JPH087147B2 - 分析アッセイ - Google Patents

分析アッセイ

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JPH087147B2
JPH087147B2 JP3508799A JP50879991A JPH087147B2 JP H087147 B2 JPH087147 B2 JP H087147B2 JP 3508799 A JP3508799 A JP 3508799A JP 50879991 A JP50879991 A JP 50879991A JP H087147 B2 JPH087147 B2 JP H087147B2
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signal
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ジェイ. ブラックウッド,ジョン
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ベーリング ダイアグノスティクス インコーポレイテッド
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Description

【発明の詳細な説明】 〔開示の背景〕 本発明は、流体中のアナライトを決定するためのアッ
セイに関し、特に得られた信号を、相対的湿度及び(又
は)温度の変化によって起こされる変動に対し、補正す
る方法に関する。
生物学的流体中に存在しているアナライトを迅速に分
析するための多くの種類の検定素子(assay element)
が当分野で知られている。特に関心が持たれているの
は、試料、例えば血液、血清、又は血漿の液滴を適用
し、試薬層(単数又は複数)へ移動又は拡散させる乾式
多層分析用素子である。アナライトと、存在する試薬
(一種又は多種)との相互作用の結果として、試料中の
アナライトの存在に対応して検出可能な変化がその素子
に惹き起こされる。検出可能な変化は色の変化でもよ
く、それは肉眼で評価したり、又は微光光度計の如き分
光光度計で読み取ることができる。蛍光標識付けされた
生物学的に活性な物質の存在に基づく別の方式では、蛍
光出力信号が発生し、蛍光分析器により読み取ることが
できる。そのような検定素子は、自動分析装置での使用
に適合できるので非常に重要である。
自動分析装置では、被検流体の試料を試料カップ中に
入れるのが典型的であり、試料をピペットでその体積を
測定して検定素子の上に取る工程、培養、及び試薬(一
種又は多種)と試料アナライトとの相互作用(単数又は
複数)の結果として得られた信号の読み取りを含めた分
析法の全ての工程が自動的に行われる。検定素子は一つ
の場所、例えばピペットによる採取場所から別の場所、
例えば、光学的読み取り場所へ、回転搬送盤の如き搬送
手段により移動させ、試験諸工程が自動的に行えるよう
にするのが典型的である。更に或る装置では、検定素子
を温度制御室に入れたまま、ピペット採取及び光学的読
み取り工程を行う。そのような自動的装置はバッチ方
式、即ち、同じアナライトに対し複数の試験が同時に行
われる方式で操作される。また、或る装置はランダム・
アクセス方式、即ち、複数の異なったアナライトの検定
が同時に行われる方式で操作することができる。
そのような自動化された分析装置は、多くの検定素子
を迅速に処理することができ、それらの試験に対し非常
に高水準の正確さを達成できることが必要である。しか
し多くの因子によって、得られた結果に誤差が生ずる。
同じ譲受人に譲渡されている1989年7月19日に出願され
た係属中の米国特許出願Serial NO.382,555には、乾式
多層検定素子を用いた分析方法が記載され、特許請求さ
れている。その方法は、検定素子毎に試薬量の変動、及
び装置位置に呼応した変動を含めた他の変動により惹き
起こされた信号の不正確さを補正する。簡単に述べる
と、この方法は検定素子の最初の光学的読み取りを、そ
の素子へ試料流体を送る前に行い、試料流体を分布さ
せ、その試料アナライトと試薬(一種又は多種)との間
の必要な相互作用を行わせた後、第二の光学的読みを行
うことを含んでいる。第一の信号に対する第二の信号の
比を取り、既知の量のアナライトについての比と比較
し、流体中のアナライトの量を決定する。
しかし、技術状態が進歩するにつれて、更に問題が起
きてくる。例えば、多層検定素子を含む種々の乾式検定
素子から得られた光学的信号は、その装置は配置された
環境の相対湿度により著しく変化することがある。典型
的には、これらの診断検定素子は湿分不透過性材料中に
包装し、それら検定素子の保存寿命を長くするため、そ
の包装体内部の相対湿度を非常に低い水準、例えば、約
10%に維持する。検定素子は使用直前に包装体から取り
出し、分析装置に挿入し、外囲環境中に長い時間置かな
いようにすべきである。しかし、外囲環境は場所によっ
て異なり、また同じ場所でも時間によって変化すること
は明らかである。従って、装置内の相対湿度は変化する
であろう。
ランダム・アクセス分析器で相対湿度及び温度につい
て考慮を払うことには更に別の水準の難点が含まれてい
る。なぜなら、個々の検定素子は乾式光学的読みが取ら
れる前に異なった時間装置中に存在することがあるから
である。そのような分析器で温度条件を取り扱う一つの
方法は、温度制御室中にその素子が室内温度と平衡にな
るのに必要な時間入れて置くことである。相対湿度因子
に対しては、特定の検定素子が環境の相対湿度と平衡に
なるのに充分な時間装置内に入れて置いた後で始めて乾
式読みを取り、センサーによって測定されるような相対
的湿度に基づいてその読みを補正する方法も取ることが
できるであろう。そのような方法は完全には満足できる
ものではない。なぜなら、検定素子使用条件に最低時間
を付加することは、装置の処理速度を制約し、最も効率
的なやり方で装置を操作することをできなくするからで
ある。
従って、相対湿度及び(又は)温度変動により起こさ
れる光学的信号の不正確さを補償する方法で、オペレー
ターが希望するその方法の実施の仕方に基づき多数の光
学的選択が与えられる方法を持つのが望ましいであろ
う。また、分析装置の処理速度に悪影響を与えないよう
に実施できるそのような方法を持つことも望ましいであ
ろう。更に、ランダム・アクセス自動分析装置を最も効
率的なやり方で操作することができるようにするそのよ
うな方法を持つことが望ましいであろう。
〔発明の概要〕
これら及び他の目的及び利点は、血漿、血清、全血
液、緩衝剤等の如き試料流体中の成分の量を決定する方
法を与えることにより、本発明により達成される。その
試験方法は、少なくとも一つの試薬層を含む検定素子を
用いて行われる。検定素子中の信号発生物質は、試料流
体を素子中に送る前に最初に光学的に読み取られる。次
に、試料流体を検定素子へ分配し、試料アナライトと、
素子中に存在する試薬(一種又は多種)との相互作用を
行わせた後、第2回目の信号発生物質の光学的読み取り
を行う。最初の光学的信号に対する第二の光学的信号の
比を取り、既知の量のアナライトについての比と比較
し、試料流体中のアナライトの量を決定する。
本方法によれば、第一、即ち、乾式光学的信号が、相
対湿度及び(又は)温度変動に対して補正される。その
方法が行われる仕方に依存して、後に詳細に論ずるよう
に、測定時に装置が配置されていた外囲環境の温度及び
(又は)測定時の環境の相対湿度水準を、検定素子が装
置中に存在していた時間の長さと一緒に考慮してその方
法は信号を補正する。
本発明に従って乾式光学的信号を補正することにより
オペレーターが希望する本方法の実施の仕方に基づき相
対湿度及び(又は)温度状態に対する補正を行うことが
できるので、数多くの選択をオペレーターは取ることが
できる。その方法は、自動化された分析装置をランダム
・アクセス方式又はバッチ方式で、その装置の処理速度
に悪影響を与えることなく操作できるようにする。更に
一つの態様として、装置は最も効率的なやり方で操作す
ることができる。なぜなら、最初の光学的読みを取る前
に最低限の時間待つ必要もなく、最初の光学的読みを取
らなければならない時までに経過させるどのような最大
時間も存在しないからである。この態様では、種々の異
なった検定単位の処理を、そのような時間的考慮とは本
質的に無関係に行うことができる。
別の態様として、最初の読みを、検定素子を装置中に
挿入した直後に取り、その場合外囲温度についてのみ光
学的信号を補正する必要がある。なぜなら、その検定素
子は相対湿度の変化を受ける時間を持たないからであ
る。勿論この態様では、検定素子を取り巻く湿度制御環
境からその検定素子を取り出した後、短時間内、例え
ば、約1分までの時間にそれを装置中に挿入することが
必要である。別の態様によれば、最初の読みを行う前
に、検定素子を装置の温度制御室中に、その検定素子が
その室内温度と平衡になるのに充分な時間存在させるこ
とができる。この態様では、光学的信号を、外囲環境の
相対湿度及び検定素子が室内にあった時間に基づく相対
湿度の変動について補正する。
好ましい態様として、本発明の試験方法は、少なくと
も一つの試薬層及び光遮蔽層を有する検定素子を用いて
行われる。光遮蔽層は、試料流体中のアナライトの量の
関数として、信号発生物質の光学的結合・解離分離を与
える。第一及び第二の光学的読みは、両方の場合とも検
定素子の同じ層を同じ波長で照射することにより行われ
る。この好ましい態様では、光学的信号の補正は、素子
毎の試薬層の厚さの変動による試薬層の変動、及び相対
湿度及び(又は)温度変動と同様、分析装置位置応答の
変動について補償する。
図面の簡単な説明 本発明の他の目的及び更に別の特徴と同様、本発明を
一層よく理解できるように、図面と一緒に種々の好まし
い態様について次に詳細に記述を行う。第1図は、本発
明の方法で用いることができる検定素子の部分的概略的
断面図である。
第2A図は、一つの検定素子を用いた80%相対湿度実験
で、時間に対して得られた乾式光学的読み取り信号を示
すグラフである。
第2B図は、異なった相対湿度水準で温度制御室中に存
在させた検定素子の時間に対して得られた乾式光学的読
み取り信号を示すグラフである。
第3図は、提案された理論的機構の結果として誘導さ
れた数式により計算した結果(実線)に対する、第2B図
に示した実験結果(プロット点)との比較を示すグラフ
である。
〔好ましい態様の記述〕
本発明の試験方法で用いられる検定素子は、適当な信
号発生物質を含んでいてもよい。信号発生物質として、
試薬と反応する標識(label)を含めた、検出可能な信
号を与える光輻射線発光又は吸収性標識を用いることが
できる。標識は蛍光体、燐光体、又は光吸収性物質でも
よい。本方法は、支持体層によって保持された唯一つの
試薬層から作られた検定素子、少なくとも一つの試薬層
と、光遮蔽層、別の層から遊離した信号発生物質を受け
る層等の如き少なくとも一つの他の層とを有する所謂
「多層」検定素子を含めたどのような「乾式」検定素子
を用いて行なってもよい。
本発明の試験方法を、そこで用いることができる検定
素子の好ましい態様に関して詳細に記述することにす
る。先ず第1図に関し、そこには、典型的には厚さ約0.
1mmの薄膜多層素子で、透明支持体12に連続的に試薬層1
4、光遮蔽層16、光学的表面被覆層18を保持させたもの
からなる検定素子10が示されており、その表面被覆層は
試薬層、プロテインの如きものに対するフィルター層、
耐摩耗層等として働いてもよい。試薬層14は非常に薄
く、典型的には、約0.025mmの厚さを有し、問題のアナ
ライトに対する相手を結合させる免疫複合体(immunoco
mplex)、及び標識付けされたアナライト(試料アナラ
イトと同じ、又はそれの類似体、又は結合相手に結合す
る構造的に同様な物質)の接合子(conjugate)を含
む。試料アナライトが抗原である場合、結合相手の抗体
が、ポリエステル又はポリスチレンの如きどのような適
当な材料からなっていてもよい支持体層12の表面、又は
マトリックス材料に共有結合されることにより、或はマ
トリックス材料に物理的に保持させることにより、試薬
層14中に固定される。マトリックス材料はゼラチンの如
き親水性ゲル材料でもよく、多糖類、例えば、アガロー
ス、誘導多糖類、それらの混合物等でもよい。光遮蔽層
16は、例えば、酸化鉄、二酸化チタン等の如き適当な材
料を、多糖類の如き結合材料中に分散させたものからな
っていてもよい。光学的表面被覆層18は、多糖類の如き
材料の耐摩耗性層からなっていてもよく、或は好ましく
は緩衝剤、遮蔽剤、及び移動剤等を含んでいてもよい。
検定素子10は、その素子の表面層の表面を通して試料
流体を均一に分布させるための層又は他の手段(図示さ
れていない)を含んでいてもよい。例えば、粒状層、重
合体層、繊維層、織物層、及びこの目的に適切なものと
して当分野で開示されている液体移動系を含めた適当な
流体分布法を用いてもよい。検定素子の表面に亙って流
体試料を均一に分布させるため多くのそのような液体分
布装置及び材料が当分野で知られており、従ってそのよ
うな材料及び装置の広汎な議論はここでは不必要であろ
う。特に好ましい流体移動装置は、本願と同じ譲受人に
譲渡されている係属中の1988年6月23日に出願された米
国特許出願Serial NO.210,732に記載されているもので
ある。繊維材料の層等であっても或は液体移動装置であ
っても、分布機構は試薬層14に比較して厚いのが好まし
い。実際には試薬層14中に存在する標識が、試料を検定
素子に適用する前に、透明支持体層12を通った適当な電
磁波で層14を照射することにより光学的に読み取られ、
最初の読み取り信号を与える。
本発明によれば、この最初の光学的読み取りを、相対
湿度及び(又は)温度変化に対して補正する。前に述べ
たように、読み取りは温度変動、又は相対湿度変動、又
はその両者について補正することができる。典型的に
は、検定素子を自動装置内の温度制御室内に入れたまま
読み取りを行う。温度変動に対して補正するため、その
装置が配置されている外囲環境の温度を用いる。相対湿
度についての補正は、測定は行われた時のその環境の実
際の相対湿度水準及びその検定素子が装置中に存在して
いた時間に基づいている。従って、外囲温度及び相対湿
度及び検定素子が装置内に存在している時間の長さが、
乾式読み取りの補正で考慮される変数である。
当業者が本発明を一層よく理解し、実施できるように
するため、乾式読み取りが相対湿度によって影響を受け
る提案された理論的機構を論ずることにする。提案され
た理論的機構は、相対湿度及び温度の変動の結果として
実際の実験で得られた光学的信号の変化を説明している
ように見える。しかし、本発明の方法によって与えられ
る有利な結果が、膨大な実験によって観察されており、
従って、提案された理論的機構によって本発明は限定さ
れるものと見做されてはならないことは理解されるべき
である。
複数、例えば17個の検定素子が装置の温度制御室内に
挿入され、それら検定素子をその中に入れたまま試験方
法の全ての工程が行われる自動分析装置によって試験が
行われる場合を考えて見る。また、説明のために、検定
素子はすべて同じアナライト、例えばテオフィリンにつ
いて決定するためのものであると考える。一組の補正用
テオフィリンを用いて相対湿度20%で装置の最初の補正
測定を行い、補正直線を保存することにより先ず一つの
実験を行った。この実験は一定の室温で行うことに注意
すべきである。光学的信号の温度依存性は後で論ずる。
続いて相対湿度20%の環境中で、17個のテオフィリン検
定素子を温度制御室中へ入れ、処理した。装置はそれら
検定素子を分け、最初の14個の検定が終わった時、即
ち、乾式読み取りが行われた後、対照溶液が付着され、
他の三つの検定素子の最初の乾式読み取りを行う前に第
二の読み取りを行うようにした。従って、検定素子15〜
17は、それらの素子の最初の乾式読み取りが行われる前
に、ある時間室中に存在していたことになる。同じテオ
フィリン対照溶液を全ての検定素子へ適用した。従っ
て、その添加結果は全ての素子について同じ(誤差内
で)であると予想された。得られた添加結果は表1に示
されている。検定素子15〜17では、それらの処理が遅れ
ているため「最終的」効果が観察され、これらの検定素
子は同じ試料流体についての他のものより大きな添加結
果を与えていることが分かる。20%の相対湿度で、最後
の三つの検定素子の読み取り平均値は11.7mg/lであるの
に対し、全体の平均値は11.0mg/lであった。
次に装置を相対湿度80%の環境へ写し、同じ対照テオ
フィリン溶液を用いて新たに17個の検定素子によりその
手順を繰り返した。未補正添加結果は13.8mg/lの平均値
を持ち、更に、最初の乾式読み取りが行われる前に特定
の検定素子が室中に存在していた時間と共に添加結果は
次第に増加することが分かる。従って、一定の温度で
は、「最終的」効果は培養中湿度により乾式読みはゆっ
くり上昇する結果になることが示された。
この条件に対する補正を行うため、乾式読み、時間、
相対湿度、及び温度の間の適切な関係を知ることが必要
であり、それによって乾式読み取りの速度論を確立しな
ければならないと考えられた。これらの速度論を研究す
るため、一つの検定素子を相対湿度80%の環境中の装置
の温度制御室中に入れ、直ちに乾式読み取りを30秒毎に
行った。乾式読み取りは時間と共に最初減少し、最低値
に到達(約3分)した後、しばらくして一定水準まで増
大し、平衡に到達した(約20〜25分)。それらの結果は
第2A図に示されている。同じ現象は別の相対湿度水準で
も観察されており、但し最終的読み取りは第2B図に示さ
れているように相対湿度の減少と共に減少する。これら
の実験中全て室温は同じ(22℃)であった。
第2A図及び第2B図に示した測定曲線を調べると、それ
らは二つの異なった現象、即ち温度効果と湿度効果の結
果であることが理論的に示された。検定素子を温度制御
室に入れた時、その温度は外囲環境温度から室温度(典
型的には37℃)へ上昇し始めることは明らかである。標
識として用いられた染料の蛍光は温度に逆比例するの
で、乾式読み取りの強度は検定素子の温度が上昇するに
従って減少し、検定素子が室の温度に到達した時平衡に
達する。
低い温度から高い温度への平衡は、 の形の一次過程である。
そのような速度論の数学的表現は dB/dt=kTA B=B0+Ae-kT t 〔式中、B0は最終蛍光強度(37℃)であり、Aは室温と
37℃との間の強度差であり、kTはこの方法の速度定数で
あり、tは時間である〕 である。
問題にしている特定の場合について、温度効果に対す
る式は、 DT(t)=D37°+(DRT−D37°)e-kT t 〔式中、DT(t)は温度効果による時間の関数としての乾
式読み取り値であり、D37°は平衡時(37℃)の乾式読
み取り値であり、DRTは室温での乾式読み取り値であ
り、それらは全て一定の相対湿度(包装相対湿度)での
値である〕 である。
湿度効果を考慮すると、湿度の変動があるため、乾式
読み取り値の変化には二つの部分の機構が原因になって
いると考えられた。第一は、水蒸気が上方の層を通って
浸透し、試薬又は信号層(第1図の14)に到達し、然る
後、乾式読み取りが影響を受けると考えられる。なぜな
ら、この層は光学的読み取りを得るように照射される唯
一のものだからである。従って、湿度効果が開始される
前の或る時間的遅延が考えられた。
第二に、一度び水蒸気が信号層に到達したならば、二
つの速度論、1)水蒸気がある速度でそのその層に到達
すること、及び2)水蒸気が蛍光に変化を生じさせるよ
うな仕方で反応すること、に従うことが理論的に考えら
れた。変化の正確な原因は明らかでないが、変化の速度
論的挙動は、次の方式に従うと考えられた: そのような速度論についての数学的表現は、 dB/dt=k1A dc/dt=k2B C(t)=C0+B[1+(k1e-k2t-k2e-k1t)/(k2
k1)] 〔式中、C(t)は時間の関数としての乾式読み取り値であ
り、C0は初期乾式読み取り値(包装湿度での)であり、
Bは包装湿度と室湿度での乾式読み取り値の差であり、
tは時間であり、k1及びk2はその過程に伴う二つの速度
定数である〕 である。
特定の場合を考慮すると、その式は次のように書くこ
とができる: DRH(t)=DPK+(DRH−DPK)[1+(k1e-k2t-k2e-k1t
/(k2−k1)] 〔式中、DRH(t)は湿度変化によって影響を受けた、時間
の関数としての乾式読み取り値であり、DPKはパッケー
ジ湿度での乾式読み取り値であり、DPHは室湿度での乾
式読み取り値である〕 時間遅延(tD)を考慮に入れて、式を次のように幾ら
か修正する: t>tDの場合、 DRH(t)=DPK+(DRH−DPK)× [1+(k1e-k2(t-tD)-k2e-k1(t-tD))(k2-k1)] t<tDの場合、 DRH(t)=0 定数DPK及びD37°は、実際には同じ量を指し、同一で
ある。この量をD0として表し、その値は各検定素子につ
いて計算しなければ成らず、乾式読み取り補正に使用さ
れる。その式は、最初一定で、次に平衡に達するまで上
昇する信号を与える。
検定素子の全挙動は、二つの過程の合計であり、次の
一緒にした式によって与えられる: DRH.T(t)=D0+(DRT−D0)e-kT t+(t>tD)(DRH
D0)× [1+(k1e-k2(t-tD)-k2e-k1(t-tD))(k2-k1)] 〔式中、D0は検定素子の「基準」乾式読み取り値(これ
は、湿度効果がなかった場合の室で得られた乾式読み取
り値であり、この値はその式によって計算されなければ
ならない)であり、DRTは検定素子を室中に入れた瞬間
の所期乾式読み取り値であり、DRHは、検定素子が培養
温度及び外囲湿度の両方に対し平衡になった後の室内で
の最終乾式読み取り値であり、tDは湿度効果の開始まで
の遅延時間であり、kTは室内での検定素子熱平衡のため
の速度定数であり、k1は乾式読み取り値に対する湿度効
果の第一速度定数であり、k2は乾式読み取り値に対する
湿度効果の第二速度定数であり、t>tDは、t<tDの時
0に等しく、t>tDの時1に等しくなる論理的表現であ
る〕。
速度論による最終的なパターンは、二つの現象に従う
二つの曲線を加えた結果になる。得られた曲線は実験的
に得られたもの(第2A図及び第2B図)に非常によく似て
いる。
式のパラメータの値を確定するためには、実験データ
ーを上記式に当て嵌めなければならない。実験データー
は、異なったアナライト及び異なった製造ロットについ
ての多くの検定素子を用いて得られた。各組のデーター
から一組の定数が得られ、実験的研究で全ての組を試験
した後、平均値をとった。
実験データーは、コンピュータプログラムによりその
式に当て嵌めることができ、プログラムにより各組の実
験について、実験結果と理論的結果とを最もよく適合さ
せる式の定数値を見出すことができる。一組の実験デー
ターをコンピューターに入れ、準相互作用法により最も
よい一致を見出ことができる。最良の適合を与えるプロ
グラムは、定数の各々を多くの個々の値が含まれる範囲
に亙って試験されるグリッド(grid)サーチに基づいて
いてもよい。最もよい適合は最小2乗法により判断する
ことができる。各定数についてのサーチ範囲は、使用者
によって行われる最初の推定により決定することもでき
る。
定数kT、k1及びk2は湿度及び温度には無関係であると
考えられ、多くの検定試験についてそれらの値が決定さ
れたならば、平均値を計算し、式に用いることができ
る。
DRT−D0は、ΔDTとして表してもよいが、検定素子が包
装を開いた直後(約1分以内)に装置中へ挿入される限
り湿度には無関係であると考えられる。それは室温依存
性であると考えられる。温度に対する依存性は、 ΔDT=AT*T+BT (AT及びBTは実験的に見出される定数である)の形の線
形であることが示されている。
DRH−D0は、ΔDRHとして表してもよいが、温度依存性で
あり、実験的に確立された線形に近い仕方で湿度に依存
する。式の最終的形のものにこの表現を測定相対湿度の
関数として入れる: tD=C1*RH-C2 変数として時間(t)、温度(T)、及び相対湿度(R
H)だけを含む最終的式は次のようになる: D(t,RH,T) =D0+(AT*T+BT)e-kTt+ (t>C1*RH-C2(Ar*RH+Br)* 〔1+(k1e-k2(t-C1*RH-C2)-k2e-k1(t-c1*R
H-C2))/(k2-k1)〕 〔式中、D(t,RH,T)は時間t、湿度RH、室温Tでの乾式
読み取り値である〕。
標準化のために用いられる乾式読み取り値D0は、次の
式から計算することができる: D0=D(t,RH,T)−(AT*T+BT)e-kTt− (t>C1*RH-C2)*(Ar*RH+Br)* 〔1+(k1e-k2(t-C1*RH-C2)-k2e-k1(t-c1*R
H-C2))/(k2-k1)〕 第3図は、第2B図に示した実験結果と、コンピューター
プログラムで得られた定数を用いた式から計算された曲
線との比較を示している。見出された定数は: Ar=9.7:Br=−102:AT=−75;Bt=1950:C1=94;C2=0.8
5;Kt=0.85;K1=0.24;K2=0.55。
実験結果と理論式とは優れた一致性を示し、提案さた
機構を裏付けていることが分かる。
この形の式を用いて「最終的」効果を例示するデータ
ーを補正した。補正した添加結果は表1に示されてお
り、「最終的」効果が本発明の方法により除去されたこ
とを明確に示している。相対湿度20%の結果について検
定素子15〜17についての平均値は10.8mg/lで、全補正平
均値と同じであり、CVは1.72%へ減少したことが分か
る。相対湿度80%の結果について、全補正平均値は10.7
mg/lであり、CVは5.31%へ減少した。
上で述べたことを考慮して、変数として温度、相対湿
度及び時間を用いて本発明により検定素子の乾式読み取
り値を補正することにより、得られた結果に対する相対
湿度及び温度の影響を実質的に除去することができるこ
とが認められるであろう。実際の乾式読み取り時の相対
湿度値は、分析装置内に配置した相対湿度センサーによ
り簡単に得ることができる。検定素子が温度制御室内に
存在する間にそれらに流体を分布させる場合、相対湿度
センサーを装置内であるが、装置の温度制御室の外に配
置するのが好ましい。なぜなら、その室の大きさ及び流
体を分布させる頻度により、室内に比較的大きな速い相
対湿度変動を起こし、その変動に試験素子が迅速に応じ
られないことがあるからである。そのような場合には室
の外の相対湿度を感知することが本発明による有利な結
果を与えることになることが判明している。相対湿度セ
ンサーは、相対湿度の読みを連続的にマイクロプロセッ
サーに伝達するように、マイクロプロセッサーに結合す
るのが便利である。勿論、検定素子がその室内に存在す
る間の時間も、マイクロプロセッサーにより連続的に検
出するのが便利である。
本発明の方法により、乾式読み取りが行われた後、試
料流体を検定素子の表面を通して分布させると、その流
体は層14、16及び18と同様、存在するどのような流体分
布層又は液体移動系にでも、その全体に拡散し、平衡が
達成される。試料中に存在するアナライトは、試薬層14
中の標識付けされたアナライトと競合して、層14中に固
定された抗体の有効結合部位に結合し、標識付けされた
アナライトがそこから解離し、試料アナライトと標識付
けされたアナライトの相対的量に等しい比率で試料アナ
ライトによって適切に置換される。このようにして、試
料中のアナライトの量により、層14に固定された抗体に
最初に結合していた標識付けされたアナライトの或る割
合のものがそこから移動し、検定素子の残りの部分全体
に分布されることになる。任意の時間での試薬層14中に
固定された抗体に結合した標識付けされたアナライトの
量は、試料アナライトの量に反比例する。
第二の読み取り信号は、最初の光学的読み取り工程で
用いたのと同じ電磁波を支持体層12を通って試薬層14を
再び照射することにより得られ、その得られた第二の信
号は、試料アナライトの量に反比例し、即ち、試料アナ
ライトの量が増大するに従ってその信号は低下する。試
薬層14は、層16及び18の厚さと、存在する流体分布層又
は流体移動系の厚さとを一緒にした厚さと比較して薄
く、しかも、光遮蔽層16が読み取り電磁波が層18又はそ
の上にあるどのようなものの中に入るのを防ぐので、得
られた第二信号は、固定抗体に結合した標識付けされた
アナライト及び検定素子の残りの部分全体に分布した僅
かな割合の遊離した標識付けアナライトの関数になるで
あろう。好ましい態様として、光遮蔽層と検定素子の残
りの部分とを一緒にした厚さに対する試薬層14の厚さの
比は、約1:20〜約1:100以上である。
第二信号対第一信号の比を取り、既知の量のアナライ
トの場合のものと比較して、試料流体中のアナライトの
量を決定する。その比は得られたままのものを用いても
よく、又は特定の検定により或る定数を掛けて或る希望
の範囲に入る信号を与えるようにしてもよい。
本発明の方法は、その多くの態様に従って行うことが
できることは認められるであろう。一つの態様として、
温度に対する補正を行うのに、検定素子を相対湿度制御
環境、例えばその包装から取出し、それを非常に短い時
間内で、例えば1分以内で装置中へ入れ、直ちに最初の
乾式読み取りを行いさえすれば良いように本方法を実施
することができる。別の態様として、相対湿度について
だけ補正するのに、検定素子を温度制御室中に、その素
子がその室温度と平衡になるのに必要な時間入れておき
さえすれば良いような仕方で本方法を実施することがで
きる。更に別な態様として、本方法は、そのような最小
又は最大時間に対する考慮及び相対湿度及び温度に対し
補正された光学的信号を斟酌することなく実施すること
ができる。この態様によれば、本発明の方法は、試験を
行うのに用いられる特定の装置によって可能な最も効率
的なやり方で行うことができる。乾式読み取りを行うの
にどのような最小時間にしろ待つ必要はなく、一方検定
素子を温度制御室へ入れた後、どのような時間が経過し
た後でも乾式読み取りを行うことができるので、複数の
検定素子を同時に処理することができ、各検定素子を装
置の最も効率的な操作をもたらす因子についてだけ従っ
て決定する連続的工程を行うことができる。同じアナラ
イトについて試験する複数の検定素子をバッチ式で処理
する場合にそうであることが認められるであろうが、本
発明の方法は、ランダム・アクセス処理、即ち異なった
アナライトについて試験する複数の検定素子を同時に処
理する場合、更には検定素子の個々のものを特定の検定
が終わった時に装置から取り出し、所定の試験が未だ完
了していないため他のものを室中に入れたまま、その場
所に別の素子を入れることが行われる処理に対し特に有
利である。この、種々のアッセイプロトコルを有する異
なったアナライトについて複数の異なった検定素子を装
置が取り扱うことができるようになることは、非常に効
率的な仕方で装置を操作できるようにするものであり、
装置の処理能力を最大にする事ができるので有利であ
る。本発明の実施に従い、装置位置対応性及び検定素子
毎の試薬層(単数又は複数)の厚さの変動、及び相対湿
度及び(又は)温度の変動について補償することがで
き、更に著しく正確な値を得ることができる。
本発明を、例として特定の好ましい態様に関して更に
詳細に記述するが、それらは単なる例示のためであっ
て、そこに記載された材料、手順等に本発明はそれに限
定されるものではないことは分かるであろう。
例1 透明ポリエチレンテレフタレート支持体に、次のもの
を連続的に被覆したものからなる検定素子を調製した: 1.アガロースとグリオキシルアガロースとの3:1混合物
約500mg/m2;ビストリスプロパン緩衝剤約72mg/m2;テ
オフィリンに対する抗体約10mg/m2;及び次の式で表さ
れる蛍光標識付けされたテオフィリン接合体約0.07mg/m
2からなる試薬層、 2.酸化鉄約6000mg/m2;アガロース約2000mg/m2;及び
2′−モルホリノエタンスルホン酸(pH5.7)約50.4mg/
m2からなる光遮蔽層、及び 3.アガロース約2000mg/m2からなる表面被覆層。
このような検定素子17個を、実験室的自動装置の温度
制御室(37℃)中に順次挿入した。それら検定素子の第
一及び第二の読み取りを、透明支持体を通して550nm励
起エネルギーで検定素子を照射し、発生蛍光を580nmで
測定することにより行なった。その装置により上で述べ
たやり方で検定素子を処理した。同様な実験を20%及び
80%の相対湿度で夫々行なった。本発明によりこれらの
結果を補正して得られたものと一緒に未補正結果を表1
に示す。本発明を特定の好ましい態様に関して記述して
きたが、本発明は、それらに限定されるものではなく、
本発明の本質的及び請求の範囲内で変更及び修正を行え
ることは当業者に認められるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−221864(JP,A) 特開 昭58−32166(JP,A)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料流体中のアナライトを決定する方法に
    おいて、 (a)検定素子の信号発生物質含有領域を電磁波で照射
    し、試料流体を前記検定素子に適用する前に第一の光学
    的信号を得、 (b)前記第一光学的信号を相対湿度及び(又は)温度
    の変動に対して補正し、 (c)試料流体を前記検定素子へ適用し、 (d)(a)で用いたのと同じ電磁波で前記検定素子の
    同じ領域を照射して第二の光学的読みを得、そして (e)前記補正した第一光学的読みと前記第二光学的読
    みの関数として前記試料流体中のアナライトの量を決定
    する、 ことを含むアナライト決定法。
  2. 【請求項2】検定素子が、(i)試料流体に対し透過性
    の光遮蔽層、及び(ii)試薬層で、信号発生物質が存在
    している試薬層を含み、工程(e)が、補正された第一
    光学的信号に対する第二光学的信号の比をとり、その比
    を、既知の量のアナライトに対して得られた比と比較す
    ることを含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】検定素子が、更に電磁波に対し透明な支持
    体を有する請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】試薬層に、アナライトに対する結合相手が
    固定されており、信号発生物質が、前記結合相手に結合
    することができる部分に標識付けされた接合体を含む請
    求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】標識に結合された部分がアナライト又はそ
    れの類似体である請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】標識が蛍光である請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】工程(b)が、相対湿度及び温度の変動に
    対し第一光学的信号を補正することを含む請求項1に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】工程(b)が、相対湿度の変動に対し第一
    光学的信号を補正することを含む請求項1に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】工程(b)が、温度の変動に対し第一光学
    的信号を補正することを含む請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】分析装置で複数の検定素子を処理する方
    法において、 (a)分析装置の温度制御室へ複数の検定素子を挿入
    し、 (b)前記検定素子の少なくとも一つの、試料発生物質
    含有領域を電磁波で照射し、試料流体を前記検定素子に
    適用する前に前記検定素子のための第一光学的信号を
    得、(c)前記検定素子のための前記第一光学的信号を
    相対湿度及び(又は)温度の変動に対して補正し、 (d)試料流体を前記検定素子へ適用し、 (e)(b)で用いたのと同じ電磁波で前記検定素子の
    同じ領域を照射して前記素子のための第二の光学的読み
    を得、そして (f)前記補正した第一光学的読みと前記第二光学的読
    みの関数として前記試料流体中のアナライトの量を決定
    する、 ことを含む検定素子処理方法。
  11. 【請求項11】工程(c)が、相対湿度の変動に対し各
    検定素子のための第一光学的信号を補正することを含む
    請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】工程(c)が、温度の変動に対し各検定
    素子のための第一光学的信号を補正することを含む請求
    項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】工程(c)が、相対湿度及び温度の変動
    に対し第一光学的信号を補正することを含む請求項10に
    記載の方法。
  14. 【請求項14】検定素子が、(i)試料流体に対し透過
    性の光遮蔽層、及び(ii)試薬層で、信号発生物質が存
    在している試薬層を含み、工程(f)が、補正された第
    一光学的信号に対する第二光学的信号の比をとり、その
    比を、既知の量のアナライトに対して得られた比と比較
    することを含む請求項10に記載の方法。
  15. 【請求項15】試薬層に、アナライトに対する結合相手
    が固定されており、信号発生物質が、前記結合相手に結
    合することができる部分に標識付けされた接合体を含む
    請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】標識に結合された部分がアナライト又は
    それの類似体である請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】標識が蛍光である請求項16に記載の方
    法。
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