JP2015145836A - 自動分析装置及び自動分析システム - Google Patents

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【課題】時間経過と共に沈降が生じる検体であっても高精度な測定を可能とする自動分析装置及び自動分析システムを提供すること。【解決手段】自動分析装置1に、次のような処理を実行する自動分析装置制御部30を具備させる。すなわち、自動分析装置制御部30は、検体が遠心分離されてから分注されるまでに許容される時間を示す許容時間情報と、前記遠心分離が終了した時刻を示す遠心分離終了時刻情報と、を取得する情報取得部と、を取得する。さらに、自動分析装置制御部30は、ディスクサンプラ12に配置された複数の検体容器について、前記許容時間情報と前記遠心分離終了時刻情報とに基づいて、分注の順序を設定する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、検体容器に収容された試料をプローブによって反応容器に分注し、当該反応容器内の検体を分析する自動分析装置及び自動分析システムに関する。
従来より、被検体から採取した試料を分析項目に応じた試薬と反応させて分析する自動分析装置が知られている。自動分析装置では、例えば血液や体液等の検体が収容された検体容器から、一定量の検体を反応容器に分注し、当該反応容器内で検体と試薬とを反応させて検体を分析する。
このような自動分析装置を用いて、例えば血液に含まれるヘモグロビンA1c(HbA1c)の測定を行う場合、検体容器内の血液から血球成分を分注しなければならない。ここで、自動分析装置によるHbA1cの測定では、検体(全血)を遠心分離した後に沈降現象が生じてしまう為、分析精度の観点からは、遠心分離した後の経過時間が重要になる。この点が、例えば生化学項目や免疫項目等のように遠心分離された後の血清や血漿が分析に供される場合とは異なる。
すなわち、血球成分を含む検体は、血液を検体容器に採取した後に放置しておくことで、血球成分が沈降してしまう(血漿成分と血球成分とに分離してしまう)。
このような事情を鑑みて、例えば特許文献1には、検体容器に収容された血液の液面からのプローブの侵入深さを適宜変化させて検体を吸引する自動分析装置が提案されている。この特許文献1に開示されている自動分析装置によれば、時間経過に応じてプローブの侵入深さが切り替えられて検体が分注される。
特開2011−7697号公報
しかしながら、検体の種類によっては、遠心分離が完了した後に所定時間経過してしまうと、沈降により、分注すること自体が非常に困難になってしまう場合がある。また、一方では沈降が生じない検体も存在する。さらには、検体における沈降速度には個人差がある。
主として上述の理由から、検体(試料容器)がディスクサンプラに設置された順番に測定していては、高精度な測定を行うことできない場合がある。
本発明は前記の事情に鑑みて為されたものであり、時間経過と共に沈降が生じる検体であっても高精度な測定を可能とする自動分析装置及び自動分析システムを提供することを目的とする。
一実施形態に係る自動分析装置は、
複数の検体容器を配置可能なサンプラーを具備し、前記検体容器に収容されて遠心分離された検体をプローブによって反応容器に分注し、該反応容器内で試薬と反応させて前記検体を分析する自動分析装置であって、
前記検体が前記遠心分離されてから前記分注されるまでに許容される時間を示す許容時間情報と、前記遠心分離が終了した時刻を示す遠心分離終了時刻情報と、を取得する情報取得部と、
前記サンプラーに配置された前記複数の検体容器について、前記許容時間情報と前記遠心分離終了時刻情報とに基づいて、分注の順序を設定する制御部と、
を具備することを特徴とする。
一実施形態に係る自動分析システムは、
検体容器に収容された検体を遠心分離すると共に、当該遠心分離が終了した時刻を示す遠心分離終了時刻情報を生成する遠心分離機と、
前記遠心分離された検体をプローブによって反応容器に分注し、該反応容器内で試薬と反応させて前記検体を分析する制御部と、複数の検体容器を配置可能なサンプラーと、を備える自動分析装置と、
前記検体が前記遠心分離されてから前記分注されるまでに許容される時間を示す許容時間情報と、前記遠心分離終了時刻情報と、を記憶する記憶部を備える検査装置と、
を具備し、
前記制御部は、前記自動分析装置に配置された前記複数の検体容器について、前記許容時間情報と前記遠心分離終了時刻情報とに基づいて、分注の順序を設定する
ことを特徴とする。
一実施形態に係る自動分析システムは、
検体容器に収容された検体を遠心分離すると共に、当該遠心分離が終了した時刻を示す遠心分離終了時刻情報を生成する遠心分離装置と、
前記遠心分離された検体をプローブによって反応容器に分注し、該反応容器内で試薬と反応させて前記検体を分析する自動分析装置と、
前記検体が前記遠心分離されてから前記分注されるまでに許容される時間を示す許容時間情報と、前記遠心分離終了時刻情報と、を記憶する記憶装置と、
前記自動分析装置に配置された前記複数の検体容器について、前記許容時間情報と前記遠心分離終了時刻情報とに基づいて、分注の順序を設定する制御装置と、
を具備することを特徴とする。
図1は、本一実施形態に係る自動分析装置の全体構成を示す斜視図である。 図2は、ネットワーク(例えば病院内ネットワーク等)を介して、本発明の一実施形態に係る自動分析装置に、検査室内情報システム(LIS)のホストコンピュータと、遠心分離機と、を接続した場合のシステム構成例を示すブロック図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る自動分析装置の自動分析装置制御部による“分注処理”のフローチャートを示す図である。 検体の種類(全血、血球、血清、尿、血漿等)に応じた許容時間及び許容保管温度を操作コンソールの表示部に一覧表示させた例を示す図である。 検体イベント履歴情報を操作コンソールの表示部に表示させた例を示す図である。 試料容器(例えば採血管)自体に、例えばICチップやRFID等の記憶部材を設けた例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る自動分析装置について説明する。
図1は、本一実施形態に係る自動分析装置1の全体構成を示す斜視図である。図1に示すように、自動分析装置1は、円周状に複数の反応管26が配置された反応ディスク11と、検体が納められた試料容器12aが配置されるディスクサンプラ12と、第1試薬庫13と、第2試薬庫14と、サンプリングアーム15と、第1分注アーム16と、第2分注アーム17と、第1攪拌ユニット18と、第2攪拌ユニット19と、反応管洗浄装置20と、電極ユニット21と、測定ユニット22と、自動分析装置制御部30と、を有する。
前記ディスクサンプラ12は円盤状に形成されており、その軸線を中心として回転させることにより、所望の試料容器12aをサンプリングアーム15による吸引位置に移動させる。
前記第1試薬庫13は、検体の各種成分と反応する試薬が納められている複数の試薬ボトル13aを収納した第1試薬ラックが設置された試薬庫である。同様に、前記第2試薬庫14も、検体の各種成分と反応する試薬が納められている複数の試薬ボトル14aを収納した第2試薬ラックが設置された試薬庫である。
第1試薬庫13、第2試薬庫14、反応ディスク11、及びディスクサンプラ12は、それぞれ駆動装置により回動される。測定に必要な試薬は、第1試薬ラック又は第2試薬ラックに収納されている試薬ボトル13a,14aから、第1分注アーム16又は第2分注アーム17を用いて反応ディスク11上の反応管26に分注される。
前記サンプリングアーム15には、アーム15bの先端側に針状のプローブ15cが設けられている。このプローブ15cをディスクサンプラ12の所望の吸引位置に位置づけて支柱15aを下降させることにより、プローブ15cを試料容器12a内に降下させて試料を所定量吸引する。その後、支柱15aを上昇させた上でアーム15bを反応ディスク11側へ回転させ、反応ディスク11に収容された所望の反応管26内へ試料を吐出させる。
サンプリングアーム15は、試料の吐出時も吸引時と同様に、所定の吐出位置で支柱15aを下降させることにより、反応管26内にプローブ15cを降下させて、プローブ15cから試料を吐出する。また、プローブ15cの根元部すなわちアーム15b側には、チューブが連結されており、このチューブはアーム15b内を通り、さらに支柱15a内を通って、その他端は図示しないポンプに連結されている。
すなわち、前記サンプリングアーム15は、後述する第1分注アーム16及び第2分注アーム17と共に、検体と試薬とを反応管26に分注して反応液を生成する反応液生成機構を構成している。
ディスクサンプラ12上に配置されている試料容器12aに納められた被検試料(検体)は、試料分注機構たるサンプリングアーム15のプローブ15cにより、反応ディスク11上の反応管26に分注される。検体と試薬とが分注された反応管26は、反応ディスク11の回動により攪拌位置まで移動し、攪拌ユニット18,19により検体と試薬とが攪拌され反応液が生成される。
前記反応ディスク11は、その軸線を中心に回転し、所望の反応管26を第1分注アーム16、第2分注アーム17の試薬吐出位置に移動させる。第1試薬庫13及び第2試薬庫14はともに円環状に形成されており、その軸線を中心として回転する。第1試薬庫13は、格納している試薬容器13aのうち所望の試薬容器13aを、第1分注アーム16の吸入位置へ移動させる。同様に、第2試薬庫14は、格納している試薬容器14aのうち所望の試薬容器14aを、第2分注アーム17の吸入位置へ移動させる。
また、サンプリングアーム15と同様に、第1分注アーム16もアーム16bの先端に針状のプローブ16cが設けられている。第1分注アームは、このプローブ16cによって所望の試薬容器13aから試薬を吸引し、その試薬を反応ディスク11に収容されている所望の反応管26へ所定量だけ分注する。同様に、第2分注アーム17もアーム17bの先端に針状のプローブ17cが設けられている。このプローブ17cによって所望の試薬容器14aから試薬を吸引し、その試薬を反応ディスク11に収容されている所望の反応管26へ所定量だけ分注する。
反応ディスク11の回転動作によって、反応管26が第1攪拌位置、第2攪拌位置に達すると、第1攪拌ユニット18、第2攪拌ユニット19は、該当する反応管26内に吐出されている試料と試薬との混合液を攪拌子で攪拌し、反応を促進させる。
さらに、反応ディスク11の回転動作に伴い反応管26が測定ユニット22の位置に達すると、測定ユニット22によって、反応管26内の混合液の成分が分光分析される。
電極ユニット21は、イオン選択性電極と参照電極とを用いて、電解質測定位置まで移動した反応管26内の反応液の起電力を測定することにより、検体の電解質分析を行う。
測定ユニット22は、測光位置まで移動した反応管26に光を照射して反応管26内の反応液の吸光度変化を測定することにより、検体の成分分析を行なう。すなわち、測定ユニット22は、自動分析装置制御部30と共に前記反応液を分析する分析部として機能する。
ところで、分析終了後、反応管26が反応管洗浄装置20の位置に達すると、先ず反応管26内の混合液は排出され、その反応管26内は反応管洗浄装置20によって順次洗浄されて次の試料の分析に供せられる。
前記反応管洗浄装置20は、反応管26の反応液を廃棄し、反応管26を酸性洗剤の原液を純水で希釈して生成した洗浄液である酸性洗剤(以降、酸性洗剤液と略称する)と、アルカリ性洗剤の原液を純水で希釈して生成した洗浄液であるアルカリ性洗剤(以降、アルカリ性洗剤液と略称する)とで洗浄する。すなわち、反応管洗浄装置20は洗浄液で前記反応管26を洗浄する反応管洗浄部として機能する。
自動分析装置制御部30は、当該自動分析装置1各部を統括的に制御する。すなわち、自動分析装置制御部30は、自動分析装置1の各部を動作制御して、検体の分析や反応管の洗浄等に係る全ての処理を統括的に制御する。
図2は、ネットワーク(例えば病院内ネットワーク等)を介して、本発明の一実施形態に係る自動分析装置1に、検査室内情報システム(LIS)50と、遠心分離機と、を接続した場合のシステム構成例を示すブロック図である。
同図に示すように、自動分析装置1はLIS50と通信可能に接続されており、処理効率化の為に測定項目の登録作業や測定結果の印刷等の作業をLIS50で行うことができる。自動分析装置1とLIS50との間では、試料容器12aに収容されている検体に係る情報である検体情報、測定項目情報、測定結果情報、ラック情報、及びバーコード情報等の種々の情報が送受信される。
前記検体情報は、試料容器12aに収容されている検体について、“種類(全血、血球、血清、尿、血漿等)”、“当該試料を採取した被検者”、“遠心分離が終了してから分注されるまでに許容される経過時間(以降、許容時間と略称する)”、及び“遠心分離を完了した時刻を示す情報(以降、“遠心分離終了時刻情報”と称する)”等の情報が“検体ID”と紐付けされて成る情報である。
ここで、前記許容時間は、検体の種類及び測定項目等から導き出される情報である。
前記遠心分離機40はLIS50と通信可能に接続されている。遠心分離機40は、ディスクサンプラ12に配置される前に、検体が納められた試料容器12aに対して遠心力を掛けて当該試料を構成する成分を分離する。この遠心分離機40は、各試料容器12aに収容された検体ごとに遠心分離終了時刻情報を生成して、検体IDと紐付けしてLIS50に送信する。LIS50は、受信した遠心分離終了時刻情報を記憶部50mに記録する。
図3は、本発明の一実施形態に係る自動分析装置1の自動分析装置制御部30による“分注処理”のフローチャートを示す図である。
まず、自動分析装置制御部30は、ディスクサンプラ12に配置されている試料容器12aに収容された検体に係る検体情報(少なくとも検体IDに紐付けされた“遠心分離終了時刻情報”と“許容時間”とを含む検体情報)を、LIS50の記憶部50mに要求し、該要求を受け付けたLIS50から送信された検体情報を取得する(ステップS1)。
続いて、自動分析装置制御部30は、検体情報(例えば、検体の“種類”に係る情報)に基づいて、各試料容器12aに収容された検体について、時間経過と共に生じる沈降が検査において問題になるか否かを判定し、問題になるものを“第1のグループ”に分類し、問題にならないものを“第2のグループ”に分類する(ステップS2)。
次に、自動分析装置制御部30は、“第2のグループ”に属する試料容器12aに収容された検体について、ステップS4乃至ステップS7における“分注順序設定処理”の対象から除外し、“第1のグループ”に属する全ての試料容器12aに収容されている検体について分注が完了した後に分注することを決定する(ステップS3)。
そして、自動分析装置制御部30は、“第1のグループ”に属する試料容器12aに収容されている検体の各々について、“遠心分離終了時刻情報”に基づいて、“現時点(詳細は後述する)”までに経過した実時間(以降、“実経過時間”と称する)を算出する(ステップS4)。
具体的には、例えばディスクサンプラ12に分析対象の試料容器12aが全て配置された時点を前記“現時点”として、実経過時間を算出すればよい。
続いて、自動分析装置制御部30は、ステップS4で算出した“実経過時間”と、前記検体情報に含まれる前記“許容時間”との差分値(以降、“残り時間”と称する)を算出する(ステップS5)。
ここで、自動分析装置制御部30は、“第1のグループ”に属する全ての試料容器12aに収容されている検体について、ステップS4及びステップS5の処理を実行したか否かを判定する(ステップS6)。
前記ステップS6をNOに分岐する場合は、ステップS4へ移行する。すなわち、自動分析装置制御部30は、“第1のグループ”に属する全ての試料容器12aに収容されている検体について、ステップS4及びステップS5の処理を実行する。
前記ステップS6をYESに分岐する場合は、自動分析制御部30は、“第1のグループ”に属する試料容器12aに収容されている検体について、分注(吸引)の順序を、“残り時間”が少ない順に決定する(ステップS7)。
そして、自動分析制御部30は、ステップS7で決定した順序で“第1のグループ”に属する試料容器12aに収容されている検体について分注(吸引)を実行し、その後、“第2のグループ”に属する試料容器12aに収容されている検体について分注(吸引)を実行する(ステップS8)。その後、検体と試薬とが分注された反応管26は、反応ディスク11の回動により攪拌位置まで移動し、攪拌ユニット18,19により検体と試薬とが攪拌され反応液が生成され、分析処理に移行する。
なお、ステップS8における処理では、許容時間を既にオーバしてしまっている検体については、当該検体を収容している試料容器12aについて転倒混和を促すメッセージを、不図示の操作コンソールの表示部に出力表示し、ユーザにその旨を通知した上でステップS8における処理を実行する。
以上説明したように、本一実施形態によれば、時間経過と共に沈降が生じる検体であっても高精度な測定を可能とする自動分析装置及び自動分析システムを提供することができる。すなわち、沈降が生じてしまうことで測定(分析)精度が低下してしまう検体について優先的に分注(吸引)を行う為、沈降に起因する精度低下を抑制することができる。
《変形例1》
前記LIS50の記憶部50mに、検体の種類(全血、血球、血清、尿、血漿等)に応じた許容時間及び許容保管温度を記憶させておき、不図示の操作コンソールの表示部に、例えば図4に示すように一覧表示させてもよい。これにより、許容時間を既に超えた検体や保管温度が適切であるか否か不明な検体について、ユーザ自身が判断することが可能となる。
《変形例2》
前記検体情報として、“種類(全血、血球、血清、尿、血漿等)”、“当該試料を採取した被検者”、“許容時間”、及び“遠心分離終了時刻情報”の他に、“検体イベント履歴情報”として、当該検体に対して行われた全ての処置の履歴(日時・温度・湿度に係る情報)を含めてもよい。この“検体イベント履歴情報”を、不図示の操作コンソールの表示部に、例えば図5に示すように一覧表示させることで、ユーザは当該検体に為されてきた処置の全てを一目瞭然で知ることができる。
《変形例3》
上述した例では、検体情報をLIS50の記憶部50mに記憶させているが、LIS50を用いないように構成しても勿論よい。その場合には、図6に示すように、試料容器12a(例えば採血管)自体に例えばICチップやRFID等の記憶部材を設ければよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…自動分析装置、 11…反応ディスク、 12…ディスクサンプラ、 12a…試料容器、 13…第1試薬庫、 13a…第1試薬容器、 14…第2試薬庫、 14a…第2試薬容器、 15…サンプリングアーム、 15b…アーム、 15c…プローブ、 15a…支柱、 16…第1分注アーム、 16b…アーム、 16c…プローブ、 17…第2分注アーム、 17b…アーム、 17c…プローブ、 18,19…攪拌ユニット、 20…反応管洗浄装置、 21…電極ユニット、 22…測定ユニット、 26…反応管、 30…自動分析装置制御部。

Claims (6)

  1. 複数の検体容器を配置可能なサンプラーを具備し、前記検体容器に収容されて遠心分離された検体をプローブによって反応容器に分注し、該反応容器内で試薬と反応させて前記検体を分析する自動分析装置であって、
    前記検体が前記遠心分離されてから前記分注されるまでに許容される時間を示す許容時間情報と、前記遠心分離が終了した時刻を示す遠心分離終了時刻情報と、を取得する情報取得部と、
    前記サンプラーに配置された前記複数の検体容器について、前記許容時間情報と前記遠心分離終了時刻情報とに基づいて、分注の順序を設定する制御部と、
    を具備することを特徴とする自動分析装置。
  2. 前記制御部は、
    前記複数の検体容器の全てが前記サンプラーに配置された時点における、前記遠心分離が終了した時刻からの経過時間を算出する実経過時間算出部と、
    前記経過時間と前記許容時間との差分値を算出する差分値算出部と、
    前記複数の検体容器について分注する順序を、前記差分値が小さい順に設定する分注順序設定部と、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記複数の検体容器に収容された各々の検体について、前記許容時間情報と前記遠心分離終了時刻情報とを記憶する記憶部を含む
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記記憶部は、前記検体容器に設けられたICチップまたはRFIDである
    ことを特徴とする請求項3に記載の自動分析装置。
  5. 検体容器に収容された検体を遠心分離すると共に、当該遠心分離が終了した時刻を示す遠心分離終了時刻情報を生成する遠心分離機と、
    前記遠心分離された検体をプローブによって反応容器に分注し、該反応容器内で試薬と反応させて前記検体を分析する制御部と、複数の検体容器を配置可能なサンプラーと、を備える自動分析装置と、
    前記検体が前記遠心分離されてから前記分注されるまでに許容される時間を示す許容時間情報と、前記遠心分離終了時刻情報と、を記憶する記憶部を備える検査装置と、
    を具備し、
    前記制御部は、前記自動分析装置に配置された前記複数の検体容器について、前記許容時間情報と前記遠心分離終了時刻情報とに基づいて、分注の順序を設定する
    ことを特徴とする自動分析システム。
  6. 複数の検体容器に収容された検体を遠心分離すると共に、当該遠心分離が終了した時刻を示す遠心分離終了時刻情報を生成する遠心分離装置と、
    前記遠心分離された検体をプローブによって反応容器に分注し、該反応容器内で試薬と反応させて前記検体を分析する自動分析装置と、
    前記検体が前記遠心分離されてから前記分注されるまでに許容される時間を示す許容時間情報と、前記遠心分離終了時刻情報と、を記憶する記憶装置と、
    前記複数の検体容器について、前記許容時間情報と前記遠心分離終了時刻情報とに基づいて、分注の順序を設定する制御装置と、
    を具備することを特徴とする自動分析システム。
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