JPH0235843Y2 - - Google Patents

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JPH0235843Y2
JPH0235843Y2 JP5045185U JP5045185U JPH0235843Y2 JP H0235843 Y2 JPH0235843 Y2 JP H0235843Y2 JP 5045185 U JP5045185 U JP 5045185U JP 5045185 U JP5045185 U JP 5045185U JP H0235843 Y2 JPH0235843 Y2 JP H0235843Y2
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JP
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plates
finger
road
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gutter body
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 高架道路等は、多数の道路基盤をフインガージ
ヨイントと呼ばれる連結体で繋ぎ合せることによ
り造られているが、本考案はこのフインガージヨ
イントに関するものである。
[考案の概要] 本考案は、既設フインガージヨイントの補修を
容易ならしめるためのものである。
[従来技術及びその問題点] 高架道路等の道路基盤は、外界の温度変化によ
つて熱膨張・収縮を繰り返す。そこで、隣接する
道路基盤相互をフインガージヨイントと呼ばれる
伸縮自在な連結体によつて結合して、上記熱膨張
等の変形を吸収するようにしている。
上記のフインガージヨイントとしては、例えば
実開昭59−188503号に開示されたものがあり、次
に説明するように第6図に示すような構造になつ
ている。
このフインガージヨイントでは、間隔を置いて
対向する道路基盤1,1の対向面に腹板10,1
0が添設されており、該腹板10,10の上面に
はフインガープレート3,3が咬合状態で配設さ
れている。そして上記フインガープレート3,3
の下方に隣接する腹板10,10対向面には一対
の取付片2,2が対向突出している。又、取付片
2,2の下面には、樋体4が固定ボルト41,4
1によつて取外し自在に固定されている。
上記樋体4は合成ゴムで形成されており、フイ
ンガープレート3,3の咬合部より浸透してきた
雨水が高架下等に漏れないように該雨水を排水す
る機能を果す。従つて、樋体4は道路の全幅方向
に継ぎ目なく一体的に形成されている。
そして、樋体4とフインガープレート3によつ
て囲まれる空間には、ポリブタジエン系のゴムに
よつて形成されるシール材6及び、その下方のス
ポンジより成るバツクアツプ材5が充填されてい
る。又、上記バツクアツプ材5はブロツク状の短
い単位バツクアツプ材を道路の幅方向に多数連結
したものとなつている。
上記構造となつた既設のフインガージヨイント
を補修する時は、フインガープレート3,3を取
り外さず道路基盤1,1の下方即ち高架下から作
業を行なう。
フインガープレート3,3を取外すには該フイ
ンガープレート3と路面に打つたコンクリートの
境界部を破壊する必要があり、作業性が悪いから
である。
補修作業について更に詳述すると、先ず高架下
から、樋体4をバツクアツプ材5と共に取外し、
次いでシール材6を除去した後、新しい樋体4を
取付ける。
次に、道路両側端に位置する樋体4の両端開口
部から小さく分割したブロツク状のバツクアツプ
材5,5を整列させた状態で順次挿入する。そし
て、整列装填した前記バツクアツプ材5,5の境
界部上面に接着テープを適宜接着し、バツクアツ
プ材5,5相互を繋ぎ合せる。
爾後、道路上からフインガープレート3,3の
間隙を介してバツクアツプ材5の上部空間に溶融
状態にあるシール材6を充填し、これを自然乾燥
により固化させれば補修作業が完了する。
しかしながら、上記従来のフインガージヨイン
トでは、補修が困難で作業が非常にしにくいとい
う問題があつた。
これは、道路の全幅方向に継ぎ目なく一体的に
形成された樋体4の取付けを、シール材6やバツ
クアツプ材5の充填より前に行わなければならな
いからである。
即ち、継ぎ目のない樋体4がバツクアツプ材5
の装填前に取付けられていることから、分割され
たブロツク状の単位バツクアツプ材5,5は道路
両側端に位置する樋体4の開口部から整列させな
がら入れなければならず、又、バツクアツプ材
5,5の境界部上面への接着テープの貼り付け作
業も、バツクアツプ材5,5を入れながら又はフ
インガープレート3,3の咬合部間隙上方から特
別な道具を使用して行なわなければならないから
である。
[課題] 本考案は、対向する腹板10,10の上面にフ
インガープレート3,3を対向配設すると共に、
その下方に位置する腹板10,10間に道路の全
幅方向に亘つて一体的に形成された樋体4を架設
し、これらフインガープレート3と樋体4の間に
バツクアツプ材とシール材6とを下方よりこの順
序で充填したフインガージヨイントに於いて、フ
インガージヨイントの補修作業が容易に行ない得
るようにする為、バツクアツプ材5が樋体4の取
付け前に配設できるようにすることを課題とす
る。
[手段] 上記課題を解決するための本考案の技術的手段
は、道路の幅方向へ連設する複数の弾性支持板
7,7をバツクアツプ材5の下面と樋体4との間
に介在させると共に、これら弾性支持板7,7の
両端を対向する腹板10,10に直接又は間接的
に固定し、弾性支持板7,7がその上部のバツク
アツプ材5を下方より支持するようにしたことで
ある。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
既述した従来のものと同様に、道路基盤1,1
の下方即ち高架下より補修作業を行なうが、先
ず、古い樋体4、バツクアツプ材5、シール材6
等を取除く。次いで、腹板10,10の対向面に
一枚の弾性支持板7の両端部を直接又は間接的に
それぞれ固定する。
次いで、固定した上記弾性支持板7の上面にブ
ロツク状の単位バツクアツプ材5を載置し、更に
次の弾性支持板7を先に固定した弾性支持板7に
隣接させて固定する。そして、後に固定した弾性
支持板7の上に次のバツクアツプ材5を載置し、
先に装填したバツクアツプ材5との境界部をテー
ピングする。
この作業を、道路の一方の側端から他方の側端
に向つて繰り返し進める。そして、この作業が終
つた後に、一体形成された樋体4を弾性支持板7
の下方に取付け、最後に路面上方からフインガー
プレート3,3の咬合部を介してシール材を充填
すれば、本考案のフインガージヨイントの取付け
作業が完了する。
以上のように、本考案のものでは樋体4の取付
け前にバツクアツプ材5を配設することができ
る。
[効果] バツクアツプ材5が長い樋体4の取付け前に配
設できるから、既述した従来のもののように道路
両側端に位置する樋体4の開口部からバツクアツ
プ材5を入れる必要はなく、フインガージヨイン
トの補修作業が容易に行なえる。
[実施例] 次に、上記した本考案の実施例を図面に従つて
詳述する。
本考案実施例のものは、既述した従来のものと
同様に、対向する腹板10,10の頂面にフイン
ガープレート3,3を咬合状態で配設している。
又、第1図に示すように腹板10,10の下端
近傍部には座板11,11が対向配設されてお
り、これら座板11,11にはボルト12,12
が植設状態で溶接固定されている。そして、ボル
ト12,12と別途用意したナツト80,80に
よつて棚体8,8が取付けられるようになつてい
る。
この棚体8は合成ゴム等の弾性材料によつて道
路の幅と適合する長さに形成されており、第2図
に示すように、頂面81には長さ方向に向かう嵌
合凹溝82が設けられている。又、頂面81の下
方には複数の透孔84,84を穿設した脚部83
が垂下していると共に、頂面81の一端を下方に
湾曲させて樋固定片85が形成してある。そし
て、この樋固定片85には複数の貫通孔86,8
6が間隔を置いて配設してある。
棚体8の上方に配設される弾性支持板7は合成
ゴム等の弾性材料によつて形成されており、矩形
状板の下面に一対の係合リブ71,71が対向配
設された形状となている。そして、フインガージ
ヨイントを補修するときには、この弾性支持板
7,7を複数用意し、これを道路の幅方向に並べ
てバツクアツプ材5を下方より支持するように成
つている。
他方、樋体4は上記弾性支持板7や棚体8と同
様に合成ゴム等の弾性材料より形成されており、
第4図に示すように道路の幅に適合する長さの長
方形板状体をなつている。そして、この板の一対
の長辺に沿つて透孔42,42が配設されてお
り、これら透孔42,42は前記棚体8の樋固定
片85に設けた貫通孔86,86と等しい間隔に
成つている。
又、上記樋体4と棚体8とは、第1図に示すよ
うにボルト91とナツト92で結合されるように
なつており、ボルト91,91は長方形板9の長
手方向に沿つて植設状態で固定されている(第5
図参照)。そして、これらボルト91,91の間
隔は既述した棚体8の樋固定片85に穿設の貫通
孔86,86の配設間隔と一致させてある。
次に、フインガージヨイントの補修作業の実際
について説明する。
先ず、道路基盤の下方即ち高架下より棚体8を
固定したナツト80,80を外し、古いバツクア
ツプ材5、シール材6等フインガープレート3以
下の部分を取り除く。
次いで新しい棚体8,8をボルト12,12と
ナツト80,80を利用して座板11,11に固
定する。
その後、一枚の弾性支持板7を上記対向配設さ
れた棚体8,8の上面に架設状態で載置し、弾性
支持板7下面の係合リブ71,71を棚体8,8
上面の嵌合凹溝82,82に強制嵌入して両者を
結合させる。
次ぎに、上記配設した弾性支持板7の上に一枚
のバツクアツプ材5を載置した後、その隣りに並
べるべき弾性支持板7と前記と同様に棚体8,8
間に架設固定し、更に前記と同様にしてその上に
バツクアツプ材5を載置し、先に載置したバツク
アツプ材5との境界部上面を接着テープにより固
定する。
そして、上記弾性支持板7とバツクアツプ材5
の配設を道路の一側から他側へ亘つて繰返し行な
い、バツクアツプ材5と弾性支持板7の配設を完
了する。
次いで、樋体4の配設作業をするが、該樋体4
は棚体8,8の樋固定片85,85間に架設され
ることとなる。即ち、棚体8の樋固定片85の内
面側から第5図に示す状態に配設されたボルト9
1,91を、上記樋固定片85の貫通孔86,8
6に各別に挿通させる。そして、これにより貫通
孔86部分から突出したボルト91の軸部分に樋
体4の透孔42,42を択一的に通して該ボルト
91のねじ部分にナツト92を締め付ける。
この作業を対向配設された棚体8,8について
各別に行なえば樋体4は棚体8,8間に架設状態
で取付けられることとなる。
爾後、既述した従来のものと同様に、道路上の
フインガープレート3,3の咬合部間隙から溶融
状態にあるシール材6を充填して自然固化させれ
ばフインガージヨイントの補修は完了する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図、第2図は棚体
8の部分斜視図、第3図は弾性支持板7の底面斜
視図、第4図は樋体4の部分斜視図、第5図は長
方形板9にボルト91,91を植設した状態の斜
視図、第6図は従来例の説明図であり、図中、 4……樋体、5……バツクアツプ材、6……シ
ール材、7……弾性支持板、10……腹板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向する腹板10,10の上面にフインガープ
    レート3,3を対向配設すると共に、その下方に
    位置する腹板10,10間に道路の全幅方向に亘
    つて一体的に形成された樋体4を架設し、これら
    フインガープレート3と樋体4の間にバツクアツ
    プ材とシール材6とを下方よりこの順序で充填し
    たフインガージヨイントに於いて、道路の幅方向
    へ連設する複数の弾性支持板7,7をバツクアツ
    プ材5の下面と樋体4との間に介在させると共
    に、これら弾性支持板7,7の両端を対向する腹
    板10,10に直接又は間接的に固定し、弾性支
    持板7,7がその上部のバツクアツプ材5を下方
    より支持するようにしたフインガージヨイント。
JP5045185U 1985-04-03 1985-04-03 Expired JPH0235843Y2 (ja)

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