JP3513866B2 - 親水化処理顔料及びこれを含有する組成物 - Google Patents

親水化処理顔料及びこれを含有する組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、顔料表面に親水性
有機基を導入した新規な親水化処理顔料を含有する化粧
に関する。 【0002】 【従来の技術】未処理の顔料は、顔料表面がもつ電荷や
極性に基づく凝集、或いは顔料の界面張力に起因する親
媒性の低下等の不都合を生じる場合がある。これらの不
都合を解消し、顔料分散性並びに分散安定性を向上させ
るなどの目的で、顔料の表面を種々の改質剤で処理する
表面処理が従来より提案されている。この顔料の表面処
理に用いる処理剤や処理方法は、目的により異なり、被
処理顔料の表面性質や分散媒に対する特性等を考慮して
選択され、例えば油剤や金属石鹸等による親油化処理、
界面活性剤や水溶性高分子等による親水化処理、シリコ
ーン油等による撥水撥油処理等が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、顔料の
親水化処理についてみると、従来の界面活性剤や水溶性
高分子等による親水化処理は充分とは言い難く、これで
親水化処理した顔料を配合した化粧料は、系中で顔料と
処理剤が解離してしまい、顔料が凝集して色むらが生じ
たり、外観色と塗布色との差を生じたり、また経時的に
再分散性が悪化して使用性を著しく損ねてしまう場合が
あった。更に、使用する界面活性剤の種類によっては皮
膚刺激を生じる場合があり、化粧料に用いる場合には問
題にされることがある。本発明は、上記の事情に鑑み、
充分な親水性を有し、分散性に優れ、皮膚刺激等を生ず
ることのない親水化処理顔料を含有する化粧料を提供す
ることを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、顔料の親
水化について鋭意研究を行なった結果、親水性シラン化
合物又はシランカップリング剤を用いて表面処理した親
水化処理顔料が優れた分散性及び分散安定性を有し、ま
た、これを配合した化粧料は使用性に優れていることを
見出し、本発明を完成するに至った。すなわち本発明
は、下記一般式(1)で表される親水性シラン化合物を
用いて親水化処理した親水化処理顔料を含有することを
特徴とする化粧料である。 (R 1 ) a 2 b SiR 3 O(C 2 4 ) p (C 3 6 ) q 4 (1) (式中、R 1 は炭素数1〜10のアルキル基、R 2 は炭素
数1〜10のアルキル基又はフェニル基、R 3 は炭素数
2〜5の2価炭化水素基、R 4 は水素、炭素数1〜10
のアルキル基、又は−R 3 SiR 2 b (OR 1 ) a 基である。
また、aは1〜3の整数、bは0〜2の整数であり、a
+bは3である。pは18〜34の整数、qは0〜10
の整数であり、p+qは18〜44の整数である。) 【0005】 【発明の実施の形態】本発明について詳しく説明する
水性シラン化合物を用いて親水性有機基を導入した親
水化処理顔料について説明する。本発明で用いる親水性
シラン化合物は親水性有機基を有するシラン化合物であ
る。親水性有機基を有するシラン化合物としては、上記
の一般式(1)で表されるシラン化合物である。 【0006】具体的に例示すれば、例えば、 (CH3CH2O)3SiC36O(C24O)20(C36O)
10CH3、 (CH3O)3SiC36O(C24O)3025、 (C49O)(CH3)2SiC510O(C24O)20CH3 等が挙げられる。 【0007】上記のポリオキシエチレン鎖を有する親水
性シラン化合物を用いて顔料を親水化処理するには、該
親水性シラン化合物で顔料表面を直接処理して親水化処
理する。この処理には、例えば顔料を水、アルコール又
はこれらの混合液に分散し、この分散液に同じく水、ア
ルコール又はこれらの混合液に溶解した親水性シラン化
合物を添加し、撹拌処理あるいはボールミル処理した
後、水分を除去し、乾燥、熱処理、粉砕する湿式法や、
顔料に親水性シラン化合物をスプレーし、乾燥、熱処理
する乾式法等の方法が採用される。これらの処理操作そ
のものは従来既知の方法が採用できる。 【0008】本発明における顔料は、例えば、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、黒酸
化鉄、黄酸化鉄、ベンガラ、一酸化チタン、酸化クロ
ム、群青、紺青、タルク、カオリン、マイカ、炭酸マグ
ネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ
酸マグネシウム、無水ケイ酸、硫酸バリウム、雲母チタ
ン、酸化鉄雲母、酸化鉄雲母チタン、タール色素、天然
色素、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリ
テトラフルオロエチレンパウダー、ウールパウダー、シ
ルクパウダー、結晶セルロース等が挙げられる。 【0009】顔料に対する親水性シラン化合物の量は、
用いる顔料や親水化処理剤の種類、親水化処理方法によ
って異なり、特に限定されないが、好ましくは、顔料の
0.1〜20重量%(以下、単に「%」で示す)、より
好ましくは0.3〜10%である。本発明の親水化処理
顔料は、ポリオキシエチレン鎖を有する親水性有機基が
顔料表面に強固に結合しており、優れた分散性及び分散
安定性を有する。 【0010】上記の如く得られた親水化処理顔料は、水
系での分散性及び分散安定性に優れている。そのため、
顔料を含有する各種の化粧料、皮膚外用剤に適用でき
る。なお、塗料、インク等に適用することができる。本
発明の親水化処理顔料を化粧料に配合する場合、その配
合量は特に限定されないが、好ましくは0.1〜99
%、さらに好ましくは、0.1〜95%である。化粧料
としては、ファンデーション、チークカラー、アイシャ
ドウ、口紅、マスカラ、アイライナー、美爪料、化粧
水、乳液、クリーム、パック、美容液等が挙げられる。
本発明の組成物には、油剤、溶剤、水、界面活性剤、被
膜形成剤、可塑剤、保湿剤、エモリエント剤、水溶性高
分子、防腐剤、紫外線吸収剤、染料、酸化防止剤、美容
成分、香料等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配
合することができる。また、本発明の親水化処理顔料
は、未処理の顔料と併用しても良い。 【0011】 【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより詳細に説
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。 製造例1 酸化チタン(石原産業社製、CR−50)100gをメ
タノール40gに分散し、均一なスラリーとした。この
スラリーに下記式に示すポリオキシエチレン鎖を有する
親水性シラン化合物の30%水溶液10gを添加し、ボ
ールミルで5分間処理を行なった。処理後のスラリーを
減圧乾燥した後、100℃で1時間熱処理を行なった。
これをエタノールで洗浄し、乾燥後粉砕して、表面が親
水化処理された酸化チタンを得た。 (CH3O)3SiC36O(C24O)nCH3 [式中、n=30〜34である。] 【0012】製造例2 タルク(松村産業社製、ハイフィラー)100gを卓上
粉砕器に入れ、下記式に示すポリオキシエチレン鎖を有
する親水性シラン化合物2gを精製水8gに溶解したも
のを噴霧添加しながら10分間混合した。これを減圧乾
燥した後、100℃で1時間熱処理を行ない、エタノー
ルで洗浄し、乾燥後粉砕して、表面が親水化処理された
タルクを得た。 (CH3O)3SiC36O(C24O)r(C36O)t
3 [式中、r/t=2.5〜3.5、r+t=25〜35
である。] 【0013】製造例3 ベンガラ(森下べんがら工業社製、ベンガラ七宝)20
gをメタノール10gに分散し、下記式に示すポリオキ
シエチレン鎖を有する親水性シラン化合物0.6gを精
製水5gに溶解した水溶液を加え、均一なスラリーとし
た。このスラリーを乳鉢で混合し、乾燥後100℃で熱
処理を行なった。これをエタノールで洗浄し、乾燥後粉
砕して、表面が親水化処理されたベンガラを得た。 (CH3O)3SiC36O(C24O)mCH3 [式中、m=18〜22である。] 【0014】製造例4 黒酸化鉄(チタン工業社製、タロックスブラック)20
gをメタノール10gに分散し、製造例3で使用したポ
リオキシエチレン鎖を有する親水性シラン化合物0.6
gを精製水5gに溶解した水溶液を加え、均一なスラリ
ーとした。このスラリーを乳鉢で混合し、乾燥後100
℃で熱処理を行なった。これをエタノールで洗浄し、乾
燥後粉砕して、表面が親水化処理された黒酸化鉄を得
た。 【0015】製造例5 黄酸化鉄(チタン工業社製、タロックスイエロー)20
gをメタノール10gに分散し、製造例3で使用したポ
リオキシエチレン鎖を有する親水性シラン化合物0.6
gを精製水5gに溶解した水溶液を加え、均一なスラリ
ーとした。このスラリーを乳鉢で混合し、乾燥後100
℃で熱処理を行なった。これをエタノールで洗浄し、乾
燥後粉砕して、表面が親水化処理された黄酸化鉄を得
た。 【0016】製造例6 マイカ(山口雲母工業社製、マイカY−3000)10
0gを卓上粉砕器に入れ、製造例2で使用したポリオキ
シエチレン鎖を有する親水性シラン化合物2gを精製水
8gに溶解したものを噴霧添加しながら10分間混合し
た。これを減圧乾燥した後、100℃で1時間熱処理を
行ない、エタノールで洗浄し、乾燥後粉砕して、表面が
親水化処理されたマイカを得た。 【0017】製造例 酸化チタン(石原産業社製、A−100)100gをメ
タノール40gに分散し、均一なスラリーとした。製造
例1で使用したポリオキシエチレン鎖を有する親水性シ
ラン化合物の30%水溶液10gを添加し、ボールミル
で5分間処理を行なった。処理後のスラリーを減圧乾燥
して、100℃で1時間熱処理した。これをエタノール
で洗浄し、乾燥後粉砕して、表面が親水化処理された酸
化チタンを得た。 【0018】製造例 黄色4号アルミニウムレーキ(三栄化学工業社製)50
gを乳鉢に入れ、製造例2で使用したポリオキシエチレ
ン鎖を有する親水性シラン化合物の30%メタノール溶
液5gを添加し、20分間混合した。これを減圧乾燥し
た後、100℃で1時間熱処理を行った。これをエタノ
ールで洗浄し、乾燥後粉砕して、表面が親水化処理され
た黄色4号アルミニウムレーキを得た。 【0019】製造例 ナイロンパウダー(東レ社製)40gを乳鉢に入れ、製
造例3で使用したポリオキシエチレン鎖を有する親水性
シラン化合物の20%メタノール溶液4gを添加し、2
0分間混合した。これを減圧乾燥した後、100℃で1
時間熱処理を行った。これをエタノールで洗浄し、乾燥
後粉砕して、表面が親水化処理されたナイロンパウダー
を得た。 【0020】製造例10 酸化チタン(石原産業社製、CR−50)100gを卓
上粉砕器に入れ、下記式に示すポリオキシエチレン鎖を
有する親水性シラン化合物3gをエタノール7gに溶解
したものを噴霧添加しながら10分間混合した。これを
減圧乾燥した後、100℃で1時間熱処理した。これを
エタノールで洗浄し、乾燥後粉砕して、表面が親水化処
理された酸化チタンを得た。 (CH3O)3SiC36O(C24O)2036Si(OC
3)3 【0021】製造比較例1 親水性シラン化合物のかわりにポリオキシエチレンラウ
リルエーテルリン酸の30%水溶液10gを用いて、製
造例1と同様の操作を行い、親水化処理酸化チタンを得
た。 【0022】試験例1 精製水90gに緩衝液5gを加えてpH4〜8に調整し
た水溶液に、製造例1、製造比較例1の親水化処理酸化
チタン並びに未処理の酸化チタン5gを別個に添加し
て、よく分散させた後、静置してそれぞれの分散状態を
観察した。その結果を、5分以内で沈降するものを×、
15時間未満で沈降するものを△、15時間沈降しない
ものを〇として評価した。 【0023】 【表1】 【0024】評価結果からも明らかなように、未処理酸
化チタンは、pH6.5以下で沈降を生じた。また、従
来の界面活性剤による親水化処理においても効果の改善
はみられなかった。一方、本発明品の親水性シラン化合
物処理酸化チタンは、広いpH域で凝集することなく、
優れた分散性並びに分散安定性を有していた。 【0025】試験例2 製造例9の親水化処理黄色4号アルミニウムレーキと未
処理の黄色4号アルミニウムレーキを別個に適量、精製
水に添加して攪拌し、親水化処理の効果を観察した。本
発明に係わる親水化処理黄色4号アルミニウムレーキ
は、容易に水に濡れ、軽い攪拌で均一に分散した。それ
に対して未処理の黄色4号アルミニウムレーキは、水に
濡れず水の表面に浮いたままで分散しなかった。同様
に、製造例の親水化処理ナイロンパウダーと未処理の
ナイロンパウダーを試験したところ、本発明の親水化処
理ナイロンパウダーの水への分散性は優れていた。 【0026】実施例1及び比較例1〜3 パック化粧料 以下に示す成分及び割合(重量%)のパック化粧料を製
造し、顔料の分散性、分散安定性並びに使用感について
評価した。 【0027】 【表2】 【0028】(製造方法) A:成分1〜3を混合後加温溶解し、これに成分4〜8
を混合溶解して加えた。 B:成分9〜13を混合し、三本ロール処理した。 C:AにBを添加混合し、更に成分14〜15を添加し
均一に混合してパック化粧料を得た。 【0029】本発明品に係わる実施例1は、顔料の分散
状態が良好で、使用感も滑らかな伸びを有していた。更
に、その分散効果の持続性がよいので経時安定性にも優
れていた。一方、比較例1は、顔料が凝集し、均一に分
散しなかった。その結果、肌に塗布した際ざらつき感を
生じたり、塗布膜も白さが不均一で、顔料が白く塊状に
なり使用感が非常に悪かった。更に、経時的に顔料が沈
降する等劣っていた。また、比較例2は、比較例1と比
較すればやや分散状態は良好だったものの、その効果は
低く満足できるものではなかった。比較例3も経時的に
界面活性剤が解離するため、比較例2と同等の効果しか
有しなかった。さらに、比較例2及び3は、リン酸系の
界面活性剤を使用しているため、安全性の点で本発明品
の方が優れていた。 【0030】実施例2及び比較例4 ファンデーション
(2層タイプ) 以下に示す成分及び割合(重量%)のファンデーション
(2層タイプ)を製造し、顔料の分散性、分散安定性並
びに使用感について評価した。 【0031】 【表3】 【0032】(製造方法) A:成分1〜10を混合し、これに成分11を添加して
三本ロール処理した。 B:Aに成分12〜15を加え、均一に混合してファン
デーションを得た。 【0033】本発明品に係わる実施例2は、顔料の分散
状態が良好で、使用感も滑らかな伸びを有していた。ま
た、使用時のシェイキングにより顔料が容易に再分散
し、経時安定性にも優れていた。更に、顔料の凝集がな
いので、外観色と塗布色の色相差がなく、優れた使用性
を有していた。一方、比較例4は、顔料が凝集する傾向
がみられ、その結果、ざらつき感を生じて使用感が悪か
った。更に、経時的に顔料の凝集傾向が進み、シェイキ
ングしても顔料が再分散し難く、また、肌に塗布した際
の外力によって凝集した顔料が分散するために外観色と
塗布色に著しい色相差を生じる等劣っていた。 【0034】 実施例3 マスカラ (成分) (%) 1.ステアリン酸 2.0 2.カルナウバロウ 2.0 3.サラシミツロウ 7.0 4.モノオレイン酸ポリオキシエチレン 0.8 ソルビタン(20E.O.) 5.セスキオレイン酸ソルビタン 0.4 6.トリエタノールアミン 0.5 7.ショ糖脂肪酸エステル 1.5 8.処理黒酸化鉄(製造例4) 6.0 9.処理マイカ(製造例6) 5.0 10.1,3−ブチレングリコール 2.5 11.防腐剤 適量 12.ポリアクリル酸エチルエステルエマルション 50.0 13.精製水 残量 【0035】(製造方法) A:成分1〜7を加温溶解した。 B:成分8〜10を3本ロール処理した。 C:Bに成分11〜13を加え加温した。 D:AにCを加え乳化し、これを冷却してマスカラを得
た。 実施例3は、顔料の分散状態が良好で、ツヤも良く、滑
らかな使用感を有するマスカラであった。 【0036】 【発明の効果】以上、詳述したように本発明品の親水化
処理顔料は水系での優れた分散性及び分散安定性を有し
ている。そのため本発明の親水化処理顔料は、各種化粧
の顔料成分として有用であり、更にこの親水化処理顔
料を配合した化粧料は使用性、経時安定性に優れたもの
である。また、皮膚刺激がなく安全である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 7/48 A61K 7/48 C08K 3/00 C08K 3/00 C08L 101/00 C08L 101/00 C09D 4/02 C09D 4/02 (72)発明者 一戸 省二 群馬県碓氷郡松井田町人見1−10 信越 化学工業株式会社 シリコーン電子材料 技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−30637(JP,A) 特開 平5−261265(JP,A) 特開 平5−261266(JP,A) 特開 昭60−219288(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09C 3/12 A61K 7/00 A61K 7/02 A61K 7/032 A61K 7/48 C08K 3/00 C08L 101/00 C09D 4/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】下記一般式(1)で表される親水性シラン
    化合物を用いて親水化処理した親水化処理顔料を含有す
    ることを特徴とする化粧料。 (R1O)a2 bSiR3O(C24O)p(C36O)q4 (1) (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基、R2は炭素
    数1〜10のアルキル基又はフェニル基、R3は炭素数
    2〜5の2価炭化水素基、R4は水素、炭素数1〜10
    のアルキル基、又は−R3SiR2 b(OR1)a基である。
    また、aは1〜3の整数、bは0〜2の整数であり、a
    +bは3である。pは18〜34の整数、qは0〜10
    の整数であり、p+qは18〜44の整数である。
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