JP3506417B2 - パチンコ球払出装置 - Google Patents

パチンコ球払出装置

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JP3506417B2
JP3506417B2 JP05558599A JP5558599A JP3506417B2 JP 3506417 B2 JP3506417 B2 JP 3506417B2 JP 05558599 A JP05558599 A JP 05558599A JP 5558599 A JP5558599 A JP 5558599A JP 3506417 B2 JP3506417 B2 JP 3506417B2
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祥導 野崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッピングモー
タで回転体を回転させてパチンコ球を払い出すようにし
たパチンコ球払出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の一般的なパチンコ球払出装置は、
パチンコ球が供給される球供給路の出口下流にスプロケ
ット(回転体)を設け、このスプロケットに設けられた
凹部で球供給路から供給されたパチンコ球を受け入れ、
このスプロケットをステッピングモータで回転させるこ
とで、パチンコ球を払い出すようにしている。このもの
は、払出動作の終了時(ステッピングモータの停止時)
に、スプロケットの凹部又は凸部が球供給路の出口に対
向する位置で停止することで、球供給路内のパチンコ球
がスプロケットで受け支えられて落下が阻止された状態
になる。また、ステッピングモータの停止中は、図5
(a)に示すように、励磁がオフされるため、無励磁時
保持トルクによってステッピングモータ(スプロケッ
ト)が保持された状態になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無励磁
時保持トルクだけではステッピングモータ(スプロケッ
ト)を停止位置に保持する力が弱いため、払出動作停止
中に外部からの衝撃等によりスプロケットとパチンコ球
の荷重との間のバランスが崩れると、パチンコ球の荷重
によりスプロケットが回転してパチンコ球が誤って払い
出されてしまうおそれがある。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、払出動作停止中に外
部からの衝撃等により回転体(スプロケット)が回転し
てパチンコ球が誤って払い出されることを未然に防止で
きるパチンコ球払出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のパチンコ球払出装置は、少なく
とも2種類の電源電圧を動作電源として用いるパチンコ
機に設けられ、ステッピングモータの停止期間中(払出
動作停止中)に、その直前の最終の励磁相(以下「停止
相」という)を引き続き停止時保持制御手段により励磁
するようにしたところに第1の特徴があり、更に、ステ
ッピングモータに印加する電圧を前記少なくとも2種類
の電源電圧の中から選択する電源電圧選択手段を備え、
ステッピングモータの回転駆動時に高い方の電源電圧を
選択し、ステッピングモータの停止期間中に低い方の電
源電圧を選択するようにしたところに第2の特徴があ
る。つまり、励磁相を切り換えなければ、ステッピング
モータは励磁相に対応する位置に保持されるので、払出
動作停止中に停止相を励磁し続ければ、その励磁によっ
て発生する保持トルク(励磁時保持トルク)によってス
テッピングモータ(回転体)を停止位置に保持し続ける
ことができる。この励磁時保持トルクは、従来の払出動
作停止中に働く無励磁時保持トルクと比べて明らかに大
きいので、外部から衝撃が加わっても、パチンコ球の荷
重で回転体が回転することを防ぐことができ、パチンコ
球が誤って払い出されることを防止することができる。
【0006】この場合、ステッピングモータの停止期間
中に、停止相に対して回転駆動時の励磁相の印加電圧よ
りも低い電圧を印加して励磁することが好ましい。この
ようにすれば、ステッピングモータを停止位置に保持す
るための励磁電流、消費電力を低く抑えることができ
て、ステッピングモータの発熱・劣化を抑制することが
できる。
【0007】ステッピングモータの停止期間中に、停止
相の印加電圧を低下させる手段として、ドロッパ型レギ
ュレータやチョッパ型レギュレータ等の各種のレギュレ
ータを用いることが考えられるが、近年のパチンコ機
は、複数の電源電圧を動作電源として用いるので、請求
1では、ステッピングモータに印加する電圧をパチン
コ機に用いる少なくとも2種類の電源電圧の中から選択
する電源電圧選択手段を設け、回転駆動時に高い方の電
源電圧を選択し、ステッピングモータの停止期間中に低
い方の電源電圧を選択するようにしている。このように
すれば、新たにレギュレータを設けなくても、電源電圧
を選択するだけの極めて簡単な回路で、ステッピングモ
ータの停止期間中に、停止相の印加電圧を低下させるこ
とができ、回路構成を簡単化することができる。
【0008】或は、請求項のように、ステッピングモ
ータに電源電圧を印加する第1の電源供給路と、電源電
圧を降圧抵抗で降圧してステッピングモータに印加する
第2の電源供給路とを設け、電源供給路切換手段によっ
て、ステッピングモータへの電源供給路を、ステッピン
グモータの回転駆動時に前記第1の電源供給路に切り換
え、ステッピングモータの停止期間中に前記第2の電源
供給路に切り換えるようしても良い。
【0009】このようにすれば、ステッピングモータの
停止期間中に、ステッピングモータの印加電圧が回転駆
動時の印加電圧(電源電圧)と比べて降圧抵抗による電
圧降下分だけ低下するので、上述した請求項と同じ
く、ステッピングモータを停止位置に保持するための励
磁電流を低く抑えることができて、ステッピングモータ
の発熱・劣化を抑制することができる。しかも、ステッ
ピングモータの停止期間中の印加電圧は、降圧抵抗の抵
抗値(電圧降下分)の変更によって容易に変更すること
ができるため、ステッピングモータの停止期間中の印加
電圧に適した電源電圧が存在しない場合でも、使用する
電源電圧に応じて降圧抵抗の抵抗値を変更するだけで、
簡単に最適な印加電圧に調整できる。
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】[実施形態(1)]以下、本発明
の実施形態(1)を図1乃至図5に基づいて説明する。
まず、図3に基づいてパチンコ機11の裏面側の構成を
概略的に説明する。パチンコ機11の裏面上部には、パ
チンコ球を貯溜する球タンク12が設けられ、この球タ
ンク12には、そこから流れ出るパチンコ球を整列状態
で流下させるタンクレール13が接続されている。この
タンクレール13の下端には、球供給路14が2列設け
られ、その球供給路14の下端に、パチンコ球払出装置
15が設けられている。パチンコ機11の裏面中央部に
は、入賞球を集める集合樋16が設けられ、この集合樋
16の下流部には、入賞球(証拠球)の通過を検出する
入賞球センサ17が設けられている。
【0013】次に、パチンコ球払出装置15の構成を説
明する。図2(a)に示すように、2列の球供給路14
は、パチンコ球を一列に整列させた状態でパチンコ球排
出装置15内に流下させるように構成され、2列の球供
給路14の各出口14aの下方には、それぞれスプロケ
ット18(回転体)が配置されている。各スプロケット
18の外周には、パチンコ球を受け入れる複数(例えば
4個)の凹部19が等間隔に形成され、各凹部19の間
に、出口14aのパチンコ球を受け支える凸部20が形
成されている。各スプロケット18の左側方には、それ
ぞれ球供給路14の出口14aから下方に延びる球流下
路21が設けられている。
【0014】図2(b)に示すように、2条の球供給路
14に対応した2つのスプロケット18は、回転軸22
と一体に形成され、この回転軸22が球供給路14の下
方部に回転自在に取り付けられている。また、両スプロ
ケット18間で凹部19(凸部20)の位置が互い違い
となっている。これにより、例えば、一方のスプロケッ
ト18の凸部19が球供給路14の出口14aに対向し
ているときに、他方のスプロケット18は、凹部20が
出口14aに対向した状態となる。
【0015】スプロケット18の後方[図2(b)中で
は左方]には、該スプロケット18を駆動するステッピ
ングモータ23が配置されている。このステッピングモ
ータ23は、駆動回路31(図1参照)によって励磁相
を順次切り換えることで駆動され、励磁相を切り換えな
ければ一定位置(励磁相に対応した位置)に保持され
る。このステッピングモータ23の回転軸24にスプロ
ケット18の回転軸22が嵌着固定されている。
【0016】ステッピングモータ23の駆動回路31
(図1参照)は、払出制御回路25によって制御され
る。この払出制御回路25は、マイクロコンピュータを
主体として構成され、この払出制御回路25から出力さ
れる電圧切換信号に基づいてステッピングモータ23へ
の印加電圧を切り換えるため電源電圧切換回路27(電
源電圧選択手段)が設けられている。この電源電圧切換
回路27は、PNP型のトランジスタ28を有し、この
トランジスタ28のエミッタがパチンコ機11で用いら
れる複数の電源電圧のうちの高い方の電源電圧V1(例
えば12V)の端子に接続され、該トランジスタ28の
コレクタが逆電流防止ダイオード29を介して低い方の
電源電圧V2(例えば5V)の端子に接続され、該トラ
ンジスタ28のベースが抵抗30を介して払出制御回路
25の出力ポートに接続されている。
【0017】また、トランジスタ28のコレクタとダイ
オード29との間の接続点が駆動回路31の電源端子に
接続されている。これにより、図4に示すように、払出
制御回路25からの電圧切換信号がローレベルの間は、
PNP型のトランジスタ28がオンして高い方の電源電
圧V1が駆動回路31を介してステッピングモータ23
に印加され、電圧切換信号がハイレベルの間は、PNP
型のトランジスタ28がオフして、低い方の電源電圧V
2が駆動回路31を介してステッピングモータ23に印
加される。
【0018】払出制御回路25は、メイン制御回路32
から送信されてくる賞球要求信号や球貸し用のカードユ
ニット33から送信されてくる貸球要求信号に基づいて
次のようにしてパチンコ球払出装置15の動作を制御す
る。払出制御回路25は、賞球要求信号又は貸球要求信
号を受信すると、電圧切換信号をハイレベルからローレ
ベルに反転させて、電源電圧切換回路27のPNP型の
トランジスタ28をオンさせ、高い方の電源電圧V1を
駆動回路31に印加する。この状態で、ステッピングモ
ータ23の励磁相を順次切り換えながら、各励磁相に高
い方の電源電圧V1を印加してステッピングモータ23
を高トルクで駆動し、スプロケット18を回転させる。
これにより、スプロケット18の凹部19が出口14a
に対向する毎に球供給路14内のパチンコ球を凹部19
に受け入れ、そのパチンコ球を球流下路21に落下させ
る。この際、2つのスプロケット18は凹部19の位置
が互い違いとなっているため、2条の球流下路21には
パチンコ球が交互に1個ずつ排出される。
【0019】その後、賞球要求信号又は貸球要求信号に
応じた数のパチンコ球を払い出した時点で、励磁相の切
り換えを停止して、ステッピングモータ23を停止させ
ると共に、払出制御回路25から出力する電圧切換信号
をハイレベルに反転させて、電源電圧切換回路27のP
NP型のトランジスタ28をオフさせる。これにより、
図5(b)に示すように、低い方の電源電圧V2が駆動
回路31を介してステッピングモータ23の停止相(最
後の励磁相)に印加され、その励磁によって発生する保
持トルクによってステッピングモータ23(スプロケッ
ト18)が停止相に対応した所定の停止位置に保持され
る。ステッピングモータ23の停止期間中(払出動作停
止中)は、低い方の電源電圧V2が停止相に印加され続
け、励磁時保持トルクによってステッピングモータ23
が所定の停止位置に保持され続ける。この機能が特許請
求の範囲でいう停止時保持制御手段に相当する。
【0020】以上説明した本実施形態(1)のように、
払出動作停止中に停止相の励磁により発生する励磁時保
持トルクは、従来の払出動作停止中に働く無励磁時保持
トルクと比べて明らかに大きいので、外部から衝撃等に
よってステッピングモータ23(スプロケット18)が
回転することを防ぐことができ、パチンコ球が誤って払
い出されることを防止することができて、払出制御の信
頼性を向上できる。
【0021】しかも、本実施形態(1)では、ステッピ
ングモータ23の停止期間中(払出動作停止中)に、停
止相の印加電圧を低下させるので、ステッピングモータ
23の停止期間中の励磁電流を低く抑えることができ
て、ステッピングモータ23の発熱・劣化を抑制するこ
とができ、ステッピングモータ23の耐久性を向上でき
る。
【0022】更に、本実施形態(1)では、ステッピン
グモータ23に印加する電圧をパチンコ機11の動作電
源として用いる2種類の電源電圧V1,V2の中から選
択する電源電圧切換回路27を設け、回転駆動時に高い
方の電源電圧V1を選択し、ステッピングモータ23の
停止期間中に低い方の電源電圧V2を選択するようにし
たので、新たにレギュレータを設けなくても、電源電圧
V1,V2を選択するだけの極めて簡単な回路で、ステ
ッピングモータ23の停止期間中に、停止相の印加電圧
を低下させることができ、回路構成を簡単化することが
できて、低コスト化の要求を満たすことができる。
【0023】しかしながら、本発明は、ステッピングモ
ータ23の停止期間中に、ドロッパ型レギュレータやチ
ョッパ型レギュレータ等の各種のレギュレータを用いて
停止相の印加電圧を低下させる構成としても良く、この
場合でも、本発明の所期の目的は十分に達成できる。
【0024】[比較例] 次に、比較例を図5及び図6を用いて説明する。本比較
では、前記実施形態(1)で用いた電源電圧切換回路
27に代えて、チョッパ回路35を設け、電源電圧V1
をチョッパ回路35によって所定周期でオン/オフして
ステッピングモータ23の駆動回路31に供給するよう
にしている。チョッパ回路35は、PNP型のトランジ
スタ36を有し、このトランジスタ36のエミッタが高
い方の電源電圧V1(例えば12V)の端子に接続さ
れ、該トランジスタ36のコレクタが駆動回路31の電
源端子に接続され、該トランジスタ36のベースが抵抗
37を介して払出制御回路25の出力ポートに接続され
ている。
【0025】払出制御回路25は、ステッピングモータ
23の駆動中(払出動作中)に、トランジスタ36のベ
ースにローレベル信号を印加してトランジスタ36をオ
ン状態に維持し、電源電圧V1を100デューティ比で
駆動回路31に供給すると共に、ステッピングモータ2
3の励磁相を順次切り換えながら、各励磁相に電源電圧
V1を印加してステッピングモータ23を高トルクで駆
動し、スプロケット18を回転させてパチンコ球を払い
出す。
【0026】その後、払出制御回路25は、賞球要求信
号又は貸球要求信号に応じた数のパチンコ球を払い出し
た時点で、励磁相の切り換えを停止して、ステッピング
モータ23を停止させると共に、払出制御回路25から
トランジスタ36のベースに所定周期のハイレベル信号
を印加してトランジスタ36を周期的にオン/オフさ
せ、そのスイッチング周波数で停止相の印加電圧をオン
/オフする。これにより、停止相に印加する電圧実効値
が低下して、励磁電流が減少し、ステッピングモータ2
3の発熱・劣化が抑制される。しかし、停止相の励磁の
オン/オフの周期が長いと、オン/オフに伴う励磁電流
のリップルが大きくなって、保持トルクのリップルが大
きくなり、それによってステッピングモータ23が振動
して、騒音が発生するようになる。
【0027】 そこで、本比較例では、ステッピングモ
ータ23の停止期間中に、チョッパ回路35によって停
止相の印加電圧を500Hz以上、より好ましくは、1
000Hz以上のスイッチング周波数でオン/オフす
る。スイッチング周波数が500Hz以上であれば、励
磁電流のリップルが小さくなって保持トルクのリップル
が小さくなり、振動・騒音を抑えながら励磁電流を少な
くすることができる。尚、ステッピングモータ23の停
止期間中の保持トルクは、デューティ比によって調整す
れば良い。
【0028】[実施形態()] 次に、本発明の実施形態()を図7を用いて説明す
る。本実施形態()では、前記比較例で用いたチョッ
パ回路35に代えて、電源供給路切換回路38を設けて
いる。この電源供給路切換回路38は、PNP型のトラ
ンジスタ39(電源供給路切換手段)を有し、このトラ
ンジスタ39のエミッタが例えば12Vの電源電圧V1
の端子に接続され、該トランジスタ28のコレクタが駆
動回路31の電源端子に接続され、該トランジスタ39
のベースが抵抗40を介して払出制御回路25の出力ポ
ートに接続されている。また、トランジスタ39のコレ
クタとエミッタとの間に降圧抵抗41が接続されてい
る。この場合、電源電圧V1をトランジスタ39を介し
て駆動回路31に供給する電源供給路が第1の電源供給
路42となり、電源電圧V1を降圧抵抗41で降圧して
駆動回路31に供給する電源供給路が第2の電源供給路
43となる。
【0029】払出制御回路25は、ステッピングモータ
23の駆動中(払出動作中)に、トランジスタ39のベ
ースにローレベル信号を印加してトランジスタ39をオ
ン状態に維持し、駆動回路31への電源供給路を第1の
電源供給路42に切り換えた状態に保持する。これによ
り、電源電圧V1をトランジスタ39を介して駆動回路
31に供給すると共に、ステッピングモータ23の励磁
相を順次切り換えながら、各励磁相に電源電圧V1を印
加してステッピングモータ23を高トルクで駆動し、ス
プロケット18を回転させてパチンコ球を払い出す。
【0030】その後、払出制御回路25は、賞球要求信
号又は貸球要求信号に応じた数のパチンコ球を払い出し
た時点で、励磁相の切り換えを停止して、ステッピング
モータ23を停止させると共に、払出制御回路25から
の出力信号をハイレベルに反転させて、トランジスタ3
9をオフさせ、駆動回路31への電源供給路を第2の電
源供給路43に切り換えることで、電源電圧V1を降圧
抵抗41で降圧して駆動回路31に供給する。これによ
り、停止相に印加する電圧が降圧抵抗41による電圧降
下分だけ低下して、励磁電流が減少し、ステッピングモ
ータ23の発熱・劣化が抑制される。
【0031】ところで、ステッピングモータ23の停止
期間中の印加電圧は、衝撃荷重等によるスプロケット1
8の回転を防止できる保持トルクが得られるように設定
する必要がある。前記実施形態(1)のように、複数の
電源電圧の中から、ステッピングモータ23の停止期間
中の印加電圧を選択する場合には、適正な保持トルクを
得るための印加電圧に適した電源電圧が存在しない可能
性がある。停止期間中の印加電圧が不足すると、スプロ
ケット18の回転防止効果が不十分となり、また、停止
期間中の印加電圧が高すぎると、停止期間中の励磁電流
が大きくなってステッピングモータ23の発熱量が多く
なり、ステッピングモータ23が劣化しやすくなる。
【0032】 この点、本実施形態()では、ステッ
ピングモータ23の停止期間中に、電源電圧V1を降圧
抵抗41で降圧してステッピングモータ23に印加する
ので、ステッピングモータ23の停止期間中の印加電圧
を、降圧抵抗41の抵抗値(電圧降下分)の変更によっ
て容易に変更することができる。このため、ステッピン
グモータ23の停止期間中の印加電圧に適した電源電圧
が存在しない場合でも、使用する電源電圧に応じて降圧
抵抗41の抵抗値を変更するだけで、簡単に最適な印加
電圧に調整できる。これにより、使用する電源電圧を問
わず、停止期間中の印加電圧(励磁電流)を必要最小値
に設定することができ、ステッピングモータ23の発熱
・劣化を抑制しながら、必要な保持トルクを確実に確保
することができる。
【0033】尚、上記各実施形態では、スプロケットタ
イプの回転体を用いたが、例えばリードスクリュータイ
プの回転体を用いるようにしても良い。その他、本発明
は、スプロケット18の凸部20(凹部19)の数・形
状を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で
種々変更して実施できることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1のパチンコ球払出装置によれば、ステッピン
グモータの停止期間中(払出動作停止中)に、その直前
の最終の励磁相(停止相)を引き続き励磁するようにし
たので、払出動作停止中に外部からの衝撃等により回転
体(スプロケット)が回転してパチンコ球が誤って払い
出されることを未然に防止でき、払出制御の信頼性を向
上できる。
【0035】しかも、請求項では、ステッピングモー
タの停止期間中に、停止相の印加電圧を低下させるの
で、ステッピングモータの停止期間中の励磁電流を低下
させてステッピングモータの発熱・劣化を抑制すること
ができ、ステッピングモータの耐久性を向上できる。
【0036】更に、請求項では、ステッピングモータ
の印加電圧をパチンコ機に用いる2種類の電源電圧の中
から選択するようにしたので、ステッピングモータの印
加電圧を可変するレギュレータを設ける必要がなく、回
路構成を簡単化できて、低コスト化の要求を満たすこと
ができる。
【0037】また、請求項では、ステッピングモータ
の停止期間中に、電源電圧を降圧抵抗で降圧してステッ
ピングモータに印加するようにしたので、使用する電源
電圧に応じて降圧抵抗の抵抗値を変更するだけで、停止
期間中の印加電圧(励磁電流)を必要最小値に容易に設
定することができ、ステッピングモータの発熱・劣化を
抑制しながら、必要な保持トルクを確実に確保すること
ができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)におけるパチンコ機の
制御系の電気的構成を示すブロック図
【図2】(a)はパチンコ球払出装置の縦断正面図、
(b)は同縦断側面図
【図3】パチンコ機の裏面図
【図4】電圧切換信号とステッピングモータの印加電圧
との関係を説明するためのタイムチャート
【図5】(a)は従来のステッピングモータの印加電圧
の波形図、(b)は本発明の実施形態(1)のステッピ
ングモータの印加電圧の波形図、(c)は比較例のステ
ッピングモータの印加電圧の波形図
【図6】比較例におけるパチンコ機の制御系の電気的構
成を示すブロック図
【図7】本発明の実施形態()におけるパチンコ機の
制御系の電気的構成を示すブロック図
【符号の説明】
11…パチンコ機、14…球供給路、15…パチンコ球
払出装置、18…スプロケット(回転体)、19…凹
部、20…凸部、21…球流下路、23…ステッピング
モータ、25…払出制御回路(停止時保持制御手段)、
27…電源電圧切換回路(電源電圧選択手段)、35…
チョッパ回路、36…トランジスタ、38…電源供給路
切換回路、39…トランジスタ(電源供給路切換手
段)、41…降圧抵抗、42…第1の電源供給路、43
…第2の電源供給路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−309167(JP,A) 特開 平8−9690(JP,A) 特開 平3−55087(JP,A) 実開 平6−26966(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 324

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種類の電源電圧を動作電源
    として用いるパチンコ機に設けられ、ステッピングモー
    タで回転体を回転させてパチンコ球を払い出すようにし
    たパチンコ球払出装置において、 前記ステッピングモータの停止期間中に、その直前の最
    終の励磁相(以下「停止相」という)を引き続き励磁す
    る停止時保持制御手段と、 前記ステッピングモータに印加する電圧を前記少なくと
    も2種類の電源電圧の中から選択する電源電圧選択手段
    とを備え、 前記電源電圧選択手段は、前記ステッピングモータの回
    転駆動時に高い方の電源電圧を選択し、前記ステッピン
    グモータの停止期間中に低い方の電源電圧を選択するこ
    とを特徴とするパチンコ球払出装置。
  2. 【請求項2】 ステッピングモータで回転体を回転させ
    てパチンコ球を払い出すようにしたパチンコ球払出装置
    において、 前記ステッピングモータの停止期間中に、その直前の最
    終の励磁相(以下「停止相」という)を引き続き励磁す
    る停止時保持制御手段と、 前記ステッピングモータに電源電圧を印加する第1の電
    源供給路と、 前記電源電圧を降圧抵抗で降圧して前記ステッピングモ
    ータに印加する第2の電源供給路と、 前記ステッピングモータへの電源供給路を、前記ステッ
    ピングモータの回転駆動時に前記第1の電源供給路に切
    り換え、前記ステッピングモータの停止期間中に前記第
    2の電源供給路に切り換える電源供給路切換手段とを備
    えていることを特徴とするパチンコ球払出装置。
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