JP2020181075A - 改竄防止用ロールテープ - Google Patents

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玄太郎 大野
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玄太郎 大野
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Abstract

【課題】 貼着時の表示と剥離後の表示が異なり、テープを剥がした際に、剥がしたテープの再度の貼着ができず、さらに、被着物側の剥がした面に粘着性が残りずらい改竄防止用粘着テープを提供する。【解決手段】 基材1と、該基材の一方の面の少なくとも一部に設けられた第1印刷層2と、第1印刷層の表面に設けられたシリコン層3を備えるとともに、基材の他方の面に設けられた剥離層4と、剥離層の表面の少なくとも一部に設けられた第2印刷層5と、第2印刷層の表面に設けられたニス層6と、ニス層の表面に設けられた粘着層7を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、改竄防止用ロールテープに関するものであり、詳しくは、箱や袋等の開封口を閉塞するために貼着するロールテープにおいて、被着物からテープを剥がしたことが判別可能な改竄防止用ロールテープに関するものである。
これまでに、商品の包装や梱包等のために粘着テープを貼着し、その後その粘着テープを剥がした際にテープの層間剥離を生じさせて、特定の文字や形状として被着物に残存させる改竄防止用テープが知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような改竄防止用テープは、店舗における陳列商品の開封や、外国から輸送されてきた荷物の輸送途中での開封状況等が判別できるため、悪戯防止や盗難抑止用の包装用テープとして使用されている。
例えば、特許文献1の提案では、半透明の基材の裏面に第1の着色層と第2の着色層が積層して設けられており、基材を剥がした際に第1の着色層の上層と第2の着色層の下層とが界面で剥離し、半透明の基材に第1の着色層の図柄が残って現れることにより改竄を視認できるとしている。
特開2018−54824号公報
しかしながら、上記特許文献1の提案では、基材が半透明であるため、貼着されている状態で改竄を示す第1の着色層の文字や図柄が視認されてしまう点や、剥離後に第1の着色層と第2の着色層の界面にべたつきが残り、第2の着色層の表面に埃やごみが付着しやすいという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、貼着時の表示と剥離後の表示が異なり、テープを剥がした際に、剥がしたテープの再度の貼着ができず、さらに、被着物側の剥がした面に粘着性が残りにくい改竄防止用粘着テープを提供することを目的とする。
本発明によれば、以下に示す改竄防止用ロールテープが提供される。
第1に、本発明の改竄防止用ロールテープは、基材と、該基材の一方の面の少なくとも一部に設けられた第1印刷層と、該第1印刷層の表面に設けられたシリコン層を備えるとともに、前記基材の他方の面に設けられた剥離層と、該剥離層の表面の少なくとも一部に設けられた第2印刷層と、該第2印刷層の表面に設けられたニス層と、該ニス層の表面に設けられた粘着層を備え、被着物に貼着後、剥がした際に前記第2印刷層及び前記ニス層と前記剥離層が剥離し、前記被着物に前記粘着層、前記ニス層及び前記第2印刷層が残存することを特徴とする。
第2に、前記第1の発明の改竄防止用ロールテープにおいて、前記基材が、紙又は樹脂フィルムからなることが好ましい。
第3に、前記第1又は第2の発明の改竄防止用ロールテープにおいて、前記剥離層が、シリコン樹脂を含むアクリル系紫外線硬化樹脂からなることが好ましい。
第4に、前記第1から第3の発明の改竄防止用ロールテープにおいて、前記ニス層が、アクリル系紫外線硬化樹脂からなることが好ましい。
本発明の改竄防止用ロールテープによれば、貼着時の表示と剥離後の表示が異なり、被着物に貼着後テープを剥がした際に、剥がしたテープの再度の貼着ができず、さらに、被着物側の剥がした面に粘着性が残りにくい改竄防止用粘着テープを提供することができる。
本発明の改竄防止用ロールテープの一実施形態を示した概略断面図である。 図1に示す実施形態の改竄防止用ロールテープを一部剥がした状態を示す概略断面図である。 本発明の改竄防止用ロールテープを被着物に貼着した状態を示す実物写真である。 本発明の改竄防止用ロールテープの一部を剥がした状態を示す実物写真である。
以下、本発明に係る改竄防止用ロールテープの実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の改竄防止用ロールテープの一実施形態を示した概略断面図であり、図2は、図1に示す実施形態の改竄防止用ロールテープを一部剥がした状態を示す概略断面図である。
本発明の改竄防止用ロールテープ(以下単にテープと略称する)は、基材1と、基材1の一方の面の少なくとも一部に設けられた第1印刷層2と、第1印刷層2の表面に設けられたシリコン層3を備えている。また、基材1の他方の面には剥離層4と、剥離層4の表面の少なくとも一部に設けられた第2印刷層5と、第2印刷層5の表面に設けられたニス層6と、ニス層6の表面に設けられた粘着層7を備えている。
基材1は、通常用いられる粘着テープとしての強度を有し、表面に印刷可能な基材であれば特に限定されることはなく、紙又は樹脂フィルムの基材を用いることができる。基材1として紙を用いる場合には、例えば、コート紙、上質紙、再生紙等、種々の種類の紙、又はこれらの積層体からなる紙基材を例示することができる。また、樹脂フィルムを用いる場合には、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)等からなる樹脂フィルム基材、また、合成樹脂フィルム基材を例示することができる。また、基材1の厚みは粘着テープとしての仕様に応じて適宜決定することができる。
基材1の一方の面(図1における上面)の少なくとも一部には第1印刷層2が設けられている。第1印刷層2は、本発明のテープの貼着時に視認できる印刷層であり、任意の文字や図柄が印刷される。第1印刷層2は、基材1の表面に直接印刷により形成することができ、印刷は基材1の一部分への印刷であっても全面の印刷であってもよい。印刷方法も特に限定されるものではなく、通常公知の各種印刷方法、例えば凸版印刷、平版印刷、グラビア印刷等を適宜選択して印刷することができる。これらの中でも、通常のパッケージ印刷で多く用いられる凸版印刷(フレキソ印刷)が特に好ましい。また、第1印刷層2を形成するインキは通常用いられるインキを使用することができるが、作業性等の観点から紫外線硬化型のインキを用いるのが好ましい。
第1印刷層2の表面にはシリコン層3が設けられている。シリコン層3はテープを紙管等に巻き付けてロール状にした状態で、最下層の粘着層7と密着する層であり、使用時には粘着層7と容易に剥離可能な材料で形成されている。
シリコン層3を形成するための材料は、基材1及び第1印刷層2との接着性を有するとともに、粘着層7との剥離性を有するシリコン樹脂を含有する材料であれば限定されるものではないが、製造工程における良好な取り扱い性等の観点から、シリコン樹脂含有の紫外線硬化型剥離オーバープリントニス等を好適に用いることができる。
なお、上記基材1と第1印刷層2との接着性、また、基材1及び第1印刷層2とシリコン層3との接着性をより良好にするために、基材1の表面にはアンカー処理を施すことができる。
また、基材1の他方の面(図1における下面)には剥離層4が設けられている。剥離層4は、テープの貼着時には、後述する第2印刷層5、ニス層6と接着された状態であるが、基材1を剥がしたときには、図2に示すように、剥離層4と第2印刷層5及びニス層6との界面で剥離する。即ち、剥離層4と、第2印刷層5及びニス層6との接着強度は、貼着時には容易に剥離しない強度に設定する必要がある。
上記の接着強度範囲とするために、剥離層4を形成する材料としてシリコン樹脂を含むアクリル系紫外線硬化樹脂を用いることが好ましい。アクリル系紫外線硬化樹脂に対するシリコン樹脂の含有量を調整することにより、第2印刷層5及びニス層6との接着強度を上記の条件の接着強度に設定することができる。なお、剥離層4と、第2印刷層5及びニス層6との接着強度は、上記シリコン層3と粘着層7の接着強度よりも強く、被着物と粘着層7との接着強度よりも弱く設定される。
上記剥離層4の表面の少なくとも一部には第2印刷層5が設けられている。第2印刷層5は、本発明のテープを剥がしたときに視認できる印刷層であり、剥離層4の一部に印刷により形成してもよいし、全面に形成してもよい。印刷方法は、第1印刷層2と同様に特に限定されるものではなく、通常公知の各種印刷方法、例えば凸版印刷、平版印刷、グラビア印刷等を適宜選択して採用することができ、特にフレキソ印刷を好適に採用することができる。また、第2印刷層5を形成するインキは特に限定されないが、作業性の観点から紫外線硬化型のインキを好適に用いることができる。また、印刷の表示内容は、任意の文字や図柄が印刷されるが、特に、テープを剥がしたときに開封がわかる、例えば「開封済」等の文字を印刷するのが好ましい。
第2印刷層5の表面にはニス層6が設けられている。ニス層6は、粘着層7と第2印刷層5及び剥離層4の間に設けられ、テープを剥がしたときに粘着層7を表面に露出させないため、また、一度剥離した剥離層4と再接着させないために設ける層である。即ち、テープを剥がしたときにニス層6の表面は粘着性を有しない材料により形成する必要がある。このような材料としては、例えば、アクリル系紫外線硬化樹脂からなるニスを用いるのが好ましい。
なお、上記基材1と剥離層4、第2印刷層5各々の接着性をより良好にするために、基材1の表面や剥離層4の表面にはアンカー処理を施すことができる。
ニス層6の表面には粘着層7が設けられている。粘着層7を形成する粘着剤は被着物に強固に接着して容易に剥がれないものであれば、通常の粘着テープに用いられる公知の粘着剤を用いることができる。これらのものとしては、例えば、アクリル系粘着剤、ビニルエーテル系粘着剤、ゴム系粘着剤等を例示することができる。また、粘着剤の形態も特に制限されるものではなく、溶液型粘着剤、エマルジョン型粘着剤、ホットメルト型粘着剤等の形態のものを用いることができる。また、粘着剤には、上記粘着性成分のほか、各種添加剤を含んでいてもよい。各種添加剤の例として、粘着剤の種類等に応じて、架橋剤、粘着付与剤、可塑剤、充填剤、老化防止剤等を挙げることができる。
基材1に対する上記各層の形成方法は、基材1を中心として上面側と下面側の各層を其々別に積層して形成してもよいが、基材1を各層の形成用ローラーで挟み込んで通し、連続的に上面側と下面側の各層を同時に形成することもできる。
上記各層からなる本発明のテープによれば、被着物に貼着後、剥がした際に、図2に示すように、第2印刷層5と剥離層4が剥離して、被着物に粘着層7、ニス層6及び第2印刷層5が残存する。
具体的には、図3に示すように、貼着時には第1印刷層2の文字のみを視認することができ、剥がしたときには、図4に示すように、貼着時の第1印刷層2の文字の表示と異なる第2印刷層5の文字が視認される。また、剥がしたテープの裏面の剥離層4と、被着物側の剥がした面の第2印刷層5及びニス層6の何れにも粘着性がないため、被着物側表面に埃やごみが付くこともなく、更に再度貼着することもできない。
即ち、本発明の改竄防止用ロールテープによれば、貼着時の表示と剥離後の表示が異なり、被着物に貼着後テープを剥がした際に、剥がしたテープの再度の貼着ができず、さらに、被着物側の剥がした面に粘着性が残りずらい改竄防止用粘着テープとすることができる。
1 基材
2 第1印刷層
3 シリコン層
4 剥離層
5 第2印刷層
6 ニス層
7 粘着層

Claims (4)

  1. 基材と、該基材の一方の面の少なくとも一部に設けられた第1印刷層と、該第1印刷層の表面に設けられたシリコン層を備えるとともに、
    前記基材の他方の面に設けられた剥離層と、該剥離層の表面の少なくとも一部に設けられた第2印刷層と、該第2印刷層の表面に設けられたニス層と、該ニス層の表面に設けられた粘着層を備え、
    被着物に貼着後、剥がした際に前記第2印刷層及び前記ニス層と前記剥離層が剥離し、前記被着物に前記粘着層、前記ニス層及び前記第2印刷層が残存することを特徴とする改竄防止用ロールテープ。
  2. 前記基材が、紙又は樹脂フィルムからなることを特徴とする請求項1に記載の改竄防止用ロールテープ。
  3. 前記剥離層が、シリコン樹脂を含むアクリル系紫外線硬化樹脂からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の改竄防止用ロールテープ。
  4. 前記ニス層が、アクリル系紫外線硬化樹脂からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の改竄防止用ロールテープ。
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