JP2935991B1 - 鋼板とコンクリートのサンドイッチ合成プレキャスト床版の継手構造 - Google Patents

鋼板とコンクリートのサンドイッチ合成プレキャスト床版の継手構造

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JP2935991B1
JP2935991B1 JP11134098A JP11134098A JP2935991B1 JP 2935991 B1 JP2935991 B1 JP 2935991B1 JP 11134098 A JP11134098 A JP 11134098A JP 11134098 A JP11134098 A JP 11134098A JP 2935991 B1 JP2935991 B1 JP 2935991B1
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Abstract

【要約】 【課題】 隣り合うプレキャスト床版の継手構造は、隣
接部の上鋼板と上鋼板、下鋼板と下鋼板を添接板を用い
てボルト結合するのが一般的である。ここでは、上鋼板
と下鋼板の一方又は両方の内面にナットを点付溶接しな
ければならず、施工は繁雑となり、また、締め付け管理
の精度も低くなる。また、この継手部は空隙が大きいの
で、剛性が不足し、該部分にはコンクリートを打設しな
ければ交通開放は不可能である。 【解決手段】 プレキャスト床版を、その製作時に、継
手構造を形成する箇所の上鋼板と下鋼板をボルト締結
し、コンクリートを打設し、コンクリートの打設後、上
下鋼板の外側の締結治具を取り外し、隣り合う床版の該
箇所に添接鋼板を架け渡して前記ボルトを挿通して、再
度締結治具により締め付けることにより連結して継手構
造を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上鋼板と下鋼板と
の間にコンクリートを打設して形成した鋼板とコンクリ
ートのサンドイッチ合成プレキャスト床版の継手構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板とコンクリートのサンドイッチ合成
プレキャスト床版の一般的な継手構造は、図34に示す
ように隣り合うプレキャスト床版1の対向するそれぞれ
の上鋼板2・2と下鋼板4・4とがそれぞれコンクリー
ト3・3より突出して、添接板継代部2c・2c、添接
板継代部4c・4cを形成し、この添接板継代部2c・
2c、添接板継代部4c・4cにそれぞれ上添接鋼板
5、下添接鋼板6を架け渡して配置してボルトとナット
を用いてボルト締結し、上鋼板2・2、下鋼板4・4を
連続させる構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造は幾つかの課題を有している。
【0004】この構造だと、隣り合うプレキャスト床版
1・1の上鋼板2・2及び下鋼板4・4の添接板継代部
2c・2c及び4c・4cのそれぞれに上添接鋼板5、
下添接鋼板6を配置してボルト締結する場合、上鋼板2
・2と下鋼板3・3とのどちらか一方又は両方の内面に
それぞれナットを点付溶接し、HTボルトの頭を用いて
締め付けなければならず、締め付け管理を精度よくする
ことは難しい。また、施工も繁雑である。
【0005】しかも、上添接鋼板5で連続された上鋼板
2・2の添接板継代部2c・2cと下添接鋼板6で連続
させた下鋼板4・4の添接板継代部4c・4c間は、隣
接するコンクリート3・3間が15〜20センチメート
ル程度の空隙となっているため剛性が不足し、該部分に
コンクリートを打設しなければ交通開放することができ
ない。
【0006】そこで、本発明者は、これらの課題を解決
するため、鋼板とコンクリートのサンドイッチ合成プレ
キャスト床版における新規な継手構造を先に提案した
(特願平9−271917号)。
【0007】この提案による継手構造は、コンクリート
とコンクリートの対向端面と下鋼板と下鋼板の対向端面
を凸部と凹部とが向い合う櫛歯状に形成するとともに両
凸部内側に上鋼板上面からコンクリート下面にかけて貫
通する下添接ボルト穴を穿孔し、隣り合う該床版の上鋼
板と上鋼板とを上記櫛歯状凹部の位置でボルト締結する
とともに、下鋼板と下鋼板の下面に下添接鋼板を架け渡
して配置し、下添接鋼板と下鋼板とを上記添接締め付け
穴の位置でボルト締結するというものである。
【0008】この提案は、上記の従来技術における課題
を解決するに十分ではあるが、それでも製作及び施工の
繁雑さについての解決には多少の不満が残る。
【0009】そこで、本発明では、従来技術に先の提案
を含めて、その課題を解決しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための手
段を以下に述べる。
【0011】基本的には、上鋼板と下鋼板の間にコンク
リートを打設して形成される鋼板とコンクリートのサン
ドイッチ合成プレキャスト床版において、該床版を、該
床版が隣り合って連結される上鋼板と上鋼板及び下鋼板
と下鋼板との各添接鋼板配置位置に穿孔したボルト挿通
孔に、ボルトを挿通して上下鋼板をボルト締結し、上下
鋼板間にコンクリートを打設して形成した後、該床版同
士を、隣り合って連結される床版同士の上鋼板と上鋼板
及び下鋼板と下鋼板のそれぞれの添接鋼板配置位置の上
下鋼板外側の締結治具を取り外し、隣り合う該床版の上
鋼板と上鋼板に両上鋼板のボルト挿通孔位置に合うボル
ト挿通孔を穿孔した上添接鋼板を、下鋼板と下鋼板に両
下鋼板のボルト挿通孔に合うボルト挿通孔を穿孔した下
添接鋼板をそれぞれ架け渡してボルトを挿通し、上下鋼
板外側から締結治具により締め付けることにより連結す
ることを特徴とする以下に示す鋼板とコンクリートのサ
ンドイッチ合成プレキャスト床版の継手構造を提供す
る。
【0012】まず、上鋼板と下鋼板の間にコンクリート
を打設して形成される鋼板とコンクリートのサンドイッ
チ合成プレキャスト床版において、該床版を、該床版が
隣り合って連結される上鋼板と上鋼板及び下鋼板と下鋼
板とのそれぞれの添接鋼板配置位置にボルト挿通孔を穿
孔し、上鋼板と下鋼板とのボルト挿通孔間にボルト挿通
孔に挿通されるボルトの雄ねじに螺合する雌ねじを形成
した筒体を位置させ、それぞれのボルト挿通孔よりボル
トを挿通して締め付けた後、コンクリートを打設して形
成し、該床版同士を、隣り合って連結される該床版の上
鋼板と上鋼板及び下鋼板と下鋼板のそれぞれの添接鋼板
配置位置に挿通されているボルトを取り外した後、隣り
合う該床版の上鋼板と上鋼板に両上鋼板のボルト挿通孔
位置に合うボルト挿通孔を穿孔した上添接鋼板を、下鋼
板と下鋼板に両下鋼板のボルト挿通孔に合うボルト挿通
孔を穿孔した下添接鋼板をそれぞれ架け渡し、各ボルト
挿通孔にボルトを挿通して締め付けることにより連結す
ることを特徴とする鋼板とコンクリートのサンドイッチ
合成プレキャスト床版の継手構造を提供する。
【0013】そして、上記手段において、上鋼板は、上
面鋼板の端部を一部切り欠き、上面鋼板下面に重ねて段
差修正用フィラー鋼板をコンクリート端部まで配置し、
この上に上添接鋼板を延伸し、上面鋼板側と上添接鋼板
上側の段差をなくすようにしたことを特徴とする鋼板と
コンリートのサンドイッチ合成プレキャスト床版の継手
構造を提供する。
【0014】さらに、上鋼板と下鋼板の間にコンクリー
トを打設して形成される鋼板とコンクリートのサンドイ
ッチ合成プレキャスト床版において、該床版を、該床版
が隣り合って連結される上鋼板と上鋼板及び下鋼板と下
鋼板との各添接鋼板配置位置にボルト挿通孔を穿孔し、
このボルト挿通孔に上鋼板と下鋼板を貫通するボルトを
挿通するとともに、上鋼板と下鋼板との間隔を保持手段
により保持した後、上鋼板側及び下鋼板側からボルトに
ナットを付けて締め付け、上鋼板と下鋼板間にコンクリ
ートを打設して形成し、該床版同士を、隣り合って連結
される該床版の上鋼板と上鋼板及び下鋼板と下鋼板のそ
れぞれの添接鋼板配置位置に挿通されているボルトに付
けたナットをはずした後、隣り合う該床版のナットをは
ずしたボルトのボルト位置に合うボルト挿通孔を穿孔し
た上添接鋼板と下添接鋼板とを上鋼板と上鋼板、下鋼板
と下鋼板にそれぞれ架け渡してボルト挿通孔にボルトを
挿通した後、各ボルトにナットを付けて締め付けること
により連結することを特徴とする鋼板とコンクリートの
サンドイッチ合成プレキャスト床版の継手構造を提供す
る。
【0015】そして、上記手段において、上鋼板は、上
面鋼板の端部を一部切り欠き、上面鋼板下面に重ねて段
差修正用フィラー鋼板をコンクリート端部まで配置し、
この上に上添接鋼板を延伸し、上面鋼板側と上添接鋼板
上側の段差をなくすようにしたことを特徴とする請求項
4に記載の鋼板とコンクリートのサンドイッチ合成プレ
キャスト床版の継手構造を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下図面に
基づき説明する。
【0017】まず、図1乃至図7に基づき、本発明に係
る実施の形態を説明する。図1は上鋼板と下鋼板の断面
図、図2は上鋼板と下鋼板との間のコンクリート打設前
の断面図、図3は上鋼板と下鋼板との間にコンクリート
を打設して形成されたプレキャスト床版の断面図、図4
は隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り付け前の断
面図、図5は上添接鋼板と下添接鋼板の断面図、図6は
隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り付け完了後の
断面図、図7は同平面図である。
【0018】上鋼板2と下鋼板4は、図1に示すように
両端部のそれぞれの添接鋼板配置位置にボルト挿通孔2
a、4a及び必要に応じて適宜他の箇所にもボルト挿通
孔2b、4bが穿孔されてなる。
【0019】このようにしてなる上鋼板2と下鋼板4
は、図2に示すように、上鋼板2と下鋼板4とのボルト
挿通孔2aと4a、必要に応じて設けられた2bと4b
間に、ボルト挿通孔2a、4a、2b、4bから挿通さ
れるボルトの雄ねじに螺合する雌ねじを形成した筒体7
を位置させ、各ボルト挿通孔2a、4a、2b、4bに
それぞれボルト8を挿通して、締め付けられて一体とな
っている。なお、9はワッシャーである。
【0020】ついで、図3に示すように上鋼板2と下鋼
板4間にコンクリート3を打設して鋼板とコンクリート
のサンドイッチ合成プレキャスト床版1を形成する。
【0021】このようにしてなる該床版1は、隣り合っ
てつぎのようにして継手構造が形成される。
【0022】まず、図4に示すように、連結されるべき
床版1と床版1とを隣り合わせて位置させる。上鋼板2
と下鋼板4の端部の後述する上添接鋼板5及び下添接鋼
板6の配置位置のボルト8は、筒体7からいったん取り
外す。このボルト8は、ボルト頭が上下鋼板外側に位置
することから、上下鋼板外側の締結治具でもある。
【0023】ついで、図5に示すような上添接鋼板5及
び下添接鋼板6を図6、図7に示すように隣り合う床版
1と床版1の上鋼板2と上鋼板2、下鋼板4と下鋼板4
とにそれぞれ架け渡す。
【0024】詳しくは、上添接鋼板5及び下添接鋼板6
は、それぞれ隣り合う床版1同士の上鋼板2のボルト挿
通孔2a、下鋼板4のボルト挿通孔4a位置に合うボル
ト挿通孔5a、6aが穿孔されて、上添接鋼板5は、隣
り合う上鋼板2と上鋼板2に、下添接鋼板6は、隣り合
う下鋼板4と下鋼板4にそれぞれ架け渡される。つい
で、ボルト8を各ボルト挿通孔に挿通して、筒体7に螺
着して締め付けることにより、床版1同士は連結されて
継手構造が形成される。12は、継目間隙に充填された
シール材である。
【0025】つぎに、図8乃至図14に基づき、上例を
基礎とした別の実施の形態を説明する。
【0026】図8は上鋼板と下鋼板の断面図、図9は上
鋼板と下鋼板との間のコンクリート打設前の断面図、図
10は上鋼板と下鋼板との間にコンクリートを打設して
形成されたプレキャスト床版の断面図、図11は隣り合
うプレキャスト床版の添接鋼板取り付け前の断面図、図
12は上添接鋼板と下添接鋼板の断面図、図13は隣り
合うプレキャスト床版の添接鋼板取り付け完了後の断面
図、図14は同平面図である。
【0027】図8に示すように、上鋼板2は、上面鋼板
2eの端部を一部切り欠き、段差修正用フィラー鋼板2
fをその下面に重ねて後述する打設コンクリートの端部
位置まで延伸し、ボルト10及びナット11により締結
してなる。このようにしてなる上鋼板2の段差修正用フ
ィラー鋼板2fと下鋼板4の端部の添接鋼板配置位置に
は、ボルト挿通孔2a、4aがそれぞれ穿孔されてい
る。なお、必要に応じて適宜他の箇所にもボルト挿通孔
2b、4bが穿孔される。
【0028】このようにしてなる上鋼板2と下鋼板4
は、図9に示すように、上鋼板2の段差修正用フィラー
鋼板2fと下鋼板4cとのボルト挿通孔2aと4a、必
要に応じて設けられたボルト挿通孔2bと4b間にボル
ト挿通孔2a、4a、2b、4bから挿通されるボルト
の雄ねじに螺合する雌ねじを形成した筒体7を位置さ
せ、各ボルト挿通孔2a、4a、2b、4bにそれぞれ
ボルト8を挿通して、締め付けられて一体となってい
る。なお、9はワッシャーである。
【0029】ついで、図10に示すように、上鋼板2と
下鋼板4との間にコンクリート3を打設して、鋼板とコ
ンクリートのサンドイッチ合成プレキャスト床版を形成
する。
【0030】このようにしてなる床版1は、隣り合って
つぎのようにして継手構造が形成される。
【0031】まず、図11に示すように、連結されるべ
き床版1と床版1を隣り合って位置させる。上鋼板2の
段差修正用フィラー鋼板2fと下鋼板4の端部の後述す
る下添接鋼板の配置位置のボルト8は筒体7からいった
ん取り外す。このボルト8は、ボルト頭が上下鋼板外側
に位置することから、上下鋼板外側の締結治具でもあ
る。
【0032】ついで、図12に示すような上添接鋼板5
及び下添接鋼板6を図13、図14に示すように、隣り
合う床版1と床版1の段差修正用フィラー鋼板2fと段
差修正用フィラー鋼板2f、下鋼板4と下鋼板4とにそ
れぞれ架け渡す。
【0033】詳しくは、上添接鋼板5及び下添接鋼板6
は、それぞれ隣り合う床版1同士の段差修正用フィラー
鋼板2f同士のボルト挿通孔2a、下鋼板4同士のボル
ト挿通孔4a位置に合うボルト挿通孔5a、6aが穿孔
されて、上添接鋼板5は、隣り合う段差修正用フィラー
鋼板2fと段差修正用フィラー鋼板2fに、下添接鋼板
6は、隣り合う下鋼板4と下鋼板4にそれぞれ架け渡さ
れる。ついで、ボルト8を各ボルト挿通孔に挿通して筒
体7に螺着して締め付けることにより、床版1同士が連
結されて継手構造が形成される。なお、12は継目間隙
に充填されたシール材である。
【0034】つぎに、上述の実施の形態に用いられるボ
ルト8と、ボルト8の雄ねじに螺合する雌ねじを形成し
た筒体7の一例を実施の形態に即して以下に示す。
【0035】図15は、先に述べた実施の形態に使用し
た筒体7とボルト8を示す。筒体7は、筒体部材7aと
7bに2分割されて、それぞれボルト8の雄ねじに螺合
する雌ねじと筒体部材7aと7bとを結合するねじ棒1
3の雄ねじに螺合する雌ねじが形成され、筒体部材7a
と7bがねじ棒13により螺着して結合されてなってい
る。このようにしてなる筒体7は、上鋼板2と下鋼板4
のそれぞれのボルト挿通孔間にワッシャー9を介して位
置せしめられている。上鋼板2に架け渡された上添接鋼
板5と下鋼板4に架け渡された下添接鋼板6とは、それ
ぞれのボルト挿通孔よりボルト8を挿通し、筒体7の筒
体部材7a、7bのそれぞれに螺着させ締め付けること
により一体となる。なお、ボルト8は、ボルト頭の角を
除去した六角ボルトを使用している。
【0036】図16に示す筒体7とボルト8は、筒体7
が一本の部材のその両端に、ボルトの雄ねじに螺合する
雌ねじが形成されてなる点で図15に示すものとは異な
る。
【0037】図17に示す筒体7とボルト8は、筒体7
が、図15に示すものと同じであるのに対し、ボルト8
を六角穴付ボルトとする点で異なる。
【0038】なお、上述の実施の形態では、例示した筒
体の使用を主として継手構造の構成要素の一つとして説
明してきたが、その使用は、継手構造以外の箇所にも使
用することのできることは、実施の形態を説明する図に
示したところにより明かである。
【0039】さらに、図18乃至図24に基づき、本発
明に係る別の実施の形態を説明する。図18は上鋼板と
下鋼板の断面図、図19は上鋼板と下鋼板との間のコン
クリート打設前の断面図、図20は上鋼板と下鋼板との
間にコンクリートを打設して形成されたプレキャスト床
版の断面図、図21は隣り合うプレキャスト床版の添接
鋼板取り付け前の断面図、図22は上添接鋼板と下添接
鋼板の断面図、図23は隣り合うプレキャスト床版の添
接鋼板取り付け完了後の断面図、図24は同平面図であ
る。
【0040】上鋼板22と下鋼板24は、図18に示す
ように両端部のそれぞれの添接鋼板配置位置にボルト挿
通孔22a、24a及び必要に応じて適宜他の箇所にも
ボルト挿通孔22b、24bが穿孔されている。
【0041】このようにしてなる上鋼板22と下鋼板2
4は、図19に示すように、上鋼板22と下鋼板24と
のボルト挿通孔22aと24a、必要に応じて設けられ
た22bと24bに、上鋼板22と下鋼板24とを共通
するボルト27が挿通され、上鋼板22側及び下鋼板2
4側から上鋼板2と下鋼板24とから突出しているボル
ト27の端部にナット28を付けて締め付けられる。こ
のとき、ボルト27には、上鋼板22の内面側と下鋼板
24の内面側に位置する保持手段としてのナット33が
螺着されていて、上鋼板22と下鋼板24との間隔を一
定に保つようになっている。
【0042】ついで、図20に示すように上鋼板22と
下鋼板24間にコンクリート23を打設して鋼板とコン
クリートのサンドイッチ合成プレキャスト床版21を形
成する。
【0043】このようにしてなる該床版21は、隣り合
ってつぎのようにして継手構造が形成される。
【0044】まず、図21に示すように、連結されるべ
き床版21と床版21とを隣り合わせて位置させる。上
鋼板22と下鋼板24の端部の後述する上添接鋼板25
及び下添接鋼板26の配置位置のナット28は、ボルト
27からいったん取り外す。このナット28は、上下鋼
板の外側に位置することから、上下鋼板外側の締結治具
である。
【0045】ついで、図22に示すような上添接鋼板2
5及び下添接鋼板26を図23、図24に示すように隣
り合う床版21と床版21の上鋼板22と上鋼板22、
下鋼板24と下鋼板24とにそれぞれ架け渡す。
【0046】詳しくは、上添接鋼板25及び下添接鋼板
26は、それぞれ隣り合う床版21同士の上鋼板22か
ら突出しているボルト27端部、下鋼板24から突出し
ているボルト27端部の位置に合うボルト挿通孔25
a、26aが穿孔されている。上添接鋼板25は、隣り
合う上鋼板22と上鋼板22に、下添接鋼板26は、隣
り合う下鋼板24と下鋼板24にそれぞれ架け渡され
て、ボルト挿通孔25a、26aにそれぞれボルト27
端部が挿通される。この後、各ボルト27の端部にナッ
ト28を付けて締め付けることにより、床版21同士は
連結されて継手構造が形成される。32は継目間隙に充
填されたシール材である。
【0047】つぎに、図25乃至図28に基づき、上例
を基礎とした別の実施の形態を説明する。
【0048】図25は上鋼板と下鋼板の断面図、図26
は上鋼板と下鋼板との間のコンクリート打設前の断面
図、図27は上鋼板と下鋼板との間にコンクリートを打
設して形成されたプレキャスト床版の断面図、図28は
隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り付け前の断面
図、図29は上添接鋼板と下添接鋼板の断面図、図30
は隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り付け完了後
の断面図、図31は同平面図である。
【0049】図25に示すように、上鋼板22は、上面
鋼板22eの端部を一部切り欠き、段差修正用フィラー
鋼板22fをその下面に重ねて後述する打設コンクリー
トの端部位置まで延伸し、ボルト30及びナット31に
より締結してなる。なお、ここで、上面鋼板22eと段
差修正用フィラー鋼板22fとの締結は、ボルト30を
内面から外面に向けて挿通し、外面からナット31を付
けて締め付けることによりなるが、この逆の通常の方法
で行ってよいことはもちろんである。このようにしてな
る上鋼板22の段差修正用フィラー鋼板22fと下鋼板
24の端部の添接鋼板配置位置24cには、ボルト挿通
孔22a、24aがそれぞれ穿孔されている。なお、必
要に応じて適宜他の箇所にもボルト挿通孔22b、24
bが穿孔されている。
【0050】このようにしてなる上鋼板22と下鋼板2
4は、図26に示すように、上鋼板22の段差修正用フ
ィラー鋼板22fと下鋼板24とのボルト挿通孔22a
と24a、必要に応じて設けられたボルト挿通孔22b
と24bに、段差修正用フィラー鋼板22f側及び下鋼
板24側から段差修正用フィラー鋼板22fと下鋼板2
4とから突出しているボルト27の端部にナット28を
付けて締め付けられる。このとき、ボルト27には上鋼
板22の内面側と下鋼板24の内面側に位置するナット
33が螺着されていて、上鋼板22と下鋼板24との間
隙を一定に保つようになっている。なお、29はワッシ
ャーである。
【0051】ついで、図27に示すように、上鋼板22
と下鋼板24との間にコンクリート23を打設して、鋼
板とコンクリートのサンドイッチ合成プレキャスト床版
を形成する。
【0052】このようにしてなる床版21は、隣り合っ
てつぎのようにして継手構造が形成される。
【0053】まず、図28に示すように、連結されるべ
き床版21と床版21を隣り合って位置させる。上鋼板
22の段差修正用フィラー鋼板22fと下鋼板24の端
部の後述する下添接鋼板配置位置のナット28はボルト
27からいったん取り外す。このナット28は、上下鋼
板の外側に位置することから、上下鋼板外側の締結治具
である。
【0054】ついで、図29に示すような上添接鋼板2
5及び下添接鋼板26を図30、図31に示すように、
隣り合う床版21と床版21の段差修正用フィラー鋼板
22fと段差修正用フィラー鋼板22f、下鋼板24と
下鋼板24とにそれぞれ架け渡す。
【0055】詳しくは、上添接鋼板25及び下添接鋼板
26は、それぞれ隣り合う床版21同士の段差修正用フ
ィラー鋼板22fから突出しているボルト27端部、下
鋼板24から突出しているボルト27端部の位置に合う
ボルト挿通孔25a、26aが穿孔されている。上添接
鋼板25は、隣り合う段差修正用フィラー鋼板22fと
段差修正用フィラー鋼板22fに、下添接鋼板26は、
隣り合う下鋼板24と下鋼板24にそれぞれ架け渡され
て、ボルト挿通孔25a、26aにそれぞれボルト27
端部が挿通される。この後、各ボルト27端部にナット
28を付けて締め付けることにより、床版21同士が連
結されて継手構造が形成される。なお、32は継目間隙
に充填されたシール材である。
【0056】つぎに、上述の実施の形態に用いられるボ
ルト27とナット28の一例を実施の形態に即して以下
に示す。
【0057】図32は、先に述べた実施の形態に使用し
たボルト27とナット28の使用状態を示す。ボルト2
7は、上鋼板22とこれに添接される上添接鋼板25及
び下鋼板24とこれに添接される下添接鋼板26とを貫
通し、その端部にナット28が付けられる長さからな
る。このようにしてなるボルト27は上添接鋼板25、
上鋼板22、下鋼板24、下添接鋼板26を貫通すると
ともに上鋼板22と下鋼板24の内面側に位置して上鋼
板22と下鋼板24との間隔を一定に保持する保持手段
としてのナット33が螺着されている。上添接鋼板2
5、上鋼板22、下鋼板24、下添接鋼板26を挿通し
て突出しているボルト27の端部にはナット28が付け
られ、ナット28を締め付けることにより全体を合成す
る。なお、29はワッシャーである。
【0058】図33に示すボルト27、ナット28は、
図32に示すものと同様であるが、上鋼板22と下鋼板
24の間隔を一定に保持する保持手段が異なる。ここで
は、上鋼板22と下鋼板24との間に保持する間隔に相
当する長さのボルト挿通管34を位置させ、ボルト挿通
管34には、ボルト27の雄ねじに螺合する雌ねじが形
成されている。ボルト27はボルト挿通管34に挿通さ
れて螺着されている。
【0059】なお、本発明では、例示したボルト及びナ
ットの使用を継手構造の要素の一つとして説明してきた
が、その使用は、継手構造以外の箇所にも使用すること
のできることは、実施の形態を説明する図に示したとこ
ろにより明らかである。
【0060】
【発明の効果】本発明は上述のようにしてなるので、つ
ぎの効果を有する。
【0061】請求項1乃至請求項4において、プレキャ
スト床版をその製作時に、継手構造を形成する箇所に、
上鋼板と下鋼板を結合するボルトを配置して締め付けて
コンクリートを打設して合成する構造とし、該床版を連
結するに当っては、隣り合う床版の継手構造箇所の締め
付けを解除し、該箇所に添接鋼板を架け渡して、添接鋼
板に穿孔されたボルト挿通孔にボルトを挿通して再び締
め付けて、継手構造を形成するようにしたので、隣り合
う床版の間隙は、極めて少なく、従来のように現場での
コンクリート打設をしないままでの交通開放が可能とな
る。
【0062】請求項1及び請求項2において、プレキャ
スト床版をその製作時に、継手構造を形成する箇所の上
鋼板と下鋼板間にボルトの雄ねじに螺合する雌ねじを形
成した筒体を位置させ、ボルトを螺着することにより両
鋼板に打設されるコンクリートとを合成する構造とし、
該床版を連結するに当っては、隣り合う床版の継手構造
箇所のボルトを取り外し、該箇所に添接鋼板を架け渡
し、再びボルトを挿通して締め付けて継手構造を形成す
るようにしたので、隣り合う床版の間隙は、極めて少な
く、従来のように現場でのコンクリート打設をしないま
までの交通開放が可能となる。
【0063】また、連結は隣り合う床版の継手構造を形
成する箇所のボルトを取り外し、添接鋼板を架け渡し、
再びボルトを挿通して、添接鋼板を該床版に合成させる
という手順によるので、作業は容易で、作業能率の大幅
な向上に繋がる。また、締め付けは、外側から行うこと
ができるので、締め付け管理の精度を向上させることが
できる。
【0064】請求項2において、上面鋼板の端部を一部
切り欠き、上面鋼板下面に重ねて段差修正用フィラー鋼
板をコンクリート端部まで配置させたことにより、上添
接鋼板を配置することにより生ずる継手部表面の段差を
解消することができる。
【0065】請求項3及び請求項4において、プレキャ
スト床版をその製作時に、継手構造を形成する箇所に上
鋼板と下鋼板を貫通するボルトを挿通するとともにこの
ボルトに上鋼板と下鋼板との間隔を保持する保持手段を
併用し、上鋼板側と下鋼板側からボルトにナットを螺着
して締め付けることにより両鋼板間に打設されるコンク
リートとを合成する構造とし、該床版を連結するに当っ
ては、隣り合う床版の継手構造箇所のナットを取り外
し、該箇所に添接鋼板を架け渡し、再びナットを付けて
締め付けて継手構造を形成するようにしたので、隣り合
う床版の間隙は、極めて少なく、従来のように現場での
コンクリート打設をしないままでの交通開放が可能とな
る。
【0066】また、連結は隣り合う床版の継手構造を形
成する箇所のナットを取り外し、添接鋼板を架け渡し、
再びナットを付けて締め付けることにより添接鋼板を該
床版に合成させるという手順によるので、作業は容易
で、作業能率の大幅な向上に繋がる。また、締め付け
は、外側から行うことができるので、締め付け管理の精
度を向上させることができる。
【0067】請求項4において、上面鋼板の端部を一部
切り欠き、上面鋼板下面に重ねて段差修正用フィラー鋼
板をコンクリート端部まで配置させたことにより、上添
接鋼板を配置することにより生ずる継手部表面の段差を
解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上鋼板と下鋼板の断面図である。
【図2】上鋼板と下鋼板との間のコンクリート打設前の
断面図である。
【図3】上鋼板と下鋼板との間にコンクリートを打設し
て形成されたプレキャスト床版の断面図である。
【図4】隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り付け
前の断面図である。
【図5】上添接鋼板と下添接鋼板の断面図である。
【図6】隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り付け
完了後の断面図である。
【図7】隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り付け
完了後の平面図である。
【図8】別の実施の形態を示す上鋼板と下鋼板の断面図
である。
【図9】同上鋼板と下鋼板との間のコンクリート打設前
の断面図である。
【図10】同上鋼板と下鋼板との間にコンクリートを打
設して形成されたプレキャスト床版の断面図である。
【図11】同上添接鋼板と下添接鋼板の断面図である。
【図12】同隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り
付け前の断面図である。
【図13】同隣り合うプキャスト床版の添接鋼板取り付
け完了後の断面図である。
【図14】同隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り
付け完了後の平面図である。
【図15】本発明に用いられるボルトと筒体の一例を示
す説明図で、(A)はボルトの平面図、(B)は使用に
即した断面図である。
【図16】同説明図で、(A)はボルトの平面図、
(B)は使用に即した断面図である。
【図17】同説明図で、(A)はボルトの平面図、
(B)は使用に即した断面図である。
【図18】上鋼板と下鋼板の断面図である。
【図19】上鋼板と下鋼板との間のコンクリート打設前
の断面図である。
【図20】上鋼板と下鋼板との間にコンクリートを打設
して形成されたプレキャスト床版の断面図である。
【図21】隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り付
け前の断面図である。
【図22】上添接鋼板と下添接鋼板の断面図である。
【図23】隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り付
け完了後の断面図である。
【図24】隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り付
け完了後の平面図である。
【図25】別の実施の形態を示す上鋼板と下鋼板の断面
図である。
【図26】同上鋼板と下鋼板との間のコンクリート打設
前の断面図である。
【図27】同上鋼板と下鋼板との間にコンクリートを打
設して形成されたプレキャスト床版の断面図である。
【図28】同上添接鋼板と下添接鋼板の断面図である。
【図29】同隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り
付け前の断面図である。
【図30】同隣り合うプキャスト床版の添接鋼板取り付
け完了後の断面図である。
【図31】同隣り合うプレキャスト床版の添接鋼板取り
付け完了後の平面図である。
【図32】本発明に用いられるボルトと筒体の一例を示
す説明図で、(A)はボルトの平面図、(B)は使用に
即した断面図である。
【図33】同説明図で、(A)はボルトの平面図、
(B)は使用に即した断面図である。
【図34】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プレキャスト床版 2 上鋼板 2a ボルト挿通孔 2b ボルト挿通孔 2e 上面鋼板 2f 段差修正用フィラー鋼板 3 コンクリート 4 下鋼板 4a ボルト挿通孔 4b ボルト挿通孔 5 上添接鋼板 5a ボルト挿通孔 6 下添接鋼板 6a ボルト挿通孔 7 筒体 8 ボルト 9 ワッシャー 10 ボルト 11 ナット 12 シール材 13 ねじ棒 21 プレキャスト床版 22 上鋼板 22a ボルト挿通孔 22b ボルト挿通孔 22e 上面鋼板 22f 段差修正用フィラー鋼板 23 コンクリート 24 下鋼板 24a ボルト挿通孔 24b ボルト挿通孔 25 上添接鋼板 25a ボルト挿通孔 26 下添接鋼板 26a ボルト挿通孔 27 ボルト 28 ナット 29 ワッシャー 30 ボルト 31 ナット 32 シール材 33 ナット 34 ボルト挿通管

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上鋼板と下鋼板の間にコンクリートを打
    設して形成される鋼板とコンクリートのサンドイッチ合
    成プレキャスト床版において、該床版を、該床版が隣り
    合って連結される上鋼板と上鋼板及び下鋼板と下鋼板と
    のそれぞれの添接鋼板配置位置にボルト挿通孔を穿孔
    し、上鋼板と下鋼板とのボルト挿通孔間にボルト挿通孔
    に挿通されるボルトの雄ねじに螺合する雌ねじを形成し
    た筒体を位置させ、それぞれのボルト挿通孔よりボルト
    を挿通して締め付けた後、コンクリートを打設して形成
    し、該床版同士を、隣り合って連結される該床版の上鋼
    板と上鋼板及び下鋼板と下鋼板のそれぞれの添接鋼板配
    置位置に挿通されているボルトを取り外した後、隣り合
    う該床版の上鋼板と上鋼板に両上鋼板のボルト挿通孔位
    置に合うボルト挿通孔を穿孔した上添接鋼板を、下鋼板
    と下鋼板に両下鋼板のボルト挿通孔に合うボルト挿通孔
    を穿孔した下添接鋼板をそれぞれ架け渡し、各ボルト挿
    通孔にボルトを挿通して締め付けることにより連結する
    ことを特徴とする鋼板とコンクリートのサンドイッチ合
    成プレキャスト床版の継手構造。
  2. 【請求項2】 上鋼板は、上面鋼板の端部を一部切り欠
    き、上面鋼板下面に重ねて段差修正用フィラー鋼板をコ
    ンクリート端部まで配置し、この上に上添接鋼板を延伸
    し、上面鋼板側と上添接鋼板上側の段差をなくすように
    したことを特徴とする請求項1に記載の鋼板とコンクリ
    ートのサンドイッチ合成プレキャスト床版の継手構造。
  3. 【請求項3】 上鋼板と下鋼板の間にコンクリートを打
    設して形成される鋼板とコンクリートのサンドイッチ合
    成プレキャスト床版において、該床版を、該床版が隣り
    合って連結される上鋼板と上鋼板及び下鋼板と下鋼板と
    の各添接鋼板配置位置にボルト挿通孔を穿孔し、このボ
    ルト挿通孔に上鋼板と下鋼板を貫通するボルトを挿通す
    るとともに、上鋼板と下鋼板との間隔を保持手段により
    保持した後、上鋼板側及び下鋼板側からボルトにナット
    を付けて締め付け、上鋼板と下鋼板間にコンクリートを
    打設して形成し、該床版同士を、隣り合って連結される
    該床版の上鋼板と上鋼板及び下鋼板と下鋼板のそれぞれ
    の添接鋼板配置位置に挿通されているボルトに付けたナ
    ットをはずした後、隣り合う該床版のナットをはずした
    ボルトのボルト位置に合うボルト挿通孔を穿孔した上添
    接鋼板と下添接鋼板とを上鋼板と上鋼板、下鋼板と下鋼
    板にそれぞれ架け渡してボルト挿通孔にボルトを挿通し
    た後、各ボルトにナットを付けて締め付けることにより
    連結することを特徴とする鋼板とコンクリートのサンド
    イッチ合成プレキャスト床版の継手構造。
  4. 【請求項4】 上鋼板は、上面鋼板の端部を一部切り欠
    き、上面鋼板下面に重ねて段差修正用フィラー鋼板をコ
    ンクリート端部まで配置し、この上に上添接鋼板を延伸
    し、上面鋼板側と上添接鋼板上側の段差をなくすように
    したことを特徴とする請求項3に記載の鋼板とコンクリ
    ートのサンドイッチ合成プレキャスト床版の継手構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110258227A (zh) * 2019-05-28 2019-09-20 江苏金贸科技发展有限公司 一种整体受力的预制拼装面板
CN111851997A (zh) * 2020-08-07 2020-10-30 唐山昱邦新型建材有限公司 叠合板后浇段模板施工方法
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CN114263288A (zh) * 2022-01-14 2022-04-01 哈尔滨工业大学 一种钢板混凝土夹芯耗能防护结构及其制作方法

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