JP3500559B2 - 画像形成機の定着装置 - Google Patents

画像形成機の定着装置

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JP3500559B2 JP17926897A JP17926897A JP3500559B2 JP 3500559 B2 JP3500559 B2 JP 3500559B2 JP 17926897 A JP17926897 A JP 17926897A JP 17926897 A JP17926897 A JP 17926897A JP 3500559 B2 JP3500559 B2 JP 3500559B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機、ファ
クシミリ、レーザプリンタ如き画像形成機に装備され用
紙に転写されたトナー像を加熱定着する定着装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】画像形成機には、適宜の用紙に転写され
たトナー像を加熱定着する定着装置が装備されている。
この種の定着装置は、加熱ローラと加圧ローラとからな
る一対に定着ローラを備えている。加熱ローラは、例え
ば外周面にフッ素系樹脂等をコーディングしたアルミ合
金製のローラ本体内にヒータを内蔵して構成されてい
る。また、加圧ローラは、アルミ合金製のローラ本体に
シリコンゴム等によって形成された筒状のローラ部を外
嵌して構成されている。このように構成された加熱ロー
ラおよび加圧ローラは、何れも消耗品であり、従って、
所定期間使用されると新しいものに交換される。このた
め、定着装置はユニット化され画像形成機本体の所定位
置に着脱可能に構成されている。 【0003】ユニット化された定着装置は、加熱ローラ
と加圧ローラとからなる定着ローラ対を装着する定着ハ
ウジングが下側ハウジングと上側ハウジングとによって
構成されており、上側ハウジングが下側ハウジングに片
側辺を回動支点として開閉可能に構成されている。この
ように構成された定着ハウジングには、一般に下側ハウ
ジングに加圧ローラが着脱可能に装着され、上側ハウジ
ングに加熱ローラが着脱可能に装着される。下側ハウジ
ングに対して開閉可能に構成された上側ハウジングに加
熱ローラを装着する取付け構造としては、例えば以下の
二通りのが従来より実施されている。 【0004】その一つは、上側ハウジング内に加熱ロー
ラをセットした後、ブッシュまたはベアリング等の軸受
部材を上側ハウジングの外側から挿入し、この軸受部材
を上側ハウジングに周方向にビス等の固着手段によって
固定する構造である。他の一つは、図9に示すように、
加熱ローラ2の両端部に軸受部材3を装着し、一方、下
側ハウジング4に支軸5によって回動可能に支持された
上側ハウジング6の側板7に半円形状の取付け凹部8を
設け、この取付け凹部8に上記軸受部材3を嵌合せし
め、軸受部材3の取付け凹部8に嵌合していない外周面
を上側ハウジング6に取り付けられた板ばね9によって
支持する構造である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】而して、上述した前者
の加熱ローラ取付け構造では、上側ハウジングに先にセ
ットされた加熱ローラに対する軸受部材の挿入作業が面
倒であり、また、加熱ローラの取り外し時には軸受部材
を先に取り外す必要があり、その着脱作業が大変面倒で
あった。 【0006】他方、後者の図9に示す加熱ローラ取付け
構造は、加熱ローラ2の両端部に装着した軸受部材3を
上側ハウジング6の側板7に設けられた半円形状の取付
け凹部8に嵌合する際に、板ばね9が邪魔にならないよ
うに板ばね9を図9において2点鎖線で示す位置までば
ね力に抗して変位させつつ嵌合作業しなければならず、
その作業が大変面倒でやりにくい。また、上側ハウジン
グ6に装着されている加熱ローラ2を取り外す場合に
も、板ばね9を図9において2点鎖線で示す位置までば
ね力に抗して変位させつつ取り外し作業しなければなら
ず、装着時と同様の問題がある。 【0007】上述した両加熱ローラ取付け構造のように
加熱ローラの着脱作業性が良くないと、その作業中に不
用意に加熱ローラの周表面に疵をつけるようなトラブル
が発生することもある。特に、後者の図9に示す加熱ロ
ーラ取付け構造においては、加熱ローラ2の着脱時に板
ばね9が邪魔にならないように設計するのは困難であ
り、また、板ばね9が経時変化によりその弾性力が低下
すると、加熱ローラ2を支持する機能が低下して、ガタ
付きが生じ、このガタ付きがひどくなると加熱ローラ2
の内部に配設されたヒータを破損させる原因となること
もある。 【0008】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その主たる技術的課題は、定着ローラの定着ハウジ
ングへの着脱を容易に行うことができ、かつ、定着ロー
ラを安定して保持することができる画像形成機の定着装
置を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
達成するために、本発明によれば、下側ハウジングと、
該下側ハウジングの片側に支持され閉止位置と開放位置
との間を回動可能に構成された上側ハウジングと、該下
側ハウジングに回転自在に装着された加圧ローラと、両
端部に軸受部材が装着され該上側ハウジングに着脱可能
に装着される加熱ローラとを具備し、該上側ハウジング
には該加熱ローラに装着された該軸受部材を嵌合するた
めの下方が開放した略半円形状の取付凹部が設けられて
おり、該上側ハウジングが開放位置に位置付けられた状
態において該加熱ローラを該取付け凹部に着脱可能に構
成した画像形成機の定着装置において、該上側ハウジン
グには、該加熱ローラに装着された該軸受部材の該取付
け凹部への着脱を許容する第1の位置と、該取付け凹部
に嵌合された該軸受部材に当接して該軸受部材の該取付
け凹部との嵌合状態を保持する第2の位置に移動可能に
構成された保持部材が装着されており、該保持部材を該
第2の位置で固定する固定手段が設けられており、該下
側ハウジングには、該上側ハウジングが開放位置に位置
付けられた状態において該保持部材が該第1の位置に位
置付けられたとき、該保持部材の一部が係合する係合部
が設けられており、該保持部材が該第1の位置に位置付
けられた状態で該上側ハウジングの開放位置から閉止位
置への回動が規制される、ことを特徴とする画像形成機
の定着装置が提供される。 【0010】 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
画像形成機の定着装置の好適実施形態について、添付図
面を参照して詳細に説明する。 【0012】図1には本発明に従って構成された画像形
成機の定着装置を示す断面図が示されており、図2には
図1に示す定着装置の平面図が示されいる。画像形成機
の定着装置は、下側ハウジング10と上側ハウジング2
0とからなる定着ハウジングを具備している。下側ハウ
ジング10は、下側ケース板11と、該下側ケース板1
1の両端に取り付けられた側板12、12とからなって
いる。各側板12の中央部には上端が開放された凹部1
21が設けられており、また、側板12の片側の上端に
は図3に示すように軸穴122を備えた支持部123が
設けられている。一方、上側ハウジング20は、上側ケ
ース板21と、該上側ケース板21の両端に取り付けら
れた側板22、22とからなっている。各側板22の中
央部には下端が開放された半円形状の取付凹部221が
設けられており、また、側板22の片側下端には図3に
示すように軸穴222を備えた支持部223が設けられ
ている。このように構成された上側ハウジング20の支
持部223を上記下側ハウジング10に設けられた支持
部123の外側に位置付け、両支持部に形成された軸穴
122と222に支持軸25を挿通して配設することに
より、上側ハウジング20は下側ハウジング10に図1
および図4に示す閉止位置と図6に示す開放位置との間
を回動可能に支持されている。なお、図6に示す開放位
置に位置付けられた状態においては、下側ハウジング1
0を構成する側板12の片側端部に折り曲げ形成された
ストッパ124に上側ハウジング20を構成する側板2
2の片側縁が各々当接し、上側ハウジング20の回動が
規制されるようになっている。 【0013】上記上側ハウジング20を構成する側板2
2の下端部には、取付凹部221と略直交するように長
穴224が形成されている。この長穴224にビス26
が側板22の外側から挿入され、このビス26に側板2
2の内側に配設された保持部材30が螺合されている。 【0014】保持部材30は、底辺301と保持辺30
2と回動阻止辺303とを備えた略三角形状に形成され
ており、底辺301側の中央部に上記ビス26が螺合す
るねじ穴304が設けられている。従って、保持部材3
0は、ビス26を緩めた状態で上記長穴224を移動す
ることにより、後述する加熱ローラ40の上側ハウジン
グ20への着脱を許容する第1の位置(図6参照)と、
上側ハウジング20の取付凹部221に装着した後述す
る加熱ローラ40を装着状態に保持する第2の位置(図
1および図4参照)に位置付けることができる。そし
て、保持部材30は、第2の位置でビス26を締め付け
ることにより僅かに回動して保持辺302の一部が後述
する加熱ローラ40に装着された軸受部材43の外周面
に当接して、加熱ローラ40に装着された軸受部材43
の上記取付凹部221との嵌合状態を保持する。一方、
保持部材30が第1の位置(図6参照)に位置するとき
には、回動阻止辺303の先端部が上側ハウジング20
を構成する上側ケース板21の下縁に当接して、保持部
材30は各々ビス26を中心とする回動が規制されてい
る。保持部材30が図4に示す第1の位置に位置付けら
れた状態で、底辺301と回動阻止辺303との頂点で
ある係止部305が下側に位置している。 【0015】一方、上記下側ハウジング10を構成する
側板12に設けられた支持部123の上端部には、係合
凹部125が設けられており、上記保持部材30が第1
の位置に位置付けられた状態で、図6に示すように係止
部305が係合凹部125に係合するようになってい
る。 【0016】上記上側ハウジング20に装着される加熱
ローラ40は、外周面にフッ素系樹脂等をコーディング
したアルミ合金製のローラ本体41と、該ローラ本体4
1内に配設されたヒータ(ハロゲンランプ)42、およ
びローラ本体41の両端部に各々嵌合された軸受部材4
3、43とからなっている。この両軸受部材43には、
その外周面431より突出する位置決めリング44が各
々装着されている。また、ローラ本体41における奥側
の軸受部材43より外側(図2において左側端部)には
入力歯車45が装着されており、この入力歯車45が画
像形成機に配設された駆動機構に伝動連結されるように
構成されている。 【0017】このように構成された加熱ローラ40を上
側ハウジング20に装着するには、上側ハウジング20
を支持軸25を中心として図6において時計方向に回動
して開放位置に位置付ける。このとき、保持部材30の
ねじ穴304に螺合されたビス26を緩めると、ビス2
6および保持部材30は自重により長穴224に沿って
落下し、上記第1の位置に位置付けられる。次に、加熱
ローラ40の軸受部材43、43に装着された位置決め
リング44を各々上側ハウジング20を構成する側板2
2、22の外側に接触させつつ軸受部材43、43を取
付凹部221、221に嵌合せしめる。このようにし
て、加熱ローラ40の軸受部材43、43を取付凹部2
21、221に嵌合したならば、ビス26の頭部にドラ
イバーを係合してビス26および保持部材30を長穴2
24に沿って上方に移動して図1および図4に示す第2
の位置に位置付け、ここで固定手段としてのビス26を
締め付けることにより保持部材30が僅かに回動して保
持辺302の一部が加熱ローラ34に装着された軸受部
材43の外周面に当接し、保持部材30は第2の位置に
固定される。この操作を手前側の保持部材30と奥側の
保持部材30の両方について実施することにより、加熱
ローラ40を上側ハウジング20の所定位置に保持する
ことができる。この加熱ローラ40の保持状態では、保
持部材30がビス26によって安定して固定保持されて
いるので、経時的変化によって軸受部材43の固定にガ
タが生ずることはない。なお、上記ビス26の締め付け
が緩んだ場合には、締め直しによって容易に対処するこ
とができる。 【0018】このようにして、加熱ローラ40を上側ハ
ウジング20に装着したならば、上側ハウジング20を
支持軸25を中心として図6において反時計方向に回動
すると、保持部材30が第2の位置に位置付けられてい
るので、図5に示すように保持部材30の係止部305
が下側ハウジング10の側板12に設けられた支持部1
23に形成されている係合凹部125に係合することな
く回動することができ、図1および図4に示す閉止位置
に位置付けられる。なお、加熱ローラ40の軸受部材4
3、43を取付凹部221、221に嵌合した後に、保
持部材30を第2の位置においてビス26を締め付けず
に上側ハウジング20を閉止位置に位置付けようとし
て、支持軸25を中心として図6において反時計方向に
回動しようとすると、このとき保持部材30は自重によ
り第1の位置(図6参照)に位置付けられて係止部30
5が係合凹部125に係合しているので、閉止位置に回
動することができない。従って、保持部材30による加
熱ローラ40の固定忘れを防止することができる。 【0019】一方、上側ハウジング20に装着されてい
る加熱ローラ40を取り外す場合には、図1および図4
に示す閉止位置の状態から上側ハウジング20を支持軸
25を中心として時計方向に回動し、図6に示す開放位
置に位置付ける。そして、保持部材30を締め付けてい
るビス26を緩めると、ビス26および保持部材30は
自重により長穴224に沿って落下し、上記第1の位置
に位置付けられる。このようにして、保持部材30が第
1の位置に位置付けられことにより、加熱ローラ40を
取付凹部221、221から容易に取り外すことができ
る。 【0020】以上のように図示の実施形態によれば、上
記ビス26を緩めて保持部材30を第1の位置に位置付
けることにより、加熱ローラ40の上側ハウジング20
への着脱作業性が良好となるので、その作業中にローラ
本体41の表面に疵をつけるようなトラブルの発生が少
なくなる。また、保持部材30を第2の位置に位置付け
てビス26を締め付けることにより、加熱ローラ34に
装着された軸受部材43を安定して装着位置に保持すこ
とができるので、経時的変化によって軸受部材43の固
定にガタが生ずることはなく、従って、ガタの発生によ
って生ずる加熱ローラ40に内蔵したヒータ42の破損
を未然に防止することができる。更に、加熱ローラ40
の軸受部材43、43を取付凹部221、221に嵌合
した後に、保持部材30を第2の位置に位置付けビス2
6を締め付けずに上側ハウジング20を閉止位置に位置
付けようとすると、係止部305が係合凹部125に係
合して上側ハウジング20が回動することができないの
で、保持部材30による固定忘れを防止することがで
き、従って、加熱ローラ40の落下を未然に防止するこ
とができる。 【0021】次に、下側ハウジング10に装着される加
圧ローラ50について説明する。加圧ローラ50は、ア
ルミ合金製のローラ本体にシリコンゴム等によって形成
された筒状の弾性ローラ部を外嵌して構成されたローラ
本体51と、該ローラ本体51の中心に配設された支軸
52とからなっており、下側ハウジング10を構成する
側板12、12の各々内側に配設されたローラ支持部材
60、60によって回転自在に支持されている。ローラ
支持部材60、60は、中央部に軸受凹部601、60
1が各々設けられており、この軸受凹部601、601
に加圧ローラ50の支軸52の両端部が回転自在に支持
される。ローラ支持部材60の一端は枢軸62によって
下側ハウジング10の側板12に回動可能に支持されて
おり、その他端には図1および図7に示すように加圧ロ
ーラ押圧機構63を構成するコイルばね64の一端が係
合されている。コイルばね64の他端は下側ハウジング
10の下側ケース板11の上端に設けられた支持部11
5に設けられた穴(図示せず)に挿通された調整ねじ軸
65に下端部に設けられた係合穴651に係合されてい
る。支持部115に設けられた穴に挿通された調整ねじ
軸65には、支持部115の上側および下側に調整ナッ
ト66および67が螺合されており、この調整ナット6
6および67の位置を調整することにより、調整ねじ軸
65を任意の位置に固定することができる。このように
して、調整ねじ軸65の位置を調整することにより、コ
イルばね64の張力を調整し、加熱ローラ40に対する
加圧ローラ50の加圧力(定着圧力)を調整することが
できる。 【0022】なお、調整ねじ軸65の上端部には、抜け
止め用のEリング68が装着されている。このEリング
68は図示の実施形態においては、上側の調整ナット6
6の外形より小さい外径のものが用いられている。例え
ば、調整ナット66がMサイズ(対辺:7mm)である
場合には、Eリング68はE2.5(外径d:6mm)
を採用する。これにより、定着圧力を調整する際に、E
リング68を取り外すことなく図8に示すように調整ナ
ット66を六角ドライバー70によって回動することが
できるので、定着圧力の調整作業を容易にすることがで
きる。また、Eリング68は定着圧力を調整する際に取
り外す必要がないので、取り外すことによる紛失を未然
に防止することができる。従来では、抜け止め用部材と
してピンや止め輪が用いられており、このため定着圧力
の調整時にはピンや止め輪を外さなければ六角ドライバ
ーを使用することができず、調整作業が面倒であった
が、図示の実施形態においてはこれらの問題を解消する
ことができる。 【0023】なお、図示の実施形態においては、図1に
示すように上記上側ハウジング20を構成する上側カバ
ー板21には、その上部に加熱ローラ40の周表面に付
着したトナーを除去するためのクリーニングブレード7
1が装着されているとともに、その下部に加熱ローラ4
0と加圧ローラ50との間を通過した転写紙が加熱ロー
ラ40に巻き付くのを防止するための転写紙分離ブレー
ド72が配設されている。また、上側カバー板21の上
面には合成樹脂製のカバー73がビス等の固着手段によ
って装着されている。 【0024】 【発明の効果】本発明による画像形成機の定着装置は以
上のように構成されているので、次の作用効果を奏す
る。 【0025】即ち、本発明による画像形成機の定着装置
においては、加熱ローラに装着された軸受部材を嵌合す
るための下方が開放した略半円形状の取付凹部が設けら
れた上側ハウジングには、該軸受部材の該取付け凹部へ
の着脱を許容する第1の位置と、該取付け凹部に嵌合さ
れた該軸受部材に当接して該軸受部材の該取付け凹部と
の嵌合状態を保持する第2の位置に移動可能に構成され
た保持部材が装着されており、該保持部材を該第2の位
置で固定する固定手段が設けられているので、該固定手
段を緩めて保持部材を第1の位置に位置付けることによ
り、加熱ローラの上側ハウジングへの着脱作業性が良好
となる。従って、その着脱作業中に加熱ローラの表面に
疵をつけるようなトラブルの発生が少なくなる。また、
保持部材を第2の位置に位置付けて固定手段を締め付け
ることにより、加熱ローラに装着された軸受部材を安定
して装着位置に保持すことができるので、経時的変化に
よって軸受部材の固定にガタが生ずることはなく、従っ
て、ガタの発生によって生ずる加熱ローラに内蔵したヒ
ータの破損を未然に防止することができる。 【0026】また、本発明によれば、下側ハウジングに
は、上側ハウジングが開放位置に位置付けられた状態に
おいて上記保持部材が第1の位置に位置付けられたと
き、保持部材の一部が係合する係合部が設けられてお
り、保持部材が第1の位置に位置付けられた状態で上側
ハウジングの開放位置から閉止位置への回動が規制され
るように構成されているので、加熱ローラの軸受部材を
取付凹部に嵌合した後に、保持部材を第2の位置に位置
付け固定手段を締め付けずに上側ハウジングを閉止位置
に位置付けようとすると、係止部が係合凹部に係合して
上側ハウジングが回動することができないため、保持部
材による固定忘れを防止することができ、従って、加熱
ローラの落下を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に従って構成された画像形成機の定着装
置の一実施形態を示す断面図。 【図2】図1に示す定着装置を構成する上側ハウジング
を開放位置に位置付けた状態を示す平面図。 【図3】図1に示す定着装置の上側ハウジングと加熱ロ
ーラとの構成部品を分解して示す要部斜視図。 【図4】図1に示す定着装置を構成する上側ハウジング
を閉止位置に位置付けた状態を要部を破断して示す側面
図。 【図5】図1に示す定着装置において上側ハウジングに
装着した加熱ローラを保持板によって固定した後に上側
ハウジングを開放位置から閉止位置に向けて回動した状
態を要部を破断して示す側面図。 【図6】図1に示す定着装置において上側ハウジングに
装着した加熱ローラの保持板による固定を忘れて上側ハ
ウジングを開放位置から閉止位置に向けて回動した状態
を要部を破断して示す側面図。 【図7】図1に示す定着装置の下側ハウジングに装着し
た加圧ローラの押圧機構を示す側面図。 【図8】図7に示す加圧ローラ押圧機構のA部拡大斜視
図。 【図9】従来の加熱ローラ取付け構造を備えた定着装置
の要部側面図。 【符号の説明】 10:下側ハウジング 20:上側ハウジング 11:下側ケース板 12:側板 123:支持部 124:ストッパ 125:係合凹部 21:上側ケース板 22:側板 221:取付凹部 222:軸穴 223:支持部 224:長穴 26:ビス 30:保持部材 40:加熱ローラ 43:軸受部材 41:ローラ本体 42:ハロゲンヒータ 44:位置決めリング 45:入力歯車 50:加圧ローラ 51:ローラ本体 52:支軸 60:ローラ支持部材 601:軸受凹部 63:加圧ローラ押圧機構 64:コイルばね 65:調整ねじ軸 66:調整ナット 67:調整ナット 68:抜け止め用のEリング 71:クリーニングブレード 72:転写紙分離ブレード 73:合成樹脂製のカバー

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 下側ハウジングと、該下側ハウジングの
    片側に支持され閉止位置と開放位置との間を回動可能に
    構成された上側ハウジングと、該下側ハウジングに回転
    自在に装着された加圧ローラと、両端部に軸受部材が装
    着され該上側ハウジングに着脱可能に装着される加熱ロ
    ーラとを具備し、該上側ハウジングには該加熱ローラに
    装着された該軸受部材を嵌合するための下方が開放した
    略半円形状の取付凹部が設けられており、該上側ハウジ
    ングが開放位置に位置付けられた状態において該加熱ロ
    ーラを該取付け凹部に着脱可能に構成した画像形成機の
    定着装置において、 該上側ハウジングには、該加熱ローラに装着された該軸
    受部材の該取付け凹部への着脱を許容する第1の位置
    と、該取付け凹部に嵌合された該軸受部材に当接して該
    軸受部材の該取付け凹部との嵌合状態を保持する第2の
    位置に移動可能に構成された保持部材が装着されてお
    り、該保持部材を該第2の位置で固定する固定手段が設
    けられており、 該下側ハウジングには、該上側ハウジングが開放位置に
    位置付けられた状態において該保持部材が該第1の位置
    に位置付けられたとき、該保持部材の一部が係合する係
    合部が設けられており、該保持部材が該第1の位置に位
    置付けられた状態で該上側ハウジングの開放位置から閉
    止位置への回動が規制される、 ことを特徴とする画像形成機の定着装置。
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