JPH04140B2 - - Google Patents

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JPH04140B2
JPH04140B2 JP60171635A JP17163585A JPH04140B2 JP H04140 B2 JPH04140 B2 JP H04140B2 JP 60171635 A JP60171635 A JP 60171635A JP 17163585 A JP17163585 A JP 17163585A JP H04140 B2 JPH04140 B2 JP H04140B2
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JP
Japan
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concrete
steel girder
hole
slab
mounting member
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JP60171635A
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JPS6233958A (ja
Inventor
Hiroo Kishida
Hirofumi Takenaka
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HARUMOTO IRON WORKS
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HARUMOTO IRON WORKS
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば鋼桁などにコンクリート床
版を固定的に設置するコンクリート床版の固定構
造に関する。
背景技術 第6図は典型的な先行技術を示す斜視図であ
る。鋼桁1の上フランジ1aには、複数のジベル
2が植設される。この鋼桁1に固定的に設置され
るコンクリート床版3には、前記ジベル2に対応
した位置に透孔4が予め形成されている。コンク
リート床版3を鋼桁1に取付けるにあたつては、
透孔4内にジベル2が配置されるよう上フランジ
1a上にコンクリート床版3を乗載して、このよ
うな状態で透孔4内にモルタルやコンクリートな
どの充填剤を注入して一定期間養生する。これに
よつてコンクリート床版3が鋼桁1上に固定され
る。
発明が解決しようとする問題点 上記先行技術では、コンクリート床版3が老朽
化して取替える際にコンクリート床版3のみを切
断・除去するだけでなく、ジベルをも除去しなけ
ればならず、したがつて新たなコンクリート床版
3を取付けるときには、鋼桁1に新たにジベル2
を打直す必要がある。したがつて取替え作業の手
間がかかるとともにコストアツプにもつながる。
本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、
コンクリート床版の取替え作業が容易であり、か
つ施工期間を短縮化することができ、しかも取替
え作業費を低減するようにしたコンクリート床版
の固定構造を提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明は、鋼桁12の上フランジ25に、ボル
ト29の軸部が挿通する第1の透孔孔28が形成
され、 平坦な接合部16と、この接合部16の両端か
ら直角に延びる一対の脚部17,18とを有する
剛性の金属製の取付部材15,15bが準備さ
れ、この取付部材の前記各脚部材17,18の外
側面に、外方に向けて突出する突起19が突設さ
れ、前記接合部16にボルト29の軸部が挿通す
る第2の透孔20,33が形成され、 前記接合部16の底面40とコンクリート部分
14の下面14aとが一平面内にあるように前記
取付部材15にコンクリートを打設してコンクリ
ート床版13が形成され、 このコンクリート床版13は、前記取付部材1
5が鋼桁12の軸線方向Aに沿つて延びかつ第1
の透孔28と第2の透孔20とが連通した状態で
鋼桁12の上フランジ25上に載置され、 第1および第2の透孔28;20,33にボル
ト29の軸部の挿通し、これらの透孔28;2
0,33から突出する前記ボルト29の軸部にナ
ツト30を螺着して締付け、これによつて前記コ
ンクリート床版13が鋼桁12に固定されること
を特徴とするコンクリート床版の固定構造であ
る。
作 用 本発明に従えば、鋼桁の上フランジには第1の
透孔が形成され、取付部材の接合部には前記第1
の透孔に対応して第2の透孔が形成される。この
取付部材は前記接合部の両端から直角に延びる一
対の脚部を有し、これらの脚部には外方に突出す
る突起が設けられる。このような取付部材にコン
クリートを打設して、接合部の底面とコンクリー
ト部分の下面とが一平面内にあるコンクリート床
版が形成される。このコンクリート床版は、前記
鋼桁の上フランジ上に載置される。この状態では
前記第1および第2の透孔が一致しており、各透
孔にボルトの軸部を挿通してナツトを締付け、こ
うしてコンクリート床版が鋼桁に固定される。
前記取付部材は鋼桁の軸線方向に沿つて延びて
おり、したがつてコンクリート床版と鋼桁とはそ
の取付部材を介して連結され、高い剛性で取付け
ることができる。しかも取付部材には前記突起が
設けられるので、コンクリート部分と取付部材と
を大きな定着力で一体化することができる。さら
に既設のコンクリート床版が老朽化して取替えの
際には、従来のようにコンクリート床版を切断し
て除去したり、あるいはジベルを打直す必要がな
く、したがつて新たにジベルを鋼桁に溶接する必
要がなくなり、取替え作業を容易かつ迅速に行つ
て、取替え作業に要するコストの低減を図ること
ができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例の断面図であり、第
2図は第1図の平面図であり、第3図はその斜視
図である。これらの図面を参照して、橋梁11
は、一定の間隔をあけて配置される鋼桁12と、
この鋼桁12に固定的に設置されるコンクリート
床版13とを含む。このコンクリート床版13
は、平板状のコンクリート部分14と、このコン
クリート部分14を鋼桁12に取付けるための剛
性の金属製取付部材15とを含む。
この取付部材15は、コンクリート部分14の
下面14aに外部に露出する底面40が面一とな
るように配置される平坦な接合部16と、この接
合部16の両端から接合部16に直角に延びる一
対の脚部17,18とを含む。
この脚部17,18の外側面には、外方に向け
て延びる突起19が突設される。この突起19は
取付部材15の橋軸方向(第1図の紙面に垂直方
向)に平行な部材軸方向Aに沿つて一直線上に複
数個設けられる。この突起19によつて取付部材
15をコンクリート部分14に大きな定着力で確
実に固定することができる。接合部16には、第
2の透孔20が部材軸方向Aに沿つて間隔をあけ
て複数個形成される。コンクリート部分14に
は、この透孔20に臨んで一端が開口し、他端が
上方に開口した注入孔21が形成される。この注
入孔21は、上方に向かうに連れて大径となる大
略的にカツプ状に形成されている。
鋼桁12は、上フランジ25と、下フランジ2
6と、上フランジ25と下フランジ26とを連結
するウエブ27とを有する。上フランジ25に
は、前記接合部16の透孔20に対応した位置に
第1の透孔28が形成される。
このような構成を有する鋼桁12にコンクリー
ト床版13を取付けるにあたつては、まず上フラ
ンジ25上に接合部16が当接するようにコンク
リート床版13を乗載する。このような状態でボ
ルト29を注入孔21から挿入して、そのボルト
29の軸部を各透孔20,28に順次挿通させ、
このボルト29の透孔28から下方に露出した部
分にナツト30を螺合させて締付ける。こうして
コンクリート床版13が、鋼桁12に固定され
る。その後注入孔21内にモルタルあるいはセメ
ントなどの充填剤を、コンクリート部分14の上
面14bと面一になるまで充填する。さらに隣接
するコンクリート床版13の空間60にモルタル
あるいはセメントなどの充填剤を注入する。これ
によつて各隣接するコンクリート床版13が連接
される。
こうして、架設された橋梁11が長年の使用に
より、コンクリート部分14が老朽化して、その
ためコンクリート部分14を取替える必要が生じ
る。このようなコンクリート部分14を取替える
にあたつては、ナツト30をボルト29から取外
すことによつて、コンクリート床版13が鋼桁1
2から取外される。そして新たなコンクリート床
版13を前述した工程によつて、鋼桁12に取付
ける。こうしてナツト30をボルト29から取外
すことによつて、コンクリート床版13を鋼桁1
2から簡単に取外すことができ、そのため比較的
短時間で、しかも簡単にコンクリート床版13を
鋼桁12から取外すことが可能となる。したがつ
て従来のようにコンクリート床版13を切断・除
去する必要はなく、またジベルを打直す必要もな
い。そのため、従来に比べて作業性が格段に向上
するとともに、取替えコストを低減することが可
能となる。
第4図は本発明のさらに他の実施例のコンクリ
ート床版13bの断面図であり、第5図はその斜
視図である。この実施例は、前述の実施例に類似
し、対応する部分には同一の参照符を付す。注目
すべきはこの実施例では、取付部材15bの接合
部16に形成されている第2の透孔としてのねじ
孔33に、予めボルト29が上方側から螺合し
て、下端部29aが接合部16から下方に突出す
るように備えられている。このような構成を有す
るコンクリート床版13bを鋼桁12に取付ける
場合には、ボルト29の下端部29aが上フラン
ジ25の透孔28を挿通して、下方に露出した部
分にナツト30を螺合する。これによつてコンク
リート床版13bが鋼桁12に固定される。な
お、鋼桁12からコンクリート床版13bを取外
す場合には、ナツト30を緩めてボルト29から
取外すことによつて行なうことができる。
前述の実施例では、橋梁の鋼桁12に取付けら
れるプレキヤスト床版などであるコンクリート床
版13,13bについて説明したけれども、ビル
デイングなどの床にも本発明に従うコンクリート
床版13,13bを好適に実施することができ
る。
効 果 以上のように本発明によれば、コンクリート床
版を取付ける作業を簡単でかつ迅速に行なうこと
が可能となるとともに、施工期間の短縮化を図る
ことができる。さらにはコンクリート床版を取替
える際に、従来のように床版の切断・除去やジベ
ルなどを打直す必要がなく、したがつて作業性が
向上し、かつ取替えコストの低減をも図ることが
できる。
特に本発明によれば、剛性の金属製取付部材を
鋼桁の軸線方向Aに沿つて延びて配置したので、
鋼桁からの応力、特に軸線方向Aの引張り応力を
前記取付部材によつて抗することができ、コンク
リート床版が鋼桁に固定された状態において全体
として高い剛性を得ることができる。
また取付け時にはナツトをボルトに螺着し、取
外し時にはボルトからナツトを外すだけでコンク
リート床版を鋼桁に取付けまたは取外すことがで
きるので、新たなコンクリート床版との交換作業
が容易であり、施工期間を短縮することができ
る。
さらに前記取付部材には突起を設けるようにし
たので、コンクリート部分と取付部材とを高い定
着力で一体化することができ、したがつて取付部
材に鋼桁から大きな応力が作用しても、容易にコ
ンクリート部分から取付部材が剥離してしまうお
それはなく、これによつてもまた高い剛性を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のコンクリート床版
13の断面図、第2図はコンクリート床版13の
平面図、第3図はコンクリート床版13の斜視
図、第4図はさらに他の実施例のコンクリート床
版13bの断面図、第5図はコンクリート床版1
3bの斜視図、第6図は典型的な先行技術を示す
斜視図である。 11……橋梁、12……鋼桁、13,13b…
…コンクリート床版、14……コンクリート部
分、15,15b……取付部材、16……接合
部、17,18……脚部、19……突起、20,
28……透孔、21……注入孔、29……ボル
ト、30……ナツト、33……ねじ孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鋼桁12の上フランジ25に、ボルト29の
    軸部が挿通する第1の透孔28が形成され、 平坦な接合部16と、この接合部16の両端か
    ら直角に延びる一対の脚部17,18とを有する
    剛性の金属製の取付部材15,15bが準備さ
    れ、この取付部材の前記各脚部材17,18の外
    側面に、外方に向けて突出する突起19が突設さ
    れ、前記接合部16にボルト29の軸部が挿通す
    る第2の透孔20,33が形成され、 前記接合部16の底面40とコンクリート部分
    14の下面14aとが一平面内にあるように前記
    取付部材15にコンクリートを打設してコンクリ
    ート床版13が形成され、 このコンクリート床版13は、前記取付部材1
    5が鋼桁12の軸線方向Aに沿つて延びかつ第1
    の透孔28と第2の透孔20とが連通した状態で
    鋼桁12の上フランジ25上に載置され、 第1および第2の透孔28;20,33にボル
    ト29の軸部を挿通し、これらの透孔28;2
    0,33から突出する前記ボルト29の軸部にナ
    ツト30を螺着して締付け、これによつて前記コ
    ンクリート床版13が鋼桁12に固定されること
    を特徴とするコンクリート床版の固定構造。
JP17163585A 1985-08-02 1985-08-02 コンクリート床版の固定構造 Granted JPS6233958A (ja)

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JP17163585A JPS6233958A (ja) 1985-08-02 1985-08-02 コンクリート床版の固定構造

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JPS6233958A JPS6233958A (ja) 1987-02-13
JPH04140B2 true JPH04140B2 (ja) 1992-01-06

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