JP3696971B2 - 橋梁床版打設用打継ぎ目機構 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、橋梁の床版のコンクリートの打設工事において打継ぎ目を形成するための打継ぎ目機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
橋梁の床版は、鉄筋を縦横に配列したのち型枠で囲み、そこにコンクリートを打設することによって形成される。すなわち、図12の縦断面図と、そのD─D横断面図である図13とに示されるように、上下方向と橋梁の幅方向とにほぼ一定の間隔を保った状態で橋梁の長さ方向に延長される配力鉄筋10と、上下方向と橋梁の長さ方向とにほぼ一定の間隔を保った状態で配力鉄筋10と直交方向に延長される主鉄筋12とを囲むように橋梁床版型枠9が形成され、その内部にコンクリートが打設される。典型的には配力鉄筋の直径は16mm程度、主鉄筋の直径は19mm程度である。配力鉄筋どうしや主鉄筋どうしの間隔は中心間で10cm〜30cm、床版の厚みは20cm〜25cm程度の範囲である。
【0003】
この床版を形成するためのコンクリートの打設工事は、橋梁の全長にわたって1回で終了することが理想的である。しかしながら、実際には打設施行能力に制限があるため、橋梁の全長を複数の区間に分割し、各区間について順次、複数回に分けて打設している。この場合、打設対象区間の端部は打継ぎ目と称され、この打継ぎ目には打設されたコンクリートを固化するまで堰止めておくための打継ぎ目型枠と称される堰止め機構が形成される。
【0004】
従来の打継ぎ目型枠は、図12と図13とに示すような構成となっている。橋梁の幅方向に複数分割された木製の堰板21を桟木22によって型枠9上に直立状態で固定すると共に、桟木22を介在させながら木製の支保工材24で補強する。そして堰板21間の空隙を塞ぐための橋梁の幅方向に連続した木製の薄板23を上下の配力鉄筋10の間と、主鉄筋12と型枠9との間に配置している。最上部には、堰板21を固定すると共に、打継ぎ面を合いじゃくりの階段状に形成するための木製のバタ角型枠材8が配置される。上記かち木製部材相互の結合は釘打ちによって行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の打継ぎ目型枠では、上下左右に錯綜して配列されている鉄筋によって連続性が妨げられるため堰板21が多数の部分に分割されてしまい、比較的小型の構築物であるにも係わらず、これを設置したり除去したりするための作業に多大な労力と時間を要するという問題がある。また、鉄筋が錯綜した狭隘な空間内に型枠を設置しなければならないため、熟練した型枠工が必要になり、工費がかさむという問題もある。
【0006】
上記従来の打継ぎ目型枠では、堰板の一部を再使用するとしても、多数の堰板が必要になるという問題もある。例えば、全長200 メートル、横幅12メートル程度の橋梁については、1箇所の打継ぎ目の必要枚数を85枚、打継ぎ目箇所を8箇所と見積もると、680 枚という多数の堰板が必要になり、型枠設置費用が高騰するという問題もある。
従って、本発明の目的は、設置や除去の作業が容易で、しかも反復使用が可能な構成要素を用いた打継ぎ目機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の問題点を解決する本発明の打継ぎ目機構によれば、配力鉄筋のうち上下に隣接するものの間に挿入され橋梁の幅方向に延長される気密中空体であって、直立して配置される正面及びこれに隣接する上下の面の一方又は双方が平坦性の保持が可能な程度の剛性を有するものと、この気密中空体のうち上下に隣接して配置されるものの間に配置される板状弾性体であって配力鉄筋の直径よりも大きな厚みを有するものと、気密中空体中に高圧気体を導入する高圧気体導入手段とを備えている。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態によれば、気密中空体の両端には、キャップが着脱自在にかつ気密保持可能な状態で冠着され、弾性気密中空体の長さは橋梁の幅とほぼ等しい値に設定される。
【0009】
【実施例】
図1は、本発明の一実施例の打継ぎ目機構の構成を示す断面図、図2は図1のA─A断面図である。図1と図2において、1,2は気密中空体の一例であるチューブ型枠、3はパッキン、5,6はキャップ、8はバタ角型枠材である。また、9は橋梁床版型枠、10は配力鉄筋、11は主鉄筋である。
【0010】
チューブ型枠1は、図3の拡大断面図にも示すように、ゴムを素材とする弾性チューブ1aによって全体として気密性を有しており、上下に隣接する配力鉄筋の間に直立して配置される正面と、これに隣接する上面は、それぞれの内部に挿入された鋼板1b,1cによる補強を受けることにより、内部の空気圧や外力の存在のもとでも平坦状態を保持できる程度の剛性を備えている。
【0011】
この実施例の打継ぎ目機構を開発するための試作段階では、チューブ1aとして車両用のゴムチューブを使用し、鋼板1b,1cとしては薄バネ鋼帯を使用している。チューブ型枠1の正面の高さは、配力鉄筋の上下の間隔よりも多少小さな値となるように設定される。また、チューブ型枠1の長さは、橋梁の横幅にほぼ等しい値に設定される。チューブ型枠2も、その正面の高さについての寸法を除いては、上述のチューブ型枠1と同一の構造を有する。
【0012】
パッキン3は、図4の拡大断面図にも示すように、矩形状の断面と橋梁の横幅にほぼ等しい長さを有する棒状の弾性体3aと、この弾性体3aの上部に接着固定された補強用の鋼板3bとから構成されている。本実施例では、弾性体3aとして、「レストンスポンジ」の商品名で市販されている独立気泡を含む発泡ゴムを使用すると共に、補強用の鋼板3bとして薄板バネ鋼帯を使用している。弾性体3aの厚みは、配力鉄筋の直径よりも多少大きな値に設定される。また、弾性体3aの剛性を下げるため、鋼板3bが接着されない側に半円形の切り欠きが形
成されている。
【0013】
キャップ5は、図5の正面図と、図6の断面図に示すように、厚肉の板状体5aと、この板状体5aの周縁部からこの板状体に対してほぼ直角の方向に突出する鍔部5bとを備えている。板状体5aは、図1、図3に示すチューブ型枠1の断面形状とほぼ相似の形状と、このチューブ型枠1の端部を鍔部5bの内部に収容できる程度にわずかに大きな寸法を有している。
【0014】
ボルト5eは、その首部に気密座金5hを取付けた状態で板状体5aに形成された座ぐり穴に抜き差し自在に挿入されることにより、この板状体5aから鍔部5bの側にほぼ直角に突出せしめられる。このボルト5eの先端近傍には、チューブ型枠1の断面形状とほぼ相似の形状と、このチューブ型枠1の端部に挿入できる程度にわずかに小さな寸法とを有する弾性板5dが弦巻バネ5fを介在させながら保持される。ボルト5eの最先端部には、弾性板5dと同一の形状を有する金属性の押圧板5cがボルト5eへの螺合によって固定されている。
【0015】
図6(A)に示すように、チューブ型枠1の端部が、鍔部5bと、弾性板5d,押圧板5cとの間に位置するように、キャップ5をチューブ型枠1の端部に冠着した状態で、ボルト5eを回転させる。これに伴い、チューブ型枠1によって円滑な回転が阻止される押圧板5cが、弾性板5dを押圧しながらボルト5eの軸線方向に沿って板状体5aに接近してゆく。図6(B)に示すように、弾性板5dが板状体5aと押圧体5cとによって両側から強く圧迫されると、その厚みが減少すると共に外径が増加する。この結果、チューブ型枠1の端部は、径方向に膨張した弾性板5dと鍔部5bとの間に気密状態を保てる程度に強く挟持され、チューブ型枠1は気密状態となる。弦巻バネ5fは、弾性板5dの内部に形成されているボルト5eを通過させるための孔が、この板状体5dが厚み方向に圧迫されて径方向に膨張する際に潰されるのを防ぐためのものである。
【0016】
キャップ5の後部における弾性板5dと押圧板5cには、図7の断面図に示すように、チューブ型枠1の内部に連連する通気孔5iが形成され、この通気孔5iに連通する通気孔5jが板状体5aの内部に形成され、この通気孔5jに連通する注気弁5kが板状体5aの後端部に取付けられている。なお、弦巻バネ5gは、ボルト5eの周りに配置される弦巻バネ5fと同様に、弾性板5dの内部に形成された通気孔5iが、この弾性板5dが厚み方向に圧迫されて径方向に膨張する際に潰されるのを防ぐためのものである。
【0017】
チューブ型枠2の両端部に冠着されるキャップ6も、チューブ型枠1と2との寸法の相違に基づく寸法の相違を除けば、上述したキャップ5と同一の構造となっている。従って、キャップ6については、キャップ5と重複する説明を省略する。
【0018】
次に、上記実施例の打継ぎ目機構の組立て方法について説明する。図1と図2を参照すると、まず、打継ぎ目を形成しようとする箇所の上部の配力鉄筋上に、バタ角型枠材8が載置される。次に、型枠9と下部の配力鉄筋10との間にチューブ型枠1が挿入される。このチューブ型枠1は、橋梁の横幅とほぼ等しい長さを有しており、キャップ5がまだ冠着されていない折曲げ容易な柔らかな状態で型枠9と下部の配力鉄筋10との間に挿入される。このチューブ型枠1は、鋼板1bによって補強された正面を直立状態にすると共に、鋼板1cによって補強された面を上側にして配置される。
【0019】
続いて、下部の配力鉄筋10の上方からチューブ型枠1上に橋梁の横幅とほぼ等しい長さのパッキン3が載置される。このパッキン3は、柔らかな弾性体3aで最下部の配力鉄筋10を包み込むように、その補強用鋼板3bを上向きにした状態でチューブ型枠1上に載置される。
【0020】
次に、パッキン3と上部の配力鉄筋10との間にチューブ型枠2が挿入される。このチューブ型枠2は、橋梁の横幅にほぼ等しい長さを有しており、キャップ6がまだ冠着されていない折曲げ容易な柔らかな状態でパッキン3と上部の配力鉄筋10との間に挿入される。このチューブ型枠2は、鋼板2bで補強された正面を直立状態にすると共に、鋼板2cで補強された面を下側にして配置される。
引き続き、パッキン3が柔らかな弾性体3aによって上部の配力鉄筋10を包み込むように、その補強用鋼板3bを下側にした状態でチューブ型枠2上に載置される。
【0021】
次に、図6(A),(B)を参照しながら既に説明したように、チューブ型枠1の両端部にキャップ5を冠着してボルト5eを回転させることにより、その両端部を気密状態にする。同様に、チューブ型枠2の両端部にキャップ6を冠着して対応のボルトを回転させることにより、その両端部を気密状態にする。次に、注気弁5kにコネクタとホースを介してエアーコンプレッサーを接続し、気密状態に保たれたチューブ型枠1内に高圧の空気を充填する。同様に、チューブ型枠2の内部にも高圧の空気を充填する。
【0022】
チューブ型枠1は、内部に高圧の空気が充填された状態では、鋼板1bの挿入によって剛性の増した直立面が、打設されたコンクリートの圧力のもとでも平坦な直立面の状態を保持する。チューブ型枠2についても同様である。また、パッキン3の弾性体3bは、鋼板1cの挿入によって剛性の増したチューブ型枠1の上面と、鋼板2cの挿入によって剛性の増したチューブ型枠2の下面とから高圧空気の充填に伴う強い押圧力を受けて厚みを減少させるが、この際、配力鉄筋10を三方から強固に包み込むことにより、それぞれの周辺部の空隙を減少させ、打設されたコンクリートの漏れを防止する。
【0023】
上述の手順に従って形成された本発明の打継ぎ目機構を用いてコンクリートの打設を行う。コンクリートが固化したのち、注気弁5kを開放することにより、チューブ型枠1,2の内部から高圧の空気を逃す。キャップ5,6のボルトを反時計方向に回転させて、キャップ内部に移動させ、図6(B)の状態から(A)の状態に復帰させることにより、キャップ5,6をチューブ型枠1,2の両端部から除去する。こののち、チューブ型枠1,2,パッキン3を配力鉄筋10の隙間から抜き取ることにより打継ぎ目機構を除去する。
【0024】
図8は、本発明の打継ぎ目機構の他の実施例の構成を示す断面図である。本図において、図1乃至図7のそれぞれと同一の参照符号を付した構成要素は、これらの図に関して既に説明した構成要素と同一のものであり、それらについては重複する説明を省略する。この実施例では、寸法の異なる2種類のチューブ型枠1,2と1種類のパッキン3とが使用される代わりに、1種類のチューブ型枠1と、厚みの異なる2種類のパッキン3,4とが使用される。
【0025】
図9は、本発明の更に他の実施例の打継ぎ目機構の構成を示す平面図であり、図10は図9のC方向から見た側面図、図11は図10のB─B断面図である。
本図において、図1乃至図7のそれぞれと同一の参照符号を付した構成要素は、これらの図に関して既に説明した構成要素と同一のものであり、それらについては重複する説明を省略する。
【0026】
この実施例では、チューブ型枠1を、長いチューブ型枠1Aと短いチューブ型枠1Bとに分けて用意しておき、コンクリートを打設しようとする橋梁の横幅に応じて、長いものと短いものの組合せを選択し、それぞれを鞘カバー7で相互に接続しながら使用することにより、橋梁の横幅にほぼ等しくするように構成したものである。長いチューブ型枠1Aは、一定長さの1種類だけを用意すると共に、短いチューブ型枠1Bとして長さが種々ことなる複数のものを用意する構成とすることもできる。
【0017】
以上、チューブ型枠の間に配置されるパッキンを上方又は下方から配力鉄筋に押圧する構成を例示した。しかしながら、このパッキンと配力鉄筋との間に形成される空隙を一層狭めることによって打設直後のコンクリートの漏れを防止することを目的として、このパッキンを上下双方から配力鉄筋を挟みこむようにしてチューブ型枠の間に配置する構成を採用することもできる。
【0018】
また、気密中空体として弾性を有するチューブ型枠を使用する場合を例示した。しかしながら、ゴムをひいた布など弾性を有しない気密中空体を使用することもできる。
【0019】
以上詳細に説明したように、本発明の打継ぎ目機構は、直立正面と上下の面の一方又は双方が平坦性の保持が可能な程度の剛性を有する気密中空体を、弾性体を介在させながら配力鉄筋群の上下に隣接するものの間に配置する構成であるから、設置や除去の作業が容易で、しかも構成要素の反復使用が可能であり、工事費用の低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の橋梁床版打設用打継ぎ目機構の構成を配力鉄筋、主鉄筋及び床版型枠との関係と共に示す断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1中のチューブ型枠1の拡大断面図である。
【図4】図1中のパッキン3の拡大断面図である。
【図5】図2中のキャップ5の正面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】図5のB−B断面図である。
【図8】本発明の他の実施例の橋梁床版打設用打継ぎ目機構の構成を配力鉄筋、主鉄筋及び床版型枠との関係と共に示す断面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例の橋梁床版打設用打継ぎ目機構を構成する異なる長さの2種類のチューブ型枠5の構成を示す平面図である。
【図10】図9のチューブ型枠1Aと1Bの接続部のC矢視図である。
【図11】図9のB−B断面図である。
【図12】従来の打継ぎ目型枠の構成を配力鉄筋、主鉄筋及び床版型枠との関係と共に示す断面図である。
【図13】図12のD−D断面図である。
【符号の説明】
1,2 チューブ型枠( 気密中空体)
3,4 パッキン( 弾性体)
1a,2a 弾性チューブ
1b,1c 補強用鋼板
2b,2c 補強用鋼板
3a 弾性体
3b 鋼板
5,6 キャップ
5a 板状体
5c 押圧板
5d 弾性板
9 床版型枠
10 配力鉄筋
11 主鉄筋
【発明の属する技術分野】
本発明は、橋梁の床版のコンクリートの打設工事において打継ぎ目を形成するための打継ぎ目機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
橋梁の床版は、鉄筋を縦横に配列したのち型枠で囲み、そこにコンクリートを打設することによって形成される。すなわち、図12の縦断面図と、そのD─D横断面図である図13とに示されるように、上下方向と橋梁の幅方向とにほぼ一定の間隔を保った状態で橋梁の長さ方向に延長される配力鉄筋10と、上下方向と橋梁の長さ方向とにほぼ一定の間隔を保った状態で配力鉄筋10と直交方向に延長される主鉄筋12とを囲むように橋梁床版型枠9が形成され、その内部にコンクリートが打設される。典型的には配力鉄筋の直径は16mm程度、主鉄筋の直径は19mm程度である。配力鉄筋どうしや主鉄筋どうしの間隔は中心間で10cm〜30cm、床版の厚みは20cm〜25cm程度の範囲である。
【0003】
この床版を形成するためのコンクリートの打設工事は、橋梁の全長にわたって1回で終了することが理想的である。しかしながら、実際には打設施行能力に制限があるため、橋梁の全長を複数の区間に分割し、各区間について順次、複数回に分けて打設している。この場合、打設対象区間の端部は打継ぎ目と称され、この打継ぎ目には打設されたコンクリートを固化するまで堰止めておくための打継ぎ目型枠と称される堰止め機構が形成される。
【0004】
従来の打継ぎ目型枠は、図12と図13とに示すような構成となっている。橋梁の幅方向に複数分割された木製の堰板21を桟木22によって型枠9上に直立状態で固定すると共に、桟木22を介在させながら木製の支保工材24で補強する。そして堰板21間の空隙を塞ぐための橋梁の幅方向に連続した木製の薄板23を上下の配力鉄筋10の間と、主鉄筋12と型枠9との間に配置している。最上部には、堰板21を固定すると共に、打継ぎ面を合いじゃくりの階段状に形成するための木製のバタ角型枠材8が配置される。上記かち木製部材相互の結合は釘打ちによって行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の打継ぎ目型枠では、上下左右に錯綜して配列されている鉄筋によって連続性が妨げられるため堰板21が多数の部分に分割されてしまい、比較的小型の構築物であるにも係わらず、これを設置したり除去したりするための作業に多大な労力と時間を要するという問題がある。また、鉄筋が錯綜した狭隘な空間内に型枠を設置しなければならないため、熟練した型枠工が必要になり、工費がかさむという問題もある。
【0006】
上記従来の打継ぎ目型枠では、堰板の一部を再使用するとしても、多数の堰板が必要になるという問題もある。例えば、全長200 メートル、横幅12メートル程度の橋梁については、1箇所の打継ぎ目の必要枚数を85枚、打継ぎ目箇所を8箇所と見積もると、680 枚という多数の堰板が必要になり、型枠設置費用が高騰するという問題もある。
従って、本発明の目的は、設置や除去の作業が容易で、しかも反復使用が可能な構成要素を用いた打継ぎ目機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の問題点を解決する本発明の打継ぎ目機構によれば、配力鉄筋のうち上下に隣接するものの間に挿入され橋梁の幅方向に延長される気密中空体であって、直立して配置される正面及びこれに隣接する上下の面の一方又は双方が平坦性の保持が可能な程度の剛性を有するものと、この気密中空体のうち上下に隣接して配置されるものの間に配置される板状弾性体であって配力鉄筋の直径よりも大きな厚みを有するものと、気密中空体中に高圧気体を導入する高圧気体導入手段とを備えている。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態によれば、気密中空体の両端には、キャップが着脱自在にかつ気密保持可能な状態で冠着され、弾性気密中空体の長さは橋梁の幅とほぼ等しい値に設定される。
【0009】
【実施例】
図1は、本発明の一実施例の打継ぎ目機構の構成を示す断面図、図2は図1のA─A断面図である。図1と図2において、1,2は気密中空体の一例であるチューブ型枠、3はパッキン、5,6はキャップ、8はバタ角型枠材である。また、9は橋梁床版型枠、10は配力鉄筋、11は主鉄筋である。
【0010】
チューブ型枠1は、図3の拡大断面図にも示すように、ゴムを素材とする弾性チューブ1aによって全体として気密性を有しており、上下に隣接する配力鉄筋の間に直立して配置される正面と、これに隣接する上面は、それぞれの内部に挿入された鋼板1b,1cによる補強を受けることにより、内部の空気圧や外力の存在のもとでも平坦状態を保持できる程度の剛性を備えている。
【0011】
この実施例の打継ぎ目機構を開発するための試作段階では、チューブ1aとして車両用のゴムチューブを使用し、鋼板1b,1cとしては薄バネ鋼帯を使用している。チューブ型枠1の正面の高さは、配力鉄筋の上下の間隔よりも多少小さな値となるように設定される。また、チューブ型枠1の長さは、橋梁の横幅にほぼ等しい値に設定される。チューブ型枠2も、その正面の高さについての寸法を除いては、上述のチューブ型枠1と同一の構造を有する。
【0012】
パッキン3は、図4の拡大断面図にも示すように、矩形状の断面と橋梁の横幅にほぼ等しい長さを有する棒状の弾性体3aと、この弾性体3aの上部に接着固定された補強用の鋼板3bとから構成されている。本実施例では、弾性体3aとして、「レストンスポンジ」の商品名で市販されている独立気泡を含む発泡ゴムを使用すると共に、補強用の鋼板3bとして薄板バネ鋼帯を使用している。弾性体3aの厚みは、配力鉄筋の直径よりも多少大きな値に設定される。また、弾性体3aの剛性を下げるため、鋼板3bが接着されない側に半円形の切り欠きが形
成されている。
【0013】
キャップ5は、図5の正面図と、図6の断面図に示すように、厚肉の板状体5aと、この板状体5aの周縁部からこの板状体に対してほぼ直角の方向に突出する鍔部5bとを備えている。板状体5aは、図1、図3に示すチューブ型枠1の断面形状とほぼ相似の形状と、このチューブ型枠1の端部を鍔部5bの内部に収容できる程度にわずかに大きな寸法を有している。
【0014】
ボルト5eは、その首部に気密座金5hを取付けた状態で板状体5aに形成された座ぐり穴に抜き差し自在に挿入されることにより、この板状体5aから鍔部5bの側にほぼ直角に突出せしめられる。このボルト5eの先端近傍には、チューブ型枠1の断面形状とほぼ相似の形状と、このチューブ型枠1の端部に挿入できる程度にわずかに小さな寸法とを有する弾性板5dが弦巻バネ5fを介在させながら保持される。ボルト5eの最先端部には、弾性板5dと同一の形状を有する金属性の押圧板5cがボルト5eへの螺合によって固定されている。
【0015】
図6(A)に示すように、チューブ型枠1の端部が、鍔部5bと、弾性板5d,押圧板5cとの間に位置するように、キャップ5をチューブ型枠1の端部に冠着した状態で、ボルト5eを回転させる。これに伴い、チューブ型枠1によって円滑な回転が阻止される押圧板5cが、弾性板5dを押圧しながらボルト5eの軸線方向に沿って板状体5aに接近してゆく。図6(B)に示すように、弾性板5dが板状体5aと押圧体5cとによって両側から強く圧迫されると、その厚みが減少すると共に外径が増加する。この結果、チューブ型枠1の端部は、径方向に膨張した弾性板5dと鍔部5bとの間に気密状態を保てる程度に強く挟持され、チューブ型枠1は気密状態となる。弦巻バネ5fは、弾性板5dの内部に形成されているボルト5eを通過させるための孔が、この板状体5dが厚み方向に圧迫されて径方向に膨張する際に潰されるのを防ぐためのものである。
【0016】
キャップ5の後部における弾性板5dと押圧板5cには、図7の断面図に示すように、チューブ型枠1の内部に連連する通気孔5iが形成され、この通気孔5iに連通する通気孔5jが板状体5aの内部に形成され、この通気孔5jに連通する注気弁5kが板状体5aの後端部に取付けられている。なお、弦巻バネ5gは、ボルト5eの周りに配置される弦巻バネ5fと同様に、弾性板5dの内部に形成された通気孔5iが、この弾性板5dが厚み方向に圧迫されて径方向に膨張する際に潰されるのを防ぐためのものである。
【0017】
チューブ型枠2の両端部に冠着されるキャップ6も、チューブ型枠1と2との寸法の相違に基づく寸法の相違を除けば、上述したキャップ5と同一の構造となっている。従って、キャップ6については、キャップ5と重複する説明を省略する。
【0018】
次に、上記実施例の打継ぎ目機構の組立て方法について説明する。図1と図2を参照すると、まず、打継ぎ目を形成しようとする箇所の上部の配力鉄筋上に、バタ角型枠材8が載置される。次に、型枠9と下部の配力鉄筋10との間にチューブ型枠1が挿入される。このチューブ型枠1は、橋梁の横幅とほぼ等しい長さを有しており、キャップ5がまだ冠着されていない折曲げ容易な柔らかな状態で型枠9と下部の配力鉄筋10との間に挿入される。このチューブ型枠1は、鋼板1bによって補強された正面を直立状態にすると共に、鋼板1cによって補強された面を上側にして配置される。
【0019】
続いて、下部の配力鉄筋10の上方からチューブ型枠1上に橋梁の横幅とほぼ等しい長さのパッキン3が載置される。このパッキン3は、柔らかな弾性体3aで最下部の配力鉄筋10を包み込むように、その補強用鋼板3bを上向きにした状態でチューブ型枠1上に載置される。
【0020】
次に、パッキン3と上部の配力鉄筋10との間にチューブ型枠2が挿入される。このチューブ型枠2は、橋梁の横幅にほぼ等しい長さを有しており、キャップ6がまだ冠着されていない折曲げ容易な柔らかな状態でパッキン3と上部の配力鉄筋10との間に挿入される。このチューブ型枠2は、鋼板2bで補強された正面を直立状態にすると共に、鋼板2cで補強された面を下側にして配置される。
引き続き、パッキン3が柔らかな弾性体3aによって上部の配力鉄筋10を包み込むように、その補強用鋼板3bを下側にした状態でチューブ型枠2上に載置される。
【0021】
次に、図6(A),(B)を参照しながら既に説明したように、チューブ型枠1の両端部にキャップ5を冠着してボルト5eを回転させることにより、その両端部を気密状態にする。同様に、チューブ型枠2の両端部にキャップ6を冠着して対応のボルトを回転させることにより、その両端部を気密状態にする。次に、注気弁5kにコネクタとホースを介してエアーコンプレッサーを接続し、気密状態に保たれたチューブ型枠1内に高圧の空気を充填する。同様に、チューブ型枠2の内部にも高圧の空気を充填する。
【0022】
チューブ型枠1は、内部に高圧の空気が充填された状態では、鋼板1bの挿入によって剛性の増した直立面が、打設されたコンクリートの圧力のもとでも平坦な直立面の状態を保持する。チューブ型枠2についても同様である。また、パッキン3の弾性体3bは、鋼板1cの挿入によって剛性の増したチューブ型枠1の上面と、鋼板2cの挿入によって剛性の増したチューブ型枠2の下面とから高圧空気の充填に伴う強い押圧力を受けて厚みを減少させるが、この際、配力鉄筋10を三方から強固に包み込むことにより、それぞれの周辺部の空隙を減少させ、打設されたコンクリートの漏れを防止する。
【0023】
上述の手順に従って形成された本発明の打継ぎ目機構を用いてコンクリートの打設を行う。コンクリートが固化したのち、注気弁5kを開放することにより、チューブ型枠1,2の内部から高圧の空気を逃す。キャップ5,6のボルトを反時計方向に回転させて、キャップ内部に移動させ、図6(B)の状態から(A)の状態に復帰させることにより、キャップ5,6をチューブ型枠1,2の両端部から除去する。こののち、チューブ型枠1,2,パッキン3を配力鉄筋10の隙間から抜き取ることにより打継ぎ目機構を除去する。
【0024】
図8は、本発明の打継ぎ目機構の他の実施例の構成を示す断面図である。本図において、図1乃至図7のそれぞれと同一の参照符号を付した構成要素は、これらの図に関して既に説明した構成要素と同一のものであり、それらについては重複する説明を省略する。この実施例では、寸法の異なる2種類のチューブ型枠1,2と1種類のパッキン3とが使用される代わりに、1種類のチューブ型枠1と、厚みの異なる2種類のパッキン3,4とが使用される。
【0025】
図9は、本発明の更に他の実施例の打継ぎ目機構の構成を示す平面図であり、図10は図9のC方向から見た側面図、図11は図10のB─B断面図である。
本図において、図1乃至図7のそれぞれと同一の参照符号を付した構成要素は、これらの図に関して既に説明した構成要素と同一のものであり、それらについては重複する説明を省略する。
【0026】
この実施例では、チューブ型枠1を、長いチューブ型枠1Aと短いチューブ型枠1Bとに分けて用意しておき、コンクリートを打設しようとする橋梁の横幅に応じて、長いものと短いものの組合せを選択し、それぞれを鞘カバー7で相互に接続しながら使用することにより、橋梁の横幅にほぼ等しくするように構成したものである。長いチューブ型枠1Aは、一定長さの1種類だけを用意すると共に、短いチューブ型枠1Bとして長さが種々ことなる複数のものを用意する構成とすることもできる。
【0017】
以上、チューブ型枠の間に配置されるパッキンを上方又は下方から配力鉄筋に押圧する構成を例示した。しかしながら、このパッキンと配力鉄筋との間に形成される空隙を一層狭めることによって打設直後のコンクリートの漏れを防止することを目的として、このパッキンを上下双方から配力鉄筋を挟みこむようにしてチューブ型枠の間に配置する構成を採用することもできる。
【0018】
また、気密中空体として弾性を有するチューブ型枠を使用する場合を例示した。しかしながら、ゴムをひいた布など弾性を有しない気密中空体を使用することもできる。
【0019】
以上詳細に説明したように、本発明の打継ぎ目機構は、直立正面と上下の面の一方又は双方が平坦性の保持が可能な程度の剛性を有する気密中空体を、弾性体を介在させながら配力鉄筋群の上下に隣接するものの間に配置する構成であるから、設置や除去の作業が容易で、しかも構成要素の反復使用が可能であり、工事費用の低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の橋梁床版打設用打継ぎ目機構の構成を配力鉄筋、主鉄筋及び床版型枠との関係と共に示す断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1中のチューブ型枠1の拡大断面図である。
【図4】図1中のパッキン3の拡大断面図である。
【図5】図2中のキャップ5の正面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】図5のB−B断面図である。
【図8】本発明の他の実施例の橋梁床版打設用打継ぎ目機構の構成を配力鉄筋、主鉄筋及び床版型枠との関係と共に示す断面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例の橋梁床版打設用打継ぎ目機構を構成する異なる長さの2種類のチューブ型枠5の構成を示す平面図である。
【図10】図9のチューブ型枠1Aと1Bの接続部のC矢視図である。
【図11】図9のB−B断面図である。
【図12】従来の打継ぎ目型枠の構成を配力鉄筋、主鉄筋及び床版型枠との関係と共に示す断面図である。
【図13】図12のD−D断面図である。
【符号の説明】
1,2 チューブ型枠( 気密中空体)
3,4 パッキン( 弾性体)
1a,2a 弾性チューブ
1b,1c 補強用鋼板
2b,2c 補強用鋼板
3a 弾性体
3b 鋼板
5,6 キャップ
5a 板状体
5c 押圧板
5d 弾性板
9 床版型枠
10 配力鉄筋
11 主鉄筋
Claims (4)
- 上下方向と橋梁の幅方向とにほぼ一定の間隔を保った状態で橋梁の長さ方向に延長される第1の鉄筋群と、上下方向と橋梁の長さ方向とにほぼ一定の間隔を保った状態で前記第1の鉄筋群と直交した状態で延長される第2の鉄筋群とを囲んで形成される橋梁床版型枠内にコンクリートを打設する際に、打設対象領域を橋梁の長さ方向に区切るために形成される打継ぎ目機構であって、
前記第1の鉄筋群のうち上下に隣接する群の間に挿入され前記橋梁の幅方向に延長される気密中空体であって、ほぼ直立して配置される正面及びこれに隣接する上下の面の一方又は双方が平坦性の保持が可能な程度の剛性を有するものと、前記気密中空体のうち上下に隣接して配置されるものの間に配置される弾性体であって前記第1の鉄筋群を構成する鉄筋の直径よりも大きな厚みを有するものと、 前記気密中空体中に高圧気体を導入する高圧気体導入手段と
を備えたことを特徴とする橋梁床版打設用打継ぎ目機構。 - 請求項1において、
前記気密中空体の両端には、キャップが着脱自在にかつ気密保持可能な状態で冠着されることを特徴とする橋梁床版打設用打継ぎ目機構。 - 請求項1又は2において、
前記気密中空体は、前記橋梁の幅とほぼ等しい長さを有することを特徴とする橋梁床版打設用打継ぎ目機構。 - 請求項1又は2において、
前記気密中空体は、長さの異なる複数のものが組合せられることを特徴とする橋梁床版打設用打継ぎ目機構。
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