JP3516436B2 - コイルリード部形成方法 - Google Patents
コイルリード部形成方法Info
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Description
の位置決めアクチュエータに好適で、コイルおよびコイ
ルとは別体のキャリッジをインサートモールド成型によ
り一体化してなるコイルアッセンブリのコイルリード部
形成方法に係わり、特には、マイクロディスク用キャリ
ッジに好適なコイルリード部形成方法に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】図2は、一般的なコイルアッセンブリ1
の構成を示す斜視図である。このコイルアッセンブリ1
は、コイル3とコイル3とは別体のキャリッジ2とをイ
ンサートモールド成型により一体化したもので、磁気デ
ィスク装置の位置決めアクチュエータとして用いられて
いる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、近時、磁気
ディスク装置の小型化が進むのにともない、これら磁気
ディスク装置に使用されるアクチュエータに対する小型
化の要求も強くなってきているが、アクチュエータの小
型化には、キャリッジ2とコイル3の小型化が必要であ
る。このため、マイクロディスク用キャリッジのコイル
線材には、例えば、線径0.06mmの極細自己融着性
絶縁電線が用いられるようになってきている。しかしな
がら、この極細自己融着性絶縁電線を用いたアクチュエ
ータでは、インサートモールド成型時の金型締付け時に
コイルリード部4が切断してしまう可能性があるため、
作業性に難点があり安定したアクチュエータの提供が困
難であった。また、特にマイクロディスク用キャリッジ
においては、コイルリード部4に耐熱性保護チューブ等
を被せてコイルリード部4の切断を防ごうとすると駆動
時に耐熱性保護チューブが周辺部に接触するため、動作
不良になる難点があった。 【0004】そこで、本発明の目的は、簡便な手段によ
りコイルとコイルとは別体のキャリッジとをインサート
モールド成型により一体化するに際し、コイルリード部
の切断がなく、しかも超小型ディスクにも対応できる信
頼性の高いアクチュエータを安定して提供できるコイル
リード部形成方法の提供にあり、特にマイクロディスク
用キャリッジに好適なコイルリード部形成方法を提供す
るものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、コイルリード
部4にテフロンチューブからなる耐熱性保護チューブ5
を予め被覆したコイル3とキャリッジ2とを金型6内に
設置し、成型樹脂7を射出成形してコイル3とキャリッ
ジ2を一体化したコイルアッセンブリ1を形成し、コイ
ルアッセンブリ1を金型6から取り出してからコイルリ
ード部4の耐熱性保護チューブ5を除去してコイルリー
ド部を形成するものである。 【0006】本発明によれば、コイルリード部4には融
点が成型樹脂7の溶融温度より高く、熱変形しないテフ
ロンチューブからなる耐熱性保護チューブ5を予め被覆
するので、インサートモールド成型時の金型締付けによ
るコイルリード部の切断がなくなる。また、耐熱性保護
チューブには熱変形が生じないのでコイルアッセンブリ
を金型から取り出してから耐熱性保護チューブを簡単に
除去することができるので、動作不良のないマイクロデ
ィスク用キャリッジが得られるようになる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図1,図2により
具体的に説明する。なお、これにより本発明が限定され
るものではない。 【0008】図1は、本発明によるマイクロディスク用
キャリッジに好適なコイルリード部の形成工程の説明図
であり、図2は、コイルアッセンブリの構成を示す斜視
図である。 【0009】図示するように、アルミ,マグネシウム等
からなる金属製のキャリッジ2と、線径0.06mmの
自己融着性絶縁電線を所定回数巻線してなるコイル3と
を金型6内(下型のみ示す)に設置し、コイルリード部
4にテフロンチューブからなる内径0.2mmの耐熱性
保護チューブ5を予め被覆せしめておく。 【0010】次に、金型6内にPPS(ポリフェニレン
ソルファイト)又はポリエステル系の成型樹脂7を射出
成形してコイル3とキャリッジ2とを一体化してコイル
アッセンブリ1を形成する。そして、このコイルアッセ
ンブリ1を金型6から取り出し、コイルリード部4に被
覆した耐熱性保護チューブ5を電線用ストリッパー等を
用いて機械的に剥離することでマイクロディスク用キャ
リッジに好適なコイルアッセンブリ1が製造される。 【0011】本発明により製造されるコイルアッセンブ
リ1は、コイルリード部4が成型樹脂7の溶融温度より
融点の高い耐熱性に優れたテフロンチューブからなる耐
熱性保護チューブ5で予め保護されて製造されるので、
金型締付け時にコイルリード部4が切断することがな
い。また、耐熱性保護チューブ5はコイルアッセンブリ
1を金型6から取り出してから電線用ストリッパー等を
用いて機械的に剥離されるため、駆動時に耐熱性保護チ
ューブ5が周辺部に接触することもなく、動作不良のな
いマイクロディスク用キャリッジに好適なアクチュエー
タを安定して提供することが可能になる。 【0012】 【発明の効果】本発明のコイルリード部形成方法では、
融点が成型樹脂の溶融温度より高く、熱変形しないテフ
ロンチューブからなる耐熱性保護チューブを予めコイル
リード部に被覆するので、インサートモールド成型時の
金型締付けによるコイルリード部の切断がなくなる。ま
た、耐熱性保護チューブは熱変形しないので、金型から
取り出したコイルアッセンブリの耐熱性保護チューブを
簡単に除去することができる結果、マイクロディスク用
キャリッジに好適で動作不良のないアクチュエータを安
定して提供でき、その産業上の効果は大きなものがあ
る。
コイルリード部形成方法を示す説明図である。 【図2】コイルアッセンブリの構成を示す斜視図であ
る。 【符号の説明】 1 コイルアッセンブリ 2 キャリッジ 3 コイル 4 コイルリード部 5 耐熱性保護チューブ 6 金型 7 成型樹脂
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 コイル3とコイル3とは別体のキャリッ
ジ2をインサートモールド成型により一体化してなるコ
イルアッセンブリ1のコイルリード部4形成方法であっ
て、 金型6内にコイルリード部4にテフロンチューブからな
る耐熱性保護チューブ5を被覆せしめたコイル3とキャ
リッジ2を設置し、成型樹脂7を射出成形してコイル3
とキャリッジ2とを一体化してコイルアッセンブリ1を
形成するとともに、前記コイルアッセンブリ1を金型6
から取り出し、コイルリード部4の耐熱性保護チューブ
5を除去することを特徴とするコイルアッセンブリ1の
コイルリード部形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24821198A JP3516436B2 (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | コイルリード部形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24821198A JP3516436B2 (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | コイルリード部形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000077228A JP2000077228A (ja) | 2000-03-14 |
JP3516436B2 true JP3516436B2 (ja) | 2004-04-05 |
Family
ID=17174846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24821198A Expired - Lifetime JP3516436B2 (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | コイルリード部形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3516436B2 (ja) |
-
1998
- 1998-09-02 JP JP24821198A patent/JP3516436B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000077228A (ja) | 2000-03-14 |
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