JPH11258248A - 検体搬送方法および装置 - Google Patents

検体搬送方法および装置

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JPH11258248A
JPH11258248A JP5642398A JP5642398A JPH11258248A JP H11258248 A JPH11258248 A JP H11258248A JP 5642398 A JP5642398 A JP 5642398A JP 5642398 A JP5642398 A JP 5642398A JP H11258248 A JPH11258248 A JP H11258248A
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container
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JP5642398A
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Taku Sakazume
卓 坂詰
Hiroshi Mimaki
弘 三巻
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検体を移送する検体搬送ラインとその検体を処
理する処理部を接続する方法のうち、処理部の効率を向
上させ、かつ複数の処理部を接続した場合に効率的に処
理を実施することを目的とする。 【解決手段】主搬送ライン1から移動機構2により格納
部3へ検体収納容器であるラック4に移動する第一の動
作と、格納部3に格納された任意の検体に対する分注機
構14で分取する第二の動作と、格納部3から主搬送ラ
イン1へ検体収納容器であるラック4を移送する第三の
処理について、一つのサイクルタイムで上記三つの動作
を可能とすることにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は検体搬送方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】血液,尿等の化学的な分析を測定する自
動分析装置において特に多数の検体を各種の処理装置で
処理する場合には、複数の検体を収納する保持容器であ
る検体ラックに架設して処理することが行われている。
このようなシステムの場合、前記検体ラックを移動し、
処理機構の相当部位に移動する搬送ラインを用いること
が一般的である。従来の方法では、前記搬送ラインの先
頭付近に設けられた、複数の前記検体ラックを一度に架
設できる検体投入部から搬送し、一定の方法で投入部に
納められた順序に従って処理してきた。
【0003】一方で、前記検体ラック投入部とは別に緊
急に処理を行う必要がある検体に対しては、その検体を
納めたラックを、直接搬送ラインに検体を投入する部位
を備えることにより、先に述べた検体ラック投入に納め
られた検体ラックの順序に従わずに、割り込んで処理を
行う方法が実施されている。
【0004】しかし、この方法でも、搬送ラインに投入
された後では、順序を変えて処理を行うことは困難であ
った。
【0005】一般に検査を行う分析装置では、検体容器
から検体を分取する動作は同等であり、処理の検体容器
と処理装置の関係は専ら、何回分注動作を行うか依存す
る。このため特に処理能力を必要とする装置では、一度
に複数の分注機構を統合することで、大幅に処理能力を
増加させる方法もある。
【0006】しかし、検体容器をどれだけの時間分注位
置に位置付けるかという問題は、検査を必要とする検
体、すなわち患者の病態,疾患に応じて任意に決定され
るため、一つの検体容器に納められた検体に対する処理
回数、すなわち何回分注動作をするかは検体によって大
きく変化し、一回の分注で複数の動作を統括しても何等
変わらない。
【0007】従って、例えば先に述べた主搬送ラインに
一つの分析部を有し、ただ一ヶ所で分注を行う場合、検
体を投入する検体投入部から投入された検体が、緊急検
体を直接搬送ラインに投入して検体投入部から投入され
た検体の列に割り込んでも、すでに別の検体ラックが分
注位置において処理されている場合にはこの検体ラック
に対する処理が終了するまでは分注動作すなわち処理を
開始することができず、事実上緊急検査に対する要求に
十分に対応できない可能性があった。
【0008】さらに、複数の処理部すなわち複数の分注
ポジションを主搬送ラインに沿って間欠的に設け、各分
注位置に従って処理を分散させトータルの処理能力を増
大させた場合には、一方の処理負担だけが増大すると、
検体ラックが滞り、検体ラックを分析部が処理可能な状
態であっても分注ポジションに配置させることができ
ず、その場合には本来求められる各処理機構の処理能力
が十分に発揮されなくなり、トータルの処理能力が著し
く低下する。
【0009】そのため、各処理部を効率よく行わせんが
為に、検体搬送ラインを複雑に張り巡らし、検体を収納
する検体容器や検体ラックを装置の処理負担に応じて経
路を変更し処理する方法が、特開昭62−21887号公報,
特開昭63−271164 号公報に開示されている。
【0010】このように複雑な搬送経路をもって処理を
行った場合には、検体を大量に確実に処理することが必
要な臨床検査のようなシステムでは、信頼性の低下をも
たらす恐れがあり、処理の分担や順序が変化するために
データの信頼性の観点からは適していない。
【0011】また、複雑な搬送経路を、検体もしくは複
数の検体容器を納めた検体収納容器が移動する場合には
必然的に移動に要する時間が必要となり、検体を処理装
置に投入してから、実質的な分析処理を開始するまでの
時間、ひいては分析結果を得るまでの時間が長く必要と
なり、特定検体の処理についてみると、結果を得るまで
の時間がより長く必要になるという問題があった。
【0012】さらに、より処理能力の高いシステムを要
求する場合、要求される能力に従って、いくつの処理装
置を接続するかは一意に決められるものではなく、複雑
な搬送ラインに対し、そのシステム規模に従って制御ア
ルゴリズムを改変し構築することは、現実的に不可能で
ある。
【0013】また、生体に由来する試料を測定する不確
実さゆえに、検体検査複数の分析部を備えたシステムに
おいては、各々の分析部にいかなる項目を配置するかが
非常に問題となる。処理能力のみを重視するのであれ
ば、一般的には、個々の分析部に課せられる処理能力、
たとえば全く同じサイクルタイムで分注をすることが可
能な分析部が接続された場合には、一定時間あたりの分
注数が略等しくなるように配置すれば良い。
【0014】しかしながら、臨床検査に用いられる分析
項目は、一般的な使用方法では少なくとも20種類以
上、現在測定可能な項目数は100項目近くあり、試薬
同士の相互作用による誤測定を回避する必要が強く求め
られている。また、検体に対する分注等の処理による影
響を回避する観点から、特定の項目をできるだけ同一の
検体の中でより早い段階で分取することが好ましい場合
がある。
【0015】このような事情から、一度項目を各装置に
配置した場合、項目間の影響を十分に検討する必要があ
り、一度設定された項目はユーザーは容易には変更する
ことは困難である。
【0016】一方、処理すべき検体について検査を依頼
される項目および項目数は、検体すなわちその検体が検
査をされるべき原因となる疾病および患者の病態により
特定のパターンには収まらず、その頻度も検査を実施す
る日時により変動する。それゆえに従来の処理方法で
は、好適な項目の配置を見出しても、先に述べた検体毎
の依頼項目の偏りが生じることにより、一方の分析部に
負担が偏りシステム全体としての処理能力が著しく低下
することが避けられなかった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】先に示したように、第
一に緊急に検査結果の出力を、しかも一般検査と同等の
手法によって得ることが求められる検体の処理に対し
て、搬送ライン上の順序に関りなく優先的に処理可能と
し、かつ緊急検体がそれ以外の分析に取って代わった部
分より他にシステムの処理を停滞させないことが第一の
課題である。
【0018】さらに、複数の分析装置を搬送ラインによ
って接続するにあたっては、相互の一時的な処理負担の
アンバランスによって全体のシステムの能力を低下させ
ないことが第二の課題である。
【0019】また、複数の処理装置を組み合わせて使用
する際には、各々の制御を分離しそれぞれの処理装置で
できる限り完結できるようにすることで、要求される処
理内容によって容易にシステムを構築できることが第三
の課題である。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、主搬送ラインと、検体を個々の分析装置において
一時的に複数の検体容器もしくは検体ラックを格納する
格納部と、前記主搬送ラインと前記格納部の間で検体容
器もしくは複数の検体容器を納めた検体ラックを移送す
る移動機構を備え、かつ、処理装置が処理をある検体容
器内に納められた検体に対して処理を開始してから、次
なる検体容器内に納められた検体に対して処理を開始し
うる最短の間隔であるサイクルタイムの時間内に、前記
検体容器もしくは前記ラックを主搬送ラインから格納部
へ移送する動作と、格納部に搭載された任意の前記検体
容器に対する処理を行う動作と、前記検体容器もしくは
前記ラックを格納部から主搬送ラインへ排出する動作と
を可能とすることにより、主搬送ライン上の検体の順序
に関りなく、分析等の処理を実施することを可能とす
る。
【0021】もしくは前記サイクルタイムの時間内に、
前記検体容器もしくは前記ラックを主搬送ラインから格
納部へ移送する動作と格納部に搭載された任意の前記検
体容器に対する処理を行う動作と、もしくは前記検体容
器もしくは前記ラックを格納部から主搬送ラインへ排出
する動作と格納部に搭載された任意の前記検体容器に対
する処理を行う動作とを各サイクルタイムで選択的に可
能とすることにより、停滞なくより短い時間で主搬送ラ
イン上の検体の順序に関りなく、分析等の処理を実施す
ることを可能とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて実施例を説明す
る。図1に分析のための一つの分注機構14を備える分
析装置を処理装置とした実施例を示す。検体を移送する
搬送部は主搬送ライン1と、移動機構2および格納部3
のおもに三つの部分から成り立つ。尚、本実施例では、
図2に示した五つの検体容器7を収納することができる
検体ラック4について述べる。
【0023】主搬送ライン1は、検体ラック4を検体ス
トッカ5から順次導入し、検体情報読み取り機構6によ
って、検体情報を読み取る。これはバーコードによって
も、検体容器7を納めた検体ラック4に示された識別可
能な標識と検体容器が搭載されている検体ラック4上の
ポジション8(ここでは1〜5)との情報によってもよ
い。
【0024】この情報から、例えば操作部から検体の識
別番号9に対応して入力された検査項目情報10と照合
する、もしくは操作部11と接続された上位システム1
2から送られた、検体と測定項目の対応を定めた情報と
照合する等の手段により、検体が測定されるべき項目情
報10を得ることができる。
【0025】以下図3のタイムチャートと合わせて動作
を説明する。検体ラック4は、検体情報を読み取った
後、格納部3の近傍に設けられた移動ポジション13ま
で移動し、停止する(動作a)。次に移動機構2のbの
動作により、検体ラックを主搬送ライン1から格納部3
に移動する。
【0026】この移動の動作の行われるに先立って、項
目情報を格納する上位情報処理部12から制御部は、検
体を処理する順序を情報処理部19にて決定する。この
決定手順については後述する。
【0027】前記順序に従って制御部の指示により、格
納部3が図3のタイミングチャートのcのタイミングで
回転移動し、そのサイクルタイムfで分注すべき検体を
納めた検体容器7を分注機構14が分注する際に位置付
けられる分注ポジション15へ移動する。
【0028】ついで図3のタイミングチャートのcのタ
イミングで分注機構14により、分注ポジション15の
検体を検体容器7から分取し、反応ライン31の試料吐
出ポジション32で試料を反応容器を吐出する。
【0029】更にdのタイミングで、制御部の指示によ
り、格納部3の検体ラック4を格納部3の排出ポジショ
ン16に移動し、移動機構2のeの動作により、検体ラ
ック4を主搬送ライン1の移動ポジション13に移動す
る。ついで次のサイクルタイムgの動作hにより検体ラ
ック4は次の戻りライン17へ移動し分注に関する一連
の動作を終了する。
【0030】この動作により、主搬送ラインからあるサ
イクルタイムに導入された検体ラック4をそのサイクル
タイム内に分注を実行し、排出することができる。
【0031】この主搬送ライン1と格納部3の構成につ
いては、図3のタイミングチャートに示した検体ラック
4もしくは検体容器7そのものを主搬送ラインから格納
部に移送する動作bと、格納部3に納められた任意の検
体を分注機構14が分取する動作cと、格納部に納めら
れた任意の検体ラック4,主搬送ライン1に排出する動
作eを検体を分取する分注機構14が検体を分取できる
最短の間隔であるサイクルタイムfの時間内に達成でき
れば良い。
【0032】すなわち、図4に示すように検体がランダ
ムにXYの格子上に配置されても、それらの検体を分取
する分注機構が任意の位置の検体容器から検体を分取で
きるのであれば達成できる。また、図5に示すように格
納部3平面的な直線運動によって移動させる方法も可能
である。更に、図6に格納部3と移送機構2を兼ねた構
成を示す。
【0033】次に分注する順序を決定するアルゴリズム
について説明する。図7に示したアルゴリズムにより、
検体ラックが処理部の移動ポジション13に移動するタ
イミングに先立つサイクルタイムのうちで、サイクル毎
に新規の検体を含むラックが格納部に搭載されるか否か
を判断し、新規に格納部へ移動されるべき検体がある場
合には、格納部3の容量および格納部3に搭載されてい
る検体の残りの処理と合わせて処理順序を決定する。
【0034】
【表1】
【0035】分析順序を決定する論理の一例を以下に述
べ、あるサイクルタイムにおける決定結果を表1に示
す。
【0036】検体は、その分析すべき目的に応じて、一
般検体,迅速処理検体,緊急検体,再検検体と精度管理
検体及び定量分析の尺度となる標準試料(キャリブレー
タ)に区別できるものとする。この区分は使用方法によ
って区分をさらに分割したり、複数の種別を統合しても
良い。
【0037】ここで、一般検体は、主搬送ラインに接続
された検体ストッカ5にセットされ分析される。一般検
体では複数の検体容器7が架設され、一つのラックが複
数サイクルに亘って分注動作をする必要がある。
【0038】緊急検体は、一般検体の分析を妨げても迅
速に分析報告を完了することを要求される検体であり、
主搬送ライン1に特に設けられた緊急ポジション17に
セットされることにより、主搬送ライン1に導入され、
主搬送ライン1に接続された検体ストッカ5に納められ
た一般検体に先立って処理を開始する。この場合、緊急
検体は、現在サンプリングを行っている検体が存在して
もその分注動作に代わって分注動作を割り込むことがで
きるものとする。
【0039】迅速検査は、緊急検体と略同様の動作で分
析するが、すでに分注を開始してしまっている検体につ
いてはその検体の処理が終了することを待って、検体間
に割り込むものとする。
【0040】アルゴリズムに示すとおり、検体情報9を
読み取り、各検体の項目情報10が判明した段階で、制
御部はいかなる順序で分析を行うか決定することができ
る。分析部が検体を分取できる最短の間隔であるサイク
ルタイム毎にその時点以降の格納部上に搭載された検体
分取の順序を決定する。また、あらかじめ定められた測
定順序が何等かの理由で達成されなかった時は、その情
報も合わせて処理順序を決定する。
【0041】表1に示した様に、格納部3に格納された
検体に対する処理順序に従って処理を行うことにより、
検体が格納部に搭載されている限りにおいては処理装
置、ここでは分析装置の処理能力を十分にひきだすこと
ができる。尚、検体種別における論理を例えば精度管理
試料は上記の迅速検体相当にする等の論理とすれば、例
えば標準試料の劣化を最小限に抑える等の効果を得るこ
とができる。
【0042】また、分析される項目の状況によって以下
のような論理も実現できる。例えば、格納部に搭載され
た検体のうち項目毎に処理を行うと、時間によって劣化
が顕著に認められる試薬を使用する場合には、一回の標
準試料の分析の後に連続して短時間のうちに測定するこ
とが可能となり、標準試料およびその測定に必要な試薬
の消費を大幅に節約できる。
【0043】また、一般的な項目と比較して試薬を分注
する配管系の洗浄を十分に行うために複数のサイクルタ
イムを必要とする項目では、格納部に納められた検体を
特定の項目について連続して処理するアルゴリズムを採
用すれば、試薬配管系を洗浄する為に余計に必要な時間
は、連続して測定する一群の先頭ないしは最後にとるこ
とで、他の分析項目に対する影響を回避することがで
き、実質的に処理能力の低下を抑制することができる。
【0044】また、格納部に冷却機能18等することに
より、例えば一定時間間隔で測定を必要とする検体を格
納部に搭載しつづけることにより、検体を搬送すること
により劣化することを防止できる。
【0045】また、装置のサイクルタイムが短く、先に
示した三つの動作を同一サイクルタイム以内に実施する
ことが困難である場合には、前記サイクルタイムの時間
内に、前記検体容器もしくは前記ラックを主搬送ライン
から格納部へ移送する動作と格納部に搭載された任意の
前記検体容器に対する処理を行う動作からなる第一のパ
ターンと、前記検体容器もしくは前記ラックを格納部か
ら主搬送ラインへ排出する動作と格納部に搭載された任
意の前記検体容器に対する処理を行う動作とを行う第二
のパターンを、各サイクルタイムで選択的に可能とする
ことにより、検体の一つあたりに対する当該処理装置の
処理が複数のサイクルタイムに亘る等の一定の条件のも
とでは、上記に示した場合と同等もしくはそれに近い効
果を得ることができる。
【0046】次に複数の検体を分取する位置を備えた構
成について説明する。
【0047】複数の分析装置であっても個々の分析装置
については先に示した構成と同等である。ここで単独の
検体分注部を持つ場合に比べ、相互のワークロードをバ
ランスする分析順序の決定が重要となる。以下二つの分
析部を備えたシステムについて実施例を示す。
【0048】
【表2】
【0049】表2は二つの第一の分析部20と、第二の
分析部21を主搬送ライン1で結合した図8に示した実
施例における場合のある時点の処理順序を示したもので
ある。
【0050】
【表3】
【0051】このような処理順序で処理することによ
り、表3に示した単独分析装置でのアルゴリズムで二つ
の分析装置の処理順序を決定した場合に比べ、ワークロ
ードのアンバランスを解消することができ、より少ない
サイクルタイムで処理を完了することが可能となる。
【0052】
【発明の効果】サンプル分注を連続して実行することが
でき、処理装置に空きサイクルタイムが生じる可能性が
低くなり、分析装置の処理能力をより高度に発揮させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】処理装置に分析装置を配置した、単一の処理装
置における実施例の概念図である。
【図2】複数の検体容器を納める検体収納容器および検
体に付される装置で認識可能な情報媒体を示す図。
【図3】前記図1における実施例の各機構の動作タイミ
ングの一例を示すタイムチャート。
【図4】図1における移送機構,格納部,分注機構の関
係が三次元的に動作し得る分注機構と移動機構を兼ねた
構成による実施例を示す図。
【図5】図1における移送機構,格納部,分注機構の関
係が、平面的に回転し得る移送機構と格納部を兼ねた構
成による実施例を示す図。
【図6】図1における移送機構,格納部,分注機構の関
係が、平面的に直線運動し得る移送機構と格納部を兼ね
た構成による実施例を示す図。
【図7】検体容器もしくは、複数の検体容器を納めた検
体収納容器の情報認識に基づき処理を決定するアルゴリ
ズムの一実施例を示すフローチャート。
【図8】処理装置に分析装置を配置した、複数の処理装
置における実施例の概念図。
【符号の説明】
1…主搬送ライン、2…移動機構、3…格納部、4…検
体ラック、5…ストッカ、6…検体情報読取り機構、7
…検体容器、8…ポジション、9…識別番号、10…検
査項目情報、11…操作部、12…上位情報処理部、1
3…移動ポジション、14…分注機構、15…分注ポジ
ション、16…排出ポジション、17…戻りライン、1
8…冷却機能、19…情報処理部、20…第一の分析
部、21…第二の分析部、22…緊急ポジション、31
…反応ライン、32…試料吐出ポジション、33…試薬
ディスク、34…方向変換ライン、35…戻りライン
(2)。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検体を納めた容器、もしくは前記検体容器
    を複数保持することが可能なラックを搬送する主搬送ラ
    インと、前記主搬送ラインに沿って配置された処理装置
    において前記検体容器に納められた検体を処理するに当
    たり、主搬送ラインから、前記検体容器もしくは前記ラ
    ックを処理部に移送する機構と、移送された前記検体容
    器もしくは前記ラックを複数収納する格納部を備え、処
    理装置が一つの検体容器に対する処理を開始し、更に次
    なる検体容器に対する処理を開始することができる最短
    の時間内に、前記検体容器もしくは前記ラックを主搬送
    ラインから格納部へ移送する動作と、格納部に搭載され
    た任意の前記検体容器に対する処理を行う動作と、前記
    検体容器もしくは前記ラックを格納部から主搬送ライン
    へ排出する動作とを可能とすることを特徴とした主搬送
    ラインと処理装置の接続する検体搬送方法および装置。
  2. 【請求項2】検体に対する処理が、検体容器から検体の
    一部を分取する動作を含むことを特徴とする請求項1記
    載の検体搬送方法および装置。
  3. 【請求項3】前記格納部に収納された任意の検体を処理
    する順序を、検体の与えられた情報に基づいて決定され
    た優先度に従って決定することを特徴とした請求項1又
    は2記載の検体搬送方法および装置。
  4. 【請求項4】前記検体に対する処理順序が、特に迅速に
    処理を行う検体の処理を優先させることを特徴とする請
    求項3記載の検体搬送方法および装置。
  5. 【請求項5】前記検体に対する処理内容が、格納部に搭
    載された複数の検体に対して同一の処理を連続して行う
    ことを特徴とした請求項3記載の検体搬送方法および装
    置。
  6. 【請求項6】前記格納部に収納された検体に対する処理
    順序が主搬送ラインに接続された複数の処理装置に与え
    られた、その時点ないしは一定時間内の処理負担に応じ
    て決定されることを特徴とした請求項1又は2記載の検
    体搬送方法および装置。
  7. 【請求項7】前記格納部に収納された検体に対する処理
    順序が、あらかじめ定められた複数の前記処理装置が前
    記処理しうる最短の時間以内に予測される処理負担に応
    じて決定されることを特徴とする請求項1又は2記載の
    検体搬送方法および装置。
  8. 【請求項8】前記格納部が主搬送ラインに対して検体の
    保存に特に好適な構造を有することを特徴とした請求項
    1又は2記載の検体搬送方法および装置。
  9. 【請求項9】前記検体の保存に特に好適な構造が、検体
    を冷却し保存することを特徴とする請求項7記載の検体
    搬送方法および装置。
  10. 【請求項10】検体が主搬送ラインに投入された順序に
    従わず、処理を速やかに行う順序で処理し、かつ検体を
    主搬送ラインから排出する際は、検体が投入された順序
    におおむね従って決定することを特徴とした請求項1,
    2,5,6のいずれか1項記載の検体搬送方法および装
    置。
  11. 【請求項11】検体を納めた容器、もしくは前記検体容
    器を複数保持することが可能なラックを搬送する主搬送
    ラインと、前記主搬送ラインに沿って配置された処理装
    置において前記検体容器に納められた検体を処理するに
    当たり、主搬送ラインから、前記検体容器もしくは前記
    ラックを処理部に移送する機構と、移送された前記検体
    容器もしくは前記ラックを複数収納する格納部を備え、
    処理装置が一つの検体容器に対する処理を開始し、更に
    次なる検体容器に対する処理を開始することができる最
    短の時間内に、前記検体容器もしくは前記ラックを主搬
    送ラインから格納部へ移送する動作と格納部に搭載され
    た任意の前記検体容器に対する処理を行う動作、もしく
    は、前記検体容器もしくは前記ラックを格納部から主搬
    送ラインへ排出する動作と格納部に搭載された任意の前
    記検体容器に対する処理を行う動作のいずれか一方を選
    択的に実施することを可能とすることを特徴とした主搬
    送ラインと処理装置の接続する検体搬送方法および装
    置。
  12. 【請求項12】検体に対する処理が、検体容器から検体
    の一部を分取する動作を含むことを特徴とする請求項1
    1記載の検体搬送方法および装置。
  13. 【請求項13】前記格納部に収納された任意の検体を処
    理する順序を、検体の与えられた情報に基づいて決定さ
    れた優先度に従って決定することを特徴とした請求項1
    1又は12記載の検体搬送方法および装置。
  14. 【請求項14】前記検体に対する処理順序が、特に迅速
    に処理を行う検体の処理を優先させることを特徴とする
    請求項13記載の検体搬送方法および装置。
  15. 【請求項15】前記検体に対する処理内容が、格納部に
    搭載された複数の検体に対して同一の処理を連続して行
    うことを特徴とした請求項13記載の検体搬送方法およ
    び装置。
  16. 【請求項16】前記格納部に収納された検体に対する処
    理順序が主搬送ラインに接続された複数の処理装置に与
    えられた、その時点ないしは一定時間内の処理負担に応
    じて決定されることを特徴とした請求項11又は12記
    載の検体搬送方法および装置。
  17. 【請求項17】前記格納部に収納された検体に対する処
    理順序が、あらかじめ定められた複数の前記処理しうる
    最短の時間以内に予測される処理負担に応じて決定され
    ることを特徴とする請求項11又は12記載の検体搬送
    方法および装置。
  18. 【請求項18】前記格納部が主搬送ラインに対して検体
    の保存に特に好適な構造を有することを特徴とした請求
    項11又は12記載の検体搬送方法および装置。
  19. 【請求項19】前記検体の保存に特に好適な構造が、検
    体を冷却し保存することを特徴とする請求項17記載の
    検体搬送方法および装置。
  20. 【請求項20】検体が主搬送ラインに投入された順序に
    従わず、処理を速やかに行う順序で処理し、かつ検体を
    主搬送ラインから排出する際は、検体が投入された順序
    におおむね従って決定することを特徴とした請求項1
    1,12,15,16のいずれか1項記載の検体搬送方
    法および装置。
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