JPH07117710A - 電気自動車のコントロールユニット取付構造 - Google Patents

電気自動車のコントロールユニット取付構造

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JPH07117710A
JPH07117710A JP5266637A JP26663793A JPH07117710A JP H07117710 A JPH07117710 A JP H07117710A JP 5266637 A JP5266637 A JP 5266637A JP 26663793 A JP26663793 A JP 26663793A JP H07117710 A JPH07117710 A JP H07117710A
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side member
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support leg
mount member
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JP5266637A
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Yasukuni Matsuura
康城 松浦
Atsushi Namiiri
厚 波入
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントサイドメンバの潰れストロークの確
保と、コントロールユニットとダッシュパネル等との干
渉回避を図る。 【構成】 エンジンルーム2の両側部のフロントサイド
メンバ1に跨ってフロントマウントメンバ3とリヤマウ
ントメンバ4とを架設してこれらにコントロールユニッ
ト5を取付け、フロントマウントメンバ3は端部に前後
方向に斜状に開脚する2股状の支持脚7を設けて、該支
持部7を介してフロントサイドメンバ1上に固定し、フ
ロントサイドメンバ1の側壁1aには、前端部から支持
脚固定部に亘って易圧潰部8を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気自動車のコントロー
ルユニット取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車にあっては、バッテリ電圧を
駆動モータや他の補機類へ給配電するコントローラユニ
ットが大型であるため、該コントローラユニットを例え
ば実開昭61−150622号公報に示されているよう
に、エンジンルーム内に搭載するようにしている。
【0003】コントローラユニットは前述のように大型
であると共に可成りの重量があるため、このコントロー
ラユニットをエンジンルーム内に搭載する場合、該コン
トローラユニットを車体フロントの前後方向骨格部材で
あるエンジンルーム両側部のフロントサイドメンバ間に
跨って前後複数個所でしっかりと固定して取付剛性を確
保する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コントローラユニット
は前述のようにフロントサイドメンバに前後複数個所で
しっかりと固定する必要があるため、車両の前面衝突時
にコントロールユニットの前方に配設されたクーラーコ
ンデンサやラジエータ等がコントローラユニットに干渉
することによって、フロントサイドメンバの前側部の潰
れ量が減少してしまうことと、コントローラユニットの
前側固定部よりも後方ではフロントサイドメンバの効果
的な潰れ変形が得られなくなるため、衝突エネルギー吸
収効果が低減してしまうことは否めない。
【0005】また、このように車両の前面衝突時に、フ
ロントサイドメンバ前側部の潰れ変形が効果的に行われ
ないまま該フロントサイドメンバが後退移動するのに伴
って、コントローラユニットも後退してダッシュパネル
やカウルボックスに干渉し、これらダッシュパネルやカ
ウルボックスの車室側への変形が大きくなる可能性があ
る。
【0006】そこで、本発明は車両の前面衝突時におけ
るフロントサイドメンバの前側部の潰れストロークを十
分に確保できて、衝突エネルギー吸収効果を高めること
ができると共に、フロントサイドメンバの後退移動に伴
うコントローラユニットの後退移動を極力小さく抑え
て、ダッシュパネルやカウルボックス等との干渉を回避
することができる電気自動車のコントロールユニット取
付構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】エンジンルーム両側部の
フロントサイドメンバ間に跨ってフロントマウント部材
とリヤマウント部材を架設して、これらフロントマウン
ト部材とリヤマウント部材を介してコントロールユニッ
トを取付けた構造であって、かつ、前記フロントマウン
ト部材の両端部に前後方向に斜状に開脚した2股状の支
持脚を介してフロントサイドメンバ上に固定すると共
に、該フロントサイドメンバの側壁に少くとも前記両支
持脚固定部間に亘る領域に、フロントサイドメンバの前
後方向の圧潰変形を促す易圧潰部を設けてある。
【0008】
【作用】車両の前面衝突時にフロントサイドメンバに衝
突入力が作用すると、該フロントサイドメンバの側壁の
易圧潰部から圧潰変形が誘起されて、フロントサイドメ
ンバ前側部がスムーズに圧潰変形する。
【0009】この易圧潰部は支持脚固定部に亘って設け
られているため、フロントサイドメンバの該支持脚固定
部分の圧潰変形によって、2股状の支持脚が立上がり変
形して、コントローラユニットの前端部をリフトさせ、
クーラーコンデンサやラジエータ等、コントローラユニ
ット前方のエンジンルーム内機能部品との干渉が回避さ
れ、該フロントサイドメンバ前側部の圧潰変形を十分に
行わせることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に詳述す
る。
【0011】図1〜4において、1はエンジンルーム2
内の両側部に前後方向に配設されたフロントサイドメン
バで、両側のフロントサイドメンバ1間に跨ってフロン
トマウント部材3とリヤマウント部材4とを架設して、
これらフロントマウント部材3とリヤマウント部材4上
にコントローラユニット5を取付けてある。
【0012】リヤマウント部材4は、その両端部をフロ
ントサイドメンバ1上にボルト・ナット6により締結固
定してある一方、フロントマウント部材3の両端部に
は、前後方向に斜状に開脚した2股状の支持脚7をボル
ト・ナット6により締結固定してあって、該支持脚7を
介してフロントサイドメンバ1上に固定してある。
【0013】支持脚7はフロントサイドメンバ1上に溶
接もしくはボルト・ナット等により固定されるが、フロ
ントマウント部材3の端部に予めサブアッセンブリして
おいてもよい。
【0014】また、フロントサイドメンバ1の側壁1a
には、その前端部から支持脚7の固定部に亘る領域に、
フロントサイドメンバ1の前後方向の圧潰変形を促す易
圧潰部8を設けてある。
【0015】本実施例ではこの易圧潰部8として、上下
方向に縦長のビードの複数条を、側壁1aに前後方向に
適宜間隔をおいて形成してある。
【0016】以上の実施例構造によれば、車両の前面衝
突時フロントサイドメンバ1端に図3に示すようにフロ
ントバンパー9を介してバリヤ12の衝突入力が軸方向
に作用すると、該フロントサイドメンバ1の側壁1aの
易圧潰部8から圧潰変形が誘起されて、フロントサイド
メンバ1の前側部がスムーズに圧潰変形する。
【0017】この易圧潰部8はフロントサイドメンバ1
の前端部から支持脚7の固定部分に亘って設けられてい
るため、該フロントサイドメンバ1の支持脚固定部分の
圧潰変形によって、2股状の支持脚7が2股間でのフロ
ントサイドメンバ1の圧潰変形に伴って立上り変形し、
コントローラユニット5の前端部をリフトさせる。
【0018】この結果、クーラーコンデンサやラジエー
タ等のコントローラユニット5前方のエンジンルーム内
機能部品10との干渉が回避されて、該フロントサイド
メンバ1の前側部の潰れストロークを規制することがな
く、しかも、支持脚7の後部固定部までフロントサイド
メンバ1の潰れストロークを拡大できるため、該フロン
トサイドメンバ1の圧潰変形を十分に行わせることがで
きて、衝突エネルギー吸収効果を高めることができる。
【0019】また、このようにフロントサイドメンバ1
の前側部の潰れストロークを十分に確保でき、かつ、コ
ントローラユニット5とエンジンルーム内機能部品10
との干渉が回避されることから、フロントサイドメンバ
1の後退移動を小さくとどめて、該フロントサイドメン
バ1の後退移動に伴うコントローラユニット5の後退移
動を極力小さく抑えることができる。
【0020】従って、コントローラユニット5の後端が
ダッシュパネル11や図外のカウルボックスと干渉する
のを回避できて、これらダッシュパネル11等の車室側
への変形をなくし、車室の生存空間を確保することもで
きる。
【0021】図5に示す実施例は、リヤマウント部材4
をフロントサイドメンバ1に下端を結合した両側のスト
ラットタワー13の頂部に跨って架設してボルト・ナッ
ト6により締結固定し、コントローラユニット5の後端
上側部をこのリヤマウント部材4に支持してある。
【0022】ストラットタワー13は、前述のように下
端を図外のフードレッジパネルと共にフロントサイドメ
ンバ1に結合して、該フロントサイドメンバ1と共に車
体フロントの骨格部材を構成しており、車両の前面衝突
時に前述のバリヤ12が、支持脚7の立上がり作用で上
方にリフトされたコントロールユニット5の前端部に干
渉した場合でも、該ストラットタワー13の後退移動は
それ程大きくはないので、衝突入力に対して反力を発生
させることができる。
【0023】この結果、フロントサイドメンバ1の前側
部の圧潰変形をより一層スムーズに行わせることができ
て、衝突エネルギー吸収効果を一段と高めることができ
ると共に、コントロールユニット5の後退移動を可及的
に小さく抑制し、ダッシュパネル11等との干渉回避を
効果的に行うことができる利点がある。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車両の前
面衝突時には、易圧潰部によってフロントサイドメンバ
前側部の支持脚固定部分までをスムーズに圧潰変形させ
て、該支持脚を立上り変形させ、コントロールユニット
の前端部をリフトさせて、コントロールユニット前方の
エンジンルーム内機能部品との干渉を回避させることが
でき、しかも、支持脚の後部固定部までフロントサイド
メンバの潰れストロークを拡大できるから、該フロント
サイドメンバの潰れストロークを十分に確保して、衝突
エネルギー吸収効果を高めることができる。
【0025】また、前述のようにフロントサイドメンバ
前側部の圧潰変形をスムーズに行わせることができると
共に、エンジンルーム内機能部品とコントロールユニッ
トとの干渉を回避できることから、フロントサイドメン
バ、コントロールユニットの後退移動を小さく抑え、コ
ントロールユニットの後端部がダッシュパネル等と干渉
するのを回避できて、これらダッシュパネル等の車室側
への変形をなくし、安全性を一段と向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す略示的側面説明図。
【図2】同実施例の略示的斜視図。
【図3】同実施例の圧潰変形状態を示す略示的側面説明
図。
【図4】支持脚の斜視図。
【図5】本発明の第2実施例を示す略示的斜視図。
【符号の説明】
1 フロントサイドメンバ 2 エンジンルーム 3 フロントマウント部材 4 リヤマウント部材 5 コントロールユニット 7 支持脚 8 易圧潰部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルーム両側部のフロントサイド
    メンバ間に跨ってフロントマウント部材とリヤマウント
    部材を架設して、これらフロントマウント部材とリヤマ
    ウント部材を介してコントロールユニットを取付けた構
    造であって、かつ、前記フロントマウント部材の両端部
    に前後方向に斜状に開脚した2股状の支持脚を設けて、
    フロントマウント部材をこの支持脚を介してフロントサ
    イドメンバ上に固定すると共に、該フロントサイドメン
    バの側壁に少くとも前記両支持脚固定部間に亘る領域
    に、フロントサイドメンバの前後方向の圧潰変形を促す
    易圧潰部を設けたことを特徴とする電気自動車のコント
    ロールユニット取付構造。
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