JP3496210B2 - ガラスブロック集合体 - Google Patents

ガラスブロック集合体

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JP3496210B2 JP18076295A JP18076295A JP3496210B2 JP 3496210 B2 JP3496210 B2 JP 3496210B2 JP 18076295 A JP18076295 A JP 18076295A JP 18076295 A JP18076295 A JP 18076295A JP 3496210 B2 JP3496210 B2 JP 3496210B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はガラスブロック集合体に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】ガラスブロックまたは複数個のガラスブ
ロックからなるガラスブロック集合体は建屋の構成部材
として広く用いられている。 【0003】ガラスブロック集合体は、振動や風圧に対
してガラスブロック壁がフレキシブルに対応し得るよう
に金属枠や力骨等を併用することによって所定の強度を
付与している。 【0004】従来のガラスブロック集合体の施工に際し
ては、作業者が躯体とガラスブロック壁との取付部に用
いる金属枠に緩衝材等を取り付け、縦力骨を金属枠等に
支持させるためのアンカーピース等を配筋固定した後、
ガラスブロック単体を1個ずつ積上げ、その後、横力骨
およびアンカーピースを配筋している。 【0005】かかる施工方法を採用した場合、ガラスブ
ロック単体を1個ずつ積み上げているので、多大の時間
と労力を必要とし、作業性が悪く、また、作業者の技能
の違いにより均一に仕上がらない場合がある。更に、目
地充填部材としてモルタル等を充填するための水の使用
を伴う湿式作業の大部分が施工現場で行われるため汚染
等の問題も発生する。特に、ガラスブロック壁の構築作
業が複数箇所で行われる場合には、構築現場の作業のみ
ならず準備作業の時間と労力も大幅に増大するという問
題がある。 【0006】そこで、かかる問題に対処するため、壁の
開口部の寸法に適応した形状のガラスブロック集合体を
前以て製作しておき、施工現場においては前記ガラスブ
ロック集合体の取付作業のみを行う施工方式が提案され
ている。 【0007】かかるガラスブロック集合体は、水平定盤
上において、壁の開口部の寸法に適応したパネルフレー
ム内に丸棒の力骨を縦方向および横方向に配設し、力骨
で仕切られたパネルフレーム内にガラスブロックを整列
配置して嵌装し、各ガラスブロックの間およびガラスブ
ロックとパネルフレームとの間にモルタル等の目地充填
部材を充填して製作される。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガラスブロック集合体においては、各ガラスブロックの
間に目地充填部材を充填する際、前記丸棒の力骨が充填
の障害となり、目地充填部材を単に上方から供給するだ
けでは、水平状態にある力骨の裏側(力骨からみて目地
充填部材が供給される側とは反対側)にまで目地充填部
材がまわり込まず、空隙が生じるため、かかる不完全な
充填状態によりガラスブロック集合体に所定の強度を付
与できないという問題がある。また、目地充填部材の充
填を妨ないために、小径の力骨を使用することが考えら
れるが、単なる力骨の細化は、当然、ガラスブロック集
合体の強度を低下させる原因になる。従って、従来は目
地充填部材の供給時に、斯様な目地充填部材の空隙部を
生じさせないように、作業者が各力骨の裏側を棒材等で
突きながら充填作業を行なっている。しかしながら、斯
様な作業は手間がかかるばかりでなく、充填箇所を棒材
等で突く際にガラスブロックを傷付けたりするという問
題を引き起こす。 【0009】そこで、本発明の目的は、力骨によるガラ
スブロック集合体の所定の強度を劣化させることなく、
各ガラスブロックの間に目地充填部材を容易にして且つ
完全に充填でき、ガラスブロックの施工が能率的に行え
るガラスブロック集合体を提供することである。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題お
よび目的に鑑みてなされたもので、複数個のガラスブロ
ックと、これらのガラスブロックを整列囲繞するパネル
フレームと、前記整列配置されたガラスブロックの間に
配設された力骨と、前記ガラスブロックの間およびガラ
スブロックとパネルフレームの間に充填された目地充填
部材からなるガラスブロック集合体において、前記力骨
は帯状で且つ、その幅面がガラスブロックの厚さ方向と
平行になるように、目地充填部材中に配設されてなるこ
とを特徴とするガラスブロック集合体である。 【0011】 【作用】本発明によれば、各ガラスブロックの間に配設
される力骨が帯状であり、その幅面がガラスブロックの
厚さ方向と平行に配設されていることにより、ガラスブ
ロック集合体の製作時においてモルタル等の目地充填部
材を充填する際、充填方向に対する力骨の厚さが薄いた
め、目地充填部材が流れ易く、力骨の周囲に空隙を生じ
させずに充填できる。また、力骨は、その幅面がガラス
ブロックの厚さ方向と平行に配設されていることによ
り、ガラスブロック集合体の厚さ方向に対する耐圧強度
についても優れている。 【0012】 【実施例】以下、本発明にかかるガラスブロック集合体
を実施例に基づいて説明する。 【0013】図1は本発明の一具体例を示すガラスブロ
ック集合体を嵌め込んだ壁の正面図、図2は力骨を有す
るパネルフレームの斜視図、図3は図1の線A−Aに沿
うガラスブロック集合体の縦断面図、図4は図1の線A
−Aに沿うガラスブロック集合体を嵌め込んだ壁の縦断
面図、図5は図1の線B−Bに沿うガラスブロック集合
体の横断面図、図6は図1の線B−Bに沿うガラスブロ
ック集合体を嵌め込んだ壁の横断面図である。 【0014】これらの図において、10はガラスブロッ
ク、11は矩形枠状に形成された耐錆製金属材料からな
るパネルフレーム、12はパネルフレーム11の内側に
配設されたステンレス鋼製の力骨である。図2に示すよ
うにパネルフレーム11の両側辺にはアンカーフレーム
13が形成してあり、アンカーフレーム13の所定位置
にはビス穴14が穿設してある。力骨12は図2に示す
ように帯状であり、図1に示すように整列配置された前
記ガラスブロック10の間で、力骨12の幅面がガラス
ブロック10の厚さ方向と平行になるようにして縦方向
および横方向に直交させて配設されており、その両端を
パネルフレーム11に溶接してある。15は各ガラスブ
ロック10の間およびガラスブロック10とパネルフレ
ーム11の間に充填された発泡性骨材のモルタル等から
なる目地充填部材、16は目地充填部材15の充填域の
表層側に充填された防水剤含有の化粧目地である。 【0015】かかるガラスブロック10集合体を製造す
る際には、図示しない水平定盤の上面に離形剤としてス
トリップペイントを塗布し、その上に化粧目地成形用の
定形ゴムを各ガラスブロック10の配置寸法に適合した
所定の間隔で配置した後、その上に力骨12が配設され
たパネルフレーム11を積み重ねる。次に、力骨12に
よって仕切られたパネルフレーム11の内側に図1に例
示するように縦方向に5個、横方向に3個、合計15個
のガラスブロック10を整列配置状態で嵌装し、各ガラ
スブロック10の間に発泡性骨材のモルタル等からなる
目地充填部材15を充填する。この場合、各ガラスブロ
ック10の間に配設された力骨12は帯状で、その幅面
がガラスブロック10の厚さ方向と平行に配設されてい
ることにより、目地充填部材15の充填方向に対する力
骨12の厚さが薄く、目地充填部材15が流れ易くなっ
ており、目地充填部材15を各ガラスブロックの間に供
給するだけで、特別な作業を要せずに、力骨12の周囲
にも空隙を生じさせない完全な充填状態が得られる。目
地充填部材15を充填した後、防水剤含有の化粧目地1
6を充填する。これらが固化した後、反転して、前記定
形ゴムを取り外して、同様に防水剤含有の化粧目地16
を充填することにより、ガラスブロック10集合体が形
成される。 【0016】このガラスブロック10集合体を例えば木
造建屋の開口部に取り付ける際には、下記の順序に従っ
て組み立て作業を実行する。 【0017】先ず、図6に示すようにガラスブロック1
0集合体を嵌め込む壁17の開口部の両側辺に当て木1
8を図示しないビスで締結することによって取り付け
る。また、図4に示すように壁17の開口部の下端にネ
オプレーンゴム等の硬い弾性材料からなるベースライナ
ー19を嵌装した後、図4、図6に示すようにガラスブ
ロック10集合体を嵌め込み、前記開口部の当て木18
にアンカーフレーム13を当接し、アンカーフレーム1
3のビス穴14にビス20を嵌め込み、両者を締結する
ことにより、ガラスブロック10集合体を壁17の開口
部に固着する。この後、ガラスブロック10と壁17の
開口部との隙間に不定形シール材からなる化粧目地21
を充填することによって壁17の開口部へのガラスブロ
ック10集合体の取り付け作業を終了する。 【0018】かかる状態において、ガラスブロック10
集合体に対する上下、左右からの応力に対しては壁17
により十分に耐圧性が備わっており、また、各ガラスブ
ロック10の間に配設されている力骨12の幅面がガラ
スブロック10の厚さ方向と平行に配設されていること
により、ガラスブロック集合体の厚さ方向に対する耐圧
強度についても優れている。 【0019】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
力骨によるガラスブロック集合体の所定の強度を劣化さ
せることなく、各ガラスブロックの間に目地充填部材を
容易にして且つ完全に充填でき、ガラスブロックの施工
が能率的に行えるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかるガラスブロック集合体を嵌め込
んだ壁の正面図である。 【図2】力骨を有するパネルフレームの斜視図である。 【図3】図1の線A−Aに沿うガラスブロック集合体の
縦断面図である。 【図4】図1の線A−Aに沿うガラスブロック集合体を
嵌め込んだ壁の縦断面図である。 【図5】図1の線B−Bに沿うガラスブロック集合体の
横断面図である。 【図6】図1の線B−Bに沿うガラスブロック集合体を
嵌め込んだ壁の横断面図である。 【符号の説明】 10 ガラスブロック 11 パネルフレーム 12 力骨 13 アンカーフレーム 14 ビス穴 15 目地充填部材 16、21 化粧目地 17 壁 18 当て木 19 ベースライナー 20 ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−136354(JP,A) 特開 平4−136353(JP,A) 実開 平3−63608(JP,U) 実開 平4−79192(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04C 2/00 - 2/54 E04C 1/42

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数個のガラスブロックと、これらのガ
    ラスブロックを整列囲繞するパネルフレームと、前記整
    列配置されたガラスブロックの間に配設された力骨と、
    前記ガラスブロックの間およびガラスブロックとパネル
    フレームの間に充填された目地充填部材からなるガラス
    ブロック集合体において、前記力骨は帯状で且つ、その
    幅面がガラスブロックの厚さ方向と平行になるように、
    目地充填部材中に配設されてなることを特徴とするガラ
    スブロック集合体。
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