構造。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の車両のフロア構造において、
    前記バッテリケースの車両前方には、該バッテリケースの車両前部とトンネルフレームに架設する配管との衝突を回避するガード部材が配置されていることを特徴とする車両のフロア構造。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の車両のフロア構造において、
    前記フロアパネルの上面には、上方に向かって突出するトンネル部が設けられ、
    前記トンネル部の上面には、配管及びケーブルを通すと共に、チャージャを配置する空間部が設けられていることを特徴とする車両のフロア構造。
  7. 請求項6記載の車両のフロア構造において、
    前記チャージャの車両上方には、ダクトが配置されていることを特徴とする車両のフロア構造。
  8. 請求項2記載の車両のフロア構造において、
    前記フロアパネル上には、車両前後方向に沿って延びて、左右一対のフロントサイドフレームの車両後方端部側に連結される左右一対のパネル上フロアフレームが配置され、
    前記パネル下センタクロスメンバの車両後方には、車幅方向に沿って延びるパネル下ミドルクロスメンバが配置され、
    前記各パネル下フロアフレームの車両後方端部は、ガセットを介して前記パネル下ミドルクロスメンバに結合されていることを特徴とする車両のフロア構造。
  9. 請求項3記載の車両のフロア構造において、
    前記バッテリケースは、軽金属材料でそれぞれ一体成形された上側ケース及び下側ケースによって構成され、
    前記上側ケース及び下側ケースは、車両上下方向に沿って延びる筒状部をそれぞれ有し、
    前記バッテリケースは、前記筒状部を貫通する締結部材によって前記パネル下センタクロスメンバに固定されていることを特徴とする車両のフロア構造。
  10. 請求項3記載の車両のフロア構造において、
    前記バッテリケースの下方には、該バッテリケースを被覆するアンダカバーが配置され、
    前記アンダカバーは、遮熱板を介して右側の前記サイドシルに固定されていることを特徴とする車両のフロア構造。
  11. 請求項3記載の車両のフロア構造において、
    前記バッテリケースの車両前方には、バッテリ温度調節器が配置され、
    前記バッテリケースの下方には、該バッテリケースを被覆するアンダカバーが配置され、
    前記バッテリ温度調節器の車両下方には、前記アンダカバーのトレー部が配置され、
    前記アンダカバーのトレー部は、車幅方向においてオフセットして配置された複数の水抜き孔を有することを特徴とする車両のフロア構造。
  12. 内部にバッテリが収納されたバッテリケースを有し、前記バッテリケースをフロントシートのフロア下から車両後方に向かって配置した車両のフロア構造であって、
    車幅方向外側にそれぞれ配置され、車両前後方向に沿って延びる左右一対のサイドシルと、
    前記各サイドシルの車幅方向内側に跨って配置されるフロアパネルと、
    前記左右一対のサイドシル間を車幅方向に沿って延びるクロスメンバと、
    を備え、
    前記クロスメンバは、
    前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの前脚部が固定されるパネル上フロントクロスメンバと、
    前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの後脚部が固定されるパネル上センタクロスメンバと、
    前記フロアパネル下に配置されるパネル下センタクロスメンバと、
    を有し、
    前記パネル上センタクロスメンバと前記パネル下センタクロスメンバとは、車両上下方向で重畳する位置に配置され、
    前記バッテリケースの車両前後方向に沿った高さ寸法において、前記パネル下センタクロスメンバとパネル下フロントクロスメンバとの間で設けられる前記バッテリケースの前部の高さ寸法(H1)は、前記パネル下センタクロスメンバよりも車両後方に設けられる前記バッテリケースの後部の高さ寸法(H2)よりも高くなっている(H1>H2)ことを特徴とする車両のフロア構造
  13. 内部にバッテリが収納されたバッテリケースを有し、前記バッテリケースをフロントシートのフロア下から車両後方に向かって配置した車両のフロア構造であって、
    車幅方向外側にそれぞれ配置され、車両前後方向に沿って延びる左右一対のサイドシルと、
    前記各サイドシルの車幅方向内側に跨って配置されるフロアパネルと、
    前記左右一対のサイドシル間を車幅方向に沿って延びるクロスメンバと、
    を備え、
    前記クロスメンバは、
    前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの前脚部が固定されるパネル上フロントクロスメンバと、
    前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの後脚部が固定されるパネル上センタクロスメンバと、
    前記フロアパネル下に配置されるパネル下センタクロスメンバと、
    を有し、
    前記パネル上センタクロスメンバと前記パネル下センタクロスメンバとは、車両上下方向で重畳する位置に配置され、
    前記バッテリケースの車両前方には、該バッテリケースの車両前部とトンネルフレームに架設する配管との衝突を回避するガード部材が配置されていることを特徴とする車両のフロア構造。
  14. 内部にバッテリが収納されたバッテリケースを有し、前記バッテリケースをフロントシートのフロア下から車両後方に向かって配置した車両のフロア構造であって、
    車幅方向外側にそれぞれ配置され、車両前後方向に沿って延びる左右一対のサイドシルと、
    前記各サイドシルの車幅方向内側に跨って配置されるフロアパネルと、
    前記左右一対のサイドシル間を車幅方向に沿って延びるクロスメンバと、
    を備え、
    前記クロスメンバは、
    前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの前脚部が固定されるパネル上フロントクロスメンバと、
    前記フロアパネル上に配置され前記フロントシートの後脚部が固定されるパネル上センタクロスメンバと、
    前記フロアパネル下に配置されるパネル下センタクロスメンバと、
    を有し、
    前記パネル上センタクロスメンバと前記パネル下センタクロスメンバとは、車両上下方向で重畳する位置に配置され、
    前記パネル下センタクロスメンバには、前記バッテリケースを固定するケース固定部が設けられ、
    前記バッテリケースの車両前方には、バッテリ温度調節器が配置され、
    前記バッテリケースの下方には、該バッテリケースを被覆するアンダカバーが配置され、
    前記バッテリ温度調節器の車両下方には、前記アンダカバーのトレー部が配置され、
    前記アンダカバーのトレー部は、車幅方向においてオフセットして配置された複数の水抜き孔を有することを特徴とする車両のフロア構造。
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