JP3503114B2 - インターロック機構 - Google Patents

インターロック機構

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JP3503114B2
JP3503114B2 JP33675999A JP33675999A JP3503114B2 JP 3503114 B2 JP3503114 B2 JP 3503114B2 JP 33675999 A JP33675999 A JP 33675999A JP 33675999 A JP33675999 A JP 33675999A JP 3503114 B2 JP3503114 B2 JP 3503114B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、静止枠の所定位置
に位置付けられる三つの装着物(第1の装着物、第2の
装着物及び第3の装着物)が所定の操作順序でそれぞれ
所定位置に位置付けられたことを、1個のインターロッ
クレバーと1個のスイッチにより検出することができ
る、インターロック機構、例えば、静電複写機、レーザ
プリンタ等の画像形成機に離脱自在に装着される第1の
装着物であるプロセスユニット、画像形成機の側面を開
閉する第2の装着物である側面カバー及び画像形成機の
上面を開閉する第3の装着物である上面カバーが所定の
操作順序でそれぞれ所定位置に位置付けられたことを、
1個のインターロックレバーと1個のスイッチにより検
出することができる、インターロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成機、例えばレーザプリンタ(以
下、単に「プリンタ」と略称する)の静止枠には、二つ
の装着物、例えば、第1の装着物である正面カバー及び
第2の装着物である上面カバーが装着されている。正面
カバーは、ほぼ直方体形状をなすプリンタの一つの側面
である正面を開閉するために装着され、上面カバーは、
プリンタの上面を開閉するために装着されている。そし
て更に、正面カバー及び上面カバーが所定の操作順序で
それぞれ所定位置に位置付けられたことを、1個のイン
ターロックレバーと1個のスイッチにより検出すること
ができる、インターロック機構が配設されている。この
インターロック機構においては、例えば、先に正面カバ
ーを完全に閉じてからでないと(所定位置に位置付けて
からでないと)、上面カバーを完全に閉じることができ
ない(所定位置に位置付けることができない)ように規
定されている。上記所定の操作順序を間違えて、上面カ
バーを先に閉じ、次に正面カバーを閉じようとした場合
には、正面カバーが、先に閉じられた上面カバーに干渉
して閉じることができず、スイッチもONさせられない
よう構成されている。他方、所定の操作順序に従って正
面カバーを先に閉じ、次に上面カバーを閉じた場合に
は、インターロックレバーの作用によりスイッチがON
させられ、正面カバー及び上面カバーが所定の操作順序
でそれぞれ所定位置に位置付けられたことが検出され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記形態のインターロ
ック機構においては、1個のインターロックレバーと1
個のスイッチによって、二つの装着物が所定の操作順序
でそれぞれ所定位置に位置付けられたことを検出するこ
とができるが、三つの装着物が所定の操作順序でそれぞ
れ所定位置に位置付けられたことを検出することはでき
ない。このため、上記形態のインターロック機構にその
ような機能を持たせるためには、更に別のインターロッ
クレバー及びスイッチを付設することになり、構成が複
雑化すると共にコストアップになる。
【0004】本発明は、上記事実に基づいてなされたも
ので、その目的は、三つの装着物が所定の操作順序でそ
れぞれ所定位置に位置付けられたことを、1個のインタ
ーロックレバーと1個のスイッチによって検出すること
可能にする、新規なインターロック機構を提供すること
である。
【0005】本発明のその他の目的及び特徴は、本発明
に従って構成されたインターロック機構の実施形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から明
らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回動方
向第1及び第2位置間を回動可能に、軸方向第1及び第
2位置間を移動可能に及び長手方向第1及び第2位置間
を移動可能に静止枠に支持されたインターロックレバー
と、該レバーと静止枠との間に介在されて該レバーを軸
方向第1位置に位置付ける第1ばね手段と、該レバーと
静止枠との間に介在されて該レバーを回動方向第1位置
及び長手方向第1位置に位置付ける第2ばね手段と、静
止枠の所定位置に向けて移動させられることによりそれ
ぞれ所定位置に位置付けられる第1、第2及び第3の装
着物と、静止枠に配置されて、該レバーが軸方向第2位
置及び回動方向第2位置に移動させられかつ長手方向第
1位置から第2位置へ移動させられたときにのみONさ
せられるスイッチとを備え、第1の装着物が所定位置に
位置付けられると該レバーは第1ばね手段に抗して軸方
向第1位置から第2位置に強制移動させられ、第2の装
着物が所定位置に位置付けられると該レバーは第2ばね
手段に抗して回動方向第1位置から第2位置に強制移動
させられ、第3の装着物が所定位置に位置付けられると
該レバーは第2ばね手段に抗して長手方向第1位置から
第2位置に強制移動させられる、ことを特徴とするイン
ターロック機構、が提供される。
【0007】該レバーには、回動方向第2位置から第1
位置へ向かう回動方向に延び出す被強制突起部が配設さ
れ、第2の装着物には、該レバーの被強制突起部に当接
させられて該レバーを回動方向第1位置から第2位置に
強制するための強制突起部が形成されている、ことが好
ましい。該レバーが軸方向第2位置及び回動方向第2位
置に移動させられた状態で、第3の装着物が所定位置に
移動させられて該レバーが長手一端方向へ強制移動させ
られると、該レバーの被強制突起部は第2の装着物の強
制突起部に当接させられた状態で相対移動させられる、
ことが好ましい。第3の装着物には、該レバーの他端に
当接させられて該レバーを長手一端方向に強制するため
の強制突起部が形成されている、ことが好ましい。該レ
バーには長手方向に延在する長孔が形成され、静止枠に
は支持ピンが配設され、該レバーは長孔を介して支持ピ
ンに回動可能に、軸方向移動可能に及び長手方向移動可
能に支持される、ことが好ましい。第1ばね手段は、該
レバーを軸方向第2位置から第1位置に向けて付勢する
板ばねから構成され、第2ばね手段は、該レバーを回動
第2位置及び長手方向第2位置から回動第1位置及び長
手方向第1位置に向けて付勢する引張コイルばねから構
成されている、ことが好ましい。第1の装着物は画像形
成機に離脱自在に装着されるプロセスユニットであり、
第2の装着物は画像形成機の一つの側面を開閉する側面
カバーであり、第3の装着物は画像形成機の上面を開閉
する上面カバーである、ことが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、画像
形成機、例えばプリンタに適用される、本発明に従って
構成されたインターロック機構の実施形態を詳細に説明
する。なお図1〜図8において、実質上同一部分は同一
符号で示されている。図1〜図3を参照して、インター
ロック機構は、全体を図示しない、ほぼ直方体形状をな
すプリンタの静止枠10(更に具体的には静止枠11)
に支持されたインターロックレバー20と、静止枠10
(更に具体的には静止枠11)とインターロックレバー
20との間に介在された第1ばね手段である板ばね30
及び第2ばね手段である引張コイルばね40と、静止枠
10(更に具体的には静止枠11)の所定位置に向けて
移動させられることによりそれぞれ所定位置に位置付け
られる第1の装着物であるプロセスユニット50、第2
の装着物である正面カバー60及び第3の装着物である
上面カバー70と、静止枠10(更に具体的には静止枠
11)に配設されたスイッチ80とを備えている。な
お、インターロックレバー20は、以下、単に「レバー
20」と略称する。また図2において、右側は、プリン
タの一つの側面を構成する正面、左側は、プリンタの一
つの側面を構成する裏面、手前側は、上記正面から見
て、プリンタの左側面、奥側は、上記正面から見て、プ
リンタの右側面、下側は底面及び上側は上面をそれぞれ
規定している。
【0009】図1〜図3において、番号11は、プリン
タの左側面に鉛直に延在するよう配設された静止枠、番
号12は、プリンタの正面に鉛直に延在するよう配設さ
れた静止枠を示している。静止枠11及び12は、プリ
ンタの静止枠10の一部を構成している。プロセスユニ
ット50は、この実施形態においては、その前端の一部
が、プリンタの右側面から、左側面の静止枠11に近接
した所定位置に向けて移動させられることによって、所
定位置に位置付けられる(装着される)。図2に示すよ
うに、プリンタの正面側の静止枠12には、水平に延在
するガイドレール12aが形成されている。また静止枠
12に間隔をおいて対向するようにプリンタの裏面側に
配設された図示しない静止枠の対称位置にも、実質上同
じ構成を有する図示しないガイドレール12aが複数個
形成されている。プロセスユニット50の一側部には、
被ガイドピン51がプロセスユニット50の移動方向に
間隔をおいて複数個配設されている。プロセスユニット
50の図示しない他側部の対称位置にも、実質上同じ構
成を有する図示しない被ガイドピン51が配設されてい
る。プロセスユニット50は、その被ガイドピン51の
各々が、対応するガイドレール12aに嵌合・支持され
てそれに沿って移動させられることにより、所定位置に
離脱自在に位置付けられる。
【0010】プリンタの一つの側面である正面を開閉す
る側面カバーである正面カバー60は、静止枠12にそ
の下端部が図示しない旋回軸を介して回動自在に装着さ
れ、プリンタの正面を開放する開位置と、正面を閉じる
閉位置(所定位置)との間を開閉自在である。また、プ
リンタの上面を開閉する上面カバー70は、プリンタの
上記裏面側の図示しない静止枠にその一端部(図2にお
いて左端部)が図示しない旋回軸を介して回動自在に装
着され、プリンタの上面を開放する開位置と、上面を閉
じる閉位置(所定位置)との間を開閉自在である。した
がって正面カバー60及び上面カバー70は、所定位置
である閉位置に向けて移動させられることにより閉位置
に位置付けられる。なお、図2において、正面カバー6
0及び上面カバー70の各々は部分的に開かれた状態に
ある(実用的にはそれぞれ全開にされた状態にあるであ
ろうが、図示の簡略化のため半開状態で示してある)。
【0011】レバー20は、静止枠11に、回動方向第
1位置(図2及び図5に示す位置)と回動方向第2位置
(図6及び図7に示す位置)との間を回動可能に、また
軸方向第1位置(図1及び図3に示す位置)と軸方向第
2位置(図4及び図8に示す位置)との間を軸方向移動
可能に、及び長手方向第1位置(図1〜図6に示す位
置)と長手方向第2位置(図7及び図8に示す位置)と
の間を長手方向移動可能に支持されている。本体部の平
面形状が細長く全体としてほぼ帯形状をなすレバー20
は、一定の厚さを有しかつ平坦な両面を有している。レ
バー20の一端部寄りの位置には、回動方向第2位置か
ら回動方向第1位置へ向かう回動方向(図2において反
時計方向)に延び出す比較的薄肉の小突起部21及び比
較的薄厚の大突起部である被強制突起部22が一体に形
成されている。小突起部21にはばね係止孔21aが形
成されている。小突起部21及び被強制突起部22は図
2に示す正面から見てほぼ矩形状に形成されている。レ
バー20の長手方向中央部には長手方向に延在する長孔
23が形成されている。長孔23は一定の幅で直線状に
延びるよう形成され、その両端は半円形状をなすように
形成されている。静止枠11の上端部であってプリンタ
の正面に近い位置には、支持ピン13が水平方向内側に
直立するように配設されている。レバー20は、長孔2
3を介して支持ピン13に、したがって静止枠11の内
側に相対回動可能に、軸方向に相対移動可能にかつ長手
方向に相対移動可能に支持される。上記相対回動及び相
対移動を許容するため、支持ピン13の直径は長孔23
の幅よりも若干小さく形成されている。また、レバー2
0が支持ピン13から抜け出さないようにするため、支
持ピン13の先端に、長孔23の幅よりも大きな直径を
有する頭部13aが形成されている。
【0012】静止枠11の上端部であってプリンタの正
面に近い位置には、第1ばね手段である板ばね30が装
着されている。薄板のばね鋼からなる板ばね30は、直
線状に延びる一端部と、該一端部からその片面側に傾斜
して他端方向に延びる傾斜部と、傾斜部の他端からほぼ
フック状に湾曲する湾曲部とを有するよう形成されてい
る。板ばね30は、その一端部が静止枠11にビスによ
り離脱自在に固定されることにより静止枠11に取り付
けられている。板ばね30は、その湾曲部がレバー20
の片面に当接して軸方向に付勢することにより、レバー
20を頭部13aに押圧することにより軸方向第1位置
に位置付けている。静止枠11の上端部であってレバー
20よりも、プリンタの正面寄りの位置には、ばね係止
ピン14が水平方向内側に直立するように配設されてい
る。静止枠11のばね係止ピン14とレバー20のばね
係止孔21aとの間には、第2ばね手段である引張コイ
ルばね40が介在されている。引張コイルばね40は、
その引張力が実質上ゼロの状態であるセット位置におい
て、レバー20を回動方向第1位置及び長手方向第1位
置に位置付けている。レバー20が、軸方向第1位置、
回動方向第1位置及び長手方向第1位置に位置付けられ
た状態において(レバー20がホームポジションに位置
付けられた状態において)、レバー20は、支持ピン1
3の軸方向に見て、鉛直方向に対し若干傾斜して延在す
るよう位置付けられると共に、支持ピン13は長孔23
の一端(下端)に相対的に当接して位置付けられる。な
お、レバー20が、回動方向第1位置から回動方向第2
位置まで移動させられた状態において、レバー20は、
支持ピン13の軸方向に見て、ほぼ鉛直方向に延在する
よう位置付けられる。
【0013】静止枠11には、レバー20が軸方向第2
位置及び回動方向第2位置に移動させられかつ長手方向
第1位置から長手方向第2位置へ移動させられたときに
のみONさせられるスイッチ80が配設されている。そ
れ自体は周知の構成を利用することでよいスイッチ80
には、可動検出アーム81が配設されている。スイッチ
80は、可動検出アーム81がスイッチ80の表面から
傾斜して立ち上がっているときはOFF、可動検出アー
ム81がスイッチ80の表面に向かって所定量押し込ま
れるとONとなるよう構成されている。レバー20が回
動方向第1位置、軸方向第1位置及び長手方向第1位置
に位置付けられた状態(ホームポジションに位置付けら
れた状態)において、スイッチ80は、図2に示す、支
持ピン13の軸方向に見て、レバー20の回動方向第2
位置側に間隔をおいてかつその上端がレバー20の一端
(下端)とほぼ同じ水平レベルに位置付けられ、更に、
図1に示す、支持ピン13の半径方向外側から水平に見
て、レバー20の軸方向第2位置側に配置されている。
【0014】スイッチ80が上記したように配置される
ことにより、レバー20がホームポジションから、長手
一端方向(下方)に移動させられても、軸方向第2位置
まで移動させられても、回動方向第2位置に回動させら
れても、スイッチ80の可動検出アーム81に当接する
ことはなく、スイッチ80をONさせることはない。換
言すれば、スイッチ80とレバー20との間の相対位置
関係がそのように規定されている。特に、レバー20が
ホームポジションから、長手一端方向に移動させられた
場合には、引張コイルばね40の引張力による支持ピン
13まわりの回転モーメント(回動方向第1位置から、
回動方向第2位置に向かう方向と逆の回動方向の回転モ
ーメント)が徐々に強くなり、レバー20の一端部(下
端部)がスイッチ80の可動検出アーム81から徐々に
離れる方向に回動させられてレバー20は、その一端部
がスイッチ80の可動検出アーム81から最大限離れた
形態でホームポジションにおけるよりも更に大きく傾斜
させられて位置付けられる。スイッチ80はまた、レバ
ー20が回動方向第1位置から回動方向第2位置に移動
させられかつ軸方向第1位置から軸方向第2位置に位置
付けられても、レバー20がスイッチ80の可動検出ア
ーム81に当接することはなく、スイッチ80をONさ
せないように位置付けられているが、レバー20がこの
位置から長手一端方向(下方)に移動させられた場合に
は、スイッチ80の可動検出アーム81の傾斜面にその
下端部の側面(回動方向第1位置から回動方向第2位置
へ向かう回動方向に向けられた側面)が当接させられ
て、可動検出アーム81を所定量押し込んでスイッチ8
0をONさせるように配置されている。
【0015】なお上記正面カバー60には、強制突起部
61が、本体部の内側からほぼ直角に延び出すように形
成されている。強制突起部61は、レバー20の被強制
突起部22に当接させられて、レバー20を回動方向第
1位置から回動方向第2位置に強制するために設けられ
ている。なお、強制突起部61は、レバー20が軸方向
第2位置に位置付けられたときにのみ、被強制突起部2
2に当接しうるよう配置されている。正面カバー60
の、図示しない旋回軸と反対側の先端部は、内側に向か
って直角に延びる垂下部と、この垂下部の先端から外側
に直角に延びる縁部とから構成され、先端部の断面はほ
ぼL形状をなしている。また上面カバー70には、強制
突起部71が、本体部の内側からほぼ直角に延び出すよ
うに形成されている。強制突起部71は、レバー20の
他端(上端)に当接させられて、レバー20を長手方向
第1位置から長手方向第2位置に強制するために設けら
れている。なお、強制突起部71は、レバー20が軸方
向第2位置に位置付けられたときにのみ、レバー20の
他端に当接しうるよう配置されている。上面カバー70
の、図示しない旋回軸と反対側の先端部は、内側に向か
って直角に延びる垂下部により構成され、先端部の断面
はほぼL形状をなしている。
【0016】上記プリンタにおいては、第1の装着物で
あるプロセスユニット50、第2の装着物である正面カ
バー60及び第3の装着物である上面カバー70の間に
は、所定の操作順序が設けられている。所定の操作順序
(正しい操作順序)は、プロセスユニット50→正面カ
バー60→上面カバー70であり、この操作順序に従っ
て、それぞれの所定位置に位置付けないと、全てを完全
に所定位置に位置付けることができず、しかもスイッチ
80をONさせることができないように規定されてい
る。そしてこのような所定の操作順序を満足させるた
め、本発明によるインターロック機構が配設されてい
る。更に図1〜図3を参照して、プロセスユニット50
はプリンタに装着されておらず(したがって所定位置に
位置付けられておらず)、正面カバー60及び上面カバ
ー70の各々は開かれた状態にある。レバー20は、板
ばね30によって軸方向第1位置に位置付けられ、引張
コイルばね40によって回動方向第1位置に位置付けら
れると共に長手方向第1位置に位置付けられている。こ
のようにホームポジションに位置付けられた状態のレバ
ー20は、図1及び図3に示すように支持ピン13の半
径方向外方から水平に見て、支持ピン13の水平軸線に
直交して延在するよう位置付けられ、かつ図2に示すよ
うに支持ピン13の軸方向に見て、鉛直方向に対し若干
傾斜して位置付けられている。以下、正面カバー60及
び上面カバー70の各々が開かれた状態にあり、かつレ
バー20が上記ホームポジションに位置付けられた状態
から行なわれる正しい操作順序の作用について説明す
る。
【0017】正しい操作順序:プロセスユニット50→
正面カバー60→上面カバー70 最初にプロセスユニット50が所定位置に向けて移動さ
せられると、レバー20は、プロセスユニット50の移
動方向前端の一部により強制され、板ばね30のばね力
に抗して軸方向第1位置から軸方向第2位置まで移動さ
せられる。プロセスユニット50は所定位置に位置付け
られる(図4及び図5参照)。レバー20は回動方向第
1位置及び長手方向第1位置に位置付けられているの
で、スイッチ80がONさせられることはない。次に正
面カバー60が閉じ方向に移動させられると、正面カバ
ー60の強制突起部61の先端が、軸方向第2位置に位
置付けられたレバー20の被強制突起部22の先端に当
接させられてレバー20を強制し、引張コイルばね40
の引張力に抗して、レバー20を回動方向第1位置から
回動方向第2位置まで回動させる。正面カバー60は完
全に閉じられる(図6参照)。次に上面カバー70が閉
じ方向に移動させられると、上面カバー70の強制突起
部71の先端が、軸方向第2位置及び回動方向第2位置
に位置付けられたレバー20の他端22に当接させられ
てレバー20を長手一端方向に強制し、引張コイルばね
40の引張力に抗して、レバー20を長手方向第1位置
から長手方向第2位置まで移動させる。レバー20の片
面と板ばね30との間及びレバー20の被強制突起部2
2の先端と正面カバー60の強制突起部61の先端との
間は相対移動(滑り移動)させられる。なお、レバー2
0の被強制突起部22の先端の、レバー20の長手方向
と同方向の長さは、正面カバー60の強制突起部61の
先端に対し、少なくとも上記相対移動が許容される程度
に規定されている。上面カバー70は完全に閉じられる
(図7及び図8参照)。上面カバー70の先端部は、図
7に示すように、正面カバー60の先端部を、正面カバ
ー60の開方向外側から覆うよう位置付けられる。レバ
ー20は、軸方向第2位置及び回動方向第2位置に移動
させられた後に、長手方向第1位置から長手方向第2位
置まで移動させられるので、スイッチ80はONさせら
れる。なお、プロセスユニット50とプリンタとの間に
は、それぞれそれ自体周知の構成を利用することでよい
適宜のロック手段(図示せず)が配設され、プロセスユ
ニット50は所定位置に解除自在にロックされる。ま
た、正面カバー60及び上面カバー70とプリンタとの
間には、それぞれそれ自体周知の構成を利用することで
よい適宜の開閉ロック手段(図示せず)が配設され、正
面カバー60及び上面カバー70の閉状態は解除自在に
ロックされる。
【0018】図7に示すように、プロセスユニット50
がプリンタ内に装着され、正面カバー60及び上面カバ
ー70の各々が完全に閉じられた状態において、プロセ
スユニット50を最初に所定位置から離脱させることが
できるし、また、正面カバー60及び上面カバー70の
各々のうちの少なくとも一方又は両方が開かれた後にプ
ロセスユニット50を離脱させることも可能である。プ
ロセスユニット50を所定位置から離脱させた場合に
は、レバー20は、板ばね30によって軸方向第2位置
から軸方向第1位置まで軸方向に戻し移動させられる。
プロセスユニット50の離脱が最初である場合には、離
脱操作によりスイッチ80は0FFとなる。また正面カ
バー50及び上面カバー60の各々を開く場合、上記プ
リンタにおいては、上面カバー70を開いてからでない
と正面カバー60を開くことができないように、その操
作順序が規定されている。上記操作順序を間違えて、最
初に正面カバー60を開こうとすると、正面カバー60
の先端部が上面カバー70の先端部に干渉してその開方
向への移動が阻止される。他方、上記操作順序に従って
最初に上面カバー70を開くと、レバー20は、引張コ
イルばね40の引張力によって、長手方向第1位置まで
戻し移動させられ、スイッチ80はOFFとなる。レバ
ー20の片面と板ばね30との間は相対移動(滑り移
動)させられる。上面カバー70を開いた後において
は、正面カバー60は上面カバー70に拘束されること
なく自由に開くことが可能となる。正面カバー60及び
上面カバー70の開操作はプロセスユニット50が所定
位置に位置付けられていても、離脱されていても遂行可
能である。
【0019】正面カバー60及び上面カバー70の各々
が開かれた状態にあり、かつレバー20が上記ホームポ
ジションに位置付けられた状態から、次に行なわれると
想定される誤った操作順序の形態は次の5つである。 第1の誤った操作順序:上面カバー70→正面カバー6
0→プロセスユニット50 第2の誤った操作順序:上面カバー70→プロセスユニ
ット50→正面カバー60 第3の誤った操作順序:正面カバー60→上面カバー7
0→プロセスユニット50 第4の誤った操作順序:正面カバー60→プロセスユニ
ット50→上面カバー70 第5の誤った操作順序:プロセスユニット50→上面カ
バー70→正面カバー60 上記第1〜第5のいずれの誤った操作順序によっても、
全てを完全に所定位置に位置付けることができず、スイ
ッチをONさせることもできない。以下、第1〜第5の
誤った操作順序の作用について説明する。
【0020】第1の誤った操作順序:上面カバー70→
正面カバー60→プロセスユニット50 最初に上面カバー70が閉じ方向に移動させられると、
レバー20は、軸方向第1位置に位置付けられているの
で、その強制突起部71はレバー20の他端(上端)に
当接せず、その軸方向第2位置に相当する位置をレバー
20の長手一端方向に移動させられる。レバー20は、
その他端が上面カバー70の本体部に当接させられて長
手方向第1位置から長手方向第2位置に向けて強制され
る。上面カバー70は完全に閉じられるが、上面カバー
70の強制突起部71がレバー20の他端に当接されて
いないので、レバー20は、長手方向第1位置と長手方
向第2位置の間に位置付けられる。上記したように、レ
バー20は軸方向第1位置及び回動方向第1位置に位置
付けられているので、スイッチ80がONさせられるこ
とはない。レバー20は、引張コイルばね40の引張力
によりその一端部が、支持ピン13の軸方向に見て、ス
イッチ80から更に離れる方向に回動させられる。上面
カバー70の強制突起部71は、レバー20に隣接して
レバー20の軸方向第2位置に相当する軸方向位置に位
置付けられる。次に、正面カバー60が閉じ方向に移動
させられると、レバー20は、軸方向第1位置に位置付
けられているので、その強制突起部61はレバー20の
被強制突起部22に当接せず、その軸方向第2位置に相
当する位置をレバー20の回動方向第2位置に向かう方
向に移動させられる。しかしながら、正面カバー60の
先端部が、既に完全に閉じられている上面カバー70の
先端部に干渉してその閉方向への移動が阻止され、正面
カバー60を完全に閉じることはできない。レバー20
は、正面カバー60の本体部により若干、回動方向第2
位置に向かう方向に強制されるが、ほとんど回動され
ず、実質上、回動方向第1位置に止められている。正面
カバー60の強制突起部61は、レバー20に隣接して
レバー20の軸方向第2位置に相当する軸方向位置に位
置付けられる。次にプロセスユニット50が所定位置に
向けて移動させられると、レバー20は軸方向第1位置
から軸方向第2位置に向けて移動させられる。しかしな
がら、軸方向第2位置には、上面カバー70の強制突起
部71及び正面カバー60の強制突起部61が位置付け
られているので、レバー20の軸方向第2位置への移動
が阻止される。その結果、プロセスユニット50は所定
位置に位置付けられない。またレバー20は実質上、回
動方向第1位置にあるので、スイッチ80がONさせら
れることはない。
【0021】第2の誤った操作順序:上面カバー70→
プロセスユニット50→正面カバー60 最初に上面カバー70が閉じられた後、プロセスユニッ
ト50が所定位置に向けて移動させられても、上記した
ように、上面カバー70の強制突起部71が位置付けら
れているので、レバー20の軸方向第2位置への移動が
阻止される。その結果、プロセスユニット50は所定位
置に位置付けられない。また、スイッチ80がONさせ
られることはない。次に正面カバー60が閉じ方向に移
動させられると、上記したように、その移動が既に閉じ
られている上面カバー70によって阻止されるので完全
に閉じることはできず、スイッチ80がONさせられる
ことはない。
【0022】第3の誤った操作順序:正面カバー60→
上面カバー70→プロセスユニット50 最初に正面カバー60が閉じ方向に移動させられると、
レバー20は、軸方向第1位置に位置付けられているの
で、その強制突起部61はレバー20の被強制突起部2
2に当接せず、その軸方向第2位置に相当する位置をレ
バー20の回動方向第2位置に向けて移動させられる。
レバー20は、その被強制突起部22が正面カバー60
の本体部に当接させられて、回動方向第1位置から回動
方向第2位置に向けて若干強制されるが、ほとんど回動
させられず、実質上、回動方向第1位置にある。正面カ
バー60は完全に閉じられる。正面カバー60の強制突
起部61は、レバー20に隣接してレバー20の軸方向
第2位置に相当する軸方向位置に位置付けられる。レバ
ー20は軸方向第1位置、長手方向第1位置及び実質
上、回動方向第1位置に位置付けられているので、スイ
ッチ80がONさせられることはない。次に上面カバー
70が閉じ方向に移動させられると、上記したように上
面カバー70は完全に閉じられる。レバー20が軸方向
第1位置に位置付けられているので、上面カバー70の
強制突起部71はレバー20の他端に当接されておら
ず、レバー20は、長手方向第1位置と長手方向第2位
置の間に位置付けられる。上記したように、レバー20
は軸方向第1位置に位置付けられているので、スイッチ
80がONさせられることはない。上面カバー70の強
制突起部71は、レバー20に隣接してレバー20の軸
方向第2位置に相当する軸方向位置に位置付けられる。
次にプロセスユニット50が所定位置に向けて移動させ
られると、レバー20は軸方向第1位置から軸方向第2
位置に向けて移動させられる。しかしながら、軸方向第
2位置には、上面カバー70の強制突起部71及び正面
カバー60の強制突起部61が位置付けられているの
で、レバー20の軸方向第2位置への移動が阻止され
る。その結果、プロセスユニット50は所定位置に位置
付けられない。またレバー20は、上記したように、実
質上、回動方向第1位置に位置付けられているので、ス
イッチ80がONさせられることはない。
【0023】第4の誤った操作順序: 正面カバー60
→プロセスユニット50→上面カバー70 最初に正面カバー60が閉じ方向に移動させられると、
上記したように、レバー20は、実質上、回動方向第1
位置にあり、正面カバー60は完全に閉じられる。正面
カバー60の強制突起部61は、レバー20に隣接して
レバー20の軸方向第2位置に相当する軸方向位置に位
置付けられる。レバー20は軸方向第1位置、長手方向
第1位置及び実質上、回動方向第1位置に位置付けられ
ているので、スイッチ80がONさせられることはな
い。次にプロセスユニット50が所定位置に向けて移動
させられると、レバー20は軸方向第1位置から軸方向
第2位置に向けて移動させられる。しかしながら、軸方
向第2位置には、正面カバー60の強制突起部61が位
置付けられているので、レバー20の軸方向第2位置へ
の移動が阻止される。その結果、プロセスユニット50
は所定位置に位置付けられない。またレバー20は、上
記したように、長手方向第1位置及び実質上、回動方向
第1位置に位置付けられているので、スイッチ80がO
Nさせられることはない。次に上面カバー70が閉じ方
向に移動させられると、上記したように、上面カバー7
0は完全に閉じられる。レバー20が軸方向第2位置に
位置付けられていないので、上面カバー70の強制突起
部71はレバー20の他端に当接されておらず、レバー
20は、長手方向第1位置と長手方向第2位置の間に位
置付けられる。上記したように、レバー20は実質上、
軸方向第1位置に位置付けられているので、スイッチ8
0がONさせられることはない。
【0024】第5の誤った操作順序:プロセスユニット
50→上面カバー70→正面カバー60 最初にプロセスユニット50が所定位置に向けて移動さ
せられると、レバー20は、軸方向第1位置から軸方向
第2位置まで移動させられ、プロセスユニット50は所
定位置に位置付けられる。レバー20は、回動方向第1
位置及び長手方向第1位置に位置付けられているので、
スイッチ80がONさせられることはない。次に上面カ
バー70が閉じ方向に移動させられると、レバー20を
長手方向第1位置から長手方向第2位置に向けて移動さ
せ、上面カバー70は完全に閉じられる。しかしなが
ら、上記したように、レバー20は軸方向第1位置に位
置付けられているので、スイッチ80がONさせられる
ことはない。次に、正面カバー60が閉じ方向に移動さ
せられると、上記したように、上面カバー70によって
その閉方向への移動が阻止され、正面カバー60を完全
に閉じることはできないので、スイッチ80がONさせ
られることはない。
【0025】本発明によるインターロック機構は、第1
の装着物であるプロセスユニット50が所定位置に位置
付けられると、レバー20は板ばね30のばね力に抗し
て軸方向第1位置(図1及び図3参照)から軸方向第2
位置(図4及び図8参照)に強制移動させられ、第2の
装着物である正面カバー60が所定位置に位置付けられ
ると、レバー20は引張コイルばね40の引張ばね力に
抗して回動方向第1位置(図2及び図5参照)から回動
方向第2位置(図6及び図7参照)に強制移動させら
れ、第3の装着物である上面カバー70が所定位置に位
置付けられると、レバー20は引張コイルばね40の引
張ばね力に抗して長手方向第1位置(図1〜図6参照)
から長手方向第2位置(図7及び図8参照)に強制移動
させられるよう構成されているので、三つの装着物(プ
ロセスユニット50、正面カバー60及び上面カバー7
0)が所定の操作順序でそれぞれ所定位置に位置付けら
れたことを、1個のインターロックレバー20と1個の
スイッチ80によって検出すること可能にするものであ
る。したがって、構成が簡単で低コストで製造すること
ができる。また三つの装着物が、誤った操作順序でそれ
ぞれ所定位置に位置付けられようとしても、全てが完全
に所定位置に位置付けられることは阻止され、しかもス
イッチ80がONさせられることはなく、インターロッ
ク機能が確実に達成される。
【0026】本発明によるインターロック機構におい
て、レバー20には、回動方向第2位置から回動方向第
1位置へ向かう回動方向に延び出す被強制突起部22が
配設され、正面カバー60には、レバー20の被強制突
起部22に当接させられてレバー20を回動方向第1位
置から回動方向第2位置に強制するための強制突起部6
1が形成されている場合には、レバー20を回動方向第
1位置から回動方向第2位置に強制的に移動(回動)さ
せる操作を、容易に、円滑にかつ確実に遂行することを
可能にするものである。
【0027】本発明によるインターロック機構におい
て、レバー20が軸方向第2位置及び回動方向第2位置
に移動させられた状態で、上面カバー70が所定位置に
移動させられてレバー20が長手一端方向へ強制移動さ
せられると、レバー20の被強制突起部22は正面カバ
ー60の強制突起部61に当接させられた状態で相対移
動させられるよう構成された場合には、上面カバー70
の上記閉じる操作を、容易に、円滑にかつ確実に遂行す
ることを可能にするものである。また引張コイルばね4
0の引張力はレバー20の被強制突起部22を正面カバ
ー60の強制突起部61に圧接する方向にも作用するの
で、レバー20の姿勢を安定して保持することができ
る。
【0028】本発明によるインターロック機構におい
て、上面カバー70には、レバー20の他端に当接させ
られてレバー20を長手一端方向に強制するための強制
突起部71が形成されている場合には、上面カバー70
によりレバー20を長手一端方向に強制する操作を、容
易に、円滑にかつ確実に遂行することを可能にするもの
である。
【0029】本発明によるインターロック機構におい
て、レバー20には長手方向に延在する長孔23が形成
され、静止枠11には支持ピン13が配設され、レバー
20は長孔23を介して支持ピン13に回動可能に、軸
方向移動可能に及び長手方向移動可能に支持されるよう
構成された場合には、比較的簡単な構成で、レバー20
を回動可能に、軸方向移動可能にかつ長手方向移動可能
に静止枠11に支持することを可能にするものである。
【0030】本発明によるインターロック機構におい
て、第1ばね手段は、レバー20を軸方向第2位置から
軸方向第1位置に向けて付勢する板ばね30から構成さ
れ、第2ばね手段は、レバー20を回動第2位置及び長
手方向第2位置から回動第1位置及び長手方向第1位置
に向けて付勢する引張コイルばね40から構成されてい
る場合には、レバー20を、軸方向第1位置、回動第1
位置及び長手方向第1位置にしっかりと安定して位置付
けることができる。また板ばね30と引張コイルばね4
0との組合せにより、比較的コンパクトなスペース内に
板ばね30と引張コイルばね40を配置することがで
き、全体の構成をコンパクトにすることができ、レイア
ウト上有利である。
【0031】本発明によるインターロック機構におい
て、第1の装着物は画像形成機に離脱自在に装着される
プロセスユニット50であり、第2の装着物は画像形成
機の一つの側面を開閉する側面カバー(正面カバー)6
0であり、第3の装着物は画像形成機の上面を開閉する
上面カバー70である、ように構成された場合には、三
つの装着物であるプロセスユニット50、側面カバー6
0及び上面カバー70が所定の操作順序でそれぞれ所定
位置に位置付けられたことを、1個のインターロックレ
バー20と1個のスイッチ80によって検出することを
可能にする。したがって、構成が簡単で低コストで製造
することができる。
【0032】以上、本発明によるインターロック機構を
実施形態に基づいて説明したが、本発明は図示の実施形
態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲
を逸脱することなく種々の変形あるいは修正が可能であ
る。例えば、本発明の上記実施形態において、三つの装
着物は、プロセスユニット50、正面カバー60及び上
面カバー70から構成されているが、本発明における三
つの装着物はこれらに限定されるものではない。例え
ば、上記プロセスユニット50が給紙カセット等、画像
形成機の所定位置に離脱自在に位置付けられる(装着さ
れる)他の装着物であっても成立する。また、上記実施
形態においては、プロセスユニット50は、プリンタに
配設された一対のガイドレール12aに沿って水平方向
に離脱自在に装着されるよう構成されているが、プリン
タの上下方向に離脱自在に装着されるよう構成される実
施形態もある。
【0033】
【発明の効果】本発明に従って構成されたインターロッ
ク機構によれば、三つの装着物が所定の操作順序でそれ
ぞれ所定位置に位置付けられたことを、1個のインター
ロックレバーと1個のスイッチによって検出することを
可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタに備えられた、本発明によるイ
ンターロック機構の要部を示す側面図であって、その一
部を破断して示す側面図。
【図2】図1に示すインターロック機構を左方から見た
正面図であって、図1において左方の静止枠を省略して
示す正面図。
【図3】図2のA−A矢視断面図。
【図4】図1に示すインターロック機構の他の作動態様
を示す断面図であって、図3に示すと同様な断面図。
【図5】図4に示すインターロック機構を左方から見た
正面図であって、図4において左方の静止枠を省略して
示す正面図。
【図6】図1に示すインターロック機構の更に他の作動
態様を示す正面図。
【図7】図1に示すインターロック機構の更に他の作動
態様を示す正面図。
【図8】図7に示すインターロック機構の要部を示す側
断面。
【符号の説明】
10、11、12 静止枠 13 支持ピン 20 インターロックレバー 22 被強制突起部 23 長孔 30 板ばね(第1ばね手段) 40 引張コイルばね(第1ばね手段) 50 プロセスユニット(第1の装着物) 60 正面カバー(第2の装着物) 61 強制突起部 70 上面カバー(第3の装着物) 80 スイッチ 81 可動検出アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 博 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−314856(JP,A) 特開 平7−92879(JP,A) 特開 平11−212428(JP,A) 実開 昭63−164755(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18 B41J 29/00 - 29/70

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動方向第1及び第2位置間を回動可能
    に、軸方向第1及び第2位置間を移動可能に及び長手方
    向第1及び第2位置間を移動可能に静止枠に支持された
    インターロックレバーと、該レバーと静止枠との間に介
    在されて該レバーを軸方向第1位置に位置付ける第1ば
    ね手段と、該レバーと静止枠との間に介在されて該レバ
    ーを回動方向第1位置及び長手方向第1位置に位置付け
    る第2ばね手段と、静止枠の所定位置に向けて移動させ
    られることによりそれぞれ所定位置に位置付けられる第
    1、第2及び第3の装着物と、静止枠に配置されて、該
    レバーが軸方向第2位置及び回動方向第2位置に移動さ
    せられかつ長手方向第1位置から第2位置へ移動させら
    れたときにのみONさせられるスイッチとを備え、第1
    の装着物が所定位置に位置付けられると該レバーは第1
    ばね手段に抗して軸方向第1位置から第2位置に強制移
    動させられ、第2の装着物が所定位置に位置付けられる
    と該レバーは第2ばね手段に抗して回動方向第1位置か
    ら第2位置に強制移動させられ、第3の装着物が所定位
    置に位置付けられると該レバーは第2ばね手段に抗して
    長手方向第1位置から第2位置に強制移動させられる、
    ことを特徴とするインターロック機構。
  2. 【請求項2】 該レバーには、回動方向第2位置から第
    1位置へ向かう回動方向に延び出す被強制突起部が配設
    され、第2の装着物には、該レバーの被強制突起部に当
    接させられて該レバーを回動方向第1位置から第2位置
    に強制するための強制突起部が形成されている、請求項
    1記載のインターロック機構。
  3. 【請求項3】 該レバーが軸方向第2位置及び回動方向
    第2位置に移動させられた状態で、第3の装着物が所定
    位置に移動させられて該レバーが長手一端方向へ強制移
    動させられると、該レバーの被強制突起部は第2の装着
    物の強制突起部に当接させられた状態で相対移動させら
    れる、請求項2記載のインターロック機構。
  4. 【請求項4】 第3の装着物には、該レバーの他端に当
    接させられて該レバーを長手一端方向に強制するための
    強制突起部が形成されている、請求項1〜3のいずれか
    1項に記載のインターロック機構。
  5. 【請求項5】 該レバーには長手方向に延在する長孔が
    形成され、静止枠には支持ピンが配設され、該レバーは
    長孔を介して支持ピンに回動可能に、軸方向移動可能に
    及び長手方向移動可能に支持される、請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載のインターロック機構。
  6. 【請求項6】 第1ばね手段は、該レバーを軸方向第2
    位置から第1位置に向けて付勢する板ばねから構成さ
    れ、第2ばね手段は、該レバーを回動第2位置及び長手
    方向第2位置から回動第1位置及び長手方向第1位置に
    向けて付勢する引張コイルばねから構成されている、請
    求項1〜5のいずれか1項に記載のインターロック機
    構。
  7. 【請求項7】 第1の装着物は画像形成機に離脱自在に
    装着されるプロセスユニットであり、第2の装着物は画
    像形成機の一つの側面を開閉する側面カバーであり、第
    3の装着物は画像形成機の上面を開閉する上面カバーで
    ある、請求項1〜6のいずれか1項に記載のインターロ
    ック機構。
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