JP5635840B2 - 臨床検査情報システム、及びコンピュータプログラム - Google Patents

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本発明は、臨床検査情報システム、及び、この臨床検査情報システムに用いることができるコンピュータプログラムに関する。
従来、病院の検査室や検査センター等における臨床検査関連業務を効率的に処理するための支援機能を備えた臨床検査システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の臨床検査システムは、一連の臨床検査関連業務に含まれる、検査依頼の受付、検体の到着、分析の完了、データの確定などの各業務の件数を時間帯ごとに一つのグラフに表示したり、各業務の平均所要時間を一つのグラフに表示したりする機能を備えている。
特開2003−279582号公報
特許文献1記載の臨床検査システムによれば、複数の業務のそれぞれの件数や平均所要時間を表示したグラフは、業務改善処置を実施するための情報として利用することができる。しかし、病院によっては、同一の検査部門あるいは同一の検査項目であっても、異なる種類の検体容器を用いる場合があり、病院等で実施された臨床検査全体について各業務の平均所要時間等をグラフで表示したのみでは臨床検査関連業務の状況を的確に把握するには不十分である。
本発明は、上記の実情に鑑み、臨床検査関連業務の状況をより的確に把握することができる臨床検査情報システム及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
(1)本発明の第1の観点に係る臨床検査情報システムは、
臨床検査関連業務における複数の工程のそれぞれの所要時間を算出するために用いる第1時間情報と、該臨床検査関連業務で使用される検体容器の種類とを対応付けて記憶する記憶部と
記検体容器の種類を指定する操作部と、
前記操作部により指定された種類の検体容器に対応する、前記記憶部に記憶された前記第1時間情報に基づき、前記複数の工程うちの少なくとも1つの工程の所要時間である第2時間情報を算出する制御部と、
前記操作部により指定された検体容器の種類を示す容器情報と、前記第2時間情報とを共に表示する表示部と、
を備えることを特徴とする。
この構成によれば、操作部によって指定された検体容器の種類に対応する臨床検査関連業務の少なくとも1つの工程についての第2時間情報が表示部に表示されるので、例えば検体容器の種類によって異なった過程を経て実施される工程についての第2時間情報を、検体容器の種類毎に区別して把握することができる。そのため、臨床検査関連業務の状況をより的確に把握することができ、表示部に表示された第2時間情報を作業の効率化や業務改善のために有効に利用することができる。
なお、操作部は、臨床検査情報システムを構成するコンピュータに接続されたマウス、キーボード、タッチパネル等の入力デバイスにより構成することができ、この入力デバイスを使用して、例えばコンピュータに接続された表示モニタ(表示部)の表示から所望の検体容器の種類を指定する構成とすることができる。
また、記憶部に記憶される第1時間情報と、表示部に表示される第2時間情報とは同一であってもよいし、異なっていてもよい。例えば、表示部に表示される第2時間情報は、記憶部に記憶された第1時間情報から演算によって求められたものであってもよい。
(2)前記表示部は、前記第2時間情報として、臨床検査関連業務における各工程の所要時間を表示部に表示するので、操作部によって指定された検体容器の種類に対応する臨床検査関連業務の各工程の所要時間を把握することができ、例えば、多くの所要時間を要している工程について、その所要時間を削減するような業務改善処置を施すことができる。
(3)前記記憶部は、臨床検査関連業務における各工程の実施開始時刻及び実施終了時刻を前記第1時間情報として記憶し、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された実施開始時刻及び実施終了時刻に基づいて前記第2時間情報としての所要時間を算出するものであってもよい。
このような構成によって、記憶部に記憶された第1時間情報を用いて容易に各工程の第2時間情報を求めることができる。なお、実施終了時刻と実施開始時刻とは、各工程間で重複していてもよい。例えば、ある工程の実施終了時刻と次の工程の実施開始時刻とは同一であってもよい。
(4)前記制御部は、前記第2時間情報とともに、前記操作部により指定された検体容器の種類を示す容器情報を前記表示部に表示させるものであるので、表示部に表示されている第2時間情報が、どの種類の検体容器についての情報であるのかを容易に認識することができる。
(5)前記制御部は、前記第2時間情報とともに、前記操作部によって指定された種類の検体容器の数を前記表示部に表示させるものであってもよい。
この構成によれば、指定された種類の検体容器の数(検体数)と、その検体容器の種類に対応する臨床検査関連業務における各工程の第2時間情報との関係を容易に把握することができる。
(6)前記制御部は、臨床検査関連業務における各工程の前記第2時間情報を、該工程が実施された期間区分とともに前記表示部に表示させるものであってもよい。ここで、期間区分とは、時間帯、日、曜日等とすることができる。
この構成によれば、臨床検査関連業務における各工程についての第2時間情報を、当該工程が実施された期間区分(時間帯、日、曜日)に対応させて把握することができる。
(7)前記制御部は、前記操作部により複数の種類の検体容器が指定されると、指定された複数の種類の検体容器に対応した臨床検査関連業務における各工程の第2時間情報を表示部に表示させるものであってもよい。
このような構成によって、複数種類の検体容器について全体の第2時間情報を把握することができる。
(8)前記制御部は、前記操作部による検体容器の種類の選択を可能とする容器種類選択領域を前記表示部に表示させるものであってもよい。
これによって、表示部に表示された容器種類選択領域を使用して、容易に検体容器の種類を指定することができる。
(9)前記制御部は、前記操作部により検体容器の種類を示す容器情報を入力することが可能な容器種類入力領域を前記表示部に表示させ、前記操作部により入力された前記容器情報を前記記憶部に記憶させるものであってもよい。
(10)前記容器情報は、検体容器の略称を含んでいてもよい。
(11)本発明の第2の観点に係るコンピュータプログラムは、
操作部及び表示部が接続されたコンピュータを、
臨床検査関連業務における複数の工程のそれぞれの所要時間を算出するために用いる第1時間情報と、該臨床検査関連業務で使用される検体容器の種類とを対応付けて記憶する記憶手段、
前記操作部による検体容器の種類の指定を受け付ける指定受付手段、及び、
前記操作部により指定された種類の検体容器に対応する、前記記憶手段に記憶された前記第1時間情報に基づき、前記複数の工程のうちの少なくとも1つの工程の所要時間である第2時間情報を算出し、前記操作部により指定された検体容器の種類を示す容器情報と、前記第2時間情報とを、共に前記表示部に表示させる制御手段、として機能させるものである。
本発明によれば、臨床検査関連業務の状況をより的確に把握することができ、業務改善処置を適切に行うことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る検体情報システムの全体構成を示す概略図である。 サーバ管理装置のハードウェア構成を示す図である。 第1グラフが表示されたグラフ表示画面を示す図である。 第2グラフが表示されたグラフ表示画面を示す図である。 第3グラフが表示されたグラフ表示画面を示す図である。 表示条件設定画面を示す図である。 病院における業務の流れを示すフローチャートである。 病院における業務の流れを示すフローチャートである。 データテーブルの内容を示す表である。 業務状況管理プログラムの処理の手順を示すフローチャートである。 グラフ表示処理手順を示すフローチャートである。 グループ設定画面を示す図である。 右クリックメニューを示す図である。 容器マスタ表示画面を示す図である。 検体容器の種類の選択画面を示す図である。 一つの検体容器を指定した場合の第1グラフが表示されたグラフ表示画面を示す図である。 他の一つの検体容器を指定した場合の第1グラフが表示されたグラフ表示画面を示す図である。 複数の検体容器を指定した場合の第1グラフが表示されたグラフ表示画面を示す図である。 他の実施の形態における臨床検査関連業務の工程の所要時間の表示形式を示す図である。 他の実施の形態における採取管の種類の選択画面を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る臨床検査情報システムの全体構成を示す概略図である。
本実施の形態における臨床検査情報システム1は、病院の検査室等に設置され、検体の分析を行う分析装置3と、検査の情報や分析装置3を管理する管理システム2とを有している。管理システム2は、サーバ管理装置5とクライアント管理装置4とを備えたクライアント/サーバ型システムであり、図に示す例では、1台のサーバ管理装置5と複数台(3台)のクライアント管理装置4とが通信回線7を介してデータ通信可能に接続されている。
各クライアント管理装置4には、複数の分析装置3が接続されている。例えば、血球分析装置、血液凝固測定装置、生化学分析装置、免疫分析装置、尿中成分分析装置(尿分析装置)等の様々な種類の分析装置3がクライアント管理装置4に接続される。そして、あるクライアント管理装置4には、血液を検体とする検査を行うための複数の分析装置3が接続され、あるクライアント管理装置4には、尿を検体とする検査を行うための複数の分析装置3が接続される、というように、1つのクライアント装置4に、同一の検体を用いる複数の分析装置3を接続することができる。
また、クライアント管理装置4には、検体を収容する検体容器(採取管)に貼付される採取ラベルを印刷するラベルプリンタ(印刷装置)6が接続されている。なお、このラベルプリンタ6は、クライアント管理装置4に限らず、検体情報システム1内のネットワークに接続されていればよい。
管理システム2は、病院の上位システム8と通信回線を介して接続されている。この上位システム8は、ホストコンピュータ9の他、検査オーダの登録の受付等を行うためのオーダ端末、患者の来院受付処理を行うための受付端末、会計処理を行うための会計端末等の各種端末10を含み、これらは通信回線7を介してデータ通信可能に接続されている。また、いずれかの端末10には、ラベルプリンタ6が接続されている。
医師は、患者に検査が必要であると判断すると、この上位システム8のオーダ端末に検査依頼(検査オーダ)を入力し、入力された検査オーダは、上位システム8のホストコンピュータ9に送信され、登録される。また、ホストコンピュータ9に登録された検査オーダは、さらに管理システム2に送信され、サーバ管理装置5に記憶される。クライアント管理装置4は、サーバ管理装置5に対して検査オーダを問い合わせ、サーバ管理装置5から受信した検査オーダに基づいて分析装置3に検査を実行させる。サーバ管理装置5は、分析装置3により得られた測定結果をクライアント管理装置4から受け取り、所定の報告形式に整えて上位システム8のホストコンピュータ9に登録する。測定結果の報告は、ホストコンピュータ9からオーダ端末に送信され、医師の利用に供される。
〔サーバ管理装置のハードウェア構成〕
図2は、サーバ管理装置のハードウェア構成を示す図である。サーバ管理装置5は、制御部5aと、表示部5bと、入力デバイス5cとを含むコンピュータ501によって構成されている。制御部5aは、主としてCPU501aと、ROM501b、RAM501c及びハードディスク501d等からなる記憶装置(記憶部)と、読出装置501eと、入出力インタフェース501fと、通信インタフェース501gと、画像出力インタフェース501hとから構成され、これらは、バス501iによって接続されている。
ハードディスク501dは、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム等、CPU401aに実行させるための種々のコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムの実行に用いるデータがインストールされている。本実施の形態では、検査情報の管理や分析装置3の管理に用いるアプリケーションプログラム504aがこのハードディスク501dにインストールされている。より具体的には、臨床検査関連業務の効率化など、病院の業務改善を支援するために利用される業務状況管理プログラムがハードディスク501dにインストールされている。また、ハードディスク501dには、業務状況管理プログラムに使用される各種データ、例えば、臨床検査関連業務における各種作業工程の実施時刻に関するデータが記憶される。
図2に示されるように、入出力インタフェース501fには、キーボード、マウス等の入力デバイス5cが接続されている。また、画像出力インタフェース501hには、LCD又はCRT等の表示部5bが接続されている。この表示部5bは、タッチパネル式のものを使用することができる。
通信インタフェース501gは、例えば、Ethernet(登録商標)インタフェースであり、コンピュータ501は、その通信インタフェース501gによって、TCP/IPプロトコル等の所定の通信プロトコルを使用して他のコンピュータ(クライアント管理装置4やホストコンピュータ9)との間でデータの送受信が可能である。
なお、クライアント管理装置4は、サーバ管理装置5と同様のコンピュータから構成されるため、詳細な説明は省略するが、クライアント管理装置4の入出力インタフェースには、ラベルプリンタ6や複数の分析装置3が接続される。
〔病院における臨床検査関連業務の流れ〕
次に、患者が外来として来院してから診察及び臨床検査を受け、会計を済ませるまでの臨床検査関連業務(以下、単に「検査関連業務」ともいう)の流れについて図7及び図8を参照して説明する。
まず、病院内における一般的な患者の動きについて説明する。患者は、来院すると受付を行い、順番を待って医師の診察を受ける。この診察で医師が検査(ここでは、血液の検査)が必要であると判断すると、患者は採血室への移動及び採血の指示を受ける。患者は、採血室に移動した後、採血され、検査が終了するまで待機する。そして、検査終了後、患者は、検査結果に基づき医師の再診察や処置を受ける。そして、再診察が終了した後に会計を行う。
次に、上述の患者の動きに伴った病院側(上位システム8、管理システム2、分析装置3)の処理や動作について図7及び図8を参照して説明する。
まず、患者が来院の受付を行うと、患者に関する情報(患者ID等)が上位システム8の受付端末に入力され、ホストコンピュータ9に登録される(ステップS1)。また、その来院受付時刻(第1の時刻情報)がホストコンピュータ9から管理システム2のサーバ管理装置5に送信され、その記憶部に記憶される(ステップS21)。
次に、医師による診察が開始すると、医師のオーダ端末に診察時刻が入力され、ホストコンピュータ9に送信、登録される(ステップS2)。また、その診察時刻(第2の時刻情報)はサーバ管理装置5に送信され、このサーバ管理装置5の記憶部に記憶される(ステップS22)。
診察中、必要に応じて医師によりオーダ端末に検査依頼(検査オーダ)が入力され、ホストコンピュータ9に登録される(ステップS3)。そして、この検査オーダは、依頼登録時刻(第3の時刻情報)とともにサーバ管理装置5に送信され、サーバ管理装置5の記憶部に記憶される(ステップS23)。
診察が終了し、患者が採血のために採血室に到着すると、その到着時刻が、上位システム8の採血室の端末に入力され、ホストコンピュータ9に送信、登録される(ステップS4)。また、到着時刻(第4の時刻情報)は、サーバ管理装置5に送信され、サーバ管理装置5の記憶部に記憶される(ステップS24)。
また、上位システム8の端末において、検査オーダに基づいて検体容器に貼付される採取ラベルの発行が行われる(ステップS5)。この採取ラベルには、検体に関する情報として患者IDや検体ID(バーコード)等が印刷される。採取ラベルを発行した時刻(第5の時刻情報)は、ホストコンピュータ9からサーバ管理装置5に送信され、その記憶部に記憶される(ステップS25)。採取ラベルの発行は、管理システム2側のクライアント管理装置4に接続されたプリンタ6で行ってもよく、この場合にも、採取ラベルを発行した時刻はサーバ管理装置5に送信され、記憶部に記憶される。
採取ラベルを貼付した検体容器に患者の血液が採取されると、採血室の端末に、その時刻が入力され、ホストコンピュータ9に送信、登録される(ステップS6)。また、採取(採血)時刻(第6の時刻情報)は、ホストコンピュータ9からサーバ管理装置5に送信され、サーバ管理装置5の記憶部に記憶される(ステップS26)。検体を収容した検体容器は、検査室に搬送され、検査室に到着した時刻(第7の時刻情報)がサーバ管理装置5に入力され、記憶部に記憶される(ステップS27)。
検査室では、必要に応じて遠心分離等の検体の前処理が行われ、その後、検体容器が分析装置3にセットされる。分析装置3は、検体容器の採取ラベルに記載されているバーコードを読み取り(ステップS51)、当該検体容器内の検体に対する検査オーダを管理システム2のクライアント管理装置4に問い合わせ(ステップS52)、さらにクライアント管理装置4がサーバ管理装置5に検査オーダを問い合わせる。サーバ管理装置5は、クライアント管理装置4に検査オーダを送信し、クライアント管理装置4は検査オーダを分析装置3に送信して検体の測定を実行させる。このときの時刻が、検査の開始時刻(第8の時刻情報)としてサーバ管理装置5の記憶部に記憶される(ステップS28)。
分析装置3は、検査オーダに基づいて測定を行い(ステップS53)、その測定結果をクライアント管理装置4に送信する(ステップS54)。さらに、クライアント管理装置4は、測定結果をサーバ管理装置5に送信する。サーバ管理装置5は、クライアント管理装置4から検査結果を受信した時刻を結果格納時刻(第9の時刻情報)として記憶部に記憶する(ステップS29)。
クライアント管理装置4は、測定結果に基づいて再検査が必要であるか否かを判断し、再検査が必要である場合には、再検査オーダを分析装置3に送信し、再検査を実行させる(ステップS55)。また、このときの時刻が、再検開始時刻(第10の時刻情報)としてサーバ管理装置5に送信され、サーバ管理装置5の記憶部に記憶される(ステップS30)。
再測定終了後、分析装置3は、再測定結果をクライアント管理装置4に送信し(ステップS56)、クライアント管理装置4は、再測定の結果をサーバ管理装置5に送信する。サーバ管理装置5は、再測定結果を受信した時刻を、再検結果格納時刻(第11の時刻情報)として記憶部に記憶する(ステップS31)。
管理システム2のクライアント管理装置4は、検査技師による測定結果及び再測定結果に対する承認(バリデーション)を受け付け(ステップS32)、承認の受け付けが完了した時刻が結果承認時刻(第12の時刻情報)としてクライアント管理装置4からサーバ管理装置5に送信され、サーバ管理装置5の記憶部に記憶される(ステップS33)。その後、サーバ管理装置5は、測定結果を所定の報告形式に整え、上位システム8のホストコンピュータ9に送信し、その時刻を報告時刻(第13の時刻情報)として記憶部に記憶する(ステップS34)。
上位システム8のホストコンピュータ9は、医師のオーダ端末に測定結果の報告を送信する(ステップS7)。医師は、その報告に基づき患者に対して再診察を行う。医師のオーダ端末には、再診察(診察再開)の時刻が入力され、ホストコンピュータ9に送信、登録される(ステップS8)。また、診察再開の時刻(第14の時刻情報)は、ホストコンピュータ9からサーバ管理装置5に送信され、サーバ管理装置5の記憶部に記憶される(ステップS35)。
再診察が終了すると、医師のオーダ端末に再診察の結果が入力され、ホストコンピュータ9に送信、登録される(ステップS9)。そして、再診察の結果が登録された時刻が診察終了時刻(第15の時刻情報)としてホストコンピュータ9からサーバ管理装置5に送信され、サーバ管理装置5の記憶部に記憶される(ステップS36)。
その後、患者が会計を済ませると、上位システム8の会計端末に会計済みの情報が入力され、ホストコンピュータ9に登録される(ステップS10)。また、会計が終了した時刻(第16の時刻情報)がホストコンピュータ9からサーバ管理装置5に送信され、サーバ管理装置5の記憶部に記憶される(ステップS37)。
〔管理システムによる業務状況管理〕
上述のように管理システム2のサーバ管理装置5の記憶部に記憶された検査関連業務の各工程の時刻情報(第1時間情報)は、病院内の業務効率化などの業務改善支援のために利用される。具体的に、管理システム2は、検査関連業務の状況を容易に把握することができるように、各工程の実施時刻から求められた各工程の所要時間(第2時間情報)(ターンアラウンドタイム(Turnaround time)、「TAT」とも称する)を所定の条件に基づいてグラフ表示させる機能を有している。
サーバ管理装置5の記憶部(ハードディスク501d)には、上述した各時刻情報が図9に示されるようなデータテーブルで記憶されている。このデータテーブルには、各時刻情報が、患者の来院を受け付けた「年月日」、「曜日」、「患者ID」、「依頼ID」、「検体ID」、「依頼部門」、「検査部門」、「分析装置」、「容器(種類)」「検査項目」、「患者区分」、「依頼区分」、及び「検査区分」とともに記憶されている。また、前述のように、サーバ管理装置5の記憶部には、このデータテーブルを利用して病院の業務における各工程の所要時間をグラフ化して表示させるための業務状況管理プログラムがインストールされている。
なお、データテーブルに記憶されている「容器」(検体容器)の種類は、医師から検査依頼がなされたときに、サーバ管理装置5の記憶部に記憶されている各種データを参酌して決定される。具体的に、サーバ管理装置5の記憶部には、検査項目に対応する検体容器の種類と検体量とが登録された検査項目マスタが記憶されており、サーバ管理装置5は、検査依頼に基づいて検査項目マスタを参酌し、検査依頼に含まれる検査項目に対応する検体容器の種類を取得する。このような検体容器の種類の決定は、クライアント管理装置4や上位システム8の端末10にて行ってもよい。
図3は、業務状況管理プログラムによって表示部5bに表示されるグラフの一例を示すグラフ表示画面101である。このグラフ表示画面101には、グラフの条件名(タイトル)を表示するタイトル表示領域101aと、グラフを表示するグラフ表示領域101bと、グラフの表示条件を表示する条件表示領域101cと、画面操作を行うための操作ボタン表示領域101d等が含まれる。
グラフ表示領域101bに表示されたグラフ(第1グラフG1)は、病院の業務時間(例えば、午前9時から午後6時)内の時間帯毎(1時間毎)における検査関連業務の各工程の平均作業時間(所要時間)を積み上げて棒グラフにしたものとなっている。本実施の形態では、検査関連業務が、「診察」「採血」「前処理」「初回検査」「再検査」「報告」「処置」「会計」の8つの工程に区分されており、棒グラフにおける各工程の表示内容は、グラフ表示領域101bの右側に表示された凡例(表示内容説明領域)101jにより認識することができる。また、グラフ表示領域101bの第1グラフG1内には、グラフ作成条件表示領域101kが設けられている。この領域101kには、後述する手法により設定されたグラフの表示条件が表示されている。
各工程の実施に要する時間は、データテーブル(図9参照)に記憶された各作業の実施時刻から以下のように求められる。
(1)診察時間 → 来院受付時刻から患者到着時刻まで
(2)採血時間 → 患者到着時刻から検体到着時刻まで
(3)前処理時間 → 検体到着時刻から検査開始時刻まで
(4)初回検査時間→ 検査開始時刻から再検開始時刻まで
(5)再検査時間 → 再検開始時刻から結果承認時刻まで
(6)報告時間 → 結果承認時刻から診察再開時刻まで
(7)処置時間 → 診察再開時刻から診察終了時刻まで
(8)会計時間 → 診察終了時刻から会計時刻まで
また、このグラフG1には、棒グラフと共に、時間帯毎の検体数(検体容器数)が折れ線グラフで表示されている。本実施の形態では、凡例101jに示されるように、通常検体と至急検体とこれらを合わせた総合検体との検体数を示す折れ線グラフがそれぞれ表示可能に構成されている。
グラフ表示画面101における条件表示領域101cでは、後述する表示条件設定画面100(図6参照)において設定された条件の一部が表示されるとともに、その設定内容を変更可能に構成されている。また、操作ボタン表示領域101dには、設定内容を初期状態に戻すための「情報クリア」ボタン101e、グラフを印刷するための「印刷」ボタン101f、表示を一つ前の状態に戻す「戻る」ボタン101g、条件表示領域101cで変更した条件でグラフを再表示させるための「再表示」ボタン101hが設けられている。
第1グラフG1は、検査関連業務における全ての工程の所要時間を積み上げた棒グラフとなっている。そのため、例えば、各時間帯において、患者が来院してから会計を済ませるまでの全体の所要時間を把握しやすく、患者側に主眼をおいた業務改善に役立てることができる。しかしながら、診察や採血などの個々の工程が時間帯毎にどの程度の作業時間を要し、またどのように作業時間が変化しているのかをこの第1グラフG1から読み取ることは困難となっている。
そこで、本実施の形態の業務状況管理プログラムは、図3のような全工程の積み上げ式の第1グラフG1だけではなく、個々の工程の所要時間を示すグラフ(第2グラフG2,第3グラフG3;図4及び図5参照)を表示部5bに表示させることが可能となっている。
図4に示されるように、第2グラフG2は、検査関連業務の各工程のうち、1つの工程のみを抜き出して棒グラフで示すものである。横軸は、第1グラフG1と同様に、時間帯(又は日、曜日)であり、縦軸は、平均作業時間(所要時間)である。そして、この第2グラフG2は、第1グラフG1に対して所定の操作を行うことによって表示させることができる。
具体的には、第1グラフG1を表示させている図3の状態において、マウス等の入力デバイス5cを用いて、棒グラフを構成している全工程のうちのいずれかの工程部分を左クリック(指定)する。これにより、その工程のみが抜き出された状態で第2グラフG2が表示される。また、凡例101jでは、抜き出された工程に対応するもののみが目立つ色で着色表示され、他は灰色等の目立たない色で表示(グレーアウト)される。このように、グラフに表示されている工程のみを分かりやすく凡例101jに示すことによって、第2グラフG2が、どの工程を示すグラフであるかを容易に把握することができる。
なお、第2グラフG2に表示させる特定の工程は、第1グラフG1のどの時間帯の棒グラフから指定してもよく、いずれか1つの時間帯における棒グラフから特定の工程を指定するだけで、当該工程の全ての時間帯における平均作業時間を第2グラフG2に表示させることができる。また、第2グラフG2に表示させる特定の工程は、凡例101jに表示された複数の工程から指定することもできる。
本実施の形態では、1つの工程のみを抜き出した平均作業時間の棒グラフに対して、平均作業時間の算出に用いられた作業時間のうち最大値と最小値とを一緒に表示させることが可能である。具体的には、棒グラフの頂点を挟んで上側に最大値を示す横線の印(ひげ)Hと、下側に最小値を示す横線の印(ひげ)Lとが表示される。また、このような最大値及び最小値を表示させるには、第2グラフG2の下側の条件表示領域101cの「最大・最小」の項目で、「ひげを表示する」にチェックすればよい。このように、平均作業時間とともに最大値と最小値とを表示することによって、作業時間のバラツキの程度を認識することができ、これにより、検査関連業務の状況をより的確に把握することが可能となる。
また、本実施の形態では、図5に示されるグラフ(第3グラフ)G3のように、1つの工程だけでなく複数の工程を抜き出して棒グラフを表示することが可能である。具体的には、第1グラフG1におけるいずれかの棒グラフから、複数の工程を指定、例えば、キーボードのコントロールキーを押しながらマウスで複数の工程を左クリックすると、その複数の工程のみを抜き出した平均作業時間の時間帯毎の棒グラフが表示される。
このように複数の工程を抜き出した第3グラフG3を表示させることで、より業務の状況を把握しやすくすることができる場合がある。例えば、医師が主として関わる工程には、診察工程と処置工程との2つの工程があるので、この2つの工程のみを抜き出して第3グラフG3を表示させることにより、医師がどの時間帯で作業に時間を要しているのかを容易に把握することが可能となる。特に、第1グラフG1においては、診察工程(時間)と処置工程(時間)とは上下に離れた位置に表示されているため、2つの工程を合わせた平均作業時間を把握することが非常に困難であるが、第3グラフG3では、離れた工程を直接的に上下に積み重ねて表示させることができるので、複数の工程の平均作業時間の合計を容易に把握することができる。
また、第2グラフG2、第3グラフG3のように1又は複数の工程を抜き出してグラフに表示させる方法として、本実施の形態では、表示させる工程を予めグループとして設定しておくことが可能となっている。
具体的には、図3に示される第1グラフG1上で右クリックをすると、図13に示される右クリックメニュー(補助操作画面)104が表示される。この右クリックメニュー104では、グループ1〜グループ4の選択と、グループ設定の選択が可能となっている。ここでグループ設定を選択すると、図12に示されるグループ設定画面103が表示される。
このグループ設定画面103では、4つのグループ1〜4のいずれか又は全てをチェックボックスにて指定可能であり、また、グループ1〜4のそれぞれについて、グラフに表示させたい工程をチェックボックスにて指定可能である。図示例では、グループ1及びグループ2が指定された状態となっている。そして、グループ1では、医師の作業に関わる診察時間と処置時間とが指定され、グループ2では、分析装置の動作に関わる測定時間と再検時間とが指定されている。そして、所望のグループ及び工程を指定し、OKボタンをクリックすることによってグループの設定が行われる。
第1グラフG1上で右クリックをすると、グループ設定において予め指定されているグループ1〜4のみが選択可能な状態となる。そして、選択可能なグループ1〜4のいずれかを選択すると、そのグループで指定されている工程のみ第2グラフG2又は第3グラフG3に表示される。また、第2グラフG2又は第3グラフG3上で右クリックをしても、同様の右クリックメニュー104が表示され、他のグループを選択して表示を切り替えたり、グループ設定を行ったりすることができる。
以上のように、グラフに表示させる複数の工程の組合せを予めグループとして設定することによって、第1グラフG1から複数の工程を一つ一つ指定する作業を行わなくても、より少ない操作で所望の工程のみを抜き出した第2グラフG2又は第3グラフG3を表示させることができる。これによりユーザの操作性を向上することができる。
〔グラフの表示条件〕
次に、上記グラフの表示条件について説明する。本実施の形態の業務状況管理プログラムは、例えば特定の検査部門や検査項目についての検査関連業務に絞り込んで工程の平均作業時間をグラフで表示させることが可能となっている。サーバ管理装置5において業務状況管理プログラムを起動し、所定の操作を行うと、図6に示される表示条件設定画面100が表示部5bに表示される。
この設定画面100には、設定項目表示領域100aと、操作ボタン表示領域100bが設けられている。設定項目表示領域100aには、「条件名」、「グラフ」、「集計方法」(「期間」「単位」)、「表示単位」、「依頼元」、「検査部門」、「分析装置」、「項目グループ」、「容器」、「検査項目」、「患者区分」、「依頼区分」の設定項目が設けられている。
「条件名」の設定項目では、予め設定されている条件名を選択、又は新規の条件名をユーザが任意に入力することができる。図示例では、TAT(ターンアラウンドタイム)状況」という条件名が設定されている。
「グラフ」の設定項目では、予め設定されているグラフの種類を選択することができる。本実施の形態では、図3〜図5に示したグラフを表示させるため、「工程別作業時間」というグラフの種類が設定されている。
「集計方法」の設定項目では、「期間」の設定と、「単位」の設定とを行うことができる。「期間」の設定項目では、グラフで表示させたい集計期間の最初と最後の年月日を設定することができる。さらに、この集計期間内の特定の日(曜日)に絞り込んで集計を行いたい場合、「平日」、「半休日」、「休日(祝日)」、「月〜日」曜日の1又は複数を選択することができる。
「単位」の設定項目では、「検体単位」と「依頼単位」とのいずれかを選択することができる。「検体単位」は、一検体あたりの平均作業時間をグラフで表示させる場合に選択することができ、「依頼単位」は、一依頼(検査オーダ)あたりの平均作業時間をグラフで表示させる場合に選択することができる。例えば、ある診療科で医師が一人の患者に対して複数の検体を必要とする検査を依頼した場合、「検体単位」を選択すると、各検体についての作業工程の平均作業時間が算出され、「依頼単位」を選択すると、一つの依頼に含まれる全ての検体を合わせた作業工程の平均作業時間が算出されることになる。「検体単位」により表示されたグラフは、検体を一つずつ扱う検査技師や分析装置に関する作業効率向上等のために役立てることができ、「依頼単位」で表示されたグラフは、依頼毎に検査を受ける患者のための業務改善等に役立てることができる。「検体単位」で平均作業時間を算出する場合、図9に示されるデータテーブルの検体IDで識別される検体の数が利用され、「依頼単位」で平均作業時間を算出する場合、同データテーブルの依頼IDで識別される依頼の数が利用される。
「表示単位」の設定項目では、「日内」、「日差」、「日内(曜日)」の3つの選択肢から表示単位を選択することができる。ここで「日内」を選択すると、図3に示されるグラフのように、時間帯を横軸として各工程の平均作業時間が表示される。「日差」を選択すると、「集計方法」の「期間」で設定した集計期間に含まれる日を横軸として1日ごとの各工程の平均作業時間が表示される。「日内(曜日)」を選択すると、「集計方法」の「期間」で設定した集計期間に含まれる曜日を横軸として各工程の平均作業時間が表示される。すなわち、本実施の形態では、時間帯毎、日毎、及び曜日毎のいずれかの期間区分毎に、平均作業時間をグラフで表示させることができる。なお、これらの期間区分以外に、周毎、月毎等の他の時間区分を採用してもよい。
その他の条件として、「依頼元」(内科、外科等の依頼元の診療科の選択)、「検査部門」(血液、免疫等の種別の選択)、「分析装置」(血液、免疫等の種別の選択)、「項目グループ」、「容器(検体容器)」、「検査項目」、「患者区分」、「依頼区分」、「検査区分」を選択することが可能となっている。「依頼元」〜「検査項目」は、絞り込みたい条件をコード等で入力することができる。「検査項目」については、「院内」と「外注」との絞り込みをさらに行うことができる。
「患者区分」については、「初診」と「再診」との絞り込みを行うことができる。「依頼区分」では、「予約受付」と「当日受付」との絞り込みを行うことができ、「検査区分」では、「通常」と「至急」との絞り込みを行うことができる。以上の条件設定は、図9のデータテーブルに記録された情報やそれに付随する情報を用いて行うことができる。
なお、本実施の形態では、以上の条件を備えているが、これらに限定されるものではなく、これらの一部のみの設定を可能にしてもよいし、他の設定項目を備えていてもよい。
表示条件設定画面100で所望の条件を設定し、最下部の操作ボタン表示領域100bの「グラフ表示」ボタン100eをマウス等でクリック(選択)すると、図3に示されるグラフ(第1のグラフ)G1が所望の条件を満たした状態で表示される。また、操作ボタン表示領域100bの「情報クリア」ボタン100cをクリックすると、設定項目表示領域100aで設定された条件が初期状態に戻される。「条件削除」ボタン100dをクリックすると、表示中の条件が削除される。「条件保存」ボタン100fをクリックすると、設定された条件が記憶部5bに保存される。
〔検体容器の種類によるグラフ表示条件の設定〕
次に、上述の表示条件のうち、「容器」(検体容器)の種類でグラフの表示条件を絞り込む場合について詳細に説明する。
図14は、容器マスタ表示画面を示す図である。サーバ管理装置5の記憶部には、検体容器についての各種情報(容器マスタデータ)が記憶されており、この容器マスタデータは、表示部5bに表示された容器マスタ表示画面105を介して確認、登録、更新等の管理が行われる。この容器マスタ表示画面105は、業務改善支援プログラムを起動した後、所定の操作を行うことによって表示部5bに表示させることができる。
容器マスタ表示画面105には、検体容器の「コード」、「名称」、「略称」、「容量」等の各種情報を互いに対応させた状態で表形式で表示する容器情報表示領域(容器情報入力領域)105aが設けられている。また、容器マスタ表示画面105の下部には、「再表示」、「追加」、「削除」、「登録」等の操作ボタンを有する操作ボタン表示領域105bが設けられている。この操作ボタン表示領域105bの各ボタンは、キーボードのファンクションキーに割り当てられている。
容器マスタデータに新たな検体容器の情報を追加するには、操作ボタン表示部105bの「追加」ボタン105dをクリック(選択)する。これにより、容器情報表示領域105aに表示されている表の最下部に「コード」、「名称」、「略称」等の各種情報を直接入力することができる。そして、情報を入力した後、「登録」ボタン105fをクリックすることによって入力した内容を容器マスタデータに反映させることができる。
容器マスタデータから検体容器の情報を削除するには、容器情報表示領域105aのなかから削除したい検体容器の情報を選択した状態で、「削除」ボタン105eをクリックする。そうすると、「○○:△△(容器コード:容器名称)を削除してよろしいですか?」(はい/いいえ)というメッセージボックス(図示略)が表示され、「はい」を選択することで検体容器の情報を削除することができる。
操作ボタン表示領域105bの「再表示」ボタン105cをクリックすると、検体容器の情報の追加や削除等の変更が反映された状態で容器情報表示領域105aを再表示することができる。また、「印刷」ボタン105gをクリックすると、容器マスタデータの内容を印刷することができる。また、「CSV出力」ボタン105hをクリックすると、容器マスタデータの内容をCSVフォーマットのデータファイルとして出力することができ、「CSV取込」ボタン105jをクリックすると、CSVフォーマットのデータファイルを取り込むことができる。
図6に示されるように、表示条件設定画面100における「容器」の項目には、コード入力欄100a1,100a3と略称表示欄100a2,100a4とが設けられている。そして、コード入力欄100a1,100a3に検体容器のコードを入力することで、検体容器の種類で絞り込んだグラフG1〜G3を表示することができる。また、略称表示欄100a2,100a4には、コード入力欄に入力されたコードに対応する略称が、容器マスタデータから読み出されて表示される。
ユーザが検体容器のコードを知らない場合には、コード入力欄100a1,100a3をダブルクリックすることによって、図15に示されるような「採取管情報マスタ コード検索」画面(容器種類選択領域)106を表示することができる。この画面106には、容器マスタデータに登録されている全てのコードと略称とが対応付けられた状態で表示される。ユーザは、この画面106から所望のコードを選択して、下部の「終了」ボタン106aをクリックすることで、図6のコード入力欄100a1,100a3に検体容器のコードを入力することができる。
なお、図6のコード入力欄100a1,100a3は、容器マスタデータに登録されている複数の検体容器をコードの範囲で指定することができる。具体的には、2つのコード入力欄100a1,100a3のうち左側のコード入力欄100a1に当該範囲の最初のコードを入力し、右側のコード入力欄100b1に当該範囲の最後のコードを入力することで、2つのコードの間に含まれる複数の検体容器を指定することができる。このように複数の種類の検体容器の指定を可能にすることで、グラフの表示条件設定の自由度を高めることができる。
図16及び図17は、検体容器の種類で絞り込んだ状態の第1グラフG1を表示するグラフ表示画面101を示している。図16に示される第1グラフG1は、グラフ作成条件表示領域101kに表示されているように、検体容器の種類として「茶プレ」を指定したものである。この「茶プレ」という記載は検体容器の略称であり、図14に示されるように、コードが「001」、容器マスタデータに登録されている名称が「茶プレイン生化学・免疫検査」の検体容器を示す。
図17に示される第1グラフG1は、検体容器の種類として「毛細管ベビ」を指定したものである。この「毛細管ベビ」も検体容器の略称であり、図14に示されるように、コードが「002」、容器マスタデータに登録されている名称が「毛細管ベビープレイン免疫検査」の検体容器を示す。
図14に示されるように、「茶プレ」と、「毛細管ベビ」とは、異なる検体容器ではあるが、同一の検査項目に使用される場合がある。具体的に、「茶プレ」は、容量が6.0mlであるのに対して、「毛細管ベビ」は、容量が0.15ml(150μl)であり、両者は検体の採取容量が異なっている。しかしながら、いずれも免疫検査に使用されるものである。
また、「毛細管ベビ」は、主として新生児から少量の採血を行う場合に用いられ、「茶プレ」は、一般患者から採血する場合に用いられる。一般患者は、通常、採血室で採血されるが、新生児は、採血室とは異なる新生児室等で採血されるので、「茶プレ」と「毛細管ベビ」とでは、採血に到るまでの手順や、採血後、分析装置の設置場所に検体容器を搬送する際のルート等が異なる。そのため、検査関連業務における採取時間(患者到着時刻から検体到着時刻まで)も当然に異なってくる。
図16に示される第1グラフG1(「茶プレ」で絞り込んだグラフ)と、図17に示される第1グラフG1(「毛細管ベビ」で絞り込んだグラフ)とを比較すると、「採取時間」が大きく異なっており、「茶プレ」に比べて「毛細管ベビ」の方が多くの所要時間を要していることがわかる。したがって、「毛細管ベビ」を使用するときの「採取時間」を削減するような業務改善処置を行えば、より効果的に作業の効率化を図ることができるといえる。
以上のように、検体容器の種類をグラフの表示条件として設定することにより、同じ検査項目について行われる検査関連業務であっても異なる過程を経て実施される工程について、その所要時間を区別して的確に把握することが可能となっている。
また、図16及び図17のグラフには、選択した検体容器の数(検体数)も併せて表示されるので、各工程の所要時間を検体容器の数と対応させて把握することができる。そのため、どの種類の検体容器をどれだけの数用意しておく必要があるか等を知ることができる。
なお、図18には、検体容器の種類として「茶プレ」と「毛細管ベビ」との両方を選択した場合の第1グラフG1を示す。この第1グラフG1を表示するには、表示条件設定画面100の「容器」の項目において、左側のコード入力欄100a1に「001」(茶プレ)を入力し、右側のコード入力欄100a3に「002」(毛細管ベビ)を入力すればよい。この場合の「採取時間」は、「茶プレ」の所要時間と「毛細管ベビ」の所要時間との平均となる。
また、検体容器の種類をグラフの表示条件として設定することにより、臨床検査関連業務の状況をより的確に把握し、検査室における業務改善処置を行うことが可能となる例を以下に述べる。
検査室においては、一つの検体容器が複数の分析装置間で順次搬送され、それぞれの分析装置において検体容器から検体が吸引され、異なる種類の分析が行われる。このとき、検体の種類や分析装置によって使用すべき検体容器の種類も異なるため、一つの容器に入った検体に対する一連の分析が終了するまでに検査室内で移動する経路は検体容器の種類によって異なる。従って、臨床検査業務の状況、とりわけ検査室内における検体容器の移動状況を把握するために、検体容器の種類をグラフの表示条件として設定することは非常に有用である。
また、検査室において、特定の種類の検体容器が分析装置Aに搬送され分析された後、分析装置Bに搬送され同容器内に残った検体に対し分析を行う業務がなされているとする。ここで、前記特定の種類の検体容器をグラフの表示条件として指定した結果、当該種類の検体容器について検査室への検体到着から全ての分析が終了するまでにかかる時間が予想以上に長いことが判明することがある。調査の末に分析装置Aでの分析を待つ検体容器が滞留し、分析装置Bへなかなか検体容器が搬送されない状況であることが判明した場合には、分析装置Aの前段に検体分注装置を設け、検体容器内の検体を2つの検体容器に小分けし、それぞれを分析装置A及び分析装置Bに搬送し並行して分析を行うようにすれば検査の効率が向上することが考えられる。このように、検体容器の種類をグラフの表示条件として設定することで検査室内における検体容器の移動状況に問題があることを発見でき、それにより臨床検査関連業務の改善を行うことが可能である。
〔グラフの表示処理手順〕
次に、サーバ管理装置5において業務状況管理プログラムを実行し、上述のようなグラフG1〜G3を表示させるための処理を図10のフローチャートを参照して説明する。
図10のステップS101において、サーバ管理装置5のCPU501aは、業務状況管理プログラムが実行され、検査関連業務の所要時間表示画面(TAT画面)の表示指示がなされたか否かを判断する。CPU501aは、表示指示がなされたと判断した場合には、ステップS102に処理を進め、表示部5bに、まず図6に示される表示条件設定画面100を表示させる。ユーザは、この表示条件設定画面100において、上述したような表示条件の設定を行うことができる。
次いで、ステップS103において、CPU501aは、表示条件設定画面100における「グラフ表示」ボタン100eが選択されたか否かを判断する。CPU501aは、「グラフ表示」ボタン100eが選択されたと判断した場合には、ステップS104においてグラフ表示処理を行う。また、CPU501aは、「グラフ表示」ボタン100eが選択されなかったと判断した場合には、ステップS106に処理を進める。
ステップS104において、グラフ表示処理が行われると、CPU501aは、グラフ表示画面101(図3参照)における「戻る」ボタン101gが選択されたか否かを判断する。CPU501aは、「戻る」ボタン101gが選択されたと判断した場合には、ステップS102に処理を戻し、再び表示条件設定画面100を表示部5bに表示させる。「戻る」ボタン101gが選択されなかったと判断した場合には、ステップS112に処理を進める。
ステップS106において、CPU501aは、表示条件設定画面100における「情報クリア」ボタン100cが選択されたか否かを判断し、選択されたと判断した場合には、処理をステップS107に進め、表示条件を初期状態に戻す処理を行った後にステップS112に処理を進める。CPU501aは、「情報クリア」ボタン100cが選択されなかったと判断した場合には、処理をステップS108に進める。
ステップS108において、CPU501aは、表示条件設定画面100における「条件削除」ボタン100dが選択されたか否かを判断し、選択されたと判断した場合には、処理をステップS109に進め、選択されなかったと判断した場合には、処理をステップS110に進める。
ステップS109において、CPU501aは、表示条件設定画面100においてなされた表示条件の設定を削除し、処理をステップS112に進める。
ステップS110において、CPU501aは、表示条件設定画面100における「条件保存」ボタン100fが選択されたか否かを判断し、選択されたと判断した場合には、処理をステップS111に進め、選択されなかった判断した場合には、処理をステップS112に進める。
ステップS111において、CPU501aは、表示条件設定画面100においてなされた条件をハードディスク501dに保存し、処理をステップS112に進める。
ステップS112において、CPU501aは、TAT画面の終了指示がなされたか否かを判断し、終了指示がなされたと判断した場合には、TAT画面を閉じて処理を終了し、終了指示がなされなかったと判断した場合には、処理をステップS102に戻す。
次に、ステップS104におけるグラフ表示処理についてより詳細に説明する。
図11は、グラフ表示処理の手順を示すフローチャートである。
図11のステップS201において、CPU501aは、表示条件設定画面100においてなされた表示条件設定に基づき、図9に示されるデータテーブルを検索する。
次いで、ステップS202において、時間帯毎に各工程の総和を求め、一検体あたり又は一依頼あたりの平均作業時間を算出する。
次いで、ステップS203において、業務の全工程を積み上げた棒グラフ(第1グラフ)G1をグラフ表示領域101bに表示したグラフ表示画面101(図3参照)を表示部5bに表示させる。
次いで、ステップS204において、CPU501aは、第1グラフG1において、一又は複数の工程が指定されたか否かを判断する。この指定は、上述したように第1グラフG1における棒グラフ中の1又は複数の工程を左クリックすることによって行われる。CPU501aは、一又は複数の工程が指定されたと判断した場合には、ステップS205において、指定された工程のみを抜き出して第2又は第3のグラフG2,G3をグラフ表示画面101に表示させ、ステップS212に処理を進める。また、CPU501aは、一又は複数の工程が指定されなかったと判断した場合には、処理をステップS206に進める。
ステップS206において、CPU501aは、グラフ表示画面101上で右クリックされたか否かを判断する。右クリックされたと判断した場合、処理をステップS207に進め、右クリックされなかったと判断した場合には、処理をリターンする。
ステップS207において、CPU501aは、図13に示される右クリックメニュー104を表示部5bに表示し、ステップS208において、グループ1〜4の選択がなされたか否かを判断する。CPU501aは、グループ1〜4の選択がなされたと判断した場合には、ステップS209において、図12に示されるグループ設定画面103で指定された工程のみを抜き出した第2又は第3のグラフG2,G3をグラフ表示画面101に表示させ、グループ1〜4の選択がなされなかったと判断した場合には、処理をステップS210に進める。
ステップS210において、CPU501aは、右クリックメニュー104からグループ設定が選択されたか否かを判断し、グループ設定が選択されたと判断した場合には、ステップS211においてグループ設定画面103を表示し、設定処理後にステップS204に処理を戻す。CPU501aは、グループ設定が選択されなかったと判断した場合には、処理をリターンする。
ステップS212において、CPU501aは、第2グラフG2又は第3グラフG3が表示されている状態で、グラフ表示画面101の「戻る」ボタン101g(図4、図5参照)が選択されたか否かを判断する。CPU501aは、「戻る」ボタン101gが選択されたと判断した場合には、処理をステップS203に戻し、再度、全工程を積み上げた棒グラフ(第1グラフ)G1を表示させ、「戻る」ボタン101gが選択されなかったと判断した場合には、処理をリターンする。
以上詳述したように、本実施の形態では、特定の検体容器の種類で絞り込んだ状態で検査関連業務の各工程の所要時間をグラフに表示することができるので、検体容器の種類毎に異なる過程を経て実施される工程(上述の例では「茶プレ」と「毛細管ベビ」を使用した場合の「採取時間」)を区別して、それらの所要時間を適切に把握することができる。したがって、検査関連業務の状況についてより的確に把握することができ、業務改善処置を適切に行うことが可能となる。また、検査関連業務の各工程の所要時間を、検体容器の数(検体数)とともに表示しているので、検査関連業務における各工程の所要時間と検体容器の数との関係を容易に把握することができる。また、各工程の所要時間が時間帯毎(又は、日毎、曜日毎)に表示されるため、どの時間帯にどの程度の作業時間を要しているのかを容易に把握することができる。そのため、ある時間帯で多くの作業時間を要している工程に対して、その作業時間を削減するような業務改善処置を適切に行うことが可能となる。
また、第1グラフG1の表示から、直接、特定の工程を指定して第2又は第3グラフG2,G3を表示させることができるので、ユーザの操作性を高めることができる。また、第1グラフG1に表示された1つの時間帯における棒グラフから特定の工程を指定すれば、全ての時間帯についての当該工程の第2又は第3グラフG2,G3を表示させることができるので、ユーザの操作性をより高めることができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において適宜変更することが可能である。
例えば、グラフの表示条件を設定する際の検体容器の種類を選択するための画面は、図15に示すものの他、図20に示すようなチェックボックス形式とすることができる。この場合、マウス等によって所望の検体容器のチェックボックスに対してチェックを入れ、終了ボタンをクリックすることによって選択すればよい。
また、臨床検査関連業務の特定の工程の平均作業時間が棒グラフによって表示されているが、図19に示されるように、表形式によって表示されていてもよい。
また、上記実施の形態では、一検体あたり又は一依頼あたりの平均作業時間を時間帯毎(又は、日毎、曜日毎)にグラフで表示しているが、平均作業時間の算出に用いられた作業時間の累計時間や、各時間帯における中央値等を時間帯毎に表示してもよい。また、サーバ管理装置5のハードディスク501dには各工程の実施時刻が記憶されているが、この実施時刻から算出した平均作業時間が記憶されていてもよい。
また、上記実施の形態では、各工程の平均作業時間を時間帯毎(又は、日毎、曜日毎)に棒グラフで表示しているが、各工程の平均作業時間の推移が分かる表示であればよい。例えば、各工程の平均作業時間の時系列変化を示す折れ線グラフを表示してもよい。
また、臨床検査関連業務の各作業の実施時刻は、ホストコンピュータ9やクライアント管理装置4から送信されたものをサーバ管理装置5が受信して記憶する形態に限定されず、直接、ユーザがキーボード等の入力デバイス5cを用いて入力する形態としても良い。
上記実施の形態では、業務状況管理プログラムがサーバ管理装置5にインストールされ、このサーバ管理装置5の表示部5bに臨床検査関連業務における各工程の所要時間についてのグラフを表示しているが、クライアント管理装置4にも同様の業務状況管理プログラムをインストールし、その表示部に当該グラフを表示してもよい。この場合、クライアント管理装置4は、サーバ管理装置5からデータテーブルに記録された各工程の実施時刻等を受信し、各工程の平均作業時間を算出する構成とすることができる。
また、上記実施の形態では、サーバ管理装置5は、各作業(工程)の開始時刻を受信すると、データテーブル(図9参照)に各工程の開始時刻を記憶しておき、グラフの表示指示を受け付けたときに、それら開始時刻に基づいて各工程の実施に要した時間を算出してグラフを表示しているが、本発明はこれに限らない。例えば、サーバ管理装置5が各工程の開始時刻を受信すると、それらに基づいて予め各工程の実施に要した時間を算出し、その算出した時間をデータテーブルに格納しておき、グラフの表示指示を受け付けたときに、上記算出した時間に基づいてグラフを表示してもよい。
1 検査情報システム
3 分析装置
4 クライアント管理装置
5 サーバ管理装置
5a 制御部
5b 表示部
5c 入力デバイス
501d ハードディスク
G1 第1グラフ
G2 第2グラフ
G3 第3グラフ

Claims (9)

  1. 臨床検査関連業務における複数の工程のそれぞれの所要時間を算出するために用いる第1時間情報と、該臨床検査関連業務で使用される検体容器の種類とを対応付けて記憶する記憶部と
    記検体容器の種類を指定する操作部と、
    前記操作部により指定された種類の検体容器に対応する、前記記憶部に記憶された前記第1時間情報に基づき、前記複数の工程うちの少なくとも1つの工程の所要時間である第2時間情報を算出する制御部と、
    前記操作部により指定された検体容器の種類を示す容器情報と、前記第2時間情報とを共に表示する表示部と、
    を備える臨床検査情報システム。
  2. 前記記憶部は、臨床検査関連業務における各工程の実施開始時刻及び実施終了時刻を前記第1時間情報として記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された実施開始時刻及び実施終了時刻に基づいて前記第2時間情報としての所要時間を算出する、請求項1記載の臨床検査情報システム。
  3. 前記制御部は、前記第2時間情報とともに、前記操作部によって指定された種類の検体容器の数を前記表示部に表示させる、請求項1又は2に記載の臨床検査情報システム。
  4. 前記制御部は、臨床検査関連業務における各工程の前記第2時間情報を、該工程が実施された期間区分とともに前記表示部に表示させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の臨床検査情報システム。
  5. 前記制御部は、前記操作部により複数の種類の検体容器が指定されると、指定された複数の種類の検体容器に対応した臨床検査関連業務における各工程の前記第2時間情報を表示部に表示させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の臨床検査情報システム。
  6. 前記制御部は、前記操作部による検体容器の種類の選択を可能とする容器種類選択領域を前記表示部に表示させる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の臨床検査情報システム。
  7. 前記制御部は、前記操作部により検体容器の種類を示す容器情報を入力することが可能な容器情報入力領域を前記表示部に表示させ、前記操作部によって前記容器情報入力領域に入力された前記容器情報を前記記憶部に記憶させる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の臨床検査情報システム。
  8. 前記容器情報は、検体容器の略称を含む、請求項に記載の臨床検査情報システム。
  9. 操作部及び表示部が接続されたコンピュータを、
    臨床検査関連業務における複数の工程のそれぞれの所要時間を算出するために用いる第1時間情報と、該臨床検査関連業務で使用される検体容器の種類とを対応付けて記憶する記憶手段、
    前記操作部による検体容器の種類の指定を受け付ける指定受付手段、及び、
    前記操作部により指定された種類の検体容器に対応する、前記記憶手段に記憶された前記第1時間情報に基づき、前記複数の工程のうちの少なくとも1つの工程の所要時間である第2時間情報を算出し、前記操作部により指定された検体容器の種類を示す容器情報と、前記第2時間情報とを、共に前記表示部に表示させる制御手段、として機能させるためのコンピュータプログラム。
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