JP3520173B2 - 可溶化化粧料 - Google Patents
可溶化化粧料Info
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Description
して難溶性の配合成分を可溶化して得られる化粧料にお
いて、この水に対して難溶性の配合成分の可溶化剤とし
て、特定の界面活性剤を組み合わせて配合した化粧料に
関する技術分野に属する発明である。
一般に透明であることが前提となる化粧料に配合され
る,香料や油分等の水に対して難溶性の成分は、適切な
可溶化剤によって可溶化されている。この可溶化剤に
は、親水性の大きな非イオン性界面活性剤であるポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、殊にエチレンオキサイ
ドの付加モル数が10モル以上25モル以下のポリオキ
シエチレンオクチルドデシルエーテルが汎用されている
(特公昭60−33806号公報)。
ら汎用されているポリオキシエチレンオクチルドデシル
エーテルは、可溶化力には比較的優れるものの、十分に
可溶化をしようとすると、これを配合した化粧料がべた
ついた使用感を伴う傾向が強い。殊に化粧水のようにさ
っぱりとした使用感が求められる化粧料においては、こ
のべたついた使用感を可能な限り除去することが求めら
れる。
粧水等の水に対して難溶性の配合成分を可溶化して得ら
れる化粧料において、この水に対して難溶性の配合成分
をべたついた使用感を伴わないで可溶化する手段を提供
することにある。
の解決に向けて鋭意検討を行った。その結果、従来より
可溶化剤として汎用されている、ポリオキシエチレン型
の非イオン性界面活性剤である「エチレンオキサイドの
付加モル数が10モル以上25モル以下のポリオキシエ
チレンオクチルドデシルエーテル」に、多価アルコール
エステル型の非イオン性界面活性剤である「同付加モル
数が40モル以上80モル以下のポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油」を組み合わせて配合すると、可溶化力が飛
躍的に向上し、その結果可溶化剤の添加量が少量でも、
水に対して難溶性の配合成分を十分に可溶化することが
可能であり、結果として可溶化剤の配合に伴うべたつい
た使用感が除去された上記の化粧料を提供し得ることを
見出した。
配合成分を可溶化して得られる化粧料において、この水
に対して難溶性の配合成分の可溶化剤として、エチレン
オキサイドの付加モル数が10モル以上25モル以下の
ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテルを、化粧
料の0.1重量%以上、同2.0重量%以下、及び、同
付加モル数が40モル以上80モル以下のポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油を、化粧料の0.1重量%以上、同
2.0重量%以下、配合した化粧料を提供する発明であ
る。
て説明する。本発明は、水に対して難溶性の配合成分
(以下、難溶性成分ともいう)を可溶化して得られる化
粧料についての発明であり、以下このような化粧料を
「可溶化化粧料」という。
チレンオキサイドの付加モル数が10モル以上25モル
以下のポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル
(以下、POE(10〜25)オクチルドデシルエーテ
ルともいう)」について説明する。
ルエーテルは、通常、2−オクチルドデシルアルコール
に酸化エチレンを10〜25モル付加重合させて製造さ
れるポリオキシエチレン型の非イオン性界面活性剤であ
り、その製法は確立されている。
ーテルは、通常、その優れた可溶化力及び乳化力故に、
化粧料に対しては乳化剤乃至可溶化剤として汎用されて
いる。
(10〜25)オクチルドデシルエーテルとしては、確
立した製法により製造したものを用いることも可能であ
るが、市販品を用いることも勿論可能である。POE
(10〜25)オクチルドデシルエーテルの市販品とし
ては、例えば日本エマルジョン社製の“Emalex
OD−16、同20、同25”、日本油脂製の“ノニオ
ンIP−220”等を挙げることができる。
(10〜25)オクチルドデシルエーテルの配合量は、
化粧料全体に対して0.1重量%以上、同2.0重量%
以下である。化粧料全体に対して0.1重量%未満程度
の配合量では、難溶性成分を十分に可溶化することがで
きず、本発明の目的を達成することが困難であり、好ま
しくない。逆に、化粧料全体に対して2.0重量%を超
えて配合すると、べたついた使用感を伴う傾向にあり、
後述するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と併用して配
合する意味が薄れることになり好ましくない。
E(10〜25)オクチルドデシルエーテルと共に配合
される「エチレンオキサイドの付加モル数が40モル以
上80モル以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(以
下、POE(40〜80)硬化ヒマシ油ともいう)」に
ついて説明する。
面活性剤であるPOE(40〜80)硬化ヒマシ油は、
ヒマシ油の二重結合に水素を添加することで硬化して得
られる硬化ヒマシ油に、酸化エチレンを40〜80モル
付加重合させたもので、主に可溶化剤乃至乳化剤として
使用されている。
(40〜80)硬化ヒマシ油は、確立した製法により製
造したものを用いることも可能であるが、市販品を用い
ることも勿論可能である。POE(40〜80)硬化ヒ
マシ油の市販品としては、例えば日本エマルジョン社製
の“Emalex HC−40、同50、同60、同8
0”、日光ケミカルズ社製の“NIKKOL HCO−
40、同50、同60、同80”等を挙げることができ
る。
(40〜80)硬化ヒマシ油の配合量は、化粧料全体に
対して0.1重量%以上、同2.0重量%以下である。
化粧料全体に対して0.1重量%未満程度の配合量で
は、難溶性成分を十分に可溶化することができず、本発
明の目的を達成することが困難であり、好ましくない。
逆に、化粧料全体に対して2.0重量%を超えて配合す
ると、べたついた使用感を伴う傾向にあり、前述のポリ
オキシエチレンオクチルドデシルエーテルと併用して配
合する意味が薄れることになり好ましくない。
POE(10〜25)オクチルドデシルエーテルとPO
E(40〜80)硬化ヒマシ油との総和は、化粧料全体
に対して0.2重量%以上、同2.1重量%以下の範囲
である。化粧料全体に対して0.2重量%未満程度の配
合量では、難溶性成分を十分に可溶化することができ
ず、本発明の目的を達成することが困難であり、好まし
くない。逆に、化粧料全体に対して2.1重量%を超え
て配合すると、べたついた使用感を伴う傾向にあり、本
発明の所期の目的を発揮させることが困難になる。
(10〜25)オクチルドデシルエーテルとPOE(4
0〜80)硬化ヒマシ油とを組み合わせて本発明可溶化
化粧料に配合することにより、それぞれを単独で等量を
配合する場合に比べて飛躍的に可溶化力が向上し、結果
として可溶化剤としての上記非イオン性界面活性剤の配
合量を減ずることが可能である。この結果、難溶性成分
は十分に可溶化されているにもかかわらず、べたついた
使用感を伴わない可溶化化粧料が提供される。
しては、化粧料一般に配合される難溶性成分を広く例示
することが可能であり、本発明の所期の効果を損なわな
い限りで本発明可溶化化粧料中に配合することが可能で
ある。
剤としては、コレステリル−12−ヒドロキシステアレ
ート等を;消炎剤としては、グリチルレチン酸誘導体,
ヒノキチオール等を;賦活剤としては、感光素301
号,コレステロール誘導体等を;抗菌剤としては、感光
素101号,同201号,同401号等を;血行促進剤
としては、ニコチン酸ベンジルエステル,ニコチン酸β
−ブトキシエチルエステル,カプサイシン,ジンゲロ
ン,イクタモール,カフェイン,α−ボルネオール,ニ
コチン酸トコフェロール,イノシトールヘキサニコチネ
ート,シクランデレート,シンナリジン,トラゾリン,
ベラパミル,セファランチン,γ−オリザノール等を;
抗脂漏剤としては、チアントール等を;脂溶性ビタミン
としては、ビタミンA油,レチノール,酢酸レチノール
等のビタミンA類、エルゴカルシフェロール,コレカル
シフェロール等のビタミンD類、α−トコフェロール,
酢酸トコフェロール,ニコチン酸DL−α−トコフェロ
ール,コハク酸DL−α−トコフェロール等のビタミン
E類等を;紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香
酸,ホモメンチル−7N−アセチルアラントラニレー
ト,ブチルメトキシベンゾイルメタン,ジ−パラメトキ
シケイ皮酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル,
アミルサリシレート,オクチルシンナメート,2,4−
ジヒドロキシベンゾフェノン,4−tert−ブチル−4’
−メトキシジベンゾイルメタン等を挙げることができ
る。
は、例えばアボガド油,ツバキ油,月見草油,タートル
油,マカデミアナッツ油,トウモロコシ油,ミンク油,
オリーブ油,ナタネ油,卵黄油,ゴマ油,パーシック
油,小麦胚芽油,サザンカ油,ヒマシ油,アマニ油,サ
フラワー油,綿実油,エノ油,大豆油,落花生油,茶実
油,カヤ油,コメヌカ油,シナギリ油,日本キリ油,ホ
ホバ油,胚芽油,トリグリセリン,トリオクタン酸グリ
セリン,トリイソパルミチン酸グリセリン等の液体油
脂;カカオ脂,ヤシ油,馬脂,硬化ヤシ油,パーム油,
牛脂,羊脂,硬化牛脂,パーム核油,豚脂,牛骨脂,モ
クロウ核油,硬化油,牛脚脂,モクロウ,硬化ヒマシ油
等の固体油脂;ミツロウ,カンデリラロウ,綿ロウ,カ
ルナウバロウ,ベイベリーロウ,イボタロウ,鯨ロウ,
モンタンロウ,ヌカロウ,ラノリン,カポックロウ,酢
酸ラノリン,液状ラノリン,サトウキビロウ,ラノリン
脂肪酸イソプロピル,ラウリン酸ヘキシル,還元ラノリ
ン,ジョジョバロウ,硬質ラノリン,セラックロウ,P
OEラノリンアルコールエーテル,POEラノリンアル
コールアセテート,POEコレステロールエーテル,ラ
ノリン脂肪酸ポリエチレングリコール,POE水素添加
ラノリンアルコールエーテル等のロウ類;流動パラフィ
ン,オゾケライト,スクワレン,プリスタン,パラフィ
ン,セレシン,ワセリン,マイクロクリスタリンワック
ス等の油分等の炭化水素油;ラウリン酸,ミリスチン
酸,パルミチン酸,ステアリン酸,ベヘン(ベヘニン)
酸,オレイン酸,12−ヒドロキシステアリン酸,ウン
デシレン酸,トール酸,イソステアリン酸,リノール
酸,リノレイン酸,エイコサペンタエン酸(EPA),
ドコサヘキサエン酸(DHA)等の高級脂肪酸;直鎖ア
ルコールでは,ラウリルアルコール,セチルアルコー
ル,ステアリルアルコール,ベヘニルアルコール,ミリ
スチルアルコール,オレイルアルコール,セトステアリ
ルアルコール等を、分枝鎖アルコールでは,モノステア
リルグリセリンエーテル(バチルアルコール),2−デ
シルテトラデシノール,ラノリンアルコール,コレステ
ロール,フィトステロール,ヘキシルドデカノール,イ
ソステアリルアルコール,オクチルドデカノール等を;
ミリスチン酸イソプロピル,オクタン酸セチル,ミリス
チン酸オクチルドデシル,パルミチン酸イソプロピル,
ステアリン酸ブチル,ラウリン酸ヘキシル,ミリスチン
酸ミリスチル,オレイン酸デシル,ジメチルオクタン酸
ヘキシルデシル,乳酸セチル,乳酸ミリスチル,酢酸ラ
ノリン,ステアリン酸イソセチル,イソステアリン酸イ
ソセチル,12−ヒドロキシステアリル酸コレステリ
ル,ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール,ジ
ペンタエリスリトール脂肪酸エステル,モノイソステア
リン酸N−アルキルグリコール,ジカプリン酸ネオペン
チルグリコール,リンゴ酸ジイソステアリル,ジ−2−
ヘプチルウンデカン酸グリセリン,トリ−2−エチルヘ
キシル酸トリメチロールプロパン,トリイソステアリン
酸トリメチロールプロパン,テトラ−2−エチルヘキシ
ル酸ペンタンエリスリトール,トリー2−エチルヘキシ
ル酸グリセリン,トリイソステアリン酸トリメチロール
プロパン,セチル−2−エチルヘキサノエート,2−エ
チルヘキシルパルミテート,トリミリスチン酸グリセリ
ン,トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド,ヒ
マシ油脂肪酸メチルエステル,オレイン酸オイル,セト
ステアリルアルコール,アセトグリセライド,パルミチ
ン酸−2−ヘプチルウンデシル,アジピン酸ジイソブチ
ル,N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチル
ドデシルエステル,アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデ
シル,エチルラウレート,セバチン酸ジ−2−エチルヘ
キシル,ミリスチン酸−2−ヘキシルデシル,パルミチ
ン酸2−ヘキシルデシル,アジピン酸−2−ヘキシルデ
シル,セバチン酸ジイソプロピル,コハク酸2−エチル
ヘキシル,酢酸エチル,酢酸ブチル,酢酸アミル,クエ
ン酸トリエチル等の合成エステル油;ジメチルポリシロ
キサン,メチルフェニルポリシロキサン,メチルハイド
ロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、デカ
メチルポリシロキサン,ドデカメチルポリシロキサン,
テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキサンなど
の環状ポリシロキサン等のシリコーン類;防腐剤では、
メチルパラベン,エチルパラベン,ブチルパラベン等
を;また香料等も挙げることができる。
である界面活性剤以外の可溶化に寄与しない性質を有す
る界面活性剤を本発明可溶化化粧料に配合することも可
能である。
般に配合される成分や、本質的に可溶化し難い成分を、
本発明の所期の効果を損なわない範囲で配合することが
できるのは勿論である。
ル,プロピレングリコール,グリセリン、1, 3−ブチ
レングリコール,ヘキシレングリコール,キシリトー
ル,ソルビトール,マルチトール,コンドロイチン硫
酸,ヒアルロン酸,ムコイチン硫酸,カロニン酸,アテ
ロコラーゲン,乳酸ナトリウム,胆汁酸塩,dl−ピロ
リドンカルボン酸塩,短鎖可溶性コラーゲン,ジグリセ
リン(EO)PO付加物,イザヨイバラ抽出物,セイヨ
ウノキギリソウ抽出物,メリロート抽出物等を;美白剤
では、胎盤抽出物,グルタチオン,ユキノシタ抽出物等
を;消炎剤では、グリチルリチン酸誘導体、サリチル酸
誘導体、酸化亜鉛、アラントイン等を;賦活剤では、ロ
ーヤルゼリー,幼牛血液抽出物等を;血行促進剤では、
ノニル酸ワレニルアミド,カンタリスチンキ,タンニン
酸,アセチルコリン等を;抗脂漏剤では硫黄等を;植物
抽出物では、オウバク抽出成分,オウレン抽出成分,シ
コン抽出成分,シャクヤク抽出成分,センブリ抽出成
分,バーチ抽出成分,セージ抽出成分,ビワ抽出成分,
ニンジン抽出成分,アロエ抽出成分,ゼニアオイ抽出成
分,アイリス抽出成分,ブドウ抽出成分,ヨクイニン抽
出成分,ヘチマ抽出成分,ユリ抽出成分,サフラン抽出
成分,センキュウ抽出成分,ショウキュウ抽出成分,オ
トギリソウ抽出成分,オノニス抽出成分,ローズマリー
抽出成分,ニンニク抽出成分,トウガラシ抽出成分,チ
ンピ,トウキ等の、水に対して易溶性の薬剤を広く挙げ
ることができる。
網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴ
ム等の一部のシリコーン類;タルク,カオリン,雲母,
絹雲母(セリサイト),白雲母,金雲母,合成雲母,紅
雲母,黒雲母,リチア雲母,パーミキュライト,炭酸マ
グネシウム,炭酸カルシウム,ケイ酸アルミニウム,ケ
イ酸バリウム,ケイ酸カルシウム,ケイ酸マグネシウ
ム,ケイ酸ストロンチウム,タングステン酸金属塩,マ
グネシウム,シリカ,ゼオライト,硫酸バリウム,焼成
硫酸カルシウム(焼セッコウ),リン酸カルシウム,フ
ッ素アパタイト,ヒドロキシアパタイト,セラミックパ
ウダー,金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛,パルミチン酸カ
ルシウム,ステアリン酸アルミニウム),窒化ホウ素等
の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末),ポ
リエチレン粉末,ポリメタクリル酸メチル粉末,ポリス
チレン粉末,スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉
末,ベンゾグアナミン樹脂粉末,ポリ四フッ化エチレン
粉末,セルロース粉末等の有機粉末、二酸化チタン,酸
化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ),チタン
酸鉄等の無機赤色系顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔
料、黄酸化鉄,黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄,カ
ーボンブラック,低次酸化チタン等の無機黒色系顔料、
マンゴバイオレット,コバルトバイオレット等の無機紫
色系顔料、酸化クロム,水酸化クロム,チタン酸コバル
ト等の無機緑色系顔料、群青,紺青等の無機青色系顔
料、酸化チタンコーテッドマイカ,酸化チタンコーテッ
ドオキシ塩化ビスマス,酸化チタンコーテッドタルク,
着色酸化チタンコーテッドマイカ,オキシ塩化ビスマ
ス,魚鱗箔等のパール顔料、アルミニウムパウダー,カ
ッパーパウダー等の金属粉末顔料、赤色201号,赤色
202号,赤色204号,赤色205号,赤色220
号,赤色226号,赤色228号,赤色405号,橙色
203号,橙色204号,黄色205号,黄色401号
及び青色404号等の有機顔料、赤色3号,赤色104
号,赤色106号,赤色227号,赤色230号,赤色
401号,赤色505号,橙色205号,黄色4号,黄
色5号,黄色202号,黄色203号,緑色3号,青色
1号等のジルコニウム,バリウム又はアルミニウムレー
キ等の有機顔料等を;天然色素では、クロロフィル,β
−カロチン等を;色剤では、チタンイエロー,カーサミ
ン,紅花赤等を挙げることができる。
は、その性質上難溶性成分を可溶化する必要のある化粧
料であれば特に限定されない。例えば、化粧水,トニッ
ク,透明ジェル,水−粉末2層系化粧料等に対して本発
明を適用可能である。
ては、後述する実施例において記載する。
するが、本発明の技術的範囲がこれらに限定されるもの
ではない。なお、配合量については、他に指定のない限
り重量%を表す。
相に添加することにより調製し、化粧水の濁度、透明
性、使用性の測定及び評価を行った。測定法及び評価基
準は以下の通りとした。なお、これらの測定法及び評価
基準は以下に掲げる全ての実施例について共通である。
定した。なお、この方法により求めた濁度が低い程、透
明性が高く、濁度が高い程濁っていることを示してい
る。
充填し、瓶の後方を黒い紙でスクリーンにして照明下で
透明性を見た。 ○:透明である。 △:半透明である。 ×:白濁している。
を使用させて、その使用性の評価を行った。 ○:べたつかない。 △:わずかにべたつきを感じる。 ×:べたつきを感じる。
〜25)オクチルドデシルエーテルとPOE(40〜8
0)硬化ヒマシ油とを可溶化剤として組み合わせて配合
した実施例1〜4の化粧水は濁度も低く、透明であり、
べたつきの少ないものであった。これに対して、可溶化
剤の配合量が少ない比較例1及び2は、使用性は良好で
あるが、可溶化が十分行われておらず、濁度が高く、透
明性も劣るものであった。そして、可溶化剤の配合量を
増加させた比較例3及び4は、可溶化は十分で、濁度は
低く、透明であったが、べたついた使用感が認められ使
用性については劣るものであった。
5)オクチルドデシルエーテルとPOE(40〜80)
硬化ヒマシ油とを可溶化剤として組み合わせて配合する
ことにより、飛躍的に可溶化力を向上することが可能で
あり、その結果十分に可溶化されていて、かつべたつい
た使用感を排除した化粧水が提供されることが判明し
た。
することにより調製した。本実施例の化粧水は、実施例
1〜4と同様に、濁度が低く、透明で、かつべたついた
使用感は認められないものであった。
に添加することにより調製した。本実施例のヘアトニッ
クは、実施例1〜4と同様に、濁度が低く、透明で、か
つべたついた使用感は認められないものであった。
この中にアルコール相を添加することにより調整した。
実施例1〜4と同様に、透明性が高く、べたつきの少な
いものであった。
合成分を可溶化して得られる化粧料において、この水に
対して難溶性の配合成分がべたついた使用感を伴わない
で可溶化された上記化粧料が提供される。
Claims (2)
- 【請求項1】水に対して難溶性の配合成分を可溶化して
得られる化粧料において、この水に対して難溶性の配合
成分の可溶化剤として、エチレンオキサイドの付加モル
数が10モル以上25モル以下のポリオキシエチレンオ
クチルドデシルエーテルを、化粧料の0.1重量%以
上、同2.0重量%以下、及び、同付加モル数が40モ
ル以上80モル以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
を、化粧料の0.1重量%以上、同2.0重量%以下、
配合した化粧料。 - 【請求項2】エチレンオキサイドの付加モル数が10モ
ル以上25モル以下のポリオキシエチレンオクチルドデ
シルエーテル及び同付加モル数が40モル以上80モル
以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の配合量の総和
が化粧料の0.2重量%以上、同2.1重量%以下の請
求項1記載の化粧料。
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