JPH06138129A - マイクロプレートリーダー - Google Patents

マイクロプレートリーダー

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JPH06138129A
JPH06138129A JP29310092A JP29310092A JPH06138129A JP H06138129 A JPH06138129 A JP H06138129A JP 29310092 A JP29310092 A JP 29310092A JP 29310092 A JP29310092 A JP 29310092A JP H06138129 A JPH06138129 A JP H06138129A
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absorbance
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reagent
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Haruki Oishi
晴樹 大石
Hiroyasu Kurihara
啓泰 栗原
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Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
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Wako Pure Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の種類の試薬キットに対応できるマイク
ロプレートリーダーを提供する。 【構成】 本発明は、検査の対象となる物質を含む試
料、例えば血液を試薬で処理してなる被検試料及び要す
ればこの被検試料の光学的特性を測定する際に併用され
る比較試料をそれぞれ保持するマイクロプレート、各試
料の光学的特性を測定する装置、測定された光学的特性
より臨床的データ、例えば陰/陽性判定、を形成するコ
ンピュータシステムからなるマイクロプレートリーダー
において、種々の試薬キットに対応した処理手順を後か
ら入力する装置及びそれを保存するメモリが更に備えら
れていることを特徴とするマイクロプレートリーダーの
発明である。これにより、あらゆる試薬キットを用いた
検査を1つの装置によって完全に自動的に行えることと
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生化学的試薬、免疫学
的試薬、細菌学的試薬による臨床検査の分野で、被検物
質と試薬との反応の観測を光吸収、光散乱、蛍光、発光
等によって行なう分析装置、とりわけ、測定にマイクロ
プレートを用いるマイクロプレートリーダーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】生化学検査、免疫学検査、細菌学検査で
は、マイクロプレートが反応セル・測定セルとして広く
使用されており、多くの反応試薬が準備され、光吸収、
光散乱、蛍光、発光等の観測によって様々な項目が測定
されている。これらのマイクロプレート上での反応の観
測には一般にマイクロプレートリーダーが用いられてお
り、最近では測定値を演算し試料の被検物質の陰性/陽
性の判定及び/或いは定量を行なう機能を有するものが
主流となっている。該装置における演算の種類として
は、陰性/陽性の判定には例えばカットオフ値、カット
オフインデックス値、パーセントインヒビション値など
があり、また定量には例えば多項式、Log−Logi
t、4−パラメータLogistic、折れ線などによ
る検量線演算がある。また、判定の対象となる被検物質
としては例えば、HBs抗原/抗体、HCV抗原/抗
体、HIV抗原/抗体、IgE、IgG、IgA、など
多数があり、定量の対象となる被検物質には例えば、免
疫複合体、抗HBs抗体、IgE、AFP、ヘモグロビ
ン、抗風疹ウィルス抗体など多数がある。尚、各々の判
定若しくは定量のために用いられる試薬は、多くの異な
る試薬製造業者から供給されており、各試薬を用いた測
定に於ける測定条件や測定の有効性を判断するための方
法等は各試薬製造業者毎に(場合によっては各試薬毎
に)異なっているのが普通である。
【0003】例えば、A社のHCV抗体用キットは試薬
(HCV抗体を処理するもの)と比較試薬(試薬で処理
したときに基準となる光学特性を有するもの、例えば陰
性コントロール)からなる(なお、説明の都合上この明
細書ではキットの内容を単純化した。実際には洗浄液、
希釈液等も試薬として含まれている。)。
【0004】オペレータは所定の方法に従い試料(血
液、血清、尿等)を試薬で処理して被検試料を調製す
る。そして、その吸光度を周知のリーダーを用いて測定
する。
【0005】その測定手順をより具体的に示せば以下の
如くになる。即ち、先ず3本の試薬で処理した陰性コン
トロール(HCV抗体陰性ヒト血清)の吸光度を測定
し、その平均値CAV(3)を求める。更に、該平均値C
AV(3)に所定の定数K1 を加え、カットオフ値(しき
い値)CTHを求める。
【0006】そして、被検試料の吸光度CO とカットオ
フ値CTHとを比較する。ここで、吸光度CO がカットオ
フ値CTHより小さいとき、検査対象である血清(試料)
は陰性であると判定される。
【0007】かかる判定に先立ち或いは並行して、測定
の有効性が判断される。A社のキットでは3本の試薬で
処理した陰性コントロール(比較試料)の吸光度が全て
所定の範囲にあるかどうかを確認し、1つでも外れた場
合は上記測定を無効であるとする。
【0008】また、B社のHCV抗体用キットでは、A
社のものと同様に3本の試薬で処理した陰性コントロー
ルの平均吸光度C′AV(3)を求める。そして所定の定
数K 2 をその平均吸光度C′AV(3)へ加えることでそ
のカットオフ値C′THを求める。
【0009】B社のキットでは測定の有効性の判断を以
下の様に行う。即ち、3本の該陰性コントロールの各吸
光度が予め定められている第1の範囲にあるか否かを確
認する。それと同時に、各吸光度が平均値C′AV(3)
の0.5〜1.5倍の範囲にあるか否かを確認する。2
本の該陰性コントロールの吸光度がいずれかの範囲を外
れたときには、測定を無効であるとする。1つの吸光度
のみがいずれかの範囲を外れたときには、両範囲にその
吸光度が入っている2本の該陰性コントロールの平均吸
光度C′AV(2)を計算する。そして、この新たな平均
吸光度C′AV(2)に基づきカットオフ値C′THを更新
する。即ち、新たなカットオフ値はC′ TH=C′
AV(2)+K2 となる。
【0010】HCV抗体測定時その他に於ける測定の有
効性判断の方法をより詳細に述べれば、例えば以下の如
くである。
【0011】HCV抗体測定試薬(オーソ・ダイアグノ
スティック・システムズ社)では、測定された3本の試
薬で処理した陰性コントロールの各々の吸光度が−0.
005以上かつ0.150以下であることを確認し、も
し3本の該陰性コントロールのうち1本の吸光度が上記
範囲から外れる場合は、残りの2本の該陰性コントロー
ルの吸光度に基づき該陰性コントロールの平均吸光度を
計算する。3本の該陰性コントロールのうち2本の吸光
度が上記範囲から外れる場合は、テストは無効とする。
さらに、2本の試薬で処理した陽性コントロールのそれ
ぞれの吸光度が0.600以上であることを確認し、2
本の該陽性コントロールの吸光度の平均をとり、2本の
該陽性コントロールの吸光度が該陽性コントロールの平
均吸光度の0.5〜1.5倍の範囲にあることを確認
し、1本がこの範囲をこえる場合は、テストを無効とす
る。
【0012】HCV抗体測定試薬(栄研化学(株))で
は、測定された3本の試薬で処理した陰性コントロール
の各々の吸光度が−0.050以上かつ0.150以下
であり、平均値の0.5〜1.5倍の範囲にあることを
確認し、もし3本の該陰性コントロールのうち1本の吸
光度が上記範囲から外れる場合は、残りの2本の該陰性
コントロールの吸光度に基づき該陰性コントロールの平
均吸光度を計算する。3本の該陰性コントロールのうち
2本の吸光度が上記範囲から外れる場合は、テストは無
効とする。また、3本の試薬で処理した陽性コントロー
ルのそれぞれの吸光度が0.600以上かつ1.999
以下であり、平均値の0.5〜1.5倍の範囲に入るこ
とを確認し、もし3本の該陽性コントロールのうち1本
の吸光度が上記範囲から外れる場合は、残りの2本の該
陽性コントロールの吸光度に基づき該陽性コントロール
の平均吸光度を計算する。3本の該陽性コントロールの
うち2本の吸光度が上記範囲から外れる場合は、テスト
は無効とする。さらに、上記手段によって得た該陽性コ
ントロールの平均値と該陰性コントロールの平均値との
差を求め、この差が0.500未満であるときはテスト
を無効とする。
【0013】単純ヘルペスウィルスIgG型抗体測定試
薬(デンカ生研(株))では、ヘルペス抗原ウェルの吸
光度から対応する対照抗原ウェルの吸光度を差し引き吸
光度差を求め、試薬で処理した陽性コントロールについ
ては3本の平均をとる。試薬で処理した陰性コントロー
ルの吸光度差が0.1以下、該陽性コントロールの吸光
度差が0.7以上あることを確認し、これらの条件を満
たさないときテストを無効とする。風疹IgM抗体測定
試薬(旭メディカル(株))では風疹抗原ウェルの吸光
度から対応する対照抗原ウェルの吸光度を差し引き吸光
度差を求め、陰性、弱陽性、強陽性コントロールを用い
て検量線を作成する。検量線の相関係数γ2が0.95
以上であり、さらに、試薬で処理したリファレンスコン
トロールの吸光度差を検量線式に代入し得られた演算値
がバイアルに記載された表示範囲内に入っていることを
確認し、これらの条件を満たしていないときテストを無
効とする。
【0014】以上述べた如く、マイクロプレートリーダ
ー用の各種試薬の測定条件や測定の有効性を判断する方
法は異なっているものが多い。
【0015】例えば、前述したA社のキットを使うため
に、血液を試薬で処理してなる被検試料と3本の該陰性
コントロールとを保持するプレート、両者の吸光度を測
定する装置、演算装置及びディスプレイを具備している
専用の自動判定装置が提供されているが(ここで演算装
置は被検試料の吸光度CO とカットオフ値CTHとを比較
して陰/陽性判定を行う専用の処理手順及び該測定の有
効性を判断する専用の処理手順を実行する。これらの処
理手順は予め装置のメモリに保存されている。定数K1
も予めメモリに保存されている。)、該自動判定装置を
前記B社のキットに用いることはできない。即ち、既述
の如く、A社のキットとB社のキットとでは最終的に測
定データを得るまでの処理手順が、特に測定の有効性を
判断する処理手順が、大きく異なるからである(前述の
実際のキットの例を参照されたい)。
【0016】尚、測定の有効性の判断をマニュアルで行
えば、上記の例では、陰/陽性の判定は類似の処理手
順、即ち、該陰性コントロールの各吸光度からカットオ
フ値を演算し、被検試料の吸光度と比較するという処理
手順となるので、従来より、各キットを実行する際に個
有のパラメータ(K1 ,K2 等)を入力する等により2
種以上の試薬キットにつき、有効性のチェックを除き、
自動化した装置は知られている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記したごとく、測定
の有効性の判断には、実際の検査においては1つの試薬
キットにつき複数の条件の検討が要求されるので、検査
で用いるキットの種類が増せば検討すべき条件の数が膨
大となる。従って、各種キットを用いて目的の測定を迅
速かつ正確に行うには熟練が要求されていた。
【0018】また、各試薬キット毎に専用の自動測定器
を準備すると、コスト及び設置スペースが嵩んでしまう
という問題があった。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するためになされたものであり、試薬で処理された被
検物質を含む試料からなる被検試料を保持するウェル及
び必要に応じ比較試料用のウェルを備えるマイクロプレ
ートを保持する手段と、被検試料及び比較試料の光学的
特性を測定する手段と、光学的特性に基づき被検物質の
臨床的データを形成するのに必要な処理手順を入力する
入力手段と、入力された処理手順を保存する保存手段
と、処理手順に従って、得られた光学的特性よりデータ
を形成する演算装置と、該データを出力する手段を具備
してなるマイクロプレートリーダーである。 上記にお
いて、比較試料とは試薬で処理した比較試薬、空ウェル
等をいう。マイクロプレートを保持する手段は周知のも
のでよい。
【0020】
【作用】かかる構成のマイクロプレートリーダーによれ
ば、同一若しくは異なる複数の被検物質に対してそれぞ
れ異種の試薬キットを適用するとき、入力装置を用いて
各試薬キットに応じた、例えば測定手順、演算処理手
順、測定の有効性判断に必要な処理手順(有効性判断処
理手順)等の処理手順を入力し、それを保存装置に保存
する。測定すべき被検試料と比較試料とがマイクロプレ
ートにセットされたら、それらの光学的特性を測定す
る。演算装置は、被検試料に応じた処理手順を保存装置
から読み出し、測定の有効性の判断を含めて処理を実行
する。これにより、陰/陽性判定、被検物質の定量等の
臨床的データが得られることとなる。
【0021】上記において、処理手順、特に有効性判断
処理手順のプログラムは膨大になるので、メーカーサイ
ドで準備し、フロッピーディスク等一般的な記録媒体に
保存しておいて、それを入力装置から必要に応じて入力
することが望ましい。尚、必要に応じ、処理手順と同時
に、例えば測定波長、カットオフ値の決定のための定数
等の各種パラメータも入力することになろう。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 第1実施例 図1にこの実施例のマイクロプレートリーダー1の構成
を示した。このマイクロプレートリーダー1はコンピュ
ータシステム2、吸光度測定装置25及びマイクロプレ
ート27から構成される。各装置は必要に応じてデータ
を伝達可能なケーブルでつながれている。
【0023】コンピュータシステム2は演算装置3、メ
モリ群5〜15及び入出力装置群17〜23を備える。
各デバイスはバス及びインターフェースを介してつなが
れている。
【0024】メモリ5は装置を動作させるために必要な
プログラムを保存する。メモリ7はA社の試薬キットを
用いて目的の判定(或いは定量)を行なうのに必要な処
理手順及びそこで用いるパラメータK1 を保存する。吸
光度メモリ13は被検試料及び比較試料の吸光度を保存
する。キーボード17は条件設定、ファイル名の記入、
出力形式を指定すること等に必要なコマンドを入力する
ために用いられる。ディスクドライブ19、ディスプレ
イ21及びプリンタ23は汎用のものである。
【0025】従来のA社製キットの専用機はかかる構成
のコンピュータシステムを備えていた。
【0026】実施例のコンピュータシステムでは、更に
3つの異なる保存装置9,11及び15を備える。メモ
リ9はA社製のキットと異なるキット(例えばB社製の
キット)を用いる場合の処理手順を記憶するものであ
り、この処理手順はディスクドライブ19(磁気記録読
み取り、書込み装置)にセットされる図示しないフロッ
ピーディスクから読み取られる。従って、ディスクドラ
イブ19が新たな処理手順の入力装置となる。勿論、こ
の入力装置はこれに限定されるものではなく、処理手順
を保存する記憶媒体に応じて適宜選択されることは言う
までもない。新たな処理手順を実行するときに必要なパ
ラメータK2 も同時にディスクドライブ19から入力さ
れ、入力パラメータメモリ11へ保存される。メモリ9
及び11を図例上ではランダムアクセスメモリとした
が、それらをPROM(プログラマブル リード オン
リ メモリ)とすることもできる。また、ディスクドラ
イブを外部保存装置とし、必要に応じて処理手順を内部
保存装置(メモリ)に移すこともできる。尚、前述した
如く、処理手順、特に有効性判断処理手順のプログラム
は膨大になるので、メモリ9はその膨大なプログラムを
保存し得るだけの容量を有していなければならないこと
はいうまでもない。
【0027】処理特定メモリ15には異なる被検試料の
検査をするにあたり、キットの種類など検査されるもの
を特定するために必要な情報が保存される。
【0028】図2には、マイクロプレート27と吸光度
測定装置25の概略構成が示してある。
【0029】マイクロプレート27は透明な材料で形成
されており、複数のウェル29を備える。このウェル2
9に被検試料及び比較試料が注入、保持される。発光等
を測定する場合に使用するマイクロプレートは非透明な
材料で形成しておいてもよい。
【0030】吸光度測定装置25は発光部31と受光部
37からなる。発光部31は光源(ハロゲンランプなど
でよい)33と光ファイバ35から構成され、光ファイ
バ35はそれぞれウェル29に対向し、光源33からの
光をウェル29へ照射する。受光部37は受光素子3
9、アンプ41及びA/Dコンバータ43を備えてい
る。受光素子39は各ウェル29に対向して配置されて
おり、ウェル29を通過した光を受光し、電気信号に変
換する。この信号はアンプ41で増幅され、A/Dコン
バータ43でデジタル信号に変換され、コンピュータシ
ステム2の演算装置3へ送られる。演算装置3はその信
号、即ち光学的特性を演算し、各ウェルの吸光度をその
アドレスとともにメモリ13へ書き込む。光学的特性と
して吸光度を用いる場合には、通常、参照ウェルと対象
ウェルとの透過光量の比が演算されるが、参照ウェルを
用いずに対象ウェルの透過光量の経時的変化からその吸
光度を求めることもできる。これらによりウェル中の被
検試料及び比較試料の各吸光度が測定される。
【0031】オペレータは被検試料を調製したら、それ
を比較試料とともにマイクロプレートにセットする。
尚、それぞれ8連や12連のストリップウェル型マイク
ロプレートで測定を行ってもよい場合には、1つのマイ
クロプレートの中に複数のエリアを指定し、各エリア毎
に異なる種類の試薬キットで処理して得られた被検試料
をセットしてもよい。また、比較試料の光学的特性を別
途に測定しておいて、その結果をメモリ13へ保存した
り、演算パラメータとしてメモリ11に保存しておけ
ば、各被検試料ごとに改めて比較試料をマイクロプレー
トにセットする必要はない。 マイクロプレートあるい
はストリップウェル型マイクロプレート毎にいかなる試
薬キットが用いられたかを示す第1の識別子及び各試料
(血液、血清、尿等)を特定する第2の識別子を付する
ことが好ましい。識別子としては例えばバーコードなど
の周知のものが用いられる。
【0032】なお、用いた試薬キット及び試料の特定
は、識別子を用いずに、マニュアルで行うこともでき
る。また、使用した試薬キットの順番をマイクロプレー
トに対応させて決めておくか、あるいは、ストリップウ
ェル型マイクロプレートではマイクロプレートのアドレ
スと対応させて使用した試薬キットの順番を決めてお
き、それに応じて順次処理手順を読み出せるようにして
おけば、マイクロプレートの識別子は不要となる。検査
の順番はオペレータがキーボード17を用いて指定し、
それは処理特定メモリ15に保存される。
【0033】上記において、専用処理手順及びパラメー
タメモリ7は省略することができる。但し、その場合、
該メモリ7に保存されている情報はメモリ9及び11へ
書き込まなければならない。
【0034】次に、実施例の装置の動作を図3のフロー
チャートに従って説明する。メモリ7にはA社製の試薬
キットに対応する処理手順及びパラメータが保存されて
いるものとする。
【0035】ステップ1及び2において、オペレータは
検査に用いるB社製の試薬キットに対応する処理手順及
びパラメータが保存されているフロッピーディスクをデ
ィスクドライブ19にセットする。そして、ステップ3
において、マイクロプレートの識別子と試薬キットの種
類の対応をキーボードより特定し、処理特定メモリ15
に保存する。ステップ4では、識別子を認識し、メモリ
15の内容を参照してて被検試料、より具体的には被検
試料を調整するために用いた試薬キットを特定する。
尚、識別子を使用しない場合は、メモリ15の内容に従
って用いた試薬キットを特定する。
【0036】ステップ6では、メモリ15の内容から試
薬キットに対応する測定波長などの測定パラメータを特
定し、次いで調製された被検試料と比較試料が注入され
たマイクロプレートの各ウェルについての吸光度を、測
定装置25を用いて、特定した試薬キットに対応した周
知の方法(測定手順)で測定し、メモリ13に保存する
(ステップ7)。
【0037】ステップ9ではステップ4で特定した被検
試料に対応した処理手順及びパラメータをフロッピーデ
ィスクから読み出して、それぞれメモリ9及び11へ保
存する。なお、被検試料がA社製のキットを用いて調製
されたもののときには、該ステップは省略されることと
なる。
【0038】ステップ11〜19では特定された被検試
料に対応した処理手順がメモリ7若しくは9から読み出
され、実行される。これは演算装置3が行う。まず、ス
テップ11で測定の有効性が有効性判断処理手順に従っ
て判断される。例えば、A社製のキットでは3本の試薬
で処理した陰性コントロールの吸光度がそれぞれ所定の
範囲内にあるか否か比較される。全ての吸光度が該範囲
内にあれば有効と判断され、ステップ13へ進む。ステ
ップ13では演算処理手順に従って3本の該陰性コント
ロールの吸光度の平均値CAV(3)と所与のパラメータ
1 を加算してカットオフ値CTHを演算し、被検試料の
吸光度CO とCTHを比較する。CO <C THのときは陰
性、CO ≧CTHのときは陽性と判定され、判定結果はデ
ィスプレイ21及びプリンタ23へアウトプットされ
る。
【0039】ステップ11において有効性が否定された
場合には、ステップ17においてその旨をディスプレイ
21へ表示する。オペレータが再検査を指示したときに
はステップ4へ戻る(ステップ19)。
【0040】上記において、被検試料がB社製のキット
を用いて調製されているとステップ4で判断されたとき
は、ステップ9でメモリ9から処理手順が読み出され、
ステップ11において、3本の該陰性コントロールの吸
光度の平均値C′AV(3)が演算され、それと各該陰性
コントロールの吸光度が比較される。それとともに各該
陰性コントロールの吸光度が所定の範囲内にあるか否か
が判断される。また、ステップ13ではカットオフ値
C′THとして、既述のとおり、C′TH=C′AV(3)+
2 若しくはC′TH=C′AV(2)+K2 が用いられ
る。
【0041】このようにして、準備したマイクロプレー
トは全て自動的に検査される。
【0042】第2実施例 次にこの発明の第2実施例を図4及び5に従って説明す
る。各図において、図1及び図3と同一の部材若しくは
同一のステップには同一の番号を付して、その説明を省
略する。
【0043】この実施例では、A社製のキット及びB社
製のキットにそれぞれ対応する処理手順及びパラメータ
がメモリ7に保存されている。そして、演算装置はステ
ップ4で特定した被検試料に対応した処理手順をメモリ
7から読み出し、それに従って陰/陽性の判定を実行す
る。
【0044】第3実施例 次にこの発明の第3の実施例を図6及び図7に基づいて
説明する。各図において、図1及び図3と同一の部材若
しくは同一のステップには同一の番号を付して、その説
明を省略する。
【0045】図6において、メモリ67には測定演算処
理手順(測定手順と演算処理手順が組合わされたもの)
が保存されている。この測定演算処理手順は前の実施例
でいう処理手順のうち有効性判断処理手順を省いたも
の、即ち、A社及びB社のキットの例では、陰/陽性判
定をするための手順である。この手順は、カットオフ値
TH、C’THと測定値COとを比較するものであり、カ
ットオフ値の算出も類似している。よってこの実施例で
は、かかる測定演算処理手順を共通化した。なお、パラ
メータK1及びK2は指定する必要がある。
【0046】測定対象が同一若しくは同種の場合、試薬
キットが異なったとしても、この測定演算処理手順は共
通化できる場合が多い。この実施例はここに注目したも
のであり、従って、メモリ67には共通化できた複数の
測定演算処理手順を保存させることができる。尚、該測
定演算処理手順は必要に応じて例えば磁気ディスク、磁
気テープ等の外部保存装置から、メモリに移すこともで
きる。
【0047】メモリ69には、前の実施例と同様にし
て、有効性判断処理手順を入力装置を通して後から書き
込む。メモリ67に既に保存されている測定演算処理手
順を利用出来る限りにおいて、各種の試薬キット(それ
が全く新しいものであっても)に応じた有効性判断処理
手順をメモリ69へ書き込むことで、その試薬を用いた
測定を自動化できることとなる。
【0048】なお、この実施例においてはこの有効性判
断処理手順はフロッピィディスクに磁気データとして保
存される。この手順と同時に、測定演算処理手順を実行
するのに必要なパラメータをフロッピィディスクに保存
させておいて、該手順をディスクドライブ19から入力
すると同時にこのパラメータを入力することもできる。
更には、メモリ67に複数種類の測定演算処理手順が保
存されているときには、どの試薬キットに対応してどの
測定演算処理手順、有効性判断処理手順、どのパラメー
タ等を選択するかの処理の特定情報をメモリ15に入力
する。
【0049】この実施例の測定装置の動作は、図7に示
した如く、ステップ4で特定された被検試料に応じた有
効性判断処理手順がステップ79で読み出される。な
お、この有効性判断処理手順はステップ71においてメ
モリ69に書き込まれているか、あるいは、ステップ7
9において外部保存装置からメモリ69に移される。ス
テップ11では読み出された有効性判断処理手順に従っ
て測定の有効性が判断される。”有効”と判断されたと
きには、ステップ82で測定演算処理手順がメモリ67
から読み出され、ステップ13において陰/陽性の判定
及び表示がなされる。 尚、前述した如く、有効性判断
処理手順のプログラムは膨大になるので、メモリ69は
その膨大なプログラムを保存し得るだけの容量を有して
いなければならないことはいうまでもない。
【0050】この実施例では、測定演算処理手順と有効
性判断処理手順とが組合わされて目的の臨床的データが
形成される。尚、有効性判断処理手順は測定演算処理手
順のプログラムに包含されるサブプログラムとして組合
わされてもよいし、測定演算処理手順のプログラムとは
全く別の独立プログラムとしても何れにてもよい。
【0051】後者の場合、有効性判断処理手順は、例え
ば常駐型プログラム、又はマルチタスク、擬似マルチタ
スク若しくはシングルタスク環境における別プログラム
等でよい。従って、有効性判断処理手順は測定演算処理
手順に包含されるサブプログラムではなく全く独立して
開発・定義することができるので、装置を新たな試薬キ
ットに対応させるときには、新たな有効性判断処理手順
を実行ファイルとして提供し、測定演算処理手順には新
たな有効性判断処理手順名を単なるパラメータとして与
えるだけでよく測定演算処理手順は何ら変更する必要は
ない。
【0052】有効性判断処理手順の中には、測定演算処
理手順の結果若しくは該手順を実行する途中で得られる
データを用いるもの或いは逆の場合もある。これらの場
合、有効性判断処理手順と測定演算処理手順の間で当該
データを受け渡すために共通メモリ16が利用される。
尚、共通メモリ16の代わりに外部記憶装置又はバッフ
ァを用いることもできる。
【0053】以上の説明において、試薬キットは2種類
しか用いられていないが、3種以上についてもこの発明
が適用できることは明らかである。また、検査の対象も
陰/陽性の判定のみに限定されず、定量その他を行うこ
とができる。また、吸光度の代りに、光散乱、蛍光、発
光その他の光学的特性を測定することによりかかる検査
を実行することもできる。
【0054】請求項の記載は上記実施例に限定されな
い。
【0055】
【発明の効果】以上のように、これまでは多数の検査試
薬をカバーし被検試料の測定から測定の有効性判断及び
結果の出力までを自動化したマイクロプレートリーダー
は存在しなかったのに対し、本発明によれば、多数の測
定項目について被検試料の測定から測定の有効性判断お
よび結果の出力までを完全に自動化し、かつ製造者の異
なる多種の検査試薬による測定に対しても1台の装置で
対応できるマイクロプレートリーダーの提供が可能にな
る。これにより測定者は、測定の有効性判断の煩雑な手
順を人為的間違えなしに、かつ測定項目及び試薬製造者
の区別なく単一のマイクロプレートリーダーを用いて被
検試料の測定を実施できるようになるので、本発明は斯
業に貢献するところ大なる発明である。
【0056】上記の説明に加え、更に以下を開示する。 (1) 試薬で処理された被検物質を含む試料からなる
被検試料を保持するウェル及び必要に応じ比較試料用の
ウェルを備えるマイクロプレートを保持する手段と、前
記被検試料及び比較試料の光学的特性を測定する手段
と、 前記光学的特性に基づき前記被検物質の臨床的デ
ータを形成するのに必要な処理手順を入力する入力手段
と、入力された前記処理手順を保存する保存手段と、前
記処理手順に従って、得られた前記光学的特性より前記
データを形成する演算装置と、該データを出力する手段
と、を具備しているマイクロプレートリーダー。
【0057】(2) 2種以上の被検試料につきその測
定順序を設定する手段が更に具備され、前記保存手段は
2種以上の処理手順を保存可能であり、前記演算装置は
前記測定順序設定手段により設定された被検試料の測定
順序に基づき、前記保存手段から前記被検試料に対応す
る処理手順を順次読出し、前記データを形成する上記
(1)に記載のマイクロプレートリーダー。
【0058】(3) 被検試料の種類を特定する手段が
更に具備され、 前記保存手段は2種以上の処理手順を
保存可能であり、前記演算装置は前記特定手段により特
定された被検試料に対応する処理手順を前記保存手段か
ら読出し、前記データを形成する上記(1)に記載のマ
イクロプレートリーダー。
【0059】(4) 前記処理手順を実行するときに必
要なパラメータを入力する第2の入力手段と、該入力さ
れたパラメータを保存する第2の保存手段が更に具備さ
れている上記(1)〜(3)の何れかに記載のマイクロ
プレートリーダー。
【0060】(5) 所定の被検試料についての所定の
処理手順を予め保存する第3の保存手段が更に備えられ
ている上記(1)〜(4)の何れかに記載のマイクロプ
レートリーダー。
【0061】(6) 複数種類の被検試料の検査をする
ためのマイクロプレートリーダーであって、被検試料及
び必要に応じ比較試料を保持する手段と、前記被検試料
及び比較試料の光学的特性を測定する手段と、 前記光
学的特性に基づき前記被検物質の臨床的データを形成す
るのに必要な処理手順を入力する入力手段と、入力され
た前記処理手順を保存する保存手段(この保存手段は被
検試料に応じて複数の処理手順を保存可能である)と、
前記保持手段の保持する被検試料の種類を特定する手段
と、 前記特定手段により特定された被検試料に対応す
る処理手順を前記保存手段から読出し、該処理手順に従
って得られた前記光学的特性より前記臨床的データを形
成する手段と、該データを出力する手段と、から構成さ
れるマイクロプレートリーダー。
【0062】(7) 複数種類の被検試料の検査をする
ためのマイクロプレートリーダーであって、被検試料及
び必要に応じ比較試料を保持する手段と、前記被検試料
及び比較試料の光学的特性を測定する手段と、 前記光
学的特性に基づき前記被検物質の臨床的データを形成す
るのに必要な処理手順を保存する手段(この保存手段に
は前記被検試料の種類に応じてそれぞれ処理手順が保存
されている)と、前記保持手段の保持する被検試料の種
類を特定する手段と、 前記特定手段により特定された
被検試料に対応する処理手順を前記保存手段から読出
し、該処理手順に従って得られた前記光学的特性より前
記臨床的データを形成する手段と、該データを出力する
手段と、から構成されるマイクロプレートリーダー。
【0063】(8) 試薬で処理された被検物質を含む
試料からなる被検試料を保持するウェル及び必要に応じ
比較試料用のウェルを備えるマイクロプレートを保持す
る手段と、前記被検試料及び比較試料の光学的特性を測
定する手段と、 前記光学的特性に基づき前記被検物質
の臨床的データを形成するのに必要な測定演算処理手順
を保存する保存手段と、前記光学的特性に基づき前記測
定の有効性を判断する有効性判断処理手順を入力する手
段と。入力された前記有効性判断処理手順を保存する保
存手段と、 前記測定演算処理手順に従って、得られた
前記光学的特性より前記データを形成する手段と、前記
有効性判断処理手順に従って、得られた前記光学的特性
より前記測定の有効性を判断する手段と、前記データを
出力する手段と、を具備しているマイクロプレートリー
ダー。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例のマイクロプレートリー
ダーの構成図。
【図2】マイクロプレート及び吸光度測定装置の構成説
明図。
【図3】第1実施例のマイクロプレートリーダーの動作
を説明するフローチャート。
【図4】この発明の第2実施例のマイクロプレートリー
ダーの構成図。
【図5】第2実施例の動作を説明するフローチャート。
【図6】この発明の第3実施例のマイクロプレートリー
ダーの構成図。
【図7】第3実施例の動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 マイクロプレートリーダー 3 演算装置 5,7,9,11,13,15,16,67,69 メ
モリ 17,19 入力手段 21,23 出力手段 25 光学的特性測定装置 27 マイクロプレート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】生化学検査、免疫学検査、細菌学検査で
は、マイクロプレートが反応セル・測定セルとして広く
使用されており、多くの反応試薬が準備され、光吸収、
光散乱、蛍光、発光等の観測によって様々な項目が測定
されている。これらのマイクロプレート上での反応の観
測には一般にマイクロプレートリーダーが用いられてお
り、最近では測定値を演算し試料中の被検物質の陰性/
陽性の判定及び/或いは定量を行なう機能を有するもの
が主流となっている。該装置における演算の種類として
は、陰性/陽性の判定には例えばカットオフ値、カット
オフインデックス値、パーセントインヒビション値など
があり、また定量には例えば多項式、Log−Logi
t、4−パラメータLogistic、折れ線などによ
る検量線演算がある。また、判定の対象となる被検物質
としては例えば、HBs抗原/抗体、HCV抗原/抗
体、HIV抗原/抗体、IgE、IgG、IgA、など
多数があり、定量の対象となる被検物質には例えば、免
疫複合体、抗HBs抗体、IgE、AFP、ヘモグロビ
ン、抗風疹ウィルス抗体など多数がある。尚、各々の判
定若しくは定量のために用いられる試薬は、多くの異な
る試薬製造業者から供給されており、各試薬を用いた測
定に於ける測定条件や測定の有効性を判断するための方
法等は各試薬製造業者毎に(場合によっては各試薬毎
に)異なっているのが普通である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】ステップ1及び2において、オペレータは
検査に用いるB社製の試薬キットに対応する処理手順及
びパラメータが保存されているフロッピーディスクをデ
ィスクドライブ19にセットする。そして、ステップ3
において、マイクロプレートの識別子と試薬キットの種
類の対応をキーボードより特定し、処理特定メモリ15
に保存する。ステップ4では、識別子を認識し、メモリ
15の内容を参照して被検試料、より具体的には被検試
料を調整するために用いた試薬キットを特定する。尚、
識別子を使用しない場合は、メモリ15の内容に従って
用いた試薬キットを特定する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】図6において、メモリ67には測定演算処
理手順(測定手順と演算処理手順が組合わされたもの)
が保存されている。この測定演算処理手順は前の実施例
でいう処理手順のうち有効性判断処理手順を省いたも
の、即ち、A社及びB社のキットの例では、陰/陽性判
定をするための手順である。この手順は、カットオフ値
THC’TH と測定値Cとを比較するものであ
り、カットオフ値の算出も類似している。よってこの実
施例では、かかる測定演算処理手順を共通化した。な
お、パラメータK及びKは指定する必要がある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】なお、この実施例においてはこの有効性判
断処理手順はフロッピーディスクに磁気データとして保
存される。この手順と同時に、測定演算処理手順を実行
するのに必要なパラメータをフロッピーディスクに保存
させておいて、該手順をディスクドライブ19から入力
すると同時にこのパラメータを入力することもできる。
更には、メモリ67に複数種類の測定演算処理手順が保
存されているときには、どの試薬キットに対応してどの
測定演算処理手順、有効性判断処理手順、どのパラメー
タ等を選択するかの処理の特定情報をメモリ15に入力
する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】
【発明の効果】以上のように、これまでは多数の検査試
薬をカバーし被検試料の測定から測定の有効性判断及び
結果の出力までを自動化したマイクロプレートリーダー
は存在しなかったのに対し、本発明によれば、多数の測
定項目について被検試料の測定から測定の有効性判断お
よび結果の出力までを完全に自動化し、かつ製造者の異
なる多種の検査試薬による測定に対しても1台の装置で
対応できるマイクロプレートリーダーの提供が可能にな
る。これにより測定者は、測定の有効性判断の煩雑な手
順を人為的間違いなしに、かつ測定項目及び試薬製造業
の区別なく単一のマイクロプレートリーダーを用いて
被検試料の測定を実施できるようになるので、本発明は
斯業に貢献するところ大なる発明である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】(8) 試薬で処理された被検物質を含む
試料からなる被検試料を保持するウェル及び必要に応じ
比較試料用のウェルを備えるマイクロプレートを保持す
る手段と、前記被検試料及び比較試料の光学的特性を測
定する手段と、 前記光学的特性に基づき前記被検物質
の臨床的データを形成するのに必要な測定演算処理手順
を保存する保存手段と、前記光学的特性に基づき前記測
定の有効性を判断する有効性判断処理手順を入力する
段と、入力された前記有効性判断処理手順を保存する保
存手段と、 前記測定演算処理手順に従って、得られた
前記光学的特性より前記データを形成する手段と、前記
有効性判断処理手順に従って、得られた前記光学的特性
より前記測定の有効性を判断する手段と、前記データを
出力する手段と、を具備しているマイクロプレートリー
ダー。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試薬で処理された被検物質を含む試料か
    らなる被検試料を保持するウェル及び必要に応じ比較試
    料用のウェルを備えるマイクロプレートを保持する手段
    と、 前記被検試料及び比較試料の光学的特性を測定する手段
    と、 前記光学的特性に基づき前記被検物質の臨床的データを
    形成するのに必要な処理手順を入力する入力手段と、 入力された前記処理手順を保存する保存手段と、 前記処理手順に従って、得られた前記光学的特性より前
    記データを形成する演算装置と、 該データを出力する手段と、 を具備しているマイクロプレートリーダー。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19754009A1 (de) * 1997-12-05 1999-03-04 Daimler Benz Ag Wassergekühlte Hubkolbenbrennkraftmaschine
JP2003515159A (ja) * 1999-09-29 2003-04-22 マウンテン ビュー ファーマシューティカルズ,インコーポレイテッド 光散乱によるウイルスの定量検出方法
JP2007232510A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Sysmex Corp 試料分析装置およびコンピュータプログラム
JP2008175722A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Anritsu Sanki System Co Ltd 分析装置
US20100041126A1 (en) * 2006-01-04 2010-02-18 Bruce Wang Methods for diagnosing and treating prostate cancer

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