JPH0417607Y2 - - Google Patents

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JPH0417607Y2
JPH0417607Y2 JP1983069675U JP6967583U JPH0417607Y2 JP H0417607 Y2 JPH0417607 Y2 JP H0417607Y2 JP 1983069675 U JP1983069675 U JP 1983069675U JP 6967583 U JP6967583 U JP 6967583U JP H0417607 Y2 JPH0417607 Y2 JP H0417607Y2
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JP
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sealing material
gap
pair
mounting members
joint
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JP1983069675U
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JPS59188503U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、高架橋等の継目部に設置されるシ
ール装置に関するものである。
高架橋等の継目部、すなわち互いに隣接する主
桁の間には、温度変化等に起因する主桁の伸縮が
あることを考慮して、通常、間隙が設けてある。
この間隙には、先端はフインガー形とされた一対
のフエースプレートを噛み合わせてなる伸縮継手
が設置されるが、そのままではフエースプレート
間の隙間から雨水や土砂が下方に落下して不都合
が生じるので、これを防ぐために、従来より、フ
エースプレートの下方に排水用の樋を設けたり、
フエースプレート間の隙間にシール材を充填した
りしている。
しかし、排水用の樋を設けた場合には、この樋
が土砂で詰まりやすいため、短期にその機能が失
われることがあり、また、交通の激しいところで
は、絶え間ない振動によつて樋の取付け部や溶接
部から破損したりするので、その保守作業が面倒
であるという難点がある。
また、隙間にシール材を充填する方法として
は、従来より、充分な弾性を有するシール材を直
接フエースプレート間の隙間に流し込んで固着し
てしまうものと、浅い桶体内面にシール材を充填
しておき、その上からフエースプレートを圧着固
定するものが知られている。しかし、前者は、シ
ール材の経年変化によりシール材が剥離すること
があると共に、補修に際して隙間の奥深く入り込
んだ箇所まで完全に補修作業を行うことが困難で
あるという欠点がある。また、後者は、桶体が両
主桁とフエースプレートの間で固定されているた
め、補修の際にはフエースプレートを取り外さね
ばならず、従つて、手間がかかる上に交通を遮断
することにもなるという欠点がある。
この考案は、このような従来技術の難点を解消
すべくなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、主桁が伸縮したり、車両の通行等に起因す
る振動が生じても、雨水や土砂を完全に遮断して
下方に落下するのを防止することができ、しか
も、補修の際にフエースプレートを取り外す必要
がなく、容易に補修作業を行える高架橋等の継目
部用のシール装置を提供することである。
以下、この考案の一実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。
図は、フインガージヨイントを用いた場合の高
架橋等の継目部の縦断面を示している。1,2
は、高架橋の主桁で、継目間隙3を置いて互いに
対向している。主桁1,2の上面には、各々フエ
ースプレート4,5が、フインガー形とした先端
部を上記継目間隙3に突出させて固着されてい
る。これらのフインガー形先端部は、互いに噛み
合わされており、主桁1,2がその縦軸方向に相
対移動できるようになつている。
主桁1,2の対向面には、上記フエースプレー
ト4,5の下方に、これと隣接して各々取付部材
6,7が固定されている。これらの取付部材6,
7は、この実施例では板状に形成され、各フエー
スプレート4,5の下面に隣接して継目間隙3内
に水平に突出して設けられている。こうして、継
目間隙3の両端部すなわち主桁1,2に近い部分
を、当該取付部材6,7自体によつて塞ぐように
しているのである。
8は、上記継目間隙3に沿つて設置された、後
述のシール材及びバツクアツプ材を保持するため
の保持体で、この実施例では、図に示したように
中間の湾曲部9とその両側のリブ10,11から
構成される樋状に形成されている。この保持体8
は、リブ10,11を下方から上記取付部材6,
7に各々取り付けることにより、継目間隙3に固
定されている。
この保持体8は、主桁1,2の伸縮に対応でき
るように、金網や合成繊維等からなる補強体を埋
設した合成ゴム等の弾性体によつて形成するのが
好ましいが、可撓性を有する板材、例えば、ステ
ンレス等の金属板あるいはプラスチツク製の板で
形成することも可能である。また、当初から図の
ような断面形状に形成しておいても、平板状のも
のを装着時に図のように湾曲させて形成してもよ
いことは、勿論である。
なお、湾曲部9は、主桁1,2の伸縮すなわち
継目間隙3の増減が大きい場合に対応するため
に、設けておくことが好ましい。
上記保持体8の取り付けは、両側のリブ10,
11を上記取付片6,7に下方から当てがい、押
さえ板12,13を介して下方からボルト14,
15を締めつけることによつて行われている。従
つて、ボルト14,15を緩めれば、保持体8は
容易に取り外しができるものである。
16は、保持体8内に収容されたシール材で、
上記取付部材6,7の間を通つてフエースプレー
ト4,5の下面を押圧するように、保持されてい
る。このシール材16は、取付前に予め少なくと
も上記両取付部材6,7間の細長い隙間を塞ぐよ
うな形状(この実施例では、断面略矩形の棒状)
に形成した弾性ゴムから構成されており、従来の
シール装置のように液状のものを取付部材6,7
間の隙間に充填して固化させたものではない。こ
のような形状に予め形成したシール材16を、下
方から両取付部材6,7間の隙間内に挿入して上
記フエースプレート4,5の下面に接触させ、上
記保持体8によつて押し上げながら保持している
のである。この構成により、継目間隙3の中央部
を当該シール材16によつて塞ぐようにしてい
る。前述のように、継目間隙3の両端部は、上記
一対の取付部材6,7によつて塞がれているの
で、当該取付部材6,7とシール材16によつて
継目間隙3全体を塞ぐことができる。
さらに、この実施例では、保持体8は、保持体
8によるシール材16の押し上げ作用をより確実
にするために、シール材16の下方に弾性のある
バツクアツプ材17を収容している。こうするこ
とにより、シール材16は、保持体8の押し上げ
力のみならずバツクアツプ材17の弾性力によつ
ても押し上げられるので、シール材16はより強
くフエースプレート4,5に押し付けられること
になる。
シール材16としては、シール効果を有しかつ
固化後に弾性を持つ公知の任意の材料を用いるこ
とができるが、弾性を持つ軟質の合成樹脂が適当
であり、バツクアツプ材17としては、ウレタン
フオーム、ポリエチレンフオーム等の発泡樹脂が
適当である。発泡樹脂をバツクアツプ材17とし
て使用する場合は、継目間隙3内にセツトした後
に発泡させて、フエースプレート4,5との密着
度を高くすることも可能である。また、特に発泡
倍率の低い発泡樹脂からなるバツクアツプ材17
を使用する場合は、空間を設けることもできる。
この考案のシール装置は、以上のように構成さ
れたものであり、次のような優れた効果を有する
ものである。
フエースプレート4,5の下方に取付部材
6,7が設けられていると共に、取付部材6,
7間の隙間には下方からシール材16が押圧さ
れているので、継目間隙3の両端部は上記取付
部材6,7によつて塞がれ、継目間隙3の中央
部は上記シール材16によつて塞がれているこ
とになり、従つて雨水や土砂が継目間隙3を通
つて落下することはない。
シール材16は、取付部材6,7の間で弾性
変形し、また、保持体8も同様に弾性変形した
りあるいは撓んで、主桁1,2の縦軸方向に伸
縮することができるので、主桁1,2が伸縮し
たり、主桁1,2に車両の通行等に起因する振
動が生じても、雨水や土砂を完全に遮断して下
方に落下するのを防止することができる。
弾性を持つシール材16は、取付前にすでに
少なくとも一対の取付部材6,7間の隙間を塞
ぐような形状に固化されており、この固化され
たシール材16を押圧・保持するように上記保
持体8を下方から一対の取付部材6,7に取り
付ければよいので、シール材16の取付作業が
非常に簡単である。
保持体8は、フエースプレート4,5の下方
より取付部材6,7に取り外し可能に取り付け
られ、しかも予め固化されたシール材16を押
圧・保持しているだけで、シール材16は取付
部材6,7やフエースプレート4,5に固着さ
れていないので、保持体8を取付部材6,7か
ら取り外すだけでシール材16を簡単に取り外
して交換することができる。従つて、フエース
プレート4,5を取り外すことなく容易に補修
作業を行うことができ、補修作業の際に交通を
遮断する必要がない。
シール材16は、保持体8によって保持され
ているだけで、取付部材6,7やフエースプレ
ート4,5に固着されていないので、経年変化
によりシール材16がこれらの部材から剥離し
て隙間が生じ、この隙間から雨水等が落下する
ような恐れはない。
【図面の簡単な説明】
図は、この考案に係る高架橋等の継目部用シー
ル装置の一実施例を示すもので、高架橋の継目部
の縦断面図である。 1,2……主桁、3……継目間隙、4,5……
フエースプレート、6,7……取付部材、8……
保持体、9……保持体の湾曲部、10,11……
保持体のリブ、12,13……押さえ板、14,
15……ボルト、16……シール材、17……バ
ツクアツプ材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 継目間隙3を置いて互いに対向する一対の主桁
    1,2に、各々、先端部をフインガー形としたフ
    エースプレート4,5を上記継目間隙3内に突出
    させて取り付け、当該フエースプレート4,5の
    先端部を上記継目間隙3内で互いに噛み合わせて
    成る高架橋等の継目部に用いるシール装置であつ
    て、 上記フエースプレート4,5の下方において上
    記一対の主桁1,2の対向面に各々突出して設け
    られ、かつ上記継目間隙3を上記一対の主桁1,
    2に近い部分において各々塞ぐように形成された
    一対の取付部材6,7と、 上記一対の取付部材6,7に下方から取り外し
    自在に取り付けられた、上記主桁1,2の縦軸方
    向に伸縮可能なシール材保持用の保持体8と、 上記保持体8によつて保持され、かつ少なくと
    も上記一対の取付部材6,7間の隙間を塞ぐよう
    に、上記フエースプレート4,5の下面に押圧さ
    れた弾性を有するシール材16とから成り、 さらに、上記シール材16は、上記継目間隙3
    に設置される前に予め固化されていることを特徴
    とするシール装置。
JP6967583U 1983-05-09 1983-05-09 非排水型鋼製伸縮装置のシ−ル構造 Granted JPS59188503U (ja)

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JP6967583U JPS59188503U (ja) 1983-05-09 1983-05-09 非排水型鋼製伸縮装置のシ−ル構造

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JP6967583U JPS59188503U (ja) 1983-05-09 1983-05-09 非排水型鋼製伸縮装置のシ−ル構造

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Publication Number Publication Date
JPS59188503U JPS59188503U (ja) 1984-12-14
JPH0417607Y2 true JPH0417607Y2 (ja) 1992-04-20

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ID=30199828

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JP6967583U Granted JPS59188503U (ja) 1983-05-09 1983-05-09 非排水型鋼製伸縮装置のシ−ル構造

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0625403B2 (ja) * 1989-05-08 1994-04-06 ニッタ株式会社 橋梁用伸縮装置のウエブ遊間内構造
JP6581365B2 (ja) * 2015-03-02 2019-09-25 東日本高速道路株式会社 底版と延長床版とのすべり面構造およびその構築方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS577241A (en) * 1980-06-13 1982-01-14 Kobe Steel Ltd Supply controller for material to be mixed in enclosed type mixer

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS595045Y2 (ja) * 1979-12-05 1984-02-15 日本道路公団 鋼製櫛型伸縮継手装置

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JPS577241A (en) * 1980-06-13 1982-01-14 Kobe Steel Ltd Supply controller for material to be mixed in enclosed type mixer

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JPS59188503U (ja) 1984-12-14

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