JP3496747B2 - ラベル再利用防止構造 - Google Patents
ラベル再利用防止構造Info
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- JP3496747B2 JP3496747B2 JP03562198A JP3562198A JP3496747B2 JP 3496747 B2 JP3496747 B2 JP 3496747B2 JP 03562198 A JP03562198 A JP 03562198A JP 3562198 A JP3562198 A JP 3562198A JP 3496747 B2 JP3496747 B2 JP 3496747B2
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- Japan
- Prior art keywords
- label
- adhesive
- prevention structure
- peeled
- laminate
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、記載内容を製品の
使用寿命に亘って表示する必要があるラベルであって、
貼付されたラベルが剥離されて再利用することを防止す
るラベル再利用防止構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】例えば、ラベルを剥がした痕跡が文字で
被着体に表示されたり、非常に破れ易い脆質フィルムと
強力な粘着力を有する粘着材を組合せて、剥がそうとす
るとすぐに破れて、剥すことができないラベル等は知ら
れている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかし、自動車の室内
に貼付するラベルの場合、室内の大部分の被着体は樹脂
で構成されている。最近は、特にその質感の向上のた
め、表面に皮革状のシボ付けすることが広く行われてい
るが、シボ付樹脂の表面にラベルを貼付することが困難
である。そればかりでなく、再利用を防止出来るラベル
では、貼付時の粘着力が不十分で剥れやすいという問題
がある。 【０００４】ここで、特に樹脂に接着し易い粘着材を用
いてラベルを添付する技術も知られている。しかし、上
述した様なラベルの再利用の防止については、何等考慮
されていない。 【０００５】換言すれば、従来技術の問題は、粘着力の
不足に起因して貼付したラベルが自然に剥がれてしまう
（或いは剥がれ易い）点と、剥がれない場合においては
再利用防止の機能を発揮しない点、との２点である。 【０００６】また、実公平７−１６６４号公報の技術が
開示されているが、本願の課題を解決するものでない。 【０００７】したがって、本発明は、シボ付樹脂部材に
確実に貼付することができ、ラベル再利用が防止できる
ラベル再利用防止構造を提供することを目的としてい
る。 【０００８】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、記載内
容を製品の仕様寿命に亘って表示する必要があるラベル
であってそのラベルが貼付された被着体から剥離されて
再利用することを防止するラベル再利用防止構造におい
て、脆質フィルムで構成されたラベル基材の表面には印
字され、その表面には印字面を保護するためのラミネー
トで被覆され、ラベル基材の裏面にはシボ付樹脂部材に
対して強力な粘着力を有する粘着材が塗布され、その粘
着面に離型紙が貼付されており、そしてラベルの４隅に
沿ってのカギ状の切込みとラベルの長辺に沿っての複数
のＴ字状の切込みとがラミネートから粘着材まで設けら
れている。 【０００９】本発明は上記のように構成されており、貼
付されているラベルを剥がして再利用しようとしても、
外周部、内部等が切れて原型を保持したまま剥がすこと
ができないので、再び貼付して利用することができな
い。 【００１０】また、被着体が樹脂部材である個所に従来
使用されていたものは、それに所定の形状の切込みを追
加することで使用可能のため、切込み用の型を追加すれ
ばよいので、余分のコストがかからない。 【００１１】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 【００１２】図１は本発明に係る再利用防止構造のラベ
ル１の平面形状を示している。また、図２はそのラベル
１のシートの構成を示し、より切れ易くして効果を高め
るため脆質フィルム（例えば塩ビフィルム）で構成され
たラベル基材３の表面３ａ（図における上面）には、図
示を省略した記載内容が印字されており、その表面３ａ
は印字面を保護するためラミネート２で被覆されてい
る。そして、ラベル基材３の裏面（図における下面）に
は、被着体である図示しないシボ付樹脂部材によく粘着
する粘着材４が塗布されており、保管中に粘着すること
を防止する離型紙５が粘着面に貼付されている。 【００１３】また、ラベル１の表面からは、四隅にラミ
ネート２から、粘着材４まで達するカギ状の切込み６
と、長辺１Ａ（図における上、下）には２ケ所のＴ字状
の複数の切り込み７とが設けられている。 【００１４】以下、図３を参照して作用について説明す
る。 【００１５】図１に示す再利用防止構造のラベルで、自
動車の車室内のシボ付樹脂部材の部分に貼付してあるも
のを、例えば、再利用する目的で剥がそうとしても、ラ
ベル基材３は脆質フィルムである塩ビフィルムで構成さ
れており、粘着材はシボ付樹脂部材にも強力に粘着する
粘着材４で貼付されている。従って、ラベル１を剥がそ
うとすれば、例えば図３に示すように、四隅はカギ状の
切込み６から外方の部分はシボ付樹脂部材側に残り、Ｔ
字状の切込み７の外側部分もシボ付樹脂部材側に残って
しまう。さらに、符号６ａ，７ａで示す様にラベル１の
内側へ切り欠き部が進行したり、内側に進行した切り欠
き部同士が接続されて、ラベル１の一部（符号７ｂで示
す開口部に対応する部分）がシボ付き樹脂部材上に残留
してしまったりするので、再利用することはできない。 【００１６】また、切込の形状、配置は、上記の例に限
定されるものでなく、例えば、図４に示す別の実施形態
のようにＸ字状の切込み１１をラベル全面に配置したも
のや、図５に示す他の実施形態のように、外周部にＴ字
状の切込み１２、内部全面に十字状の切込み１３を配置
してもよい。 【００１７】さらに、図６に示すその他の実施形態のよ
うに、Ｕ字状の切込み１４を外周部に配置したもの、図
７に示すように、外周部配置の切込み形状をＬ字状１
５、逆Ｌ字状１６の組合せとしたもの等でもよい。ま
た、ラベル基材３は脆質フィルムに限定されるものでな
く、従来公知のフィルムでもよい。 【００１８】 【発明の効果】本発明は上記のように構成されており、
貼付されているラベルを剥がして再利用しようとして
も、外周部、内部等が切れて原型を保持したまま剥がす
ことができないので、再び貼付して利用することができ
ない。 【００１９】また、被着体が樹脂部材である個所に従来
使用されていたものは、それに所定の形状の切込みを追
加することで使用可能のため、切込み用の型を追加すれ
ばよいので、余分のコストがかからない。
使用寿命に亘って表示する必要があるラベルであって、
貼付されたラベルが剥離されて再利用することを防止す
るラベル再利用防止構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】例えば、ラベルを剥がした痕跡が文字で
被着体に表示されたり、非常に破れ易い脆質フィルムと
強力な粘着力を有する粘着材を組合せて、剥がそうとす
るとすぐに破れて、剥すことができないラベル等は知ら
れている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかし、自動車の室内
に貼付するラベルの場合、室内の大部分の被着体は樹脂
で構成されている。最近は、特にその質感の向上のた
め、表面に皮革状のシボ付けすることが広く行われてい
るが、シボ付樹脂の表面にラベルを貼付することが困難
である。そればかりでなく、再利用を防止出来るラベル
では、貼付時の粘着力が不十分で剥れやすいという問題
がある。 【０００４】ここで、特に樹脂に接着し易い粘着材を用
いてラベルを添付する技術も知られている。しかし、上
述した様なラベルの再利用の防止については、何等考慮
されていない。 【０００５】換言すれば、従来技術の問題は、粘着力の
不足に起因して貼付したラベルが自然に剥がれてしまう
（或いは剥がれ易い）点と、剥がれない場合においては
再利用防止の機能を発揮しない点、との２点である。 【０００６】また、実公平７−１６６４号公報の技術が
開示されているが、本願の課題を解決するものでない。 【０００７】したがって、本発明は、シボ付樹脂部材に
確実に貼付することができ、ラベル再利用が防止できる
ラベル再利用防止構造を提供することを目的としてい
る。 【０００８】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、記載内
容を製品の仕様寿命に亘って表示する必要があるラベル
であってそのラベルが貼付された被着体から剥離されて
再利用することを防止するラベル再利用防止構造におい
て、脆質フィルムで構成されたラベル基材の表面には印
字され、その表面には印字面を保護するためのラミネー
トで被覆され、ラベル基材の裏面にはシボ付樹脂部材に
対して強力な粘着力を有する粘着材が塗布され、その粘
着面に離型紙が貼付されており、そしてラベルの４隅に
沿ってのカギ状の切込みとラベルの長辺に沿っての複数
のＴ字状の切込みとがラミネートから粘着材まで設けら
れている。 【０００９】本発明は上記のように構成されており、貼
付されているラベルを剥がして再利用しようとしても、
外周部、内部等が切れて原型を保持したまま剥がすこと
ができないので、再び貼付して利用することができな
い。 【００１０】また、被着体が樹脂部材である個所に従来
使用されていたものは、それに所定の形状の切込みを追
加することで使用可能のため、切込み用の型を追加すれ
ばよいので、余分のコストがかからない。 【００１１】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 【００１２】図１は本発明に係る再利用防止構造のラベ
ル１の平面形状を示している。また、図２はそのラベル
１のシートの構成を示し、より切れ易くして効果を高め
るため脆質フィルム（例えば塩ビフィルム）で構成され
たラベル基材３の表面３ａ（図における上面）には、図
示を省略した記載内容が印字されており、その表面３ａ
は印字面を保護するためラミネート２で被覆されてい
る。そして、ラベル基材３の裏面（図における下面）に
は、被着体である図示しないシボ付樹脂部材によく粘着
する粘着材４が塗布されており、保管中に粘着すること
を防止する離型紙５が粘着面に貼付されている。 【００１３】また、ラベル１の表面からは、四隅にラミ
ネート２から、粘着材４まで達するカギ状の切込み６
と、長辺１Ａ（図における上、下）には２ケ所のＴ字状
の複数の切り込み７とが設けられている。 【００１４】以下、図３を参照して作用について説明す
る。 【００１５】図１に示す再利用防止構造のラベルで、自
動車の車室内のシボ付樹脂部材の部分に貼付してあるも
のを、例えば、再利用する目的で剥がそうとしても、ラ
ベル基材３は脆質フィルムである塩ビフィルムで構成さ
れており、粘着材はシボ付樹脂部材にも強力に粘着する
粘着材４で貼付されている。従って、ラベル１を剥がそ
うとすれば、例えば図３に示すように、四隅はカギ状の
切込み６から外方の部分はシボ付樹脂部材側に残り、Ｔ
字状の切込み７の外側部分もシボ付樹脂部材側に残って
しまう。さらに、符号６ａ，７ａで示す様にラベル１の
内側へ切り欠き部が進行したり、内側に進行した切り欠
き部同士が接続されて、ラベル１の一部（符号７ｂで示
す開口部に対応する部分）がシボ付き樹脂部材上に残留
してしまったりするので、再利用することはできない。 【００１６】また、切込の形状、配置は、上記の例に限
定されるものでなく、例えば、図４に示す別の実施形態
のようにＸ字状の切込み１１をラベル全面に配置したも
のや、図５に示す他の実施形態のように、外周部にＴ字
状の切込み１２、内部全面に十字状の切込み１３を配置
してもよい。 【００１７】さらに、図６に示すその他の実施形態のよ
うに、Ｕ字状の切込み１４を外周部に配置したもの、図
７に示すように、外周部配置の切込み形状をＬ字状１
５、逆Ｌ字状１６の組合せとしたもの等でもよい。ま
た、ラベル基材３は脆質フィルムに限定されるものでな
く、従来公知のフィルムでもよい。 【００１８】 【発明の効果】本発明は上記のように構成されており、
貼付されているラベルを剥がして再利用しようとして
も、外周部、内部等が切れて原型を保持したまま剥がす
ことができないので、再び貼付して利用することができ
ない。 【００１９】また、被着体が樹脂部材である個所に従来
使用されていたものは、それに所定の形状の切込みを追
加することで使用可能のため、切込み用の型を追加すれ
ばよいので、余分のコストがかからない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態を示す再利用防止構造の
ラベルの平面図。 【図２】図１のラベルの断面構成を示す図。 【図３】図１のラベルの作用を説明する図。 【図４】本発明の別の実施形態を示す図。 【図５】本発明の他の実施形態を示す図。 【図６】本発明のその他の実施形態を示す図。 【図７】図６の別の切込み形状とした例を示す図。 【符号の説明】 １・・・再利用防止構造ラベル ２・・・ラミネート ３・・・ラベル基材 ４・・・粘着材 ５・・・・離型紙 ６、７・・・切込み
ラベルの平面図。 【図２】図１のラベルの断面構成を示す図。 【図３】図１のラベルの作用を説明する図。 【図４】本発明の別の実施形態を示す図。 【図５】本発明の他の実施形態を示す図。 【図６】本発明のその他の実施形態を示す図。 【図７】図６の別の切込み形状とした例を示す図。 【符号の説明】 １・・・再利用防止構造ラベル ２・・・ラミネート ３・・・ラベル基材 ４・・・粘着材 ５・・・・離型紙 ６、７・・・切込み
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 記載内容を製品の仕様寿命に亘って表示
する必要があるラベル（１）であってそのラベル（１）
が貼付された被着体から剥離されて再利用することを防
止するラベル再利用防止構造において、脆質フィルムで
構成されたラベル基材（３）の表面（３ａ）には印字さ
れ、その表面（３ａ）には印字面を保護するためのラミ
ネート（２）で被覆され、ラベル基材（３）の裏面には
シボ付樹脂部材に対して強力な粘着力を有する粘着材
（４）が塗布され、その粘着面に離型紙（５）が貼付さ
れており、そしてラベルの４隅に沿ってのカギ状の切込
み（６）とラベルの長辺（１Ａ）に沿っての複数のＴ字
状の切込み（７）とがラミネート（２）から粘着材
（４）まで設けられていることを特徴とするラベル再利
用防止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03562198A JP3496747B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | ラベル再利用防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03562198A JP3496747B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | ラベル再利用防止構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11231789A JPH11231789A (ja) | 1999-08-27 |
| JP3496747B2 true JP3496747B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=12446940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03562198A Expired - Lifetime JP3496747B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | ラベル再利用防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3496747B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005230268A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Aruze Corp | 遊技機の電子部品用封止部材 |
| JP4784144B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2011-10-05 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
| JP4598604B2 (ja) * | 2005-06-01 | 2010-12-15 | 大日本印刷株式会社 | 隠蔽ラベル |
| JP5061819B2 (ja) * | 2007-09-26 | 2012-10-31 | 凸版印刷株式会社 | 封印シール及び収容体 |
| JP5092789B2 (ja) * | 2008-02-21 | 2012-12-05 | 大日本印刷株式会社 | ラベル、シート状非接触データキャリア |
| JP5035041B2 (ja) * | 2008-03-12 | 2012-09-26 | 大日本印刷株式会社 | 脆弱ラベル及び脆弱ラベルの使用方法 |
| JP5352825B2 (ja) * | 2008-09-08 | 2013-11-27 | 株式会社フジシール | 包装体 |
| CN102903301B (zh) * | 2012-11-09 | 2014-08-06 | 宝健（中国）日用品有限公司 | 一种防反复使用的贴纸 |
| WO2017145343A1 (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | テンパール工業株式会社 | 封印シール |
| JP6493490B2 (ja) * | 2017-11-20 | 2019-04-03 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
| JP2022116954A (ja) * | 2021-01-29 | 2022-08-10 | サトーホールディングス株式会社 | リストバンド |
-
1998
- 1998-02-18 JP JP03562198A patent/JP3496747B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11231789A (ja) | 1999-08-27 |
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Legal Events
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