JP3515068B2 - タイムレコーダーシステムとタイムレコーダー用コンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

タイムレコーダーシステムとタイムレコーダー用コンピュータ読取可能な記録媒体

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JP3515068B2
JP3515068B2 JP2000380216A JP2000380216A JP3515068B2 JP 3515068 B2 JP3515068 B2 JP 3515068B2 JP 2000380216 A JP2000380216 A JP 2000380216A JP 2000380216 A JP2000380216 A JP 2000380216A JP 3515068 B2 JP3515068 B2 JP 3515068B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイムレコーダー
システムと、タイムレコーダー用のコンピュータが読取
可能な記録媒体に関するものであって、具体的には、タ
イムレコーダー端末に蓄積されているデータを用いて、
ホストコンピュータ側にマスターデータを造ることがで
きるように工夫したタイムレコーダーシステムと、この
タイムレコーダーシステムに用いて好適なコンピュータ
が読取可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スタンドアロン型タイムレコーダーの使
用から発展させて、これを、例えば時間集計や給与計算
と言った各種の処理を行うことができるタイムレコーダ
ーシステムに変更する場合や、給与計算業務を外部業者
に委託する場合、或は、インターネットを利用して給与
計算委託等を行う場合に、従来は、各従業員の出退勤時
刻データをホストコンピュータに入力して登録する必要
があった。
【0003】例えば、実開昭61−46668号公報
(実願昭59−131693号)や、特開2000−2
15337号公報等に記載されている従来のタイムレコ
ーダーでは、先ず、タイムレコーダー又はホストコンピ
ュータにテンキーを操作して全従業員の社員コードと氏
名、及び、所属と言った必要な個人情報を入力してメモ
リに記憶し、その後、上記の社員コード等の個人情報が
付されたタイムカードを使用して、タイムレコーダーに
よって勤怠時刻情報の打刻を行うように構成されいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】つまり、上記従来の方
式は、先ず個人情報をタイムレコーダー又はホストコン
ピュータに登録しなければ、タイムカードを使用して勤
怠時刻情報を打刻し、勤怠データを採取することができ
ず、また、上記従来の方式によれば、始めから全てのシ
ステムを構築し、必要なマスターデータを事前に入力す
る必要があるから、それ相応の資金や人材が伴わない中
小個人事業者にとっては、斯るシステムを導入するには
様々な困難が予測され、簡単に導入することはできない
ため、致し方なくスタンドアロンタイプのタイムレコー
ダーを使用するケースが多かった。
【0005】しかし、スタンドアロンタイプのタイムレ
コーダーを使用した場合は、将来システムを改善させる
際に、それまでの入力データを利用することができず、
改めて全従業員のデータをコンピュータに再入力する必
要があって、時間とコストが無駄になる問題があった。
【0006】従って本発明の技術的課題は、導入時はス
タンドアロンタイプのタイムレコーダーを使用していて
も、使用につれてユーザーの希望によってシステムをよ
り良いものに改善したり変更したりする場合、或は、給
与計算等の外部委託と言った様々な形態に改善する場合
に、ユーザーの希望に沿った改善が可能であり、且つ、
改善のためのデータ処理を頗る容易に行えるように工夫
したタイムレコーダーシステムと、タイムレコーダー用
のコンピュータ読取可能な記録媒体。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1) 上記の技術的課
題を解決するために、本発明に係るタイムレコーダシス
テムでは、前記請求項1に記載の如く、ホストコンピュ
ータと、スタンドアロン形式として使用でき、また、ホ
ストコンピュータに接続しても使用可能に構成したタイ
ムレコーダー端末と、コンピュータ用プログラムとによ
って構成されたタイムレコーダーシステムであって、タ
イムレコーダー端末には、IDが付されたタイムカード
が挿入されると、その時の時刻情報を上記のカードID
と関連づけて記憶する就業データ記憶部と、この記憶し
た時刻情報を挿入されたタイムカードの印字欄に印字す
る印字部と、上記ホストコンピュータからのデータ収集
に応じて、就業データ記憶部に記憶されている時刻情報
を各カードID毎にホストコンピュータ側に送出するイ
ンターフエイス部とを設ける一方、上記のホストコンピ
ュータには、上記のコンピュータ用プログラムが起動し
て上記タイムレコーダー端末との接続が確認されると、
タイムレコーダー端末の記憶部に各カードID毎に関連
づけて記憶されている時刻情報を読取って記憶するタイ
ムカードデータ記憶部と、これ等記憶されたカードID
と時刻情報とを、上記のタイムカードと同じ形式で、且
つ、各時刻情報が表示されたタイムカードの印字欄に印
字されているように画面表示するタイムカードデータ表
示部と、データが表示された画面に対して各カードID
に対応する個人の氏名や社員No.等の個人識別情報を
入力して補完することができるデータ入力部と、当該カ
ードに関する個人情報の入力やデータ修正入力を促すた
めの表示を行うデータ修正表示部と、これ等個人情報を
修正入力することができるデータ修正入力部と、修正さ
れたデータをコンピュータの記憶部に記憶させるデータ
修正記憶部とを設けたことを特徴とする。
【0008】(2) また、本発明に係るタイムレコー
ダー用コンピュータ読取可能な記録媒体では、前記請求
項2に記載の如く、スタンドアロン形式のタイムレコー
ダー端末に接続自在なコンピュータが読取可能な記録媒
体であって、タイムレコーダー端末の記憶部に各カード
ID毎に記憶されている時刻情報を読取ることができる
タイムカードデータ読取り機能と、この読取り機能によ
って読取られた時刻情報を各カードID毎にコンピュー
タのメモリに記憶させるタイムカードデータ記憶機能
と、同じく読取られた時刻情報を実際のタイムカードと
同じ形式でコンピュータ画面に表示させるタイムカード
データ表示機能と、データが表示された画面に対して各
カードIDに対応する個人の氏名や社員No.等の個人
識別情報を入力して補完することができるデータ入力機
能と、当該カードに関する個人情報の入力やデータ修正
入力を促すための表示を行うデータ修正表示機能と、
面に表示されているデータの修正を行うことができるデ
ータ修正入力機能と、修正されたデータをコンピュータ
のメモリに記憶させるデータ修正記憶機能とを、備える
ように構成している。
【0009】(3) また、本発明に係るタイムレコー
ダー用コンピュータ読取可能な記録媒体では、前記請求
項3に記載の如く、コンピュータ画面にユーザーのタイ
ムレコーダー情報の処理に係る質問アンケート用の複数
のチェック項目を表示するアンケート表示機能と、この
アンケート表示機能によって画面表示されている該当項
目にチェックを付けることによって回答されたアンケー
トに従って、タイムレコーダーシステムや給与計算形態
を選出する判断機能と、選出されたタイムレコーダーシ
ステムと給与計算形態の処理サイトを照会するシステム
・サイト照会機能と、照会した処理サイトを実行するシ
ステム・サイト実行機能とを備えるように構成してい
る。
【0010】(4) また、本発明に係るタイムレコー
ダー用コンピュータ読取可能な記録媒体では、前記請求
項4に記載の如く、前記判断機能によって選出されるタ
イムレコーダーシステムや給与計算形態が、少くとも、
タイムカードのデータをコンピュータに取込み、修正・
編集することができ、且つ、給与計算を外部に委託し
て、タイムカード記録を手入力している利用者向けのコ
ースと、タイムカードのデータをコンピュータに取込
み、修正・編集・時計数計算を行い、且つ、給与計算を
外部に委託したり、自社で表計算等を使用して時間数計
算をしている利用者向けのコースと、タイムカードのデ
ータをコンピュータに取込み、修正・編集・時計数計算
・給与用データ作成を行い、且つ、市販給与ソフトやネ
ット給与委託を使用している利用者向けのコースのいず
れかであることを特徴とする。
【0011】(5) 更に本発明に係るタイムレコーダ
ー用コンピュータ読取可能な記録媒体では、前記請求項
5に記載の如く、コンピュータのメモリに記憶されたI
Dと時刻情報データを記憶媒体へ出力するか、又は、イ
ンターネット回線を介して外部へ出力することができる
データ出力機能を備えるように構成している。
【0012】上記(1)で述べた手段(タイムレコーダ
ーシステム)によれば、タイムレコーダー端末をスタン
ドアロンで使用する場合は、タイムレコーダー端末をホ
ストコンピュータと接続せずに使用すれば、タイムカー
ドが挿入されると、その時の時刻情報がタイムレコーダ
ー端末の記憶部に記憶され、タイムカードが印字カード
であれば、印字欄に時刻情報を印字することができる。
一方、タイムレコーダー端末をホストコンピュータに接
続してコンピュータ用プログラムを起動させると、ホス
トコンピュータがタイムレコーダー端末の記憶部に蓄積
されている時刻情報を各IDごとに抽出して、これをタ
イムカードデータ記憶部に記憶し、且つ、これ等の時刻
情報を所定のフオーマット(タイムカードフオーマット
等)でコンピュータ画面に表示できると共に、カードI
Dに対応する各個人情報(氏名や所属等)の入力を促す
ため、その指示に従って上記画面に対して個人情報の入
力を行えば、タイムレコーダー端末に記憶されていた時
刻情報は、個人情報等の必要なデータが補完されて、マ
スターデータとしてホストコンピュータの記憶部に記憶
される。
【0013】従って、上記(1)で述べた手段によれ
ば、予めマスターデータを入力してからカードの打刻を
行う従来方式とは異なり、スタンドアロン形式でスター
トした後、必要に応じてホストコンピュータに対して各
カードID毎に時刻情報を移し、合せて、氏名等の個人
情報を後から入力することができるため、システムを拡
張したり、方式を変更したりする場合に大変都合がよ
く、データ処理を容易に行うことを可能にする。
【0014】また、上記(1)で述べた手段によれば、
タイムカードがタイムレコーダー端末に挿入されると、
その時の時刻情報をカードIDに関連づけて就業データ
記憶部に記憶すると共に、この記憶した時刻情報を印字
部がタイムカードの印字欄に印字出力するため、就業状
況をタイムカードを見ることによって確認することがで
きるものであって、タイムレコーダー端末をスタンドア
ロン形式にて使用することを可能にする。
【0015】更に上記(1)で述べた手段によれば、就
業データを入力するフオーマットが実物と同じタイムカ
ード形式で表示され、且つ、対話形式で処理されるた
め、ホストコンピュータへの各種データの入力や修正デ
ータの入力操作を比較的簡単に、且つ、正確に行うこと
ができるものであって、コンピュータ操作に慣れていな
い人でも容易に操作することを可能にする。
【0016】上記(2)で述べた手段(タイムレコーダ
ー用コンピュータ読取可能な記録媒体)によれば、コン
ピュータを操作してタイムレコーダー用プログラムを起
動すると、タイムレコーダー端末の記憶部に各カードI
D毎に記憶されている時刻情報を読取って、これをコン
ピュータのメモリに記憶する一方、この読取った時刻情
報をタイムカードフオーマットでコンピュータ画面に表
示し、且つ、このタイムカードフオーマットで表示され
ている時刻情報に対して、カードIDに対応する個人の
氏名や社員No.と言った個人情報の入力を促す表示が
成されるため、この指示に従ってデータを修正し、この
修正したデータ、即ち、時刻情報に個人情報を加えたデ
ータをコンピュータのメモリに記憶することができる
その結果、スタンドアロン形式のタイムレコーダー端末
に記憶していた各社員の間時刻情報を、コンピュータに
移して個人情報を後から入力することで、例えば、時間
集計や給与計算と処理を行うことが可能なタイムレコー
ダーシステムに変更できるものであって、システムを拡
張したり、方式を変更したりする場合に大変都合がよ
く、而かも、データ処理を容易に行うことを可能にす
る。
【0017】上記(3)で述べた手段によれば、コンピ
ュータのメモリに上述した各種データが記憶されれば、
これ等のデータを自社で編集・加工したり、外部の給与
計算委託業者等に委託したりして、時間集計や給与計算
等を処理することができるのであるが、給与計算処理に
当ってはコンピュータ画面に処理に関する質問アンケー
用の複数のチェック項目を表示して、該当項目にチェ
ックを付けることによって回答されたアンケートに従っ
て、タイムレコーダーシステムや給与計算形態を選出し
て照会し、照会した処理サイトに従って給与計算処理を
実行するため、給与業務を理想的な状態で処理すること
を可能にする。
【0018】上記(4)で述べた手段によれば、質問ア
ンケートの回答に従って、給与計算処理のメニューを回
答者の現状に合ったコースに絞って決定できるため、専
門家や専門業者等に依頼しなくても、コンピュータによ
る給与計算処理に関する理想的なシステムを簡単に構築
することを可能にする。
【0019】上記(5)で述べた手段によれば、コンピ
ュータのメモリに記憶されている各データを、記憶媒体
又はインターネットによって外部に出力できるため、こ
のデータ出力によって給与計算等の処理を外部の業者に
委託して処理することを可能にする。
【0020】以上の如くであるから、上記(1)〜
(5)で述べた各手段によって上述した技術的課題を解
決して、前記従来技術の問題点を解消することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るタイムレコ
ーダーシステムとタイムレコーダー用コンピュータ読取
可能な記録媒体の実施の形態を図面と共に説明すると、
図1は本発明の全体を明示した構成図で、図中、符号1
で全体的に示したのはホストコンピュータ(パソコン)
で、2はその表示画面、1Aはコンピュータ本体、3は
入力キーボード、5はCD又はFDを用いて構成した本
発明に係るタイムレコーダー用プログラム媒体、4はこ
の媒体5に記録されているプログラムを読取る読取り装
置、6と7は制御部の中心を成すCPUとメモリ、8は
タイムレコーダー端末接続用インターフエイス、9はそ
の接続回線で、メモリ7にはホストコンピュータ1用の
システムプログラムと、上記読取り装置4がタイムレコ
ーダー用プログラム媒体5から読取ったプログラムが格
納され、且つ、各カードID毎の時刻情報を格納する記
憶部も備えており、更に、このホストコンピュータ1は
インターネット回線網にも接続可能に構成されている。
【0022】また、符号10で全体的に示したのは、ス
タンドアロン形式でも使用でき、ホストコンピュータ1
に接続しても使用できるように構成したタイムレコーダ
ー端末、TCはタイムカード、11Aは上記接続回線9
の接続端子(図示省略)を接続する接続部11を備えた
ホストコンピュータ接続インターフエイスで、図面には
ホストコンピュータ1に対して1台のタイムレコーダー
端末10が接続されているが、実際には複数台のタイム
レコーダー端末10を接続して使用される。
【0023】図2は、上記タイムレコーダー端末10の
外観を示した斜視図で、図中、12はタイムカードTC
の差込口、13は多数の入力キーによって構成された入
力装置、14は時刻や必要なメッセージ等を表示する表
示器で、タイムレコーダー端末10としては、少くとも
時刻情報をカードID毎に対応する記憶部と、時刻情報
を差込まれたタイムカードTCに打刻印字する印字部と
を備えた通常タイプのものが使用される。
【0024】図3は、上記タイムレコーダー端末10の
電気的構成を説明したブロック図で、図中、15は制御
部の中心を成すCPU、16はシステムプログラムを格
納し、且つ、各従業員毎の時間情報(就業データ)を記
憶することができるメモリ、18はこれ等CPU15と
メモリ16の間にバス17を介して接続したインターフ
エースで、このインターフエース18には、前述したホ
ストコンピュータ接続インターフエース11Aと、入力
装置13と、表示器14に加えて、差込まれたタイムカ
ードTCを検知するカード検知センサー19と、タイム
カードTCの表面と裏面に施されている各種マークを読
取る表マークセンサー20と裏マークセンサー21、タ
イムカードTCの搬送量を検出するエンコーダ用センサ
ー22、及び、プリンターホームポジションセンサー2
3から成るセンサー群が接続されている。
【0025】更に上記のインターフエース18には、タ
イムレコーダー端末10の基準時計となる時計回路24
と、差込まれたタイムカードTCを搬送するカード搬送
モータ25と、ドットプリンター26(印字装置)と、
警報用のブザー27が接続されていて、夫々がメモリ1
6に格納されているプログラムに従って制御作動され
て、差込まれたタイムカードTCに現在時刻を印字し、
且つ、この時刻情報を差込まれたタイムカードTCから
読取ったID(社員No.)に該当するメモリ16に記
憶する仕組に成っている。
【0026】図4は、本発明で使用するタイムカードT
Cの一例を示したものであって、図中、TAは時刻情報
(就業データ)の印字欄、TBは社員No.の印字欄、
TCはカードの表裏判定マーク、THはカードID用の
読取りマーク、TXは印字段位置基準マークで、これ等
の各マークTC,TH,TXはタイムカードTCの裏面
側にも設けられていて、特にカードIDは表面のマーク
THと裏面のマーク(図示せず)との組合せによって決
定される仕組に成っている。
【0027】尚、図5はタイムカードTCをタイムレコ
ーダー端末10に差込んだ場合の打刻データ例で、押ボ
タンの押下による出退区分に応じてタイムカードTCに
印字出力されるこれ等の各打刻データは、タイムレコー
ダー端末10のメモリ16に各カードID毎に区分けさ
れて蓄積される仕組に成っていて、タイムレコーダー端
末10はそれ自身でスタンドアロン型タイムレコーダー
として使用できるが、前記の接続回線9を介してホスト
コンピュータ1に接続した場合には、ホストコンピュー
タ1からのデータ収集信号に応じて、この蓄積したデー
タをカードID毎にホストコンピュータ1に送出して、
ホストコンピュータ1のメモリ7に記憶することができ
るため、これ等収集したデターを用いてホストコンピュ
ータ1が例えば時間集計や給与計算等を行うことができ
るようになるから、システムの拡張や方式の変更を可能
にする。
【0028】図6は、上記のホストコンピュータ1を駆
動するタイムレコーダー用プログラム媒体5に格納され
ているプログラムの構成図であって、この媒体5には、
接続回線9を通してタイムレコーダー端末10のメモリ
16に各カードID毎に記憶されている時刻情報を読取
るためのタイムカードデータ読取機能5Aと、この読取
機能5Aによって読取られた上記の時刻情報を各カード
ID毎にホストコンピュータ1のメモリ7に記憶させる
タイムカードデータ記憶機能5Bと、同じく読取られた
時刻情報を例えば図7に示した如きタイムカードフオー
マットでコンピュータ画面2に表示2A及び2Bさせる
タイムカードデータ表示機能5Cと、データが表示され
た上記画面2の必要な箇所(加入欄)に対して、キーボ
ード3の操作に従って各カードIDに対応する個人の氏
名や社員No.等の個人情報を入力表示することによっ
て、必要なデータを補完することができるデータ入力機
能5Dとを、上記のホストコンピュータ1に実現させる
ためのタイムカードデータ取込み用の各種プログラムが
格納されている。
【0029】更に、上記のタイムレコーダー用プログラ
ム媒体5には、キーボード3の操作に従って、上記の画
面2に表示されているデータを修正することができるデ
ータ修正入力機能5Fと、上記個人情報の修正入力を促
すための表示を行うデータ修正表示機能5Gと、修正さ
れたデータを上記ホストコンピュータ1のメモリ7に記
憶させるデータ修正記憶機能5B′とを、上記のホスト
コンピュータ1に実現させるためのタイムカードデータ
編集用の各種プログラムが格納されており、従って、こ
れ等の各種プログラムを格納したプログラム媒体5を、
ホストコンピュータ1の読取り装置4に差込んでプログ
ラムを読取られせた後、このプログラムを起動させる
と、タイムレコーダー端末10のメモリ16に蓄積され
ていた各従業員毎の時刻情報(就業データ)を、必要な
データを補完したマスターデータとしてホストコンピュ
ータ1のメモリ7に格納することができる。
【0030】更に加えて、上記のタイムレコーダー用プ
ログラム媒体5には、このプログラムをスタートさせる
と、コンピュータ画面2にユーザーのタイムレコーダー
情報の処理に係る質問アンケートを表示するアンケート
表示機能5Hと、そのアンケートに対する回答に従って
タイムレコーダーシステムや給与計算形態を選出する判
断機能5Iと、選出されたタイムレコーダーシステムと
給与形態の処理サイトを照会する適正システム・サイト
照会機能5Jと、照会した処理サイトを実行する適正シ
ステム・サイト実行機能5Kとを、上記のホストコンピ
ュータ1に実現させるための初期設定用の各種プログラ
ムも格納され、更に、上記ホストコンピュータ1のメモ
リ7に記憶されたカードIDと時刻情報の各データを、
CDやFD等の記録媒体(図示省略)に出力するか、又
は、インターネット回線を介して外部へ出力することが
できるデータ出力機能5Eを実現させるためのプログラ
ムも格納されている。
【0031】上述したアンケート表示機能5Hによって
コンピュータ画面2に表示されている質問アンケート
は、例えば図8に記載の如きものであって、該当項目に
チエックを付けることによって回答されたアンケートに
従って、前記判断機能5Iがレコーダーシステムや給与
計算形態を選出するが、この選出するコースには例えば
「簡単コース」、「標準コース」、「応用コース」があ
る。
【0032】「簡単コース」は、タイムカードのデータ
をコンピュータ(パソコン)に取込み、修正・編集する
ことができ、且つ、給与計算を外部に委託して、タイム
カード記録を手入力している利用者向けのコースで、例
えば、図8に示した符号(1)、(2)、(3)の各項
目をチエックした場合は、このコースが選出される。
【0033】「標準コース」は、タイムカードのデータ
をコンピュータ(パソコン)に取込み、修正・編集・時
間計算を行い、且つ、給与計算を外部に委託したり、自
社で表計算等を使用して時間数計算をしている利用者向
けのコースで、例えば、図8に示した符号(6)、
(7)、(9)の各項目をチエックした場合は、このコ
ースが選出される。
【0034】「応用コース」は、タイムカードのデータ
をコンピュータ(パソコン)に取込み、修正・編集・時
間数計算・給与用データ作成を行い、且つ、市販給与ソ
フトやネット給与委託を使用している利用者向けのコー
スで、例えば、図8に示した符号(4)、(5)、
(8)の各項目をチエックした場合は、このコースが選
出される。
【0035】上記いずれかのコースが選出されると、前
記適正システム・サイト照会機能5Jによって適正なタ
イムレコーダーシステムと給与形態の処理サイトが照会
され、次いで、前記適正システム・サイト実行機能5K
によって照会された処理サイトが実行されるが、その具
体的な処理手順は以下に述べるフローチヤートに従って
説明する。
【0036】図9に示したステップS1〜S12に記載
の各処理と、これに続く図10に示したS13〜S22
に記載の各処理は、タイムレコーダー端末10に対して
設定カードを用いて所定項目を設定する設定処理と、タ
イムレコーダー端末10がタイムカードTCに時刻情報
を印字する打刻処理と、打刻した時刻情報をメモリ16
に対してカードID毎に記憶する記憶処理の各手順を順
番に説明したものであって、これ等の処理手順はタイム
レコーダー端末10をスタンドアロン型タイムレコーダ
ーとして使用している時の状態を示したものである。
【0037】また、図11はホストコンピュータ1に上
記のタイムレコーダー端末10を接続し、タイムレコー
ダー端末10のメモリ16に蓄積されている時刻情報を
カードID毎にホストコンピュータ1側に取込み、且
つ、修正を加えることによって、ホストコンピュータ1
のメモリ7にマスターデータを完成させるための処理手
順を説明したものであって、ステップS30〜S36
は、前記プログラム媒体5の挿入による各プログラム
(各機能5A〜5K)のインストールと、初期設定及び
ナビゲーションメニューのコース説明(前記簡単・標準
・応用の各コース説明)に関する処理手順を示す。
【0038】次いで、ステップS37では図8に示した
アンケートが画面2に表示され、ステップS39でこの
アンケートに回答することで、利用者の現状に合った
ースが選出され、選出されたコース毎に夫々のステップ
S40又はS50又はS60に進む。
【0039】図12に示した各ステップS41〜S45
は、上記のアンケートに従って「簡単コース」が選出さ
れた場合の処理手順を示したものであり、また、図13
に示したステップS51〜S56は、「標準コース」が
選出された場合の処理手順を示し、更に、図14に示し
たステップS61〜S67は、「応用コース」が選出さ
れた場合の処理手順を示したものであって、タイムカー
ドデータ取込みやデータの編集や出力等の各処理は、い
ずれも図6に示したプログラム媒体5の各プログラム5
A〜5Kによって実行されるものであり、また、印刷に
関する処理やその他各種処理も、上記プログラム媒体5
に格納されているプログラム(図示省略)によって実行
される仕組に成っている。
【0040】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に係るタイムレ
コーダーシステムとタイムレコーダー用コンピュータ読
取可能な記録媒体によれば、当初はスタンドアロン型タ
イムレコーダーとして使用していたものを、必要に応じ
て、ホストコンピュータに対してタイムカード情報を移
し、且つ、氏名等の個人情報を後から入力して補完する
ことによって、ホストコンピュータにマスターデータを
構築できるため、システムの拡張や、方式を変更した場
合に大変好都合なものであって、給与計算等の外部委託
と言ったユーザーの希望と使用の状況に沿った様々な改
善が可能である点、並びに、その為のデータ処理が容易
でコンピュータに不慣れな人でも比較的容易に操作でき
る点と相俟って、画期的なタイムレコーダーシステムを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイムレコーダーシステムの全体
を明示した構成図である。
【図2】本発明で用いるタイムレコーダーの一例を示し
た斜視図である。
【図3】タイムレコーダーの電気的構成を説明したブロ
ック図である。
【図4】本発明で使用するタイムカードの一例を示した
正面図である。
【図5】タイムレコーダーによる打刻データ例を示した
説明図である。
【図6】本発明に係るタイムレコーダー用プログラム媒
体の構成を説明したブロック図である。
【図7】コンピュータ画面に於けるタイムカードの表示
例を示した説明図である。
【図8】コンピュータ画面に表示されるアンケートの一
例を示した説明図である。
【図9】タイムレコーダーによる時刻情報の打刻処理の
手順を説明したフローチヤートである。
【図10】図9の続きを説明しフローチヤートである。
【図11】ホストコンピュータにマスターデータを作成
する手順を説明したフローチヤートである。
【図12】簡単コースの処理手順を説明したフローチヤ
ートである。
【図13】標準コースの処理手順を説明したフローチヤ
ートである。
【図14】応用コースの処理手順を説明したフローチヤ
ートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 画面 3 キーボード 5 プログラム媒体 7 メモリ 9 接続回線 10 タイムレコーダー端末 TC タイムカード 16 メモリ
フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−215337(JP,A) 特開 平8−63630(JP,A) 特開 平2−66692(JP,A) 特開 昭64−25292(JP,A) 特開 平9−6852(JP,A) 実用新案登録3072179(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07C 1/00 - 15/00 G06F 17/60 G06F 19/00 G06K 17/00 G06K 19/00 - 19/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータと、スタンドアロン
    形式として使用でき、また、ホストコンピュータに接続
    しても使用可能に構成したタイムレコーダー端末と、コ
    ンピュータ用プログラムとによって構成されたタイムレ
    コーダーシステムであって、 タイムレコーダー端末には、IDが付されたタイムカー
    ドが挿入されると、その時の時刻情報を上記のカードI
    Dと関連づけて記憶する就業データ記憶部と、この記憶
    した時刻情報を挿入されたタイムカードの印字欄に印字
    する印字部と、上記ホストコンピュータからのデータ収
    集に応じて、就業データ記憶部に記憶されている時刻情
    報を各カードID毎にホストコンピュータ側に送出する
    インターフエイス部とを設ける一方、 上記のホストコンピュータには、上記のコンピュータ用
    プログラムが起動して上記タイムレコーダー端末との接
    続が確認されると、タイムレコーダー端末の記憶部に各
    カードID毎に関連づけて記憶されている時刻情報を読
    取って記憶するタイムカードデータ記憶部と、これ等記
    憶されたカードIDと時刻情報とを、上記のタイムカー
    ドと同じ形式で、且つ、各時刻情報が表示されたタイム
    カードの印字欄に印字されているように画面表示するタ
    イムカードデータ表示部と、データが表示された画面に
    対して各カードIDに対応する個人の氏名や社員No.
    等の個人識別情報を入力して補完することができるデー
    タ入力部と、当該カードに関する個人情報の入力やデー
    タ修正入力を促すための表示を行うデータ修正表示部
    と、これ等個人情報を修正入力することができるデータ
    修正入力部と、修正されたデータをコンピュータの記憶
    部に記憶させるデータ修正記憶部とを設けたことを特徴
    とするタイムレコーダーシステム。
  2. 【請求項2】 スタンドアロン形式のタイムレコーダー
    端末に接続自在なコンピュータが読取可能な記録媒体で
    あって、 タイムレコーダー端末の記憶部に各カードID毎に記憶
    されている時刻情報を読取ることができるタイムカード
    データ読取り機能と、この読取り機能によって読取られ
    た時刻情報を各カードID毎にコンピュータのメモリに
    記憶させるタイムカードデータ記憶機能と、同じく読取
    られた時刻情報を実際のタイムカードと同じ形式でコン
    ピュータ画面に表示させるタイムカードデータ表示機能
    と、データが表示された画面に対して各カードIDに対
    応する個人の氏名や社員No.等の個人識別情報を入力
    して補完することができるデータ入力機能と、当該カー
    ドに関する個人情報の入力やデータ修正入力を促すため
    の表示を行うデータ修正表示機能と、画面に表示されて
    いるデータの修正を行うことができるデータ修正入力機
    能と、修正されたデータをコンピュータのメモリに記憶
    させるデータ修正記憶機能とを、コンピュータに実現さ
    せるためのプログラムを記録したタイムレコーダー用コ
    ンピュータ読取可能な記録媒体。
  3. 【請求項3】 コンピュータ画面にユーザーのタイムレ
    コーダー情報の処理に係る質問アンケート用の複数のチ
    ェック項目を画面表示するアンケート表示機能と、この
    アンケート表示機能によって画面表示された該当項目に
    チェックを付けることによって回答されたアンケートに
    従って、タイムレコーダーシステムや給与計算形態を選
    出する判断機能と、選出されたタイムレコーダーシステ
    ムと給与計算形態の処理サイトを照会するシステム・サ
    イト照会機能と、照会した処理サイトを実行するシステ
    ム・サイト実行機能とを、コンピュータに実現させるた
    めのプログラムを記録した請求項2に記載のタイムレコ
    ーダー用コンピュータ読取可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記判断機能によって選出されるタイム
    レコーダーシステムや給与計算形態が、少くとも、タイ
    ムカードのデータをコンピュータに取込み、修正・編集
    することができ、且つ、給与計算を外部に委託して、タ
    イムカード記録を手入力している利用者向けのコース
    と、タイムカードのデータをコンピュータに取込み、修
    正・編集・時計数計算を行い、且つ、給与計算を外部に
    委託したり、自社で表計算等を使用して時間数計算をし
    ている利用者向けのコースと、タイムカードのデータを
    コンピュータに取込み、修正・編集・時計数計算・給与
    用データ作成を行い、且つ、市販給与ソフトやネット給
    与委託を使用している利用者向けのコースのいずれかで
    あることを特徴とする請求項2に記載のタイムレコーダ
    ー用コンピュータ読取可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 コンピュータのメモリに記憶されたID
    と時刻情報データを記憶媒体へ出力するか、又は、イン
    ターネット回線を介して外部へ出力することができるデ
    ータ出力機能を、コンピュータに実現させるためのプロ
    グラムを記録した請求項2に記載のタイムレコーダー用
    コンピュータ読取可能な記録媒体。
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