JP3514328B2 - 自動検体処理装置 - Google Patents

自動検体処理装置

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JP3514328B2 JP06860094A JP6860094A JP3514328B2 JP 3514328 B2 JP3514328 B2 JP 3514328B2 JP 06860094 A JP06860094 A JP 06860094A JP 6860094 A JP6860094 A JP 6860094A JP 3514328 B2 JP3514328 B2 JP 3514328B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動検体処理装置、特に
検体の最終処理結果がいつ得られるかを自動的に知り得
るのに適した自動検体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病院や検査センタ−では、検体(試料)
の分析数すなわち検査数の増加に伴い、省力化、分析処
理スル−プット向上のため、分析装置による分析の自動
化が普及している。1985年6月10日株式会社講談社発
行、小澤恭一編、「臨床用自動分析」、第1〜58頁にあ
るように、自動分析装置では、人間が事前に検体の前処
理を行って、この検体を分析装置によって測定され、分
析され得る状態にした後、設定された分析項目(成分)
の分析を自動的に行うと共に、その分析結果の帳票出力
を自動的に行っている。
【0003】更なる自動化の要求に対応すべく、自動検
体処理装置が導入された。この種の装置は、自動分析装
置とその前後の処理装置とを連結し、全体を統合管理す
る装置により、各装置間での運用パラメ−タ、検体ラッ
ク等の授受等を行い、分析の自動化を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれらの従来装
置では、結果が出るまでの時間が分析の混み具合に依存
し、更に装置間での処理時間による待ち時間が発生する
ため、指定した検体の分析がいつ終了し、報告されるか
がわからなかった。そのために、十分な時間が経過した
後に結果を所定の場所に取りに行くか、あるいは自動分
析処理装置から結果が出てくるまで、装置の前で待たね
ばならなかった。更に、分析結果が得られる時間がわか
らないため余計な時間を見積もって、患者の再呼び出し
をせねばならず、患者に不要な負担をかけていた。換言
すれば、患者のいらいらやむだ待ちが余儀なくされてい
た。
【0005】本発明の目的は検体の処理結果がいつ得ら
れるかもわからずにその処理結果が得られるまで所定の
場所で待つ際の患者のいらいらやむだ待ちを防止するの
に適した自動検体処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による自動検体処
理装置は、検体を収容する検体ロ−デイング装置と、こ
の検体ロ−デイング装置からの検体を前処理する前処理
装置と、この前処理装置からの検体を分析する分析装置
と、前記検体のうちの少なくとも1個の検体について前
記分析装置によるその検体の分析処理が終了する前の予
め定められた時点からその分析処理が終了るまでの時間
ないしはその分析処理の結果が得られるまでの時間を計
算し、その計算された時間情報を表示する手段とを備え
ている。
【0007】本発明による自動検体処理装置のもう一つ
の側面によれば、複数のステ−ションが備えられ、複数
の検体が順次前記複数のステ−ションにおいて処理され
るように構成され、更に前記検体のうちの少なくとも1
個の検体について前記複数のステ−ションのうちの最終
のステ−ションにおけるその検体の処理が終了する前の
予め定められた時点からその処理が終了するまでの時間
ないしはその分析の結果が得られるまでの時間を計算
し、その計算された時間情報を表示する手段が備えら
れ、前記計算された時間は、前記複数のステ−ションの
うちの前記少なくとも1個の検体が搬送されようとして
いるステ−ションにおいてその少なくとも1個の検体に
先行して処理されるべき検体が前期複数の検体中に存在
する故に前記少なくとも1個の検体が待機する場合は、
その待機している間の時間を含む。
【0008】
【作用】本発明によれば、複数検体のうちの少なくとも
1個の検体について分析装置によるその検体の分析処理
が終了する前の予め定められた時点からその分析処理が
終了するまでの時間ないしはその分析処理の結果が得ら
れるまでの時間、又は複数の検体のうちの少なくとも1
個の検体について複数のステ−ションのうちの最終のス
テ−ションにおけるその検体の処理が終了する前の予め
定められた時点からその処理が終了するまでの時間を計
算し、その計算された時間情報が表示されるので、患者
は表示される時間情報にもとづいて処理結果が得られる
時期に所定の場所にその結果を得るために行けばよいこ
とになるから、患者にとってはいつ検体の処理結果が得
られるかもわからずにその処理結果が得られるまで所定
の場所で待つ際のいらいらやむだ待ちが避けられるよう
になる。
【0009】
【実施例】図1を参照するに、検体はステ−ション1に
配置されている検体ロ−デイング装置にセットされる。
実際には、このステ−ションには、一例として、検体で
満たされた試験管のような5個の検体容器からなる検体
ラックが一度に60個収容され得る。ステ−ション1の
検体ロ−デイング装置にセットされた検体はステ−ショ
ン2に配置された遠心分離装置に搬送され、ここで遠心
分離が実行され、検体は血清と血餅に分離される。この
ステ−ションでは、一例として、12個のラック内の検
体が一度にまとめて遠心分離され得る。遠心分離の終わ
った検体はステ−ション3を通ってステ−ション4に配
置された開栓装置に運ばれ、ここで検体容器の栓抜き、
すなわちキャップの取外し作業が行われる。ステ−ショ
ン3はバッファステ−ションと言われるもので、その前
後のステ−ションでの検体処理速度の違いによって停滞
する検体を一時的に待機させるために保持するステ−シ
ョンである。検体は続いてステ−ション5に配置された
分注装置すなわち子検体作製装置に搬送され、ここで自
動分析装置用の子検体が作製される。すなわち、検体容
器から遠心分離によって分離された血清が子検体容器に
子検体として分注される。子検体の検体量は分析項目
(成分)の種類によって決定され、その検体量を分注す
るための時間は検体量によって変わる。この時間変化が
分析結果が得られる時期の予測を難しくする原因の一つ
となっている。子検体はその後ステ−ション6を通過
し、更にステ−ション7を通過して、ステ−ション8に
配置されている自動分析装置で検査依頼項目に応じた検
査が行われる。自動分析装置では、検体をサンプリング
し、このサンプリングされた検体の分析を行うが、一般
に分析項目は検体ごとに異なるため、検体ごとにサンプ
リング回数が変化する。これもまた、分析結果が得られ
る時期の予測を難しくする原因の一つである。これらの
原因により、単純に検体数から分析結果が得られる時期
の予測をすることは難しい。ステ−ション6はバッファ
ステ−ションと言われるもので、ここでは、子検体を作
製した残りの検体、すなわち親検体、と子検体との移送
方向の切り換え及び次のステ−ションでの処理待ち、具
体的にはステ−ション8での分析処理待ちの検体の一時
的保持が実行される。ステ−ション7はシングルライン
からなる検体通過ステ−ションである。
【0010】分析処理を終了した検体は図示されていな
いステ−ションに配置されている子検体アンロ−デイン
グ装置に搬送され、収納される。一方、子検体作製後の
残りの検体である親検体はステ−ション6を通過し、ス
テ−ション9に配置されている親検体アンロ−デイング
装置に収納される。
【0011】以上の説明から、ステ−ション8は分析処
理のためのステ−ション、ステ−ション1〜7は検体の
分析の準備ないしは前処理のためのステ−ション、分析
済み検体の収納のためのステ−ションは検体の後処理ス
テ−ションであると呼ばれ得る。
【0012】各ステ−ションにおける検体の処理及び検
体の各ステ−ション間の移送の制御や後述される時間の
計算等はステ−ション1〜9に接続される計算、制御及
び表示装置10によって管理、実行され、また、その計
算等の基礎デ−タである、検体セット時に入力する検体
の識別番号や検査項目、それに運転中に得られる検査結
果等の情報は計算、制御及び表示装置10内の記憶部に
記憶され、更に、計算結果は計算、制御及び表示装置1
0に表示される。
【0013】なお、検体の各ステ−ション間の搬送装置
はよく知られているものであるため、その図示は省略さ
れており、したがってその説明も省略する。
【0014】図2(A)及び(B)を参照して、検体を
セットしてからその検体の最終検査結果が得られるまで
の時間をどのようにして求めるかについて説明する。図
1ではたくさんのステ−ションがあるが、説明をできる
だけ単純化して理解を容易にするために、3個のステ−
ションが存在する例について説明する。もちろん、その
3個のステ−ションは図1のどのステ−ションであると
考えてもよい。
【0015】図2(A)は各ステ−ションにおいて各検
体の処理に必要な時間tu1、tu2及びtu3と、検
体Y1がステ−ションAに新たにセットされてその検体
Y1の処理がスタ−トする時点における、各ステ−ショ
ンに存在する検体がそれまで(スタ−ト時点まで)に行
われた処理時間ta、tb及びtcとを示す図である。
ステ−ションAでの処理に要する時間tu1は10秒で
あるのに対して、検体Y1はセットされたばかりで、未
だその検体の処理はなされていないのでtaは0(ゼ
ロ)である。ステ−ションBでの処理に要する時間tu
2は40秒、検体Y2がスタ−ト時点までに処理された
時間tbは25秒である。ステ−ションCでの処理に要
する時間tu3は20秒であるが、このステ−ションに
はいかなる検体も存在しないため、tcは0(ゼロ)で
ある。なお、tu1、tu2及びtu3やta、tb及
びtcは検体中の測定項目(成分)に依存するが、図2
(A)では、理解の容易化のために単純な例が扱われて
いることを理解されたい。
【0016】以上の状態を初期状態とし、この状態から
検体Y1の処理が完了するまでの時間をどのようにして
求めるかについて図2(B)を参照して説明する。図2
(B)は検体Y1がステ−ションAにセットされてから
ステ−ションCでの処理が完了するまでの時間経過を示
すグラフである。
【0017】ステ−ションAでは、tu1=10である
ので、検体Y1は10秒間処理下におかれ、その後はス
テ−ションBに搬送され得る状態となる。しかし、ステ
−ションBでは検体Y2がスタ−ト時点までの25秒に
加えて更に15秒間処理下におかれるので、この処理が
終了するまでは検体Y1をステ−ションBに搬送するこ
とができない。ここに、検体Y1の待ち時間が発生す
る。この待ち時間は検体Y1の処理が完了した時点から
検体Y2が処理し終わるまでの時間、すなわち15−1
0=5秒であることがわかる。
【0018】スタ−ト時点から15秒経つと、ステ−シ
ョンBで処理された検体Y2はステ−ションCへ搬送さ
れる。ステ−ションCはスタ−ト時点から空いているの
で、ステ−ションCに搬送された検体Y2は直ちに処理
下におかれる。すなわち、検体Y2のステ−ションBか
らステ−ションCへの搬送に当たっては待ち時間は発生
しない。一方、ステ−ションBに検体Y2がなくなる
と、直ちに検体Y1のステ−ションAからステ−ション
Bヘの搬送が行われる。したがって、検体Y1がステ−
ションAに滞在した時間は処理時間(tu1)+待ち時
間=10+5=15秒である。検体Y1はステ−ション
Bに搬送されると40秒間(tu2=40)処理下にお
かれる。
【0019】スタ−ト時点から55秒経過すると、検体
Y1はステ−ションCに搬送される。ステ−ションCは
空いているので、検体Y1のステ−ションBからステ−
ションCへの搬送に当たっては待ち時間は発生しない。
したがって、検体Y1がステ−ションBに滞在した時間
は処理時間(tu2)+待ち時間=40+0=40秒で
ある。検体Y1はステ−ションCに搬送されると20秒
間(tu3=20)処理下におかれ、待ち時間なしにこ
れをもって検体Y1の全処理が完了する。
【0020】結局、検体Y1がセットされてからその全
処理が完了するまでの時間の総和は(10+5)+(4
0+0)+(20+0)=75秒となる。要約すると、
検体Y1の各ステ−ションでの滞在時間をti、待ち時
間をtwiとすると、その総時間TはT=Σti=Σ
(tui+twi)=t1+t2+t3=(tu1+t
w1)+(tu2+tw2)+(tu3+tw3)=
(10+5)+(40+0)+(20+0)=75秒と
いうことになる。
【0021】図3は処理ないしは分析終了時間の計算フ
ロ−チャ−トを示す。まず、検体をセットする際に、計
算、制御及び表示装置10にそのキ−ボ−ド操作により
そのセットされた検体を指定すべくその識別情報(具体
的には番号など)が入力される(301)。検体識別情
報が入力されると、計算、制御及び表示装置10は各ス
テ−ションにある検体に関する情報を取り込み(30
2)、これらの情報をもとにしてその検体のセット時か
ら最終処理ないしは分析結果が得られるまでの時間を計
算し(303)、その時間情報を表示する(301)。
その時間情報は分析結果が得られるまでの時間長であっ
てもよいし、その時間長を検体セット時の時刻に加えて
得られた、処理ないしは分析結果が得られる時刻であっ
てもよい。
【0022】図4は図3の時間計算ステップのフロ−チ
ャ−トを示す。まず、初期化が行われる。すなわち、T
(総時間)が0(ゼロ)に設定される。次に、指定され
た検体、すなわちセットされた検体の分析が終了したか
どうかの判断がなされる(402)。答えがYESなら
ば計算はそれで終わる。答えがNOならばステ−ション
1〜8に関しその順番に図5の計算処理を実行し(40
3〜410)、この処理が終了したら動作はステップ4
02に戻る。
【0023】図5はステーション1〜8の各々における
時間計算フローチャートを示す。まず、滞在時間を表す
tiにΔtを加え、これを新たなtiとおく(50
1)。Δtの値は任意に定められてよい。次に、処理に
要する時間tuiを計算、制御及び表示装置10内の記
憶部から読み出し(502)、tui<ti+Δtが満
たされているかどうかの判断がなされる(503)。そ
の結果がNOならば次のステーションにおいて同様の処
理がなされる(508)。ステップ503での結果がY
ESならば検体を次のステーションに搬出し得るかどう
かの判断がなされる(504)。ステップ504での判
断結果がNOならば次のステーションにおいて同様の処
理を行い(509)、YESならばT+ti+Δtを新
たなTとおいて(505)、検体を次のステーションに
搬送する(506)。最後に、tiを0(ゼロ)にし
(当該ステーションの初期化すなわちリセット)(50
7)、次のステーションにおいて同様の処理を行う(5
10)。
【0024】装置の運転中に子検体の容器不足等のため
にあるステ−ションでの処理が停止することがある。こ
のようなときには、その原因を対策すると、そのステ−
ションでの処理が再び開始する。処理停止が発生する
と、指定した検体の処理終了時間に誤差が生じる。しか
し、処理が再開したときに、再びそのステ−ションにお
ける情報を取り込むことで、同様の演算を行い、処理停
止による影響をなくすことができる。このように、装置
の運転状況を常に監視することにより、装置状況を反映
した、処理結果が得られるまでの時間情報を表示するこ
とが可能となる。
【0025】上述の実施例は検体をセットする際に処理
結果が得られるまでの時間と時刻を表示する例である
が、本発明によれば、分析途中の検体について処理結果
が得られるまでの時間と時刻を得ることもできる。図3
を参照するに、まず、計算、制御及び表示装置10にそ
のキ−ボ−ド操作により処理ないしは分析途中の検体を
指定すべくその識別情報(具体的には番号など)が入力
される(301)。検体識別情報が入力されると、計
算、制御及び表示装置10はその指定された検体が存在
するステ−ション以降のステ−ション内に存在する検体
に関する情報を取り込み(302)、これらの情報をも
とにしてその検体の最終処理ないしは分析結果が得られ
るまでの時間を計算し(303)、その時間情報を表示
する(301)。その時間情報は分析結果が得られるま
での時間長であってもよいし、その結果が得られる時刻
であってもよい。
【0026】図6は分析途中の検体についてその指定を
行ってからその検体の処理が完了するまでの時間の計算
フロ−チャ−トを示す。同図を参照するに、まず、初期
化が行われる(601)。すなわち、Tが0(ゼロ)に
設定される。次に、どこのステ−ションにあるかわから
ない、処理途中の希望する検体の指定を行う。そうする
と、その指定された検体の分析が完了したかどうかの判
断がなされる(602)。その結果がYESならばステ
ップはそれで終了する。ステップ602での判断結果が
NOならばその検体がステ−ション1にあるかどうかの
判断がなされる(603)。その結果がYESならばこ
れ以降のステ−ション1〜8のそれぞれについて順に図
5の処理が実行される(611〜618)。ステップ6
03での判断結果がNOならば指定された検体がステ−
ション2にあるかどうかの判断がなされ(604)、そ
の判断結果がYESならばこれ以降のステ−ション2〜
8のそれぞれについて順に図5の処理が実行さる(61
2〜618)、NOならば指定された検体が次のステ−
ション3にあるかどうかの判断がなされる(605)。
この後は同様の処理がなされる。結局、分析途中の検体
が指定されたら、その指定がなされてからその指定され
た検体の分析が終了するまでの時間が計算され、その時
間情報すなわち終了じまでの時間長及び/又は終了時刻
が表示される。
【0027】なお、以上の説明から、図6の619は分
析途中で指定された検体がどのステ−ションにあるかを
判定するためのステ−ション判定ステップ、620はそ
の判定結果にしたがってその指定からその検体の分析終
了までの時間を求めるための時間計算ステップであるこ
とが理解される。
【0028】一番最後にセットされた検体を指定するこ
ともできる。この場合は、分析が全部終了して自動検体
処理装置がいつ休止するかを知ることできる。もちろ
ん、すべての検体について指定を行えば、全検体につい
ての分析終了時期を知ることができる。
【0029】計算、制御及び表示装置10の時間計算結
果の表示手段はディスプレイ、プリンタ、ファクシミリ
など、計算結果の可視化表示ができるものであれば何で
あってもよく、又、計算、制御及び表示装置10の計算
及び制御手段と離れた場所、たとえば別室、に置かれて
もよい。更に、計算や結果の表示は複数の部屋で行われ
るようにしてもよい。
【0030】既述の実施例によれば、検体の処理結果が
得られる時期の迅速化及びその結果を得るに当たっての
省力化が図られるのに加えて、その処理結果がいつ得ら
れるかもわからずにその結果が得られるまで所定の場所
で待つ際の患者のいらいらやむだ待ちを防止することが
できる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、検体の処理結果がいつ
得られるかもわからずにその処理結果が得られるまで所
定の場所で待つ際の患者のいらいらやむだ待ちを防止す
るのに適した自動検体処理装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく一実施例を示す自動検体処理
装置の概略図である。
【図2】本発明にもとづく、検体をセットしてからその
検体の最終検査結果が得られるまでの時間の求め方の説
明図である。
【図3】本発明にもとづく、処理ないしは分析終了時間
の計算フロ−チャ−トである。
【図4】図3の時間計算ステップのフロ−チャ−トであ
る。
【図5】本発明にもとづく、各ステ−ションにおける時
間計算フロ−チャ−トである。
【図6】本発明にもとづく、分析途中の検体についてそ
の指定を行ってからその検体の処理が完了するまでの時
間の計算フロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1:検体ロ−デイングステ−ション、2:遠心分離ステ
−ション、3:バッファステ−ション、4:開栓ステ−
ション、5:分注(子検体作製)ステ−ション、6:バ
ッファステ−ション、7:シングルラインステ−ショ
ン、8:分析ステ−ション、9:親検体アンロ−デイン
グステ−ション、10:計算、制御及び表示装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−148067(JP,A) 特開 昭59−61779(JP,A) 特開 平5−119043(JP,A) 特開 昭57−97452(JP,A) 特開 昭63−52063(JP,A) 特開 昭63−32367(JP,A) 特開 平5−72215(JP,A) 特開 平5−307039(JP,A) 特開 平3−102236(JP,A) 特開 平6−3361(JP,A) 特開 平2−21307(JP,A) 特開 平5−107051(JP,A) 実開 平6−64157(JP,U) 特公 平6−23768(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/00 - 35/10 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検体を搬送する搬送装置を介して検体を処
    理する検体処理ステーションが複数接続されている自動
    検体処理装置において、 前記検体が前記自動検体処理装置へセットされた時点か
    ら前記検体の処理が終わるまでの時間を、 前記検体が処理される複数の検体処理ステーションでの
    前記検体の処理に要する処理時間と、前記検体がこれか
    ら処理される前記処理ステーションに搬送された時点
    で、前記検体が前記これから処理されるステーションに
    おいて他の検体の処理が行なわれているとき、前記他の
    検体の処理が終了し前記搬送されてきた検体の処理が開
    始できるまでの時間を当該処理ステーションにおける待
    ち時間とし、前記複数の検体処理ステーションにおける
    処理時間と前記求められた待ち時間との計を前記検体の
    処理終了時間として表示を行なう時間情報表示手段、を
    備えたことを特徴とする自動検体処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記検体のうちの少な
    くとも1個の検体を指定する手段を備えたことを特徴と
    する自動検体処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記時
    間情報表示手段は、前記ステーションでの処理が停止し
    たときはその停止時間が前記合計された時間に加算し、
    前記加算された時間を表示する時間情報表示手段である
    ことを特徴とする自動検体処理装置。
  4. 【請求項4】検体を収容する検体ローデイング装置と,
    前記検体ローデイング装置からの検体を前処理する前処
    理装置と、前記前処理装置からの検体を分析する分析装
    置と、を備えた自動検体処理装置において、 前記検体が前記自動検体処理装置へセットされた時点か
    ら前記検体の処理が終わるまでの時間を、 前記検体が分析に先立って処理される前処理装置におけ
    る前処理時間と、前記検体が前記分析装置において処理
    に要する分析処理時間と、 前記検体が前記前処理装置または前記分析装置に至った
    時点で前記検体がこれから処理される前処理装置あるい
    は分析装置に他の検体の処理が行なわれているとき、前
    記他の検体の処理が終了し前記検体の処理が開始できる
    までの時間を処理待ち時間とし、 前記前処理時間と前記分析処理時間と前記処理待ち時間
    との計を前記検体の処理終了時間として表示を行なう時
    間情報表示手段、を備えたことを特徴とする自動検体処
    理装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記検体のうち少なく
    とも1個の検体を指定する手段を備えたことを特徴とす
    る自動検体処理装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5において、前記時間情報
    表示手段は、前記前処理装置あるいは前記分析装置が処
    理の異常に基づき停止したときはその停止時間が前記合
    計された時間に加算して表示される時間情報表示手段で
    あることを特徴とする自動検体処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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